愛犬との日常生活における楽しみのひとつが散歩。子犬を迎えたら、早く一緒に散歩を楽しみたいですよね。
しかし、ワクチンをしないと散歩デビューができなかったり、散歩に連れ出しても歩いてくれなかったりと、意外と簡単ではありません。
しっかりと準備をしてから始めないと、愛犬の安全を確保することも難しいのが現実。
そこで今回は、子犬の散歩が始められる時期や、散歩デビューに向けての必要な準備、注意点を解説していきます。
この記事の結論
- 子犬の散歩を始める前に、必ずワクチン接種を済ませておく
- 散歩デビュー時期に迷ったら、動物病院で獣医師に相談してみる
- 散歩は運動不足の解消だけでなく、健康維持やストレス解消になる
- 散歩デビュー前にはリードやハーネスに慣れさせ、しつけも行っておく
ライター/獣医師
結婚を機に、都内の獣医師専門書籍の出版社で編集者として数年勤務し、現在は動物病院で時短で獣医師として働く傍ら、犬・猫・小動物系のライターとして活動している。
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目次
子犬の散歩は3回目のワクチン接種から2~3週間後に始める
子犬の散歩は、必ずワクチンプログラムが完了してから行くようにしましょう。
子犬は体が弱く体の免疫機能も充分ではないため、もっとも病原体に感染しやすい時期であり、そのまま外に出ることはとても危険です。
まず、子犬は母乳(初乳)を生後飲むことにより、母乳由来の移行抗体によって一時的に免疫を獲得し、感染を回避します。
しかし、8週齢前後頃になると初乳からの免疫が徐々に減り、感染のリスクが高まるため、混合ワクチン接種(1回目)が必要となります。
その後、3~4週間おきに2回目、3回目の混合ワクチン接種をして抗体を上昇させるのです。
そして、3回目の混合ワクチン接種から2~3週間健康状態を確認した後、散歩に行くようにしましょう。
ただ、16週齢を超えた子犬はすでにワクチンプログラムが完了しており、お迎えしてすぐに散歩ができる場合もあるため、子犬をお迎えする際には必ずワクチン接種の有無や回数を確認してください。
通常、生後4か月頃に散歩デビューする
ワクチンプログラムが完了するのは、一般的に生まれてから4か月が経った頃です。
そのためきちんとワクチン接種ができて、抗体ができた頃というスケジュール感になると、大体生後4か月はかかるということ。
3回目のワクチン接種が終わっても、すぐに散歩デビューしていいわけではないため、4か月ほどはかかる計算になるのです。
最初は短時間から徐々に始めていき、少しずつ時間を伸ばしていくというのが適切です。
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散歩デビューの時期は病院で事前に相談する
生後3~14週頃までの間は、子犬の成長に大切な「社会化期」と呼ばれています。
社会化期はさまざまな刺激や状況に対して順応しやすく、周りの環境に慣れてもらうのにもっとも適した時期です。
しかし、この社会化期はちょうどワクチンプログラム中の時期と重なっています。
ワクチンプログラムが終了する生後4か月頃というのは、逆に恐怖心や警戒心が芽生えてしまう時期です。
そうすると社会化トレーニングが難しくなってくるという問題があるため、散歩デビューの時期は病院で事前に相談するようにしましょう。
子犬の健康も精神的成長もどちらも大切なため、ワクチンプログラム中は抱っこして近場を散歩するなど、外の環境に慣れさせる方法を提案してくれるはずです。
子犬にとって散歩が必要な理由
子犬にとって散歩は、飼い主さんとコミュニケーションをとることにより、信頼関係を深める手段のひとつです。
また、それ以外にも子犬にとって散歩が必要な理由がいくつかあります。
運動不足を解消できる
小型犬は室内の運動で適切な運動量をまかなえる場合もありますが、やはり散歩は欠かせません。
運動不足になると健康的な体を維持できないだけでなくストレスも抱えてしまうため、毎日散歩をしてあげましょう。
「小型犬に散歩は必要ない」といった噂を聞いたことがあるかもしれませんが、実際には小型犬にとっても散歩は必要です。
中型犬や大型犬、作業犬と比べれば時間は短くて済みますが、必ずすべきなのです。
骨・関節・筋肉の健康維持になる
散歩は運動になり筋肉をつけられることはもちろんですが、適度に日光浴できる機会にもなります。
適度に日光を浴びると、成長ホルモンや自律神経を調整するセロトニンなどのホルモン分泌が促進されるのです。
