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犬はバナナを食べても大丈夫!でも与え方や最適な量には注意

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犬はバナナを食べても大丈夫!でも与え方や最適な量には注意

人間にとってバナナは身近な果物ですが、犬に食べさせても大丈夫なのでしょうか?

結論から言えば、バナナは犬にとっても栄養価が高く、美味しく食べられる果物です。

バナナは細かく切ったり、焼いて調理しても良い食材なので、愛犬と一緒におやつ感覚で食べられます。

犬は飼い主の食べ物に興味を示すことも多いので、一緒に楽しめるのは嬉しいですよね。

この記事では犬にバナナを与えるときの、与え方や最適な量、注意点などを解説しています。

バナナを使ったおすすめレシピもご紹介していますので、興味のある方はぜひ参考にしてくださいね。

この記事の結論

  • バナナは犬も美味しく食べられるフルーツ
  • バナナを与えるときは必ず皮を剥いて、中身だけを与える
  • バナナの量は1日の必要カロリーの10%~20%程度に抑える
  • 腎臓病や心臓病、尿路結石症の犬にはバナナを与えてはいけない

担当執筆者

桐谷肇

桐谷 肇

編集部

2021年の12月に保護猫シェルターからキジトラの男の子をお迎えしました。
猫を飼うのが初めてで戸惑うこともありましたが、今では日常に欠かせない大切な存在になっています。
現在はnademo編集部でペットと過ごす上で大切な知識や情報をご紹介しています。

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バナナは犬が食べても大丈夫な果物

バナナは人間にとっても犬にとっても栄養豊富で、美味しく食べられる果物です。

犬の体に対して有毒な成分は含まれていないので、安心して食べられるでしょう。

脂質はほとんどなく、糖質やビタミン、ミネラルなどを消化に負担をかけることなく補給できます。

与えすぎは禁物ですが、愛犬が食べやすい方法で与えてあげると良いでしょう。

犬にバナナを与えていいのは生後6ヶ月を過ぎてから

バナナは犬に与えても大丈夫な食べ物ですが、与えるのは生後6ヶ月を過ぎてからにしましょう。

栄養価の高いバナナですが、食物繊維が豊富に含まれているので、下痢や便秘になってしまうことがあります。

しっかりと栄養を摂って体をつくりたい時期にお腹の調子を崩しては大変ですよね。

食生活に偏りが出ないように、きちんと主食を食べる習慣が整うまで、子犬にバナナを与えるのは控えましょう。

高齢犬に与える際には注意が必要

反対に高齢犬であったとしてもバナナは大丈夫ですが、バナナはカリウムを多く含む食べ物です。

シニア期以降は特に、腎臓機能が低下してきている子も多くなってきます。仮に腎不全であれば、高カリウム血症になる可能性も高く、カリウムを下げる処置が必要になることも。

そんな子にカリウムの豊富なバナナを与えてしまうと危険なので、愛犬の体調管理と把握は徹底しておきましょう。

バナナに含まれる主な栄養素

手軽に美味しく食べられるバナナですが、どの様な栄養が含まれているのでしょうか?

