人間と同様に、猫も歯磨きを怠ると歯周病を引き起こしてしまいます。
ですが、「愛猫が歯磨きを嫌がって困っている」という飼い主さんも多いことでしょう。
本記事では猫の歯磨きの方法、慣れさせるコツを解説しています。
おすすめの歯磨きグッズや嫌がるときの対処法も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の結論
- 猫は歯周病になりやすく、予防のためにも歯磨きをすることは大切
- 猫の歯周病治療は、全身麻酔をする手術が多く費用が高額になりがち
- 愛猫の歯磨き頻度は1日1回が望ましく、最低でも2~3日に1回は行う
- 歯磨きを嫌う猫は多いため、日数をかけて少しづつ慣らしていく
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目次
愛猫の歯周病を予防するためにも歯磨きは大事
人間の場合は、歯の清潔を保つために毎日の歯磨きが習慣となっており、1日に3回ほどの歯磨きをします。
ですが初めて猫をお迎えする人にとっては、同様に歯磨きが必要なのか、迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。
猫の場合、お風呂は人間のように毎日必要としないお手入れですが、愛猫の歯周病を防ぐにあたって歯磨きは毎日かかせません。
歯周病は、なによりもまず予防することが大切。歯周病を予防するには、歯石ができないよう日々の歯磨きが重要となります。
実は犬でも猫でも小動物でも、歯磨きが必要となる動物はとても多いのです。
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猫は歯周病になりやすい
猫は虫歯にはなりにくいのですが、歯周病になりやすい動物です。猫の手術理由の1位は歯周病との報告もあるほど。
野生の猫科動物は肉食のため、肉を引きちぎる際に歯の表面の汚れが落ちます。
ですがペットとして人間と暮らす猫の主食は、ほとんどの場合がペットフード。
細かいペットフードの食べかすは口内に残りやすく、歯周病菌の原因となるのです。
歯周病になると、以下のような症状が現れます。
歯周病菌や歯周病菌が作り出した毒素が原因となり、心血管系疾患や腎臓機能障害を引き起こすリスクが高まるおそれも。
歯周病菌は口内環境だけでなく、猫の健康全般に関わる病気です。
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歯周病の治療で必要となる治療費目安
猫の歯周病の治療でかかる費用の目安は、以下のとおりです。
傷病名 | 中央値 | 平均値 |
---|---|---|
歯周病/歯肉炎 | 56,265円 | 67,408円 |
上記はあくまで目安であり、料金は動物病院によって前後します。
人間の歯周病治療・歯石除去はそれほど大掛かりな治療ではなく、長期的に少しずつ治療するのが一般的です。
しかし猫の歯周病治療は多くの場合、全身麻酔を伴う手術が必要となります。そのため治療費が高額となるケースが多いのです。
万が一の急な出費に備えて、あらかじめペット保険に加入しておくのがおすすめです。
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歯周病の手術は全身麻酔で行うことが多い
猫の歯周病治療は、人間のように部分麻酔ではなく、全身麻酔による手術が必要な場合が多いです。
麻酔を施すのは、歯石を落とすスケーラーなどの道具を扱う際に、猫が暴れて重大なケガを負うことを防ぐためです。
麻酔を使用する治療は、治療費が高額なだけでなく猫の身体に負担がかかるというデメリットがあります。
麻酔による事故・副作用の可能性も考えられ、治療にはリスクを伴います。
歯周病は一度なると治ることはない
残念ながら、歯周病は一度かかると治ることがありません。
歯周病は歯周組織が破壊されていく病気なので、一度壊れた組織はもとの状態には戻りません。
普段から歯の清潔を保ち歯周病を予防すること、万が一歯周病になってしまったとしても軽度の状態から適切な治療をし進行を食い止めることが大切です。
猫の歯の数
小さいものや大きいものがありますが、猫の歯は全部で30本あります。
