数多くいる猫種の中でも日本ではあまり知られていないバリニーズ。ペットショップではまず見かけることないので、どんな特徴をもつ猫なのかは謎に包まれています。
本記事では、バリニーズを知りたい、興味があるという人に向けて、性格や寿命、体などの特徴を詳しくご紹介しています。
知られざるバリニーズの魅力を知れば、きっとお迎えしたくなってしまうでしょう。
この記事の結論
- バリニーズとシャムはよく似ているものの、大きな違いは被毛の長さ
- バリニーズの性格は甘えん坊で人懐っこく、すぐ仲良くなれるフレンドリーさを持つ
- 甘えん坊で飼い主への依存度も高いため、お留守番は少なめが理想的
- 日常的にしっかりと運動できる環境を用意し、飼い主と過ごす時間をたくさん確保する必要がある
ライター
牛の魅力にハマり、卒業後は酪農スタッフとして牧場で乳牛と過ごし、居住地が変わることをきっかけに、動物看護士に転職。
現在はこれまでのペットに関する経験を活かしながらライターとして活動中。
目次
バリニーズの特徴

バリニーズはアメリカを原産とする猫種のひとつで、非常にシャムに似ている猫としても知られています。
別名では『シャムの長毛種』とも言われており、その通りに長い被毛を持っています。
祖先がシャムであるがために、とても社交的でよく鳴くような猫。甘えん坊で飼い主大好きなうえ、遊び好きでもあります。
また、一部では猫アレルギーを引き起こしにくいとも言われており、猫好きだけれどアレルギーが気になる…という人にも人気の猫種です。
とても甘えん坊でわがまま
見知らぬ人には懐かない
鳴き声がやや大きい
とても遊び好き
その他情報
原産地 | アメリカ合衆国 |
猫種公認団体 | CFA,FIFe,TICA |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 10歳~13歳 |
なりやすい病気 | 進行性網膜萎縮症(PRA),大動脈弁狭窄症,リンパ腫,糖尿病 |
参考価格 | 30万円前後 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | シングルコート |
毛色 | シール,ブルー,チョコレート,ライラック,レッド,クリーム,トーティ・ポイント,リンクス・ポイント |
毛の長さ | 長毛 |
バリニーズの身体的特徴
バリニーズの体つきは、パッと見ただけではシャムと違いがないように感じます。
スラリとしてシャープな体型に見えますが、実はふわふわの被毛で覆われたその下は筋肉質でがっしりとしているのです。
骨格は華奢なので、筋肉とのバランスが良いしなやかな体がバリニーズ特有の優雅な雰囲気を漂わせています。
バリニーズのサイズ(体高・体重)
体高 | 約25cm |
体重 | 男の子:3kg~5kg 女の子:2.5kg~4kg |
バリニーズの体の大きさはシャムとほとんど同じで、小型から中型程度のサイズ感になります。
平均して3kg前後であることが多いですが、体格の良い男の子では5kg、女の子の場合は4kg近くまで成長することもあります。
とはいえ、元々の骨格が細いので、体重があったとしてもシャープなスタイルが際立ちます。
バリニーズの毛色・被毛
シールポイント | 薄いクリーム色の中にこげ茶色のポイントが入る |
チョコレートポイント | ベースのアイボリーにポイントでチョコレート色が入る |
ブルーポイント | 青みのある薄めのグレーに、青みがかった濃いグレーがポイントで入る |
ライラックポイント | ブルーポイントより薄いグレーで、ポイントとして淡いピンク色が混ざったようなグレーが入る |
バリニーズの美しい被毛は、耳・顔・四肢・尻尾の部位だけ濃くなるポイントカラーが基本で、4種類の毛色に分かれています。
ふわふわの被毛はシルクのように細く滑らかで、やわらかい肌ざわりに思わずウットリとしてしまうことでしょう。
美しい毛色と繊細な被毛が、バリニーズの上品な雰囲気を引き立てています。長毛ですがシングルコートなので、毛の絡まりや毛玉に注意してケアしてあげるだけで十分です。
バリニーズの運動能力
華奢でありながらも筋肉質なバリニーズは非常に身軽です。上下運動はお手の物なので、さまざまなところにひょいっと登ることができます。
思ってもみないような高い場所にいて、びっくりしてしまうことも少なくありません。お迎えをする場合は、キャットタワーがあると喜んで遊んでくれるでしょう。
バリニーズの見分け方
バリニーズの大きな特徴は、手ざわりが心地よいふわっふわのセミロングの被毛です。よく間違えられるシャムは短毛種なので、毛の長さで見比べてみてください。
シャムとバリニーズは体の大きさこそほとんど変わりがないですが、バリニーズの方が筋肉質で引き締まっています。
毛の長さと体の締まり具合で、バリニーズを上手く見極めてみましょう。
バリニーズの性格・習性