ここではバナナに含まれる主な栄養素について解説していきます。

糖質

バナナにはブドウ糖やショ糖、果糖やでん粉など、様々な糖質が含まれています。

それぞれの糖は吸収のスピードが違い、ブドウ糖やショ糖が吸収が早いのに対し、果糖やでん粉はゆっくりと吸収されます。

特にでん粉は米類やイモ類に含まれる糖質で血糖値の上昇が緩やかなのが特徴。

バナナは吸収が早い糖とゆっくりな糖の両方を含んでいるため、食べた直後に満足感を得られるだけでなく、腹持ちが良いという利点があります。

タンパク質

バナナはタンパク質を可食部100gあたり1.1gほど含んでいます。

タンパク質は筋肉の材料になったり、骨格の成長を促進するために必要な栄養素です。

含まれている量は少なめですが、主食のドッグフードと一緒に食べることで、バランス良く栄養を摂取できるでしょう。

食物繊維

食物繊維は便通を良くする効果があるので、便秘気味の子には食物繊維を多く含んだバナナを食べると良いかもしれません。

バナナに含まれる食物繊維は不溶性と水溶性の2種類があります。

不溶性食物繊維は消化されずに便の量をかさ増しし、大腸を刺激することで便秘の解消に。

水溶性食物繊維は水に溶けてゼリー状になり、小腸での栄養吸収を緩やかにして血糖値の上昇を抑える効果があります。

不溶性・水溶性に関わらず、食物繊維には腸内環境を整える効果があるので、愛犬の様子を見て適切な量を食べさせてあげられると良いですね。

ポリフェノール

ポリフェノールには犬の体内で抗酸化作用を発揮し、体を酸化から防いでくれる機能があります。

体の酸化は老化現象を促進するだけでなく、糖尿病や動脈硬化の原因にもなります。

バナナは果物の中でも非常に多くのポリフェノールを含んでいるため、継続的に食べることで健康の維持に効果が期待できるでしょう。

ポリフェノールは少し熟したバナナに多く含まれているので、完熟したバナナを選ぶのも良いかもしれません。

ミネラル

  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム

ミネラルは体の構成材料になったり、生体機能の調整を行う栄養素です。

バナナには主に上記のミネラルが含まれており、神経や筋肉の機能を正常に整えたり、骨を丈夫に保つ効果があります。

含有量は糖や食物繊維に比べて微量ですが、体を健康に保つためには欠かせません。

犬は毎日の散歩など、良く体を動かす動物なので、ミネラルが不足しないように日頃から注意しておくことが大切です。

ビタミン

  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ナイアシン(ビタミンB3)
  • ビタミンB6
  • 葉酸
  • ビタミンC

