チワワは小さくて運動量が少ないから散歩はいらないのでは?という意見を耳にしたこと、ありませんか。
確かにチワワは小さくて、どちらかというと運動量が少ない犬。でも、他の犬種同様に散歩は必要です。
この記事ではチワワに散歩が必要な理由や散歩の方法、事前準備などについてまとめています。
チワワをお迎えする前に散歩について知っておきたい、あるいはチワワを迎えたけど散歩に不安がある、という方はぜひ読んでみてください。
この記事の結論
- チワワは体が小さく運動量も少ないものの、他の犬種同様に散歩が必要
- 散歩は気分転換やストレス解消になり、社会性を身につける一環としても重要
- 1回あたり15分~30分程度の時間を、1日2回の散歩で確保する
- 階段や急な坂道は体に負担が大きく、大きな目のケガにも注意する
プレゼント企画やお友だち限定企画も用意してありますので、友だち追加お待ちしております!
目次
チワワにも散歩は必要不可欠
世界最小の犬として知られるチワワ。小さな、愛らしい姿で人気を博していますね。
その小ささゆえ毎日の散歩は必要ないといわれることもありますが、結論からいえばチワワであっても散歩は必要です。
もしも大きな家に住んでいて、愛犬が走り回れるような立派な庭があるなら、確かに小型犬であるチワワを毎日散歩に連れ出す必要はないかもしれません。
しかしながら、日本において十分な運動ができるだけの庭付きの大きな家に住んでいる、という飼い主さんはそう多くないと思います。
一般的なご家庭においては、チワワにもやはり、日々の散歩は欠かせないものと考えたほうがいいでしょう。
あわせて読みたい
運動量の少ないチワワにも散歩が必要な理由
家の中にずっといる時間が続くとチワワも人間同様、運動不足になります。
メンタル面でのストレスを抱えると同時に筋力が衰えたり、活発に動くことができなくなるリスクも高まるでしょう。
気分転換やストレス解消になる
私たち人間も何日か家のなかにいて数日ぶりに外に出たとき、こもりきりだったストレスも手伝って大きな開放感を感じますよね。
犬も人間と同じ。室内にこもる時間が長くなるとストレスが増します。やはりチワワにも、気分転換やストレス解消は必要です。
日々の散歩を続けることで、適度な気分転換とストレス解消になります。
天候や犬の体調に問題がなければ朝晩2回、散歩に出かけたいところです。
あわせて読みたい
社会性を身につけられる
ずっと家のなかにこもりきりで、人間や他の犬とあまり触れ合わずに幼少期を過ごした犬は、社会性が身につきにくいといわれます。
成犬でも平均体重2kg~3kgという小さなチワワ。幼い時はあまりにも小さすぎて、こんな小さい子を散歩に連れて行っていいのかな…と不安になる飼い主さんもいらっしゃることでしょう。
そうこうしているうちに成長してしまい、慌てて散歩を始めたら外の環境になかなか馴染めないということも起こりがちです。
知らない人や犬に向かって執拗に吠えたり、電車や自動車の音を過剰に怖がったりすると連れて歩く飼い主さんも大変。
愛犬も散歩のたびにストレスを感じて、散歩の苦手な子になってしまっては残念です。
社会性を身につけ、毎日の散歩を楽しく行えるように小さなうちから慣れさせましょう。
あわせて読みたい
チワワの散歩時間・距離・回数の目安
チワワにも散歩は必要ですが、長々と散歩をする必要はありません。
その点で言えば中型犬や大型犬、活発な小型犬と比べても散歩にかかる時間や距離は少なくなっています。
散歩時間や距離、回数の目安は下図のとおりです。
時間 | 1回15分~30分 |
距離 | 子犬:約1km 成犬:約2km |
回数 | 1日2回 |
あくまでも目安です。体力や筋肉量には個体差がありますし、年齢・体調などによっても変化が出てきます。
時間や距離についてはその子に合わせて、飼い主さんが調整するといいでしょう。
