日本でも人気の犬種のひとつである、ポメラニアンを飼っている人はどんな人たちなのか?
ポメラニアンを迎える前に、ポメラニアンと相性の良い人はどんな人なのか、詳しく見ていきましょう。
まずはポメラニアンの特徴を理解し、一緒に暮らしていける人でなければいけませんよね。
どんな特徴があり、どんな注意点があるのか、詳しくまとめました。
この記事の結論
- ポメラニアンは超小型犬で賢いため飼いやすく、警戒心も強い犬種
- 無駄吠えやイタズラが他の犬種よりやや多く、トレーニングの徹底が重要
- 超小型犬なので骨が小さく、脱臼や骨折のリスクが高い犬種でもある
- 人気の犬種ではあるものの、気軽にお迎えできる犬種ではない
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目次
ポメラニアンを飼う人の特徴は?
見た目の可愛らしさだけでも十分な人気があるポメラニアンは、日本で高い人気を得ています。
JKC(ジャパンケネルクラブ)の「2023年 犬種別犬籍登録頭数」によると、血統登録&血統証明書が発行されたポメラニアンは20,578匹で、登録されている134犬種中4位にランクインされています。
そんなポメラニアンを迎え入れた飼い主さんたちは、その可愛らしさにとても惹かれているはず。
さらには超小型犬ということで、敷地面積の狭い日本においては一緒に暮らしていきやすいサイズ感の犬種でもあります。
ですが結局のところ、「見た目が可愛いから」という理由の人は非常に多いのではないでしょうか。
ポメラニアンの特徴と魅力
ポメラニアンを迎え入れる前に、ポメラニアンの特徴を知ることから始めましょう。
ポメラニアンは日本でもかなり人気の高い犬種で、小型犬であるというだけでなく、可愛らしい表情も非常に人気のポイント。
性格も子犬ですが元気でパワフルな面も見られるため、一緒に遊びたい飼い主さんにとっても相性の良い犬種です。
愛くるしい特徴も多く持っていますが、気を付けなければいけないポイントもたくさんありますよ。
ポメラニアンの基本情報
人間好きで活発な性格
甘えん坊でとても懐きやすい
警戒心から吠えやすい
遊ぶのが好きなので運動量も多い
その他情報
原産国 | ドイツ |
犬種グループ | 5G:原始的な犬・スピッツ |
大きさ | 超小型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 難聴,高眼圧症,皮膚病,外耳炎,骨折,脱臼 |
参考価格 | 30万円~100万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ホワイト,ブラック,ブラウン,レッド,オレンジ,クリーム,セーブル,ブラック&タン,ブラウン&タン,スポット,ブリンドル |
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とても賢く、しつけがしやすい
ポメラニアンは、小柄ながらも非常に勇敢な性格を持ち、とても賢い犬種です。
丁寧にしつけを覚えさせていけば、しっかりと覚えてくれるため不便なことも少ないでしょう。
適切なしつけができるようであれば、初心者の人にもおすすめできる犬種と言えます。
ポメラニアンは体も小さく、基本的に室内飼いとなるため、しつけを覚えてくれやすいのは大きな魅力と言えるでしょう。
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甘えん坊で寂しがりや
飼い主さんに対して依存することもあるため、甘えん坊で寂しがりやであることも特徴的です。
べったりしてくれることは飼い主さんとしては嬉しいでしょう。しかし、お留守番のときには注意が必要になります。
適切なしつけが行えていれば、多少飼い主さんと離れても大人しくすることができますので、ここにもしつけの重要性がありますよね。
同時に自立心も高い犬種であるため、1日中常にべったりというわけでもありません。
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好奇心旺盛で何でも興味を持つ
好奇心旺盛な子の場合、しつけにも興味を持ってくれるのでしつけをしやすいです。
さらにポメラニアンの場合、賢いのでしつけをし始めてから苦労する、ということは多くないでしょう。
しかし同時に危険性も多くあります。床に落ちているものを何でも食べてしまったり、問題行動を起こしやすくなってしまうこともあります。
運動ができないとストレスも溜まってしまうので、メリット・デメリットの両方がある特徴だと言えるでしょう。
