新しい家族として子犬を迎え入れた際、一番最初の課題ともいえるのがしつけです。
どのようにしつけを覚えさせればよいのか、いつからしつけを始めればよいのか不安に感じている飼い主さんも多いことでしょう。
本記事では、犬のしつけの順番やコツを解説しています。
新しく家族をお迎えした人やこれからお迎え予定の人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事の結論
- 愛犬へのしつけは、愛犬自身の身を守るためにも必要なこと
- 簡単なものから覚えてもらい、トレーニング自体にも慣れてもらう
- トイレトレーニングやハウストレーニングは迎えてすぐから始める
- しつけは主従関係ではなく、信頼関係で成功させていく
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犬にしつけが必要な理由
しつけは飼い主さんの負担を少なくするためだけのものではなく、愛犬自身の身を守ることにも繋がります。
適切なしつけができていないことで愛犬がトラブルに巻き込まれてしまったり、飼い主さんがトラブルに巻き込まれるといったことも想定されます。
愛犬との暮らしは楽しいものであってほしいからこそ、適切なしつけは必要不可欠です。
正しくしつけができていない状況では愛犬にとっても飼い主さんにとっても辛い生活になるため、早い段階から適切な手順で行っていきましょう。
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愛犬に覚えさせたいしつけの順番
「愛犬自身にとってもしつけは大事」とは言っても、初めて犬を飼う人にとって「しつけって何をすればいいの?」と思うでしょう。
犬種によって得手不得手は異なりますが、一般的なしつけの順番についてご紹介します。
どんなしつけから覚えていくべきなのか。愛犬に覚えさせたいしつけの順番は以下のとおりです。
- 自分の名前を覚えさせる
- アイコンタクト
- トイレトレーニング
- 顔、体、しっぽを触られることに慣れさせる
- ハウストレーニング
- 社会性を身につけさせる
- 呼び戻し(おいで)、お座り、待て、伏せ
- 歯磨きトレーニング
- ブラッシングトレーニング
- お散歩トレーニング
- お留守番トレーニング
- 要求吠え改善トレーニング
- 噛み癖改善トレーニング
必ずこのとおりでなければいけないということではありませんが、優先度の高い順番に解説します。
1. 自分の名前を覚えてもらう
まずは、愛犬に自分の名前を認識し覚えてもらうことが第一歩です。
愛犬が名前をきちんと認識しているとアイコンタクトがとれるようになり、意思疎通が図れたりとっさのタイミングで呼び止められるようになります。
名前を呼んで反応してくれたらおやつをあげる、ということを繰り返して名前を覚えてもらいましょう。
愛犬の名前はなるべく短く、聞き取りやすいものが理想。高めの声で抑揚を付けて呼んであげると聞き取りやすくなりますよ。
呼び方は統一しておく
ついつい愛称を増やしてしまったり、さまざまな呼び方をしてしまう…なんてこともあるでしょう。
しかし名前はひとつ。そのときどきによって呼び方が変わってしまうと、犬は混乱するものです。
飼い主さんはもちろんのこと、家族内でも呼び方は統一しておきましょう。
2. アイコンタクト
名前を覚えたら、コミュニケーションの基本となるアイコンタクトを教えましょう。
アイコンタクトには愛犬の興奮を落ち着かせたり、「これからなにか指示があるぞ」と意識させる目的があります。
最初のうちはおもちゃを使って気を引きながら、飼い主さんの顔に視線を誘導しましょう。
大事なことは注目させるということ
アイコンタクトと言っても、「目を合わせただけで意思疎通ができる」というものではありません。
愛犬に対してのアイコンタクトは、“名前を呼ぶことで飼い主さんに注目させる”ということになります。
そのため、事前に“自分の名前を覚えてもらう”ということが大切にもなっています。
3. トイレトレーニング
トイレトレーニングも、早めに覚えてもらいたいしつけのひとつです。
トイレを覚えさせないとあちこちで排泄してしまいます。また、一度排泄した場所はニオイが付いてしまうため、何度も間違った場所で排泄されてしまうのです。
犬は排泄の前に、床のニオイを嗅いだりその場でクルクル回ったりと落ち着かない様子を見せます。
そんな兆候があったらトイレに誘導して排泄を促しましょう。
きちんとトイレで排泄できたらおやつをあげて、たくさん褒めてあげてくださいね。
