猫種

シンガプーラの飼い方完全ガイド|性格から寿命、注意点まで解説

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シンガプーラってどんな猫種?特徴や性格・習性、適切な飼い方

クリクリとした大きな瞳と、小さく愛らしい体がチャームポイントのシンガプーラ。その名の通りシンガポールが原産で、「世界最小の猫」としても知られています。

その愛らしい見た目から人気が高まっていますが、「どんな性格をしているの?」「飼育する上で気をつけることは?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、シンガプーラの性格や特徴、日々の生活で欠かせないお手入れ方法、健康管理のポイントまで、飼い主さんが知りたい情報をすべてまとめました。シンガプーラとの暮らしをより豊かにするために、ぜひ参考にしてください。

この記事の結論

  • 甘えん坊で大人しい性格の持ち主で、飼い主さんにはよく懐き遊ぶことが好き
  • 初対面の人やほかの動物には警戒心を抱くこともあり多頭飼いには不向き
  • 平均寿命は10歳~15歳ほどで、一般的な猫と同じくらいの平均寿命
  • 定期的なブラッシングが必要で、水が平気な子もいるので水場の事故防止対策も重要

行灯

執筆・監修

行灯

ライター/愛玩動物飼養管理士/トリマー/グルーマー/ベテリナリーテクニシャンズ

原生生物から哺乳類まで全てが先生であり、その魅力に魅了されて幾星霜。
地元の動物園や水族館に観察しに行ったり、遠方の生物イベントまで足を運んだりしています。

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担当執筆者

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愛犬・愛猫との新しい生活を応援する、大切な情報や豆知識をご紹介しています。

シンガプーラってどんな猫?基本情報と魅力

シンガプーラの一番の特徴は、猫種の中では世界一小さな体であることでしょう。体重は平均で2.5kg~3kgであり、平均的な体重の4~5kgと比べても圧倒的に小さいことがわかります。

小柄ではありますが、がっしりした筋肉質な体をしているため運動能力は高く、セミコビータイプの猫種になります。性格は猫っぽい性格といった感じではなく、どちらかというと犬に近い人懐っこい性格をしています。

このセクションでは、シンガプーラの基本的な情報から、彼らが持つ独特の魅力までを深掘りしていきます。

シンガプーラのルーツや、なぜ彼らが多くの人に愛されるのかを知ることで、彼らとの暮らしがより一層豊かなものになるでしょう。

とても静かで大人しい

社交性は平均的で懐く

ほとんど鳴くことはない

とても大人しく、あまり動かない

 その他情報

原産地 シンガポール
猫種公認団体 CFA,FIFe,GCCF,TICA
大きさ 小型
平均寿命 10歳~15歳
なりやすい病気 特発性膀胱炎,進行性網膜萎縮症(PRA),ピルビン酸キナーゼ欠乏症,肥大型心筋症
参考価格 20万円前後
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 シングルコート
毛色 セピアカラー
毛の長さ 短毛

体高

男の子約25cm
女の子約25cm

体重

男の子2.5kg~3.0kg
女の子2.0kg~2.5kg

シンガプーラの基本情報(性格・体つき・平均寿命)

世界最小の猫!小柄で可愛らしい体型

シンガプーラは、猫の中でも特に小柄な猫種で、世界最小の猫としてギネス世界記録に認定されています。

平均体重は男の子が約2.5~3.0kg、女の子が約2.0~2.5kgと、一般的な猫の半分ほどのサイズしかありません。

そのコンパクトな体つきと、つぶらな瞳、大きな耳が合わさり、まるで子猫のような愛らしさを持ち合わせています。小さな体ですが、筋肉質で引き締まっており、とても活発に動き回ります。

好奇心旺盛で人懐っこい性格

シンガプーラは、小柄な見た目とは裏腹に、非常に好奇心旺盛で活発な性格をしています。家の中を走り回ったり、高い場所に飛び乗ったり、おもちゃで遊ぶことが大好きです。

また、非常に人懐っこく、甘えん坊な一面も持っています。飼い主さんや家族に寄り添うことを好み、常に誰かのそばにいることを望みます。

賢く、人の言葉をよく理解するため、コミュニケーションを密にとることで、より深い絆を築くことができます。

健康的なシンガプーラの平均寿命は?

