猫の食事

【獣医師監修】猫にあげてはいけない食べ物は?危険な理由を解説

nademoコンテンツ内にはPRが含まれます。詳しくはコンテンツガイドラインをご確認ください。

※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
※ 記事内に含まれる情報は常に最新情報を提供できるよう更新しておりますが、都度詳細が変更されることはあるため、最新の情報は必ず各公式サイトを通じてご確認ください。
※ 本記事はnademoが独自に制作しており、メーカー等から商品提供を受けることもありますが、記事内容や紹介する商品の意思決定には一切関与していません。
※ 記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がnademoに還元されることがあります。
※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。

nademoの運営体制・コンテンツガイドライン

猫にあげてはいけない食べ物まとめ!危険な理由とは

人間の食べ物の中には、猫にとって有害な食べ物も多く、場合によっては命の危険に関わることもあります。

新鮮な食事を与えたいからと言って、何でもかんでも気にすることなく与えるのは、非常に危険です。

猫にあげて良いもの、悪いものを把握しておくことはとても大事なことなので、飼い主さんの責任として確認しておきましょう。

野菜や果物などの身近なものから、調味料や飲料などまで一覧にしています。

この記事の結論

  • 猫にあげてはいけない食べ物を与えると、量に限らず死に至ることもある
  • 猫にあげてはいけない食べ物は、野菜・果物・加工食品のほか、飲み物など多岐に渡る
  • 愛猫が人間の食べ物を食べないように、日頃から予防を徹底することが重要
  • 愛猫が猫にあげてはいけない食べ物を食べてしまったら、確認後すぐに動物病院へ

畠中 道昭

監修者

畠中 道昭

久米川みどり動物病院(東京都東村山市)獣医師 動物理学療法士CCRP

久米川みどり動物病院 院長。得意分野は、整形外科、リハビリテーション(CCRP取得)、腫瘍内科・外科。

nademo編集部

担当執筆者

nademo編集部

編集部

nademo編集部が調査した愛犬・愛猫に関する情報をお届け。
愛犬・愛猫との新しい生活を応援する、大切な情報や豆知識をご紹介しています。

猫にあげると危険な食べ物とは

猫をお迎えする上で飼い主さんが絶対に知っておきたいことのひとつが、猫にあげると危険な食べ物のことです。

全てを覚えることは難しいので、その都度調べることになると思いますが、特に危険度の高いものは把握しておくと良いでしょう。

人間にとってはなんともない、普段の食生活の中で取り入れるような食材でも、猫にとっては有害となることがあります。

キッチンスペースやダイニングスペースにおいては、意識せずとも食べてしまうこともありえます。より注意すべきものは何か、猫が誤飲してしまわないような対応策も必須です。

最悪の場合、死に至る可能性もある

犬や猫にとって非常に危険な食材は多く、人間の食事の中で多く取り入れられているものは特に注意が必要です。

中毒症状を引き起こしたり、病気の原因になってしまうのはもちろん、最悪の場合では死に至る可能性もあります。

愛猫のためを思い、新鮮な食事をあげる際にも、こうした点には特に注意が必要。人間にとって当たり前の食材だったとしても、都度確認しておくことがとても大切です。

危険な食べ物による猫の中毒症状

猫にとって有害な食材を食べてしまった場合、次のような中毒症状が見られることがあります。

これらはあくまで一部ですが、もし突然、こうした症状が見られた場合には誤飲を疑う必要もあるでしょう。

症状の重症度によっては救急を利用する必要もありますので、自己判断することなく、獣医師さんの見解を聞くようにしてください。

対策ができていると思っていても、落とし物を口に入れてしまうこともありますので、油断しないように対応しましょう。

食べ物によっては調理すれば食べられることもある

基本的に人間の食べ物をそのまま食べさせることは適しておらず、猫には猫用の食べ物を与えるのが適切です。

ただ、そのままではNGな食べ物の中には、調理することで食べられるようになることもあります。

これも人間同様で、生食では体調を崩してしまうような場合でも、加熱調理によって食べられるものはたくさんあります。

もちろん無理に人間用の食材を与える必要はありませんが、どうしても手作りごはんをあげたいときには加熱調理することを忘れずに。

無理に人間の食材を与えずにキャットフードを与えるのが適切

「愛猫のために手作りごはんをあげたい」と思う人も多いとは思いますが、大事なのは健康的な食事内容です。

猫にとっても食事は体の資本となるため、栄養バランスの整った健康的な食事が大切。そのためには総合栄養食などの、猫用であるキャットフードを選ぶことが、もっとも適切とも言えます。