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トイレトレーニングは後から失敗することもある
トイレトレーニングは大切なことなので、お迎え初日からしっかりしつけたいことですが、すぐに完璧になるものではありません。
また、トレーニングをこなすことによって粗相しなくなるかもしれませんが、再び粗相をしてしまうこともあります。
もし途中からトイレに失敗するようであれば、それはしつけに問題があるわけではなく、他に原因があることも考えなければいけません。
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4. 顔、体、しっぽを触られることに慣れさせる
顔や体・しっぽを触られることにも、早めに慣れさせましょう。
触られることになれていると、歯磨きや爪切り、ブラッシングといったケアが行いやすくなります。
日々のケアは愛犬とコミュニケーションをとるだけでなく、病気の早期発見にも繋がります。
まずは首や背中など触っても嫌がりにくい箇所からスタートし、少しずつ触れる範囲を広げていきましょう。
体に触れると暴れるレベルでは処置がスムーズに受けられなくなる
大人しくすることや体に触れられるということは、お手入れだけでなく動物病院やトリミングサロン等での処置時にも重要なこと。
最初は簡単ではないものの、少しずつでも慣れてもらわないと、必要な処置がスムーズに受けられなくなります。
あまりに暴れるようであれば危険が伴うため、トリミングサロンなどでは施術を拒否される可能性もあります。
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5. ハウストレーニング
お留守番のときや飼い主さんとのお出かけ時、災害の避難時などに必要となるハウストレーニングを教えましょう。
室内の用意したサークルを愛犬の部屋とし、寝床として覚えさせるしつけです。
「ハウス」と声掛けをしたらサークルに入るように覚えさせましょう。
愛犬の寝床として提供するだけでなく、災害時に避難所生活を余儀なくされた場合にも必要なしつけとなります。
最初はおやつなどで誘導して、「ハウス」と声掛けする
最初から「ハウス」とだけ言っても、犬にとってそれが何を意味するのかはわかりません。
ケージやクレートを用意した上で、まずはこれに慣れ、その上でおやつやおもちゃを使って誘導してあげましょう。
おやつやおもちゃに誘導されてケージやクレートに入ったら、その時点で「ハウス」と声掛けします。
そして徐々にこのタイミングを前後逆にしていき、「ハウス」と声掛けするだけでケージやクレートに入るようにしていきます。
6. 社会性を身につけさせる
社会性を身につけさせることは、人間社会で生きていく上では非常に重要です。
愛犬の社会性を養うためにできることは、以下のような例が挙げられます。
- 室内の色々なモノや音に慣れさせる
- 外の世界に慣れさせる
- 飼い主さん以外の人とふれあう
- 他の犬と遊ばせる
生後3週間~3か月頃までは「社会化期」と呼ばれ、あらゆるものごとを受け入れやすい時期です。
社会化期を過ぎると警戒心や自我が芽生え始め、ルールや社会性を覚えるのは難しくなってしまいます。
子犬のうちになるべく多くの人間や犬と触れ合う機会を作りましょう。
何事も徐々にというペースがとても大事
さまざまな刺激に触れることが重要なこの時期ではありますが、“いきなり”にならないよう注意しましょう。
どんな刺激であっても、初めてのことにはビックリしてしまうもの。驚いて恐怖心に変わってしまう可能性もあります。
家の中でも家電の音は小さいものから大きいものへ、人との触れ合いも短時間から長時間へ、といったように徐々にがとても大切です。
7. 呼び戻し(おいで)、お座り、待て、伏せ
「呼び戻し」「お座り」「待て」「伏せ」といった言葉は、愛犬が好き勝手に行動しないように制御するしつけです。愛犬を落ち着かせるためにも必要です。
こういった合図によって愛犬と飼い主さんの信頼関係を築き上げます。
特に散歩中などは、愛犬がほかの犬や人に対して攻撃的な態度をとってしまうこともあるでしょう。
そんなとき、飼い主さんの声掛けで愛犬を落ち着かせられるよう、あらかじめしつけておくことが大切です。
お手やおかわりは教えておくと便利
犬への指示といえば定番ともいえる「お手」「おかわり」は、必須ではありませんが覚えておくと便利です。
「お手」「おかわり」はしつけというよりは、犬の習性を利用した芸の一種です。
必ずしも覚えさせる必要はありませんが「人間の言葉を理解できる」という証として、コミュニケーションの一環として捉えるのがよいでしょう。
8. 歯磨きトレーニング
