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【完全ガイド】コリー犬の種類と特徴まとめ|コリー種の違いとは?

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コリー犬の種類

優雅な姿と賢さで知られる「コリー」。映画やドラマでもおなじみの犬種で、その美しい被毛や忠誠心の高さから、世界中にファンが多い犬種です。

しかし一口に「コリー」といっても、実はラフ・コリーやスムース・コリーなどいくつかの種類があり、それぞれに異なる特徴や性格があります。

本記事では、コリー犬の種類やそれぞれの違い、歴史や飼い方のポイントまでを詳しく解説していきます。

この記事の結論

  • コリーはイギリスを原産地とする犬種で、温和な性格の犬種が多い
  • コリーの名を持つ犬種は主に4種類存在し、いずれも家庭犬として人気
  • もともとは牧羊犬として発展しており、判断力に長けている犬種である
  • 運動量が多い犬種でもあることから、十分な広さと運動時間が必要

nademo編集部

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コリーとはどんな犬?基本情報と歴史

コリー

コリーは、スコットランドやイングランド北部を原産とする牧羊犬で、知性と従順さを兼ね備えた犬種です。

特にラフ・コリーやスムース・コリーが有名で、長毛・短毛の違いがあります。温和な性格と家族への深い愛情から、家庭犬としても人気があります。

その他にも、ボーダー・コリーやビアデッド・コリー、そしてコリーの名を持たないもののシェットランド・シープドッグもコリー種とされていることがあります。

また、しつけのしやすさと警戒心の強さを活かし、近年ではセラピー犬や介助犬としても活躍しています。優雅な容姿と賢さが魅力の犬種です。

コリーの起源と歴史的背景

コリーの起源は、古代のスコットランドやイングランド北部の牧羊文化にあります。名前の由来は、スコットランドの「コリード・シープ(顔が黒い羊)」に由来するといわれています。

農村部で羊の群れを管理するために育成され、俊敏さと知性に優れていたことから、牧羊犬として高く評価されました。

19世紀にはビクトリア女王が愛したことをきっかけに、その美しさと品格が注目を集め、徐々に家庭犬としての地位も確立していきました。

基本的に賢く優秀な性格であることから、家庭犬として現在でも人気の高い犬種となっています。

牧羊犬としての役割と特性

コリーは本来、羊や牛などの家畜を群れとしてまとめる牧羊犬として発展してきた犬種です。

広い視野と優れた判断力、主人の指示に迅速に従う従順さを持ち合わせており、過酷な自然環境でも高い作業能力を発揮します。

また、音に敏感で警戒心が強いため、番犬としても優れています。無駄吠えが少なく、集中力が高いため、作業中でも安定したパフォーマンスを維持できるのが特長です。

これらの特性は現代でも家庭犬として活かされていますので、コリー種は飼いやすい犬種と言えるでしょう。

映画『名犬ラッシー』での人気の背景

コリーの人気を不動のものにしたのが、映画やテレビドラマで世界的に有名となった『名犬ラッシー』です。

1940年代に初登場して以来、ラフ・コリーが主人公のラッシーとして描かれ、賢く勇敢で忠誠心にあふれた犬として多くの人々の心をつかみました。

特にラッシーが困っている人を助けたり、家族を守ったりするシーンは感動的で、子どもから大人まで幅広い世代に愛される存在となったのです。

これにより、コリーは「忠実な家庭犬」の象徴となり、世界中で知名度が高まりました。

コリー種の扱い

犬種名主な特徴外見的特徴性格と適応力
ラフ・コリー優雅な長毛、映画「名犬ラッシー」のモデル豊かな長毛、セーブル、トライカラーなど穏やかで優しい、子供好き、忠実、長毛の手入れが必要
スムース・コリー短毛で活動的、ラフ・コリーと遺伝的に近い短く密な被毛、ラフ・コリーと同じ毛色活発で賢い、訓練性能が高い、手入れが比較的容易
ボーダー・コリー非常に高い知能と運動能力、牧羊犬として活躍筋肉質、スムースとラフの被毛、ブラック&ホワイトなど多様な毛色、立ち耳非常に賢く学習意欲が高い、活発、運動量と精神的な刺激が重要
ビアデッド・コリー顎の長い被毛(ビアード)が特徴的、陽気で遊び好き長いウェーブがかった被毛、ブラック、ブラウン、ブルーなど、垂れ耳、ひげが特徴明るく陽気、遊び好き、人間好き、子供や他のペットとも友好的、毎日の運動が必要
シェットランド・シープドッグ小型で優雅、賢く忠実、「小型のラフ・コリー」とも呼ばれる長く豊かな被毛、セーブル、トライカラー、ブルーマールなど、立ち耳、小型賢く忠実、警戒心がやや強い、社交的、運動量は中程度、しつけやすい

