犬の飼育費・値段

ボルゾイの値段相場は?値段の決まり方やおすすめのお迎え場所

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気品ある優雅な佇まいがとても印象的なボルゾイは、ロシアが原産の犬種です。

ペットショップではなかなか目にすることがないため、ボルゾイの値段相場が一体どのくらい程度なのか情報が分かりづらいですよね。

ボルゾイを家族にお迎えしたい場合、一体どれくらいの金額が必要でどこからお迎えすればいいのでしょう。

そこで今回の記事では、ボルゾイの一般的な値段、値段の決まり方、お迎え場所について詳しく解説します。

その他、ボルゾイの基本的な性格や平均寿命、一緒に暮らす際の注意点などについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事の結論

  • ボルゾイの値段相場は30万円前後で、両親がチャンピオン犬だと50万円以上になることも
  • 年齢、血統、毛色などで値段が決まり、ホワイトカラーが人気で価格も高めの設定
  • 体は大きいが、性格は優しく温厚、繊細でナイーブな面もある
  • 運動量が多く、1日2時間ほどの散歩とドッグランなどで走らせる時間が必要

高橋 道子

担当執筆者

高橋 道子

ライター/ドッグトレーナー/ドッグトリマー

子供の頃の愛読書は犬図鑑
ずっと犬のいる環境で育ってきて、私にとって犬は親友のような存在。
現在は元保護犬のミニチュアダックス(推定7歳)の男の子と暮らしています。

nademo編集部

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nademo編集部

編集部

nademo編集部が調査した愛犬・愛猫に関する情報をお届け。
愛犬・愛猫との新しい生活を応援する、大切な情報や豆知識をご紹介しています。

ボルゾイの値段相場は30万円前後

ボルゾイの子犬の一般的な生体価格は、30万円前後が相場です。価格帯は個体やお迎え場所によって幅があり、10万円台から50万円を超える場合もあります。

ボルゾイは希少で優れた性質を持つ犬種であるため、基本的には金額が高めの設定となっています。

もしボルゾイをお迎えしたい場合は、お迎え費用とその他にかかる費用を含め、経済的に余裕のある計画をする必要があるでしょう。

ボルゾイの個体価格比較

お迎え場所個体価格(税込)
ペットショップ200,000円~300,000円
ブリーダー238,000円~988,000円
譲渡会数万円(譲渡費用)
2025年8月時点

価格帯は20万円~40万円程度で、前述した通り、年齢や毛色、血統などによって価格に差があります。

譲渡会でタイミングよく出会えた場合、譲渡費用は保護している施設や団体によりますが、予防接種代や保護している間にかかった医療費を負担することが多いです。

都道府県や各自治体が運営する動物愛護センターであれば、無料か1万円以内がほとんど。ただ民間の保護団体の場合は、平均的に5万円~8万円程度になります。

ボルゾイの初期費用

子犬を迎え入れる際に一度だけかかる費用です。

費用項目費用の目安備考
生体費用30万円〜50万円血統や容姿によって変動します。
飼育用品5万円〜10万円ケージ、サークル、食器、トイレ用品、首輪、リードなど。
登録費用約3,000円居住地の自治体への登録(生涯に一度)。
混合ワクチン代約5,000円〜1万円生後3ヶ月までに2〜3回接種することが多いです。
マイクロチップ装着費用約5,000円〜1万円法律により装着が義務化されています。

合計:約37万円〜62万円

ボルゾイの生涯費用

ボルゾイが成長してからも継続的にかかる費用です。平均寿命を10〜12年として算出しています。

費用項目1年間の費用の目安10年間の費用の目安
食費12万円〜18万円120万円〜180万円
医療費2万円〜4万円20万円〜40万円
トリミング・グルーミング費用2万円〜4万円20万円〜40万円
ペットシーツなど消耗品2万円〜3万円20万円〜30万円
おもちゃ代・おやつ代1万円〜2万円10万円〜20万円
冷暖房費1万円〜2万円10万円〜20万円
その他(保険料、予備費など)5万円〜10万円50万円〜100万円