さらに、日光に当たることにより合成されるビタミンDはカルシウムの吸収に関与しており、骨や関節、皮膚などの健康維持に繋がります。
気分転換やストレス解消になる
犬も人間と同じで外の空気を吸ったり、色々な匂いを嗅いだり、景色を見たりしながら散歩をすることで、気分転換やストレス解消になります。
ストレスを溜め過ぎると、吠えるや噛む、物を壊すなどの問題行動に繋がるため、散歩でストレス発散をしてあげましょう。
愛犬にとってのストレス解消だけではなく、人間にとっても散歩はストレス解消になりますよ。
社会性を身につけられる
子犬にとって散歩はさまざまな人や動物、物と接することで、他の人や犬と楽しくコミュニケーションを取ることができるようになる社会性を身につける勉強の場です。
さらに、自転車や車、工事の音など、散歩でさまざまな刺激を受けることで、外の世界に徐々に慣れていきます。
犬は猫と違って散歩をするため外に出る機会が多いので、社会性を身につけることは恐怖心を生まないためにも大切なこと。
このように子犬の時期に多くのものに触れ、さまざまな経験することは、社会性を育むために重要なのです。
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子犬との散歩に必要な持ち物
いつから散歩を始めるか計画し、子犬が楽しく快適に散歩ができるように必要なものを準備しておきましょう。
最初は必要最低限のもので問題ありませんが、実は意外にも持ち物は多くなりがちです。
ここでは、子犬との散歩に必要な持ち物をご紹介します。
首輪やハーネス(胴輪)
出典:Amazon
子犬に初めての首輪やハーネスを選ぶときには、散歩中に体から抜けないように、ペットショップなどで店員さんに相談しながら子犬の体にピッタリ合う物を選んでもらいましょう。
ただ、首輪抜けの得意な子やパニックを起こしやすい子は、首輪とハーネスどちらも装着し、それぞれにリードをつけるダブルリードがおすすめです。
一昔前までは首輪が一般的でしたが、首への負担を考えて最近ではハーネスを選ぶ飼い主さんが増えてきていますよ。
首輪よりもハーネスにすることで抜けやすくなりますので、事前に自宅で抜けづらさを確認しておきましょう。
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迷子札(首輪やハーネスに付けておく)
出典:Amazon
普段おとなしい子でも、車や雷などの大きな音や他の犬に吠えられてパニックを起こし、急に走りだして迷子になることも少なくありません。
そのため、保護した人がすぐに飼い主さんに連絡できるよう、首輪やハーネスに迷子札を付けておくと安心です。
トレーニングが完了している子ならばうまくコントロールできるかもしれませんが、子犬のうちは特に重要です。
狂犬病予防接種をした子には犬鑑札が発行されますが、これは愛犬に装着しなければいけないため、迷子札と一緒につけておくと安心です。
リード
出典:Amazon
リードは子犬の頃は首に負担がかからないように、細く丈夫なリードを選ぶことをおすすめします。
また、伸縮性のリードもありますが、子犬の時期は散歩慣れしていないため予期せぬ行動を起こすこともあります。
愛犬が咄嗟の行動を起こしたとしても、飼い主さんが問題なく対応できるように、まずはスタンダードなリードを選ぶと安心です。
リードの素材や長さによって、飼い主さん側のコントロールのしやすさも変わりますよ。
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エチケット袋
出典:Amazon
エチケット袋は、いわゆる「うんち袋」です。飼い主さんのマナーとして、必要不可欠なアイテムです。
散歩中に排泄する習慣がない場合でも、エチケット袋は準備しておきましょう。
また、お腹の調子が悪いときなど、数回排泄する場合もあるので、エチケット袋は多めに用意しておく方がより安心です。
昔はこうしたマナーが守られていないことも多くありましたが、誰もが心地よくトラブルなく生活できるよう、必ず排泄物は持ち帰るようにしましょう。
水が入ったペットボトル
水は子犬の飲み水としてだけでなく、排泄した場所の匂いや汚れをキレイにするためにも使用します。
そのため、散歩をするときは飲水用とトイレ用の2種類の水を持ち歩きましょう。
携帯給水器は、ペットボトルの蓋の部分を取り替えるタイプのものが便利です。