近年ではフレッシュペットフードなど、ヒューマングレードの食材を使い、人間の食事同様のクオリティで作られているものも増えてきていますよ。

猫にあげてはいけない食べ物一覧表

野菜

種類判定
アスパラ
いんげん
ウコン
エシャレット×
枝豆
えのき
エリンギ
エンドウマメ
オカヒジキ
オクラ
かぶ
カボチャ
カリフラワー
菊芋
キャベツ
きゅうり
ぎんなん×
クレソン
ゴーヤ
ゴボウ
小松菜
さつまいも
里芋
シイタケ
ししとう×
じゃがいも
春菊×
ショウガ
ズッキーニ
セロリ
ソラマメ
大根
たけのこ
タマネギ×
青梗菜
とうもろこし
豆苗
トマト
長芋
ナス
なばな
にら×
にんじん
にんにく、にんにくの芽×
ネギ×
白菜
パクチー
パセリ
パプリカ
ビーツ
ピーマン
ブロッコリー
ふき
ほうれん草×
まいたけ
マッシュルーム
松茸
水菜
みょうが×
もやし
ヤーコン
山芋
ゆず×
ゆり根×
落花生
らっきょう×
ルッコラ
レタス
レンコン
わさび×

猫にとって危険な野菜は、動物に与えてはいけない代表的な食材でもある、ネギ類には特に注意。

「玉ねぎ、ネギ、長ネギ」や、「ニラ、にんにく」などもNG食材であり、なおかつ自宅によくありがちな食材です。

これらの食材から引き起こされるネギ中毒は、下痢や嘔吐などから、最悪のケースでは死に至ることもあります。

いんげん

胃腸の弱い子にいんげんはあまり良くありません。食べ過ぎにより発酵しお腹を壊す可能性があるため、与える際は茹でて5mm程度に刻みましょう。

エシャレット

タマネギの一種であるエシャレットは、赤血球を破壊し貧血や血尿を引き起こします。加熱をしても与えてはいけません。

枝豆

与える場合は塩は入れずに茹でてあげましょう。冷凍の枝豆は塩分が加えられていることが多いので注意。食物繊維が豊富なので、与え過ぎは消化不良の元になります。

えのき

食物繊維豊富のため、与えすぎるとお腹の調子に影響を及ぼす可能性があります。長いままではなく、刻んで与えましょう。

かぼちゃ

茹でて、皮と種は取り除いてからにしましょう。高カロリーであるため与えすぎは注意です。(4kgの子で大さじ一杯程度)