シンガプーラの平均寿命は、10〜15歳とされています。遺伝的な疾患に注意し、適切な食事と運動、そしてストレスの少ない環境を整えることで、この平均寿命を上回ることも十分に可能です。

定期的な健康診断やワクチン接種を怠らず、獣医師と連携しながら健康管理を行うことが、シンガプーラを長生きさせるための鍵となります。

シンガプーラの歴史と特徴

シンガポールで発見された猫

シンガプーラは、1970年代にアメリカ人のブリーダーによって、その名の通りシンガポールで発見されました。

シンガポールの下水道に生息していたという説や、アメリカ兵によって持ち帰られたという説など、その起源には諸説ありますが、野生の猫が祖先であると考えられています。

当初は品種として認められていませんでしたが、その愛らしさから次第に人気が高まり、1980年代に正式に猫種として認定されました。

遺伝子疾患「ピルビン酸キナーゼ欠乏症(PK欠乏症)」

シンガプーラは、遺伝的にピルビン酸キナーゼ欠乏症という疾患にかかりやすいとされています。これは、赤血球が早く壊れてしまうことで貧血を引き起こす遺伝性の病気です。

この疾患は、繁殖の際に遺伝子検査を行うことで防ぐことができます。信頼できるブリーダーは、親猫の遺伝子検査を実施し、その結果を開示しています。

子猫を迎える際には、この遺伝子疾患について確認することが非常に重要です。

シンガプーラの飼い方と日常のケア

シンガプーラを家族に迎えることは、大きな喜びをもたらしてくれますが、その小さな体に合った適切な飼い方やケアが必要です。

このセクションでは、シンガプーラが心身ともに健康でいられるように、迎える前の準備から、日々の健康管理、そして快適な環境づくりについて、実践的なアドバイスをご紹介します。

迎える前の心構えと準備

シンガプーラの飼育に必要な費用は?

シンガプーラを飼育する際には、初期費用と月々のランニングコストがかかります。

初期費用としては、生体代、ケージ、トイレ、キャットタワー、フードボウルなどのグッズ代が必要です。

月々かかる費用としては、フード代、トイレの砂代、医療費(ワクチン接種健康診断、万が一の治療費など)が主なものです。これらの費用を事前に把握し、計画的に準備しておくことが大切です。

準備しておきたい飼育グッズ

シンガプーラをスムーズに迎え入れるために、事前に準備しておきたいグッズをリストアップしました。

  • ケージ・サークル:新しい環境に慣れるまでの安心できる場所として
  • トイレ:猫砂の種類も検討してあげましょう
  • キャットタワー:上下運動や爪とぎ、休息の場として
  • フード・水入れ:衛生的に保てる素材を選びましょう
  • おもちゃ:好奇心旺盛な彼らのために、様々な種類のおもちゃを用意しましょう
  • 爪とぎ:家具への被害を防ぎます

これらのアイテムを準備しておくことで、シンガプーラがすぐに新しい家に慣れやすくなります。

シンガプーラの健康管理とお手入れ

適切な食事と体重管理

シンガプーラは体が小さいため、食事の量や栄養バランスに特に注意が必要です。

子猫期には、成長に必要な栄養素をバランス良く摂取できるフードを。成猫には、運動量に見合った適正カロリーのフードを選びましょう。

また、小さな体ゆえに、肥満になると足腰に負担がかかりやすくなります。定期的体重を量り、健康的な体重を維持することが大切です。

抜け毛対策!日々のブラッシングとシャンプー

シンガプーラは短毛種で、抜け毛は比較的少ないです。しかし、健康な被毛を保つために、週に1〜2回ブラッシングを習慣にしましょう。

ブラッシングは、抜け毛を取り除くだけでなく、皮膚のマッサージ効果も期待できます。

シャンプーは、汚れが目立つ時や、月に1回程度で十分です。猫専用のシャンプーを使い、皮膚に優しい方法で洗ってあげましょう。

耳掃除や爪切りのポイント

シンガプーラのお手入れには、耳掃除爪切りも欠かせません。耳掃除は、月に1回を目安に行いましょう。

ペット用のイヤークリーナーを使い、コットンなどで優しく拭き取ります。奥まで無理に掃除すると耳を傷つける恐れがあるため注意が必要です。

爪切りは、爪とぎをしていても定期的に行う必要があります。血管を切らないように、白い部分だけを少しずつ切るようにしましょう。

快適な暮らしのための環境づくり

一人遊びが好き!おもちゃやキャットタワーの選び方

シンガプーラは、好奇心旺盛で遊び好きな性格から、一人遊びができるおもちゃや、上下運動ができるキャットタワーが必須アイテムです。

高い場所に登ることが好きなので、天井まで届くような高さのあるキャットタワーがおすすめです。

また、猫じゃらしやボール、知育トイなど、さまざまな種類のおもちゃを用意してあげると、彼らが飽きずに遊ぶことができます。

安全な室内環境を整えるポイント

シンガプーラは体が小さく、思わぬ場所に潜り込んだり、高い場所から落ちて怪我をしたりする可能性があります。安全な室内環境を整えるために、以下の点に注意しましょう。

  • 窓やベランダの脱走防止対策:網戸ストッパーや脱走防止柵を設置する。
  • 電気コードや危険物の整理:コードを噛んだり、誤飲したりしないように片付ける。
  • 高い場所からの落下防止:キャットタワーや家具の配置を工夫する。