仮にも散歩は運動です。喉が乾いたまま散歩していると脱水状態に陥ることもありますので、必ず準備しましょう。
トイレットペーパーやウェットティッシュ
出典:Amazon
排泄物をスムーズに片づけるためや、子犬の汚れた体の部分を拭くためにも、トイレットペーパーやウェットティッシュを準備しておきましょう。
基本的には水が入ったペットボトルで流すことはできますが、念のため用意しておくと便利です。
使い終わったらエチケット袋へ入れて持ち帰る、ということが大切です。
ビニール袋
ビニール袋は、うんち袋としても使えるため何枚あっても困ることはありません。
ですので、なるべく多めに持ち歩くことをおすすめします。
あくまで予備にはなりますが、エチケット袋がないときにも使えますよ。
バッグやポーチ
出典:Amazon
散歩中に両手が空いていると、子犬の突然の行動にも対応しやすいため、上記の散歩グッズはバッグやポーチなどにまとめておくと便利です。
普段使用しているものでも問題ありませんが、場合によっては排泄物をエチケット袋と一緒に持ち帰ることもあるはずです。
さまざまな種類のバッグやポーチが販売されているので、自分好みのものを選んでみてください。
子犬の散歩デビュー前に準備しておくこと
3回目の混合ワクチンが終わったら、いよいよ散歩デビューです。
ここでは、子犬の散歩デビュー前に準備しておくことをご紹介していきます。
リードや首輪、ハーネスに慣れさせる
首輪やハーネスは散歩に必要なものですが、なかには体に何かが巻き付くのを嫌がる子もいます。
首輪やハーネス装着に違和感があるうちは、うまく歩いてくれないこともあるため、散歩デビューに向けて慣れさせておくことが重要です。
まずは、普段過ごしている部屋の中で首輪やハーネスを装着して様子を見てみましょう。
もし、首輪やハーネスを嫌がる場合には、首にリボンやバンダナなどを軽く結んでみてください。
嫌がらなければおやつをあげて褒める、という方法を繰り返し、徐々に慣らしていくのがおすすめです。
そして、リボンやバンダナに慣れてきたら、首輪やハーネスを装着してあげましょう。
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リードを付けて家の中を歩いてみる
首輪やハーネスに慣れたら、リードを付けて家の中を歩いてみましょう。
最初のうちは足元やリードにじゃれつくなど、きちんと歩いてくれないことも多いでしょう。別方向にリードを引っ張ったりしてしまうこともあります。
意外とただ歩くだけのことが難しかったりしますが、歩行の練習をすれば上手に歩いてくれるようになるので、根気強く続けましょう。
「抱っこ散歩」で外の音や匂いに慣れさせておく
本格的な散歩デビューの前に、抱っこやクレート(キャリーバッグ)を使うなどの方法で散歩をし、外の環境に慣れさせておくことも大切です。
この方法であれば、地面を歩かせることがないため、3回目の混合ワクチンが終わっていない子でも病気などのリスクを減らすことができます。
地面を歩かなくても、外に出ることで車の音や鳥の鳴き声、草や他の犬の匂いなどの刺激を受けることができます。
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散歩に必要なしつけを覚えさせる
全てを完璧にできなかったとしても、愛犬の身を守るためのしつけや、出会う人や動物とのトラブルを避けるために必要なしつけ。
愛犬がリードを引っ張ることなく、自発的に飼い主さんの足元に寄り添って歩くリーダーウォークのトレーニングを早い段階で始めることがおすすめです。
また、「お座り」や「待て」、散歩前に排泄をさせるなどマナーとなる基本的なしつけは、子犬の頃から覚えさせることも大切です。
ただ、他の人やペット、車などに対して吠えさせないしつけをすることも大切ですが、社会性が身に付くまではなかなか難しいです。
万が一、興奮して吠え続けるようであれば、子犬の背中を撫でて落ち着かせるようにしましょう。
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子犬と散歩をするときのマナー
トイレのマナーはもちろんですが、他の犬を散歩している人へ挨拶をするなど、散歩をするときのマナーはきちんと守りましょう。
また、犬が苦手な人への配慮も、散歩をする上での大切なマナーです。
ここでは、子犬と散歩をするときのマナーについて解説します。
首輪・ハーネスとリードの着用を確認し、しっかり持つ
