ペットコラム

ペット保険で後悔した6つの理由とは?実体験をもとに詳しく解説

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ペット保険の加入前後で後悔する理由と保険選びのポイントを解説!

100%負担しなければいけないペットの医療費。病気やケガで動物病院を受診した際に高額な医療費に驚いてしまった、という方も多いのではないでしょうか。

手術を受ける場合にも多額の治療費がかかりますし、入院や通院だけでも回数が増えれば負担になります。

そこで考えたいのがペット保険への加入。「加入して後悔した・加入をせずに後悔した」という、どちらの意見もあるでしょう。

実際にはさまざまなポイントを確認した上で、入ることを検討すると良いです。

この記事では、後悔した理由を踏まえつつ、適切な保険選びのポイントを解説しています。

いざという時に心強い味方となってくれるペット保険。ぜひ選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

この記事の結論

  • ペット保険は、動物病院で治療をした際にかかった治療費の一部を補償してくれるもの
  • 加入前にペット保険の補償内容などを把握しておかないと後悔することもある
  • ペット保険未加入で高額な治療費が自己負担になり、後悔したというケースも
  • ペット保険の加入は、飼い主さんと愛犬にとってメリットのほうが圧倒的に多い

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目次

ペット保険は動物病院での治療費の一部を補償する保険

ペット保険とは、ペットがケガや病気にかかった際の治療費を補償するものです。

毎月、私たち飼い主が保険料を支払うことで、万が一に備えておくということです。

補償されるのはかかった医療費の一部であることがほとんどですが、各会社や加入するプランによって条件が異なります。

例えば、ペット保険に加入する前からの病気、予防接種、避妊手術などには、保険が適用されません。

ペットの飼育環境が良くなったこと・医療技術が向上していることにより、ペットも長寿化が進んでいます。

高齢になったペットは病気やケガのリスクも増えるため、ペット保険の需要は年々高まっているのです。

また、抗がん剤や手術などの高度な治療を受けると、かなり高額な治療費になることも知られています。

そういったケースに備えて、ペット保険に加入する飼い主さんは年々増えています。

補償内容はペット保険会社によって異なる

ペット保険は何を選んだら良いか迷ってしまうほど、さまざまなものがあります。少し注意したいのは補償内容の違いです。

「どれも同じ」と考えてしまい、比較や確認をしっかりとしないと後悔の原因になります。

  • 通院の際の補償
  • 補償限度額
  • 補償限度日数

例えば入院した後に、しばらく通院しての治療が必要というケースもよくありますよね。

通院の補償がなく、入院時に保険適用となるペット保険の場合、入院の際にかかった金額(補償金額はプランにより異なる)が支払われます。

ですが、通院での治療は飼い主さんが全額負担をする、ということになります。

各社の内容は細かな部分で違いがあるので、よく検討して飼い主さんが納得のいくものを選びましょう。

保険料はペットの種類や年齢によって異なる

毎月支払う保険料は、ペットの種類や年齢によっても差が出てきます。

人間と同じように、ペット保険も高齢になればなるほど加入条件が増える傾向にあります。年齢制限が設けられている場合もあります。

さらにほとんどの保険が犬・猫のみを対象としています。エキゾチックアニマル(犬と猫以外)の加入できる保険は限られているのですが、このようなときも、保険料が犬猫より高額になるケースが多いです。

