ぬいぐるみのように可愛らしいトイプードル。その、あまりの愛らしさに根強いファンも多いです。
また、見た目だけではなく性格も明るく、指示を良く聞く賢さも備えています。
可愛さだけでなく飼いやすさも備えた人気のトイプードルとはどんな犬種なのか、歴史や種類、価格は?
一緒に生活する際の注意点などもあわせて、トイプードルのことを学んでいきましょう。
担当ライター

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ぬいぐるみのような愛らしい見た目のトイプードル

トイプードルの魅力は、何と言ってもぬいぐるみのような愛らしさ。あまりの可愛さに一目惚れしてしまう人も多いことでしょう。
ふわふわの被毛に包まれた小柄な体と丸みを帯びた頭、垂れた耳やつぶらで大きい瞳は、見る者を惹きつけます。
数あるプードルの中でも最も小柄で、その名の通りまるで「おもちゃ」のようなビジュアルをしています。
プードルは大きさ順で4種類に分類される
トイプードルはとても小さくてかわいいプードルとして知られていますが、プードルの種類は大きく4種類に分けられます。
スタンダードプードル | 体高45~60cm |
ミディアムプードル | 体高35~45cm |
ミニチュアプードル | 体高28~35cm |
トイプードル | 体高24~28cm |
一番大きいのはスタンダードプードルで体高45cm~60cm、その次がミディアムプードルで体高35cm~45cm、ミニチュアプードルは体高28cm~35cm、トイプードルは体高24cm~28cmです。
タイニープードルやティーカッププードルはそれ以下の、アメリカで作られたサイズです。
日本の一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)では非公認で、正式に血統登録されていません。
トイプードルの特徴

トイプードルは数あるプードルの種類の中でもかなり小さい超小型犬で、巻き毛のような被毛は色のバリエーションも、ヘアアレンジ方法も豊富です。
性格も明るく活発で良く懐き、身体能力が高いため運動も好きで良く遊びます。
賢く素直で飼い主の指示にも的確に従うため、飼育のしやすさという点でも魅力が高いです。
寿命も小型犬では比較的長い方なので、しつけと罹りやすい病気に気をつけてあげれば、良いパートナーとなるでしょう。
好奇心が強く、非常に賢い
他人や犬に対しても懐く
臆病な面もあるため吠えやすい
とにかく体を動かすのが大好き
その他情報
原産国 | ドイツ,フランス |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 膝蓋骨脱臼,流涙症,白内障,副腎皮質機能亢進症,外耳炎 |
参考価格 | 30万円前後 |
体毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | シングルコート |
毛色 | ブラック,ホワイト,シルバー,グレー,アプリコット,ブラウン,ブルー,カフェ・オ・レ,クリーム |
トイプードルのサイズ
トイプードルのサイズはとても小さく、成犬でも体高は24cm~28cm、体重は3kg~4kgしかない超小型犬です。
体高 | 24cm~28cm |
体重 | 3kg~4kg |
他の犬種で言うと子犬サイズしかありませんが、トイプードルは成犬に成長してもこれより大幅に大きくなることはありません。
その小ささがよりぬいぐるみらしさと可愛さを強調するため、日本国内では最も人気が高いプードルとなっています。
トイプードルの毛色と被毛
トイプードルの被毛は、ぬいぐるみのようなふわふわした巻き毛や緩やかなウェーブが特徴です。
毛色はバリエーション豊かで10種類以上にも分類されますが、真っ白なホワイトと赤みを帯びたレッド、黒いブラックなどが特に人気です。
毛量が多く伸びやすいため、トリミングの際に豊富なカット方法から選べ、ヘアアレンジが自在なのも魅力の1つです。
トイプードルの性格
性格は明るく活発で、人間や他の犬に対しても好意的で天真爛漫な子が多いと言われています。
原種のスタンダードプードルが猟犬であったことから、トイプードルも体を動かすことが好きで遊びや散歩も喜びます。
素直さもあり賢いので、飼い主の言うことを良く聞く、飼いやすい性質の犬種と言えます。
賢さゆえにいたずらなどをしないように、食べ物は隠す、入られたくない場所には柵を立てるなどの工夫も必要になります。
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トイプードルの寿命や病気
トイプードルの寿命は、平均で15.3歳と言われ、小型犬の中でも比較的長生きです。
また、その体の特徴から、以下のような疾患を抱えやすいです。
膝蓋骨脱臼(パテラ) | 膝のお皿(膝蓋骨)が正常な位置から外れることで歩行障害などが起きる |
流涙症 | 目から涙があふれて涙やけや皮膚炎をおこしてしまう |
外耳炎 | 耳の中が赤く腫れて痛みや激しい痒みを伴う |
若年性白内障 | 目の中の水晶体の一部や全体が白く濁り視力が低下する |
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群) | 副腎から出てくる副腎皮質ホルモンの過剰分泌により、さまざまな症状を引き起こす |
生まれつき膝蓋骨を支える靭帯の力が弱く、膝のお皿(膝蓋骨)が正常な位置から外れてしまう膝蓋骨脱臼(パテラ)になりやすいです。
また、目の周りが常に濡れていたり、毛が茶色く変色する「涙やけ」と呼ばれる状態になっていたら、流涙症の疑いがあるほか、たれ耳で耳の穴に毛が多いトイプードルによく見られる外耳炎などの病気は、再発したり慢性化しやすいため注意が必要。
成犬以降では、6歳未満で発症すると言われている、目の中の水晶体の一部や全体が白く濁り視力が低下する若年性白内障や、副腎皮質ホルモンが過剰分泌され、さまさまな症状を引き起こす副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)なども発症しやすくなります。
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トイプードルの歴史