合計:約250万円〜400万円以上

これらの費用はあくまで目安です。病気やケガで高額な治療費が必要になる場合もありますので、余裕を持った資金計画を立てておきましょう。

ボルゾイの値段の決まり方

犬の値段設定を見たときに「なぜ同じ犬種でも金額に差があるの?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

ボルゾイの値段相場は30万円前後ですが、やはりボルゾイの中でも個体によって金額に差があります。

動物には明確な値段設定の基準や規定がなく、同じ犬種でも、それぞれの年齢、毛の色、血統などのさまざまな条件によって価格が決定されるためです。

また、ペットショップやブリーダーなど、お迎えする先によっても価格が変わってきます。ここから、ボルゾイの値段が決まる主な基準について解説するので見ていきましょう。

年齢が若い

ボルゾイに関わらず、犬の値段は基本的に年齢が若いほど高くなります。その理由は、犬を家族にお迎えする際、多くの人が「子犬をお迎えしたい」と考えるためです。

子犬をお迎えしたい理由には「子犬ならではの可愛い時期を一緒に過ごしたい」「子犬の方がしつけがしやすいから」などが挙げられます。

どうしても成犬よりも子犬の方が人気が高く需要があるため、その分値段も高くなるのです。

一般的に生後2~3か月を過ぎると値段が下がってくるので、月齢・年齢にこだわらなければ費用は抑えられます。

両親がチャンピオン犬

親の血統もボルゾイの値段に影響する理由のひとつです。ショータイプと言われるボルゾイで、両親がチャンピオン犬であれば、子犬の価格は50万円~60万円くらいに上がります。

ただ、日本国内にいるボルゾイの頭数は少なく、国内にいる犬のみで交配を続けていると、いずれ血が繋がってしまいます。

そのため、海外からチャンピオン犬を借りて交配するケースがあり、その場合はレンタル料が含まれ、100万円を超えることも。

反対に、両親がチャンピオン犬でないペットタイプと呼ばれるボルゾイは、10万円~20万円ほどの金額で設定されていて、金額の幅に大きく差があるのが特徴です。

珍しい毛色や人気の毛色は高くなりやすい

ボルゾイは被毛のカラーによっても価格が異なってきます。日本ではホワイトカラーが一番人気で、価格帯は約25万円~35万円ほどです。

全身が真っ白なボルゾイは少なく、白色がベースでグレーやブラック、レモン、クリームなどのスポットが入ったタイプが多いです。

ボルゾイの毛色は遺伝的に濃い色が優勢なため、シルバーやホワイトの淡い色の単色は珍しく、金額も相場より高くなります。

ブラック系、レッド系など、その他のカラーは少し金額が下がって約20万円~30万円ほどです。

血統付き

犬は血統書付きかどうかによっても値段に違いが生まれます。血統書はジャパンケンネルクラブ(JKC)や日本社会福祉愛犬協会(KCJ)のような、血統書発行団体の審査によって犬の血筋を保証したものです。

別の犬種の血が混ざっていないことを証明する資料で、それぞれの犬種標準(スタンダード)を満たしていなければ発行されません。

血統書には、『犬の名前、性別、生年月日、毛色』などの基本情報の他、両親とその祖先について記載されていて、血統書を見ればその犬のさまざまな情報が分かります。

発行するには登録の手間と費用がかかるため、血統書がない犬よりも値段は3万円程度は高くなるでしょう。

ボルゾイのお迎え場所

犬・猫の流通ルート

基本的に一般の飼い主さんが生体入手をするまでには、上記のようなルートでお迎えすることになります。

中でも一般的に知られているペットショップやブリーダーに加えて、譲渡会なども確認してみましょう。

ボルゾイを取り扱っているペットショップがほとんどないため、ペットショップからお迎えできるケースは稀になります。そのためボルゾイは、ブリーダーからお迎えする飼い主さんが一番多いです。

保護犬の譲渡会へ行ってボルゾイの里親になる方法もありますが、国内での頭数が少ないこともあり、ほとんど出会えることはないでしょう。

ブリーダーからのお迎え

ボルゾイを迎え入れる最も一般的な方法です。

  • 生体費用: 30万円~50万円
  • 追加費用:
    • ワクチン接種費用: 約1万円/回
    • 血統書費用: 含まれていることが多いですが、確認が必要です。
    • マイクロチップ費用: 約5,000円〜1万円
  • メリット:
    • 親犬や兄弟犬を見ることができ、育った環境や血統が明確です。
    • ブリーダーから直接、犬種の特性や飼育方法についてアドバイスをもらえます。
    • 社会化期の過ごし方がわかるため、性格を把握しやすいです。
  • デメリット:
    • 気に入ったブリーダーが遠方の場合、見学や迎え入れに交通費がかかります。
    • 子犬が生まれるタイミングを待つ必要があります。