保険料は毎月の負担になるので、家計にも当然影響します。

各社まちまちなので補償の内容はもちろんですが、保険料も無理なく支払える金額か、必ず確認しましょう。

ワクチン接種など、補償対象外の治療もある

人の加入している保険でも保険適用対象外となるものがあるように、ペット保険においても対象外となるものがあります。

主に以下のものが補償の対象外となることが多いです。

  • 狂犬病、混合ワクチン接種
  • 去勢、避妊手術
  • 先天性異常
  • 爪切りや肛門腺絞り

ケガや病気について補償されるのが、ペット保険です。

そのため、健康なペットが予防のために受けるワクチンや、病気による処置ではない去勢・避妊手術は対象外となることがほとんどとなっています。

また、先天的に異常がある場合や、場合によってはケガ繋がる爪切りなども対象外です。

同じくフィラリア予防薬やノミ・ダニの駆除薬等の病気を予防する目的の診療は補償されていません。

他にもワクチンを接種していれば防げる病気にかかった場合や、飼い主さんが故意にケガをさせた場合なども対象外であるというのが一般的です。

日本は海外に比べてペット保険加入率が低い

海外、特に欧米ではペット保険の加入率は30%~40%と言われています。高い国では50%ほどのところも。

ヨーロッパなどのペット先進国と比べると、日本の加入率は10%~20%のため、まだまだ低いのが現状です。

これはペット保険自体の歴史が浅く、市場規模も小さいことが理由のひとつとされています。

また、日本は人間の健康保険制度が整っており、医療費は自己負担分のみの支払いで済みます。

この感覚のまま「ペットの治療費もそれほどではないだろう」と考えてしまう人も多かった、ということが挙げられます。

しかし、近年はペットの高齢化や医療費が高額であることが認知されつつあり、日本におけるペット保険の加入率は上昇しています。

以前と比較してペットは家族である、という考え方がしっかりと浸透しているということもあるようです。

ペット保険に加入して後悔したこと

保険というのは万が一に備えるものであり、これは人間でも愛犬・愛猫であっても変わりありません。

しかしペット保険に加入したからといって、必ずしもメリットしかないのかと言えば、そうではないのです。

実際に、「ペット保険選びで後悔したことがあった」という人も少なくないはず。

SNSやブログなどで発信している方もいるのですが、これらはどういった理由からなのか、気になりますよね。

事前に後悔した理由を知っておけば、これからペット保険に加入するかどうか考えている、という人も注意することができます。

全ての項目に共通しますが、事前の確認は怠らずにしっかりと行うことが大切です。

保険適用外の治療があった

ペット保険適用外の治療は、意外にも多くあります。ここが加入するかどうかの決め手になるところでもあり、想像している以上に保険適用外となることが多い、というのは必ず確認しておきましょう。

