キャットフードの正しい保存方法をご存知ですか?
最近はパッケージの袋にチャックが付いているため、そのまま使ったり容器に移し替えたりと、さまざまな方法で保存していることでしょう。
キャットフードは愛猫の体に入るもののため、いつでも安全なものを与えたいですよね。
そこで本記事では、キャットフードの正しい保存方法について解説します。
キャットフードの賞味期限についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の結論
- キャットフードは空気に触れることで酸化するため、保存方法が大事
- 酸化したフードは栄養価が落ちたり、病気の原因になることも
- 開封前、開封後で保存方法が異なるため、それぞれ適した保存が大切
- ドライフード、ウェットフードなどフードの特徴に合わせた保存方法を選ぶ
プレゼント企画やお友だち限定企画も用意してありますので、友だち追加お待ちしております!
目次
キャットフードを安全に食べ切るためには保存方法が重要
私たち人間が口にする食べものと同じように、キャットフードにも賞味期限・消費期限が設けられており、時間が経つにつれて少しずつ劣化していきます。
劣化を少しでも遅らせるためには、適切な方法でキャットフードを保存することが重要です。
フードの種類の種類によって性質は異なるので、特徴をよく理解し、それぞれに合った方法で保存しましょう。
劣化・酸化したキャットフードを与えてしまうと、お腹を壊してしまうのはもちろん、アレルギーを引き起こすおそれもあります。
劣化したキャットフードを食べる危険性については、後ほど詳しく解説します。
キャットフードの酸化とは
キャットフードが空気に触れることで、フードに含まれる脂質の性質が変化し、品質や色・匂いに変化が見られます。これが、キャットフードの酸化です。
賞味期限が過ぎているかどうかはパッケージを見れば分かりますが、ほかの容器に移してしまった場合など、「このフード、まだ大丈夫かな?」と判断がつかないこともありますよね。
ここでは、酸化したキャットフードの特徴や、古くなったキャットフードを与える危険性について解説します。
酸化したキャットフードの特徴
酸化したキャットフードには、以下のような特徴が見受けられます。
- 変色している
- ニオイが弱くなっている
- 柔らかくなっている
- ベタつきがある
ウェットフードの場合は明らかに匂いが変わったり黒ずんできたりと、すぐに変化に気がつくでしょう。
しかし、ドライフードはもともと香りが弱く茶色い粒が多いことから、ニオイ・色の変化に 気が付きにくいのが特徴です。
フードに触ってみてベタつきがあれば酸化している可能性が高いため、愛猫に与えるのは控えて処分しましょう。
猫に酸化したキャットフードを与える危険性
酸化したキャットフードを与えると、愛猫の健康に悪影響を及ぼします。
古いキャットフードを与えることで考えられる危険性は、以下のとおりです。
- 食いつきが悪くなる
- 栄養素が不足する
- 下痢や嘔吐を引き起こす可能性がある
風味が落ちることによって、食いつきが悪くなることはよくあります。
特にフードの種類を変えておらず、「開封したてのときはよく食べていたのに……」という様子があれば、劣化が原因となっているかもしれません。
酸化したフードはアレルギーの原因にもなる
酸化したフードは下痢や嘔吐を引き起こすだけでなく、アレルギーの原因にも繋がるといわれています。
キャットフードに含まれる脂質が酸化すると悪玉コレステロールに変化し、体内に蓄積されていきます。
これらの悪玉コレステロールは、アレルギーや癌を引き起こすことも。
フードが古くなることでビタミン類も酸化してしまい、本来得られるはずの栄養素が不足してしまう可能性もあります。
あわせて読みたい
キャットフードを保存する際の基本ルール
キャットフードの保管には、ドライフード・ウェットフード共通の注意点がいくつかあります。
大切な愛猫には、安全なキャットフードを食べさせてあげたいですよね。
少しでもキャットフードの品質を長く保つため、基本的な保存の方法を押さえておきましょう。
