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飼いやすいおすすめの大型犬12選!飼いやすい犬種の特徴や注意点

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飼いやすいおすすめの大型犬!飼いやすい犬種の特徴や注意点

大型犬は見た目の迫力から、お迎えを躊躇される方も多いでしょう。それが実際に日本では飼育数にあらわれています。

しかし、その大きな体に似合わず、穏やかで優しい性格の子が多いのが特徴でもあるのが大型犬です。

確かに食事の量や生活スペース、運動量にお手入れの時間など、小型犬と比べて考慮すべき点は多いです。

ただし、適切な環境さえ整えれば、大型犬ならではの魅力を存分に味わうことができるでしょう。

この記事の結論

  • 大型犬は体格が大きいものの、温厚で賢く家族思いな性格が多
  • 飼育には6畳以上の専用スペースと定期的かつ豊富な運動が必要
  • ランニングコストは小型犬の1.5~2倍ほどかかるため、長期的な経済計画が重要
  • 集合住宅は制限が多いため一戸建てなどの適切な環境があれば初心者でも飼える

前田 みるく

担当執筆者

前田 みるく

ライター/愛玩動物飼養管理士2級、猫検定 初級・中級/ペット看護師/動物介護士

猫と暮らして40年。犬の飼育歴も20年と大の動物好き。現在も3匹のニャンズと1匹の柴ワンと幸せな毎日を過ごしています。

nademo編集部

担当執筆者

nademo編集部

編集部

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飼いやすい大型犬

大型犬は全体的に聡明で穏やか、明るく人懐っこい犬種が多く、しつけやすいといわれています。

個体や種類にもよりますが大型犬は学習能力が高く、友好的でフレンドリーな犬種が多い傾向があります。

全体的に飼い主さんへの忠誠心の強い犬種が多いため、ペットとしても飼いやすいと人気です。

大型犬は家族を守る忠実な番犬として、また子どもたちの心強い遊び相手としても活躍してくれます。

優しく賢い性格でしつけもしやすい子が多く、初めて犬を飼う方にもおすすめです。

飼いやすい大型犬の特徴

大型犬は体格が大きいため、飼育が難しいというイメージをお持ちの方も多いことでしょう。

しかし、性格や特徴によっては、初めて犬を飼う方でも安心して迎え入れることができる犬種が多くいます。

飼いやすい大型犬には、いくつかの共通した特徴があり、その代表的な特徴として、優れた学習能力や人なつっこい性格、お世話のしやすさなどが挙げられます。

これらの特徴を詳しく理解することで、自分に合った大型犬を選ぶことができます。

学習能力が高く、しつけがしやすい

飼いやすい大型犬の多くは、非常に高い学習能力を持っていることで知られています。

例えば、ボーダー・コリーやラブラドール・レトリーバーは、アメリカの心理学者スタンリー・コレンの犬の知能ランキングでも上位に位置しています。

これらの犬種は命令の理解が早く、繰り返し教える必要が少ないため、しつけがスムーズに進みやすいです。

また、盲導犬や介助犬として活躍しているのも大型犬が多く、これは学習能力が高く、指示を的確に理解し実行できる証拠でもあります。

このように、理解力と順応性が高い点は、初心者でも飼いやすい大型犬の大きな魅力のひとつです。

人懐っこく誰に対しても友好的

大型犬はその体格に反して、とても甘えん坊で人懐っこい性格を持つ犬種が多く存在します。

例えば、ゴールデン・レトリーバーは飼い主とのスキンシップを好み、家庭内で常に飼い主のそばに寄り添う姿がよく見られます。

実際に、子どもと一緒に暮らす家庭での飼育例では、ゴールデン・レトリーバーが赤ちゃんのそばで眠ったり、子どもと遊んであげる姿がSNSやメディアで話題になることもあります。

こうした性格から、家庭犬としての適性が高く、初めて大型犬を飼う方にとっても安心です。人との信頼関係を大切にし、社交的で温厚な性格は、飼いやすい大型犬の大きな魅力です。

ニオイや抜け毛が少なく、お手入れが楽

飼いやすい大型犬を選ぶ際には、お手入れのしやすさも重要なポイントです。例えば、短毛のラブラドール・レトリーバーやグレート・デーンなどは、被毛のお手入れが比較的簡単です。

