犬の飼育費・値段

タイニー・プードルの値段は20~40万円!おすすめのお迎え場所は?

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大人気犬種であるプードルの中でも、小型のトイ・プードルよりさらに小さいのが、タイニー・プードルです。

「タイニー=小さな」という意味を持つこともあり、小さな体と穏やかな性格で、迎え入れるご家庭が増えつつあります。

この記事ではタイニー・プードルの一般的な価格や高値で取引される理由をはじめ、毛色や性格、元気な愛犬選びのポイントなどをまとめました。

お迎えしたいと思っている方や、今後迎える予定がある方に役立つ情報を集めました。

この記事の結論

  • タイニー・プードルの価格相場は20万円~40万円前後と、やや高めの価格帯
  • タイニー・プードルの価格が高い理由は、体が小さく出産時のリスクが高いため
  • 女の子でかつ、レッドなどの人気毛色は価格が高騰しやすい
  • 迎える前は最大限、タイニー・プードルが幸せに暮らせる環境を整えることが大事

nademo編集部

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目次

タイニー・プードルの値段相場は20万円~40万円前後

タイニー(tiny)は英語で「小さい」という意味の単語であり、その体の小ささをそのままに表現しています。

タイニー・プードルはとても小さなプードルとして近年、注目を集めています。

日本では小型犬の人気が非常に高く、小型犬よりもさらに小さい超小型犬のタイニー・プードルは、トイ・プードルと合わせて人気の高い犬です。

需要がとても高いこともあり、個体価格は20万円~40万円という価格帯であることも多くなっています。

正確な犬種名はあくまでもプードル

ジャパンケネルクラブ(JKC)によればプードルのサイズ毎の呼称は4種類あり、公式サイトには一番小さなプードルとして「トイ・プードル(体高28cm以下)」が記載されています。タイニー・プードルという区分はまだ記載がありません。

ちなみに28cm以上35cm以下のプードルはミニチュア、体高35cm以上45cm以下はミディアム、45cmを越えるとスタンダードと呼ばれます。

ペットショップやブリーダーなどの間では、タイニー・プードルの成犬時の体高は25cm程度とされています。タイニー・プードルはトイ・プードルよりさらに小さなプードルというわけです。

値段は20万円~40万円前後が相場。中には100万円以上で取引されるタイニー・プードルもいます。

参考:ジャパンケネルクラブ プードル- POODLE

タイニー・プードルの値段が高い理由は出産時のリスク高

タイニー・プードルは体が小さいため出産時のリスクが高く、1匹あたりの出産回数に気を配る必要があります。

一方で、小さな犬に対する世の中のニーズは高まっています。そうした背景から、タイニー・プードルは高値で取引されることが多くなっているのです。

一般的に多産・安産と考えられている犬ですが、タイニー・プードルくらいの超小型犬となるとそうもいきません。

出産も視野に入れてタイニー・プードルの女の子を迎える場合は、その点に留意してください。

女の子×人気毛色は高騰しやすい

性別は男の子よりも女の子の方が人気だといわれており、人気であるがゆえに市場価値も高まっていきます。

毛色は特にレッドが人気です。人気である上に繁殖が難しい犬種でもあることから、結果的に値段が上がっていくことになります。

実際、犬を新しく家族として迎える人の多くはペットショップを利用します。

犬を迎える方法としてはペットショップが高価格でもあるため、総合的に必要なお金は多くなってきます。

タイニー・プードルのお迎え場所別の値段相場を比較

タイニー・プードルをお迎えできるのは、基本的にペットショップかブリーダーを利用することになります。

保護犬としてのタイニー・プードルはほぼ出会えないと言っても過言ではないでしょう。

ペットショップ、ブリーダーでタイニー・プードルの値段がどれくらいなのか、以下にまとめてみました。

お迎え場所個体価格(税込み)
ペットショップ70,000円~770,000円
ブリーダー70,000円~2,040,000円
2025年7月時点

各サービスで大幅な値段の差はありますが、安いときには10万円以下でお迎えできることもある、ということがわかりました。

反対に高額になると、最大で200万円を超すほどである、ということもわかったかと思います。

タイニー・プードルの初期費用と生涯費用シミュレーション

トイ・プードル

タイニー・プードルをお迎えする際に必要な費用と、生涯にわたってかかる費用をまとめたシミュレーションです。

初期費用(お迎え時~生後半年程度まで)

