コーギーはかわいらしい容姿と明るい性格から、多くの人に愛されている人気の犬種です。
この記事ではコーギーの飼いやすさに焦点をあわせて、コーギーの基本的な飼い方から注意点をまとめました。
コーギーを初めて飼う人、飼うことを検討している人向けに、パートナーとしての特徴も徹底解説。
コーギーの基本情報や性格、子どもとの相性などについて紹介するとともに、飼育にあたっての注意点やトレーニングのコツなどもまとめています。
この記事の結論
- コーギーは賢く従順で愛情深いため、初心者にも飼いやすい犬種である
- 体のサイズは中型犬であるので、利用できないサービスや施設もある
- JKC公認のコーギーは2種類あり、日本ではペンブロークが多く飼われている
- 手足が短く胴が長いため、ジャンプや飛び降りには注意が必要
目次
コーギーは飼いやすい犬種?

コーギーは飼いやすいと言われている犬種で、見た目も非常に可愛らしく魅力的です。性格的な特徴として、賢く従順で誠実、愛情深いなどのほか、積極性がありエネルギッシュな面があります。
おおらかで社交的といったことが挙げられます。人懐っこく他のペットや子どもたちとも仲良く過ごします。
また、コーギーは人間とのコミュニケーションを楽しめる犬種で、訓練にも向いています。基本的なしつけやトリックの学習は比較的容易でしょう。
被毛は短めですが、毛が抜けやすく季節によって多少の換毛があるため、毛のケアが必要です。飼い主との絆を大事にし、前向きで知的なイメージのあるコーギーですが、やはり個体差はあります。
コーギーの飼育難易度チェック
この表は、コーギーを飼う上で特に注意が必要な4つの項目について、その難易度を視覚的に示したものです。
項目 | 難易度(5段階評価) | 解説 |
---|---|---|
抜け毛 | ★★★★★ | ダブルコートの被毛を持つため、換毛期には大量の毛が抜けます。 毎日のブラッシングが必須で、特に春と秋の換毛期はこまめなケアが必要。 |
運動量 | ★★★★☆ | 牧羊犬として活躍していたため、非常に活発で豊富な運動量が必要。 1日2回30分以上の散歩に加え、広い場所での自由運動や遊びの時間も確保する。 |
しつけ | ★★★☆☆ | 賢く学習能力が高いため、しつけは比較的入りやすいです。 しかし、頑固な一面もあるため、一貫性のあるしつけが不可欠。 子犬の頃からしっかりと行うことが大切。 |
健康管理 | ★★★★☆ | 短い足と長い胴という体型から、椎間板ヘルニアなどの腰の病気にかかりやすい。 また、食欲旺盛なため、肥満になりやすく、徹底した体重管理が求められます。 |
コーギーは賢く飼い主に従順ですが、その特性を理解した上で、適切な運動と健康管理、そして日々の丁寧な抜け毛対策が必要な犬種です。
「飼いやすい」と言われる一方で、それなりの手間と注意を払う必要があることを認識しておきましょう。
こんな人にはコーギーは飼いやすい!
初めて犬を飼う人
コーギーは賢く、飼い主の指示をよく理解するため、しつけが比較的しやすい犬種です。初めて犬を飼う人でも、コツを押さえればスムーズにトレーニングを進められます。ただし、牧羊犬の特性から頑固な一面もあるため、一貫した態度で接することが重要です。
アクティブに遊びたい人
短い足ですが、非常に活発で運動能力が高い犬種です。ボール遊びやフリスビーなど、飼い主さんと一緒に体を動かすことが大好きなので、ドッグランや公園で思いっきり遊びたい人にはぴったりのパートナーとなるでしょう。毎日の散歩や運動の時間を十分に確保できる人に向いています。
楽しくコミュニケーションを取りたい人
コーギーは明るく陽気で、愛情深く甘えん坊な性格です。飼い主さんや家族とコミュニケーションを取ることが好きなので、犬と遊びながら生活を楽しみたい人には最高の相棒になります。
こんな人にはコーギーの飼育は少し難しいかも?
家を留守にしがちな人
人とのコミュニケーションを好むため、長時間のお留守番は苦手です。退屈や寂しさから無駄吠えやイタズラをしてしまうことがあります。
こまめな掃除やケアが苦手な人
ダブルコートで抜け毛が非常に多いため、こまめなブラッシングや掃除が必須です。特に換毛期には、家中に毛が舞うため、きれい好きな人や掃除が苦手な人には負担になる可能性があります。
運動不足になりやすい人
食欲旺盛で肥満になりやすく、また腰に負担がかかりやすい体型であるため、毎日の適切な運動が不可欠です。
運動量が足りないとストレスを溜めたり、健康を損なったりするリスクがあります。忙しくて散歩の時間を十分に確保できない人には難しいかもしれません。
コーギーの迎え入れ方

