しなやかでたくましい体を持ちながら、マズルが短くシワの多い顔に愛嬌があるボクサーは、ドイツ原産の中型犬です。
本記事ではボクサーの身体的特徴や毛色、運動能力などの特徴から、性格や習性、飼うのに向いている人の特徴まで紹介します。
ボクサーの飼い方やおすすめのフードやアイテム、価格についてもご紹介します。
現在ボクサーという犬種を飼いたいなど、気になっている方はぜひ読んでみてくださいね。
この記事の結論
- 筋肉質で力強い風貌を持っているため怖い印象があるものの、実は落ち着いた振る舞いができる犬種
- 見知らぬ人に対して警戒心を抱き攻撃的になる場合もあるが、勇敢で穏やかかつ、家族に献身的である
- 頭が良いが体格が大きいため、しつけ経験があって中型犬を扱えるスタミナがある人が理想的
- ボクサーを飼う際は多くの運動量としつけ、暑さ管理が重要である
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目次
ボクサーの特徴
筋肉質でしなやか、たくましい体を持つドイツ原産のボクサーは、力強い風貌から一見怖いと思われがち。
ですが、実は非常に頭が良く、落ち着いた振る舞いができる犬種です。
日本ではややマイナーな犬種ではあるものの、しつけがしやすく家庭犬でも向いているため、海外で人気の高い犬種といえます。
体が大きいため、日本でお迎えするにはやや難しく、広いスペースが必要になる研修でもあります。
勇敢で忍耐強い
家族のみ懐きやすい
警戒心が強く、吠えやすい
運動量がとても豊富
その他情報
原産地 | ドイツ |
犬種グループ | 2G:使役犬 |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 10歳~12歳 |
なりやすい病気 | 椎間板ヘルニア,胃拡張捻転症候群,アトピー性皮膚炎,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),拡張型心筋症,軟口蓋過長症 |
参考価格 | 20万円前後 |
被毛
抜け毛 | 平均的 |
毛質 | シングルコート |
毛色 | フォーン,ブリンドル |
ボクサーの身体的特徴
ボクサーは、全身筋肉質で引き締まった体をもち、骨格もたくましく、力強さを感じさせる特徴をもっています。
顔はアンダーショットと呼ばれる受け口で、顔にシワの多いブルドッグフェイス、マズルは幅広く上を向いた鼻も特徴的です。
ボクサーといえばピンと立った耳や尻尾を想像する方も多いかもしれませんが、元々は狩猟犬として扱う目的で、断尾や断耳がおこなわれていたためです。
断尾や断耳は現在は動物愛護の観点から禁止されている国も多くなり、本来の垂れ耳、長い尻尾で家庭犬として暮らすボクサーも増えています。
ボクサーの体高・体重
体高 | 男の子:57cm~63cm 女の子:53cm~59cm |
体重 | 男の子:30kg前後 女の子:25kg前後 |
ボクサーの体高は男の子が57cm~63cm、女の子でも53cm~59cmの中型犬です。
多くの犬種と同じく、女の子の方がやや小さめの傾向にあります。
体型は、体高と体長がほぼ同じスクエアタイプで、長い脚を大きく振って歩く姿は力強さの中にも、気品や優雅さを備えています。
体重は中型犬の中でも大柄な30kg前後であるため、大型犬に分類されることもあります。
ボクサーの毛色・被毛
ボクサーの毛色は、以下の2種類です。
- フォーン
- ブリンドル
フォーンとは金色がかった単色で、ブリンドルは虎のような縞状模様が入った毛色です。
フォーンには濃淡さまざまなトーンがあり、薄いものから濃いものまで存在します。
全身単色ではなく、頭部やマズル、顎、胸、四肢などに白い斑模様が入ることもあります。
稀に白色の毛色のボクサーも存在しますが、視覚障害などの遺伝的な疾患を持つ確率が高く、公式では認められていません。
被毛は短く硬いシングルコートで、光沢があるのが特徴です。
ボクサーの運動能力
狩猟犬や闘犬として活躍したボクサーは体力があり、活発で運動欲求も強いため、毎日十分な散歩時間が必要です。
少なくとも1日2回、それぞれ60分以上の散歩と、休日はドッグランなどの体を動かせる場所に連れて行ってあげると良いでしょう。
好奇心が旺盛であるため、ボール遊びなども教えて一緒に遊んであげられると喜びます。
ボクサーの平均寿命
ボクサーの平均寿命は、10歳~12歳です。ただ、寿命は一概にいえず、環境によっても変化します。