週に1〜2回のブラッシングで抜け毛を抑えることができ、プロによるトリミングの必要も基本的にはありません。

また、入浴も月1回程度で十分なことが多く、飼い主の負担が少ない点も魅力です。耳や爪の手入れも定期的に行うことで、病気の予防にもつながります。

大型犬=手間がかかるという印象があるかもしれませんが、犬種によってはお手入れの手間が少なく、初心者でも飼いやすいタイプも多いのです。

留守番が得意

大型犬は単独で留守番をすることが得意な子も多く、独立心が強く番犬になってくれる子もいます。

飼い主さんが不在時も落ち着いて過ごすことができれば、防犯の助けにもなってくれて安心ではないでしょうか。

ただし、誰もが留守番は最初からできるわけではありません。特に子犬のうちは十分な社会化トレーニングが必要となるのでしっかり行いましょう。

運動量が多すぎない

大型犬の多くは過度な運動を必要としないため、飼いやすいです。散歩は必要ですが、1日30分から1時間の適度な運動で、健康を維持することができます。

ただし、激しい運動は関節や心臓に負担をかける場合があるため、飼い主さんの適切な配慮が大切です。

愛犬の健康を保つために、運動量や散歩後の様子を観察しながら、適切な運動を心掛けましょう。

病気になりにくい

大型犬は小型犬に比べると寿命が短い傾向がありますが、健康的な生活を送るための工夫をすることができます。

股関節形成不全や拡張型心筋症など、特定の病気が発生するリスクがありますが、すべての大型犬がこれらの病気を患うわけではありません。

飼い主さんが適切な食事管理や適度な運動、日々の健康チェックを徹底することで、病気のリスクを軽減できます。

また、定期的な健康診断とワクチン接種を行えば、愛犬の健康をより長く維持できるでしょう。

飼いやすい大型犬のおすすめ12選

No123456789101112
画像
犬種プードルゴールデン・レトリーバーサモエドジャーマン・シェパード・ドッグセント・バーナードバーニーズ・マウンテン・ドッグドーベルマンビアデッド・コリーアイリッシュ・セターボルゾイダルメシアンイングリッシュ・セター
原産地フランススコットランドロシアドイツスイススイスドイツスコットランドアイルランドロシアクロアチアイングランド
抜け毛少ない多い多い多い多い多い少ない多い平均的多い多い多い
毛質シングルコートダブルコートダブルコートダブルコートダブルコートダブルコートシングルコートダブルコートシングルコートダブルコートスムースコートダブルコート
毛色ブラック,ホワイト,レッド,ブルー,グレー,ブラウン,アプリコット,クリーム,シルバーゴールド,クリームピュア・ホワイト,クリーム,ビスケットオールブラック,ブラック&タン,グレーレッドブラウン,ブラウンイエロートライカラーブラック&タン,ブラウン,ブルー,イザベラ(フォーン)スレートグレー,ブラック,ブルー,ブラウン,サンディ,フォーンチェスナット,リッチチェスナットホワイト,レッド,グレー,ブラック,ブリンドル,フォーンピュア・ホワイト+ブラック・スポット・バラエティー,ピュア・ホワイト+レバー・スポット・バラエティーブラック&ホワイト,オレンジ&ホワイト,レモン&ホワイト,レバー&ホワイト,ブルーベルトン&タン,レバーベルトン&タン
サイズ体高:男の子45cm~62cm56cm~61cm54cm~60cm60cm~65cm70cm~90cm64cm~70cm68cm~72cm53cm~56cm64cm〜69cm75cm~85cm56cm~61cm65cm~68cm
体高:女の子45cm~62cm51cm~56cm50cm~56cm55cm~60cm65cm~80cm58cm~66cm63cm~68cm51cm~53cm61cm〜66cm68cm~78cm54cm~59cm61cm~65cm
体重:男の子10kg~20kg29kg~34kg16kg~30kg30kg~40kg64kg~82kg38kg~50kg40kg~45kg18kg~27kg29kg〜32kg34kg~48kg27kg~32kg25kg~30kg
体重:女の子10kg~20kg24kg~29kg16kg~30kg22kg~32kg54kg~64kg36kg~48kg32kg~35kg18kg~27kg25kg〜28kg25kg~41kg24kg~29kg25kg~30kg
平均寿命12歳〜15歳10歳~12歳12歳~14歳10歳~12歳8歳~10歳6歳~8歳10歳~13歳14歳~15歳11歳~12歳7歳~10歳10歳~13歳12歳~13歳
なりやすい病気副腎皮質機能低下症,胃拡張捻転症候群,皮膚疾患股関節形成不全,耳血腫,甲状腺機能低下症,悪性リンパ腫白内障,緑内障,股関節形成不全,関節炎,糖尿病胃拡張捻転症候群,股関節形成不全,膵外分泌不全,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),熱中症拡張型心筋症,胃拡張捻転症候群,股関節形成不全,外耳炎,皮膚炎,白内障股関節形成不全,進行性網膜萎縮症(PRA),胃拡張捻転症候群,熱中症,皮膚炎股関節形成不全,拡張型心筋症,胃拡張捻転症候群,フォン・ヴィレブランド病,ウォブラー症候群白内障,アトピー性皮膚炎,進行性網膜萎縮症(PRA),股関節形成不全外耳炎,進行性網膜萎縮症(PRA),股関節形成不全,甲状腺機能低下症胃拡張捻転症候群,外耳炎,進行性網膜萎縮症(PRA),股関節形成不全尿路結石症,高尿酸血症,ダルメシアン・ブロンズ症候群,股関節形成不全アレルギー性皮膚炎,先天性難聴,股関節形成不全,外耳炎,胃拡張捻転症候群,進行性網膜萎縮症(PRA)
参考価格20万円~30万円10万円~30万円50万円~130万円35万円~55万円15万円~30万円15万円~30万円前後20万円~40万円20万円前後30万円~40万円30万円~40万円30万円~50万円20万円前後
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「飼いやすい」とは、単に性格が穏やかというだけでなく、飼い主さんのライフスタイルや住環境に適応しやすいかどうかが重要です。ここでは、以下の5つの軸で評価します。

  • 運動量(5段階): 1が少なく、5が多い
  • 手入れの手間(5段階): 1が少なく、5が多い
  • しつけの難易度(5段階): 1が優しく、5が難しい
  • 遺伝性疾患のリスク(5段階): 1が少なく、5が多い
  • 吠えやすさ(5段階): 1が少なく、5が多い

No.1 スタンダード・プードル

スタンダード・プードルは高い知能と社交性を持ち、しつけがしやすいため飼いやすい大型犬として人気です。

家族や他のペットとも良好な関係を築くことができ、人懐っこい性格が魅力となっています。

実はアレルギーが少ない犬種ともいわれているため、アレルギーの方に嬉しい抜け毛の少なさも特徴的です。抜け毛が少ないので、被毛のお手入れは月1〜2回のトリミングと週数回のブラッシングが理想です。