コーギーはほか犬種同様に、基本的に3つのお迎え方法があります。ペットショップ、ブリーダー、譲渡会(保護犬)などのお迎え方法を検討することになるでしょう。
ペットショップから迎え入れる
コーギーをペットショップから迎えるとき。まずは信頼できるお店を選ぶことが重要です。飼育環境が清潔で彼ら、彼女らが正しいケアを受けているかどうか確認してください。
また、犬の健康状態についての証明や、血統書などの文書が提供されるかどうかも確認が必要です。
血統や遺伝的な情報を確認することで将来、どんな病気にかかる可能性があるかをある程度予測できます。
ペットショップからの迎え入れには慎重さが求められます。健康なコーギーを迎えるために情報を収集し、慎重な選択を行いましょう。
ブリーダーから迎え入れる
ブリーダーから迎え入れる場合も、信頼できるブリーダー選びが重要になります。
犬舎訪問などを通して、幅広い専門知識があるかどうか、健康な血統を継ぐことに注力しているかどうかを確認しましょう。
そして、親犬の健康や性格についても情報収集し、血統書や健康診断結果などに目を通してください。
ブリーダーには質問や懸念事項を率直にぶつけましょう。誠実なブリーダーであれば、成長や健康状態についての情報を細かく提供してくれるはずです。
予防接種の状況も確認し、健康保証や返品ポリシーなどの条件も確認してください。信頼できるブリーダー選びはお迎えする子の健康と幸せの第一歩です。
譲渡会や里親制度を活用する
譲渡会や里親制度を利用する際は信頼できる団体かどうか、まず活動内容を確認しましょう。見学や面談の機会を積極的に利用してください。
お迎えしようとする子のバックグラウンドや、健康状態に関する情報をくわしく収集しましょう。性格や特性について知ることで、自分との相性を判断することをおすすめします。
また、獣医師の健康チェックや予防接種の情報を把握し、去勢・避妊手術やマイクロチップの有無についても確認しましょう。
費用、返品規約、譲渡条件などの重要事項を文書で確認し、理解したうえで手続きを進めてください。
譲渡会や里親制度でお迎えする場合は細かく情報収集したうえで、責任ある飼育ができるかどうか判断しましょう。
コーギーの飼い方

素直な性格で体も比較的丈夫なことなどから、飼いやすい犬種といわれるコーギー。飼い方にはいくつかのポイントがあります。
これらのポイントをおさえて、コーギーとの素敵な毎日を過ごしましょう。
コーギーを迎えるときの心構え
コーギーは体が丈夫で、長寿が期待できる犬種です。健康的な日常生活を送るためには十分な食事、適度な運動としつけ、社会化をほどこすことなどが必要になります。
また、安全で快適な居住空間を作ることも大事なポイント。定期的な健康診断や予防接種に加えて、ペット保険への加入も視野にいれましょう。
そして、お迎えするときの心構えとして最も重要なのは愛情を注ぎ、絆を強くすることです。時間をかけてコミュニケーションをはかってください。
良好な信頼関係を築いて、愛犬が幸せな犬生を送れるよう最大限努力しましょう。
子犬のうちからしつけを行う