ここでは、キャットフードを保存する際の基本ルールを解説します。
できるだけ空気にふれさせない
ドライフード・ウェットフードなど種類に関わらず、フードが空気に触れることで酸化が進みます。
開封後はなるべく空気に触れさせないよう、密閉容器やジッパーバッグなどに入れて保存しましょう。
ドライフードの場合は大容量の商品も販売されていますが、まとめて密閉容器に入れてしまうと開け閉めをする際に空気に触れてしまいます。
まとめて密閉容器に入れるのではなく、1食分や1日分に小分けして、容器やジッパーバッグに保存するのがおすすめです。
高温多湿を避ける
高温多湿の環境はダニが繁殖しやすいため、注意が必要です。
特に梅雨や夏場は湿気がこもりやすいため、主に以下のような場所での保存は避けるのが賢明です。
- キッチンや洗面所下の収納
- 密閉された棚の中
- ガレージ
- 軒下
キャットフードの保管には風通しのよい場所がおすすめです。
寝室など日が当たりづらい部屋や、広いクローゼットの中に保存するとよいでしょう。
温度差が激しい場所は避ける
温度差によって結露が生じ、湿気を含むことでカビが発生しやすくなります。
1日を通して温度が変わりづらい場所で保管しましょう。
「冷蔵庫なら安心なのでは?」と思われがちですが、実は冷蔵庫はキャットフードの保管には不向き。
ものを取り出すために1日に何度も開け閉めをするので温度差が生じやすく、結露の原因になるといわれています。
冷蔵庫以外で、温度管理のできる場所を探してみましょう。
直射日光が当たらないようにする
直射日光が当たる場所も、キャットフードの保管には不向きです。
「未開封の状態なら空気に触れないし、酸化もしないのでは?」と思いがちですが、直射日光が当たることで袋の中の温度が上がり、酸化が進みます。
直射日光が当たりやすい窓際などを避け、日が差しにくい暗所を選びましょう。
ニオイの強いものの側に置かない
ニオイの強いものの側にキャットフードを置いていると、ニオイが移ってしまうおそれがあります。
猫は味よりもニオイで食べ物を判別するため、キャットフードのニオイが変わってしまうと食欲不振の原因に。
賞味期限にはまだ余裕があり、酸化が進んでいるようには感じないのに、あまり食べてくれないこともあります。
他にニオイが強いものが近くにないか、他のニオイが混ざっていないか確認してみてください。
開封前のキャットフードの保存方法と使用期限
キャットフードの消費期限は、開封前と開封後、またフードの種類によって異なります。
開封前のキャットフードの消費期限の目安は、以下のとおりです。
種類 | 開封前の使用期限の目安 |
---|---|
ドライフード | 約1年~1年半 |
ウェットフード・缶詰 | 約2年~3年 |
長持ちしないイメージが強いウェットフードですが、未開封の状態であればドライフードよりも長く持ちます。
万が一の災害時などに備えて、ウェットフードを何食分かストックしておくのもおすすめです。
いずれの場合も、前述のキャットフードの保存の基本ルールを徹底しましょう。
開封後のキャットフードの保存方法と使用期限
開封後は、ドライフードとウェットフードでは使用期限や保存方法が異なります。
それぞれの特徴を理解し、適切な方法で保存することで、風味や鮮度を保つことができますよ。
使用期限についても正しく理解し、愛猫に期限切れのフードを与えないようにしましょう。
ここでは、ドライフード・ウェットフードの使用期限や、開封後の保存方法をご紹介します。
ドライフードは密閉容器に入れて常温保存
開封後のドライフードは、空気になるべく触れないよう密閉容器に入れて常温保存しましょう。
1食分ずつジッパーバッグに入れて小分けしたり、真空パックを利用して完全に空気を抜いてしまえばよりキャットフードが長持ちします。
おしゃれなガラス製の容器に移し替えれば、インテリアによく馴染みます。
ドライフードは1袋に入っている容量が多く、食べきるまでに酸化が進みやすいのがデメリットです。
