猫の食事

子猫のドライフードをふやかすのはいつまで?切替時期や正しいふやかし方

子猫のドライフードをふやかすのはいつまで?切替時期や正しいふやかし方

子猫にあげていた離乳食も、成長するにつれドライフードに切り替える時が来ると思います。

噛む力が弱く、まだ消化器官も成猫のようにはしっかりしていない子猫。

そのため最初の数ヶ月は、ふやかして柔らかくしてあげる必要があります。

いつまでふやかす必要があるのか、ふやかし方のポイントや、通常のドライフードに切り替えるタイミングなどをご紹介します。

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nademo編集部

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子猫のドライフードをふやかすのはいつまで?

子猫にドライフードをふやかして与える期間は、生後3~4ヶ月頃までにしましょう。

3ヶ月以内にカリカリの状態であげると、まだ咀嚼力が弱い子猫にとっては食べづらく、食べてくれないことがあります。

逆にこの時期を過ぎてもずっとふやかしてあげ続けていると、カリカリを食べてくれなくなる可能性もあります。

適度なタイミングでの切り替えが必要になるということも同時に覚えておきましょう。

離乳期の猫に固形フードを与えてはいけない

子猫は消化能力が未発達なので、いきなり硬いフードを与えると、消化しきれずにお腹を壊してしまうことがあります。

まずは離乳食から始めて、その後はウェットフードや、ドライフードをふやかして柔らかくしたものをあげることにしましょう。

柔らかいものだと消化も良く、まだ歯が生え揃っていない子猫でも噛むことができます。

子猫にふやかしたドライフードを与えるメリット

ふやかしたドライフードを与えることで得られるメリットはとても多く、多少手間であってもそのひと手間が大事です。

美味しく食べられば、成長期にしっかりと食べて体を作ってくれるので、ぜひこのひと手間をかけてあげましょう!

胃腸に優しく消化吸収がしやすくなる

子猫の消化器官は成猫ほど発達していないため、硬い食べ物だと胃腸に負担をかけてしまいます。

そのため、ドライフードをあげる場合はふやかして柔らかくしてあげると胃腸に優しく消化吸収しやすくなります。

生後3~4ヶ月頃にはちょうど消化機能も発達してくる頃なので、その時期までは柔らかいものをあげるようにしましょう。

香りが強くなることで食欲が刺激される

ドライフードの状態でも香りはありますが、お湯でふやかすと温まることで、より香りが豊かになります。

美味しそうな香りがすることで、食欲が刺激されて食いつきが良くなります。

ふやかして時間が経つと香りが弱くなるため、その場合はレンジで10秒ほど軽く温め直すこともおすすめです。

フードと一緒に水分も補給できる

ドライフードに含まれている水分量は10%程度とごくわずかなので、たっぷりの飲み水を別に用意する必要があります。

ただ、お湯でふやかせばその水分がフードに吸収されるため、一緒に水分補給することができます。

お湯でふやかすのはひと手間ですが、その分、ドライフードで不足しがちな水分を補えるメリットがあるのです。

一気に食べても喉につまらない

一気食いする猫の場合、硬いドライフードを咀嚼しきれずに喉に詰まらせてしまうこともあります。

お湯でふやかした場合、柔らかくなっているので噛みやすく、その心配がありません。

咀嚼力の弱い子猫の時期なら、なおさら柔らかくしないと詰まってしまう恐れがあるので、ぜひふやかしたものをあげるようにしましょう。

歯がなくても食べやすくなる

子猫の時期は、まだ歯が生え揃っていないため、硬いものを噛み砕くことができず、食べづらい頃です。

硬いドライフードも、お湯でふやかして柔らかくした状態であれば離乳食のように食べやすくなります。

歯が生えて噛む力がついてくる生後3~4ヶ月頃までは、柔らかい状態のものをあげた方が良いでしょう。

子猫に与えるドライフードの正しいふやかし方

ふやかし方はとても簡単で、ドライフードにぬるま湯を入れてあげればOKです。

詳しい手順は下記の通りとなっています。

  1. 深めの器に1食分のドライフードを入れる
  2. 30~40℃のぬるま湯や猫用ミルクをフードがひたひたになるように注ぐ
  3. 10分ほど浸しておく
  4. 硬さを確認する
  5. ふやかし終わったら食べやすいように少し潰して与える

カリカリのキャットフードを最初はイメージすると思いますが、子猫の頃はおかゆのようなものをイメージしましょう。

人間の赤ちゃんでも同様ですが、しっかりとふやかしてあげることで、より食べやすくなりますよ。

子猫にふやかしたドライフードを与える際の注意点

「ドライフードをふやかせばいい」といっても、相手は子猫です。注意点も多くなってきます。

大事なポイントも多いので、ぜひチェックしておいてくださいね!