「上品」「優雅」といったワードがぴったりな美しいバリニーズですが、その性格はとってもチャーミング。一体どんな性格・習性を秘めているのか、バリニーズの内面を深掘りしていきましょう。
甘えん坊で人懐っこい
バリニーズの性格として一番に挙げられるのが、甘えん坊で人懐っこいという点。家族と過ごす時間が大好きで、飼い主と行動を共にしたがる一面があります。
猫は付かず離れずの距離感を好むツンデレ傾向にあると一般的には思われていますが、バリニーズの場合は飼い主の傍で甘えていたい気質が強いです。
お喋りでコミュニケーションをとるバリニーズも多いので、まるで小さな子供と一緒に暮らしているかのような感覚に陥ります。
かわいい声で一生懸命お話しながら甘える姿に、メロメロになってしまうことでしょう。
社交的で子供や小動物とも仲良くできる
バリニーズは社交的でとてもフレンドリーな性格をしているので、老若男女問わず誰に対しても人懐っこい傾向があります。
小さな子供であれば、良き遊び相手になってくれるはずです。甘えん坊な気質があるので、撫でてもらったり遊んでもらったりするととても喜びます。
その社交性の高さはほかの動物に対しても健在なので、多頭飼いに向いている猫種だといえます。
活発で一緒に遊ぶことを好む
見た目からは優雅で大人しそうなイメージを抱くバリニーズですが、実はとても活発です。
家族と一緒に遊ぶことが大好きなので、ぜひ猫じゃらしなどのおもちゃを使って積極的に遊んであげましょう。
バリニーズは筋肉質な体格をしているため、上下運動で体を大きく動かせるキャットタワーがあると、運動欲求を十分に満たせます。
バリニーズの健康管理:平均寿命と注意したい病気、適切なケア方法