少しでも美味しく食べられる期間を延ばせるよう、購入時のパッケージのまま使用するのではなく、酸化を防ぐための工夫を行いましょう。
開封後のドライフードの使用期限は約1か月
種類 | 開封後の使用期限の目安 |
---|---|
ドライフード | 約1か月 |
ウェットフードに比べて、ドライフードは開封後の消費期限が比較的長いのがメリットです。
しかし、日々空気に触れることで少しずつ酸化が進んでいくため、消費期限を必ず守りましょう。
あわせて読みたい
ウェットフードは別の容器に移して冷蔵保存
ウェットフードの場合は、開封後はパウチや缶詰から別の容器に移し、冷蔵庫で保管しましょう。
未開封のウェットフードは常温での長期保存が可能ですが、水分量が多いため開封後は急速に劣化が進みます。
空気に触れさせないよう密閉容器に移し替えて、冷蔵庫に入れましょう。
開封後はなるべく当日以内に食べきるのが理想ですが、どうしても食べきれない場合は、ラップなどで小分けして冷凍保存がおすすめです。
ただし、冷凍保存の場合も3~4日以内には食べきるようにしましょう。
開封後のウェットフード・缶詰の使用期限は1日
未開封であれば長期保存が可能なウェットフードですが、開封後は1日以内に食べきる必要があります。
種類 | 開封後の使用期限の目安 |
---|---|
ウェットフード・缶詰 | 1日 |
水分を多く含むウェットフードは雑菌が湧きやすく、腐敗が早いのがデメリット。
腐敗が進んだキャットフードを与えると嘔吐・下痢などを引き起こします。
食べきれなかった場合「もったいない」と感じてしまいがちですが、速やかに処分しましょう。
あわせて読みたい
キャットフードの保存方法以外に気を付けるべきこと
ここまでに、キャットフードの適切な保存方法について解説してきました。
キャットフードをより安全に与えるために、保存方法以外に気をつけるべきポイントをご紹介します。
ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
愛猫の消費に合わせて使いきれる量を選ぶ
日々愛猫が食べる量に合わせて、消費期限内に食べ切れる容量のキャットフードを選びましょう。
大容量パック、高級フードなどさまざまな種類がありますが、消費期限を過ぎてしまい食べられなくなってしまっては、意味がありません。
また、猫は食べムラが多く、それまで食べていたフードに飽きて興味が薄くなることも珍しくありません。
1か月を目安に食べ切れる量のフードを選び、数種類の味のフードをローテーションするのがよいでしょう。
フードの製造年月日や賞味期限を確認する
キャットフードを与える前に、製造年月日や賞味期限・消費期限は必ず確認しましょう。
期限切れのフードは風味が落ちており、食いつきが悪くなったりご飯への興味が薄れたりしてしまいます。
パッケージに製造年月日や賞味期限が記載されておらず、いつ購入したか分からない場合は、与えるのは控えましょう。
容器を入れ替える際には開封日・賞味期限が分からなくならないよう、ラベルなどにメモしておくのがおすすめです。
あわせて読みたい
セール品や訳ありフードの購入は避ける
セール品や訳ありフードは価格が安く魅力的に感じますが、おすすめはできません。
「訳あり」などを謳って安く売り出しているフードは、賞味期限が近いなどの理由で早く売り切ってしまいたいという意図があるものも多く、品質がよいとはいえないことも多いです。
また、ペットフードは人間の食品ほど厳しい規定で管理されておらず、価格だけで判断すると、品質の悪いフードにあたる可能性も。
必ず信頼できるお店・メーカーから、安全なフードを入手するようにしましょう。
ふやかしたご飯の作り置きはNG
子猫やシニア猫の場合は、ドライフードをお湯やミルクでふやかして与えることもあります。
ふやかしたご飯は作り置きせず、毎回ご飯の時間に新しく作ってあげましょう。
水分を含んだフードは、空気に触れることで急激に劣化します。
雑菌が湧いたフードを食べると健康に悪影響を及ぼすため、注意が必要です。
また、ふやかしたご飯を食べ残した際には、放置せずに速やかに片付けましょう。