「しつけは子犬のうちから」というのはよく知られていることで、恐怖心や不安が少ないと言われている子犬の方がなんでもスムーズに吸収できるからです。
小さい頃から習慣化されたことは成犬になっても覚えていることが多く、いろいろなことに慣れてくれる良い機会なのです。まずは下記の7つのしつけから、トライしてみましょう。
しつけは飼い主さんのためでもあり、愛犬のためのことでもあります。
最初はなかなか聞いてくれず悩ましい時期もあるかと思いますが、ひとつずつ一緒にクリアしていきましょう。
高い所から飛び降りないような環境をつくる
コーギーは胴が長く足が短い犬種なので、体格的にジャンプや飛び降りには適していません。
高い場所からの飛び降りは、骨や関節、背中への負担がかかります。さらには着地時に失敗すると骨折や打撲、靭帯損傷などの恐れも。
そのときは大丈夫でも、そうした習慣が後々の体の負担に繋がってくるため、シニア期に動けなくなってしまうこともあります。
高い場所から飛び降りることを防ぐため、ソファに上がらないようにしつけたり、大きな段差をなくすなど安全に生活できる環境作りを心がけましょう。
季節に合わせて室温をしっかり管理する

コーギーにとって、夏・冬それぞれ以下が快適な室温と言われています。
夏の快適な室温 | 23℃~26℃ |
冬の快適な室温 | 19℃~23℃ |
暑い・寒いの感じ方には個体差があります。愛犬の様子を見て調整してあげてください。
人が快適に過ごせる室温・湿度がコーギーにとっても適温であることが多いです。
散歩は1日2回、30分~1時間を目安に行く

コーギーは中型犬なので、小型犬よりも少し長めの散歩時間が適切だと言われています。
散歩は朝晩2回、30分から1時間程度が目安となり、帰宅後に息を切らしている程度が適度だと覚えておきましょう。
目安回数 | 1日2回 |
目安時間 | 30分~1時間 |
平坦で障害物の少ない、静かな場所を選んで散歩しましょう。天候や気温、体調などによって時間やコースを変えながら毎日続けてください。
ブラッシングを毎日行う

コーギーは二重被毛のため抜け毛も多く、毎日のブラッシングが欠かせません。
スリッカーブラシなどで被毛全体を梳いたあと背中や脇の下、腹部などに絡まった毛や抜け毛がないかどうか確認しましょう。
毛玉があればコームでやさしく、丁寧に取り除きましょう。被毛の密集した部分や絡まりやすいところは、特に念入りに行ってください。
年に数回、大量に毛が抜けます。抜け毛が目立つときは、より丁寧なブラッシングで毛の絡まりや皮膚病から守ってあげましょう。
月に1回~2回程度のペースでシャンプーをする

二重被毛のコーギーはブラッシングを行ってからシャンプーをすることで、毛の絡みを防いで汚れをきちんと落とせます。
シャンプーは犬専用のものを使い、人間用のシャンプーを使うことがないように注意しましょう。
余計な洗浄成分を含まず、pHバランスの調整されたシャンプーが理想です。適温のお湯で耳や目の周りには特に注意して洗います。
シャンプー後はしっかりすすぎを行い、タオルで優しく拭きます。ドライヤーで乾かす際には低温で毛の根元から毛先に向かって乾かすことで、フワッと感を出せます。
プロのトリマーにお願いするのもおすすめです。希望を伝えてふさわしいトリミング方法を相談しましょう。爪切りや肛門腺絞りもやってもらうといいですよ。
耳は汚れていたら掃除する

