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チワワの特徴や性格を紹介!歴史や寿命、飼い方について

小柄な体で何かを訴えかけるようにウルウルとした瞳が特徴的なチワワは、非常に人気の高い犬種として知られています。

テレビなどで起用されることも多く、チワワを知らない人はいないでしょう。

しかし、見た目は知ってるけど詳しくは知らないという人は少なくありません。

この記事ではチワワの特徴や性格、どのような病気になりやすいのかといったことをまとめました。

担当ライター

nademo編集部

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チワワはこんな犬

チワワのチャームポイントは、何と言ってもウルウルした愛らしい瞳でしょう。

また、おでこから頭のてっぺんの中央が少し凹んでおり、まるでリンゴのような頭の形に見える「アップルヘッド」も特徴のひとつ。

世界一小さい犬種として公認されており、飼い主に忠実でしつけがしやすいことから、初心者や一人暮らしの方、年配の方でもお世話をしやすいと人気です。

チワワにはスムースコートとロングコートの2種類存在する

チワワにはロングコートとスムースコートの2種類があり、被毛の長さが異なることが大きな違いです。

スムースコートは光沢がかった短い被毛で覆われてスッキリした印象があり、ロングコートは柔らかくふわっとした被毛に覆われ、耳やしっぽの飾り毛が特徴です。

スムースコートの方が毛が短い分、やや寒さに弱いと言われています。

スムースコートもロングコートも性格などに大きな相違はなく、体重は1.5kg~3kg前後が理想とされています。

チワワの特徴

大きな瞳と立ち耳、ふっくら短いマズルが可愛いく、小柄な体型ながらも活発なチワワ。

どのような特徴を持つ犬種なのか、サイズや性格について見ていきましょう。

知性と独立心の両方を持つ

飼い主に対しては懐きやすい

見知らぬ人に吠えやすい

一般的な運動量と能力

 その他情報

原産国 メキシコ
平均寿命 12歳~20歳
なりやすい病気 膝蓋骨脱臼,水頭症,尿路結石症,気管虚脱,僧帽弁閉鎖不全症
参考価格 30万円前後

体毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 ホワイト,ブラック,レッド,ブルー,チョコレート,クリーム,ブラック&タン

体高

オス 15cm~25cm
メス 15cm~25cm

体重

オス 1.5kg~3kg
メス 1.5kg~3kg

チワワのサイズ

体高15cm~25cm
体重1.5kg~3kg

チワワは超小型犬に分類され、生まれて直後の体重は約100~300gで、手のひらに収まるほどの大きさ。

成犬になると、立ち上がったときの足から背中までの高さを差す体高は約15cm~25cm、体重は約1.5kg~3kgほどになります。

また、チワワは体型で次のように分けられることもあります。

ドワーフタイプ手足が短くムッチリした肉付き
ハイオンタイプ手足が長くモデルを思わせるスタイル
スクエアタイプ手足と体のバランスが整ったドワーフとハイオンの中間

ただし、体型はフードや生活環境によって変わってきます。

そのため子犬のときはぽってり体型だったのに、成犬になってスタイルが良くなった、短足だったのに手足が長くなったということは珍しくありません。

チワワの毛色と被毛

毛色は細かく分類するととても多いですが、大きく分けると「単色・2色構成のパーティーカラー・3色構成のトライカラー」の3パターンがあります。

まゆ毛や頬の斑点模様が入っているブラックタンや、品のあるやさしい色合いのクリームは、より可愛く見えることからとても人気が高いです。

被毛はロングコートが柔らかくて長毛なのに対して、スムースコートはなめらかで艶のある短毛です。

どちらも抜け毛はありますが、毛の成長サイクルが早いスムースコートの方が抜ける毛の量はやや多いと言われています。

どちらも下毛(アンダーコート)と上毛(オーバーコート)の2重構造になっているダブルコートなので、定期的なブラッシングが必要です。

チワワの性格や習性

チワワは遊ぶのが大好きで甘えん坊、飼い主に対して愛情深く忠誠を尽くす犬種です。

一方で人見知りで警戒心が強い一面を持っており、知らない人やよその犬に敵意を向けることも。

場合によっては威嚇したり吠えたりすることもあるので、しっかりとしつけてあげる必要があります。

お散歩やドッグランなどで、色々な人や犬と接するときは、目を配りながら社交性を身に付けさせてあげるといいでしょう。

チワワの寿命や病気

チワワの平均寿命は12歳~15歳と言われていますが、健康に気を付けてあげると20歳ぐらいまで長生きしてくれる子もいます。

お散歩を含む運動量や食事を徹底して管理することで、一緒に過ごせる期間を長くすることができるでしょう。

また、常に健康状態を気にかけてあげることも重要。目に見えない病気を患ってしまうことも考えられます。

チワワがかかりやすい病気は以下の通り。

膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)パテラとも呼ばれ、膝にあるお皿のような骨が外れる関節トラブル。
水頭症(すいとうしょう)脳脊髄液が溜まって脳を圧迫してしまう病気。
気管虚脱(きかんきょだつ)気管が潰れて呼吸ができなくなる病気。
僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)心臓内にある、血液を送り出すポンプ機能を担う僧帽弁が閉鎖せず、血液の流れに異常が起きる病気。