熱湯でふやかさないようにする

電子レンジで温める方法もありますが、それだと加熱したときにムラができ、場合によっては焦げてしまうこともあります。

お湯や温めた猫用ミルクでふやかすことをおすすめしますが、温度は30度前後のぬるま湯がベスト。

理由は2つあり、1つは熱湯でふやかすと、ドライフードに含まれるビタミンなどの栄養分が熱で壊れてしまうため。

2つ目は、熱湯だと熱すぎて猫が舌を火傷してしまうためです。熱湯で作ってしまった場合は、冷ました状態であげましょう。

ふやかしたときのお湯や猫用ミルクは捨てずに与える

ドライフードをふやかした後のお湯や猫用ミルクは捨てずに与えましょう。

ふやかした後のお湯や猫用ミルクには、ドライフードに含まれるビタミンなどの成分が溶け込んでいます。

栄養素をたっぷり含んだものですし、水を飲まない場合の水分補給にもなります。

食べ残したフードはすぐに捨てる

ふやかしたフードを食べ残した分は、すぐに捨てるようにしましょう。

長時間置くと鮮度が失われ、香りも風味も落ちるので、子猫は食べなくなります。

湿気を含んでいるため傷みやすくなり、雑菌が繁殖する原因ともなります。

特に傷みやすい梅雨の時期や夏場ならなおさら早めに捨てましょう。

必ず1食分ずつふやかす

手間ですが、大事な愛猫の健康を守るためにも1食ごとにふやかしてあげるのが理想です。

食べ残して時間が経ち、傷んだフードを食べてしまうと、お腹を壊したりして危険だからです。

面倒だからと大量にふやかしたものを作り置きし、少しずつあげるのもNGですよ。

常にふやかしたてで新鮮な状態のフードを食べさせてあげましょう。

1日1回は歯のケアをする

ふやかしたフードをあげる時、1日1回は歯のケアをしてあげましょう。

硬いドライフードであれば歯磨き効果も得られますが、ウェットで柔らかいものは歯に付きやすいというデメリットがあります。

放置していると歯石が付着したり口内環境が悪化しやすくなりますので、食べた後は口の中をチェック。

口の中に残っている場合は無理のない範囲で取ってあげましょう。無理矢理はもちろんNGです。

子猫にふやかしたドライフードを与える回数・量

子猫は1回に食べられる量が少ないため、ご飯は1日3回~4回くらいに分けて与えるのが理想です。生後6ヶ月まではこの回数を目安にしてください。

少食の子の場合、6回くらいまでに回数を増やしてもいいでしょう。

ご飯の量は購入したフードに記載されている給餌量を目安に与えましょう。

ただし、まだ体が小さい内はしっかりと食べて体を作らなければいけないので、必要量は食べてもらわなければいけません。

1回の量が少なかったとしても、1日で必要な量を食べてもらえるようにふやかすなど、工夫が必要です。

ふやかした猫用ドライフードから固形フードへの切り替え方

ふやかしたドライフードから固形ドライフードに移行するときは、1週間から10日ほどかけて、少しずつ水分量やふやかす時間を減らしていきます。

ドライフード10に対して1の割合程度とし、水を徐々に減らしたり、ふやかす時間を10分より短くしていくことで段々と硬くなります。

最初は指でつぶせるくらいの柔らかさから、最終的には硬い固形のドライフードを食べてもらうようにしましょう。

切り替えたときは消化不良が起きていないかをチェック

ふやかしたドライフードから通常の固形ドライフードに戻し始めた頃は、体調不良を起こすこともあります。

もし、ゆるい便をするようなら消化不良を起こしている可能性を考えましょう。

フードを切り替えた直後に消化不良になる子もいます。あげる回数を減らしたり、フードと水分の割合を変えてみて様子を見ます。

それでも改善が見られないときは、すぐに動物病院で診てもらいましょう。

猫用ドライフードの保存方法

猫は嗅覚が鋭いため、劣化したドライフードの匂いに敏感に反応して食べなくなってしまいます。

未開封のものは、直射日光に当たらない風通しが良い場所で保管しましょう。開封済みのものは空気に触れないよう密閉して保存します。

小分けにした小袋タイプのものもあるので、フレッシュさを保ちつつ使い切ることができますよ。

切り替えのタイミングやスピードは猫によって異なる

切り替えのタイミングやスピードは愛猫によってそれぞれ異なります。

急に変えてしまうと、食欲がなくなってしまったり、下痢や嘔吐などの症状が出てしまう子もいるので、切り替え後は特に注意して見守ってあげてください。

食べている様子や健康状態を見ながら、慌てずにゆっくりとその子に合ったタイミングで切り替えていきましょう。

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