適度な運動で健康維持ができ、賢く飼い主さんに忠実な性質から初心者の方にもおすすめできるでしょう。

活発な犬種のため、1日1〜2回の散歩と運動スペースが必要ですが、庭のないマンションでも対応可能です。股関節形成不全などに注意し、定期的な健康チェックを行うことで長く健康に過ごせます。

なぜ飼いやすいのか

  • 賢く従順: 非常に知能が高く、飼い主の指示をよく理解します。しつけがしやすく、ドッグスポーツなど頭を使う遊びも得意です。
  • 抜け毛が少ない: シングルコートで抜け毛が非常に少ないため、犬アレルギーを持つ方でも比較的飼いやすいとされています。室内を清潔に保ちやすい点も大きなメリットです。
  • 穏やかな性格: 陽気でフレンドリーな性格ですが、無駄吠えは少ない傾向にあります。

nademo独自の評価軸

  • 運動量: 4/5(活発で、毎日十分な散歩や遊びが必要)
  • 手入れの手間: 5/5(定期的なトリミングと毎日のブラッシングが必須)
  • しつけの難易度: 1/5(知能が高く、従順なため)
  • 遺伝性疾患のリスク: 3/5(股関節形成不全、胃捻転など)
  • 吠えやすさ: 2/5(無駄吠えは比較的少ない)

明るく温厚で有効的

知能が高く、人に懐きやすい

神経質な面もあるため、たまに吠えることも

運動神経がよく、十分な運動を欲する

 その他情報

原産地 フランス
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 大型
平均寿命 12歳〜15歳
なりやすい病気 副腎皮質機能低下症,胃拡張捻転症候群,皮膚疾患
参考価格 20万円~30万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 シングルコート
毛色 ブラック,ホワイト,レッド,ブルー,グレー,ブラウン,アプリコット,クリーム,シルバー

体高

男の子45cm~62cm
女の子45cm~62cm

体重

男の子10kg~20kg
女の子10kg~20kg

No.2 ゴールデン・レトリーバー

穏やかで人懐っこい性格を持ち、初めての飼育にも適したゴールデン・レトリーバーは、まさに飼いやすい大型犬の代表格です。

順応性が高く、家族との絆を大切にするため、子どものいる家庭にもぴったりです。

毎日1時間程度の散歩が理想で、広いスペースがあればさらに良好。被毛は週2〜3回のブラッシングで十分です。

股関節形成不全や皮膚疾患になりやすい傾向があるため、予防ケアが重要です。

盲導犬としても活躍する聡明さと、深い愛情表現が特徴的。さまざまなシーンで目にすることもある犬種です。

子供から高齢者まで、誰にでも優しく接することができますので、最高のパートナーとなってくれます。

なぜ飼いやすいのか

  • 温厚でフレンドリー: 家族に対して非常に優しく、子供とも仲良くできます。他の犬や人とも友好的に接するため、社会性が身につきやすいです。
  • 従順でしつけやすい: 賢く、飼い主の指示に従順です。物覚えも良く、しつけに苦労することは少ないでしょう。
  • 高い適応力: 穏やかな性格から、様々な環境に適応できます。

nademo独自の評価軸

  • 運動量: 4/5(活発で、毎日長めの散歩や遊びが必要)
  • 手入れの手間: 4/5(ダブルコートで抜け毛が多く、毎日のブラッシングが必要)
  • しつけの難易度: 1/5(賢く、従順なため)
  • 遺伝性疾患のリスク: 5/5(股関節形成不全、皮膚炎、がんなど)
  • 吠えやすさ: 2/5(無駄吠えは比較的少ない)

温厚で知的、気配りもできる

主人に気に入られるよう努力するほど

大人しいためあまり吠えない

能力は高くなく、運動不足になりがち

 その他情報

原産地 スコットランド
犬種グループ 8G:7グループ以外の鳥猟犬
大きさ 大型
平均寿命 10歳~12歳
なりやすい病気 股関節形成不全,耳血腫,甲状腺機能低下症,悪性リンパ腫
参考価格 10万円~30万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 ゴールド,クリーム

体高

男の子56cm~61cm
女の子51cm~56cm

体重

男の子29kg~34kg
女の子24kg~29kg

No.3 サモエド

ふわふわの白い被毛と明るい性格が魅力のサモエドは、人とのふれあいを好むため家庭向き。飼いやすい大型犬の中でも特に愛嬌がありますが、運動量が多く、毎日の散歩と遊びが必要です。

寒冷地出身のため、夏場の暑さ対策が重要。住環境は庭付きの一軒家が理想です。被毛は抜け毛が多く、週3〜4回のブラッシングが推奨されます。皮膚病や関節疾患の予防に注意が必要です。

ソリ引き犬としての歴史を持ち、十分な体力がありながら、家族との時間を大切にします。

定期的なブラッシングで被毛は管理可能で、人懐っこい性質から来客にも友好的です。ただし、暑さには非常に弱い犬種であるため、夏場の体調管理には注意するようにしましょう。