予防治療やワクチンなど、健康なペットに対する治療は補償外、というものがほとんど。保険会社によって細かく条件が分かれています。

去勢・避妊手術も原則保険の対象外ですが、ほかの病気の治療のために去勢・避妊が必要である場合は保険が適用されることもあります。

また、療法食なども基本的に対象外ですが、入院中に与えられたものは補償される場合もあります。

治療についての補償の有無は、条件によって変化する場合もあります。

事前にどんなものが適用外になるのかを細かく確認し忘れたり、補償対象を勘違いしてしまうと加入してから後悔してしまうでしょう。

一部ではほとんど適用外という審査結果にも

通常、ペット保険加入後に保険金を請求する際には、ペット保険会社による審査が行われます。

この審査が通れば保険金が下りるというシステムですが、ごく一部のペット保険では、ほとんど保険金が下りなかったというお話もあります。

毎月しっかりと保険金を支払っていたとしても、非常に審査が厳しいと払い損ですよね。

補償金が全額ではなかった

ペット保険によっては、かかった治療費の全てが支払われるものもあります。

しかし、多くの保険は一定の金額を支払うものだったり、支払い限度額が決まっていたりします。

一般的な補償割合は50%もしくは70%なので、100%補償されるというプランはあまり多くありませんし、一般的ではありません。

全て補償されるものと勘違いして高度な治療を受けた後に、トラブルになってしまうケースがよくあるようです。

補償される割合はもちろん、支払い限度額というのも存在します。

仮にペット保険へ加入していたとしても、支払い限度額が設定されていると、一定額以上は補償されないというものです。

待機期間中の治療で補償してもらえなかった

保険始期日から一定の間、保険金が支払われない期間を待機期間と呼びます。

加入前にかかっていた病気の潜伏期間を考慮するために、この待機期間は設けられています。

この期間についても会社ごとに違う場合があるので、確認が必要です。

通常は30日間、ガン保険の場合は120日間など、加入する保険やプランによって異なります。

ケガについては、待機期間中でも補償される場合がほとんどですが、病気は違ってきます。

この違いもしっかりと確認しておかないと後悔してしまうことになるので、加入前にチェックしておきましょう。

免責対象で保険に加入する魅力を感じられなかった

先天性の病気がある場合や、自然災害によるケガは補償されません。

飼い主さんの過失によるケガ・予防接種なども、対象外になることがほとんどです。

ただし先天性の病気は、補償開始後に獣医師によって発見された場合は補償されることがあります。その他、出産も補償外であることがほとんどです。

例えば小型犬がかかりやすい膝蓋骨脱臼など、特定の病気は補償外という場合もあり、条件は加入先の会社やプランによって異なります。

どんなケガ・病気が補償となるのか、また対象外についてはどんなケースなのかをきちんと調べておきましょう。

免責あり・なしでは毎月支払う保険に差が出る、ということも理解しておくことが大切です。

保険料が高く、負担が大きくなった

保険に加入する際は、毎月支払う保険料についてもしっかりと考えておきましょう。

契約する際は補償される内容が多いほど良い、という風に考えがちです。しかしそうなると保険料は高額になります。

何かと補償をたくさんつけてあげたくはなりますが、毎月無理なく支払える保険料であるかどうかもきちんと考えましょう。

犬の保険(2023年)2,966円
猫の保険(2023年)1,988円
出典:ペットフード協会 全国犬猫飼育実態調査

ペットフード協会の令和5年調査から見ると、保険料は犬の場合が2,966円、猫の場合が1,988円となっています。

保険料の安い保険であれば人間と変わらない金額ですが、毎月の支払いになるので負担に感じる人もいるでしょう。

思いがけず家計を圧迫してしまう、ということで入ってから後悔してしまうことがあります。

ペットがずっと健康で保険料が無駄に感じた

貯蓄と掛け捨ての違い

ペットがずっと健康であったために、保険料が無駄に思えて後悔している、ということもあります。

というのも、多くのペット保険は掛け捨てであることがほとんどです。

ずっと健康であるというのは何より喜ばしいことなのですが、結果的に補償されることがなかったために、保険料が無駄になったと後悔する場合があります。

人間の場合でも掛け捨て型にするか、貯蓄型にするか、最初に悩むポイントのひとつですよね。

ペット保険はあくまで万が一に備えたサービスです。実際には保険が必要となったタイミングで、後悔するか?という判断になるでしょう。

ペット保険に加入しないことで後悔したこと

では次にペット保険に加入しなかったことで後悔したポイントを見ていきましょう。

保険に入るメリットはやはり大きいためこちらについてもしっかりと確認して、保険についてよく検討するようにしましょう。

通院や高額な治療費がすべて自己負担になった

通院での治療や高度な治療を受けた場合の医療費などは、ペット保険に加入していない際は当然ですが、全額自己負担となります。

特に高度な治療についてはかなりの高額になることも多く、病気によっては100万円以上になる場合もあります。

ガン・腫瘍などの病気は高額治療となるため、やはり保険に加入していれば安心でしょう。

また、ペット保険と提携している病院で治療を受ければ、一部負担で済むケースもあります。

