ハイランダーという猫の特徴とは？性格や正しい飼い方について解説

 その他情報

被毛

ハイランダーキャットのサイズ（体高・体重）

ハイランダーは大型猫を生み出す目的で作出されたことから、非常に大柄な体躯をしています。

体はとても筋肉質であり手足が長く、やや大きめの頭など野性味も溢れる姿をした猫種です。

男の子の場合、成長すると体重が10kgを超えることもあるほど大きくなります。

ハイランダーキャットの毛色・被毛

ハイランダーには短毛種と長毛種が存在しており、毛色も多種多様なバリエーションが存在します。

ありとあらゆるバリエーションが楽しめるため、これもひとつの魅力として楽しめるでしょう。

ハイランダーキャットの運動能力

野生の血を引き継いでいることもあり、運動能力は抜群で活発なハイランダー。

体も筋肉質でがっしりとしているため、高い知性を持ち、犬と同じような訓練すらもできるような猫種です。

元気いっぱいに遊ぶ傾向にある一方で、飼い主さんの様子を見ながら行動することもできるでしょう。

ハイランダーキャットの平均寿命

特に健康上の問題は報告されていないため、平均寿命は猫種平均の10歳～15歳程度です。

ただ、肥満気味になることも多く、健康的な体型の維持や食生活、運動などが全体となります。

ハイランダーキャットの注意したい病気

健康的な問題として大きなものは報告されていませんが、一般的に猫がかかりやすい病気には注意が必要です。

糖尿病や肥大型心筋症（ひだいがたしんきんしょう）などが多く、肥満傾向の子が多いハイランダー。

多指症が多い猫種でもあることが知られているため、理解したうえでお迎えが必要になります。

ハイランダーキャットの見分け方

ハイランダーと似ているのは、同じく耳がゆるくカールしているアメリカンカールです。

ですが、アメリカンカールとは異なりしっぽが短く、体も非常に大きいため見比べると違いは明らかでしょう。

ハイランダーキャットの性格・習性

ハイランダーは元気いっぱいな猫種で、見た目とは違って穏やかな面も持ち合わせています。

そのためイエネコとしてもお迎えしやすい性格になっており、楽しい生活に繋がるでしょう。

社交的で遊び好きかつ好奇心旺盛

子供や他の動物とも仲良くすることができるハイランダーは、非常に社交的で遊び好きな性格をしています。

何にでも興味を持つことができるような好奇心旺盛なタイプでもあり、人にも動物にも興味を持てます。

とはいえ、猫らしく睡眠時間もとても大切。起きている時間は活発に遊び、しっかりと寝て過ごします。

犬のような性格で訓練しやすい

ハイランダーは犬と猫の両方の魅力を持った猫と言われており、ボール遊びなどもできると言われているほど賢い猫種です。

ハーネスやリードを使って散歩することもできるでしょうし、簡単なしつけができる子もいると言われています。

場合によってはおもちゃを持って玄関で飼い主さんをお迎えするようなこともある、と言われているほどです。

ハイランダーキャットの誕生の歴史

ハイランダーの歴史が始まったのは1990年代で、アメリカで活動するブリーダーが大型猫を作ろうとして誕生した猫種です。

最初はデザートリンクスとジャングルカールとの交配によって新しい品種が誕生。この品種をハイランド・リンクスとしましたが、登録機関には認められませんでした。

それでもここから少しずつ繁殖を進めていき、現在のハイランダーが誕生します。

ヤマネコの遺伝子が濃い状態では野生動物との扱いになることからいくつかのハードルがありましたが、その後も品種改良を継続。

最終的には2005年に正式名称のハイランダーとなり、2008年にはTICAに登録されました。

ハイランダーキャットを飼うのに向いている人の特徴

ハイランダーの特徴を理解したうえでお迎えすることが大事で、特徴や習性に合わないとお互いにストレスになります。

どんな人がハイランダーとの生活に向いているのか、その特徴をまとめました。

一緒に遊べる時間を毎日確保できる人

ハイランダーは活発な子が非常に多い猫種であるため、遊べる時間は長い方が理想的と言えます。

1日のうち大半は寝てばかりいる猫であることに変わりはありませんが、起きている間はしっかりと遊びたい猫です。

そのため起きている時間には1回あたり数分であってもしっかりと遊び、これを毎日暮らし返して過ごすことになります。

細かなお手入れができる人

短毛種と長毛種の両方が存在するハイランダーですが、基本的にお手入れに時間がかかるわけではありません。

ただ、その特徴的な耳には耳垢が溜まることもあるため、定期的なお手入れが必要になってきます。