なぜ飼いやすいのか

  • 温厚で優しい性格: 「サモエド・スマイル」と呼ばれる愛らしい笑顔が特徴で、家族に対して非常に優しく、辛抱強いです。
  • 友好的: 飼い主だけでなく、他人や他の犬にもフレンドリーに接します。

nademo独自の評価軸

  • 運動量: 4/5(そり犬のため、十分な運動が必要)
  • 手入れの手間: 5/5(ダブルコートで、非常に抜け毛が多く、毎日の丁寧なブラッシングが必須)
  • しつけの難易度: 3/5(自立心が強く、根気が必要)
  • 遺伝性疾患のリスク: 4/5(股関節形成不全、糖尿病など)
  • 吠えやすさ: 3/5(警戒心が強いと吠えることがある)

賢く知的で、穏やかな性格

警戒心はあまりなく、懐きやすい

あまり吠えない

活発なため、やや多めの運動が必要

 その他情報

原産地 ロシア
犬種グループ 5G:原始的な犬・スピッツ
大きさ 大型
平均寿命 12歳~14歳
なりやすい病気 白内障,緑内障,股関節形成不全,関節炎,糖尿病
参考価格 50万円~130万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 ピュア・ホワイト,クリーム,ビスケット

体高

男の子54cm~60cm
女の子50cm~56cm

体重

男の子16kg~30kg
女の子16kg~30kg

No.4 ジャーマン・シェパード・ドッグ

高い知性と忠誠心を兼ね備えたジャーマン・シェパードは、訓練性能の高さから家庭犬としても優れたパートナーです。

賢くしつけがしやすい犬種として知られ、家族に対しては深い愛情を示してくれるのが特徴です。

警戒心が強く番犬としても活躍。適度な運動が必要で、1日1時間以上の散歩が望まれます。広めのスペースがある住宅が理想ですが、運動としつけを徹底すれば集合住宅でも飼育可能です。

ダブルコートであるため、春や秋などの換毛期には抜け毛が多くなりますが、日々のブラッシングで対応できます。

被毛のお手入れは週2〜3回程度。股関節形成不全や胃捻転などに注意が必要です。

なぜ飼いやすいのか

  • 高い知能と訓練性能: 非常に知能が高く、警察犬や盲導犬として活躍するほど訓練性能に優れています。飼い主の指示を迅速に理解し、従順です。
  • 責任感が強い: 家族を守ろうとする責任感が強く、信頼関係を築けば最高のパートナーとなります。

nademo独自の評価軸

  • 運動量: 5/5(非常に活発で、高い運動量が必要)
  • 手入れの手間: 2/5(短毛で日常的な手入れは比較的少ない)
  • しつけの難易度: 2/5(知能が高く従順だが、きちんとした訓練が必要)
  • 遺伝性疾患のリスク: 5/5(股関節形成不全、肘関節形成不全など)
  • 吠えやすさ: 3/5(警戒心が強く、番犬として吠えることがある)

とても警戒心が強く、落ち着きのある性格

家族に対しては愛情深い

軍用犬としても人気が高く吠えやすい

運動意欲が高く、十分なお散歩が必要

 その他情報

原産地 ドイツ
犬種グループ 1G:牧羊犬・牧畜犬
大きさ 大型
平均寿命 10歳~12歳
なりやすい病気 胃拡張捻転症候群,股関節形成不全,膵外分泌不全,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),熱中症
参考価格 35万円~55万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 オールブラック,ブラック&タン,グレー

体高

男の子60cm~65cm
女の子55cm~60cm

体重

男の子30kg~40kg
女の子22kg~32kg

No.5 セント・バーナード

穏やかで優しい性格のセント・バーナードは、見た目の迫力に反しておとなしく、家庭での飼育にも適しています。

ただし非常に大型なため、広い家や庭付きの住宅が理想です。運動はそれほど激しくなく、1日2回、30分〜1時間程度の散歩で満足します。

被毛は週2〜3回のブラッシングが必要で、換毛期はさらに頻度を増やすと良いでしょう。心臓疾患や関節トラブルに注意が必要です。

救助犬としての歴史を持ち、人を助けることに長けた優しい心の持ち主です。家族との信頼関係を築きやすく、よだれが多い以外は飼育の負担も比較的少ないでしょう。

なぜ飼いやすいのか

  • 温厚で優しい: 非常に穏やかで、優しく落ち着いた性格です。子供や他の動物とも仲良くできます。
  • 辛抱強く従順: 飼い主の指示によく従い、辛抱強くしつけも比較的しやすいです。

nademo独自の評価軸

  • 運動量: 2/5(大型犬の中では少なめだが、適度な散歩は必要)
  • 手入れの手間: 4/5(毛量が多く、抜け毛も多いためブラッシングが必要)
  • しつけの難易度: 2/5(穏やかで従順なため)
  • 遺伝性疾患のリスク: 5/5(大型犬特有の関節疾患、心臓病、胃捻転など)
  • 吠えやすさ: 2/5(無駄吠えは少ない)

優しく穏やかな性格

飼い主に懐きやすい

攻撃性が低いので吠えにくい

運動量が多いので十分な散歩が必要

 その他情報

原産地 スイス
犬種グループ 2G:使役犬
大きさ 大型
平均寿命 8歳~10歳
なりやすい病気 拡張型心筋症,胃拡張捻転症候群,股関節形成不全,外耳炎,皮膚炎,白内障
参考価格 15万円~30万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 レッドブラウン,ブラウンイエロー