「ボイスキャット」の愛称で知られるバリニーズは、その優雅な容姿と人懐っこい性格で多くの人々を魅了する猫種です。
しかし、他の猫種と同様に、健康で長生きしてもらうためには、日々の適切なケアと、かかりやすい病気についての知識が不可欠です。
ここでは、バリニーズの平均寿命、特に注意したい病気、そして日々の適切なケア方法について詳しく解説します。
バリニーズの平均寿命
バリニーズの平均寿命は一般的に10歳~13歳と言われています。これは一般的な猫の平均寿命とほぼ同等か、やや短めの傾向にあります。
適切な飼育環境、バランスの取れた食事、そして定期的な健康管理を行うことで、平均寿命よりも長く健康な生活を送るバリニーズも多く存在します。
遺伝的な疾患リスクが比較的低い健康な猫種であることも、長寿に繋がる要因のひとつと考えられます。
バリニーズが注意したい病気
バリニーズは一般的に丈夫な猫種とされていますが、そのルーツであるシャム猫から受け継ぐ遺伝的素因や、生活習慣によって、特定の病気にかかるリスクがあります。
進行性網膜萎縮症(PRA)
- 概要: 遺伝性の目の病気で、網膜の光を感じる細胞が徐々に変性・消失していくことで、最終的に視力を失います。シャム猫の血統を持つ猫種に確認されています。
- 症状: 初期は夜間の視力低下から始まり、進行すると日中も物につまずく、家具にぶつかる、行動が慎重になるなどの症状が見られます。最終的には完全に失明します。
- 注意点とケア:
- 遺伝子検査: 信頼できるブリーダーは、繁殖に用いる親猫に対してこの病気の遺伝子検査を行い、発症のリスクがないことを確認しています。お迎えする前に、必ず親猫の遺伝子検査の結果を確認しましょう。
- 治療法: 現在、有効な治療法は確立されていません。視力低下が進んだ場合は、家具の配置を変えない、危険な場所には行かせないなど、安全な生活環境を整えることが重要です。
心臓疾患(肥大型心筋症など)
- 概要: 猫に多く見られる心臓病で、心臓の筋肉が異常に厚くなり、血液を全身に送り出すポンプ機能が低下します。シャム猫にも確認されています。
- 症状: 初期には無症状のことが多いですが、進行すると、呼吸が速い・苦しそう、咳をする、食欲不振、元気消失、後肢の麻痺(血栓症による)などの症状が見られることがあります。
- 注意点とケア:
- 定期的な健康診断: 特に高齢猫になったら、定期的な聴診や血液検査、必要であれば心臓のエコー検査などを受けることが早期発見につながります。
- 日頃の観察: 呼吸数や元気、食欲の変化に注意し、異常があればすぐに獣医師に相談しましょう。
慢性腎臓病
- 概要: 猫が最もかかりやすい病気のひとつで、特に高齢猫に多く見られます。腎臓の機能が徐々に低下し、体内の老廃物を排泄できなくなります。
- 症状: 初期は無症状のことが多いですが、進行すると、飲水量が増える、おしっこの量が増える、食欲不振、体重減少、嘔吐、口臭が強くなるなどの症状が見られます。
- 注意点とケア:
- 十分な水分摂取: 新鮮な水を常に用意し、飲水量を増やす工夫をしましょう。
- 定期健診: 血液検査や尿検査で早期に腎臓の状態を確認できます。
- 食事管理: 獣医師の指導のもと、腎臓に配慮した療法食を与えることが重要です。
消化器系疾患
- 概要: ストレスに敏感な猫や、食べ過ぎ、急なフードの切り替えなどにより、胃腸のトラブルを起こしやすいことがあります。
- 症状: 嘔吐、下痢、食欲不振、便秘など。
- 注意点とケア:
- ストレス軽減: バリニーズは寂しがり屋で繊細な面があるため、長時間の留守番や環境変化がストレスになることがあります。スキンシップを十分にとり、安心できる環境を整えましょう。
- 食事管理: 急なフードの切り替えは避け、徐々に行いましょう。消化に良いフードを選ぶことも大切です。