項目費用の目安(円)備考
生体代200,000~400,000血統、毛色、月齢、性別、ブリーダーによって変動
畜犬登録料3,000生涯に一度のみ。自治体によって異なる
狂犬病予防接種3,500生涯に一度のみ。集合注射の場合。病院では別途診察料など
混合ワクチン接種5,000~10,000/回×2~3回子犬期に複数回接種が必要。種類によって異なる
マイクロチップ装着・登録5,000~10,000義務化。病院で装着、別途登録料が必要
健康診断・駆虫5,000~15,000お迎え時の健康チェック、寄生虫予防・駆虫など
ケージ・サークル10,000~30,000サイズ、素材、機能によって変動
トイレトレー・シーツ3,000~5,000初期セット。シーツは消耗品
食器・給水器2,000~5,000素材、機能によって変動
首輪・リード3,000~10,000素材、デザイン、サイズによって変動
ドッグフード3,000~8,000最初の1ヶ月分。子犬用。量やブランドによって変動
おもちゃ2,000~5,000数や種類によって変動
ケア用品5,000~10,000ブラシ、シャンプー、爪切り、歯ブラシなど
キャリーバッグ5,000~15,000通院や外出時に必要
合計約250,000~520,000※生体代を含まない場合:約50,000~120,000

年間費用(生涯を通じてかかる費用)

平均寿命を12~15年として計算しています。

項目費用の目安(円/年)備考
ドッグフード代50,000~100,000体重や活動量、フードの種類で変動
混合ワクチン接種5,000~10,000年に1回の接種が推奨されることが多い
狂犬病予防接種3,500年に1回の接種が義務
フィラリア予防薬5,000~15,000蚊の発生期間に毎月投薬。地域によって期間が異なる
ノミ・ダニ予防薬5,000~15,000必要に応じて毎月~数ヶ月に一度。通年使用推奨
トリミング費用60,000~120,000月1回、または2ヶ月に1回程度。サロンや内容によって変動
消耗品費10,000~30,000トイレシーツ、おやつ、おもちゃの買い替えなど
医療費10,000~50,000定期的な健康診断、軽度の病気や怪我
ペット保険料20,000~50,000加入する場合。補償内容や年齢によって変動
その他(予備費)10,000~30,000予期せぬ出費、しつけ教室、ペットホテル代など
合計約180,000~400,000※医療費は、大きな病気や手術がない場合の目安

生涯費用(初期費用 + 年間費用 × 平均寿命)

タイニー・プードルの平均寿命を12~15年と仮定した場合の生涯費用です。

項目費用の目安(円)備考
初期費用約250,000~520,000-
年間費用約180,000~400,000-
生涯合計約2,410,000~6,520,000 (12~15年間)生体代、フード、医療費、トリミングなど、すべて含んだ概算。
医療費は大きく変動する可能性あり。

このシミュレーションはあくまで目安であり、個々の状況によって大きく変動します。特に、予期せぬ病気や怪我で高額な治療費が必要になるケースも考慮しておくことが重要です。ペット保険への加入も、万が一の際の経済的負担を軽減する有効な手段となります。

