「飼い主の望んでいることを第6感で察することができる犬」とも言われる通り、飼い主さんに忠実で献身的なオーストラリアン・シェパード。
賢くて達成感のあるトレーニングを好むのでしつけやすく、もともと牧羊犬だったためアクティブな遊びも大好きです。
小型犬が人気トップ10を占める日本ではまだまだ知名度の低い犬種ですが、ヨーロッパやアメリカでは大人気。
近年、日本でも次第に愛好家が増えている、オーストラリアン・シェパードの魅力をお伝えします。
この記事の結論
- オーストラリアン・シェパードの身体的特徴は、フサフサの被毛と大きな垂れ耳
- 中型犬種ではあるものの、体のサイズは大型犬に近い成長を遂げる
- 非常に賢く優秀な子が多いので、とても飼いやすい犬種でもある
- 先天性の病気を持っていることもあるため、あらかじめ理解してからお迎えするべき
目次
オーストラリアン・シェパードの特徴

フランスではダントツでファンの多いオーストラリアン・シェパード。個性を重んじるフランスでは、賢さとともに多彩な毛色や瞳も人気の理由だとか。
アメリカではカウボーイが乗馬や投げ縄などの技を競うロデオ大会に登場し、その頭の良さと見事に訓練をこなす性質が注目されました。ディズニー映画やTVでも活躍し、家庭犬として人気者になっていったそうです。
日本でもブリーダーが増えると共に、オーストラリアン・シェパードの飼い主さんも多くなり、オフ会開催などの呼びかけがSNSでも見かけるようになりました。
温厚でやさしい
飼い主に忠実
吠えやすく鳴き声が大きい
非常に活発で運動量が多い
その他情報
原産地 | アメリカ合衆国 |
犬種グループ | 1G:牧羊犬・牧畜犬 |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | コリーアイ症候群(コリー眼異常),てんかん,白内障,股関節形成不全,尿路結石症 |
参考価格 | 20万円~80万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ブルーマール,ブラック,レッドマール,レッド |
オーストラリアン・シェパードの身体的特徴
オーストラリアン・シェパードはがっしりした体つきで、ボディサイズもやや大きめ。マズルは短めで耳は垂れています。
短い尻尾の多いオーストラリアン・シェパードですが、自然なボブテイルの場合と断尾された場合があります。
動物愛護の観点から断尾を禁止しているヨーロッパやオーストラリアの国々では、長い尻尾のオーストラリアン・シェパードも見かけます。
オーストラリアン・シェパードのサイズ(体高・体重)
体高 | 男の子:51cm~58cm 女の子:46cm~53cm |
体重 | 16kg~32kg |
純粋犬種の犬籍登録などを行う一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)は、成犬の体高を男の子51cm~58cm、女の子46cm~53cmとしています。
「サイズを犬質(クオリティー)より重んじてはならない」とし、犬質とは正しい血統構成によるクオリティーを指します。JKCによる基準は、血統書の発行や協議会への出場資格となる目安です。
個体差はありますが、生まれたばかりのオーストラリアン・シェパードは200g~300g程度で、生後1か月~2か月で約3kgと10倍ほどの重さに成長。約1年かけて成犬となり、体重も16kg~32kgに落ち着いてきます。
オーストラリアン・シェパードの被毛・毛色
被毛の長さは長毛種の中では中程度で、保湿保温のためのアンダーコート(下毛)と直毛またはややウェーブのあるオーバーコート(上毛)から成ります。
マズル下の毛色は基本的に白く目のまわりは濃い色で、ユニークな配色や斑点などの模様を持つ子などバラエティに富んでいるのも魅力。
主な毛色は以下で、この4色を基本としてホワイトマーキングやタン(カッパー)ポイントといった模様が入るものもいます。
- ブルーマール(グレーに大理石のような黒系の斑点)
- ブラック
- レッドマール(薄い色に大理石のような茶系の斑点)
- レッド(ブラウンよりもやや赤褐色が強いカラー)
また、ブラックを基調とした3色模様の毛色をブラックトライ、レッド基調の3色模様をレッドトライと呼びます。
瞳の色も多彩で、一般的には茶色ですが両目ともブルーアイ、ブルー&茶色と両目の色が異なるオッドアイもいます。
オーストラリアン・シェパードの運動能力
知性が高いオーストラリアン・シェパードは運動能力も非常に高く、低めの柵は余裕で飛び越えていきます。
牧羊犬やドッグショーで活躍していることもあり体力は非常に豊富で、多くの運動量を必要とします。
運動不足はストレスや肥満につながる恐れもあるため、日頃の十分な散歩のほかにドッグランなどでボール遊びやフリスビーを使って運動させてあげましょう。
オーストラリアン・シェパードの平均寿命
犬全体の平均寿命は約15歳、中型・大型犬は約14歳。オーストラリアン・シェパードの平均寿命は12歳~15歳とされていますから、平均的と言えるでしょう。
あくまで目安ですが、中型犬を人間の年齢に換算すると以下のような一覧表になります。