バリニーズの適切なケア方法
バリニーズが健康で快適な生活を送るためには、日々の適切なケアが不可欠です。
バランスの取れた食事
- 高品質な総合栄養食: バリニーズのライフステージ(子猫、成猫、シニア)に合った、高品質な総合栄養食を与えましょう。
- 飲水量の確保: 腎臓病予防のためにも、常に新鮮な水を複数箇所に用意し、飲水量を増やす工夫をしましょう。ウェットフードの併用も有効です。
- 適正体重の維持: 肥満はさまざまな病気のリスクを高めます。適正な体重を維持できるよう、食事量とおやつの量を管理しましょう。
十分な運動と遊び、スキンシップ
- 豊富な運動量と知的な刺激: バリニーズは非常に活発で知的好奇心が旺盛なため、十分な運動と遊びの時間を確保することが必須です。猫じゃらしやレーザーポインター、知育玩具などを使って、1日に複数回、合計で20〜30分程度は集中して遊ぶ時間を設けましょう。 高い場所にジャンプできるキャットタワーやキャットウォークなども喜んで利用します。
- 十分なスキンシップ: バリニーズは人間とのコミュニケーションを強く求める「ボイスキャット」であるため、抱っこや膝の上に乗ることが大好きです。優しく撫でたり、声をかけたりする時間を積極的に作りましょう。 特に寂しがり屋な一面があるため、長時間の留守番は避け、可能であれば複数飼育も検討すると良いでしょう。
被毛と皮膚のケア
- 定期的なブラッシング: バリニーズはアンダーコートがないシングルコートのため、抜け毛が少なく、毛玉になりにくいのが特徴です。そのため、日常的なお手入れは比較的簡単で、週に2〜3回程度、獣毛ブラシやラバーブラシで優しくブラッシングするだけで、美しい被毛を保つことができます。これにより、抜け毛を取り除き、皮膚の健康を促進します。
- 皮膚の観察: ブラッシングの際に、皮膚に赤み、フケ、かさぶた、しこりなどがないか確認しましょう。
歯と耳、目のケア
- 歯磨き: 歯周病予防のため、毎日または数日おきに歯磨きを行いましょう。子猫の頃から慣れさせることが重要です。
- 耳のケア: 定期的に耳の中をチェックし、汚れがあれば優しく拭き取りましょう。異臭や赤みがあれば獣医師に相談してください。
- 目のケア: 目やにが出やすい猫種ではありませんが、目元を清潔に保ち、異常がないか確認しましょう。特に、シャム猫系の猫種は目の病気のリスクもあるため、注意が必要です。
ストレスの少ない環境作り
- 寂しがり屋への配慮: 長時間のお留守番はバリニーズにとって大きなストレスとなります。可能であればペットカメラを設置したり、猫同士で遊べる環境を整えたりするなど、工夫が必要です。
- 安心できる場所: 静かで落ち着ける隠れ家を提供し、いつでもリラックスできるスペースを確保してあげましょう。
- 環境変化への配慮: 新しい家具の配置、来客、引っ越しなど、環境の変化には敏感に反応することがあります。できるだけ徐々に慣れさせるように配慮し、猫の様子をよく観察しましょう。
定期的な健康チェックと獣医師との連携
- 年1回の健康診断: 病気の早期発見・早期治療のためにも、最低でも年に一度は動物病院で健康診断を受けさせましょう。特に目の検査や心臓の聴診は重要です。
- ワクチン接種と寄生虫予防: 獣医師の指示に従い、必要なワクチン接種とノミ・ダニ、フィラリアなどの寄生虫予防を徹底しましょう。
- 異変の早期発見: 日頃から愛猫の様子をよく観察し、食欲不振、元気消失、嘔吐、下痢、排泄の異常、呼吸の異変など、少しでも気になる症状があればすぐに獣医師に相談しましょう。
バリニーズは、その美しい姿と豊かな個性で飼い主の生活を豊かにしてくれる猫種です。上記の適切なケアと深い愛情を注ぐことで、バリニーズは健康で幸せな生活を長く送ることができるでしょう。
バリニーズの価格とお迎え方法