愛犬の健康状態をよく観察し、変化に気づいて動物病院に相談できる環境であれば、12歳よりも長い時間一緒に過ごすことも十分可能です。
愛犬を迎えたら一緒にいる時間を大切にしてください。
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ボクサーの注意したい病気
椎間板ヘルニア | 椎間板が本来の場所から飛び出して脊髄神経を圧迫し、痛みや神経症状を伴う |
胃拡張捻転症候群 | 飲み込んだ空気やガスが胃の中に溜まり、悪化することで胃がねじれてしまう |
アトピー性皮膚炎 | カビや花粉など何らかの原因によってアレルギー反応を起こし、かゆみを伴う |
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群) | 副腎からホルモンが過剰に分泌されることで、様々な症状を引き起こす |
拡張型心筋症 | 心筋が薄くなることで、心臓の収縮機能が低下し、血液をスムーズに循環させることができなくなる |
軟口蓋過長症 | 硬口蓋より奥にある軟口蓋が正常より長く、呼吸が妨げられる |
ボクサーは力強く筋肉質な体格をもっていますが、いくつかの注意したい病気があります。
それぞれ詳しく説明していきますので、できる限りの予防をしてあげてください。
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、背骨と背骨の間でクッションの役割をしている椎間板が、本来の場所から飛び出して脊髄神経を圧迫し、痛みや神経症状を伴う病気です。
激しい運動や加齢、肥満などが原因となります。
椎間板ヘルニアを発症すると、触ろうとすると痛がったり、歩くのを嫌がったりなどの症状が見られます。
悪化すると四肢が麻痺してしまうことや、排便排尿障害になってしまうこともあるため、様子がおかしければ早めに動物病院に連れていきましょう。
胃拡張捻転症候群
胃拡張捻転症候群(いかくちょうねんてんしょうこうぐん)は、胃の中でガスが膨れる胃拡張と、胃がねじれてしまう胃捻転を引き起こす病気です。
ボクサーのような胸の深い犬種がかかりやすく、早急に病院に連れて行かなければ命に関わります。
胃拡張胃捻転は早食いや食後すぐの激しい運動によって起こるといわれているため、早食いできないように凹凸のついた食器を使ったり、少しずつ回数を分けて食事を与えたりといった工夫が大切です。
運動後は安静にさせ、お腹が落ち着いたら遊ぶように心がけましょう。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、カビや花粉、ほこりなどが原因でアレルギー反応を起こす病気です。
免疫細胞の過剰反応で起こる病気で、発症すると一生付き合っていかなければいけないものとなります。
愛犬の暮らす環境をアレルゲンの少ないものに整え、その子に合ったケアも重要です。
症状が出れば対症療法が必要であるため、愛犬の変化にすぐ気付くことが大切といえます。
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
副腎皮質機能亢進症(ふくじんひしつきのうこうしんしょう)別名クッシング症候群は、副腎がコルチゾールというホルモンを過剰に作り出してしまう病気です。
食欲が強くなり、水を飲む頻度が増える、皮膚が薄くなる、腹部が肥大するなどの症状がみられます。
病気が進行すれば、次第に元気がなくなり、眠ることが多くなります。疫力も低下するため、さまざまな感染症にかかりやすくなるのも特徴です。
拡張型心筋症
拡張型心筋症(かくちょうがたしんきんしょう)は中・大型犬に多くみられる心筋症で、突然失神を起こしたり食欲や元気がないといった症状が見られます。
最悪の場合には、突然死してしまうこともあるほどの、危険な病気です。
ボクサーやドーベルマンは6歳~8歳に発症することが多く、女の子より男の子に多い傾向です。
初期はほぼ症状はないものの、進行していくに従い、呼吸困難や肺水腫といった症状が見られます。
愛犬の様子に変化が見られれば、すぐにかかりつけの獣医師に相談して検査を受けてください。
軟口蓋過長症
軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)は鼻と口を分ける役割を持つ軟口蓋という部分が長いため、気道を塞いで呼吸がしづらくなってしまう病気です。