コリーは一括りにされがちですが、実際には犬種団体ごとに扱い方法が異なります。

国際的な団体や日本国内の団体では、それぞれの視点や基準に基づいてコリーを扱っており、犬種名や種別、スタンダード(犬種の理想的な姿)にも違いがあります。

例えば、ラフ・コリーとスムース・コリーを同一犬種と見なす団体もあれば、別犬種として取り扱うところもあります。

愛犬家が飼育や登録を検討する際には、各団体の分類基準を理解しておくことが重要です。

ジャパンケンネルクラブ(JKC)

  • ラフ・コリー
  • スムース・コリー
  • ボーダー・コリー
  • ビアデッド・コリー

ジャパンケンネルクラブ(JKC)は日本国内で最も大きな犬種登録団体であり、国際畜犬連盟(FCI)に加盟しています。

JKCでは、コリー犬種を「コリー(ラフ)」と「コリー(スムース)」の2種類に分類し、同一犬種の被毛タイプ違いとして扱っています。

どちらも「グループ1(牧羊犬・牧畜犬)」に属しており、原産国であるイギリスのスタンダードを基本としています。

ショーや審査においては、毛の長さによって評価が異なることもあり、細かい基準が設けられています。

この2犬種とは異なり、同じコリーという名を持つ犬種が、ボーダー・コリーとビアデッド・コリーの2種類です。

JKCではこの4犬種を明確に分類しているというわけではなく、「コリー」という名を持つ登録されている犬種が、この4犬種です。

日本コリークラブ(NCC)

  • ラフ・コリー
  • スムース・コリー
  • ボーダー・コリー
  • シェットランド・シープドッグ

日本コリークラブ(NCC)は、主にラフ・コリーを中心に取り扱う専門団体で、日本国内におけるラフ・コリーの保存と繁殖に力を入れています。

NCCでは、ラフ・コリーを独立した犬種として重視しており、スムース・コリーの扱いは限定的です。

また、JKCとは異なり独自の基準を設けており、特に容姿や気質に関する細かなスタンダードを設けることで、純血性の維持やショークオリティの追求に力を入れています。

日本でラフ・コリーを深く理解したい場合、NCCの資料や活動は非常に参考になります。

コリー犬種の種類と特徴

コリー

コリー犬には主に「ラフ・コリー(ロングヘアード・コリー)」と「スムース・コリー(ショートヘアード・コリー)」の2種類が存在します。

これらは基本的に同一犬種とされることが多く、違いは被毛の長さと質感にあります。どちらも牧羊犬として発展し、高い知能と忠誠心を持ち、家庭犬としても人気です。

また、これとは別に「ボーダー・コリー」や「ビアデッド・コリー」も“コリー”の名を持ちますが、系統が異なる別犬種として分類されます。

外見や性格にはそれぞれ特徴があり、飼い主のライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

ラフ・コリー(ロングヘアード・コリー)

ラフ・コリーは長く美しい被毛を持つコリー犬種で、その優雅な姿から「名犬ラッシー」のモデルとして世界的に知られています。

元々はスコットランドで牧羊犬として活躍していましたが、現在ではその美しい見た目と温和な性格から、家庭犬やショードッグとして人気を集めています。

飼い主への忠誠心が強く、子どもや高齢者にも優しい性格をしています。

定期的な被毛のケアが必要ですが、落ち着いた性格でしつけもしやすいため、初めての飼育でも選ばれることが多い犬種です。

優しく穏やかで明るい

飼い主に従順

無駄吠えは少ない

多くの運動量が必要

 その他情報

原産地 イギリス
犬種グループ 1G:牧羊犬・牧畜犬
大きさ 大型
平均寿命 12歳~16歳
なりやすい病気 コリーアイ症候群(コリー眼異常),股関節形成不全,胃腸炎
参考価格 24万円~40万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 セーブル&ホワイト,トライカラー,ブルーマール