体高

男の子70cm~90cm
女の子65cm~80cm

体重

男の子64kg~82kg
女の子54kg~64kg

No.6 バーニーズ・マウンテン・ドッグ

温厚で忠実な性格を持ち、初心者にも扱いやすいバーニーズ・マウンテン・ドッグは、家庭犬として非常に人気です。

寒冷地に強く、夏場の暑さに注意が必要。運動量は多めで、1日2回の散歩と広いスペースでの運動が推奨されます。

被毛の手入れは週3回以上のブラッシングが理想。股関節疾患や悪性腫瘍などの健康リスクもあるため、定期的な動物病院での診断が大切です。

荷物運搬犬としての歴史から、忍耐強く賢い特徴があり、家族思いで子供との相性が抜群です。番犬としても活躍しますが、温厚な性格で扱いやすいのが特徴です。

ただし、暑さには弱いため、夏場の体調管理には注意が必要となっています。

なぜ飼いやすいのか

  • 温和で優しい性格: 家族に対して非常に愛情深く、穏やかで優しい性格です。子供や他の動物とも友好的に接します。
  • 従順でしつけやすい: 賢く、飼い主の指示によく従います。ドッグトレーナーなど専門家から見てもしつけがしやすい犬種とされています。

nademo独自の評価軸

  • 運動量: 3/5(適度な運動が必要)
  • 手入れの手間: 5/5(ダブルコートで抜け毛が多く、毎日のブラッシングが必須)
  • しつけの難易度: 1/5(穏やかで従順なため)
  • 遺伝性疾患のリスク: 5/5(大型犬特有の関節疾患、がんなど)
  • 吠えやすさ: 2/5(無駄吠えは少ない)

感受性が豊かで優しく温和な性格

飼い主に忠実なのでしつけやすい

吠えることが少ない

とても活発で運動量も多い

 その他情報

原産地 スイス
犬種グループ 2G:使役犬
大きさ 大型
平均寿命 6歳~8歳
なりやすい病気 股関節形成不全,進行性網膜萎縮症(PRA),胃拡張捻転症候群,熱中症,皮膚炎
参考価格 15万円~30万円前後
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 トライカラー

体高

男の子64cm~70cm
女の子58cm~66cm

体重

男の子38kg~50kg
女の子36kg~48kg

No.7 ドーベルマン

警戒心と忠誠心の強さが特徴のドーベルマンは、適切なしつけを行えば非常に飼いやすい大型犬になります。警備犬のイメージがありますが、家族には非常に愛情深く、穏やかに接します。

運動量は多く、1日1時間以上の運動と散歩が必要ですが、激しい運動は必要ありませんので負担は大きくないでしょう。

短毛で手入れが簡単なため、週1〜2回のブラッシングで十分。住環境は運動スペースのある家が理想的です。

心筋症や皮膚疾患に注意し、定期的な健康管理が大切です。運動能力も非常に高く、広い場所での運動を楽しみ、愛情深い性格で家族との時間も大切にします。

警戒心が強いため知らない人が多い場面では注意が必要ですが、家族には優しさを示す理想的な犬種です。

なぜ飼いやすいのか

  • 高い知能と忠誠心: 非常に賢く、飼い主への忠誠心が高いです。しつけや訓練をしっかりと行えば、最高のパートナーとなります。
  • 勇敢で責任感が強い: 家族を守ろうとする責任感が強く、頼りになる存在です。

nademo独自の評価軸

  • 運動量: 5/5(非常に高い運動量が必要)
  • 手入れの手間: 1/5(短毛で日常的な手入れは少ない)
  • しつけの難易度: 2/5(知能は高いが、きちんとした訓練が必要)
  • 遺伝性疾患のリスク: 4/5(心臓病、胃捻転、甲状腺疾患など)
  • 吠えやすさ: 3/5(警戒心が強いと吠えることがある)

穏やかで温厚

人懐っこく甘えん坊

吠え声は大きい

活発で非常に運動量が多い

 その他情報

原産地 ドイツ
犬種グループ 2G:使役犬
大きさ 大型
平均寿命 10歳~13歳
なりやすい病気 股関節形成不全,拡張型心筋症,胃拡張捻転症候群,フォン・ヴィレブランド病,ウォブラー症候群
参考価格 20万円~40万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 シングルコート
毛色 ブラック&タン,ブラウン,ブルー,イザベラ(フォーン)

体高

男の子68cm~72cm
女の子63cm~68cm

体重

男の子40kg~45kg
女の子32kg~35kg

No.8 ビアデッド・コリー

長い被毛と明るい性格が魅力のビアデッド・コリーは、人懐っこくフレンドリーな性格で、多頭飼いや子どもとの生活にも適しています。

活発なため、1日1〜2回の散歩に加え、遊びの時間も必要です。被毛は長いため、毎日のブラッシングが欠かせません。

住環境は運動スペースがあると理想的です。関節疾患や皮膚病になりやすいため、定期的な健康チェックとこまめなケアが必要です。

長い被毛と愛らしい表情が特徴で、家族との遊びを大切にします。知能が高くしつけがスムーズで、根気強くしつけることで問題なく飼えます。

長毛種なので定期的なグルーミングが必要ですが、飼い主さんに忠実で苦労することは少ないでしょう。

子供との相性も良く、社交的で誰に対しても友好的な面がありますので、生活するうえでも難易度は高くありません。

なぜ飼いやすいのか

  • 陽気で明るい性格: 遊び好きで明るく、子供とも仲良くできます。
  • 賢く学習能力が高い: 牧羊犬としての知能が高く、しつけをよく理解します。ドッグスポーツなども楽しめます。

nademo独自の評価軸

  • 運動量: 4/5(豊富な運動量が必要)
  • 手入れの手間: 5/5(非常に毛が長く、毎日のブラッシングが必須)
  • しつけの難易度: 2/5(知能が高く、従順なため)
  • 遺伝性疾患のリスク: 3/5(股関節形成不全、甲状腺疾患など)
  • 吠えやすさ: 3/5(興奮すると吠えることがある)