ボクサーのようなマズルの短い短頭種に多く、特に運動時や暑い環境下では、呼吸困難を引き起こすこともあります。
軟口蓋過長症の治療は外科的なものと内科的なものがあり、根本的に治療するためには外科手術しかありません。
先天的なものであるため予防法は存在せず、愛犬の呼吸状態を注意したり、特に夏場の熱中症対策をしたりと発症させない管理が重要です。
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ボクサーの見分け方
ボクサーに似た犬種にフレンチブルドッグやグレート・デーンなどが挙げられますが。ボクサーは体高が長くすらっとした見た目をしている点が特徴です。
ボクサーはフレンチブルドッグとは体格も異なるうえ、グレード・デーンよりもよりシワがあるため、よりブルドッグに近い顔立ちをしています。
何と言ってもなめらかな輝く被毛が美しい犬種であるため、ボクサーかなと思ったら、紹介した体格や顔つき、被毛を中心に観察してみてください。
ボクサーの登録頭数
ボクサーは2023年1~12月の資料によると、87匹が登録されています。
登録犬数134犬種中65番目、登録頭数も87匹であるため、希少な犬種といえるでしょう。
ボクサーの性格・習性
ボクサーは見た目の筋肉質な体格や強い印象に反して、非常に愛情深くて家庭内での暮らしにも適した犬種です。
ボクサーの性格や習性について見ていきましょう。
勇敢かつ穏やかで家族に献身的
ボクサーは見た目どおり勇敢で、危険が迫ったときには恐れずに行動できる犬種です。
しかし普段は非常に穏やかで、家族に対しては深い愛情を示します。
特に子どもに対しては警戒心を抱くことも少なく、一緒に遊ぶことが大好きです。
また献身的な性格をしているため、家族が困ったときや落ち込んでいる時には、寄り添って励ます優しさもあります。
こうした忠実で愛情深い性格は、ボクサーが家族の守護者として多くの家庭で愛される理由のひとつといえるでしょう。
ただし家族に対して献身的な姿勢は、飼い主さんとの信頼関係を築けていなければ成り立ちません。
家族として迎え入れたときからしつけやトレーニングを続け、ケアを欠かさずおこなって信頼関係を築いていきましょう。
見知らぬ人に警戒心を抱き、用心深く警戒する
家族に対して深い愛情を抱く一方で、ボクサーは知らない人や知らない環境に対して警戒心が強い面も持ち合わせています。
見知らぬ人が家に来た際は警戒し、吠えて警告する場合もあるでしょう。
これも家族を守りたい本当から来る行動で、番犬としての役割も果たします。
上記でも触れましたが、適切な社会化訓練やしつけをおこなえば、過剰な警戒心を抱くことなく、初めての人にも穏やかに振る舞えるでしょう。
ボクサーの誕生の歴史
ボクサー犬の起源は、19世紀のドイツに遡ります。もともとは狩猟犬としてブレンバイザーという犬種から改良され、特に大型獣を仕留めるために使用されていました。
ボクサーの力強い体格と敏捷な動きは狩りに最適で、猟師によって繁殖されてきたと言われています。
猟師の狩りのために、獲物を捕獲しておけるだけの強い顎の力を持っており、大きな口も必要とされていました。
こうした特徴を持つ犬種がブレンバイザーという犬種で、作業能力だけが重視されてきた当時とは変わり、今では見た目も重視されるようになってきています。
19世紀後半には一度人気が衰えるものの、イングリッシュ・ブルドッグなどとの交配を経て、現在のボクサーとなりました。
当時のボクサーはヨーロッパを中心として人気が出始め、アメリカにも伝わるようになりました。
その後、番犬や警備犬としての能力も評価され、20世紀に入ってからは家庭犬としても人気が高まっていったのです。
ボクサーの忠誠心と勇敢さ、さらに穏やかな性格が、家族犬としての理想的な特徴とされ、世界中で愛される犬種となりました。
ボクサーと繋がりのある犬種
ボクサーは、さまざまな犬種との交配を通じて誕生した犬種です。ここからは、ボクサーと繋がりのある4つの犬種について見ていきましょう。
ブレンバイザー
ボクサーの直接の祖先であるブレンバイザーは、もともと大物狩り用に使われていた犬種です。
獲物を追い詰め、捕獲するための強靭なアゴと体力を持っていました。
ボクサーは、このブレンバイザーの体力と勇敢さを受け継いでおり、特に戦う犬としての特性が強く見られる犬種です。
イングリッシュ・ブルドッグ
ボクサーの発展には、イングリッシュ・ブルドッグとの交配も重要な役割を果たしました。