オーストラリアン・シェパードのかかりやすい病気
純血種の犬は限られた地域で同種との繁殖が繰り返されるため、変異した遺伝子が固定化され、その犬種特有の疾患要因も引き継いでしまいます。
オーストラリアン・シェパードも純血犬である以上、遺伝性疾患を発症しやすいというウィークポイントがあります。特に以下のような疾患には注意しなければいけません。
コリーアイ症候群(コリー眼異常) | 網膜や脈絡膜など目の組織に異常が現われる遺伝性の眼疾患。 |
てんかん | けいれんや意識障害を引き起こす脳の病気。 |
白内障 | 目の中の水晶体が白く濁った状態になり視力低下を引き起こす。 |
股関節形成不全 | 発育段階で骨や関節の異常によって股関節がかみ合わず、さまざまな症状を引き起こす。 |
コリーアイ症候群(コリー眼異常)
コリーアイとも呼ばれる遺伝性の眼疾患。オーストラリアン・シェパードのほか、その名の通りコリーやボーダー・コリー、シェットランド・シープドッグも発症しやすいとされています。
一生を通じて発症しない場合もあれば、失明してしまう重度の場合もあって、症状の度合いは個体差で異なります。初期段階では非常にわかりにくい疾患で、治療法も確立されていません。
コリー眼異常を発症している犬が血縁にいる場合は、生後5週~8週での眼科専門の獣医師による検査受診をおすすめします。
てんかん
突然、愛犬の意識がなくなったり、痙攣(けいれん)して口から泡を吹いたりしたら、先天性・遺伝性の特発性てんかんかもしれません。
通常、発作が続くのは数10秒~数分で、発作がおさまると何事もなかったかのようにケロリとしている場合も。
このような発作を繰り返す場合は早めに動物病院へ。抗てんかん薬による内科療法が必要となります。
白内障
オーストラリアン・シェパードは、若いうちから白内障(はくないしょう)を患う例も少なくありません。
瞳の水晶体が白く濁って視力が低下し、焦点が合わなくなるので、歩くとヨロヨロ左右に揺れる、階段の上り下りに戸惑うなどがあったら白内障の疑いが。
動物病院で点眼薬による内科治療を受けましょう。重度の場合は、人間同様、外科手術が必要になります。
股関節形成不全
発育段階で股関節に形態的な異常が生じることで、さまざまな症状を発症する股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)。
愛犬が左右に腰を振るような歩き方や、ウサギのようにピョンピョン跳ねるような歩き方、お散歩中に座り込んでしまうようなら、すぐ動物病院へ。
検査の後、股関節形成不全と診断されたら、運動制限や体重管理を行いながら消炎値痛剤を投薬します。重度の場合は外科手術となります。
オーストラリアン・シェパードの見分け方
オーストラリアン・シェパードとよく似た犬種といえばボーダー・コリー。どちらも中型の牧羊犬で、一見すると区別がつきにくいかもしれませんが、その違いに明確な箇所がいくつかあります。
違い | オーストラリアン・シェパード | ボーダー・コリー |
---|---|---|
耳 | 垂れ耳 | 直立もしくは半直立 |
尻尾 | 断尾の可能性あり | 断尾はしていない |
毛質 | 長毛種のみ | 短毛種も存在する |
また毛色についても、ブルーマールという特徴的なカラーがあり、ボーダー・コリーでは非常に少ないため、オーストラリアン・シェパードの特徴だと言えるでしょう。
オーストラリアン・シェパードの登録頭数
ジャパンケネルクラブによる血統登録・血統証明書が発行された犬種別犬籍登録頭数によると、オーストラリアン・シェパードの登録頭数は毎年100匹から200匹程度が見られます。
体の大きな犬種ではありますが、日本での登録頭数と考えると、広く迎え入れられている犬種だと言えます。
オーストラリアン・シェパードの価格相場
日本ではオーストラリアン・シェパードを扱うペットショップはまだ少なく、お迎え入れは主に専門ブリーダーからとなります。
40万円前後からお迎え可能ですが、中には80万円という高値をつける子犬も存在します。
子犬を迎えてから一生涯をともにすると、100万円~200万円といった費用がかかってきますので、これを加味した上で検討しましょう。
活動的なオーストラリアン・シェパードと仲良く暮らすには体力も必要ですが、生涯お世話できる経済力があるかどうかも要検討材料です。
それでも、一生この子を愛していくと覚悟を決めたら、飼い主さん思いで頭脳明晰なオーストラリアン・シェパードはあり余る愛情を返してくれることでしょう。
オーストラリアン・シェパードの性格・習性