「ボイスキャット」と呼ばれるほどの豊かな表現力と、優雅な姿を持つバリニーズは、日本国内では非常に希少な猫種です。そのため、お迎えできる場所も限られており、事前に情報を集めておくことが重要です。
基本的にペットショップで見かけることがないバリニーズは、簡単にお迎えできるわけではありません。
ブリーダーからお迎えするのが一般的な流れで、年齢や毛色によって平均価格を下回ったり上回ったりします。バリニーズのお迎えを希望する場合は、まずはブリーダーを探すところから始めてみましょう。
バリニーズの具体的な価格相場
バリニーズは、その希少性から、他の一般的な猫種に比べて価格が高めに設定される傾向があります。
バリニーズの子猫の価格相場は、約19万円~55万円程度が目安となります。大体30万円前後だと思っておいて良いでしょう。この価格は、以下のようなさまざまな要因によって大きく変動します。
- 血統と親猫の質: 親猫がドッグショーで優秀な成績を収めている(チャンピオン歴がある)場合や、特定の優秀な血統を持つ場合、その子猫の価格は高くなります。これは、遺伝的な特徴や健康面での安定性が期待されるためです。
- 健康状態と遺伝子検査の有無: 信頼できるブリーダーは、親猫や子猫の健康診断、および遺伝性疾患(進行性網膜萎縮症など)の遺伝子検査を徹底しています。これらの検査結果が良好である子猫は、安心して迎えられるため、価格も高めに設定される傾向があります。
- 毛色や模様: バリニーズの美しい毛色の中でも、特に人気の高い「シールポイント」や「ブルーポイント」は定番カラーとして人気があり、顔や耳の濃い色が全体の優雅さを引き立てます。さらに希少な「ライラックポイント」や「チョコレートポイント」は、高額になる傾向があります。
- 月齢と性別: 一般的に、月齢が低い子猫の方が価格は高めです。また、繁殖可能なメスの方がオスよりも高価になる傾向があります。
- ブリーダーの評価と飼育環境: 繁殖実績、飼育環境の質、お迎え後のサポート体制など、ブリーダーの信頼性も価格に影響します。
ブリーダーからお迎えする
バリニーズをお迎えする最も一般的で推奨される方法は、専門のブリーダーから直接譲り受けることです。
メリット
- 血統や親猫の健康状態、飼育環境が確認できる: 信頼できるブリーダーは、親猫の健康状態や遺伝子検査の結果、子猫が育った環境を公開しています。これにより、将来的な病気のリスクや、親猫の性格から子猫の気質を予測しやすくなります。健全な繁殖を行っているかを確認できるため、安心して子猫をお迎えできます。
- 専門的な知識とサポートが受けられる: ブリーダーは、バリニーズの特性や飼育に関する豊富な知識を持っています。お迎え後のしつけ、食事、健康管理について具体的なアドバイスや継続的なサポートを受けることができるため、初めてバリニーズを飼う方でも安心です。
- 社会化が進んでいる場合がある: 優良なブリーダーは、子猫の社会化にも力を入れています。人間や他の猫との適切な交流を通じて、子猫が新しい環境にスムーズに順応できるよう配慮されています。
デメリット
- 選択肢が少ない、お迎えまで時間がかかる: 日本国内でバリニーズ専門のブリーダーは少なく、希望するタイミングで子猫が生まれていない場合があります。そのため、お迎えまで時間がかかることや、特定の性別や毛色の子を選ぶのが難しいことがあります。海外のブリーダーからの個人輸入という選択肢もありますが、これには輸入手続きや税金などの費用、輸送中の猫への負担といった複雑な要素が伴います。
- 価格が高い傾向にある: 健全な繁殖と手厚い飼育にはコストがかかるため、他のルートに比べて生体価格が高くなる傾向があります。
- 遠方まで出向く必要がある場合がある: 日本国内にブリーダーが少ないため、遠方まで足を運ぶ必要があるかもしれません。
ペットショップからお迎えする
ペットショップでバリニーズと出会える機会は、極めて稀です。
メリット
- 子猫に直接会える、購入しやすい: 店頭で実際に子猫の様子を見て、気に入ればすぐに連れて帰れる手軽さがあります。
- さまざまな用品も同時に揃えられる: フードやケージ、おもちゃなど、必要な飼育用品をその場で一緒に購入できるため、手間が省けます。
デメリット
- 出会える可能性が極めて低い: 希少種のため、ほとんどのペットショップでは取り扱いがありません。
- 情報が限定的である場合がある: 親猫の血統や健康状態、子猫が生まれた環境に関する情報が十分に得られないことがあります。流通経路が複雑な場合もあり、子猫の詳しい履歴が不明なケースも考えられます。
- ストレスを受けやすい環境: 不特定多数の人が訪れる環境や、他の動物との接触が多いことで、猫がストレスを感じ体調を崩しやすいこともあります。
保護施設・里親募集からお迎えする
保護施設や里親募集サイトでバリニーズと出会える可能性は、ほぼありません。
メリット
- 社会貢献につながる: もし出会えれば、飼い主のいない猫に新しい家庭を与えるという社会貢献になります。
- 費用が抑えられる場合がある: 生体代は無料か、譲渡費用(医療費や登録費など)が数千円~数万円程度で済むことが多く、経済的な負担を抑えられます。
デメリット
- 出会いの可能性がほぼゼロ: 非常に希少な猫種であるため、保護されることは極めて稀で、里親募集に出されることはほとんどありません。
- 譲渡条件が厳しい場合がある: もし保護されたとしても、保護施設によっては、猫が二度と辛い思いをしないよう、非常に厳しい譲渡条件を設けていることがあります。
- 過去の経験による問題行動がある場合がある: 保護された猫は過去の経験から人間不信や特定のトラウマを抱えていることがあります。問題行動の改善には、専門的な知識と根気強いしつけが必要になる場合があります。
バリニーズの飼い方