慣れてくるとやらなくなる確認ですが、首輪やハーネス、リードが適切に装着できていないと脱走や事故のリスクがあります。
散歩に行く際には首輪・ハーネスとリードの着用を確認し、リードをしっかりと持ちましょう。
首輪やハーネスが外れてしまったり、リードをしっかり持っていないと、飼い主さんのコントロールが効かなくなり、他の人や犬に対して吠えたり噛みついてしまうことも。
場合によっては車道に飛び出して交通事故に遭ってしまったり、迷子になったりなどのトラブルに繋がる危険性があります。
排泄物はしっかり持ち帰る
原則は家庭内のトイレ以外では排泄しないようにしつけをするのが理想的です。
しかし、外でどうしても排泄する癖の付いている子や、体調が悪いとき、大型犬の子などはしつけで対処しきれないことがあります。
その場合には、排泄物をエチケット袋などに入れて持ち帰り、排泄した場所に水をかけてニオイや汚れをキレイにするなど、しっかりとした対策をとりましょう。
これらのマナーは飼い主さん同士が気持ちよく散歩するためだけではなく、道行く人全員が気持ちよく生活できるような最低限のマナーです。
周囲に気を配りながら歩く
最初は愛犬のことしか目に入らないかもしれませんが、外を出歩くということは色々な人や動物と出会うということです。
周囲への気配り
- 人とすれ違うときは間に自分が入る
- 歩行者が犬を怖がっていないか確認
- 道の真ん中を歩かない
- 背後からの自転車に注意する
歩行者のなかには動物アレルギーや犬が苦手な人もいます。
子犬が突然飛びついてケガをさせてしまうなどのトラブルを避けるために、道の端を歩いたり、人とすれ違うときは子犬との間に飼い主さんが入ったり、歩行者が犬を怖がっていないか確認したりなど、周りに気を配りながら散歩をしましょう。
もし、子犬が他の犬や人に興味を持った場合には、相手に一声かけてから近づくようにします。
また、背後から来る自転車などの危険にも十分に気を配って注意するようにしましょう。
子犬と散歩をするときの注意点
ここでは、子犬と散歩するときの注意点についてお伝えします。
特に初めての散歩は、子犬側にとっても飼い主さんにとっても初めてのことなので、事前に注意したいポイントを理解しておくと良いです。
慣れるまでは交通量や人通りの多いコースを避ける
外は子犬にとって初めてのものばかりなので、初日は家の前や、人通りの少ないところを歩かせてみましょう。
路地裏の静かな場所や公園などの安全な場所まで車やキャリーバッグで連れていき、散歩を楽むのも良いでしょう。
回数を重ねていき、子犬が散歩に慣れてきたら少しずつ刺激に慣れさせていきましょう。
道路の交通量や人通りが多くない、子犬にとって厳しい階段や段差がないなど、安全なルートを考えて散歩をするようにしましょう。
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散歩中の拾い食いに注意
子犬の時期は好奇心旺盛なため、散歩中の拾い食いには注意が必要です。
特に、腐った食べ物やタバコの吸い殻、他の動物の排泄物などを口に入れてしまうと危険です。
お腹を壊したり感染症のリスクがあるため、口に入れようとする前に「待て」ができるようしつけをしておきましょう。
また、子犬が道端の植物に興味を示して食べようとする場合がありますが、毒性があったり除草剤がかかっていて中毒になる危険性があるため、食べさせない方が良いです。
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夏の暑い日は気温が低く日差しが弱い時間帯を
夏の日差しが強い時間帯は、アスファルトの熱でデリケートな子犬の肉球がやけどする可能性があります。
また、子犬は体高が低くアスファルトとの距離が近いため、地面の温度の影響を受けやすく、熱中症を引き起こす場合もあるのです。
そのため、夏の暑い日は気温が低く日差しが弱い時間帯を選び、できるだけアスファルトを避けて歩かせるようにしましょう。
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冬の寒い日は寒さ対策をして日の当たる場所を歩く
冬の寒い日は子犬が体調を崩さないように、服を着せるなどの寒さ対策が必要です。
また、地面に霜が張って冷たいときにはデリケートな子犬の肉球に負担がかかるため、できるだけ日の当たる場所を散歩するようにしましょう。
わかりづらいかもしれませんが、いくら被毛が分厚くても寒ければ犬も震えます。