バナナには上記の様にビタミンB群やビタミンCといった栄養が含まれています。

ビタミンB群は糖質の代謝や皮膚の健康維持に欠かせません。

欠乏すると食欲不振や肌荒れの原因になるため、積極的に摂りたい栄養素です。

また、ビタミンCは抗酸化作用で体を酸化から守ってくれるだけでなく、丈夫な骨や筋肉を維持するために必要な栄養です。

ビタミンCは犬が体内で合成できる栄養素ですが、自身で生産できる量だけでは1日の必要量に足らないため、ご飯やおやつからしっかりと補給することが重要。

栄養バランスに配慮して美味しいご飯を用意してあげましょう。

犬のバナナの与え方

バナナは焼いたり煮たりしなくても、そのままで美味しく食べられる果物です。

肥満にならないように注意しながら適切な量を与えましょう。

ここでは愛犬にバナナを与えるときの注意点について説明します。

必ず皮を剥いてから与える

バナナを与える際は必ず皮を剥いてから、中身だけを与えてください。

皮のみを食べたり与えたりする人はまずいないと思いますが、バナナの皮は厚く、消化に適していません。

皮を剥かずに与えると腸で詰まって腸閉塞になってしまう危険性があります。

バナナはそのまま与えても大丈夫な果物ですが、必ず皮を剥いて与えましょう。

小さく切ったり、すりつぶしてから与える

バナナをそのまま与えると、大きくてのどに詰まらせてしまうかもしれません。

食べやすい様に小さめにカットしたり、すりつぶして与えましょう。

バナナは主食として与えるよりもおやつやトッピングとして利用するのがおすすめです。

愛犬のお口のサイズに合わせて、ドッグフードに適量加えたり、手作りおやつの材料として使いましょう。

愛犬に与えるバナナの量とタイミング

手軽に与えられるバナナですが、与える量やタイミングは重要です。

ここではバナナの摂取量の目安や、おすすめの与え方についてお話します。

バナナの量は1日の必要カロリーの10%~20%

バナナは栄養価の高い食べ物ですが、食べすぎは栄養バランスの偏りや肥満の原因になるため禁物です。

1日の必要カロリーの10%~20%程度にとどめましょう。

バナナは腹持ちが良く、カロリーも低めですが主食ではありません。

1日に与えて良い量は超小型犬で1/4本、小型犬で1/2本、中型犬で1本、大型犬で2本ほどが目安です。

きちんと主食のドッグフードから栄養が取れるように与えすぎに気をつけましょう。

バナナはおやつや食欲低下時のトッピングで与える

バナナを食欲が低下したときのトッピングとして与えるのもおすすめです。

犬は嗅覚で食べ物を判断するので、バナナが好きな子には非常に効果的。

すりつぶしたり、細くスライスするなど、好みの方法でトッピングしてあげましょう。

バナナは栄養価が高く消化にもやさしいので、トッピングとしてとても優れた食材です。

犬にバナナを与えるときの注意点

バナナの栄養や与え方についてお話してきましたが、バナナを犬に与えるときには注意が必要な場合もあります。

バナナが愛犬の体質に合っていなかったり、与え方を間違えると、健康に悪い影響を及ぼしてしまうこともあるかもしれません。

ここでは犬にバナナを与えるときの注意点について解説していきます。

人用のバナナ加工品は避ける

  • 市販のバナナジュース
  • 市販のバナナケーキ
  • 市販のバナナチップス など

人間用の食品は美味しいように砂糖がコーティングしてあったり、賞味期限を伸ばすために保存料が使用されていることが少なくありません。

人間にとっては無害でも、犬にとっては有害な添加物もあるので避けたほうがよいでしょう。

また、バナナが使われている食品にはチョコバナナのように犬が食べられないものもあります。

チョコレートは犬が食べると中毒症状を引き起こしてしまうため、間違って与えてしまうと非常に危険。

愛犬にバナナを与えるときは人用のバナナ加工食品を避け、余分な添加物が含まれていないかなどをチェックしてから与えましょう。

与えすぎないように注意

上記でも説明しましたが、バナナは主食ではないので総カロリーの10%~20%程度が摂取量の目安です。

与えすぎると肥満になるだけでなく、栄養バランスも偏るため、与え過ぎが慢性化すると病気のリスクも高まります。

健康な体をつくるには総合栄養食の表記のあるドッグフードをメインに与えて、バナナはおやつかトッピングとして利用するのが良いでしょう。

与えると喜んでくれるからといって、たくさんバナナを与えるのはおすすめできません。

正しい食生活を送る補助として上手に活用しましょう。

アレルギーがある場合は与えない

バナナは犬にとって有害な成分を含まない食べ物ですが、稀にアレルギーを発症する犬もいます。

アレルギーを起こすと嘔吐や下痢、かゆみを引き起こす場合があるので注意が必要です。