トイプードルの原種は大型犬のスタンダードプードルで、一節では16世紀にフランスで小型に改良されたのが起源とされています。
というのもプードルの起源自体、不明な部分が多く、原産国を特定するのは難しいと言われています。
ただ、古くからヨーロッパを中心に知られており、特にフランスで人気だったことからフランス原産とされていることが多いのです。
日本には1949年にミニチュアプードルがアメリカから輸入されましたが、当時はそこまで人気ではありませんでした。
2000年代に入るとテディベアカットと呼ばれるぬいぐるみのテディベアを彷彿させるカットが流行ると、その見た目から人気に火が点きました。
日本では現在でも小型犬ブームが続いており、プードルの中でもっとも体の小さいトイプードルは今なお人気です。
トイプードルの飼い方

日本の主流となっている室内犬の中でも、トイプードルはとても飼いやすい犬種です。
実際に飼うとなったとき、どのような飼い方が適切とされているのか、確認しておきましょう。
1日1回はブラッシングが必要
毛質は抜けにくいですが伸びると絡まりやすく毛玉もできるため、自宅でのこまめなブラッシングが必要になります。
ブラッシングする際は、根元からもつれをほどいてあげましょう。
表面だけだともつれが取れず、皮膚炎の原因となることも。
また、毛並みの流れに沿って優しく撫でるようにブラッシングすると良いでしょう。
流れに逆らってやると、不快感からブラッシング嫌いな子になってしまいます。
目の周りや歯のケアはこまめに
トイプードルは、涙の通り道である鼻涙管が詰まりやすい性質で、涙やけを起こしやすいです。
涙や目やになどは、ぬるま湯で湿らせたコットンなどでこまめに優しく拭き取ってあげましょう。
また、歯垢は2~3日で歯石になり、虫歯になりやすいので、子犬の頃から歯磨き習慣を付けてあげると良いでしょう。
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定期的なシャンプーとトリミングは必須
被毛を放置すると伸び続けてしまうため、成犬は1ヶ月に1~2回程度の定期的なトリミングとシャンプーが必須になります。
子犬は2~3週間に1回のシャンプーが理想ですが、毛質や肌質、生活環境にもよるので、サロンなどに頻度を相談してみましょう。
カットはあまり間を開け過ぎると伸びた毛が絡まり、蒸れて肌荒れの原因となります。
トリミングに慣れさせるためにも、子犬の頃から定期的にサロンに通いましょう。
しつけはなるべく早く行う
トイプードルは記憶力と理解力が高く、飼い主の指示も的確に聞くことができます。
ただ、賢いゆえに悪い方向にもその知能を活かすことができてしまうのです。
例えばご飯などの要求のために鳴いた際、飼い主が言うことを聞いてしまうと、吠え癖が付いてしまいます。
正しい知識を持って、なるべく早い段階でしつけを行うことが必要です。
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粒が小さく食べやすいフードを与える
トイプードルは超小型犬なので、ドライフードであれば粒が小さく食べやすい小型犬用のフードが最適です。
粒が大きすぎるものは、喉に詰まらせないように砕いたりぬるま湯でふやかしてあげても良いです。
栄養面では、筋肉や被毛の健康を保つ良質なタンパク質や丈夫な骨を作るカルシウム、被毛や皮膚のための不飽和脂肪酸が含まれているものなどが良いでしょう。
散歩は1日30分~1時間が目安
トイプードルは運動が好きなので散歩も好みます。
散歩時間の目安としては、1日1時間程度ですが、1度に1時間行くのではなく、1回につき15分~30分に分けて散歩すると良いです。
回数としては1日2回朝晩、30分程度行うのが理想ですが、難しい場合は無理せず1回15分など短めの日があっても大丈夫です。
夏場は熱中症などに気を付け、散歩に行けない日も家の中で遊んであげましょう。
時間 | 1回につき15分~30分 |
距離 | 1~2kmほど |
回数 | 1日2回 |
トイプードルに合った生活環境を心がける
トイプードルは他犬種よりも骨が細く、骨折や膝蓋骨脱臼のリスクが高い犬種です。
活発で元気に動き回るので、高い場所から飛び降りたりする危険もあります。外で遊ぶ時は気を付けてあげましょう。
家の中でも段差を少なくしたり、滑りにくい床シートを設置するなど、少しでもけがをするリスクを減らして生活環境を整えてあげるとより安全です。
室内温度や湿度の調整をする
快適な室温 | 20℃~25℃ |
快適な湿度 | 40~60% |
トイプードルは被毛が厚く見えますが、シングルコートと呼ばれる構造で、保温の効果を持つアンダーコートという被毛がありません。