体高

男の子61cm
女の子56cm

体重

男の子27kg~34kg
女の子22kg~29kg

ラフ・コリーの外見的特徴

ラフ・コリーは、長くふさふさとしたダブルコートが特徴的で、特に首周りの豊かな飾り毛は「ラフ(毛襟)」と呼ばれています。

体は細身ながら筋肉質で、優雅で洗練された印象を与えます。

目はアーモンド型で知的な表情をしており、耳は半立ち耳が理想とされています。被毛のカラーはセーブル&ホワイト、トライカラー、ブルーマールなどがあります。

被毛は抜けやすく、特に換毛期には大量に抜けるため、週に数回のブラッシングが必要です。

美しさを維持するには日常的な手入れが欠かせません。

ラフ・コリーの性格と飼いやすさ

ラフ・コリーは非常に賢く、人懐っこい性格が魅力です。家族への忠誠心が強く、子どもや高齢者とも良好な関係を築くことができます。警戒心もありつつ攻撃性は低く、番犬としても優秀です。

また、しつけへの反応がよく、基本的なコマンドをすぐに覚えるため、初心者にも扱いやすい犬種といえるでしょう。

ただし、被毛の手入れや毎日の散歩など、それなりの手間はかかります。

室内飼いにも向いていますが、十分な運動時間を確保することが大切です。

スムース・コリー(ショートヘアード・コリー)

スムース・コリーは、ラフ・コリーと同じルーツを持つ短毛のコリー犬種です。基本的な体格や性格はラフ・コリーとほぼ同じですが、被毛が短くメンテナンスが容易な点が特徴です。

イギリスをはじめヨーロッパで古くから牧羊犬として使われており、耐候性のある被毛により過酷な環境でも活動できる能力があります。

日本ではラフ・コリーほどの知名度はありませんが、活動的で賢く、家庭犬としても非常に優れた性質を持っています。見た目のスマートさも人気の理由です。

とても陽気で活発

とても懐きやすい

警戒心から吠えることも

運動量が豊富

 その他情報

原産地 イギリス
犬種グループ 1G:牧羊犬・牧畜犬
大きさ 大型
平均寿命 12歳~14歳
なりやすい病気 コリーアイ症候群(コリー眼異常),進行性網膜萎縮症(PRA),肘関節脱臼,下痢
参考価格 30万円前後
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 ダブルコート
毛色 セーブル&ホワイト,トライカラー,ブルーマール

体高

男の子56cm~61cm
女の子51cm~56cm

体重

男の子20.5kg~29.5kg
女の子18.0kg~25.0kg

スムース・コリーの外見的特徴

スムース・コリーの最大の特徴は、名前の通り滑らかで短い被毛です。ラフ・コリーのような飾り毛はありませんが、そのぶん体のラインが際立ち、スポーティで引き締まった印象を与えます。被毛は短く密生しており、風雨を防ぐ耐久性に優れています。

毛色はラフ・コリーと同様、セーブル&ホワイト、トライカラー、ブルーマールなどが一般的です。

耳や顔の形状はラフ・コリーとほぼ同じで、アーモンド型の瞳が知性を感じさせます。毛の手入れが楽なため、忙しい人にも向いています。

スムース・コリーの性格と適応力

スムース・コリーは非常に知能が高く、落ち着いた性格と適応力の高さを兼ね備えています。

人と接するのが好きで、家庭内では穏やかに過ごす一方、外では活発に遊ぶバランスの取れた犬種です。

初対面の人や犬に対してはやや慎重な面もありますが、基本的にはフレンドリーで社交的です。

また、ラフ・コリーに比べて被毛の手入れが簡単なため、忙しい家庭や高齢者世帯でも比較的飼いやすいとされています。都市部での室内飼育にも適しており、順応性の高い犬種です。