子猫のあいだは乳歯が上に14本、下に12本の計26本が生えています。生後3か月~6か月ほどで、計30本の永久歯に生え変わります。
成猫の歯の種類と本数は以下のとおりです。
歯の名前 | 成猫の歯の本数 |
---|---|
門歯(切歯) | 上下6本ずつの合計12本 |
犬歯 | 上下2本ずつの合計4本 |
前臼歯 | 上6本、下4本の合計10本 |
後臼歯 | 上2本、下2本の合計4本 |
大小あるのでわかりづらいとは思いますが、どこに歯があるのかを理解しておかないと、磨き残しが生じます。
すべての歯をなるべく長く健康的に保てるよう、日々のお手入れと状態のチェックを習慣にしましょう。
猫の歯磨き頻度は1日1回が理想
猫の歯磨きは、毎日1回行うのが理想です。毎日が難しい場合でも、2~3日に1回は歯磨きをしましょう。
歯に残ったペットフードなどの食べかすは歯垢となり、1週間程度で歯石になるといわれています。
人間に比べて、猫は歯垢が歯石へと変わるスピードが早いのです。
歯石になってしまうと歯磨きで除去するのは難しく、動物病院で専用の器具を使って除去することになります。
歯石除去の段階で歯に動揺がある場合は、抜歯が必要になることも。
そのため、歯石になる前に取り除くことが重要です。こまめに歯のお手入れをし、口内の清潔を保ちましょう。
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子猫の歯磨きは早めに慣れさせるのが良い
「1日1回が理想」とは言っても、歯磨きを嫌がる子は多いです。
そのため、歯磨きに慣れてもらうためには子猫のうちから少しずつ、というのがおすすめ。
乳歯が生え始めた頃から開始し、永久歯が生え揃う生後3か月~6か月頃までには慣らしておくのが理想です。
歯磨きに限らず、幼い頃から身体に触れられることに慣れさせ習慣づけると、日常のさまざまなケアに抵抗感を持ちにくくなります。
スキンシップをとることはあらゆる病気の早期発見にも繋がるため、触られることへの抵抗は早めに取り除いておくに越したことはありません。
口元に触れさせてくれる、歯を触らせてくれるなど「ひとつできたらたっぷり誉める」を徹底し、歯磨きに対してポジティブなイメージを持たせてあげましょう。
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習慣づけてササッと終わらせる
私たち人間の歯磨きも習慣のようになっていると思いますが、猫も同様に習慣にしてあげましょう。
最初こそ嫌がって逃げてしまうこともあるかもしれませんが、毎日同じ時間帯に習慣化してあげるとスムーズです。
筆者の愛猫も最初こそ逃げてしまうこともありましたが、今ではすんなりと歯磨きをさせてくれるようになっています。
成猫になってから歯磨きを始めると根気強くやる必要はありますが、徐々に慣れてくれるでしょう。
猫の歯磨き方法
いざ歯磨きにチャレンジしようとしてもやり方が分からない、嫌がられてしまってうまくいかない……と悩みを抱える飼い主さんは多いのではないでしょうか。
慣れていないうちは口周りに触られることに抵抗を感じ、嫌がる猫が多いです。
コツやポイントを押さえて、焦らず少しずつ歯磨きに慣れさせていきましょう。
ステップ1. 口や歯、歯茎を触られることに慣れさせる
まずは口周りを触られることに慣れさせます。口、歯、歯茎の順に少しずつ触れていきましょう。
その際、歯磨きジェルやささみの茹で汁など、愛猫の好きな味を指につけて舐めさせてあげるのがおすすめ。
歯磨きジェルなどで慣れさせることで、口に触れられることへの抵抗を軽減できます。
口周りに触れることができたら、唇をめくって歯・歯茎に触れます。
嫌がる場合は無理強いせず、一度中断して様子を見ましょう。触らせてくれたときはたくさん誉めてあげてくださいね。
ステップ2. 歯みがきシートでやさしく歯を磨く
次に、歯磨きシートで優しく歯を磨きます。歯磨きシートがなければ、湿らせたガーゼで代用してもOKです。
飼い主にさんの指が直に触れている感覚に近いため、歯ブラシよりも違和感が少ないでしょう。
指に歯磨きシートを巻き付け、愛猫の歯や歯茎を優しく触りながら1本ずつくるくると磨きます。