オーストラリアン・シェパードは比較的、体の大きな犬種ではありますが、実はとても優しい犬種です。
大型犬はこういった優しい性格の持ち主も多いので、見た目だけではなく性格から理解してあげましょう。
温厚で優しい
オーストラリアン・シェパードは非常に優秀な犬種であり、そしてとても温厚で優しい性格の持ち主です。
友好的で他の動物たちと喧嘩をすることもほとんどなく、小さな子どもがいるご家庭で飼うのにも適しているでしょう。
大型犬らしく力は強い犬種なので、甘やかしすぎてワガママになることがないよう、注意も必要になります。
活発でエネルギッシュ
オーストラリアン・シェパードは、もともと牧羊犬だっただけあって驚くほど行動的。一緒に住んでみればとても活発な犬種であることがわかるでしょう。
アジリティ(障害物競走)、スラローム(回転競技)、フライングディスクやドッグダンスなどの競技会で優勝するオーストラリアン・シェパードもいるほどです。
小型犬のように1日数十分程度の散歩で満足するわけではないので、日常的にアクティブな方との相性が良いでしょう。
とても賢く、飼い主さんに従順
身体能力にも優れたエネルギッシュなアスリートでありながら、学習力に秀でた知性派で飼い主さんを喜ばせることが大好き。
見た目の美しさも身につけた才色兼備のレディ、文武両道のジェントルマンと言えるでしょう。
アクティブな遊びや根気のいるトレーニングにも付き合える、体力に自信のある飼い主さん向きです。
オーストラリアン・シェパードを飼うのに向いている人の特徴

オーストラリアン・シェパードはとても飼いやすい犬種ではあるものの、体の大きさには理解が必要です。
小型犬とは違った大変さもたくさんあるので、それを理解しておくのが重要です。
十分な広さの飼育スペースを確保できる人
オーストラリアン・シェパードは暑さに弱い犬種なので、熱中症を防ぐためにも室内飼いが基本です。
ただ体が大きいので、室内に十分な飼育スペースがないとストレスが溜まってしまいます。
そのため、大型犬でも自由に動き回ったり落ち着けるスペースを用意できる人が飼うのに向いています。
体力に自信がある人
オーストラリアン・シェパードは、身体能力が高く体力もありますので、十分な運動を必要とします。
運動不足になるとストレスから問題行動を起こしたり、肥満になってしまうと病気や怪我のリスクが高まります。
そのため、オーストラリアン・シェパードの運動欲求を満たすことのできる人に向いています。
一緒にいる時間を作ってあげられる人
オーストラリアン・シェパードは飼い主に忠実で、いつも一緒にいたい寂しがり屋な面もあります。
ひとりぼっちの時間が長くなると、ストレスを溜め込んで、問題行動を起こしてしまうでしょう。そのため、愛犬と一緒に過ごす時間が十分にとれる人に向いています。
オーストラリアン・シェパードの飼い方

