犬の病気・健康

犬の体重管理ガイド!適正体重の見極め方から肥満・痩せすぎ対策まで

nademoコンテンツ内にはPRが含まれます。詳しくはコンテンツガイドラインをご確認ください。

※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
※ 記事内に含まれる情報は常に最新情報を提供できるよう更新しておりますが、都度詳細が変更されることはあるため、最新の情報は必ず各公式サイトを通じてご確認ください。
※ 本記事はnademoが独自に制作しており、メーカー等から商品提供を受けることもありますが、記事内容や紹介する商品の意思決定には一切関与していません。
※ 記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がnademoに還元されることがあります。
※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。

nademoの運営体制・コンテンツガイドライン

犬の体重

愛犬の健康を守る上で、体重管理は非常に重要な要素です。「うちの子、ちょっと太りすぎかな?」「痩せすぎは心配ない?」と、愛犬の体重について悩んだことはありませんか?

犬の体重は、健康状態を映し出す大切なバロメーターです。肥満も痩せすぎも、さまざまな病気のリスクを高めてしまう可能性があります。

この記事では、愛犬の適正体重を知る方法から、肥満や痩せすぎの原因と対策、さらには健康的な体重を維持するための食事や運動のポイントまで、具体的な情報をご紹介します。

あなたの愛犬がいつまでも元気で、健やかな毎日を送るために、今日からできる体重管理のヒントを見つけていきましょう。

この記事の結論

  • 愛犬の体重は健康のバロメーター。肥満も痩せすぎも病気のリスクを高める
  • BCS活用や犬種別の目安で適正体重を知ることが健康管理の第一歩
  • 食事と運動の見直しが重要。肥満・痩せすぎ共に獣医さんとの連携が不可欠
  • 日々の体重測定と定期健診で愛犬の健康変化に気づき、長寿に繋げる

nademo編集部

担当執筆者

nademo編集部

編集部

nademo編集部が調査した愛犬・愛猫に関する情報をお届け。
愛犬・愛猫との新しい生活を応援する、大切な情報や豆知識をご紹介しています。

犬の体重、なぜ重要?健康と体重の関係性

愛犬の体重は、その健康状態を示す大切なバロメーターです。

人間と同じように、犬も体重が適正範囲から外れると、さまざまな健康問題を引き起こすリスクが高まります。

日頃から体重を意識することは、病気の早期発見にも繋がり、愛犬が長く健康的に過ごすために欠かせないケアと言えるでしょう。

単に見た目の問題だけでなく、内臓への負担や関節への影響など、体重は全身の健康に直結しています。

適正体重を維持するメリット

愛犬が適正体重を維持することは、多くのメリットをもたらします。

  • 病気のリスク低減:糖尿病、関節炎、心臓病、呼吸器系の問題、さらには一部のガンなどのリスクを軽減できます。
  • 活動的な生活:関節への負担が少なく、自由に動き回れるため、散歩や遊びをより楽しめるようになります。
  • 長寿:健康寿命が延び、愛犬とより長く一緒に過ごせる可能性が高まります。
  • 生活の質の向上:体の不調が少ないため、毎日を快適に過ごすことができます。

適正体重を維持することで、愛犬の心身ともに健康な状態を保ち、生活の質を向上させることができます。

肥満・痩せすぎが引き起こす病気のリスク

体重の過不足は、愛犬の健康に深刻な影響を与える可能性があります。

状態引き起こす可能性のある病気
肥満糖尿病、関節炎、心臓病、呼吸器疾患、皮膚疾患、椎間板ヘルニアなど
痩せすぎ免疫力低下、骨折しやすくなる、低体温症、毛艶の悪化、成長不良など

特に肥満は、その初期段階では気づきにくいことも多いため、定期的な体重チェックが不可欠です。また、痩せすぎも何らかの病気のサインである場合があるので、注意が必要です。