歯の表面を磨けたら、裏側も磨いてあげてくださいね。
触らせてくれたらご褒美のおやつを与えて、たくさん誉めてあげましょう。
このときデンタルケア効果のあるおやつにすると、歯磨きの相乗効果に期待できますよ。
ステップ3. シートに慣れたら猫用歯ブラシを使って歯を磨く
歯磨きシートで磨けるようになったら、猫用の歯ブラシを使って磨いてみましょう。
人間用の歯ブラシは、猫には硬すぎて歯茎を傷めるのでNGです。
鉛筆を持つように歯ブラシを軽く握り、口の奥まで入れて小刻みに磨きます。
歯磨きに慣れていない飼い主さんには、指サック型の歯ブラシがおすすめですよ。
ステップ3-1. 犬歯、門歯(切歯)から磨く
まずは犬歯(牙)、門歯(切歯)から磨きます。最初から全部の歯を磨くのは難しいため、よく見える歯から磨いていくのがポイントです。
小刻みにブラシを揺らすようにしながら、歯と歯茎の際を磨きましょう。
歯の裏側までしっかり磨くことが理想ですが、慣れが必要です。
難しいようであればまずは外側(表面)だけでもキレイにしてあげてくださいね。
ステップ3-2. 前臼歯、後臼歯を磨く
次に前臼歯・後臼歯(奥歯)を磨きます。
臼歯は特に歯垢・歯石が溜まりやすいため、念入りに磨いてあげてください。
愛猫の頭を優しく押さえ、唇をめくってすきまからブラシを差し込みます。
嫌がる場合は無理せずに中断しましょう。歯磨きジェルを歯ブラシにつけると、口の奥までブラシが入ることを受け入れてくれやすくなります。
動画で実践!愛猫の歯磨き方法
歯磨きシートで磨く方法
歯みがきシートは歯ブラシよりも簡単で、指に巻き付けて磨くことになるので操作しやすいでしょう。
事前の練習時に行ってきたような、愛猫の歯茎を触るような感覚で歯磨きを行うことが出来ます。
上唇部分を人差し指と中指で持ち上げるようにして、歯磨きシートを巻き付けた方の指で掃除してあげましょう。
歯ブラシで磨く方法
歯ブラシでの歯磨きが無理なくこなせるようになるまでには、それなりの時間を費やす必要が出てきます。
最初から歯ブラシでしっかりと磨かせてくれる子は珍しく、数秒で嫌がる子も多いです。
その都度、一度歯ブラシを離してあげることで、愛猫の不快感を少しでも減らしてあげます。
歯磨きシート時同様に、人差し指と中指で上唇部分を持ち上げて、少しずつ優しく磨いてあげましょう。
愛猫が歯磨きを嫌がる場合の対処法
愛猫の健康にとって歯磨きは欠かせないもの。歯磨きのたびに愛猫に強く抵抗されると困ってしまいますよね。
ここでは、歯磨きを嫌がられたときの対処法を紹介します。
焦らずに愛猫のペースを大切にしながら、歯磨きに慣れてもらいましょう。
愛猫のペースに合わせて歯磨きに慣れさせる
「歯磨きが苦手な子は多い」ということを理解した上で、愛猫のペースに合わせて少しずつ歯磨きに慣れさせていきましょう。
性格にもよりますが、口を触られたり口の中にブラシを入れられることを嫌がることは多いです。
歯磨きは愛猫の健康維持に欠かせないケアなのでうまくできないと不安になってしまいますが、「歯磨き=嫌なこと」とのイメージを受け付けてしまっては逆効果。
嫌がったら中断することを意識し、無理強いはせず根気強く行いましょう。
デンタルケア用のおやつを与えながら行う
ご褒美のおやつを活用しながら行い、歯磨きを愛猫にとってポジティブなイメージにしていきましょう。
たくさん誉めてあげながら、なるべくストレスをかけずに歯磨きを習慣化していくことが大切です。
その際におすすめなのが、デンタルケア用のおやつです。
普通のおやつを与えると、せっかく歯磨きをしたのにまた口内に食べかすが残っていまいますよね。
デンタルケア用のおやつであれば汚れも残りにくく、歯磨きの相乗効果にも期待できます。
ご褒美として与えるときはもちろん、普段のおやつをデンタルケア用のものに置き換えるのもおすすめですよ。
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遊んで疲れているときやリラックス時に行う
遊んだあとやリラックスしているときは、歯磨きにチャレンジしやすいタイミングです。
疲れているときや眠そうなときは強く抵抗しない子も多いので、タイミングを狙って少しずつ歯磨きに挑戦してみてください。