愛犬に芸を仕込んだり仕事を手伝わせたりするのは、「かわいそう」と言う人もいますが、そうとは限りません。もちろん、体罰やごはんを与えないといった虐待を伴う訓練は厳禁!
特に牧羊犬・牧畜犬の血が流れているオーストラリアン・シェパードにとっては、むしろ何もトレーニングされず、達成感を得られないほうが苦痛です。
人間でも仕事を辞めた途端、生きがいを失って元気消失してしまう人がいますが、オーストラリアン・シェパードも同様だと思ったほうが良いでしょう。
しつけは子犬期からしっかり行う

牧羊犬・牧畜犬にとって、羊や牛を追って群れに戻したり、危険を察知した時などに吠えたりするのは仕事の一環です。
とはいえ、ペットとして暮らすオーストラリアン・シェパードが、走るものを追い掛けたり無駄吠えしたりは困りもの。
また、子犬の頃の甘噛みは可愛いものですが、そのまま放って許しておくと成犬になってからも噛み癖が付きかねません。
できれば子犬の頃から、成犬でおうちにお迎えした場合でも、新しい環境になれた頃からしつけを始め、いけないことをしたら「ダメ!」「ノー!」と大声で言って止めさせましょう。
いけないことをすぐにストップできたり、いい子でお散歩できたりしたら、思い切り褒めてあげることも大切です。
ブラッシングは毎日、換毛期は入念に行う

ダブルコートで長毛種のオーストラリアン・シェパードは、抜け毛の多い犬種です。特に春秋の換毛期は驚くほど毛が抜けます。ブラッシングはできるだけ毎日、こまめに行いましょう。
長毛種は動作の際に擦れやすい耳の裏側、脇、脚の内側、お腹やお尻周辺、尻尾の毛がからまりやすく、毛玉になってしまうこともあります。
毛玉予防には、きちんと毛をかき分けて、スリッカーブラシで根本から毛先へ向かって丁寧にブラッシングすること。
その後、コームの先を使って、からまっている部分を優しく少しずつほどいてあげましょう。
シャンプーは月に1~2回を目安に行う

ダブルコートの長毛は体温を維持するためなので、オーストラリアン・シェパードにトリミングは必要ありません。ただし、抜け毛や汚れを取り除くため、シャンプーは毎月1~2回を目安に行いましょう。
ブラシなどで軽く梳かしてから洗い、すすぎ残しのないよう洗い流したら、タオルドライとドライヤーなどでしっかり毛の根元から乾かします。
犬にとって香りの強いシャンプーは、アイデンティティである自分の体臭をかき消す、むしろ臭くて迷惑なニオイ。
洗い終わった途端、土や芝生、じゅうたんに体をこすりつけて、飼い主さんが悲鳴を上げることも…。シャンプーは無香料や愛犬が好む微香料タイプを選んであげましょう。
毎日の散歩以外にドッグランの活用も検討

アクティブなオーストラリアン・シェパードは毎日のお散歩を欠かすと、ストレスから問題行動を起こしたり体調を崩したりしかねません。
お散歩は1日2回、1回につき1時間以上、距離にすると合計10km程度が目安です。
10kmといえば人間の歩数に換算すると約15,000歩ですから、かなりの距離をお散歩することになります。
時々はアウトドアへ一緒に出かけたり、ドッグランを思い切り駆け回らせてあげることも必要です。
ただし、長毛種のオーストラリアン・シェパードは夏の暑さに弱く、熱中症には要注意。お散歩時間は早朝や夕暮れを選び、水分補給も忘れずに。
一緒に遊ぶ時間を確保する