優しく穏やかな性

人懐っこく甘えん坊

吠えることは少ない

活発で多くの運動量が必要

 その他情報

原産地 スコットランド
犬種グループ 1G:牧羊犬・牧畜犬
大きさ 大型
平均寿命 14歳~15歳
なりやすい病気 白内障,アトピー性皮膚炎,進行性網膜萎縮症(PRA),股関節形成不全
参考価格 20万円前後
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 スレートグレー,ブラック,ブルー,ブラウン,サンディ,フォーン

体高

男の子53cm~56cm
女の子51cm~53cm

体重

男の子18kg~27kg
女の子18kg~27kg

No.9 アイリッシュ・セター

陽気でエネルギッシュな性格のアイリッシュ・セターは、飼い主と遊ぶことが大好きな犬種です。

飼いやすい大型犬として、アクティブな家庭に向いています。運動量は非常に多く、1日2回、各1時間以上の散歩が理想です。

被毛は絹のような質感で、週2〜3回のブラッシングと時々のトリミングが必要です。

住環境は庭のある家が好ましく、室内で自由に動けるスペースも望まれます。てんかんや股関節疾患のリスクがあるため、健康管理は慎重に行いましょう。

家族思いで温厚な性格を持ち、知能も高いため、しつけがスムーズに進む点は大きな魅力。長毛種ながら扱いやすく、家族との時間を大切にする愛情深い性格をしています。

なぜ飼いやすいのか

  • 穏やかで優しい性格: 家族に対して非常に愛情深く、穏やかで優しい性格です。
  • 社交的: 他の犬や人とも友好的に接します。

nademo独自の評価軸

  • 運動量: 4/5(豊富な運動量が必要)
  • 手入れの手間: 4/5(毛が長く、定期的なブラッシングが必要)
  • しつけの難易度: 2/5(従順で賢い)
  • 遺伝性疾患のリスク: 3/5(股関節形成不全、眼疾患など)
  • 吠えやすさ: 2/5(無駄吠えは少ない)

とても賢く、愛情深い

懐きやすく、社交性も高い

しつけ次第では吠えづらくなる

スポーツや遊ぶことを好む

 その他情報

原産地 アイルランド
犬種グループ 7G:ポインター・セター
大きさ 大型
平均寿命 11歳~12歳
なりやすい病気 外耳炎,進行性網膜萎縮症(PRA),股関節形成不全,甲状腺機能低下症
参考価格 30万円~40万円
       

被毛

抜け毛 平均的
毛質 シングルコート
毛色 チェスナット,リッチチェスナット

体高

男の子64cm〜69cm
女の子61cm〜66cm

体重

男の子29kg〜32kg
女の子25kg〜28kg

No.10 ボルゾイ

優雅な外見と穏やかな性格が魅力のボルゾイは、静かで落ち着いた家庭犬として人気があります。感受性が強く、無駄吠えが少ないため集合住宅でも比較的飼いやすいです。

運動量は中程度で、1日2回の散歩をしっかり行えば十分。被毛は長く美しいため、週2〜3回のブラッシングが必要です。

心臓病や胃捻転などの健康リスクがあるため、食事管理と健康チェックが重要です。飼い主に対して非常に忠実で愛情深く接してくれるため、家庭で飼いやすい犬としておすすめされています。

ボルゾイは運動能力が高い一方で、室内では静かに過ごすこともできるため、都市部での飼育にも向いています。

ただし、獲物を見つけると狩猟本能が呼び起こされることがあるため、散歩の際は注意が必要です。長い被毛はこまめな手入れが求められますが、抜け毛は少なく高貴なルックスが魅力的です。

なぜ飼いやすいのか

  • 穏やかで落ち着いた性格: 家庭では非常に穏やかで、無駄に騒ぐことは少ないです。
  • 控えめな性格: 飼い主に従順ですが、ベタベタと甘えることは少なく、適度な距離感を保ちます。

nademo独自の評価軸

  • 運動量: 4/5(サイトハウンドのため、広い場所での運動が必要)
  • 手入れの手間: 4/5(毛量が多く、抜け毛も多いためブラッシングが必要)
  • しつけの難易度: 3/5(独立心があり、根気が必要)
  • 遺伝性疾患のリスク: 3/5(胃捻転、心臓病など)
  • 吠えやすさ: 1/5(無駄吠えは非常に少ない)

穏やかで友好的な性格

非常に懐きやすい

ほとんど吠えることはない

スタミナと狩りの能力が高い

 その他情報

原産地 ロシア
犬種グループ 10G:視覚ハウンド
大きさ 大型
平均寿命 7歳~10歳
なりやすい病気 胃拡張捻転症候群,外耳炎,進行性網膜萎縮症(PRA),股関節形成不全
参考価格 30万円~40万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 ホワイト,レッド,グレー,ブラック,ブリンドル,フォーン