薄明薄暮性である猫は朝方や夕方に元気になるので、できればこれ以外の時間帯が良いでしょう。
一通り遊んであげて、少し落ち着いたタイミングで歯磨きをするというのがもっともスムーズです。
食事をデンタルフードにする
デンタルフードとは、歯垢を取り除く効果に期待できるペットフード。毎日の食事を、このデンタルフードに置き換える方法もあります。
粒の大きいドライフードを噛むことで、歯磨きガムと同様に歯垢を取り除けます。
しかし歯の根元といった細かい部分の汚れは落とせず、デンタルフードを食べているからといって完全に歯周病を防げるわけではありません。
ほかの歯磨きグッズとも併用しながら、歯の健康維持を維持しましょう。
どうしても嫌がるなら獣医師に相談する
色々と試してもうまくいかないようであれば、獣医師に相談しましょう。中には歯磨きのやり方を教えてくれる動物病院もあります。
また、飼い主さんが行うのがどうしても難しい場合には、無麻酔で歯磨きを行ってくれる病院もあるでしょう。
「嫌がるから」と放置せずに、動物病院で適切な処置・ケアを受け、歯周病などの口腔内トラブルを防止すると良いです。
口臭が強い場合には、すでになにかしらの口腔トラブルが起こっている可能性が高いです。
症状が進行してしまうと治療にも時間がかかりますし、治療費も多くかかります。早めに動物病院で診察を受けさせてくださいね。
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猫の歯磨きグッズ
愛猫の性格や好みに合わせた歯磨きグッズを選びましょう。
遊んだりおやつを食べたりしながらケアできるグッズなど、さまざまなタイプがあります。
愛猫の気に入るもの。飼い主さんが使いやすいものが見つかれば、歯磨きのストレスがぐっと軽減されるでしょう。
ここでは猫用の歯磨きグッズをご紹介するので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。
猫用歯ブラシ
ヘッドの小さい猫専用の歯ブラシは、人間用の歯ブラシと同様に手に持って歯を磨きます。
ヘッドの部分は通常のブラシタイプ、ローラータイプ、スポンジタイプなど、さまざまなものがあります。
ブラシが柔らかいタイプは、歯磨きを傷めにくいため特におすすめです。
愛猫との相性を見ながら使いやすいものを選んでみてください。
人間用の歯ブラシは猫には固すぎるため、必ず猫用の歯ブラシを使用してくださいね。
歯磨きおもちゃ
遊びながらデンタルケアができる、おもちゃ型の歯磨きグッズです。
主にヘチマ・まゆたま・マイクロファイバーなどが使用されており、猫が噛みつくことで歯の表面の汚れを取り除けます。
楽しく遊ばせながらケアできるので、愛猫にストレスを感じさせないのがメリット。
しかし、細かい部分は磨くことができないので普段の歯磨きの補助として捉えるのがよいでしょう。
使用する際はちぎれた破片を誤飲したり、おもちゃに細菌が繁殖しないよう気をつけてくださいね。
歯磨きガム(おやつ)
デンタルケアができる猫用のおやつです。
しっかりと噛むことで歯垢を取り除ける素材・形状で作られており、猫にとって最もストレスの少ないデンタルケア方法ともいえるでしょう。
歯ブラシで取り除きやすい前歯よりも、奥歯までしっかりと噛ませることがポイントです。
毎日のおやつを歯磨きガムに置き換えるのもおすすめです。しかし、与え過ぎると肥満の原因になるので注意してください。
また、歯磨きガムでのデンタルケア効果はあくまで補助的なものであり、細かい部分は磨けません。
ブラシを使っての歯磨きと並行して取り入れるのがよいでしょう。
歯磨きジェル
歯ブラシにつけたり、歯磨きの練習をする際に使用する歯磨きジェルは持っておくと安心のアイテム。
猫が好む香りがついているものが多く、舐めさせてあげることで口周りに触れやすくなるでしょう。
また、舐めるだけでデンタルケア効果に期待できる商品や、アレルギーに配慮した商品も販売されています。
愛猫の好きなフレーバーのジェルが見つかれば、歯磨きの時間がより楽しくなりますよ。
液体歯磨き
歯や歯茎に吹きかけて使う、液体タイプの歯磨きグッズ。スプレータイプなので、口内の狭い猫でも使用しやすいのがメリットです。
ガーゼや綿棒にスプレーを吹きかけて使うこともできます。