犬の耳は定期的に耳掃除をしないと、外耳炎などの炎症などを引き起こす可能性があります。
コーギーは立ち耳なので耳の中が蒸れることは少ないですが、耳介を中心に汚れがたまることはあります。
耳に汚れが見られるときには濡れたガーゼや、ペット用のウェットシートなどで汚れを拭き取ってあげましょう。
耳からイヤなニオイがしたり、赤く炎症しているような様子があれば動物病院を受診してください。
歯磨きは子犬の頃から習慣化させる

犬の歯磨きの頻度は1日1回がベスト。最低でも1週間に2~3回は歯磨きするのが理想的です。
犬の歯垢が歯石に変わるまでの時間は人間よりも非常に早く、歯磨きを怠ると歯周病のリスクが高まってしまいます。
歯周病は口腔内の病気に留まらず、歯周炎や歯肉炎から歯槽膿漏、そして病原菌が内臓にまで達してしまうこともあるのです。
歯磨きは乳歯が生え始めた生後3か月頃から練習を始めて習慣化させておくことで、成犬後もスムーズに行うことができますよ。
肥満に注意した低カロリーフードがおすすめ

ドッグフードには総合栄養食、その他目的食、療法食などさまざまな種類がありますが、毎日の主食には総合栄養食や総合栄養食基準のフードを選びましょう。
総合栄養食はそのフードと水のみで、必要な栄養を満たすことができるように作られています。
また、犬はライフステージごとに必要とされるカロリー量が異なります。ドッグフードには「子犬用、成犬用、シニア犬用」などライフステージで分けられているので、愛犬の成長や年齢に合わせてフードを切り替えるようにしましょう。
肥満になると胴長なコーギーはより腰に負担がかかるので、体重管理をしっかりして肥満予防をしてあげてください。
コーギーのライフステージ別 飼育のしやすさと注意点