体高

男の子75cm~85cm
女の子68cm~78cm

体重

男の子34kg~48kg
女の子25kg~41kg

No.11 ダルメシアン

スタイリッシュな見た目と活発な性格で知られるダルメシアンは、しっかりとしつけを行えば家庭犬としても非常に優れた大型犬です。

エネルギッシュな性格から、1日2回以上の運動が必須で、ランや広い庭がある環境が理想です。

短毛ですが抜け毛は多いため、週2〜3回のブラッシングがおすすめ。遺伝性の難聴や尿路結石などに注意が必要で、食事と水分管理が重要です。

この犬種は非常に活発で好奇心旺盛な性格を持ち、家族とのアクティブな生活を楽しむことができます。

持久力があり、日々のしっかりとした運動が欠かせないため、ジョギングやドッグランでの活動が重要です。

知能が高くてしつけがしやすい一方、他人や他の犬に対して攻撃的になるケースもあるので、早期の社会化訓練が必要になります。

なぜ飼いやすいのか

  • 活発でフレンドリー: 遊び好きで、子供とも仲良くできます。陽気で明るい性格です。
  • 運動神経が良い: 非常に運動能力が高く、ドッグスポーツやアクティブな遊びを楽しめます。

nademo独自の評価軸

  • 運動量: 5/5(非常に高い運動量が必要)
  • 手入れの手間: 1/5(短毛で日常的な手入れは少ない)
  • しつけの難易度: 3/5(活発でやんちゃなため)
  • 遺伝性疾患のリスク: 4/5(先天性難聴のリスクが高い)
  • 吠えやすさ: 3/5(興奮すると吠えることがある)

友好的で、攻撃性はない

非常に懐きやすい

しつけ次第では吠えづらくなる

スタミナが豊富で、十分な運動が必要

 その他情報

原産地 クロアチア
犬種グループ 6G:嗅覚ハウンド
大きさ 大型
平均寿命 10歳~13歳
なりやすい病気 尿路結石症,高尿酸血症,ダルメシアン・ブロンズ症候群,股関節形成不全
参考価格 30万円~50万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 スムースコート
毛色 ピュア・ホワイト+ブラック・スポット・バラエティー,ピュア・ホワイト+レバー・スポット・バラエティー

体高

男の子56cm~61cm
女の子54cm~59cm

体重

男の子27kg~32kg
女の子24kg~29kg

No.12 イングリッシュ・セター

優雅な見た目と穏やかな気質を併せ持つイングリッシュ・セターは、家庭犬としても適しており、人とのふれあいを好む飼いやすい大型犬です。

運動が大好きで、1日1〜2時間の散歩や自由運動が必要です。被毛は中長毛で、週3〜4回のブラッシングが理想です。

住環境としては、自由に動けるスペースがあり、定期的に外で遊べる庭があるとベスト。耳の感染症や皮膚トラブルに注意しましょう。

性格は温厚で非常に愛情深く、家族と過ごす時間を大切に考えるため、ペットとして家庭に溶け込みやすいでしょう。

被毛が長いため定期的なブラッシングも必要ですが、性格が飼い主さんに忠実で扱いやすいため手入れはそれほど負担になりません。特に子供との相性が良く、家庭に安心感をもたらしてくれる存在です。

なぜ飼いやすいのか

  • 温厚で優しい性格: 家族に対して非常に愛情深く、穏やかで優しい性格です。
  • 賢く従順: 賢く、しつけをよく理解します。

nademo独自の評価軸

  • 運動量: 4/5(豊富な運動量が必要)
  • 手入れの手間: 4/5(毛が長く、定期的なブラッシングが必要)
  • しつけの難易度: 2/5(従順で賢い)
  • 遺伝性疾患のリスク: 3/5(股関節形成不全、眼疾患など)
  • 吠えやすさ: 2/5(無駄吠えは少ない)

素直で明るい性格

非常に懐きやすい

ほとんど吠えることはない

狩猟本能が高く、水遊びを好む

 その他情報

原産地 イングランド
犬種グループ 7G:ポインター・セター
大きさ 大型
平均寿命 12歳~13歳
なりやすい病気 アレルギー性皮膚炎,先天性難聴,股関節形成不全,外耳炎,胃拡張捻転症候群,進行性網膜萎縮症(PRA)
参考価格 20万円前後
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 ブラック&ホワイト,オレンジ&ホワイト,レモン&ホワイト,レバー&ホワイト,ブルーベルトン&タン,レバーベルトン&タン

体高

男の子65cm~68cm
女の子61cm~65cm

体重

男の子25kg~30kg
女の子25kg~30kg

飼いやすい犬種であっても大型犬を飼う上で注意すべきポイント

大型犬は一般的に賢く、飼い主さんの指示をよく理解してくれる特徴がありますが、それぞれの犬種特有の性質や習性を把握しておくことが大切です。

体格が大きいため力も強く運動量も多いことから、しっかりとした管理と適切な環境が求められます。

初めて犬を飼う方でも扱いやすい大型犬は数多くいますが、その選び方や飼育方法には十分な知識が必要となってくるでしょう。

初心者の方におすすめの大型犬の特徴と、飼育する際に気をつけたいポイントについて詳しく解説します。大型犬の魅力を最大限に引き出すために、適切な対応ができるようにしておきましょう。

広い飼育スペースと生活環境の確保

大型犬は、体が大きいため、生活する上で広いスペースが必要になります。

  • 室内: 室内で過ごす時間が多いため、体を横にしてくつろげるスペース、方向転換ができるスペースが必要です。家具の配置を見直し、犬が安全に動き回れるようにしましょう。
  • 屋外: 十分な運動ができる庭や、近くに広い公園・ドッグランがあることが望ましいです。庭で遊ばせる場合も、脱走防止のため、丈夫なフェンスやゲートを設置する必要があります。
  • 車での移動: 通院やレジャーの際に車に乗せる場合、犬を乗せられる十分な広さの車(ミニバンやSUVなど)が必要になります。