タイニー・プードルの値段が決まる基準

タイニー・プードルも他の犬種と同様、お店によって販売価格はまちまちですが、値段が決まる基準はいくつかあります。

あくまでも目安程度の基準ですので、一定の条件で個体価格が決まるわけではありません。

性別

ペットショップなどの販売店では一般的に、女の子の方が高値で取引されるケースが多いです。

犬は一般的に女の子よりも男の子の方がわずかながら生まれる数が多いうえ、ブリーダーが繁殖のために女の子のプードルを手放さない傾向があります。

そうした事情から、女の子の方が高値で取引されることが多いようです。

年齢

犬に価格をつけて販売する場合、生まれてからどれくらい経っているかは大きな指標になります。

生後56日(8週間)未満の子犬の取引は禁止されているもののそれ以降、生後日数が短ければ短いほど高値がつき、日数が経つにつれて価格は下がっていきます。

タイニー・プードルも同様。懐きやすさ、しつけのしやすさという理由で子犬をほしがる人が多いという事情からです。

血統

血統は上限を引き上げるもっとも重要なポイントになっており、犬の個体価格を決める上で重要な要素です。

タイニー・プードルのような超小型犬の場合はなおさらで、父母や祖父母も小さいことが分かる血統ならば、あまり大きくならない可能性が高いとされ、高値で取引されます。

100万円を超えるような子は親にチャンピオン犬を持つことも多くなり、個体価格に影響を与える大きなポイントです。

毛色、毛量、毛質

タイニー・プードルも他のプードル同様、さまざまな毛色の犬がいます。

茶や赤茶、黒、白などは見かけたことがあるという人も多いのではないでしょうか。毛の色も人気を左右する一因を担っています。

茶系は高値で、白や黒毛だと比較的リーズナブルに取引される傾向があります。

毛量が多く、キレイにクルリと巻き毛になっているタイニー・プードルも、高値取引の対象です。

顔立ち

人間が犬を見たとき、一般的に「かわいい」と感じる顔立ちがあります。

タイニー・プードルのトレードマークである大きな黒目と、小さな口が実現している犬ならば「かわいい犬」として高値で売れると判断されます。

その結果、高額の値札がつき、お店の目立つところで販売されることでしょう。

タイニー・プードルのお迎え方法

犬・猫の流通ルート

お迎え先がペットショップなのかブリーダーなのか、あるいは保護なのかで価格は大きく変わってきます。

ただ、高い値段がついていることに大きな理由はありません。外見や月齢などから「高く売れるのでは?」と考える売り手の予想および期待です。

お迎えするときは健康かどうか、そして愛情を持って育てられたタイニー・プードルなのかをしっかり見極めたうえで選びましょう。

また高額取引されるタイニー・プードルがいる一方で、何らかの理由で売れなくなり処分や保護を待つ犬も存在するという事情も、心に留めておきたいところです。

タイニー・プードルの基本情報

この章では、タイニー・プードルの基本情報についてまとめます。タイニー・プードルをお迎えしようとする方は参考にしてみてください。

タイニー・プードルの歴史

タイニー・プードルという小さなプードルが飼われるようになったのは、ここ数年のことです。ティーカップ・プードルと呼ばれることもあります。

トイ・プードルのさらに小さい版を表現するための呼称で、正式名称ではありません。

経緯は定かではありませんが、小さなトイ・プードル同士を交配して生まれたものと思われます。タイニー・プードルの祖先であるスタンダード・プードルには、1000年ほどの歴史があります。

プードルは猟犬として非常に優秀であったとされ、ヨーロッパ各地で飼われるようになるうち小さく生まれた個体が愛玩犬となり、現在に至ります。

タイニー・プードルのサイズ(体高・体重)

タイニー・プードルのサイズに厳格な決まりはありませんが、体高・体重の標準は下記のとおりです。

体高25cm程度
体重2kg~3kg程度

一般的に、小型犬といわれている犬種でも体重は10kg未満とされています。4kg以下になると超小型犬と呼ばれます。

体高はもちろんのこと、体重の低さなどもタイニー・プードルの特徴ですね。

タイニー・プードルの被毛・毛色

タイニー・プードル固有の被毛の種類、毛色はありません。プードルとしての毛色は単色で、「ブラック、ホワイト、ブラウン、グレー、イエロー」の5種類があります。

このうち茶色の毛にはいくつかバリエーションがあり、薄茶や赤茶、橙茶などに分類されます。

タイニー・プードルの性格

タイニー・プードルは一般的に明るくて人懐っこく、人見知りをしない性格と言われています。

プードル自体が非常に賢く人懐っこい性格であることも多く、初心者にも最適な犬種です。

ただ個体差はもちろんありますし、生活環境で性格が変わってくることもあり一概には言えません。

タイニー・プードルの平均寿命

プードルの平均寿命は12歳~15歳と言われており、タイニー・プードルも同様です。

その子にあった環境を整えてストレスなく元気に暮らせば病気にかかりにくく、長生きしてくれる可能性も高いでしょう。

よくみられる病気には流涙症、膝蓋骨脱臼、外耳炎などが挙げられます。

タイニー・プードルがかかりやすい病気

流涙症目から涙があふれて涙やけや皮膚炎をおこしてしまう
膝蓋骨脱臼膝を曲げ伸ばしすると膝蓋骨が外れてしまう
外耳炎耳の中にダニや菌が発生することで炎症がおこる
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)ホルモンの一種であるコルチゾールが過剰分泌される