愛犬の適正体重を知ろう

愛犬の健康管理において、まず知るべきは「適正体重」です。

犬種や年齢によって適正体重は異なりますが、単に体重計の数値だけでなく、愛犬の体型から判断することも重要です。

ここでは、愛犬の適正体重を見極めるための具体的な方法をご紹介します。

BCS(ボディコンディションスコア)を活用した見極め方

犬のボディコンディションスコア

BCS(ボディコンディションスコア)は、触診と視診で愛犬の体型を評価する国際的な基準です。

5段階または9段階で評価され、理想的な体型は「3(5段階評価)」または「4~5(9段階評価)」とされています。

  • 肋骨が軽く触れてわかる。
  • 腰のくびれがはっきりしている。
  • 上から見て、ウエストが適度に締まっている。

BCSは、体重計の数値だけではわからない、個々の体型に合わせた評価ができるため、日常的な健康チェックに非常に役立ちます。

犬種ごとの平均体重と目安

犬種によって適正体重は大きく異なります。以下に、一般的な犬種ごとの平均体重の目安を示します。これはあくまで目安であり、個体差があることをご理解ください。

小型犬の体重目安

チワワトイ・プードルミニチュア・ダックスフンドなどの小型犬は、一般的に1kg台から10kg未満が目安とされます。

例えば、チワワは1.5kg~3kg、トイ・プードルは3kg~4kg程度が理想的です。

個体差が大きいため、同じ犬種でも骨格や体つきによって適正体重は変動します。

中型犬の体重目安

ボーダー・コリーウェルシュ・コーギー・ペンブロークなどの中型犬は、一般的に10kg~25kg程度が目安です。

例えば、ボーダー・コリーは12kg~20kg程度とされています。

中型犬は運動量も多く、筋肉質な体つきの犬種もいるため、体重だけでなく筋肉量も考慮することが重要です。

大型犬の体重目安

ゴールデン・レトリーバーラブラドール・レトリーバージャーマン・シェパード・ドッグなどの大型犬は、25kg以上が一般的です。

例えば、ゴールデン・レトリーバーは24kg~34kg、ラブラドール・レトリーバーは25kg~36kgが目安です。

大型犬は成長期に急速に体重が増加するため、適切な栄養管理が特に重要になります。

成長段階別の体重推移

犬の体重は、ライフステージによって大きく変化します。

子犬期の体重増加と成長曲線

子犬期は、生まれてから急速に体重が増加する時期です。生後数か月で劇的に成長し、特に生後4~6か月頃までは体重の増加が著しいです。

獣医師に相談し、犬種ごとの成長曲線と照らし合わせながら、順調に成長しているかを確認することが重要です。

この時期の栄養不足は、将来の骨格形成にも影響するため注意が必要です。

成犬期の体重維持

子犬期を過ぎ、体が成熟した成犬期に入ると、体重の増加は緩やかになり、安定した体重を維持する時期となります。

この時期は、日々の食事量や運動量を適切に管理し、肥満や痩せすぎを防ぐことが重要です。

定期的に体重を測定し、小さな変化にも気づけるようにしましょう。

シニア犬の体重変化と注意点

シニア犬になると、代謝が落ちたり、活動量が減少したりするため、体重が増えやすくなる傾向があります。

一方で、病気によって急激に体重が減少することもあります。関節への負担を考慮しつつ、高タンパク・低カロリーの食事や、無理のない運動を取り入れることが大切です。

定期的な健康診断で、体重変化の背景にある病気を早期に発見することも重要です。

犬が太る(肥満)原因と対策

オールド・イングリッシュ・シープドッグ

愛犬の肥満は、生活習慣や健康状態によって引き起こされます。原因を特定し、適切な対策を講じることが健康への第一歩です。

肥満の原因:食事、運動不足、病気など

愛犬が太る主な原因は、以下の通りです。

  • 食事の与えすぎ:ドッグフードの過剰な量、人間の食べ物やおやつの与えすぎ。
  • 運動不足:散歩の不足、遊び時間の減少など、消費カロリーが摂取カロリーを下回る状態。
  • 去勢・避妊手術:ホルモンバランスの変化により、基礎代謝が低下しやすくなる。
  • 加齢:代謝が落ち、活動量が減ることで太りやすくなる。
  • 病気:甲状腺機能低下症やクッシング症候群など、病気が原因で体重が増加することもあります。