食費・医療費など生涯にわたる経済的負担

大型犬は、体が大きい分、あらゆる費用が小型犬よりも高額になります。

  • 食費: 体を維持するために必要なフードの量が多いため、食費は小型犬の数倍になります。特に、質の高いフードや療法食を選ぶと、さらに高額になります。
  • 生涯費用シミュレーション(目安):
    • 初期費用: 子犬代、ワクチン、避妊・去勢手術、ケージ、食器などでおおよそ20万円〜50万円以上。
    • 年間費用: フード代、おやつ、消耗品、予防医療費(狂犬病・ワクチン・フィラリア予防薬など)で年間30万円〜50万円以上かかることが一般的です。
    • 生涯費用(約10年): 食費、医療費、ペット保険料、トリミング代などを合計すると、生涯で300万円〜500万円以上かかることを想定しておきましょう。
  • 医療費:
    • 投薬量・治療費: 体重に応じて薬の量が増えるため、投薬費用が高くなります。手術や入院費用も、小型犬に比べて高額になる傾向があります。
    • 大型犬特有の病気: 股関節形成不全や肘関節形成不全、胃捻転など、大型犬に多い重篤な病気のリスクがあります。特に胃捻転は緊急性の高い病気で、手術費用が数十万円にのぼることも珍しくありません。
    • ペット保険: 予期せぬ高額な医療費に備えるためにも、ペット保険への加入を強く推奨します。

しつけと社会化

「飼いやすい」とされる犬種でも、しつけと社会化は非常に重要です。

  • 力と大きさ: 成犬になると飼い主の力では制御できないほど大きくなる犬種もいます。子犬のうちから「待て」「伏せ」「おいで」などの基本的なコマンドを徹底し、特に引っ張り癖をつけさせないようにしましょう。散歩中に引っ張られると、怪我をするリスクもあります。
  • 社会化: 子犬の社会化期(生後3週〜12週頃)に、さまざまな人、他の犬、音、環境に触れさせることで、警戒心が和らぎ、穏やかな性格に育ちやすくなります。特に大型犬は見た目の威圧感から誤解を招きやすいため、社会化を怠ると問題行動につながるリスクが高まります
  • 専門家への相談: しつけに自信がない場合は、プロのドッグトレーナーに相談することを強くおすすめします。

運動量と健康管理

大型犬は十分な運動量を必要とします。

  • 毎日の散歩: 犬種にもよりますが、1日2回、各30分〜1時間程度の散歩が目安です。運動不足はストレスや肥満、問題行動の原因になります。
  • 遊び: 散歩だけでなく、ボール遊びや知育玩具、ドッグランでの自由運動など、遊びを通して心身ともに満たしてあげることが重要です。
  • 健康診断: 寿命が短い犬種も多く、病気の早期発見のためにも、若い頃から年に1回、高齢期に入ったら半年に1回の定期的な健康診断が欠かせません。

宿泊や預け先の確保

  • ペットホテル: 旅行などで犬を預ける際、大型犬を受け入れているホテルは小型犬に比べて限られます。また、料金も高くなる傾向があります。
  • ドッグシッター: 自宅で預かってもらうドッグシッターの場合でも、大型犬の経験が豊富な人を選ぶ必要があります。

これらの点を踏まえ、飼いやすい大型犬であっても、飼い主さんには相応の時間、体力、経済力、そして何より深い愛情と責任感が求められます。

大型犬を家族に迎える際は、生涯にわたる飼育をシミュレーションし、現実的な覚悟を持って検討しましょう。

大型犬のよくある質問

大型犬はどれくらいのサイズ感?

大型犬は体重25kg以上の犬種を指し、体高の平均は56cm~62cmほどになります。一般的な成犬の体格は、人間の膝から腰くらいの高さまで成長するため、存在感があります。

飼い主さんの体格によっては、抱き上げることが難しくなる場合もあるでしょう。

ただし、大きな体格の分だけ愛情深く、家族思いな性格の子が多いのが特徴です。散歩時には周囲の注目を集めやすく、コミュニケーションのきっかけにもなりやすいでしょう。

大型犬は室内飼いすべき?

大型犬でも室内飼いをすることがおすすめで、体が大きくても外飼いには危険がたくさんあります。

寒さや暑さの対策が難しいですし、清潔な環境とはいえません。寄生虫や場合によっては事故のリスクもあります。

ただ、室内でも食事スペースやトイレ、寝床などが近すぎるとストレスになってしまうため、十分な広さが必要です。

子犬期の体のサイズに合わせてスペースを用意していると足りなくなるので、大きくなったあとのことを考えて準備しなければいけません。

大型犬が快適に過ごせるスペースはどれくらい必要?

大型犬との生活には、ゆとりのある住環境が欠かせません。食事スペース、トイレ、寝床など、一般的な小型犬の1.5倍から2倍程度の広さが必要となるでしょう。

理想的には6畳以上の専用スペースを確保したいところです。集合住宅では飼育制限があることも多く、一軒家での飼育がおすすめとなります。

また、運動量が多い犬種が多いため、日々の散歩コースや遊び場となる公園なども、事前にチェックしておくと良いでしょう。将来の引っ越しも考慮に入れた計画が大切になります。

この記事の執筆者

前田 みるく

執筆者情報

前田 みるく

ライター/愛玩動物飼養管理士2級、猫検定 初級・中級/ペット看護師/動物介護士

猫と暮らして40年。犬の飼育歴も20年と大の動物好き。現在も3匹のニャンズと1匹の柴ワンと幸せな毎日を過ごしています。
すべての飼い主様と愛犬、愛猫が幸せに暮らしていけるようになるのが私の願い。
少しでもお役に立てるように自身でも猫の留守番や介護についてのブログを運営しています。

nademo編集部

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