警戒心が強く、番犬にも向いている
ポメラニアンはジャーマンスピッツの子孫でもあるため、常に注意深く、非常に警戒心が強い子です。
超小型犬であるにも関わらず勇敢で、仲間意識がとても強いというのも魅力のひとつ。
他人に対しては常に警戒しているような状態で、番犬として重宝されています。
ただ、この警戒心によって過剰に反応するようにもなるため、次のような点に注意が必要です。
無駄吠え・イタズラがやや多い
警戒心が強いということは同時に、無駄吠えが増えてしまう原因にも繋がってきます。
知らない人を見かけたとき、インターホンが鳴ったときなど、吠えてしまう原因は日常にたくさん存在します。
また、好奇心旺盛で遊びが大好きな犬種でもあるため、イタズラが多い子もいます。
これらはあらかじめ、しつけを徹底することで緩和することが可能です。
しかし、迎え入れてからすぐや子犬期など、まだしつけが覚えられていない時期は注意しなければならないでしょう。
ケガをしやすい
超小型犬に分類されるポメラニアンは、骨が小さく脱臼や骨折のリスクが高いです。
小型犬では気にならないようなところでも、ポメラニアンにとっては体の負担となってしまうことがあります。
ソファやベッドなどから飛び降りただけでもケガのリスクがある、ということを覚えておきましょう。
脱臼で手術が必要ない場合、治療費は3万円~5万円ほどかかることも理解しておかなければいけませんね。
急な出費に困らないためにも、また愛犬に十分な治療を受けてもらうためにもペット保険の加入がおすすめです。
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ポメラニアンを飼うのに向いている人の特徴
続いて、ポメラニアンの特徴を理解した上で、どんな人が飼い主として向いているのか確認してみましょう。
絶対条件というわけではありませんので、あくまでポイントのひとつとしてご紹介しますね。
完全室内飼いができる人
ポメラニアンは室内飼いが向いている犬種なので、完全室内飼いがもっともおすすめです。
超小型犬は気温の変化に特に弱いため、室外での生活は体に大きな負担がかかってしまいます。
甘えん坊で寂しがり屋という性格でもあるので、飼い主さんとできる限り同じ空間で生活できるのが良いでしょう。
室外飼いの場合には室内飼いに比べて体調管理も難しくなるので、室内飼いがおすすめです。
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適切なしつけができる人
警戒心が強いということもあり、無駄吠えが多くなってしまうのでしつけは絶対に必要です。
適切なしつけを子犬期から行っていかないと、どんな状況でも吠えてしまうようになりかねません。
吠えること自体が悪いわけではありませんが、近所トラブルにも発展しますので注意しましょう。
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こまめなお手入れをしっかり行える人
出典:Amazon
被毛はダブルコートで換毛期もあるため、ブラッシングは特に重要なケアのひとつ。
春と秋には換毛期で大量の抜け毛が発生するため、毎日のブラッシングが必要不可欠になります。
毛玉ができてしまうと皮膚炎などの病気の原因にもなりますので、毎日のケアを心がけましょう。
またポメラニアンは目ヤニや涙やけになりやすい犬種なので、日頃からお手入れしてあげましょう。
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適度な距離感を保てる人
基本的には甘えん坊なので常に一緒ということも多く、すぐに飼い主さんの下へと寄ってくるでしょう。
自立心も高い犬種であるため、長時間でなければお留守番などもできますが、しつけが適切に行えていないと、急に離れたタイミングでたくさん吠えてしまうこともあります。
あらかじめ、飼い主さんがいないときのトレーニングもしておくことで防ぐようにしましょう。
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しっかりお散歩できる人
ポメラニアンのような体の小さい犬種には散歩が必要ないという人がいますが、それは大きな間違いです。
犬にとって散歩は運動不足を解消するだけでなく、ストレスも解消できる重要な時間。
ポメラニアンの運動量はそれほど多くはありませんが1日2回、1回につき15分程度を目安にお散歩するようにしましょう。