歯磨きは歯周病をはじめとする口腔内トラブルを防ぎ、犬の健康を維持するうえで非常に重要なケアのひとつです。
しかし、多くの犬は口周りに触れられることを嫌がります。歯磨きではどうしても口周りに触れるため、極度に嫌がるようでは歯磨きも一苦労でしょう。
なるべく早いうちからまずは触られることに慣れてもらい、そして歯磨きに慣れてもらうことで健康維持に努めましょう。
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成犬よりも子犬の方が受け入れやすい
何事も成犬にまで成長してから経験するより、子犬期の方が受け入れやすい傾向にあります。
しかし歯磨きについてはより嫌がりやすく、なおかつ健康を維持する上でとても重要なため、必ず慣れてもらいたいトレーニングのひとつ。
「嫌がるからやらない」ではなく、「嫌がり始める前に終わらせる」ということを繰り返し、少しずつ慣れてもらいましょう。
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9. ブラッシングトレーニング
ブラッシングも子犬の頃から慣れさせておくとよいでしょう。
ブラッシングをとおして愛犬の体に触れることは毛並みの美しさを保つだけでなく、病気の早期発見にも繋がります。
また、毎日ブラッシングをして毛玉や毛の絡まりを除去することで、皮膚トラブル防止にもなります。
大人になってブラッシングを嫌がらないよう、子犬のうちから練習しておきましょう。
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ケアしている最中は大人しくするというトレーニングにもなる
優しくブラッシングしてあげれば、一般的にはそこまで嫌がる子は少ないものです。
ブラッシング中は大人しくしていることが大切であるため、これを習慣化させることで「大人しくする」ということが可能になります。
時間をかけすぎると嫌がるものですが、短時間だけでも嫌がらない、大人しくできる時間を作れるようにしておきましょう。
10. お散歩トレーニング
犬によって性格は異なりますが、基本的に犬は好奇心旺盛な動物です。
散歩中のしつけを怠ると、飼い主さんを引っ張ったりほかの犬や人に吠えるといった問題行動を引き起こす恐れがあります。
また、愛犬が急に道路へ飛び出したり拾い食いをすると、命の危険も考えられます。
散歩中に愛犬とアイコンタクトのタイミングをとり、こまめにコミュニケーションをとることを心がけましょう。
きちんとアイコンタクトがとれたら褒めてあげるなど、散歩中も飼い主さんに意識を向けさせることを教えてあげてくださいね。
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散歩中のトラブルを避けるために多くのトレーニングが必要
ここまでにご紹介してきたトレーニング内容は、いずれも散歩中に重要となるものばかりです。
愛犬自身を守ることはもちろん、飼い主さんやすれ違う人・すれ違う動物たちとのトラブルやケガを防止する対策にもなります。
急に動き出してしまったり、吠えるようなことがあっても、飼い主さんが制止できれば無用なトラブルを避けることができます。
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11. お留守番トレーニング
基本的なしつけを覚えたあと、お留守番の練習をしましょう。
飼い主さんが外出をする際、愛犬が1匹でお留守番をしなければならないこともありますよね。
犬は本来群れで行動する動物のため、1匹になると不安さや退屈さを感じて無駄吠えをしたり、イタズラをしてしまう恐れがあります。
お留守番ができるようになるには、短時間から飼い主のいない状態に慣れていく必要があります。
まずは10秒間などの短い時間を1匹で過ごさせ、愛犬の様子を見ながら徐々にお留守番の時間を伸ばしていきましょう。
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どれだけ長くても、成犬で最大6~8時間が限界
お留守番トレーニングが上手くいくようになったとしても、長すぎるお留守番は基本的にNGです。
成犬の場合でも最大6~8時間程度が限界と言われており、これ以上のお留守番は適切ではありません。
イタズラや事故の危険性があるだけでなく、分離不安症に繋がる可能性も高くなります。
12. 要求吠え改善トレーニング
愛犬がなにかを要求して吠えることもあると思いますが、これら全てに対応しているとなにかある度に吠えるようになります。そのため、これもトレーニングが必要です。