歯磨きやブラッシングといった意識してできるお手入れとは異なるため、忘れずに耳掃除してあげられる人が向いているでしょう。

ハイランダーキャットの飼い方

実際にハイランダーをお迎えするとなったら、次のようなポイントに注意するとよいでしょう。

ハイランダーの特徴を理解するのと同時に、注意点などもまとめましたので参考にしてみてください。

運動スペースとしてキャットタワーを設置する

元気いっぱいなハイランダーには、飼い主さんが不在の場合でも遊べるように遊べる環境を作っておいてあげることが大切です。

猫は高いところに登りたがるので、これはハイランダーでも同じこと。ただ、場所によっては危険なこともあるでしょう。

そのためキャットタワーを設置してあげて、いつでも上下運動ができるようにしておいてあげると良いです。

可能であればキャットウォークなども設置してあげると、元気いっぱいに遊んでくれることでしょう。

水を怖がらないため水難事故に注意

水に入ることを拒まない性格だと言われているため、環境次第では水難事故に繋がることもあります。

お風呂場に出入りすることができる状態で、もしお風呂にお湯が溜まっていればリスクが高まります。

キッチン周りにも水はありますので、コンロ周辺を探索するようなこともあると覚えておきましょう。

こうしたリスクを排除するためには生活環境を分けたり、ゲートなどの侵入防止柵を使う必要があります。

イタズラ好きなので、対策は万全に行う

どちらかと言えば賢いハイランダーは、飼い主さんの気を引きたかったり、好奇心からいろいろなものに興味を持ちます。

興味のあるモノに触れてしまったり、何かを落としたり、飼い主さんにとってのイタズラをするようなこともあるのです。

これを一度覚えてしまえば繰り返すようなこともあるため、イタズラ対策は事前に行わなければいけません。

できる限り愛猫の触れられるものを減らしておいたり、侵入防止柵をうまく使わなければいけないでしょう。

肥満に注意したタンパク質中心の食事がおすすめ

野生の血を引き継いでいる猫ではありますが、野生的な食事が必要不可欠というわけではありません。

ただ肉食動物であることに変わりはありませんので、高タンパクのキャットフードを中心に選ぶとよいでしょう。

子猫期から成猫期、成猫期からシニア期とライフステージは変わっていくので、その都度変更することは忘れないようにしましょう。

おやつも適度であれば問題ありませんが、肥満に注意して必要以上に与えないようにしてください。

短毛・長毛のどちらであっても頻繁なブラッシングを行う

ハイランダーには短毛種と長毛種の両方が存在するため、特に長毛種は毛玉や毛の絡まりをほぐすために週に4～5回はブラッシングしてあげましょう。

短毛種であっても同様にブラッシングを行うことは問題なく、忘れずに欠かさず丁寧に行うことが重要です。

お風呂や爪切りなどは一定のペースで定期的に行い、耳垢が溜まりやすい耳の掃除は頻繁にチェックしてあげてください。

歯磨きは毎日行うべきお手入れでもあるので、ブラッシングなどと合わせて一緒に行ってあげると良いです。

ハイランダーキャットにおすすめのキャットフード・アイテム

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上質なタンパク質にこだわって作られている、レティシアンのジャガーキャットフード。

チキンや鴨、サーモンやマスなどの動物性原材料をたっぷり使用し、高タンパクで上質な味わいに仕上げています。

アントシアニンの豊富なビルベリー、ビタミンの多いクランベリー、滋養源のフェンネルなどが同時に配合されています。

創業から60万人を超える愛犬家・愛猫家に愛されている、実績のあるペットフードメーカーです。

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電動猫じゃらしは飼い主さんの手が離せないようなときに使いやすく、猫の運動時間を確保できるおもちゃです。

一度使ってみれば夢中になって遊んでいるのがわかるほど、手放せないおもちゃになっています。

おもちゃに対しては飽きやすい猫ですが、4パターンの速度設定があるのでうまく調整してあげると良いでしょう。

ハイランダーキャットの価格

ハイランダーはまだほとんど個体数がいないものの、生体価格は10万円～20万円程度と言われています。

ただ、日本国内ではブリーダーがおらず、基本的に海外からの輸入となってしまうため費用もかさみがち。

数倍程度になることは十分に考えられますし、個体数が少ないことによってそもそも出会える機会も少ないでしょう。

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