バリニーズの性格や体の特徴を考慮して、適切なお世話をしてあげることが大切です。
長毛とはいえ、そこまで大変なお手入れが必要な猫種というわけではありませんので、お迎えが難しくもありません。
特に気を付けておきたいお世話のポイントを、ひとつずつチェックしていきましょう。
できるだけ留守番させる時間は減らす

飼い主と一緒に過ごす時間を大事にする甘えん坊なバリニーズは、単独で過ごす時間をあまり好みません。
留守番の頻度が多いと不安な気持ちにさせてしまうので、なるべく単独になってしまう時間を少なくしてあげてください。
心が不安定になると体調不良や分離不安症を引き起こす恐れがあるので、余計なストレスを溜めないよう注意が必要です。
基本的に社交的でほかの動物や小さい子どもとも仲良くなれるので、多頭飼いも検討すると良いでしょう。
一緒に遊んであげる時間を設ける

元気で活発なバリニーズのためにも、毎日短時間でもいいので遊んであげる時間を確保しましょう。
遊びは飼い主とコミュニケーションをとりながら運動できるので、ストレス発散につながり心も体も満たされます。
できるだけ毎日遊ぶ時間を設けて、こまめにコミュニケーションをとってあげることが大切です。長時間遊び続けるというよりも、短時間の遊びを何回かにわけて行うのがおすすめです。
また、筋肉質でアクティブに動くバリニーズの運動欲求を満たすためには、上下運動ができる環境を用意してあげるのが理想です。
上下運動を促すキャットタワーや壁付けできるキャットウォークなどの設置がおすすめ。家の中で安全に上り下りできるスペースを準備してあげましょう。
キャットタワーには低いものも高いものもありますが、高いものを選ぶときは安定性を確認してから購入するのが良いです。
週に2~3回程度ブラッシングをする

バリニーズのセミロングの被毛は細くやわらかいので、抜け毛が絡まって毛玉になりやすいです。
週に2~3回ほどの頻度でブラッシングをして、被毛のトラブルを予防しましょう。
適度なブラッシングはマッサージ効果も期待できるので、被毛と皮膚を健康に保つのに役立ちます。
コミュニケーションの時間にもなるブラッシングは、バリニーズがリラックスできる至福の時間になるはずです。
しつけはお迎え後、早めに行う

トイレを希望の場所でさせるには最初が肝心なので、お迎えしたその日から積極的にしつけをしていきましょう。
周囲のニオイを嗅ぎまわるなど、ソワソワするような行動が見られたらトイレに連れて行き排泄を促します。
排泄物のニオイが付いている場所をトイレと認識するので、もしも粗相してしまった場合はすぐに掃除をし、ニオイが定着しないように気を付けてください。
粗相を叱る行為は飼い主に対して不信感を抱いたり、排泄を我慢するようになったりするので控えましょう。
なかなか上手くいかないときは、トイレの大きさや形、トイレ砂の種類、トイレの設置場所を見直してみるのが効果的です。
フードは良質な動物性の高タンパクフードを選ぶ

バリニーズの成長や健康維持のためにも、毎日食べるフード選びは大切な要素のひとつです。
主食には総合栄養食もしくは、総合栄養食基準やFEDIAF基準で作られている一般食を選び、たっぷりの水と一緒に与えましょう。
元気で活発な子には猫本来の食生活とされている、動物性タンパク質中心のキャットフードがおすすめです。
猫は年齢によって必要なカロリーが異なるので、年齢に合わせてフードを切り替えることも大切です。
バリニーズにおすすめのキャットフード・アイテム
バリニーズの誕生の歴史