ボーダー・コリー

ボーダー・コリーは、その卓越した知能と運動能力で世界的に知られる犬種です。

牧羊犬としての長い歴史を持ち、羊を群れで誘導する能力は他の犬種の追随を許しません。非常に賢く、学習意欲が高い犬種です。

さまざまなトレーニングに意欲的に取り組み、アジリティやフリスビーなどのドッグスポーツでその才能を発揮します。活発で運動量も豊富なので、十分な運動時間を確保できる環境が理想的です。

飼い主に対しては忠実で愛情深いですが、その高い知能を満たすための精神的な刺激も重要です。単調な生活はストレスにつながる可能性があるため、知的な遊びやトレーニングを取り入れると良いでしょう。

明るくて活発な性格

飼い主に忠実で懐きやすい

よく吠える

運動能力が高く、多くの運動量が必要

 その他情報

原産地 イギリス
犬種グループ 1G:牧羊犬・牧畜犬
大きさ 中型
平均寿命 10歳~17歳
なりやすい病気 股関節形成不全,コリーアイ症候群(コリー眼異常),水晶体脱臼,白内障,皮膚炎
参考価格 20万円~50万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 スムースコート,ロングコート
毛色 ブラック&ホワイト,レッド&ホワイト,ブルー&ホワイト,セーブル&ホワイト,クリーム&ホワイト,レッドマール,ブルーマール,チョコレート,トライカラー

体高

男の子48cm~56cm
女の子46cm~53cm

体重

男の子14kg~20kg
女の子12kg~19kg

ボーダー・コリーの外見的特徴

ボーダー・コリーは、均整の取れた体格と、知的な眼差しが印象的な犬種です。筋肉質で引き締まった体つきをしており、敏捷性に優れています。

被毛は、スムースとラフの2つのタイプがあり、それぞれにブラック&ホワイト、レッド&ホワイト、ブルーマールなど、多様な毛色が存在します。

立ち耳で、常に周囲の状況を鋭く観察しているような表情が特徴的です。

ボーダー・コリーの性格と適応力

ボーダー・コリーは、犬の中でも特に知能が高い犬種として知られています。非常に学習能力が高く、さまざまなトレーニングに意欲的に取り組みます。

活発で運動能力も高く、アジリティやフリスビーなどのドッグスポーツでその才能を発揮します。

飼い主に対して忠実で愛情深い一方、知的欲求を満たすための十分な運動と刺激が不可欠です。

広いスペースでの運動や、知的な遊びを取り入れることで、その能力を最大限に引き出すことができます。

ビアテッド・コリー

ビアテッド・コリーは、顎に生えたふさふさとした「ひげ(ビアード)」が特徴的な、陽気で愛らしい犬種です。

そのユニークな外見と、人懐っこい性格で多くの人々に愛されています。明るく陽気で、遊び好きな性格をしています。

人間とのコミュニケーションを非常に好み、特に子供がいる家庭では素晴らしい遊び相手となるでしょう。他の犬やペットとも友好的に接することができ、多頭飼育にも比較的適しています。

活発な犬種なので、毎日の散歩や運動は欠かせません。また、知的好奇心も旺盛なため、さまざまな遊びやトレーニングを通じて、心身ともに満足させてあげることが大切です。

長時間の留守番は苦手とする傾向があるため、できるだけ一緒に過ごせる時間を作ってあげましょう。

優しく穏やかな性

人懐っこく甘えん坊

吠えることは少ない

活発で多くの運動量が必要

 その他情報

原産地 スコットランド
犬種グループ 1G:牧羊犬・牧畜犬
大きさ 大型
平均寿命 14歳~15歳
なりやすい病気 白内障,アトピー性皮膚炎,進行性網膜萎縮症(PRA),股関節形成不全
参考価格 20万円前後
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 スレートグレー,ブラック,ブルー,ブラウン,サンディ,フォーン