ペットショップからの購入

ボルゾイはペットショップでの取り扱いが少ないため、出会える機会は稀です。

  • 生体費用: 30万円~60万円
  • 追加費用:
    • ワクチン接種費用: 費用に含まれている場合が多いです。
    • マイクロチップ費用: 費用に含まれている場合が多いです。
    • 飼育セット: ケージやフード、食器などがセットで販売されることがあります。
  • メリット:
    • 実際に子犬を見て、すぐに迎え入れることができます。
    • 店舗によっては、飼育に必要なグッズが揃っている場合があります。
  • デメリット:
    • 流通が少ないため、価格が高くなる傾向があります。
    • 親犬や兄弟犬、育った環境を確認することが難しいです。
    • 子犬の数が少ないため、選択肢が限られます。

保護犬の譲渡

純血種のボルゾイが保護されるケースは稀ですが、里親募集サイトや保護団体を通じて譲渡されることがあります。

  • 生体費用: 無料
  • 追加費用:
    • 譲渡費用: 1万円~3万円程度(ワクチン代、去勢・避妊手術代、マイクロチップ代など)
    • 交通費: 保護施設への訪問費用
  • メリット:
    • 犬の命を救うという社会貢献につながります。
    • 成犬の場合は、性格や健康状態がある程度わかった上で迎えられます。
  • デメリット:
    • いつ出会えるかわからず、タイミングが重要です。
    • 過去の経歴が不明な場合があり、根気強いしつけやケアが必要なこともあります。
    • 子犬を迎えたい人には向いていません。