満足のいく治療を受けさせてあげられなかった

何らかの病気・ケガで治療が必要と判断された際に手術を薦められることもあるでしょう。

どんな手術かにもよりますが、場合によっては数十万円かかることも少なくありません。

がんになってしまった際には抗がん剤や放射線治療が効果的ですが、これらも1回につき数万円ほどかかる場合があります。

入院費用なども考慮するとなると、かなりの出費であることは明らかですね。

まとまった金額を支払うことになるので、「家計を考えると高度な治療をあきらめることになってしまった」という声もあるようです。

結果的に、大切な家族のために満足な治療を受けさせられなくなってしまうケースがあるということ。

「こんなことならペット保険に入っていればよかった」という後悔の声も、多く聞かれます。

ペット保険に加入するメリットは大きい

欧米での加入率の高さや入らずに後悔した声を参考にすると、ペット保険加入者が増えてきている理由もわかってきます。

次はペット保険のメリットについて詳しく確認していきましょう。

万が一のことがあっても保険に加入しているという安心感がある

ペット保険に加入する最大のメリットとも言えるのが、万が一の病気やケガに備えられているという安心感です。

自由診療である動物の治療費は全額飼い主さんの負担です。

人とは違って国民健康保険にも社会保険にも加入していなければ、当然のように全額自己負担となってしまいます。

保険に加入していない飼い主さんの多くは、動物病院で診てもらう際に治療費のことも考えなくてはいけません。

そういった不安を軽減することで、ペットの病気やケガと向き合えるようになるのは大事なポイントです。

治療費の自己負担額を抑えられる

保険会社によって違いがありますが、例えば提携している病院での治療であれば費用の自己負担は一部のみ、という保険もあります。

そういった保険に加入していれば、動物病院での支払いも抑えられますね。

多くの場合は申請後に支払われるのですが、最初に支払う金額が気になる方はこういった選び方もできます。

シニア期の費用も軽減できる

年齢犬の年間治療費(平均)猫の年間治療費(平均)
0歳59,078円48,042円
1歳50,956円40,593円
2歳53,458円41,501円
3歳60,105円46,046円
4歳68,305円48,256円
5歳76,977円55,419円
6歳85,865円61,418円
7歳100,576円67,419円
8歳122,872円82,897円
9歳141,726円92,912円
10歳163,500円109,012円
11歳184,106円118,005円
12歳203,492円137,446円
13歳225,233円150,124円
14歳232,775円175,979円
15歳239,810円181,132円
出典:アニコム 家庭どうぶつ白書2023

ペットも人間と同様に、シニア期に入るとケガや病気にかかりやすくなります。

子犬期・子猫期にはまだ体が弱いため治療費がかかる傾向にあり、その後は体が出来上がる1歳前後がもっともかかりづらい時期。

そして年齢を重ねるごとに、体の不調は増えていく傾向にあります。

何かと病院を受診する機会が増えれば、当然ながら出費が増えていきます。

ペット保険に加入していれば、このシニア期の費用も軽減できる場合があります。

高額な手術や入院を選択しやすくなる

高度な治療が必要になれば、やはり費用は高額になります。

手術やがん・腫瘍の場合の抗がん剤治療、放射線治療などは1度で数万円~数十万円ほど必要になります。その他に入院費もかかってきます。

一部でもこれらを補償してくれるペット保険があれば、飼い主さんとしてもかなり心強いでしょう。

動物の治療内容も日々進化しており、選択できる方法が増えてきています。

少しでも愛犬・愛猫にとって負担のない方法を選択するならば、高度な技術が必要となるケースも考えられます。

ペット保険に加入していることで、高額な手術や入院を治療の選択肢として考えることができます。

経済的な理由でペットの命や健康を諦めずに済む

病気やケガにかかってしまうと、動物病院の治療費は全額負担です。

さらに高度な手術などの場合は、場合によってはトータルで100万円以上かかってしまうこともあるのです。

そのため経済的な理由から、高度な治療を受けさせてあげられない、という飼い主さんの声も聞かれます。

ペットにとってもつらく、そして私たち飼い主としても辛い決断です。

ペット保険に加入していれば、経済的な理由から愛するペットの命・そして健康を諦めづらくなります。

高度な治療を受けさせてあげられる、というメリットとともにペットの健康を守るのがペット保険です。

犬の高額になりやすい診療内容

1頭あたりの年間診療費中央値平均値
弁膜症84,425円136,486円
アトピー性皮膚炎43,340円55,273円
歯周病 / 歯肉炎(乳歯遺残に起因するもの含む)43,340円55,273円
出典:アニコム 家庭どうぶつ白書2023

予防が難しいものもありますが、歯周病は毎日のデンタルケアで防げることが多いため、歯磨きを忘れないようにしましょう。

猫の高額になりやすい診療内容

1頭あたりの年間診療費中央値平均値
心筋症52,608円86,300円
慢性腎臓病(腎不全含む)30,523円82,306円
歯周病 / 歯肉炎(乳歯遺残に起因するもの含む)24,992円41,794円
出典:アニコム 家庭どうぶつ白書2023