食べ残したフードは処分する
愛猫がキャットフードを残してしまった際、もったいなく感じてしまいますが、残ったフードは処分しましょう。
外気に触れたキャットフードは酸化が進むだけでなく、猫の唾液に触れることで雑菌が繁殖します。
数時間後、お腹が空いたときに再度食べるのは衛生的にもよくないため、食べ残してから20分~30分程度を目処に片付けましょう。
おすすめのキャットフード保存容器
キャットフードを保存する際、あると便利なアイテムをご紹介します。
愛猫にいつでも美味しくキャットフードを食べてもらうためには、酸化や劣化の防止が重要です。
ぜひアイテムを活用して、キャットフードの品質をキープしましょう。
PERCUST チャック付きアルミ袋
アルミ製のジッパーバッグはドライフードを小分けにして保存でき、遮光性の高いアルミ素材が直射日光を防ぎます。
しっかりと空気を抜いてチャックを閉めれば、酸化防止にも繋がりますよ。
ラベルステッカーも付いているので、なにが入っているのか、いつ開封したのかなどメモしておけるのも嬉しいポイントです。
自宅での利用だけでなく、ペットホテルなどに預ける際にも便利です。
キャットフードだけでなく、コーヒー豆など人間用の食銀保存にも活用できますよ。
本体サイズ | 外寸:幅21cm×高さ31cm/内寸:幅18.7cm×高さ26.5cm |
---|---|
本体重量 | 360g |
容量 | - |
原産国 | - |
素材 | アルミニウム |
フードの入れ方 | 直接 |
機能 | 遮光、防湿、気密 |
サクラペットフード オリジナルフードストッカー
計量カップ付きのフードストッカーは、カップがそのままキャップになっているため、なくしてしまう心配もありません。
ニオイ漏れを防止する設計になっており、蓋の内側にはパッキンも付いているので湿気も防止できます。
プラスチック製なので、丸洗いできるのも大きなメリットです。
本体サイズ | 幅15cm×奥行15cm×高さ23cm |
---|---|
本体重量 | 240g |
容量 | 約1kg |
原産国 | - |
素材 | - |
フードの入れ方 | 直接 |
機能 | 計量カップ付き |
山崎実業 密閉 袋ごと ペットフードストッカー
パッケージ袋のまま、丸ごと入れられるフードストッカーは品質をより適切に保てるストッカー。
パッキン付きの蓋でしっかりと密閉でき、「キャットフードの品質は保ちたいけど、いちいち入れ替えるのはちょっと面倒……。」という人にぴったりです。
ハンドルも付いているので持ち運びもラクちんで、計量カップも付属しています。
ホワイトまたはブラックのシンプルなデザインなので、インテリアの邪魔にならないのも嬉しいポイントですね。
本体サイズ | 幅28cm×奥行16.5cm×高さ28.5cm |
---|---|
本体重量 | 880g |
容量 | 6L |
原産国 | 日本 |
素材 | 容器:ポリプロピレン/蓋:ABS樹脂/パッキン:シリコーン/計量カップ:アクリル樹脂 |
フードの入れ方 | 袋ごと |
機能 | 耐熱耐冷、計量カップ付き |
この記事の執筆者
nademo編集部
編集部
「いつまでも どこまでも」必要な情報を理解するだけではなく、心もお腹も満たされるような日々のために。
&nademo(アンドナデモ)のコンセプトをもとに、飼い主さんとペットが安堵できる時間を演出します。
※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
※ 本記事はnademoが独自に制作しており、メーカー等から商品提供を受けることもありますが、記事内容や紹介する商品の意思決定には一切関与していません。
※ 記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がnademoに還元されることがあります。
※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。