どの方法を選ぶにしても、事前にしっかりと情報収集を行い、信頼できる相手から迎え入れることが大切です。

ボルゾイをお迎えするときの注意点

犬を新たに家族としてお迎えするとき、犬自身の健康面、お迎え場所、お迎えした後の飼育環境などをチェックしておく必要があります。

ここから、ボルゾイをお迎えする際の注意点について解説するので見ていきましょう。

健康状態をチェックする

ボルゾイをお迎えする前に、健康状態に問題がないか自分の目で見て、しっかりチェックすることが大切です。

涙や目やに、鼻水は出ていないか、歩行にふらつきがないか、被毛にツヤがあって毛量は十分にあるかなどを確認してください。

何か些細なことでも気になることがあれば、お迎え場所のスタッフやブリーダーに直接聞いてみましょう。

また、呼びかけたり抱っこをしてみたときの反応を見ると、健康状態だけでなく性格もある程度知ることができますよ。

信頼できるブリーダーからお迎えする

ボルゾイをお迎えする場合、ブリーダーからお迎えするケースが一般的でしょう。ブリーダーから子犬をお迎えすると、両親や兄弟の情報が分かるというメリットがあります。

ただ、残念ながら中には劣悪な環境で犬の繁殖を行うブリーダーがいるのも事実です。お迎えする前に実際にブリーダーの元へ出向き、飼育環境を確認するようにしましょう。

また、質問にきちんと答えてくれるか、アドバイスなどをしてくれるか、コミュニケーションを通して確認するようにしてください。

引き取った後も、食事やしつけなどで困ったときに相談ができるような、信頼できるブリーダーかどうか見極めましょう。

大型犬が自由に動けるスペースがあるか

ボルゾイは体が大きく、運動能力にも優れた犬種です。そのため、室内でも大型犬が自由に動けるスペースを確保する必要があります。

ただ、基本的に外で十分な運動をしていれば、室内ではおとなしいので運動するほどの広さはなくても大丈夫です。

運動不足になるとストレスがたまって、室内での問題行動につながるため注意してください。

自由に遊べる庭があれば理想的ですが、なくても大きな公園やドッグランなどを利用して、普段から十分な運動をさせるようにしましょう。

ボルゾイの基本情報

ボルゾイはロシア原産の犬種で、シュッとした顔立ちとほっそりした体つき、そして美しい毛並みが魅力的です。

ロシア語で"俊敏”の意味があるボルゾイは、走るのがとても速く、ロシア貴族の元でオオカミ狩りをしていたという歴史があります。

猟犬の中でも"サイトハウンド”という種類で、遠くまでよく見渡せる優れた視力を持ち、獲物を見つけると走って瞬時に捕えます。

ボルゾイの美しい被毛をなびかせて優雅に走る姿は、貴族や皇帝までもを魅了してきたのです。

穏やかで友好的な性格

非常に懐きやすい

ほとんど吠えることはない

スタミナと狩りの能力が高い

 その他情報

原産地 ロシア
犬種グループ 10G:視覚ハウンド
大きさ 大型
平均寿命 7歳~10歳
なりやすい病気 胃拡張捻転症候群,外耳炎,進行性網膜萎縮症(PRA),股関節形成不全
参考価格 30万円~40万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 ホワイト,レッド,グレー,ブラック,ブリンドル,フォーン

体高

男の子75cm~85cm
女の子68cm~78cm

体重

男の子34kg~48kg
女の子25kg~41kg

ボルゾイの体高と体重

体高男の子:75cm~85cm
女の子:68cm~78cm
体重男の子:34kg~48kg
女の子:25kg~41kg

ボルゾイは大型犬に分類され、後ろ脚で立ったときには2mになる個体も存在し、大人の肩まで届くほどの大きな体格です。

グレート・デーンセント・バーナードアイリッシュ・ウルフハウンドに次いで世界で4番目に大きい犬として知られています。

スラリと伸びた細い手足と引き締まったボディが特徴で、筋肉質で丈夫な骨格を持っています。

体高のわりに体重が軽く、抜群のスタイルでまさにモデル体型。個体差が大きいですが、女の子の方が男の子より一回りほど小さい傾向があります。

ボルゾイの性格

優しく穏やかな顔立ちをしているボルゾイは、そのイメージどおり温厚で優しい性格をしています。

もともとは狼を狩るために活躍してきた犬種で、獲物に立ち向かう俊敏さと勇敢な心も持ち合わせています。

しかし人間にその力を向けることはなく、飼い主さんに非常に従順で、甘えん坊な一面も。

普段は物静かで、吠えたり威嚇することもほとんどありません。体は大きいですが、家庭犬としても向いている犬種と言えます。

ただ、警戒心が強く物音に敏感に反応することがあるので、ボルゾイのハウスは静かで落ち着ける場所に設置してあげましょう。

ボルゾイの平均寿命

ボルゾイの平均寿命は7歳~10歳。寿命が長いとは言えませんが、近年では質の高いドッグフードが増えて医療も進んでいるので、犬全体の寿命が伸びています。

ボルゾイがかかりやすい病気は、胃拡張捻転症候群、外耳炎、皮膚炎などが挙げられます。

先天性の病気には十分に気を付け、ストレスのない環境で過ごし適切な健康管理を行うことで、より長く元気に過ごせるでしょう。

定期的な健康診断を受けることで、病気の早期発見につながるので1年に1回は検診を受けるようにしましょう。

ボルゾイの国内の飼育登録数

JKCの2024年の犬種別犬籍登録頭数によると、ボルゾイの登録件数は258頭です。順位で言うと40位に位置します。国内での頭数は少なく、街で見かけることはあまりないでしょう。

ただ、エレガントで美しい佇まいがショードッグとして人気が高く、日本にも一定数の愛好家がいて根強く愛されています。最近はボルゾイの優雅で高貴な姿に、憧れる人も増えているのです。

