猫のしつけ

猫が突然トイレで排泄しなくなる7つの原因とは?粗相の理由と対処法

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愛猫が突然トイレで排泄しなくなる原因は?粗相の理由と対処法を解説!

愛猫がトイレに失敗してしまう。今までできていたのにトイレでちゃんと排泄できていない。

突然トイレを使わなくなって困ってしまうことってありますよね。

こちらの記事では、突然、愛猫がトイレを使わなくなってしまう原因と対処法について詳しく解説しています。

愛猫のトイレでお悩みの方、トイレのしつけ方に奮闘中の方はぜひ参考にしてくださいね。

この記事の結論

  • 猫が突然トイレで排泄しなくなるのは、ストレスや病気などさまざまな原因が考えられる
  • 猫がトイレで排泄しなくなったら原因を探り、ひとつずつ対策して改善を目指す
  • 愛猫が粗相をしても叱らず、冷静にニオイを消せるよう掃除する
  • 愛猫が24時間経っても排泄しない場合は、病気を疑い動物病院を受診する

担当執筆者

桐谷肇

桐谷 肇

編集部

2021年の12月に保護猫シェルターからキジトラの男の子をお迎えしました。
猫を飼うのが初めてで戸惑うこともありましたが、今では日常に欠かせない大切な存在になっています。
現在はnademo編集部でペットと過ごす上で大切な知識や情報をご紹介しています。