気持ちを切り替えるために、「お座り」などの指示を出して愛犬を落ち着かせましょう。
要求吠えを繰り返されると「ダメ」と声をかけたり、「かまってあげないとかわいそう」と相手をしてあげてしまいがちです。
しかし、吠えられた際に愛犬に意識を向けると「吠えれば期待に応えてもらえる」という認識を与えてしまいます。
要求吠えをされてもあえてかまわずに、無視をするという選択もときには必要です。
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吠えても無駄だと理解してもらうことが重要
要求吠えがあったときに飼い主さんが対応してあげると、そのときは吠えなくなるかもしれません。
しかし、「吠えれば要求が通る」と認識するようになります。
そのため要求吠えについては、基本的に「吠えても無駄だ」と理解してもらうことがとても重要です。
吠え止むまで対応せず、吠え止んだら対応するというのが基本になります。
また、ごはんや散歩の時間も生活リズムを作ってあげることで、吠える必要がない状況を作ってあげると良いです。
13. 噛み癖改善トレーニング
噛み癖はさまざまな原因によって発生するもので、何が原因かを理解しておかなければ改善も難しいものです。
運動不足でストレスが溜まっていたり皮膚病で痒みが出ている場合は、根本的原因を解決しないと噛み癖は改善できません。
まずは愛犬がなぜ噛むのかの理由を探りましょう。それでも噛み癖が改善しない場合は、噛まれたときにリアクションをすることが有効です。
「やめて!」「ダメ!」と大声で叱ると防衛のために余計に噛むようになってしまうため、「痛い!」と少し驚かせる程度に留めましょう。
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甘噛みであっても改善トレーニングが必要
甘噛みは噛まれても痛くない程度の噛みつきですが、噛むことが癖になってしまうといずれは本気噛みされるようになります。
甘噛みについても理由や原因はさまざまなので、その理由を理解してあげるところから始めましょう。
「痛くないから」といって放置していると、いずれトラブルに発展することもありますよ。
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愛犬のしつけを始めるタイミング
愛犬を新しい家族として迎え入れた際、どのタイミングで何からしつけをすればいいのか迷ってしまう飼い主さんも多いでしょう。
ここでは愛犬のしつけを始めるタイミングと順番について解説します。
愛犬を迎えたタイミング
まずは基本的なコミュニケーションから教えていきましょう。
愛犬を迎えたタイミングで覚えさせたいことは以下のとおりです。
- 自分の名前を覚えさせる
- アイコンタクト
- トイレトレーニング
- 顔、体、しっぽを触られることに慣れさせる
- ハウストレーニング
- 社会性を身につけさせる
名前を覚えたりアイコンタクトができるようになることは、コミュニケーションの基本です。
まずはしっかりと信頼関係を築くことで、その後のしつけがしやすくなります。
トイレやハウストレーニングなどは、一緒に生活していくうえで必要となるしつけです。
早めに覚えてもらうことで、愛犬との暮らしがより快適なものになるでしょう。
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愛犬が環境に慣れてきたタイミング
愛犬が環境に慣れ、基本的なコミュニケーションやしつけを覚えたら以下のようなトレーニングを行いましょう。
- 呼び戻し(おいで)、お座り、待て、伏せ
- 歯磨きトレーニング
- ブラッシングトレーニング
- お散歩トレーニング
- お留守番トレーニング
- 要求吠え改善トレーニング
- 噛み癖改善トレーニング
人間の言葉・指示を理解し従えるようになると、愛犬・飼い主さん双方のストレスがぐっと減ります。
歯磨きやブラッシングは愛犬の健康維持に、散歩や噛み癖改善トレーニングは飼い主さんやほかの人間・動物と良好な関係を保つために欠かせません。
愛犬と根気強く向き合い、ひとつずつクリアしていきましょう。
愛犬にしつけを行うときのコツと注意点
いざしつけを始めようとしても、なかなか覚えてもらえなかったり失敗したりと、上手くいかないことも多いでしょう。
ここでは、愛犬にしつけを行う際のコツや注意点をご紹介します。
迎え入れる前は飼育環境を整える
適切な環境が整っていないと、愛犬のストレスになってしまう可能性が高くなります。
飼育環境を整えるとは言っても、必要な準備物がたくさんあるというわけではありませんので、ひとつずつ確認してみてください。