コーギーは、その愛らしい容姿と賢さで人気ですが、ライフステージごとに飼育のしやすさや注意点が変化します。
ここでは、「子犬期」「成犬期」「高齢期」に分けて、具体的な飼育のポイントと難易度について解説します。
子犬期(生後2か月〜1歳頃)
子犬期は、コーギーの性格形成や社会化において最も重要な時期です。この時期の接し方や環境が、将来の飼いやすさを大きく左右します。
飼育のしやすさ
しつけの吸収力:賢く従順なため、基本的なしつけ(トイレ、おすわり、待てなど)を比較的早く覚えます。褒めて伸ばすことで、スムーズに学習が進みます。
人懐っこさ:好奇心旺盛で人懐っこい子が多く、新しい家族にも早く慣れ、積極的にコミュニケーションを取ろうとします。
注意点・難しさ
社会化の重要性:生後3〜4か月頃までの社会化期に、さまざまな人、犬、音、環境に慣れさせることが非常に重要です。この時期を逃すと、臆病になったり、他の犬や人に対して吠えたりする問題行動が出やすくなる可能性があります。ワクチン接種後には、短時間の散歩で色々な音や景色に慣れさせる、子犬教室に参加して他の犬との交流を経験させるなどが有効です。
要求吠えや甘噛み:活発な性格のため、要求吠えや甘噛みが頻繁に出ることがあります。子犬のうちから一貫したしつけで、「いけないこと」を教える必要があります。
体力と運動量:短い足ながら運動能力が高く、非常にエネルギッシュです。適切な遊びと運動で、エネルギーを発散させてあげないと、いたずらや問題行動に繋がることがあります。
誤飲・誤食の危険性:好奇心旺盛なため、何でも口に入れてしまう可能性があります。室内は常に安全な状態を保ち、危険なものを手の届く場所に置かないように徹底しましょう。
夜鳴き:環境の変化や寂しさから夜鳴きをすることがあります。焦らず、無視を基本とし、安心できる寝床と環境を整えることが重要です。
成犬期(1歳〜7歳頃)
心身ともに安定し、飼い主との信頼関係が築かれる時期です。しつけも定着し、より飼いやすさを実感できるでしょう。
飼育のしやすさ
しつけの定着:子犬期に身につけたしつけが定着し、飼い主の指示をよく聞くようになります。新しい芸を覚えさせるのも比較的容易です。
安定した性格:遊び好きで明るく、家族の中心となる存在です。日々の生活の中で、飼い主との絆を深めていくことができます。
賢さの活用:知的な遊びやトレーニングを取り入れることで、コーギーの賢さをさらに伸ばすことができます。
注意点・難しさ
運動不足による問題行動:牧羊犬としてのルーツを持つため、運動量が不足するとストレスを感じ、無駄吠えや破壊行動に繋がることがあります。毎日十分な散歩や遊びの時間を確保することが重要です。
肥満への注意:短い足と胴長な体型から、体重が増えすぎると関節に大きな負担がかかり、椎間板ヘルニアなどのリスクが高まります。食事管理と適切な運動で、体重を厳しく管理する必要があります。
頑固な一面:牧羊犬気質からか、たまに頑固な一面を見せることもあります。一貫したしつけと根気強い対応が求められます。
抜け毛対策:ダブルコートの被毛を持つため、換毛期には大量の毛が抜けます。毎日のブラッシングが欠かせず、アレルギーのある家庭では注意が必要です。
高齢期(8歳頃〜)
体の衰えが見られ始める時期です。これまでとは異なるケアや配慮が必要になります。
飼育のしやすさ
落ち着き:以前のような活発さはなくなり、穏やかに過ごす時間が増えます。室内で落ち着いて過ごすことができるため、世話自体は楽になる面もあります。
より深い絆:長年共に過ごした分、飼い主との絆は非常に深く、お互いの存在が大きな癒しとなります。
注意点・難しさ
関節疾患(椎間板ヘルニアなど)のリスク増大:高齢になるにつれて、胴長短足という体型からくる椎間板ヘルニアのリスクがさらに高まります。滑りにくい床材の使用、段差の解消、抱き上げ方など、日常生活での細心の注意が必要です。
介護のしやすさ・難しさ:小型〜中型犬であるため、寝たきりになった際の抱き上げや移動は大型犬に比べて比較的容易です。しかし、排泄の補助やおむつ交換、床ずれ防止など、高齢犬特有の介護は飼い主にとって精神的・肉体的な負担となることがあります。
筋力低下と運動量の調整:筋力が衰えるため、散歩の距離や時間を調整する必要があります。無理な運動は避けつつ、足腰の衰えを防ぐための軽い運動を継続することが大切です。
認知機能の低下:認知症を発症すると、夜鳴き、徘徊、トイレの失敗などの症状が見られることがあります。根気強い対応と、生活環境の調整が必要です。
視力・聴力の低下:目や耳が悪くなることで、段差につまずいたり、呼びかけに気づかなかったりすることがあります。家具の配置を変えない、視覚や嗅覚で分かるサインを使うなどの工夫が必要です。
定期的な健康チェックの重要性:年齢を重ねるにつれて、さまざまな病気のリスクが高まります。定期的な健康診断を欠かさず行い、早期発見・早期治療に努めることが重要です。
コーギーを飼うときに気を付けるべきこと

コーギーを飼うときには体重管理や体に負担のかからない空間づくり、首輪・ハーネス選びなどいくつかの注意点があります。
ほか、去勢・避妊をしたときにも注意したいポイントがあります。以下に説明する注意点をカバーすれば大丈夫。最良のパートナーになってくれるでしょう。
肥満にならないよう体重管理を徹底する
コーギーの体重管理はまず、正しい食事管理から。高品質のフードを選んで栄養バランスの取れた食事を適量、与えることを心がけましょう。
適度な運動も必要です。散歩やランニング、遊びで運動量を確保してください。活発な性格なので運動不足は大きなストレスになります。
体重の測定・記録も忘れないようにしましょう。記録することで理想の体重が維持されているかどうか把握できます。
必要に応じて、下記のBCS(ボディ・コンディション・スコア)をもとにして食事量や運動量を調整してください。