手で子犬の体を触って、震えていないか確認してあげるといいでしょう。
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天候が悪い日は無理に連れ出さない
子犬の時期は、天候が悪い日は無理に連れ出す必要はありません。
雨の日は足元が悪く、肉球がふやけて傷つきやすくなる上に、その足で他の犬の排泄物が溶けた水たまりに入ってしまうと、細菌やウィルスに感染する可能性もあります。
また、毛が濡れて体温が下がり体調を崩したり、皮膚炎や外耳炎を引き起こす原因にもなりうるため、天候が悪い日は室内で遊んであげるようにしましょう。
ただ、梅雨など雨が続く場合には、雨が弱まっているタイミングに散歩をすることをおすすめします。
無理やりリードを引っ張らない
子犬が外の環境に慣れないうちは、怖がってなかなか進んでくれなかったり、警戒して歩かずに立ち尽くすことがあります。
また、好奇心が旺盛な子は、興味がある方にリードを引っ張ってしまいます。
そこで無理やりリードを引っ張ってしまうと、散歩に嫌なイメージが付いたり、気管虚脱という病気や怪我、交通事故の原因にも繋がるため、無理やり引っ張ることなことは控えましょう。
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歩き方に異常があればすぐに動物病院へ
1歳未満の子犬はまだ骨が成長段階なため、長い時間散歩をすると足に負担がかかります。
必要以上に長時間の散歩を避けるだけでなく、足元が悪いルートは通らないようにすることも大切。
また、肉球も柔らかくデリケートで傷つきやすいため、子犬の歩き方がおかしいなと感じたら、早めに動物病院を受診するようにしましょう。
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子犬が散歩で歩かないときの対処法
子犬が散歩で歩かないということはよくあることです。
飼い主さんは焦らず、慣れるまで気長に散歩の練習に取り組んでいきましょう。
おやつで歩くように誘導する
子犬が歩かないからといって、無理にリードを引っ張ると、散歩は怖いものと感じるようになり逆効果です。
子犬が立ち止まってしまったら、自分で歩き出すまで待ちましょう。
また、おやつで歩くように誘導するのも良いでしょう。
そして、子犬が自ら歩き出したら沢山褒めるを繰り返し、散歩が楽しいと印象付けましょう。
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無理に歩かせず外環境に慣らす時間を設ける
4か月齢前後は、初めて見るものや予期せぬ出来事に恐怖心や警戒心が芽生える時期です。
散歩嫌いになることもあるので、一歩でも進めたらその日は無理に歩かせず、抱っこで散歩コースを通るようにしましょう。
子犬がどんな理由で歩かないのかということを考えて、しばらくは抱っこ散歩で外環境に慣らすのもありです。
自宅に人を招いて家族以外の人と接する機会を作ったりなど、その理由に対処することが重要です。
散歩コースや時間帯を見直す
散歩に慣れていない子犬の場合、車の騒音や人などを怖がるため、車の交通量や人の多い場所や時間帯を避けることをおすすめします。
また、子犬の肉球はデリケートで地面の温度に敏感なため、高温になる夏場のアスファルトはそれだけで危険です。
冬には霜が張って冷たいと、散歩に行きたがらないこともあります。
そのため、散歩は季節や天候によって、子犬に最適な温度の時間帯を選ぶことが大切です。
散歩の時間を短くする
子犬の時期は1日2回30分程度の散歩が理想的ですが、子犬の成長に合わせて様子を見ながら、散歩の回数や時間を徐々に長くしていくようにすることが大切です。
歩かないときには散歩の時間にこだわらず、飼い主さんが抱っこをして帰宅するようにしましょう。
ただし抱っこ癖がついてしまうと、それが当たり前になってしまうこともあります。
愛犬の行動と疲れてしまう時間、距離を把握し、適切な散歩強度を選べるようにしましょう。
この記事の執筆者
ライター/獣医師
結婚を機に、都内の獣医師専門書籍の出版社で編集者として数年勤務し、現在は動物病院で時短で獣医師として働く傍ら、犬・猫・小動物系のライターとして活動している。
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編集部
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