ブルドッグの頑丈な体格と耐久性、また勇敢さは、ボクサーに継承され、力強く守護的な性格形成に影響を与えています。
また、ブルドッグの頑固さや独特の顔立ちも、ボクサーに少なからず影響を及ぼしているといえるでしょう。
優しく大人しい性格
知らない人にも懐くほど
吠えることはほぼない
適度なお散歩で十分
その他情報
原産地 | イギリス |
犬種グループ | 2G:使役犬 |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 8歳~10歳 |
なりやすい病気 | 皮膚炎,チェリーアイ,突顎,閉塞性気道,短頭種気道症候群,尿路結石症 |
参考価格 | 30万円~50万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | スマット,ブリンドル,レッド,フォーン,ファロー,ホワイト,パイド |
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フレンチ・ブルドッグ
フレンチ・ブルドッグとボクサーは、見た目やサイズは違いますが、どちらも愛情深く、家族との強い絆を大切にする犬種です。
直接的な血縁関係はありませんが、家庭犬としての性格に共通点が多く、フレンチ・ブルドッグの社交的で遊び好きな性格は、ボクサーにも似た部分があります。
両犬種ともに、飼い主に対して愛情を示し、家庭の中で楽しさと活気をもたらす存在として親しまれている点で、つながりがあるといえるでしょう。
穏やかで思慮深い、安定した性格
主人との時間を大切にするほど懐く
気にしない性格なので無駄吠えは少ない
多すぎない、適度な運動量が適している
その他情報
原産地 | フランス |
犬種グループ | 9G:愛玩犬 |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 10歳~14歳 |
なりやすい病気 | 軟口蓋過長症,眼疾患,膝蓋骨脱臼,流涙症,外耳炎 |
参考価格 | 30万円~50万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | フォーン,パイド,ブリンドル,クリーム,フォーン&ホワイト,ホワイト&ブリンドル |
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グレート・デーン
グレート・デーンとボクサーは直接的な血縁関係はありませんが、ボクサーの大きく力強い体格にはグレート・デーンの影響が見られます。
グレート・デーンは体格が大きく風貌も堂々としており、穏やかで落ち着いた性格が特徴です。
ボクサーにもこのような落ち着きや威厳が感じられるのは、過去に大型犬との交配があったためだと言われています。
体が大きくても、家庭では優しく穏やかな一面を見せる点で、両犬種には共通する特徴があるといえるでしょう。
穏やかで忠誠心が高い
非常に懐きやすい
ほとんど吠えることはない
スタミナが豊富で、十分な運動が必要
その他情報
原産地 | ドイツ |
犬種グループ | 2G:使役犬 |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 7歳~10歳 |
なりやすい病気 | 胃拡張捻転症候群,股関節形成不全,拡張型心筋症,先天性心疾患,ウォブラー症候群 |
参考価格 | 15万円~40万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | シングルコート |
毛色 | フォーン&ブリンドル,ハールクイン&ブラック,ブルー,ブラック,ブリンドル,フォーン |
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ボクサーを飼うのに向いている人の特徴
ボクサーは穏やかで家族に寄り添う性格を持っていますが、活発で力強い犬種です。
飼い主さんにもボクサーを扱えるスタミナと、他人や他の動物との接し方を管理できるリーダーシップが求められます。
ここからは、ボクサーを飼うのに向いている人の特徴を解説します。
犬のしつけ経験がある人
ボクサーは賢く学習能力が高いため、しつけがしやすい犬種です。
しかし一方で大きな体格や力強さから、適切なリーダーシップが必要です。
犬を初めて飼うなど、しつけに慣れていない飼い主さんの場合、言うことを聞かせるのが難しい場合があります。