特に、食事の与えすぎは肥満の最大の原因となるため、愛犬の適正量を知ることが重要です。

肥満対策:食事の見直し

肥満対策の基本は、食事の見直しです。肥満を防ぐためには運動も大事ですが、運動以上に食事の比率は大きいと考えてよいでしょう。

カロリー計算と適切な食事量

愛犬の適正体重を維持するための適切なカロリー量を計算し、それに合ったドッグフードの量を正確に与えることが大切です。

フードのパッケージに記載されている給与量はあくまで目安であり、個体差や活動量によって調整が必要です。

獣医師に相談し、愛犬に合った適切な食事量を把握しましょう。

低カロリーフードの選び方

減量が必要な場合は、低カロリーで食物繊維が豊富なダイエット用療法食の利用も検討しましょう。

満腹感を与えつつ、必要な栄養素をバランス良く摂取できるフードを選ぶことが重要です。

自己判断せずに、獣医師の指導のもとで適切なフードを選んでください。

おやつとの付き合い方

おやつは、犬にとって大きな楽しみですが、肥満の原因になりやすいものです。与える際は、少量に留め、低カロリーのものを選びましょう。

また、1日に与えるおやつのカロリーも、総摂取カロリーに含めて計算することが大切です。与えすぎは厳禁です。

肥満対策:効果的な運動方法

食事の見直しと並行して、適切な運動を取り入れることも重要です。

散歩以外の運動で消費カロリーアップ

毎日の散歩はもちろん大切ですが、それだけでは運動量が不足しがちな犬もいます。

ボール遊びやフリスビー、アジリティなど、愛犬が楽しめるような運動を取り入れて、消費カロリーを増やしましょう。

無理のない範囲で、徐々に運動量を増やしていくことが大切です。

遊びを取り入れた運動習慣

運動を「楽しいこと」と認識させるために、遊びの要素を取り入れるのが効果的です。

例えば、広い場所でロングリードを使って自由に走らせたり、おもちゃを使って積極的に遊んであげたりすることで、運動に対するモチベーションを高めることができます。

飼い主さんとのコミュニケーションの時間にもなります。

獣医師との連携:ダイエット計画の立て方

明らかな肥満時の愛犬のダイエットは、自己判断で行わず、必ず獣医師と連携して進めましょう。

獣医師は、愛犬の健康状態や肥満の原因を正確に診断し、個体に合わせた最適なダイエットプランを提案してくれます。

定期的に診察を受け、体重や体調の変化を報告しながら、無理なく安全に目標体重を目指しましょう。

犬が痩せる(痩せすぎ)原因と対策

愛犬の痩せすぎも、肥満と同様に健康上の問題を引き起こす可能性があります。原因を正しく理解し、適切な対策を講じることが重要です。

痩せすぎの原因:食欲不振、消化不良、病気など

愛犬が痩せる主な原因は、以下が挙げられます。

  • 食事量の不足:与えているフードの量が少ない、またはカロリーが不足している。
  • 食欲不振:ストレス、環境の変化、加齢、歯の問題などで食欲が低下している。
  • 消化不良・栄養吸収不良:消化器系の問題により、食べたものがうまく消化・吸収されていない。
  • 運動量の多すぎ:摂取カロリーに対して消費カロリーが多すぎる。
  • 病気:寄生虫、糖尿病、腎臓病、甲状腺機能亢進症、ガンなど、さまざまな病気が原因で体重が減少することがあります。