僧帽弁閉鎖不全症は、小型犬によく見られる心臓病と言われています。

少しでも様子がおかしいと感じたら動物病院に連れて行くことはもちろんのこと、定期検診を受けるなどして病気を患っていないか確認する必要があるでしょう。

チワワの歴史

チワワの起源は中国やヨーロッパなど諸説ありますが、最も有力なのはメキシコ原産説です。

古代メキシコで飼育されていた「テチチ」が祖先と言われており、マヤ文明の遺跡からチワワに酷似した彫刻が発掘されていることからも歴史ある犬種であることが伺えます。

また、寒暖差の激しいメキシコで人々が湯たんぽの役割を果たせるように、抱えやすい大きさに改良されたというのは有名な話。

19世紀半ばにアメリカに渡り、ミニチュア・ピンシャーなどと交配して現在のサイズに改良され、メキシコから入ってきたことで「チワワ」と名付けられました。

チワワの飼い方

チワワ

これからチワワをお迎えしたい、お世話をしているけどどうしたらいいのか分からないという方は多くいるでしょう。

ここでは、チワワと一緒に楽しく過ごしていくためのポイントについて解説します。

問題行動を起こさないようにしつけをする

チワワを見ていると愛くるしい姿から、ついつい甘やかしてしまいたくなるでしょう。

しかし、好奇心旺盛で活発であることから、きちんとしつけをしないとわがままな性格になることも。

お散歩やドッグランなどでよその犬とトラブルになったり、小さな子に嚙みついてしまったりと思わぬ事故につながることも考えられます。

また、警戒心が強く、臆病なところもあるため、無駄吠えや飛びつき、威嚇など周りに迷惑をかける行動を起こさないように、飼い主さんがコントロールして楽しく過ごせる環境を作ることが大切です。