そのため寒さには弱いです。特に温度調整が苦手な子犬や老犬は注意しましょう。
ただし暑すぎるのもNGなので、20℃~25℃が快適な室温と言えます。
寒暖差にも弱いので、外から帰ってきた時の温度差にも注意です。
また、湿度は40%~60%程度が快適に過ごせます。
室内では服を着せたままにしない
服を着せるのは見た目のオシャレだけでなく防寒の役割も果たします。
ただ、トイプードルは被毛が抜けにくい代わりに絡まりやすく、毛玉になりやすい犬種です。
室内で服を着せっぱなしにすると蒸れて汚れが溜まり、皮膚病になることもあるので注意を。
特に湿度が高い部屋で通気性の悪い服を着せっぱなしにすることはやめましょう。
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トイプードルにおすすめのドッグフード3選
コノコトトモニこのこのごはん
良質なタンパク質を含む鶏肉のささみと、タンパク質の消化・吸収を助ける青パパイヤを配合。
かつお節の配合量を50%にして風味豊かに。袋を開けるとかつお節の優しい香りが広がります。
グルテンフリーで、オイルコーティングや保存料などは不使用、人間の食品と同レベルの国内専門工場で作っています。
粒の大きさは、子犬が最も食べやすく口に入れやすいサイズの直径7mm~8mmです。
対象年齢 | 全年齢対応 |
---|---|
内容量 | 1kg |
原産国 | 日本 |
主原料 | 鶏肉(ささみ、レバー)、大麦、玄米 |
添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 341.8kcal |
1日あたりの価格 | 917円 |
定期販売 | 【初回 1袋】3,278円、【2回目以降 2袋】7,406円 |
フード目的 | 総合栄養食 |
フードの種類 | ドライ |
モグワンドッグフード
参考価格 5,060円
手作りレシピから生まれた理想のドッグフードシリーズのモグワン。
新鮮で栄養たっぷりの放し飼いチキンとオメガ3脂肪酸がたっぷりのサーモンを配合。
人間でも食べられるヒューマングレードの原料を使用し、「穀物、香料、着色料」は不使用です。
全犬種・全年齢対象ですが、小型犬でも食べやすい小粒サイズで、万が一飲み込んでも安心の穴空きタイプです。
対象年齢 | 全年齢対応 |
---|---|
内容量 | 1.8kg |
原産国 | イギリス |
主原料 | チキン&サーモン、生サーモン、乾燥チキン |
添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 361.5kcal |
1日あたりの価格 | 562円 |
定期販売 | 【1.8kg】3,920円、【3.6kg】7,404円、【10.8kg】20,904円 |
フード目的 | 総合栄養食 |
フードの種類 | ドライ |
華ちゃん犬猫すこやか本舗うまか ドッグフード
参考価格 5,478円
自然の餌を与えて伸び伸びと育てた九州産華味鶏を100%使用。野菜などの主要原料も国産にこだわりました。
ミール(粉状の肉)を使わずに、水分の多い生肉のみを使用。高タンパク・低糖質で、オリゴ糖やビフィズス菌などの栄養素も健康をサポートします。
着色料や合成保存料などは無添加で、あえてグルテンフリーにせず、犬にとって必要な雑穀を厳選配合しています。
小型犬も食べやすい小粒サイズです。
対象年齢 | 全年齢対応 |
---|---|
内容量 | 1.5kg |
原産国 | 日本 |
主原料 | 鶏肉、玄米、大麦 |
添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 350kcal |
1日あたりの価格 | 558円 |
定期販売 | Amazon定期便あり |
フード目的 | 総合栄養食 |
フードの種類 | ドライ |
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トイプードルの価格相場

トイプードルの価格の相場は約30万円前後とされていますが、「毛質や毛色、性別や年齢、血統書の有無」などからも異なります。
人気の毛色や希少な毛色の子は、5万円~10万円程度高くなるとされています。
また、毛質が柔らかすぎずしなやかで、被毛の量が多いとヘアアレンジがしやすいため、2万円~5万円程度高くなることも。
理由は様々ですが、価格が高い安いにこだわらず自分が相性が良いと感じ、気に入った子を迎え入れると良いでしょう。
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