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猫のトイレの平均回数は1日に2~4回ほど

猫のトイレは、通常であれば1日に2~4回ほど。それより多かったり、少なかったりすれば何か原因があるはずです。

トイレの環境にストレスを感じていたり、体調が悪くて排便がスムーズにできていないのかもしれません。

トイレの回数が少ないだけではなく、体調を崩している場合には尿の量が多かったり、濃かったりすることがあります。

日頃からトイレで排泄がしっかりできているか、確認してあげることはとても大切です。

猫が突然トイレで排泄しなくなる原因

今までトイレをちゃんとできていたのに、急にしなくなったのであれば、必ず原因があります。

猫は本来トイレを覚えることがとても上手。突然トイレができなくなったのであれば、愛猫に何かしらの変化が起きていると考えられます。

ソファや床を汚してしまったとしても、叱ったりはせず、何が理由なのかを考えていきましょう。

トイレ環境に不満を感じている

まず考えられる原因はトイレが汚いことです。猫はとてもきれい好きなため、排泄物がそのままだとトイレを使わない子もいます。

猫砂が汚れていないか、トイレの容器が汚れていないかを気にかけてあげることも大切です。

また、体の大きさとトイレのサイズが合っているかも確認しましょう。愛猫が「トイレの中で一周できる余裕がある」ぐらいのサイズが目安。

できる限り清潔で使いやすい環境を整えてあげましょう。

トイレだけでなく猫砂にもこだわりがある

猫は一般的に、トイレと猫砂をきちんと用意しておけば、トイレを失敗するような動物ではありません。

しかし、トイレの環境に不満を感じていたり、そもそも猫砂が用意されていないようであればトイレの場所を理解することができません。

さらに猫砂にもこだわりがあり、好みのものでなければ不満を抱えてしまいますし、場合によっては失敗します。

このようにトイレ自体も重要である上に、猫砂も色々な種類があって好みがわかれるので、愛猫の好みを把握してあげましょう。

猫がストレスや不安を感じている

猫は安心して過ごせる環境を求めているため、引っ越しなどで急に環境が変わってしまうとストレスや不安を強く感じ、トイレに失敗してしまうことがあります。

生活環境が大きく変わったときは、場所だけでなく音やニオイなどもストレスに繋がります。

また、いつも信頼している飼い主さんが出張などで長期的に不在になってしまうケースも、愛猫にとっては大きなストレスといえるでしょう。

猫はマイペースな動物とは言うものの、日頃からコミュニケーションを取り、遊んであげることも必要なことです。

マーキングによるスプレー行為の可能性

スプレー行為とは、自分の縄張りを主張するためのマーキング行動のこと。

トイレの失敗というよりも、マーキングの一種であることが原因ということもあります。去勢前の男の子に多いのが特徴です。

他の猫や動物から刺激を受けると、自分をアピールするために行います。

意図せずトイレを失敗しているわけではありませんので、解決方法が他とは異なります。

トイレの場所を把握していない

トイレの場所を頻繁に変えたり、トイレ自体を変更すると、トイレの場所がわからなくなることもあります。

猫は環境変化に敏感な動物なので、トイレの場所を決めたら、配置をすぐに変えるのは控えた方がよいでしょう。

また、ソファや布団の上で頻繁にトイレをしてしまう場合は、その場所をトイレだと認識している可能性も考えられます。

老化で筋肉が衰えている

人間と同じで猫も老化でさまざまな機能が衰えてきます。

筋肉が衰えてくると猫の意思とは関係なく、トイレに間に合わなくなってしまうこともあります。

若いときには気にならなかったトイレの段差が登れないなど、使いにくそうにしていないか観察してあげましょう。

いつも生活している空間からトイレの場所が遠すぎる場合にも、間に合わないことが出てきます。

過去に粗相をして叱った経験がある

子猫のときに粗相を叱られた経験が、ストレスになってしまっている可能性も考えられます。

叱られたトラウマが原因で排泄行為自体を我慢してしまい、我慢できなくなってトイレ以外の場所を汚してしまうことに繋がるケースもあります。

排泄すること自体がダメなことだと認識してしまったら、どれだけ環境を整えていても解決することが難しくなります。

体にも当然良くありませんし、叱っていいことはありません。

病気を患っている可能性がある

猫は泌尿器系の病気にかかってしまうことが多いため、病気が原因でトイレを失敗してしまうこともあります。

膀胱炎だけでなく、腎臓病糖尿病の可能性も考えられるます。

少しでも違和感があればトイレの回数や量、色などを確認するようにしましょう。

少しでも異変があると感じたら、すぐに動物病院を受診するようにしてください。

猫がトイレで排泄しないときの対処法

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猫がトイレでの排泄に失敗してしまう原因は簡単にわかるものではないかもしれません。