キャベツ

茹でることで消化が良くなりますので、生食よりも適切です。

ぎんなん

接触すると皮膚炎を起こす可能性があります。食べるとギンコトキシンという物質により、ビタミンB6欠乏症に陥ります。

クレソン

辛味成分を含んで刺激が強いので、消化器への負担がかかる可能性があります。

ゴボウ

食物繊維が豊富なため消化不良に注意が必要です。与える場合は少量にしましょう。

里芋

芋類の中ではカリウムが高いので、高カリウム血症の場合は与えてはいけません。

シイタケ

ほぼ水分のため問題ありませんが、食物繊維が豊富のため、生のままや与えすぎるとお腹の調子に影響する可能性があります。

ししとう

辛味成分が胃腸に大きな負担をかけるため、与えない方が良いです。

じゃがいも

茹でて芽がしっかり取れていれば、少量なら問題ありません。

芽や皮には毒性の高いソラニンが含まれている所があるため下痢を起こす可能性があります。与えなくて済むなら、無理に与えない方が良いでしょう。

春菊

アクが出る野菜のためシュウ酸が含まれており、尿路結石症のリスクがあるため与えない方が良いです。

ショウガ

辛味成分による消化器への負担に注意が必要です。

セロリ

与えるなら必ず茹でてからにしましょう。ただし、繊維質が豊富なので消化面を考慮するとあまり与えるべきではありません。

たけのこ

ミネラルが多く尿石のリスクを上げるため、避けれるなら与えないほうが良いです。

タマネギ、にら、ネギ

赤血球を破壊し、貧血や血尿を引き起こします。加熱をしても絶対に与えてはいけません。

とうもろこし

茹でたもののみOKです。茹でても皮が消化されにくいため、5粒程度にとどめておきましょう。

豆苗

与えても害はありませんが、消化不良に注意が必要です。与える際は小さくカットしましょう。

トマト

熟す前のトマトに含まれる成分、トマチンが消化器症状を引き起こす可能性があります。与えるならば必ず熟したものにし、へたや葉を取ってから与えてください。

ナス

しっかりアク抜きしたものを刻んで、小さじ1杯程度なら問題ありません。アクがアレルギーを起こす可能性があります。

なばな

茹でて少量あげる程度なら大きな害はありませんが、甲状腺に問題がある場合は控えた方が良いです。

にんじん

加熱してすりつぶしたものがおすすめ。加熱するとβカロテンが吸収されやすくなります。

白菜

消化には良いです。与える際は茹で刻んだ状態で与えましょう。

ふき

キク科のため注意が必要です。触れることで皮膚炎を起こすほか、嘔吐・下痢を起こす可能性があります。

ほうれん草

アクが出る野菜のためシュウ酸が含まれており、尿路結石症のリスクがあるため与えない方が良いです。

水菜

カルシウムが豊富に含まれているため、尿石のリスクある子は避けましょう。

みょうが

辛味成分による負担、食物繊維が豊富で消化不良を引き起こす可能性があるので、なるべく与えない方が良いです。

ゆず

柑橘類の皮部分に含まれるリモネン、ソラレンという物質が中毒を引き起こします。

ゆり根

中毒により腎不全を起こす可能性があるので、与えてはいけません。

らっきょう

玉ねぎ同様、赤血球を破壊し貧血や血尿を引き起こします。加熱をしても絶対に与えてはいけません。

レタス

ほぼ水分のため水分摂取のため、トッピングとして選んでも問題ありません。そのまま与えると大きいので、ちぎって小さくしてから与えましょう。

わさび

刺激が強く、消化器に負担がかかるので与えない方が良いです。

果物

種類判定
アケビ
×
アセロラ
アボカド×
イチゴ
イチジク×
×
オレンジ
キウイフルーツ
グレープフルーツ×
さくらんぼ
ザクロ×
スイカ
すもも(プラム)×
ドラゴンフルーツ
ドリアン
バナナ
パイナップル
パッションフルーツ
パパイア×
ビワ
ブドウ×
ブルーベリー、ベリー類
プルーン×
マンゴー×
みかん
メロン
ライチ
りんご
レモン×

危険な果物は、こちらもまた犬同様にぶどう類には特に注意が必要後述の加工されたレーズンなども危険で、皮も実もNGです。

食べてしまうと中毒症状や腎機能障害を引き起こすことになるため、必ず避けましょう。いちじくやマンゴーなど、一部の果物は危険な食材とされています。

いちじく

皮や種、果肉に中毒を起こす成分を含み、口の中の炎症や嘔吐を引き起こす可能性があります。

オレンジ

糖分が高いので与える量には注意が必要です。皮に含まれるリモネンという物質は、中毒を引き起こす可能性があるので与えてはいけません。

長期的に摂取させることは避けましょう。

さくらんぼ

与える際、種は取り除いてください。食物繊維が豊富に含まれているため、下痢になりやすい子には与えない方が良いでしょう。

ザクロ

樹皮、果皮には中毒物質が含まれるため、注意が必要です。

スイカ

与えるときに種は取り除いてからにしましょう。カリウムが多く含まれているため、腎臓・心臓疾患がある場合は与えないほうが良いです。

バナナ

栄養価が高く消化にも良いので、少量であれば与えてもOKです。(厚さ1cm程度がおすすめ)ただしカロリーが高めなため、与えすぎには注意しましょう。

パイナップル

タンパク質分解酵素が含まれているため、舌がピリピリする可能性があります。気にしている様子があるなら与えない方が良いでしょう。

パパイア

アレルギーになりやすいため与えない方が良いです。

ぶどう

腎臓機能に影響を及ぼす可能性があるため、与えない方が良いです。

マンゴー

アレルギーになりやすいため与えない方が良いです。

みかん

薄皮は消化しにくいため、与える場合は果肉のみにしてください。そもそも酸味があるものなので、猫は好まない場合が多いでしょう。

肉類

種類判定(加熱調理後)
鹿
生肉×

猫は完全肉食動物なので、肉類はキャットフードにもたくさん含まれていますし、積極的に摂取していきたいタンパク質を豊富に含んでいます。

加熱調理をしていれば基本的に肉類は大丈夫ですが、生肉は絶対NGです。ただ、骨などの尖ったものは食道に詰まってしまったり傷つけてしまうこともあるため、避けておきましょう。