それでも数が少ないのは、超大型犬のボルゾイに適した住居環境が提供できなかったり、十分な運動をさせる時間がないということが理由にあります。

暑さに非常に弱いため、高温多湿な日本の環境がボルゾイに向いていないという点も影響しているのでしょう。

参考:一般社団法人ジャパンケネルクラブ 犬種別犬籍登録頭数

ボルゾイの飼育で気をつけたいポイント

飼い主さんが犬種による基本的な性格や特性を理解しておくことで、お互いにストレスなく快適に暮らすことができます。

ここから、ボルゾイと一緒に暮らすうえで、気を付けておきたいポイントを紹介するのでしっかり押さえておきましょう。

しつけは褒めながら根気強く行う

ボルゾイは感受性が非常に高く、ナイーブな面を持っているため、怒るよりもできたときに褒めて伸ばしてあげるしつけが向いています。

頭がいいので、ある程度のトレーニングであればすぐに覚えてしまうでしょう。ただし、相手を自分より下に見ていると、全く指示に従わないということもあります。

飼い主さんがリーダーシップをとって、根気強く繰り返しトレーニングを行うようにしましょう。

また、散歩中に猫や鳥などの小さな動物を見ると、猟犬の気質にスイッチが入って追いかけ回してしまうことがあります。そのため「待て」や「伏せ」などの、いざというときに制御できるしつけが重要。

トラブルを避けるためにも、子犬の頃からしっかりしつけて、飼い主さんの指示に従うようにしておくことが大切です。

抜け毛が多いのでできるだけ毎日ブラッシングする

ボルゾイのシルクのように細く柔らかい毛質は、絡まって毛玉ができやすいため、毎日のブラッシングが大切になります。

被毛の種類はダブルコートで、年に2回の換毛期には大量に毛が抜けるので、特に念入りに行う必要があります。

スリッカーブラシで耳の後ろやお腹、脇などの見えない箇所も丁寧にブラッシングしてあげましょう。仕上げにコームを使って毛並みを整えることで、ボルゾイの美しい被毛を保つことができます。

シャンプーは月に1~2回程度のペースで行います。ボルゾイは皮膚がデリケートで、過度なシャンプーは皮膚トラブルにつながるため注意してください。

運動不足にならないよう毎日十分な散歩をする

ボルゾイに必要な運動量は非常に多く、毎日1時間程度の散歩を1日2回行うのが理想的です。

ボルゾイは走るのが非常に早く、なんと時速50kmくらいの速さで走ると言われています。散歩の他に、ドッグランなどで思いっきり走らせてあげる時間をつくるといいでしょう。

フリスビーやボール遊びなどは運動量が高く、飼い主さんとのコミュニケーションにもなるのでおすすめです。

運動不足はストレスとなり、問題行動の原因となるので、日頃から十分な運動を欠かさないようにしましょう。

フードは目的とライフステージに応じたものを

ドッグフードの種類と目的

ボルゾイのフードを選ぶときは、ライフステージと目的に合わせて選ぶことがポイントです。

毎日の主食には総合栄養食や、総合栄養食基準で作られている一般食を選ぶようにしましょう。

犬はライフステージによって必要とするカロリー量が変わってきますので、ライフステージに適したドッグフードが最適と言えます。

早食いやどか食い、食後すぐの運動は控える

大型犬のボルゾイは胃拡張捻転症候群という、最悪のケースでは死に至るような病気になりやすい犬種です。

原因はさまざまですが、早食いやどか食い、食後の激しい運動が原因で胃捻転を引き起こすことが多いです。

そのため、1日の食事量を2~3回に分けたり早食い防止用のフードボウルを使用し、食べた後は食休みの時間を設けましょう。

まとめ

今回の記事ではボルゾイの値段相場やお迎え方法、基本的な性格やしつけ時のポイントなどについて解説させていただきました。

エレガントで高貴な雰囲気が漂うボルゾイは、お迎えするときもお迎えした後も、ある程度の費用がかかります。そのことを考慮したうえで、家族の一員に迎え入れるようにしましょう。

基本的な性格は優しく温厚ですが、体が大きく強い力を持っているため、子犬の頃からのしつけが重要です。

飼い主さんがボルゾイの性格や特徴をよく理解し、しっかり愛情を持って接することで、愛犬との深い信頼関係を築けるでしょう。

この記事の執筆者

高橋 道子

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高橋 道子

ライター/ドッグトレーナー/ドッグトリマー

子供の頃の愛読書は犬図鑑
ずっと犬のいる環境で育ってきて、私にとって犬は親友のような存在。
現在は元保護犬のミニチュアダックス(推定7歳)の男の子と暮らしています。
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※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
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