初めてバナナを食べさせるときには少量を与えて、異常がないかしっかり観察しましょう。

様子がおかしい場合は、すぐに動物病院へ相談してください。

加熱して与える場合は、人肌以下に冷ます

犬はアツアツの食べ物を好みません。加熱して与える場合は人肌以下に冷ましてから与えましょう。

加熱すると香りが立つため、愛犬の食欲をそそりますが、熱すぎると舌を火傷してしまうかもしれません。

犬は野生だった時代に食べていた獲物の温度が38℃~40℃ほどだったことから、人肌程度の温度の食べ物を好みます。

犬にとって食べやすい温度まで冷ましてから食べさせてあげましょう。

腎臓病や心臓病のある犬には与えない

バナナに含まれるカリウムは腎臓病や心臓病を抱える犬にとって、制限が必要な成分です。

カリウムは健康であればナトリウムと一緒に尿として排出されますが、腎機能の低下している犬はカリウムを上手く排泄できず、体内に蓄積してしまいます。

血液中のカリウムの濃度が高くなると高カリウム血症になり、手足のしびれや嘔吐などの症状を引き起こすことに。

症状が悪化すると不整脈を起こして、最悪の場合心臓が止まることもあります。

腎臓や心臓に病気がある場合はバナナを与えるのを控えましょう。

尿路結石症を経験した犬には与えない

尿路結石症になったことがある犬もバナナは控えたほうがよいでしょう。

バナナにはシュウ酸やカルシウム、マグネシウムなど、結石の原因となる成分が含まれています。

シュウ酸とカルシウムが結合するとシュウ酸カルシウム結晶になり尿路結石を誘発したり、マグネシウムが尿中に増えるとストルバイト結石のリスクが高まります。

尿路結石症は犬種や体質によって発症しやすい犬とそうでない犬がいるので、注意が必要な場合はバナナの摂取は控えましょう。

バナナを使った手作りおやつレシピ!

バナナを使ったシンプルな手作り料理のレシピをご紹介します。

バナナは調理をしなくても美味しく食べられますが、ひと手間かけることでより美味しさや味わいの幅が広がります。

人間も一緒に食べられるヘルシーなメニューをご紹介していますので、愛犬と一緒におやつを楽しみたい方はぜひ参考にしてくださいね。

バナナチップス

バナナチップスは、パリパリっとした食感がたまらない嗜好性の高いおやつです。

バナナを細かく輪切りにして、オーブンで焼くだけ。愛犬用として、味付けはしないようにしましょう。

自然な甘さとパリパリの食感は生のバナナとは違った美味しさがあり、人間も美味しく食べられます。

バナナヨーグルト

バナナと合わせてよく食べられるヨーグルトは、整腸作用もあるため人間用としても人気。

ヨーグルトも犬が食べられるものなので、バナナを小さくカットしたらヨーグルトと合わせるだけ。とても簡単です。

ただし、加糖ヨーグルトは使わないようにしましょう。プレーンの無糖のみがおすすめです。

バナナ以外に犬に与えてもいい果物、避けるべき果物

種類判定
みかん
アケビ
アセロラ
アボカド×
イチゴ
イチジク×
オレンジ
キウイフルーツ
グァバ
グレープフルーツ×
サクランボ
ザクロ
スイカ
スターフルーツ×
スモモ×
ドラゴンフルーツ
ドリアン
パイナップル
パッションフルーツ
パパイア
ビワ
ブドウ×
ブルーベリー、ベリー類
プルーン×
マンゴー
メロン
モモ
ライチ
リンゴ
レモン
×

バナナと一緒に覚えておきたい、犬に与えてはいけない食べ物は上記の通りです。

人間には健康に良いものでも、犬にとっては有害な場合があるので注意しましょう。

上の表で○のついているリンゴやキウイ、パイナップルなどはタンパク質分解酵素を含むので消化のサポートになる果物です。先ほど紹介したヨーグルトとバナナのおやつのように、愛犬の好みに合わせて与えても良いでしょう。

また、みかんやオレンジなどの柑橘系のフルーツは食べても良いとは言われているものの、食物繊維や水分が多く、消化不良になる可能性があるため、与えるときは注意が必要です。

上の表でば×がついているぶどうやイチジク、プルーンなどの果物は犬にとって有害な成分を含んでいるので、絶対に与えてはいけません。

犬が消化できない食べ物を口にしてしまうと、下痢や嘔吐、重篤な中毒症状を引き起こしてしまう危険性があるので、愛犬にフルーツを与えるときは必ず食べさせても大丈夫な食材か、確認してから与えましょう。

この記事の執筆者

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桐谷肇

桐谷 肇

編集部

2021年の12月に保護猫シェルターからキジトラの男の子をお迎えしました。
猫を飼うのが初めてで戸惑うこともありましたが、今では日常に欠かせない大切な存在になっています。

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