卵についても生食はNGで、十分に加熱してから与えるようにしてください。

牛肉についてはアレルギーを引き起こしやすい食材なので、肉類の中では特に注意が必要です。

魚介類

種類判定(加熱調理後)
アジ
アワビ×
イカ
イワシ
うなぎ
ウニ×
エビ
カニ
かんぱち
サケ
サザエ×
サバ
サンマ
ししゃも
しらす
タイ
タコ×
ブリ
のり
マグロ
わかめ

魚介類についても加熱調理をしていれば食べられるものは多いものの、アワビやサザエはNG。

「アワビを食べると耳が落ちる」という噂を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、猫がアワビを食べることで光線過敏症を引き起こします。

光線過敏症は赤みや腫れ、かゆみなどを引き起こすため、何度も掻きむしることで体が傷つきます。

特に皮膚の薄い耳を掻きむしっていると、耳が取れて落ちてしまう、というケースもありえなくはないのです。

アジ、イワシ、サバ、サンマ等の青魚

アニサキスがいる可能性があります。不飽和脂肪酸(DHA/EPA)が豊富に含まれていますが、与える際は少量にしましょう。黄色脂肪症の原因になりえます。

あわび、さざえなど貝類

貝類の内臓に含まれるピロフェオホルバイドaが、光線過敏症の原因になることがあります。生ではNGです。加熱しても与えない方が良いでしょう。

イカ

生のままはNGです。嘔吐や痙攣などの中毒症状や皮膚炎を起こします。

エビ、カニ

生のままはNGです。甲殻類の肝臓には毒素があり、生のまま食べると嘔吐、下痢を引き起こします。

しらす、ししゃも

特に加工されているものは塩分が多く含まれているため、尿路結石症の要因となります。

たこ

有毒な毒素であるチアミナーゼが含まれるため生食はNG。消化も悪く下痢や嘔吐の原因にもなるため、与えない方が良いでしょう。

のり、ワカメ

カルシウムなどのミネラルが尿石の原因になります。塩分も高く、腎臓への負担を考えると、与えない方が良いでしょう。

穀物

種類判定
大麦
小麦
白米、黒米、赤米
玄米
大豆
小豆
はとむぎ
黒ごま、白ごま
キヌア

穀物類は必要な炭水化物として使われることもありますので、基本的には問題ありません。

ただ、穀物は消化をしづらい食材でもあるため、積極的に食べるべき食材とは言えません。小麦などのグルテンを含む食材は、特にアレルギーを引き起こしやすいため注意が必要です。

小麦

与えても良いですが、アレルギーを持つ子もいるので注意が必要です。

炭水化物

種類判定
蕎麦
うどん
そうめん
パン
パスタ

炭水化物として代表的なお米は、キャットフードに含まれていることも少なくない食材です。

蕎麦やうどんなど、基本的には食べても問題ありませんが、味付けされていないものに限ります。味付けしているものは塩分過多になるため、与えないようにしましょう。

蕎麦

与えても良いですが、アレルギーを持つ子もいるので注意が必要です。

パン

基本的には塩分が含まれていることが多いので、与えない方が良いでしょう。

乳製品

種類判定
牛乳×
生クリーム×
ヨーグルト
チーズ
バター×
練乳×

猫に与える飲み物として一般的なイメージもある牛乳ですが、基本的には与えないほうがよいとされています。

牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素を、猫は持っていません。乳糖を消化吸収することができないと、結果として下痢の原因になるということです。

食べ物としては栄養が足りませんし、脂肪もたくさん含まれているので、飲ませすぎると肥満にもなります。

加工食品

種類判定
ハム×
ソーセージ×
ベーコン×
ナッツ類×
キシリトール×
チョコレート×
かつお節
にぼし
豆腐
ゼリー
レーズン×

人間用の加工食品は、その全てが人間の口に合うように作られています。加工食品は味付けをしているため、特に塩分過多になりやすいです。

猫にとっては1日の許容量を少量でも超過してしまうため、NGとなります。

また、レーズンはぶどう同様に危険なので、絶対に与えないようにしましょう。

調味料

種類判定
料理酒×
みりん×
スパイス類(塩、胡椒)×
ケチャップ×
マスタード×
カレー粉×
蜂蜜

調味料は全て人間用に作られているものなので、猫には与えないようにしましょう。

刺激物となるものも多いため、総じてNGだと思っておいて良いです。蜂蜜については問題ありませんが、ボツリヌス菌が含まれている可能性もあるため、子猫にはNGです。

料理酒

アルコールが含まれているため与えてはいけません。

みりん

アルコールが含まれているため与えてはいけません。

スパイス類(塩、胡椒)