体高

男の子53cm~56cm
女の子51cm~53cm

体重

男の子18kg~27kg
女の子18kg~27kg

ビアテッド・コリーの外見的特徴

ビアテッド・コリーは、その名の通り、顎(ビアード)に特徴的な長い被毛を持つ、愛嬌のある犬種です。

豊かなダブルコートを持ち、ウェーブのかかった被毛は、ブラック、スレートグレー、ブルーなどさまざまな色合いを見せます。

体格は中型で、骨太でしっかりとしています。垂れた耳と、陽気で優しい表情が魅力的です。

ビアテッド・コリーの性格と適応力

ビアテッド・コリーは、明るく陽気で、遊び好きな性格をしています。人間とのコミュニケーションを好むため、家庭犬として非常に適しています。

子供や他のペットとも友好的に接することができ、家族の一員として楽しい時間を共有できるでしょう。活発な犬種なので、毎日の散歩や運動は欠かせません。

また、知的好奇心も旺盛なので、ゲームやトレーニングを通じて、心身ともに満足させてあげることが大切です。

シェットランド・シープドッグ

シェットランド・シープドッグは、スコットランドのシェットランド諸島原産の小型犬で、ラフ・コリーを小型化したような優雅な外見を持っています。「シェルティ」の愛称で親しまれています。

非常に賢く、飼い主に対して忠実で愛情深い性格です。警戒心が強く、家族を守ろうとする一面もあります。そのため、番犬としても活躍できますが、過度な吠えには注意が必要です。

社交性も持ち合わせており、家族や他の犬とも良好な関係を築けます。

運動能力は中程度で、激しい運動よりも、毎日の散歩や室内での遊びを好みます。

知能が高いため、しつけは比較的容易ですが、繊細な一面もあるため、愛情を持って根気強く教えることが大切です。

快活でとても賢く、感受性が高い

家族が大好きでとても懐く

警戒心から吠えやすい

頭と体の両方使う運動を好む

 その他情報

原産地 スコットランド
犬種グループ 1G:牧羊犬・牧畜犬
大きさ 小型
平均寿命 12歳~13歳
なりやすい病気 膝蓋骨脱臼,コリーアイ症候群(コリー眼異常),皮膚疾患,白内障,てんかん
参考価格 30万円前後
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 ダブルコート
毛色 ブルーマール,セーブル,ブラック&タン,ブラック&ホワイト,トライカラー

体高

男の子37cm
女の子35.5cm

体重

男の子10kg前後
女の子10kg前後

シェットランド・シープドッグの外見的特徴

シェットランド・シープドッグは、ボーダー・コリーを小型にしたような外見を持つ、優雅な犬種です。

長く豊かな被毛は、セーブル、トライカラー、ブルーマールなど、美しいパターンを見せます。

立ち耳で、アーモンド型の瞳は賢く優しい印象を与えます。小型ながらも、しっかりとした骨格とバランスの取れた体つきをしています。

シェットランド・シープドッグの性格と適応力

シェットランド・シープドッグは、賢く、飼い主に対して忠実で愛情深い性格をしています。

警戒心が強く、番犬としても活躍できますが、過度な吠えには注意が必要です。社交性も持ち合わせており、家族や他の犬とも良好な関係を築けます。

運動能力もそれなりにありますが、激しい運動よりも、散歩や室内での遊びを好みます。

賢いため、しつけもしやすく、初心者にも比較的飼いやすい犬種と言えるでしょう。

コリーの飼い方と注意点

コリー

コリーは穏やかで賢く、家族と強い信頼関係を築ける理想的な家庭犬ですが、快適に過ごすためには適切な飼育環境と日々のケアが欠かせません。

特にラフ・コリーは長毛種であるため、被毛の手入れに手間がかかります。

また、元々は牧羊犬として活躍していたため、運動欲求も高く、日々の散歩や遊びを通じてエネルギーを発散させることが重要です。

さらに、遺伝的な病気や皮膚トラブルにも注意が必要です。

愛犬が健康に暮らすためには、生活環境・運動・健康管理を総合的に見直すことが大切です。

適した飼育環境

コリーは中~大型犬に分類される個体が多く、ある程度の広さがある住環境が理想的です。

ただし、過度に広いスペースが必要というわけではなく、毎日十分な運動ができれば、マンションや都市部での室内飼育も可能です。室内では滑りにくい床材を使い、足腰に負担がかからないようにしましょう。