おやつの適切な管理も重要です。低カロリーで栄養価の高いおやつを選び、カロリーが高いおやつや人間の食べ物を与えないようにしましょう。
定期的な健康チェックと獣医師への相談も忘れずに。コンスタントに日常の体重管理や、健康状態の評価を受けることも大切です。
去勢・避妊後は太りやすくなるのでより注意が必要
去勢・避妊後はホルモンバランスの変化により、太りやすくなることがあります。太りすぎを予防するためには、正しい食事管理が欠かせません。カロリー摂取量を把握し、獣医師の指示に従って食事量を調整しましょう。
適度な運動も体重管理に効果的です。コーギーは遊ぶことが好きな犬種なので、散歩やアクティビティなどで積極的に体を動かすといいでしょう。
あわせて、定期的な体重測定を行い、体重の増減を把握してください。増えている場合は食事量の見直しや運動の強化を検討し、必要な調整を行いましょう。
食事や運動のバランスの取れたライフスタイルで、コーギーにとって健康的な体重を維持しましょう。
室内はケガをしない空間を作る
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室内でも元気に走り回ることの多いコーギー。つまづいたり転んだりする恐れのあるものは、床や通路に置かないようにしましょう。
滑りにくく柔らかい床材を敷いたり段差をなるべくなくすなどして、体に負荷のかかりにくい環境作りを心がけてください。
キッチンやバスルーム、洗濯機や乾燥機などの危険な場所に入らないよう施錠したり、柵を設けたりする工夫も必要です。
家具の角張った部分を柔らかいもので覆ったり、電気コードを養生したりして安全の確保に努めましょう。
子犬のうちは好奇心から、噛み癖のある子もいます。しつけが済むまでは、ケージでお留守番してもらうほうが安心でしょう。
首輪・胴輪は頑丈なものを利用する
出典:Amazon
コーギーには首輪と胴輪(ハーネス)の両方があると便利です。首輪は日常生活での散歩に、胴輪はトレーニング時に役立ちます。選ぶときにはサイズや素材、デザインや機能性などに注目しましょう。
首輪は首、胴輪は胸の周りを測定してジャストサイズのものを選びます。お店で実際に試着して相談しながら選ぶといいでしょう。
素材は柔らかく丈夫なナイロン素材やレザーがおすすめ。首輪には名前や電話番号を入れるタグをつけることが大切です。 胴輪は着脱しやすいもの、引っ張ったとき体に負担がかかりにくいものを選びましょう。
赤ちゃんや子供と接触するときは注意する
コーギーと人間の赤ちゃんや子供が接触するときは、常に目を離さず監視しましょう。予期せぬ事態が起きないように、飼い主さんは適度なリーダーシップを示してください。
赤ちゃんとの接触には特に注意が必要です。コーギーが赤ちゃんの近くに行くときは行動をコントロールし、赤ちゃんの安全を確保しましょう。
話が理解できる程度の年齢の子には、コーギーと仲良くするアイデアなどを教えてあげてください。
安全な空間でふれあってもらったうえで、どちらかがストレスを感じているような場合はコーギーを別室に移動させましょう。
細かな気づかいでコーギーと赤ちゃん、子供との接触を安全かつ楽しいものにしましょう。
コーギーは飼いやすいが、病気や事故に注意!

コーギーは基本的に丈夫な犬種ですが、変性性脊髄症や椎間板ヘルニア、白内障などの遺伝性疾患にかかりやすいです。
運動不足や過剰な食事による肥満、寒暖差による体調不良などを起こしやすい傾向があります。そのため毎日の正しい食事や運動、温度調節や健康チェックが欠かせません。
また、コーギーは好奇心が旺盛です。散歩中はリードをしっかりと握り、交通量の多い道路や危険な場所では特に注意してください。
食べ物に対しても興味を示すため、誤飲や事故にも気をつける必要があります。安全や健康に配慮して、コーギーとの楽しい生活を実現しましょう。
この記事の執筆者
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