急激な体重減少は、特に注意が必要です。

痩せすぎ対策:食事の工夫

痩せすぎの対策として、食事の工夫が効果的です。運動を制限するのもよくありませんので、こちらも食事で対応します。

食欲を増進させる方法

愛犬の食欲がない場合、以下のような工夫を試してみましょう。

  • フードを温める(香りが立つ)
  • ウェットフードやトッピングを混ぜる
  • 食事場所や時間を見直す
  • 新鮮な水を用意する

また、少量を頻回に与えることで、一度に食べきれない場合でも総摂取量を増やすことができます。

高栄養価のフードの選び方

体重を増やしたい場合は、高カロリーで消化吸収の良い療法食や、高品質なタンパク質や脂質が豊富なフードを選ぶことが推奨されます。

ただし、急激な変更は消化器に負担をかける可能性があるため、獣医師と相談しながら、徐々にフードを切り替えるようにしましょう。

食事回数と与え方のポイント

一度に大量に食べられない場合は、食事の回数を増やし、少量ずつ与えるのが効果的です。

例えば、1日の食事量を2回に分けていたのを3~4回に増やすなど、愛犬の消化能力に合わせて調整しましょう。

食事中は落ち着いた環境で、愛犬が安心して食べられるように配慮してあげてください。

痩せすぎ対策:病気の早期発見と治療

急激な体重減少や、食欲はあるのに痩せていく場合は、何らかの病気が隠れている可能性が高いです。

この場合、まずは獣医師の診察を受け、正確な診断と治療を行うことが最優先となります。特に高齢犬の場合は、病気の進行が早いこともあるため、早めの受診が重要です。

獣医師との連携:体重増加計画の立て方

痩せすぎの場合も、肥満と同様に獣医師との連携が不可欠です。獣医師は、体重減少の原因を特定し、愛犬の健康状態に合わせた栄養計画や治療方針を提案してくれます。

投薬が必要な場合や、特定の病気に対する食事療法が必要な場合もあるため、必ず専門家の指示に従いましょう。

愛犬の健康的な体重を維持するための日常ケア

犬

愛犬が一生涯健康的な体重を維持するためには、日々の継続的なケアが欠かせません。

毎日の体重測定のすすめ

可能であれば、毎日同じ時間に体重を測定する習慣をつけましょう。小さな変化にもいち早く気づくことができ、肥満や痩せすぎの兆候を早期に捉えることができます。

特に子犬期やシニア期、ダイエット中の犬には、こまめな体重測定が有効です。家庭用体重計で抱っこして測る、動物病院で定期的に測ってもらうなど、無理のない方法で行いましょう。

定期的な健康チェックの重要性

体重測定だけでなく、定期的にボディコンディションスコア(BCS)の確認や触診を行うことも重要です。肋骨が触れるか、腰のくびれがあるかなどをチェックし、愛犬の体型に変化がないかを確認しましょう。

また、年に一度の健康診断は、体重変化の背景にある病気を早期に発見するためにも非常に大切です。

ストレスフリーな環境づくり

愛犬のストレスは、食欲不振や過食、さらには病気の原因となり、体重にも影響を与えることがあります。

安心できる居場所の確保、適切な運動、飼い主さんとのコミュニケーションなどを通じて、ストレスを軽減してあげましょう。

ストレスフリーな環境は、愛犬の心身の健康を保つ上で非常に重要です。

まとめ:愛犬の体重管理で健康寿命を延ばそう

愛犬の体重管理は、単なる見た目の問題ではなく、その健康寿命を大きく左右する重要な要素です。

適正体重を維持することで、愛犬はより活動的に、そして病気のリスクを減らして長生きすることができます。

この記事でご紹介した、BCSによる体型チェック、適切な食事量や運動方法、そして獣医師との連携といったポイントを日々のケアに取り入れることで、愛犬はきっとより豊かで健康的な毎日を送ることができるでしょう。

今日から愛犬の体重に意識を向けて、ずっと元気な姿を見守ってあげてくださいね。何か気になることがあれば、迷わず獣医師に相談しましょう。

この記事の執筆者

nademo編集部

執筆者情報

nademo編集部

編集部

新しい家族を迎えるペットファミリーにとって、欲しい情報をnademo編集部がお届けします。
「いつまでも どこまでも」必要な情報を理解するだけではなく、心もお腹も満たされるような日々のために。
&nademo(アンドナデモ)のコンセプトをもとに、飼い主さんとペットが安堵できる時間を演出します。


※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
※ 本記事はnademoが独自に制作しており、メーカー等から商品提供を受けることもありますが、記事内容や紹介する商品の意思決定には一切関与していません。
※ 記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がnademoに還元されることがあります。
※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。

-犬の病気・健康
-