猫についても毎日の歯磨きで予防できる歯周病に加えて、水分補給が少なくなりがちなのでウェットフードフレッシュフードの導入を検討すると良いです。

どれだけ気をつけていたとしても、病気やケガの可能性はあります。

愛犬・愛猫に負担のない治療を受けさせてあげられるよう、ペット保険の加入も検討したいですね。

賠償責任特約を付けると、万が一の事故に備えられる

追加の保険料を支払って、補償される条件をプラスする“特約”によくみられるのが賠償責任特約です。

これは飼育しているペットが他所の人にケガをさせてしまったり、物を壊してしまってその損害賠償責任を負った場合に補償されます。

このような事故も、ケガや病気と同じように高額となる場合が想定されます。

ひとつの事故につき支払われる金額は、保険会社によって違ってくるので契約の際はよく確認しましょう。

ペット保険の加入を検討したほうがいい人

ではペット保険に加入することを検討した方が良いのはどんな飼い主さんでしょうか。

メリットを確認してきましたが、さらにチェックしておきましょう。

あてはまる方はぜひ加入を検討してみることをおすすめします。

動物病院での自己負担額をできるだけ抑えたい人

大切な家族のためですが、高額な出費となれば家計のことも心配になります。

ペット保険に加入していれば、病気・ケガが補償される場合があるので、自己負担額を抑えやすくなります。

毎月一定の保険料で高額になる治療費を抑えられるなら安心、と考える方はやはりペット保険を検討すべきではないでしょうか。

毎月の保険料がとても高いわけではありませんので、一般的な子犬成犬・子猫成猫であれば高くても月3,000円程度で加入することができます。

いつでもペットに十分な治療を受けさせたい人

治療費が数十万円、もしくはそれ以上になってしまう時にペットへの治療を諦めなければならない。

「でもそんなことは絶対にしたくない」と考える方は、ペット保険に加入することを検討しましょう。

金額について心配をせずに高度な治療などを受けさせてあげられれば、私たち飼い主にとっても嬉しいですね。

適用外の治療などもあるため、しっかりと事前に確認しておくことが大切ですが、ペット保険に加入していれば費用の負担も少しは楽になります。

ペット保険の加入を検討しなくてもいい人

では反対にペット保険に加入することを検討しなくてもよいのはどんな人なのでしょうか。

こちらも詳しく確認しましょう。

経済的に余裕のある人

高度な治療ほど高額になり、数十万円もしくはそれ以上になります。

経済的に余裕があり、高額な治療費でも問題なく支払える方はあまりペット保険にメリットを感じないでしょう。

高額になるペットの治療費を抑える、という目的で加入する飼い主さんがほとんどなのがペット保険です。

そのため経済的に何ら問題がない、という方にはペット保険は向いていないでしょう。

掛け捨ての保険に不満がある人

ペット保険は基本的に掛け捨てです。いつでも愛犬・愛猫が元気でいてくれれば、無駄になってしまうお金です。

一般的に積み立て貯蓄ができるものではないので、そのあたりに納得がいかない方はペット保険に向かないでしょう。

わざわざペット保険に加入しなくても、保険料分をそのまましっかり貯蓄していれば、対応できないこともないのです。

保険料を支払うことは万が一の際の安心に繋がる、そう考えられる飼い主さんでないと、毎月の保険料が無駄に思えてしまいます。

ペット保険選びで後悔しないための確認ポイント

では選んだペット保険に後悔しないようにするための具体的なポイントを見ていきましょう。

会社ごとに違いがあるので、加入を検討したいものが合ったらきちんと確認してから契約するようにしたいですね。

ペットの年齢に応じて保険料が高くなることを理解する

ペット保険の保険料は、人間同様に年齢に応じて高くなることがほとんどです。

どのくらい料金が上がるか、というのは各社それぞれなので一概には言えませんが、年々上がっていくということには変わりありません。

年齢保険料
0~2歳1,200円~3,200円
3~5歳1,800円~3,500円
6~8歳2,000円~4,000円
9~11歳2,300円~5,300円
12~14歳2,900円~6,000円
15~17歳3,600円~7,000円
18歳~3,800円~10,000円
※保険料は大まかな目安