愛情深い犬種ですから、きちんと主従関係を築けば比較的しつけはしやすいですよ。

運動不足やストレス解消に散歩は必須

小型犬だから室内で遊ぶだけで運動量は十分だろうと思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。

基本的に犬はお散歩が大好きなので、ずっと室内にいることはストレスを抱えたり筋力低下や肥満の原因になります。

外へお散歩に連れて行くというのは運動不足やストレスの解消だけでなく、よその人や犬と接したりして社会性を身に付けることにも役立ちます。

ただし、真夏の昼間や極寒のときは犬に負担を与えることになるので、お散歩に連れて行く時間は調整してあげましょう。

室内温度や湿度の調整をする

快適な室温25℃前後
快適な湿度50%前後

気温が高いメキシコ産まれのチワワは寒さに弱いため、冬は暖房器具の利用が不可欠。

室内の温度や湿度の管理には十分な注意が必要です。

寒さや乾燥は皮膚疾患の原因にもなるため、快適に過ごせるように室内環境を調整してあげましょう。

一方でメキシコ産まれだからといって、暑さに強いわけではありません。

個体差はあるものの、暑さが平気な子もいれば舌を出してゼーゼーと息切れしてしまう子もいます。

熱中症の危険もあるので、夏でも室温は25℃前後に設定して水分補給にも気を配りましょう。

冬はブランケットやペット用電気ヒーターを、夏はペット用アルミプレートをケージに設置してあげるのも効果的ですよ。

服を着せて対策するのもあり

冷暖房機器で室内の温度や室温を調整することに加えて、犬用の服を着せてあげるのもおすすめです。

冬は体温を逃げにくくすることに役立ち、夏は地面からの熱気の影響を和らげることができます。

ただし、服を着ることに慣れてない場合は無理に着せるとストレスになるので、少しづつ慣らすようにしましょう。

また、服を着せたままにすると毛が絡まって毛玉になることもあるので、こまめにブラッシングが必要です。

定期的にシャンプーやブラッシングを行う

皮膚や被毛を清潔に保つためにも、月に12回はシャンプーをしてあげるのが望ましいです。

長期間シャンプーをしないと余分な皮脂や古い角質が皮膚に残ったままになり、かゆみや皮膚炎の原因になります。

自分でシャンプーをするのもいいですが、細部まで綺麗に洗ってもらうためにもペットサロンでプロに頼むのがおすすめ。

肛門腺絞りや爪切りまで丁寧にケアしてくれます。

また、ブラッシングは毎日行うのが理想です。

怠ると毛玉ができたりするだけでなく、皮膚の通気性が悪化して皮膚炎の原因になるので、しっかりと手入れしてあげる必要があります。

チワワをお世話するのに向いている飼い主さん

チワワ

チワワは初心者から1人暮らしの方まで幅広い層がお世話をしやすい犬種です。

しかし、日頃から必要不可欠となるしつけやお散歩など、飼い主さんの義務を果たす必要があります。

ここで解説することを責任持ってこなせる方であれば、チワワの飼い主として向いていると言えるでしょう。

甘やかさず根気強くしつけができる方

チワワは小柄で可愛いことから、ついつい甘やかしてしまいがちになる飼い主さんは少なくありません。

外に一緒にお出かけした際、ほかの人や犬に迷惑をかけないためにも、きちんとしつけをしてあげることが重要。

しつけといっても「お手」や「おすわり」など、可愛いと思える仕草のことではなく「待て」や「ダメ」、「おいで」は最低限できるようにしておきましょう。

いけないことをしたときは叱ることが大事ですが、怒鳴ったり叩いたりするのはNG。

元々臆病な性格なところもあるため、恐怖心をあたえてしまうと、攻撃的な性格になってしまう恐れがあるので、褒めることも取り入れて教えてあげるのがベストです。

散歩を苦に思わず連れていける方

体が小さいチワワは、中型犬や大型犬のように多くの運動量は必要ありませんが、室内運動だけでは不十分です。

筋力を低下させないためにも、できるだけ毎日お散歩に連れて行ってあげるようにしましょう。

お散歩はストレスの発散になりますし、適度に太陽の日差しを浴びることは健康に良い影響をもたらすことが期待できます。

また、よその人や犬と交流することで社会性を身に付けることにも役立ちます。

チワワを第一に考えた生活ができる方

チワワに限った話ではありませんが、犬をお世話するということは飼い主自身の生活リズムを大きく変える必要が出てくるということです。

頻繁に旅行に行くことが好きだったり、趣味に費やす時間を多く持ちたい人が飼うのは難しいでしょう。

チワワの平均寿命は12歳~15歳ですが、長生きする子は20歳ぐらいまで生きるとも言われています。

将来的な対策を踏まえてチワワを最優先に過ごす覚悟が持てる人であれば、飼育するのに向いていると言えるでしょう。

チワワにおすすめのドッグフード

No.1モグワンドッグフード

小型犬でも食べやすい小粒サイズのドッグフードのモグワン。

肉や魚、野菜などをバランスよく配合しており、健康の妨げになるような原材料は使用していません。

夢中になって食べるという口コミが多く見られ、食いつきの点では期待ができそうです。

高タンパクで脂質が控えめなので、体重が気になる愛犬にもおすすめです。

対象年齢 全年齢対応
内容量 1.8kg
原産国 イギリス
主原料 チキン&サーモン、生サーモン、乾燥チキン
添加物 なし
100gあたりのカロリー 361.5kcal
1日あたりの価格 562円
定期販売 【1.8kg】3,920円、【3.6kg】7,404円、【10.8kg】20,904円
フード目的 総合栄養食
フードの種類 ドライ

No.2ロイヤルカナンチワワ 成犬用

一粒の大きさや形、食感を小型犬のチワワが食べやすいように設計された、ロイヤルカナンのチワワ成犬用。

消化率を高める超高消化性タンパクを使用しており、便のニオイ軽減に期待できることがポイントです。

また、やや粒を硬めに設計することで咀嚼を促進し、歯垢や歯石の蓄積を抑えるサポートをします。

対象年齢 生後8ヶ月以上
内容量 3kg
原産国 フランス
主原料 米、とうもろこし、肉類(鶏、七面鳥)
添加物 保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス)
100gあたりのカロリー 393kcal
1日あたりの価格 279円
定期販売 【800g】1,860円、【1.5kg】3,220円、【3kg】5,440円

No.3ベストバランスドッグフード パウチ チワワ用

ベストバランスの「ドッグフード パウチ チワワ用」は一食づつ小分けになった、ウェットタイプのフードです。

国産の鶏ささみと緑黄色野菜入りで、皮膚や毛艶の健康維持に役立つオメガ6&3脂肪酸も含有。

さらに関節の健康維持に役立つミルクカルシウムやグルコサミン、コンドロイチンといった、骨や関節を痛めやすいチワワにうれしい成分も含んでいます。

対象年齢 アダルト
内容量 720g
原産国 日本
主原料 ‎肉類、野菜類、しょうゆ
添加物 酸化防止剤(EDTA-Ca・Na)
100gあたりのカロリー 70kcal
1日あたりの価格 340円
定期販売 -

チワワの価格相場

チワワの価格は約20万円~44万円が相場となっています。

人気の犬種ということもあるため、本当に気に入った子であれば多少価格が高くても迎え入れるという方が多い印象です。

ペットショップかブリーダーからのお迎え、また毛色や生後何ヶ月かで大きく価格は変わってきますが、目安としてこれぐらい必要になると把握しておくといいでしょう。

また、人気がゆえに里親に出されてしまう子も多いため、保護犬のチワワのお迎えを検討するのもおすすめです。

チワワを迎え入れたらたっぷり愛情を注いで楽しく暮らそう!

愛らしい瞳と小柄な体型がとても魅力なチワワは、家族で暮らす一軒家だけでなく一人暮らしでもお世話をしやすい犬種です。

飼い主に忠実で甘えん坊な性格である一方で警戒心が強い一面もありますが、きちんとしつけをしてあげればキャリーバッグに入れて一緒に旅行をすることもできますよ。

愛犬として迎え入れたときには、しつけや生活環境はしっかりと管理して楽しく充実な毎日を過ごしてくださいね!

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