内臓を強く刺激してしまう可能性や、嘔吐、下痢、肝機能障害を引き起こすこともあります。

塩は少量であれば塩味付にOKですが、塩分過多になりやすいので、ひとつまみ程度にしておいてください。

ケチャップ

味が濃く、塩分が多いため避けた方が良いでしょう。

マスタード

酢や小麦粉、マスタードの元となる種子が入っているため消化ができず、下痢などをひき起こす可能性があります。

カレー粉

内臓を強く刺激してしまう可能性や、嘔吐、下痢、肝機能障害を引き起こすこともあります。

飲み物

種類判定
お酒(アルコール)×
コーヒー×
ココア×
紅茶×
麦茶
緑茶×
ミネラルウォーター(軟水)
ミネラルウォーター(硬水)×

お酒やコーヒー、ココアや紅茶など、アルコールを含むものやカフェインを多く含むものはNGです。麦茶であれば問題ありませんが、水道水で十分でしょう。

ミネラルウォーターは軟水のみOK。硬水はミネラル分を多く含むため、長期間飲み続けると尿路結石症になる可能性が高まります。猫は下部尿路疾患になる子も多いため、注意して選んであげましょう。

アルコール

匂いに興味を示すこともありますが、急性アルコール中毒を引き起こすため与えてはいけません。

コーヒー、紅茶

カフェインが含まれており、嘔吐や下痢を引き起こす可能性があります。さらに心臓や神経系に異常をきたす恐れがあります。

ココア

カカオに含まれるテオブロミンによって下痢や嘔吐の可能性があり、少量でも注意が必要です。

麦茶

大麦から抽出されるミネラルが尿性の原因となる可能性があるため、与えない方が良いです。

緑茶

カフェインが含まれているため、与えてはいけません。

ミネラルウォーター(硬水)

ミネラルが多く含まれるため、尿路結石症の原因となります。清潔な水を与えたい場合には、ペット用の飲料水を与えるようにしましょう。

猫が危険な食べ物を食べてしまったときは?

もし猫にとって危険な食材を食べてしまった場合、すぐに動物病院を受診するようにしましょう。

その際、何をどれくらいの量、いつ食べたのか伝えられるように確認しておくことも大切です。

すぐに治療することで大事にならないケースもありますので、少量でも一度受診しておくと良いです。

中毒症状は摂取後から12時間以内に発症することが多いため、食べてすぐに必ず症状がでるというものではありません。

「少量だから大丈夫」といった自己判断は絶対にせず、獣医師による必要な処置を必ず受けるようにしてください。

猫が誤飲誤食しないための対策方法

NGな食材を誤飲しないようにするためには、以下のポイントを徹底しておきましょう。

  • 食事はすぐに片付けるようにする
  • キッチンスペース、ダイニングスペースに入れないようにする
  • 飼い主さんの食事前に愛猫の食事を済ませておく
  • ゴミ箱にはフタ付きのものを選ぶ

食べてからできることは少ないので、とにかく食べないようにする対策が重要。飼い主さんの食事に興味を持ってくる子は多いので、食事時間や場所を分けるのが効果的です。

キッチンスペースやダイニングスペースは、テーブル上だけでなく、床下に落ちてないかチェックするのも忘れずに。

この記事の執筆者・監修者

畠中 道昭

監修者情報

畠中 道昭

久米川みどり動物病院(東京都東村山市)獣医師 動物理学療法士CCRP

久米川みどり動物病院 院長。得意分野は、整形外科、リハビリテーション(CCRP取得)、腫瘍内科・外科。
人と動物が幸せに暮らせるためのあらゆるサポートをする病院を目指したみどり動物病院を設立。

nademo編集部

執筆者情報

nademo編集部

編集部

新しい家族を迎えるペットファミリーにとって、欲しい情報をnademo編集部がお届けします。
「いつまでも どこまでも」必要な情報を理解するだけではなく、心もお腹も満たされるような日々のために。
&nademo(アンドナデモ)のコンセプトをもとに、飼い主さんとペットが安堵できる時間を演出します。


※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
※ 本記事はnademoが独自に制作しており、メーカー等から商品提供を受けることもありますが、記事内容や紹介する商品の意思決定には一切関与していません。
※ 記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がnademoに還元されることがあります。
※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。

-猫の食事
-,