また、暑さに弱いため、夏場は室温管理に注意が必要です。特にラフ・コリーは毛量が多いため、エアコンの効いた涼しい部屋での飼育が向いています。

ストレスが少なく、人とのふれあいが多い環境が理想です。

被毛のケアとお手入れ方法

ラフ・コリーは長毛でダブルコートのため、定期的なブラッシングが必要です。少なくとも週に2~3回、換毛期には毎日ブラッシングを行い、毛玉や抜け毛を防ぎましょう。

スムース・コリーの場合は短毛で手入れが比較的簡単ですが、それでも週に1回程度のブラッシングと、必要に応じたシャンプーが推奨されます。

被毛のケアは見た目の美しさを保つだけでなく、皮膚病や寄生虫の早期発見にもつながります。耳掃除や爪切り、歯磨きなど、他のケアと併せて行うのが理想的です。

コリーに必要な運動量と遊び方

コリーは元来、牧羊犬として長時間の作業をこなしてきた犬種であるため、日々の適度な運動が不可欠です。最低でも1日2回、30分程度の散歩を心がけましょう。

単なる散歩に加えて、ドッグランでの自由運動やフリスビー、ボール遊びなどのアクティブな遊びも取り入れることで、ストレスの解消と健康維持につながります。

また、知能が高いため、頭を使う知育玩具やトレーニングも効果的です。運動不足が続くと問題行動につながる可能性があるため、毎日の運動は習慣にすることが大切です。

健康面で気をつけたいポイント

コリーには特有の遺伝疾患や体質的な問題もあるため、定期的な健康チェックが重要です。

特に注意したいのが「コリーアイ症候群(CEA)」と呼ばれる目の疾患で、視力低下や失明の原因になることがあります。

また、被毛が厚く蒸れやすいため、皮膚トラブルや外耳炎にも注意が必要です。その他、股関節形成不全やてんかん、胃捻転などにも注意を払いましょう。

予防のためには、健康診断、ワクチン接種、適切な食事管理が不可欠です。異変を感じたら早めに動物病院を受診しましょう。

コリーを迎える前に知っておきたいこと

コリー

コリーは忠誠心が強く、家族思いな性格で人気の高い犬種ですが、迎える前にその特性や飼育にかかる手間を正しく理解しておくことが重要です。

特にラフ・コリーは被毛のケアが必要で、スムース・コリーも運動やしつけに時間をかける必要があります。

迎え入れる際には、ブリーダーからのお迎えだけでなく、保護犬という選択肢もあります。

価格や飼育コスト、性格、健康面のリスクなどを事前に確認し、自分のライフスタイルと本当に合うかをしっかり検討しましょう。

子犬の選び方と価格相場

コリーの子犬を選ぶ際は、健康状態や性格を見極めることが大切です。元気で目が澄んでおり、皮膚や耳が清潔な子を選ぶようにしましょう。

親犬の性格や健康状態を確認することも、将来的な性格や体質を知る手がかりになります。

価格相場はラフ・コリー、スムース・コリー、ボーダー・コリー、ビアデット・コリー、シェットランド・シープドッグのいずれも大体20~40万円前後ですが、血統やショードッグ候補となるとさらに高額になる場合もあります。

また、初期費用としてワクチン代や備品費用も見積もっておく必要があります。

信頼できるブリーダーの探し方

信頼できるブリーダーを見つけることは、健康で安定した性格のコリーを迎えるために非常に重要です。

まずは、口コミや評価など、安心してお迎えできるブリーダーを探すのが安心です。

施設を見学できるかどうか、親犬や兄弟犬の健康管理状況、衛生状態などを確認し、誠実な対応をしてくれるかも判断基準になります。

ネットの評価だけでなく、実際に話を聞いたり、複数のブリーダーを比較検討することが大切です。無理な繁殖をしていないかどうかもチェックポイントです。

保護犬としての選択肢も視野に

コリーを迎える際、ブリーダーからのお迎えだけでなく、保護団体からの譲渡も検討してみましょう。

特に中~高齢の犬や、ブリーダーから引退したコリーが保護されているケースもあります。

保護犬はすでにしつけがされていたり、性格が安定している場合が多く、初めての飼育者にも向いていることがあります。

ただし、過去にトラウマを抱えている犬もいるため、譲渡前に充分な説明を受け、生活環境との相性を確認することが大切です。

保護犬のお迎えに関しては、命を救うという意味でも意義のある選択肢です。

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