そのため子犬期・子猫期と比べて、シニア期になってから高くなった保険料が家計を圧迫しないように、はじめから理解しておく必要があります。

最初の保険料と比較して高くなったことに驚いてしまう飼い主さんもいるようです。

加入条件や更新条件を確認する

ペット保険の年齢制限

ペット保険に加入する条件をまずはしっかりとチェックする必要があります。

年齢に制限があったり、先天性の疾患があると加入できないことがあります。病気になってしまった後では難しいケースも。

原則として健康なうちに加入するもので、持病を持っている際には加入できたとしても保険料が高額になりやすいです。

ペット保険に加入する前には、更新の条件も確認しておきましょう。

一般的にペット保険の契約期間は1年で、更新のタイミングも1年ごとであることが多いです。

更新のタイミングでプラン内容が変わる際には説明を受けると思いますが、加入する時期と合わせてしっかりと確認しておきましょう。

継続することで愛犬・愛猫のためになるプラン内容なのか、ライフステージに合わせた見直しは必ず必要です。

治療が多くなりがちな中高齢期に更新できないケースもある

さらに注意しなければいけないのは、ペット保険ごとに加入できる年齢の上限がある、という保険内容です。

一般的に体にさまざまな不調が出て治療が多くなりがちになるのは中高齢期で、犬や猫でいうところの7歳程度です。

この頃から動物病院を受診する機会が増えるでしょうが、一般的には契約期間が1年。この年齢になって更新できないというケースも。

一番、保険に加入したい時期に加入できず、必要のない若齢において加入できる、といったペット保険もあります。

補償内容を確認する

治療費は全額補償だと思い込んでしまっていて、一部のみ支払われたことでトラブルになってしまうケースもあります。

補償される回数の制限や、金額に制限がある保険やプランも存在します。

どのような場合に支払われ、そしてどのくらいの補償額なのかを念入りにチェックしておきましょう。

補償内容が期待していた通りでないと、せっかく加入していても有効的に利用できないケースが出てくるでしょう。

毎月の保険料や補償割合を確認する

毎月支払うことになる保険料。家計の中からの出費になるので、負担にならずに支払える金額であるかも考慮しなければなりません。

補償される割合が多いまたは全額補償であれば、毎月支払う保険料は上がります。

その他、特約などをプラスすることでも金額が変わります。

納得のいく内容であるか、そして無理なく支払える保険料であるかということをきちんと事前に確認しましょう。

保険適用範囲とプラン内容を確認する

一般的なペット保険の保険適用範囲は、「通院・入院・手術」などがひとつのパッケージになっています。

しかし、補償範囲が広いということは、それだけ毎月支払う保険料が高くなるということでもあります。

そこで一部のペット保険会社においては、通院の場合を保険適用外とし、「入院・手術」などの高額治療が必要なケースのみ、補償対象とするプランを用意していることもあります。

これによって日常的な動物病院の治療では保険金を受け取れないものの、保険料を安く済ませることができて、なおかつ高額になりがちな入院や手術時には保険金を受け取ることができる、というものです。

このようにペット保険会社もいくつかのプランを用意していることもありますので、ぜひ詳しくプラン確認をしてみると良いでしょう。

加入できる動物は犬・猫だけの保険会社が多い

近年は犬や猫以外のエキゾチックアニマルを飼育する方がとても増えています。

インコなどの鳥類や、ウサギ、フェレットハリネズミなど…。専門のカフェなどもあり、興味をもったことから一緒に暮らしているという人も多くなってきています。

しかし、ペット保険については犬・猫だけに限っている会社がほとんどです。

エキゾチックアニマルも対象となる保険を扱うのは、現在数えるほどしかありません。

もしエキゾチックアニマルのお迎えを検討されている場合は、この点も考慮しておく必要があります。

病気になって後悔する前にペット保険の加入を検討しよう

ペットが健康であるときやお迎えしたばかりでまだまだ小さい、そんな場合はあまりペット保険の必要性を感じないかもしれません。

しかし万が一、病気やケガにかかってしまったら、ということを早いうちに考えてみましょう。

ペット保険はあくまで万が一に備えるものなので、健康なうちに検討することが大事なポイントです。

高度な手術や入院を伴うものであれば、支払う治療費は数十万円、もしくはそれ以上になってしまいます。

支払うことが困難であるために治療を諦める、という経験からペット保険に入らずに後悔したという声が多く聞かれます。

大切な家族であるペットとは、1日でも長く一緒に暮らしたいものですよね。

やはり病気やケガになってからでは遅いですし、後悔も生まれます。

安心して治療を受けられるためのお守りとして、ペット保険に加入することを検討してみることがおすすめです。

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