とても小さい体であることから飼い主さんとしては心配な部分も多いと思いますが、体の作りはあくまでトイ・プードルと同じです。

そのため注意しなければいけない病気や怪我なども似ています。ただし体の小ささによる弱さも考えなければならないため、上記のような病気に注意が必要です。

タイニー・プードルの飼い方

タイニー・プードルのような体の小さな室内犬は、人に危害を加える可能性が低いといった事情もあり、注意すべきは愛犬自身の体調が中心となります。

ただ、小さいうちに生活のベースとなる「トイレ・待て・ダメ」などの動作とともに、吠えすぎないように、そして知らない犬や人に敵意をもたないように基本的なしつけは大事。

そうすることで犬自身も飼い主一家も楽しく、穏やかに暮らせるはずです。

甘やかしすぎずにしっかりとしつけをする

タイニー・プードルをはじめ家の中で人と生活をともにする小さな犬は、しつけをしようとすると「怒られている」と勘違いして萎縮することもありつい、甘やかしてしまいがちです。

しかし基本的なしつけがしっかりできていないと、犬と人間が同居するのは難しいでしょう。互いに窮屈な思いをしないためにも最低限のしつけはしっかりしましょう。

そして、しつけを守れたときはたくさん褒めてあげてください。こんなに褒めてもらえるんだ、うれしい!という気持ちになれば、しつけの学習にも積極的になってくれる可能性が高まります。

散歩は1日2回(各15分~30分)ほどが目安

タイニー・プードルに限らず、犬にとって散歩は1日の中でも特に重要な日課です。

ストレス解消や運動不足の予防、気分転換などさまざまな効果があります。

愛犬の年齢や体力、性格などを考慮して、その子にあった散歩コース・内容を決めるといいでしょう。

暑さに弱いので熱中症対策は必須

タイニー・プードルは暑さに弱く熱中症にかかりやすい犬種です。

熱中症を防ぐためにも、暑い日の散歩は早朝や日が落ちた夕方頃に出かけ、散歩中は水分補給をこまめに行うのが大切。

また室内で過ごすときはエアコン等を活用して、室温や湿度をしっかり管理しましょう。

小さな段差にも要注意

タイニー・プードルの体は思っている以上に小さく、人間にはなんてことない段差も愛犬自身からすると大きな段差になっています。

階段の上り下りはもちろんのこと、椅子やソファから飛び降りただけで骨折や脱臼などのケガをしてしまう可能性もあります。

体が小さくなっているため、決して体が強い子だとは言えません。

日常的に観察して変化がないかすぐに気付けること、そしてちょっとした行動がケガに繋がってしまうことを理解しておきましょう。

最低でも週に2~3回のブラッシングをする

タイニー・プードルの毛はカールした状態で密集していて、毛玉ができやすい環境です。

毛玉になると痛いです。痛い思いをさせないために、週に2~3回はブラッシングをしましょう。コームとスリッカーがあると便利です。

コームで毛玉になりそうな箇所を整えたあとスリッカーで全体を優しく、丁寧にとかしてあげてください。

耳のケアは定期的に行う

タイニー・プードルは耳の中まで毛が生えているため、通気性が悪くなることで外耳炎を起こしやすい犬種です。

外耳炎の予防するためには定期的に耳の状態をチェックし、汚れがあれば掃除を行う必要があります。

耳掃除には濡らしたガーゼやペット用のウェットティッシュを使用し、外から見える範囲の汚れを優しく拭き取ってあげましょう。

フードはライフステージと目的に合わせたものを選ぶ

ドッグフードの種類と目的

愛犬の健康な体を保つためには、ライフステージや目的に応じたドッグフード選びが必要です。

毎日の食事には、水とフードのみで必要な栄養を摂取できる総合栄養食や総合栄養食基準の主食を選びましょう。

また、犬はライフステージによって必要なカロリーが異なるので、ライフステージに応じてフードを切り替えてくださいね。

さらに、タイニー・プードルは超小型犬なので、粒が小さく食べやすい小型犬用のフードが良いでしょう。

タイニー・プードルを迎える前の注意点

タイニー・プードルはその小さな体や愛らしいしぐさ、性格などで人気を博していますが、小さくてかわいいからという理由だけでタイニー・プードルを迎えることはおすすめしません。