成人の歩くペースは時速約4kmなので、1kmの散歩をするならば15分ほど。2kmなら30分ほどの散歩が必要になってきます。
多すぎてもよくありませんが、少なすぎると愛犬のためになりません。
散歩が終わってから適度に息切れしている程度が、ちょうどいい散歩の目安となります。
チワワと散歩に行く際の注意点
チワワは体が小さいこともあり、散歩時に飼い主さんが気をつけておきたい点がいくつかあります。
ケガや病気の原因になってしまうこともあるため、十分に注意して散歩をスタートしましょう。
骨や関節に負担がかかるコースを避ける
他の犬に比べて一般的にチワワは骨が細くきゃしゃで、骨格の小さな犬です。
人間にとってはなんともない道だったとしても、気を付けるべきポイントも多いもの。
特に、階段や急な坂道が続く場所は避けて散歩するようにしましょう。
できるだけなだらかな、平坦で舗装された道を歩くのがおすすめです。
あわせて読みたい
目を怪我しないようにできるだけ安全な道を通る
目がクリクリと大きいのもチワワの特徴です。
ですが、目の大きさに加えて体が小さいので目の位置が地面に近く、ごみやホコリなどが入りやすいリスクがあります。
目の怪我を防ぐために、できるだけ安全な道を選んで散歩しましょう。
舗装されていない道や、障害物の多い道は避けて歩いてくださいね。工事中の道なども注意が必要です。
犬同士の距離に気をつける
チワワは体の小ささゆえ警戒心が強く、臆病な性格の子も多いです。散歩中、知らない犬に出会うと往々にして怖がったり、吠えたりします。
相手の犬に刺激を与えて吠えられたり、攻撃されたりすると怖い思いをして散歩に積極的ではなくなってしまうかもしれません。
散歩時は犬同士の距離に気をつけて、過度に刺激しあわないよう注意。
犬同士の雰囲気が和やかで、コミュニケーションを取りたそうにしているときは、立ち止まって様子を見るといいでしょう。
あわせて読みたい
拾い食いに気をつける
犬が興味のあるものを口に入れたり、いい匂いのするものを拾い食いしてしまったりするのは本能です。
しつけをしなければ、散歩中に拾い食いをしてしまうリスクは避けられません。
拾い食いしそうになったとき「ダメ」「ストップ」などの合図でやめさせられるようにしっかりと、しつけをしておきましょう。
万一、犬にとって毒のあるものを拾い食いしてしまったら命に関わります。十分に注意しましょう。
あわせて読みたい
排泄物は必ず処理する
トイレは散歩の前に自宅で済ませていくことが、基本的なマナーです。
ただ散歩中に排泄してしまうこともあるでしょう。散歩中に出た排泄物を持ち帰るのは、犬を飼う人にとってのマナーです。
散歩中はエチケット袋・ペットボトルに入れた水などを必ず持参して、しっかりと処理できる準備をしておきましょう。
これは犬種に限らず、犬の飼い主さんが守るべきマナーなので、どの犬種であっても厳守です。
夏の暑い日は気温が低く、日差しが弱い時間帯を選ぶ
チワワは暑さに強い犬といわれていますが、人間同様に日本の夏の蒸し暑さはやはりこたえます。
最高気温が25度を超える夏日になったら、朝の比較的早い時間、夜の比較的遅い時間を選んでお散歩しましょう。
あまりにも暑い日はうんちやおしっこを済ませたら、早めに散歩を切り上げるようにしてください。
あわせて読みたい
冬の寒い日は寒さ対策をして、日の当たる場所を歩く
チワワはメキシコ原産の犬種です。夏の暑さには比較的強いですが、冬の寒さにはとても弱いという特徴があります。
冬の散歩時は厚手の服や靴下で寒さ対策をして、気温の低すぎない時間帯にひなたを歩いて散歩しましょう。運動と日光浴を兼ねられます。
昼間でも日差しが少ないときなどはブルブル震えて寒がり、ときには散歩を嫌がることもあるでしょう。
そんなときは早めに切り上げるか、お散歩を休んで様子をみましょう。
チワワを散歩に連れ出す前に準備しておくこと