ですが、何が原因であるかを特定することで、適切な対処法が見つかります。

ひとつずつ改善してみることで粗相しなくなることもありますので、対処法をひとつずつ確認していきましょう。

トイレの大きさや猫砂を清潔にするなど環境を見直す

まずはトイレの大きさと清潔さを見直しましょう。トイレは愛猫が中に入ってぐるりと一周できるくらいの余裕のある大きさが目安です。

体の大きさに対して1.5倍ほどの広さが目安となるので、子猫であっても少し大き目のトイレにしておくと安心です。

清潔に保つためにも、トイレの掃除は最低でも1日2回はしてあげましょう。

排泄物を捨てるだけでなく猫砂を足したり、容器を拭いたり気持ちよく使用できる環境を整えてあげることが大切です。

ストレスや不安を解消してあげる

トイレの場所を決めたら同じ場所から動かさないようにしましょう。

猫は居住環境が変わるのが苦手な動物です。引っ越しの場合は仕方ないかもしれませんが、愛猫のお気に入りの場所はなるべく動かさないようにするのが良いです。

また、飼い主さんと長時間離れてしまうことは猫にとって大きなストレスです。

留守番の練習をなるべく短い時間から始めて徐々に慣らしていくなど、愛猫の気持ちをケアしながら愛猫と共に生活する環境を整えていきましょう。

トイレの置き場所を見直し、必要なら増設する

トイレの置き場所を確認し、愛猫がリラックスできる空間をつくりましょう。

猫は音がうるさい場所や、人が頻繁に通るところにトイレがあると、ストレスを感じて排泄をためらってしまいます。

静かでニオイのこもらない場所を選んで設置しましょう。

また、老猫でトイレを失敗してしまう場合は、使いにくそうにしていないか注意してあげることも大切です。

トイレの段差が気になるようであればスロープをつけてあげると、愛猫も安心してトイレを済ますことができます。

粗相した場所はニオイがつかないようにすぐ掃除する

粗相した場所をそのままにしておくとニオイが付着し、その場所をトイレだと勘違いしてしまうことがあります。

自分の排泄物のニオイが残っているための誤認識ですが、これはそのニオイを消してあげることで解決できます。

完全にニオイを消し去るのは難しいかもしれませんが、ペット用の消臭スプレーなどを利用してキレイに保ちましょう。

正しいトイレの場所も清潔に保つ必要はありますが、まだ覚えられていない時期は少しだけニオイを残しておくと覚えてくれやすくなります。

粗相をしても叱らない

間違った場所で排泄してしまうことは、飼い主さんにとってニオイの面でも清潔面でも悲しい出来事です。しかし、叱ってはいけません。

このタイミングで叱られると、猫は「排泄すると叱られる」と思ってしまうからです。そして叱られることがストレスになり、トイレを我慢して膀胱炎などの病気になってしまうこともあります。

ソファやベッドに粗相をされると洗うのが大変ですが、トイレのしつけは飼い主と猫の共同作業です。

排泄すること自体をダメなことだと思ってしまわないように、叱ったりせず、ゆっくりと協力して取り組みましょう。

獣医師に相談する

なかなかトイレの失敗が改善されないときは、病気、あるいは老化が原因の場合も考えられます。

おしっこの色がいつもと違うなど、愛猫の体調に変化があった場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。

普段から愛猫の体調を観察しておき、多少の変化でもまずは獣医師に相談するというのが、早期発見・早期治療に繋がります。

早めの診断が愛猫の健康にとって一番大切です。定期的に健康診断に行く、というのも大切です。

愛猫が24時間以上おしっこを出さない場合はすぐに動物病院へ

愛猫が24時間以上排泄しない場合は、すぐに動物病院に行きましょう。命にかかわる重大な病気の恐れがあります。

トイレに何回も行くのに排尿されない場合は、尿道が詰まって尿がでにくくなっている下部尿路疾患。

排泄がされない場合は結腸が膨らみ、巨大結腸症になるなど、重篤な症状に繋がる恐れがあります。

全くトイレに行かない場合はもちろん、頻繁にトイレに行くのに何も出ていないようであれば、すぐに動物病院に相談しましょう。

愛猫のマーキングによる粗相が多いなら去勢・避妊手術を検討

縄張りを主張するためのマーキング行為であれば、去勢・避妊手術で改善されることがほとんどです。

去勢・避妊手術をしていない猫は、縄張りを守りたいという欲求からスプレー行為をしてしまうことがしばしばあります。

スプレー行為による濃いおしっこは非常に強いニオイが特徴。

スプレー行為をやめさせたい場合は去勢・避妊手術を検討しても良いかもしれません。

ただしメリット・デメリットの両方がありますので、かかりつけの獣医師に相談することが大事です。

愛猫が突然トイレで排泄しなくなったらすぐに原因を探って対処しよう!

愛猫が突然トイレを失敗するようになったら、原因が必ずあるはずです。

まずはトイレ周りの環境から、不安やストレスを取り除いてあげましょう。

猫砂やトイレの好みは猫によってさまざまです。お気に入りのアイテムを見つけてあげると喜んで使ってくれるかもしれません。

今回ご紹介した方法を試してもなかなか粗相が改善されない場合は、体調を崩している可能性もあります。

愛猫の様子をよく観察して、必要であれば動物病院に相談してみましょう。

この記事の執筆者

執筆者情報

桐谷肇

桐谷 肇

編集部

2021年の12月に保護猫シェルターからキジトラの男の子をお迎えしました。
猫を飼うのが初めてで戸惑うこともありましたが、今では日常に欠かせない大切な存在になっています。

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