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遊びにもしっかり付き合える人
出典:Amazon
ポメラニアンはとにかく遊びが大好き!活発で明るい性格でもあるので、一緒に遊んであげることがとても大切です。
社会人だとなかなか時間を作ることもできないと思いますが、短い時間でもしっかり遊んであげましょう。
定期的にドッグランなどへ出かけて、社会化トレーニングを含めた運動をするのもいいですよ。
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ケガのリスクを排除した環境にできる人
出典:Amazon
広く知られている疾病として「難聴、屈折異常、高眼圧症」などを発症しやすく、骨折などのリスクも高いです。
膝蓋骨脱臼などは特に多く見られる症例なので、ちょっとした段差なども気をつける必要があります。
できる限りの段差をなくした部屋にしながら、滑らないようなマットを敷くなどの対策が必要です。
他にも遺伝的疾患として考えられている黒斑病(こくはんびょう)に罹患する可能性も。
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ポメラニアンを飼うのに向いていない人の特徴
反対にポメラニアンをお迎えするのをおすすめできない人、向いていない人はどんな人なのか、ご紹介します。
「こういう人だから絶対NG」ということはありません。一緒に暮らしていく中で、お互いに変化が生まれることもあるでしょう。
ただ、新しい命を預かるということでもあるため、ポメラニアンの特徴を理解し、覚悟を持ってお迎えする必要があるということを、事前に理解しておきましょう。
外飼いをしたい人
ポメラニアンは小型犬なので室内飼いが可能な犬種で、ポメラニアン自体も室内飼い向きの犬種です。
寒暖差の激しい外飼いには適しておらず、外飼いでは体調の急変や、病気がちになってしまう可能性もあります。
もしどうしても外飼いをしたい、ということであればポメラニアンはあまり向いていないと言えるでしょう。
一緒に過ごす時間を確保できない人
遊ぶことが大好きで飼い主さんとの時間を大切にするポメラニアンは、時間に余裕のある人が理想的です。
仮に時間がたっぷりと確保できなかったとしても、少しの時間でも毎日触れ合える時間があれば、ストレスも軽減されます。
1日のうちに全く時間を確保することができない、留守番にしがちという人は、あまり向いていません。
距離感が近くなりすぎるのもよくないため適切な距離感は大事ですが、放置になってしまうのはNGです。
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お手入れが手間だと感じる人
ポメラニアンは抜け毛が多い犬種なので、毎日のようにブラッシングが必要です。
ブラッシングを怠ってしまうと皮膚病の原因にもなりますし、夏場は熱中症の危険性も高まります。
換毛期には特にしっかりとブラッシングしてあげる必要がありますので、お手入れが手間だと感じる人は向いていません。
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イタズラを許容できない人
しっかりとしたトレーニングをできていたとしても、好奇心旺盛なポメラニアンはイタズラをすることもあります。
特に完全室内飼いが理想的なポメラニアンに対しては、室内を荒らされることもあるでしょう。
「これもポメラニアンの良さ」なのですが、どうしても許容できない人もいます。
もし、こうしたイタズラを許容できないようであれば、飼い主さんもポメラニアンも、どちらもストレスが溜まるばかりでしょう。
危険ないたずらはトレーニングで事前に防ぐようにしておき、ある程度は自由にさせてあげることも長生きしてもらうための秘訣です。
ポメラニアンは人気の犬種だけど、適切な環境としつけが重要
日本では絶大な人気を誇るポメラニアンですが、見た目の可愛らしさだけじゃない、様々な特徴を理解してから迎え入れる必要があります。
愛くるしさだけではない魅力もたくさんありますし、責任を持って最期まで暮らしていくためには必要な知識もあります。
飼い主さんも愛犬も苦労しないために、小さい頃からの適切なしつけと、過ごしやすく安全な生活環境が大事。
そんなポメラニアンのことを理解し、楽しく暮らしていけるように準備してからお迎えしましょう!
この記事の執筆者
nademo編集部
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