これらの対策を講じることで、シンガプーラが安全に暮らせる環境を整えることができます。

シンガプーラがかかりやすい病気と注意点

シンガプーラ

シンガプーラは一般的に健康な猫種ですが、遺伝的にかかりやすい病気や、その特徴から注意すべき点があります。

このセクションでは、シンガプーラの飼い主さんが知っておくべき、かかりやすい病気とその予防・対策について詳しく解説します。

早期発見・早期治療のためにも、病気のサインを見逃さずに日々の健康チェックを行うことが非常に重要です。

シンガプーラが注意すべき病気

遺伝的に注意したい病気とその症状

シンガプーラは、遺伝的にピルビン酸キナーゼ欠乏症という疾患にかかりやすいとされています。これは、赤血球が早く壊れてしまうことで貧血を引き起こす遺伝性の病気です。

症状としては、ぐったりしている、食欲がない、歯茎の色が薄いなどが挙げられます。

また、体が小さいことから、尿路結石症や心臓病のリスクも比較的高いと言われています。信頼できるブリーダーは遺伝子検査を行っているため、子猫を迎える際には必ず確認しましょう。

注意しておきたい病気のサイン

シンガプーラが体調を崩しているサインには、以下のようなものがあります。

  • ぐったりしている、元気がない:普段と違う様子が見られたら注意が必要です。
  • 食欲不振、水を飲む量が増えた:さまざまな病気の初期症状として現れることがあります。
  • 嘔吐や下痢が続く:消化器系の不調や、腎臓病のサインの可能性があります。
  • 排尿の回数が増えた、量が少ない:尿路結石や膀胱炎の可能性があります。
  • 足を引きずる、動きが鈍い:骨や関節の病気が考えられます。

これらのサインが見られた場合は、様子見をせずにすぐに動物病院を受診してください。

日々の健康チェックと動物病院との付き合い方

自宅でできる簡単な健康チェックリスト

自宅で毎日できる簡単な健康チェックを習慣化することで、病気の早期発見につながります。

  • 目やに、涙:目やにが多かったり、涙が流れていないか
  • :耳垢の量やにおい、赤みがないか
  • 歯茎:歯茎の色(健康なピンク色か)や口臭がないか
  • 被毛・皮膚:フケや皮膚の赤み、脱毛がないか
  • 体重:定期的に体重を量り、急激な増減がないか

このチェックリストを参考に、日頃から愛猫の様子をよく観察してあげましょう。

定期的な健康診断の重要性

シンガプーラは遺伝的な病気のリスクがあるため、定期的な健康診断が非常に重要です。特に血液検査尿検査は、体の内部の状態を知る上で欠かせません。

年に一度は健康診断を受けさせ、獣医師と相談しながら日々の生活習慣を改善していくことで、病気の予防につながります。

シンガプーラに関するQ&A

このセクションでは、シンガプーラを家族に迎えることを検討している方からよく寄せられる疑問にお答えします。彼らの魅力的な性格や、迎え入れる方法について、分かりやすく解説します。

シンガプーラは性別で性格は違う?

シンガプーラの男の子と女の子では、一般的に以下のような性格の傾向が見られます。

  • 男の子:女の子に比べて甘えん坊で、飼い主さんにべったりと甘えてくることが多いです。無邪気でやんちゃな一面も持ち合わせています。
  • 女の子:男の子に比べて少し控えめで、落ち着いた性格の子が多い傾向にあります。独立心が強く、クールな一面も見られることがあります。

ただし、これらはあくまで傾向であり、育った環境や個体差が大きく影響します。どちらの性別でも、シンガプーラは人懐っこい性格の子が多いので、愛情を持って接してあげることが大切です。

シンガプーラは鳴き声が大きい?

シンガプーラは、一般的に鳴き声が小さい猫種と言われています。大きな声で鳴くことは少なく、控えめな鳴き声で飼い主さんに甘えたり、何かを訴えたりすることが多いです。

そのため、集合住宅などでも比較的飼いやすい猫種と言えるでしょう。ただし、個体差があり、中にはよくおしゃべりな子もいます。

シンガプーラを家族に迎えるには?

シンガプーラを家族に迎える方法は、主に「ブリーダーから迎える」と「里親になる」の2つがあります。

  • ブリーダーから迎える:両親猫の健康状態や性格、飼育環境などを確認できるため、安心して子猫を迎えることができます。
  • 里親になる:保護団体や譲渡会を通じて、シンガプーラの里親になることができます。成猫を迎えることが多いため、性格がある程度分かった上で迎えられるのがメリットです。

どちらの方法でも、シンガプーラを迎え入れる前には、飼育環境や家族構成などをしっかりと見直すことが大切です。

ただ、シンガプーラは珍しい猫種でもあることから、ブリーダーが基本となるでしょう。またそのブリーダーも、海外ブリーダーが中心となりやすいです。

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この記事の執筆者

行灯

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ライター/愛玩動物飼養管理士/トリマー/グルーマー/ベテリナリーテクニシャンズ

原生生物から哺乳類まで全てが先生であり、その魅力に魅了されて幾星霜。
地元の動物園や水族館に観察しに行ったり、遠方の生物イベントまで足を運んだりしています。
現在は、保護猫と拾い猫の下僕。毎日布団の奪い合いをしています。

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