したがって過去に犬を飼った経験があり、しつけ経験も持ち合わせた人が、ボクサーを飼うのに適しているといえるでしょう。
中・大型犬を扱えるスタミナがある人
ボクサーは中型犬の中では大柄なので、25~30kg程度にまで成長する犬種です。
動くことが好きで運動量も必要とすることから、毎日の散歩や運動が欠かせず、飼い主さんもそれに対応できる体力や時間の余裕が必要といえます。
特に活発な犬種のため、休日もドッグランに行ったり遠出したりと、一緒にアクティブな生活を送れる人に向いているといえます。
長時間の散歩や遊びを一緒に楽しむことができる飼い主さんであれば、ボクサーとの相性が良く、毎日充実した生活を送れるでしょう。
ボクサーの飼い方
ボクサーを健康で幸せに育てるためには、適切な運動量やしつけ、環境の管理が重要です。
ボクサーは活発で警戒心が強い一方で、家庭では大変愛情深く穏やかな性格を表現してくれるため、そのバランスを考えた飼い方が求められます。
ここからは、ボクサーを迎えた際に押さえておくべき具体的なポイントを解説します。
スタミナ豊富なので、1回1時間程度の散歩が理想
ボクサーはエネルギッシュで運動量が多く必要な犬種であるため、1日2回、1時間程度の散歩や運動をすることが理想的です。
また散歩だけでなく、庭で自由に遊ばせたり、ランニングやアウトドア活動を共に楽しむことも重要です。
運動不足はストレスや問題行動につながるため、十分な運動量が必要ですが、マズルの短い犬種なので暑さと湿度に弱い傾向にあります。
特に夏は熱中症に注意し、散歩に出る時間を調整したり、室内でもエアコンを効かせて快適な環境になるよう調整することを心がけてください。
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学習は得意なものの、体が大きいため徹底したしつけが必要
ボクサーは頭が良く、学習したことを身につけるのが得意な犬種ですが、体が大きいので徹底したしつけが必要不可欠です。
具体的には飛びつきや引っ張り行動などが飼い主さんにとって大きな負担になることがあるため、幼少期から基本的なトレーニングや社会化をおこない、指示に従う習慣を身につけさせましょう。
ボクサーのしつけは、褒めて伸ばすことが大切です。トレーニングの段階で失敗してしまっても怒鳴らず、成功したときにたくさん褒めることを意識してください。
また多少飽きっぽい面があるため、同じしつけを繰り返してばかりいれば、退屈して集中力を失ってしまうこともあります。
おやつの種類を変えるなどして、しつけの時間を工夫することも大切です。
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警戒心と攻撃性があるため、トラブルを起こさない管理が重要
ボクサーは飼い主さんに対して穏やかですが、警戒心が強く、場合によっては攻撃的な行動を取ることもあります。
見知らぬ人や動物に対して警戒する習性があるため、社会化をしっかりとおこなって、適切な対応を身につけさせることが重要です。
特に他の犬との交流や他者との接触が多い環境では、突然の引っ張り行動や飛びつきなどがトラブルに発展してしまうこともあります。
飼い主さんは散歩中は愛犬から目を離さないようにしたうえで、リードを管理して制御できる状態を保ちましょう。
高温多湿に弱いため、温度・湿度は適切に保つ
ボクサーは短毛であるため、寒さには比較的強い傾向にありますが、高温多湿の環境は得意ではありません。
特にボクサーのようにマズルが短い犬種は口腔の面積が狭く、呼吸で唾液を気化して熱を逃がすのが苦手であるため、熱中症のリスクが高まります。
飼い主さんがいない時でも留守番中はエアコンをつけ、接触冷感生地などのベッドやマットを活用することもおすすめです。
家の中でも散歩中でも水分補給はこまめにおこない、温度や湿度が適切になるよう配慮しましょう。
ブラッシング回数は少なくても、汚れのケアは適宜行う
ボクサーは短毛種のため、他の犬種ほど頻繁なブラッシングは必要なく、毛並みというよりは皮膚の健康を保つため、1週間に2回~3回程度を目安におこないましょう。
ブラッシング以外にも汚れや汗が皮膚に残ると炎症を起こす可能性があるため、適宜体を拭いたり、必要に応じてシャンプーをしてあげてください。
耳掃除は飼い主さんの指の届く範囲で、イヤーローションを浸したガーゼなどで拭う程度で十分です。
動物病院などに健康診断にいった際、爪のチェックや肛門線のチェックと共に耳の汚れも確認してもらいましょう。