ただ、狭小住宅にお住いの場合や一人暮らしのお年寄りなど、タイニー・プードルの小さな体や穏やかな性格が幸いする状況は多くあるでしょう。

迎える前にできる範囲で最大限、タイニー・プードルが幸せに暮らせるであろう環境を整えてください。足りないところは愛犬と二人三脚で、試行錯誤していきましょう。

健康状態を確認しておく

健康状態の確認は、愛犬を迎えるにあたっての最重要事項です。元気かどうかをじっくり観察しましょう。

万一、小さく見せるために十分な食事が与えられていなかったりすると将来、病気のリスクがあります。抱っこしてみて丸々と太っていればおそらく、元気な証拠。

毛がフサフサとして見た目に丸っこく見えても、触ってみると骨ばっていたりという可能性もあるので注意が必要です。

ほか、目の色や口臭、毛ヅヤ、肌の状態、耳・鼻の状態もしっかりチェックしましょう。

獣医師による健康診断書の確認

ブリーダーやペットショップが発行する健康診断書(できれば獣医師によるもの)を必ず確認してください。

ワクチン接種歴、駆虫歴、マイクロチップの有無、先天性疾患の有無などが記載されているか確認しましょう。

具体的な健康チェックポイント

  • 目: 目ヤニがなく、澄んでいるか。充血や白濁がないか。
  • 鼻: 湿っていて、鼻水が出ていないか。鼻の穴が詰まっていないか。
  • 耳: 耳垢がなく、臭くないか。耳を痒がったり、頻繁に振ったりしていないか。
  • 口・歯茎: 歯並びが問題ないか。歯茎がピンク色で健康的な状態か。口臭がないか。
  • 被毛・皮膚: フケや赤み、かさぶた、脱毛がないか。ノミやダニがいないか。毛艶が良いか。
  • 排泄物: 便が固形で、下痢をしていないか。尿の色や量に異常はないか。
  • 骨格・歩様: 足を引きずったり、不自然な歩き方をしたりしていないか。骨格に明らかな異常がないか。膝蓋骨脱臼(パテラ)は小型犬に多いため、特に注意して確認しましょう。
  • 呼吸: 呼吸が荒くないか、咳をしていないか。

親犬の健康状態や病歴の確認

可能であれば、親犬の健康状態や遺伝的な病歴(特にプードルに多い膝蓋骨脱臼、進行性網膜萎縮症などの目の疾患、フォン・ヴィレブランド病などの血液凝固異常)について確認しましょう。

犬の性格を確認しておく

どんな性格がよくて、どんな性格がダメということはありませんが、お迎えする前にその子の性格がわかっていると安心です。

少し臆病ならゆっくり慣らしていく、元気すぎるようならたくさん遊んであげる、などの対応ができるでしょう。

お迎えした後の生活環境によっても性格は変わるもの。大事に育てれば育てた分だけ、いい子になってくれますよ。

実際に触れ合って様子を見る

子犬が怯えていないか、攻撃的でないか、人懐っこいかなどを実際に触れ合って確認しましょう。活発すぎないか、または逆に臆病すぎないかなど、飼い主のライフスタイルに合うかを見極めます。

兄弟犬や親犬との交流を見る

可能であれば、他の兄弟犬や親犬との接し方を見ることで、社会性や性格の傾向を把握できます。

ブリーダーやショップスタッフに性格を聞く

日頃から接しているブリーダーやショップスタッフに、個体ごとの性格や特性(臆病、好奇心旺盛、甘えん坊、独立心が強いなど)を具体的に質問しましょう。良い点だけでなく、しつけの際に工夫が必要な点なども聞いておくと良いでしょう。

社会化の状況を確認する

他の犬や人間、さまざまな音や環境にどの程度慣れているか(社会化が進んでいるか)を確認することも重要です。社会化不足は問題行動に繋がる可能性があります。

迎え入れた後のアフターフォローの有無を確認しておく

愛犬を迎えるにあたって、お迎え後のアフターフォローはあるに越したことはありません。お店、ブリーダー、譲渡会などお迎えのシチュエーションはさまざまです。

ただ、アフターフォロー体制が整い、迎えたあとの困りごとにもしっかり対応してくれるところからお迎えするようにしましょう。

迎える前にどういった生活をしていたか、詳しく聞ける環境であれば、環境を大きく変えることなく生活することができるでしょう。

早めにかかりつけの動物病院を探しておき、万が一に備えて受診できるようにしておきましょう。

健康面での保証制度

病気や先天性疾患が見つかった場合の保証期間や内容(医療費負担、交換、返金など)を具体的に確認しましょう。保証期間が極端に短い、または保証がない場合は注意が必要です。