愛情深いオーストラリアン・シェパードにとって、飼い主さんと一緒に遊ぶ時間は何より重要なふれあいタイムです。
オーストラリアン・シェパードは飼い主さんの意図を察して、目標や目的を成し遂げるのが大得意。
飼い主さんにとっても、遊びを通してしつけや訓練を行う絶好のチャンスでもあります。
活動家のオーストラリアン・シェパードが特に喜ぶのが、アクティブなフリスビーキャッチやボール遊びなど。
飼い主さんと息を合わせて行うドッグスポーツやダンス競技会を目指すのも良いかもしれません。
ストレスが溜まりづらいような室内環境を整えておく

行動派のオーストラリアン・シェパードですが、飼い主さんといつも一緒にいたい寂しがり屋さんの一面もあり、室内飼いにも向いています。
頭を使う遊びも大好きなので、どうしてもお散歩に行けない日はかくれんぼや隠したおもちゃを探して取ってくるゲームなどを工夫してあげましょう。
ただし、オーストラリアン・シェパードは訓練好きが高じて、時には興奮して吠えたり人や物に噛みついたりすることもあります。
「お座り」「待て」などのしつけは早くから行い、イタズラされて困るものは隠し、立ち入ってほしくない場所にはペットゲートの設置を。
成犬には広めのトイレを用意し、外出や避難時に備えてクレートにも慣れさせておきます。落ち着く寝床にもなり、「ハウス」と覚えさせると良いでしょう。
関節への負担を軽減する生活環境を作る

大型犬にはよく見られるものですが、オーストラリアン・シェパードは体が大きく関節に負担がかかりやすい犬種です。
ツルツルと滑るフローリングの上を走ると転倒して骨折してしまったり、より関節への負担がかかってしまいます。
そのため室内には滑らないようにカーペットを敷いたり、ペット用のフローリングにするなど、滑りにくいような床材に変えてあげましょう。
室温管理も体に悪影響を与えないためには重要ですし、場合によってはサプリメントの活用も求められます。
ライフステージに合わせたフードを与える

人間もライフステージによって食事内容が変わるように、犬もライフステージによって食事内容を変えてあげる必要があります。
ライフステージに適したフードを与えないと、体調を崩してしまったり、肥満や病気に繋がってしまう恐れもあるのです。
主食には総合栄養食または総合栄養食基準のフードを選び、ライフステージに合わせてフードを切り替えましょう。
ドッグフードは活発な子なのでタンパク質豊富なものが適しており、美味しく健康的な食生活が送れるように選んであげてください。
オーストラリアン・シェパードにおすすめのドッグフード・アイテム
オーストラリアン・シェパードの歴史

定説とされているのは、ヨーロッパのハーディングドッグ(牧羊犬・牧畜犬)がオーストラリアへと渡り、その後、アメリカで繁殖・交配が進んだというもの。
ルーツは古く1800年代、スペインとフランスの両国にまたがるバスク地方の民族が育てていた、優秀なハーディングドッグにあるとされています。
イギリスから来た移民やバスク人は、このハーディングドッグを連れてイギリスの植民地オーストラリアへ渡ります。
ここでコリー種との交配が進み、新天地を求めるバスク人はさらにアメリカへも渡って行き、カリフォルニア州で牧畜業を営むように。
頭が良くて働き者の犬たちは、やがてロデオ大会で牛追いやパフォーマンスを披露して人気者となります。
オーストラリアから来た犬だから、オーストラリアン・シェパードの名が付けられたとか。「オージー、オゥシー」という愛称もあります。
1993年、アメリカンケネルクラブ(AKC)はオーストラリアン・シェパードを正式に犬種として認定しました。
オーストラリアン・シェパードの理解度チェック
この記事の執筆者
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