おうちにチワワを迎えたとき、散歩へ連れて行く前に準備しておきたいことが4つあります。
どれも難しいことではありません。前もって心得ておき、安心して散歩を楽しめるようにしましょう。
ワクチン接種を済ませておく
チワワに限らず、子犬をお迎えしたときは指定のワクチン接種が必要です。
最寄りの動物病院でワクチン接種を受け、獣医師さんのOKが出たら散歩をスタートします。
成犬のチワワをお迎えするときも必ず、動物病院で指導を受けましょう。
散歩解禁後もコンスタントなワクチン接種が必要です。専門家の指導のもと接種して、病気を予防しましょう。
リードやハーネスに慣れさせる
世の中の愛犬たちが当たり前のようにつけているリードやハーネスも、初めてのときは戸惑うもの。
人気のないところや自宅などの屋内でまず練習をして、苦手意識をもたないようにしてあげるといいでしょう。
散歩をするときにはリードやハーネスが必要不可欠となるため、つけるところから嫌がられないよう慣れてもらいます。
あわせて読みたい
あわせて読みたい
外の騒音や匂いに慣れさせる
犬は人間より、はるかに優れた嗅覚・聴覚をもっています。
私たちが当たり前に感じている騒音や匂いを、とても敏感に感じ取っていることでしょう。
散歩デビューの前に、1日に何度か窓を開けて外気にふれさせましょう。
実際、散歩に出るようになっても、最初のころは外の雑多な騒音や匂いに戸惑いをみせるかもしれません。
嫌がる場合は無理に歩かせず、「飼い主さんと一緒にいれば大丈夫!」という意識をもってくれるまで、根気よく慣れてもらうようにしましょう。
あわせて読みたい
お座りや待て、おいでなどのしつけを済ませておく
散歩は飼い主さんから愛犬に対しての「OK」が出るまで、室内で過ごす時間があります。
この間にお座りや待て、おいでなどの基本的なしつけを済ませられるのが理想です。
例えば道路などへ飛び出そうとしたとき「待て」がわかれば慌てなくても大丈夫ですし、飼い主さんがベンチなどに腰掛けて休もうとするとき、愛犬がお座りを覚えていればウロウロしません。
基本的なしつけが済んでいれば、スムーズに散歩デビューができるでしょう。
あわせて読みたい
チワワとの散歩は飼い主ができる限りのサポートを
ご存知のとおり、チワワはとても小さな犬です。散歩に出れば他の犬に吠えられたり、猫に威嚇されたりします。
良かれと思って近寄ってくる犬好きの人たちも、散歩にまだ慣れない愛犬にとってはストレスかもしれません。
私たち人間の想像以上に、チワワにとって散歩デビューは冒険といえるでしょう。
苦手意識をもつことなく毎日、愛犬から「連れてって!」とリクエストするくらい散歩を楽しみにしてくれるといいですね。
最初は試行錯誤が必要かもしれません。楽しく無理のない、それでいて適度な運動ができる散歩についていろいろ、試してみてください。
正解はありません。愛犬の性格や体力などにあわせて、ベストな散歩を模索しましょう。
そして飼い主さんも愛犬との散歩を日々、楽しんでくださいね!
この記事の執筆者
nademo編集部
編集部
「いつまでも どこまでも」必要な情報を理解するだけではなく、心もお腹も満たされるような日々のために。
&nademo(アンドナデモ)のコンセプトをもとに、飼い主さんとペットが安堵できる時間を演出します。
※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
※ 本記事はnademoが独自に制作しており、メーカー等から商品提供を受けることもありますが、記事内容や紹介する商品の意思決定には一切関与していません。
※ 記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がnademoに還元されることがあります。
※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。