ボクサーにおすすめのドッグフード・アイテム
ライトハウス ソルビダ グレインフリー チキン 室内飼育成犬用
ボクサーにおすすめのドッグフードとして紹介するのは、株式会社ライトハウスから出ている「ソルビダ グレインフリー チキン 室内飼育成犬用」です。
椎間板ヘルニアになりやすいボクサーにぴったりのカロリー控えめで、自然の中でのびのびと育ったオーガニックチキンをタンパク質のベースとして使用しています。
食物アレルギーや穀物類の消化が苦手な愛犬に向け、穀物を使っていないグレインフリーのため安心です。
袋詰の際に窒素ガスを充填し、酸化を防いでできたての新鮮さをキープしている点も、嬉しいポイントといえます。
対象年齢 | 1歳以上 |
---|---|
内容量 | 900g |
原産国 | アメリカ |
主原料 | オーガニックチキン生肉、乾燥チキン |
その他原材料 | オーガニック乾燥豆類、オーガニックエンドウ豆粉、オーガニックタピオカ粉、オーガニック乾燥ヒヨコ豆、オーガニック乾燥アルファルファ、天然フレーバー、オーガニックひまわり油、天然フレーバー、オーガニック挽き割りフラックスシード、オーガニック乾燥ジャガイモ、鶏脂肪、エンドウ豆でんぷん、乾燥サーモン、乾燥トマト繊維、乾燥レンズ豆、サーモンオイル、乾燥ビール酵母、チキン軟骨(グルコサミン、コンドロイチン源)、オーガニックひまわりの種、乾燥かぼちゃ、乾燥ブルーベリー、オーガニック乾燥にんじん、乾燥ブロッコリー、加水分解酵母(マンナンオリゴ糖源)、乾燥チコリ根(イヌリン、フラクトオリゴ糖源)、乾燥セージ、ガーリックパウダー |
注意したい原材料 | なし |
安全性の高い添加物 | タウリン、ミネラル類(食塩、プロテイネイテッド亜鉛、プロテイネイテッド鉄、セレニウム酵母、プロテイネイテッド銅、プロテイネイテッドマンガン)、ビタミン類(塩化コリン、ビタミンE補助食品、ナイアシン補助食品、ビタミンB1硝酸塩、D-パントテン酸カルシウム、ビタミンB6、リボフラビン補助食品、ビタミンA補助食品、ビタミンD3補助食品、ビオチン、ビタミンB12補助食品、葉酸)、酸化防止剤(ミックストコフェロール) |
注意したい添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 350kcal |
1日あたりの価格(体重5kgの場合) | 303円/96g |
定期販売 | Amazon定期便あり |
フード目的 | 総合栄養食 |
フードの種類 | ドライ |
スペクトラム・ブランズ パピーコング S
ボクサーにおすすめのアイテムとして紹介するのは、「スペクトラム・ブランズのパピーコング」です。
運動量が必要なボクサーは、家の中でもストレス発散ができる環境が必要です。
コングは内側が空洞になっているため、専用ペーストやフードを入れて遊ばせたり、投げて不規則な動きを楽しんだりと、さまざまな使い方ができます。
サイズやゴムの硬さも選べるよう多くの種類が販売されているため、愛犬に合わせて最適なコングを選ぶのも楽しいでしょう。
本体サイズ | XS~L |
---|---|
本体重量 | - |
原産国 | - |
対象年齢 | 全年齢 |
素材 | 天然ゴム |
適合種 | 全犬種 |
種類 | 1種類 |
ボクサーの価格
ボクサーの販売価格は、20万円前後です。
親犬の血統や年齢などによっても価格は変わりますが、ペットショップで扱っているところは少なく、ほとんどの場合ブリーダーから迎えると考えた方が良いでしょう。
ブリーダーから犬を迎えるメリットは、親犬の顔を直接見れたり、飼育環境やどんな人に育てられてきたのかを確認できることです。
特にブリーダーは特定の犬種に関してのプロである場合が多いため、困ったことがあれば力強い相談者になってくれるでしょう。
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この記事の執筆者
認定動物看護師/WEBライター
動物好きが高じて結婚後7年間動物看護師として動物病院で働き、現在は家族と猫(しじみ)と暮らしています。
Webライターは2016年より始め、数々のペット記事を執筆してきました。
みなさまにわかりやすく為になる記事を提供できるよう努めますので、よろしくお願いいたします!
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