バリニーズ誕生の始まりは、本来短毛のシャムから長毛種が生まれたことだといわれています。もともとは短毛のシャムですが、ごくまれに長毛種が生まれることがあったようです。
シャムの古い祖先に長毛種がいたと考えられており、潜性遺伝子として非常に少ない確率で誕生した長毛種がバリニーズとして認められました。バリニーズがシャムによく似ているのは、こうした背景が理由です。
踊りが文化として浸透しているバリ島ダンサーの動きを彷彿とさせることから、バリニーズと名付けられています。
バリニーズと繋がりのある猫種
バリニーズと深い繋がりがある猫種は、誕生のきっかけにもなっているシャムです。シャムはバリニーズにそっくりの見た目ですが、どんな特徴があるのでしょうか。バリニーズの違いとあわせてご紹介していきます。
シャム

くさび型のシャープな顔つきにスマートな体型のシャム。セミロングの被毛をもつバリニーズに対して、シャムは短毛である点が大きな違いです。
顔・耳・四肢にポイントカラーが入る点は同じなので、見た目で見分けるには被毛の長さがポイントに。甘えん坊で人懐っこく、活発なので簡単に高いところへ飛び移って遊びます。
シャムはバリニーズのベースとなっている猫種であることから、性格・体型・見た目が非常によく似ています。
人と触れ合うことが好きな性格
心を開いた相手には懐きやすい
おしゃべり好きでよく鳴く
活発で運動量が多い
その他情報
原産地 | タイ |
猫種公認団体 | CFA,FIFe,GCCF,TICA |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 慢性腎臓病,進行性網膜萎縮症(PRA),幽門狭窄,乳び胸 |
参考価格 | 15万円~25万円前後 |
被毛
抜け毛 | 少ないor多い |
毛質 | シングルコート |
毛色 | ブルー,シール,ライラック,チョコレート,レッド,トーティ |
毛の長さ | 短毛 |
ジャバニーズ

ジャバニーズはアメリカの基準において、バリニーズの色違い&長毛種がジャバニーズとして扱われています。
インドネシアのジャワ島が名前の由来になっており、シャムやカラーポイントショートヘア、バリニーズの親戚でもあります。
とても細くて絹のような被毛を持ち、好奇心旺盛で愛情深い猫として知られています。
社交的で好奇心旺盛
懐きやすい
大きな声で鳴きやすい
筋肉質で活発
その他情報
原産地 | アメリカ合衆国 |
猫種公認団体 | - |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 進行性網膜萎縮症(PRA),遺伝性肝アミロイドーシス,斜視,ライソゾーム病 |
参考価格 | 不明 |
被毛
抜け毛 | 平均的 |
毛質 | シングルコート |
毛色 | レッド,クリーム,シール,チョコレート,ブルー,ライラック,ブルークリーム,ライラッククリーム |
毛の長さ | 中毛 |
カラーポイントショートヘア

シャムと非常によく似ており、スラリとした体型に加えてまっすぐな長いしっぽの猫種。
くさび型の頭部になっており、アーモンド型の目や細身で筋肉質の猫という特徴があります。
短毛種であればカラーポイントショートヘア、長毛種であればジャバニーズという扱いです。
賢いが神経質でもある
友好的で人懐っこい
鳴きやすい
走ったり追いかけるのが得意
その他情報
原産地 | アメリカ合衆国 |
猫種公認団体 | CFA |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 13歳~15歳 |
なりやすい病気 | 慢性腎臓病,進行性網膜萎縮症(PRA),斜視,肥大型心筋症,肝リピドーシス |
参考価格 | 不明 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | ショートコート |
毛色 | レッド,クリーム,ブルー,シール,チョコレート,ライラック,シナモン |
毛の長さ | 短毛 |
バリニーズの理解度チェック
この記事の執筆者
ライター
動物に携わる職を目指し、飼育について学ぶ専門学校へ入学。
牛の魅力にハマり、卒業後は酪農スタッフとして牧場で乳牛と過ごし、居住地が変わることをきっかけに、人とペットを繋ぐ仕事がしてみたいと思い動物看護士に転職。
現在はこれまでのペットに関する経験を活かしながらライターとして活動中。
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