- ケージやクレート、トイレなどを用意しておく
- イタズラされて困るものや危険なものは片付けておく
- 転倒防止のために滑り止めやマットを敷く
愛犬が安心して暮らせる環境を作ってあげることで、スムーズにしつけが行なえます。
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しつけ前にしっかりと信頼関係を築いておく
しつけをスムーズに行うためには、まずはしっかりと信頼関係を築いておくことが重要です。
かつては主従関係・上下関係を作るというのが基本として知られていましたが、現代では信頼関係であることが重要視されています。
アイコンタクトがとれる、体に触らせてくれるなどの基本的なコミュニケーションを大切にしましょう。
愛犬が飼い主さんを信頼していないと、どれほど時間をかけてしつけをしても指示を受け入れてもらえません。
しつけの順番は目安のひとつとして考える
トイレトレーニングやお留守番など優先的に覚えてほしいしつけはありますが、順番に明確な決まりがあるわけではありません。
今回ご紹介したしつけの順番については一般的なものでもあり、全ての子がこれに当てはまるというわけでもありません。
犬の性格によって覚えやすいしつけも異なるので、愛犬の様子を見ながら少しずつ教えていきましょう。
失敗しても怒鳴ったり、手をあげない
愛犬が失敗したり、なかなかしつけを覚えられなくても怒鳴ってはいけません。もちろん、叩くなど手をあげることもNGです。
罰を与えることで飼い主さんとの信頼関係が崩れ、その後も言うことを聞いてくれなくなってしまいます。
また、名前を呼びながら叱ることも避けましょう。「名前を呼ばれると怒られる」と認識されてしまい、名前を呼んでも反応しなくなってしまうおそれがあります。
失敗しても態度には出さず、成功したときにだけオーバーリアクションで褒めてあげると、成功の指針がはっきりとします。
しつけをするときは甘やかしすぎない
しつけのトレーニング中は「できたら褒める」が基本ではありますが、欲しがったときにすぐにおやつを与えるのはよくありません。
抱っこをねだられた際にするに応えてしまうことも、甘やかしのひとつです。
愛犬が「飼い主さんがなんでもお願いを聞いてくれる」と覚えてしまうと、要求吠えなどの問題行動がエスカレートします。
人によって甘やかしの基準がバラバラだと愛犬が混乱してしまうため、家族全員で基準を統一しておくことも重要です。
しつけは毎日短時間だけ行う
犬の集中力の持続は5分程度といわれていますので、しつけは毎日短時間で行いましょう。
1回のしつけで長時間にわたってあれもこれも詰め込んでも、一気に覚えることはできません。
しつけ時間は短めにし、なるべくコンパクトに行うことが効果的です。
上手にできたらすぐに褒めてご褒美を与える
上手に指示に従うことができたらすぐに褒め、ご褒美をあげましょう。
犬のしつけで重要なのは「指示を聞いたら褒められた」、つまり「指示を聞くといいことがある」と覚えてもらうことが重要です。
時間が経ってから褒めても、犬は何に対して褒められているのか分かりません。
できたらその場ですぐに褒めることで、「これをすれば褒めてもらえる」と認識できます。
子犬にうちから食べられるおやつもあるので、しつけの際のご褒美として活用してみてくださいね。
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コマンドは統一しておく
愛犬に指示を出す際のコマンドは統一しておかないと、愛犬が混乱してしまいます。
例えば「座れ」or「お座り」や「待て」or「ステイ」といったように、日によってあるいは人によって言葉が違うと、なにが正解かわからなくなるもの。
頭の良い子を知ると何でもできるのではないかと思ってしまいがちですが、犬は人間の言葉が理解できるわけではありません。
家族の中でコマンドを統一しておくと、スムーズに指示を覚えられるでしょう。
愛犬を迎え入れたら「しつけ教室」に通うのもおすすめ
愛犬のしつけを行う際は、しつけ教室を利用するのもおすすめです。
プロのドッグトレーナーがしつけの方法を教えてくれたり、相談に乗ってくれたりします。
ほかの飼い主さんと交流し情報交換ができたり、愛犬もほかの犬と触れ合う機会を持つことができます。
ひとりでしつけを行う自信がなかったり愛犬のしつけになにか悩みを抱えている場合には、しつけ教室も積極的に利用してみてくださいね。
この記事の執筆者
nademo編集部
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