そのほかに飲み水に混ぜて使うタイプもあり、忙しかったり歯磨きが苦手な飼い主さんでも手軽にケアできますよ。
あくまで一時的に使うもので、歯垢をしっかりと落とせるようなものではありません。根本的なデンタルケアには、歯ブラシが効果的です。
歯みがきシート
指に巻き付けて使うシートタイプの歯磨き、歯磨きシートはまだ慣れていない頃におすすめのアイテムです。
指で擦って歯や歯茎の汚れを落とします。飼い主さんの指で触れるため、歯ブラシよりも抵抗を感じにくいでしょう。
取れた汚れがよく見えるので、きちんと磨けているかチェックできます。
歯ブラシの前の段階の練習用としても使うのもおすすめです。
歯ブラシでは磨きづらい奥歯だけは歯磨きシートを使う、という使用方法もありますよ。
愛猫の歯に歯石がついたら動物病院で相談
すでに歯石がついていたら、歯磨きをしていても歯石がついてしまったら、動物病院で診てもらいましょう。
歯垢の段階であれば歯磨きで取り除けますが、歯石になってしまうと自宅でのケアでは取り除くことができません。
超音波スケーラーや研磨機といった専用の器具で歯石を削る必要があるため、病院での処置が必要となります。また、その際に全身麻酔が必要となることもあります。
猫の歯垢除去にかかる費用の目安は以下のとおりです。
歯石除去費 | 約20,000円~50,000円 (※抜歯なし、麻酔費込み) |
なお、病気になる前の予防目的で行う歯垢除去は保険の適用外になる保険会社が多く、ペット保険に加入していても高額の負担になることもあります。
日頃から歯磨きをしっかり行い、歯石ができないように口内の清潔を保ちましょう。
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愛猫の歯磨きをするときの注意点
正しい方法で歯磨きをしないと愛猫が歯磨きを嫌いになってしまったり、歯茎を痛める原因にも繋がります。
事前に注意点をよく把握して、歯磨きを毎日の習慣にしていってくださいね。
愛猫が嫌がったら無理に続けない
愛猫が歯磨きを嫌がったら、すぐに中断することが大切です。
嫌がる素振りを見せても大きな声で叱ったり、無理に身体を押さえつけるのは絶対にやめましょう。
無理強いして嫌な思いをさせるとトラウマとなり、その後もまったく歯磨きをさせてくれなくなってしまいます。
根気強く愛猫と向き合い、少しずつ慣れさせていきましょう。
歯ブラシをゴシゴシこすって磨かない
歯ブラシを強く押し当てたり、ゴシゴシ磨くことはNGです。
私たち人間も、力を入れて擦ると痛みがあったり歯茎から出血することがありますよね。
猫もゴシゴシ強くブラシで擦ると、歯茎を傷めてしまいます。
強く擦るのではなく、小刻みにブラシを揺らすようにしながら1本1本優しく丁寧に磨いてあげてましょう。
愛猫の口周りになにか異変がないかも、合わせてチェックしてあげてくださいね。
いつかは歯石除去が必要になるものだと思っておく
適切なデンタルケアは愛猫の健康のために必要なことですが、完璧を目指すのは飼い主さんにとっても愛猫にとっても負担が大きいです。
歯磨き中にじっとしていてくれない猫の歯を、人間のように完璧に磨き上げることは大変難易度が高いからです。
大人しくしてくれていればまだ良いですが、歯磨きに慣れている子でも短時間が限界。嫌がったらそこまでです。
人間であっても、完璧に磨けていると思っていても完璧に磨けてはいないものです。
手を抜くのは厳禁ですが、遅くても中高齢期には歯石除去が必要になる、と思っておくぐらいがちょうどよいでしょう。
愛猫の歯の健康のために歯磨きを習慣付けよう
猫にとって歯磨きは、歯の健康のみならず身体全般の健康に繋がる重要なケアのひとつです。
慣れるまではうまくいかなかったり嫌がられて苦戦することもありますが、愛猫の健康のためにも諦めず根気強く向き合いましょう。
愛猫と一緒に少しずつ練習しながら、歯磨きを習慣化していくことが大切です。
たくさん誉めたり遊んだりしながら行い、「歯磨き=楽しい」というイメージを持たせてあげてくださいね。
この記事の執筆者
nademo編集部
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