しつけや飼育相談の窓口

お迎え後にしつけや飼育で困った際に、電話やメール、対面などで相談できる窓口があるか確認しましょう。特に初めて犬を飼う場合や、小型犬特有の悩みに対応してくれるサポートは心強いです。

連携している動物病院の有無

提携している動物病院があるか、または緊急時に相談できる獣医を紹介してくれるかなども確認ポイントです。

長期的なサポートの有無

子犬の時期だけでなく、成長後も困り事があった際に相談に乗ってくれるような長期的な関係を築けるかどうかも重要です。

ブリーダーやショップの信頼性を確認しておく

どこから犬を迎えるかは、その犬の質や迎え入れた後の安心感に大きく影響します。

施設の清潔さ・衛生管理

見学可能であれば、実際に施設を訪問し、犬たちが清潔で快適な環境で過ごしているか、衛生管理が徹底されているかを確認しましょう。異臭がしないか、個々のスペースが十分に確保されているかなど。

飼育頭数と管理体制

一度に多数の犬を飼育している場合、個々の犬への目が届きにくくなる可能性があります。適切な頭数で、一頭一頭に目が届くような管理体制が整っているかを確認しましょう。

情報公開の透明性

親犬の情報(血統書、健康状態、写真など)を隠さず開示しているか、料金体系が明確かなど、情報公開の透明性も信頼のバロメーターです。

特定商取引法に基づく表示

ブリーダーやペットショップのウェブサイトなどに、特定商取引法に基づく表示(名称、住所、電話番号、動物取扱業登録番号など)が正しく記載されているか確認しましょう。

口コミや評判

可能な範囲で、そのブリーダーやショップの口コミ、評判をインターネットや知人から調べてみましょう。

家族全員で迎え入れる合意と役割分担を確認しておく

犬を飼うことは家族全員の協力が不可欠です。

アレルギーの有無

家族の中に犬アレルギーの人がいないか、事前に検査などで確認しておくことが非常に重要です。

飼育に対する家族の合意

家族全員が犬を迎えることに賛成しており、飼育に協力する意思があるかを確認しましょう。

誰か一人に負担が集中しないよう、散歩、食事、トイレ掃除、遊び、病院への送迎など、具体的な役割分担について話し合っておくことをおすすめします。

将来的な生活設計

転勤、出産、介護など、将来的に家族構成や生活環境が変わる可能性についても考慮し、犬との生活を継続できるか話し合いましょう。

万が一の際の預け先

旅行や緊急時に犬を預けられる場所(ペットホテル、友人、親戚など)を事前に検討しておくと安心です。

飼育環境と準備を整えておく

子犬を迎え入れる前に、物理的な環境と心の準備を整えておくことが大切です。

安全な環境作り(犬目線でのチェック)

  • 誤飲の危険がある小さな物(ボタン電池、薬、タバコ、アクセサリー、観葉植物など)を片付ける。
  • 感電の危険がある電気コードをカバーで保護するか、届かないように配置する。
  • 転落の危険がある階段やベランダにゲートを設置する。
  • 毒性のある食品(チョコレート、玉ねぎ、ネギ類、ブドウなど)や化学薬品を手の届かない場所に保管する。

必要な飼育用品の準備

ケージ、トイレ、フード、食器、給水器、おもちゃ、ブラシ、爪切り、シャンプーなど、初期費用シミュレーションで挙げた用品を事前に購入し、設置しておきましょう。

かかりつけ動物病院のリサーチ

緊急時にも対応できるよう、事前に自宅近くの動物病院をいくつかリサーチし、診療時間、夜間対応の有無、評判などを確認しておくことをおすすめします。

子犬が安心して過ごせる場所の確保

お迎え後、子犬が落ち着いて休めるプライベートな空間(ケージやサークル内のベッドなど)を確保し、静かで邪魔されない場所に設置してあげましょう。

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