犬のしつけ

トイ・プードルのしつけで大事な5つのこと!始める時期や注意点

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ぬいぐるみのような愛らしい見た目のトイ・プードル。10年以上にわたり、日本での飼育頭数No.1を誇っている人気の犬種です。

人気の理由は見た目だけではなく、非常に賢くて室内でも飼いやすいという特徴から。

こちらの記事ではトイ・プードルのしつけについて詳しく説明しています。

しつけのときに役立つアイテムについても併せてご紹介。トイ・プードルを飼っている方も、興味のある方もぜひ参考にしてくださいね。

この記事の結論

  • トイ・プードルはとても賢く素直なので、非常にしつけがしやすい犬種である
  • しつけをしっかり行なわないと問題行動を起こしたり、トラブルに発展する可能性がある
  • しつけは生後2~3ヶ月頃から開始し、さまざまな刺激に慣れさせる
  • しつけをするときは信頼関係を築いて、上手に出来たらたくさん褒めてあげる

担当執筆者

桐谷肇

桐谷 肇

編集部

2021年の12月に保護猫シェルターからキジトラの男の子をお迎えしました。
猫を飼うのが初めてで戸惑うこともありましたが、今では日常に欠かせない大切な存在になっています。
現在はnademo編集部でペットと過ごす上で大切な知識や情報をご紹介しています。

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もくじ

トイ・プードルはとても賢くしつけがしやすい犬種

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トイ・プードルは見た目が可愛いだけでなく、非常に賢くしつけがしやすい犬種です。

ぬいぐるみの様な外見ですが、元は猟犬であったため運動能力も高め。

その知性と運動能力を活かして警察犬として活躍したり、サーカスで芸を披露することもあります。

小柄で抜け毛が少なく、体臭もあまり気にならないため、初心者でも飼いやすい犬種として人気です。

飼いやすい犬種の上位に入ってくるのは、見た目の人気だけでなく性格や習性も魅力的だからなのです。

トイ・プードルの特徴や性格

トイ・プードルはフレンドリーで賢く、社交的な性格をしています。

飼い主だけでなく他の動物とも仲良く生活できるため、多頭飼いにも向いているでしょう。

全犬種の中で2番目に頭が良く、ボーダー・コリーに次ぐ賢さと言われています。

飼い主と良くコミュニケーションをとってくれる朗らかな性格で、言葉も良く理解してくれます。

犬を飼うのが初めての方や、多頭飼いをしている方でもお迎えしやすい性格の犬種です。

好奇心が強く、非常に賢い

他人や犬に対しても懐く

臆病な面もあるため吠えやすい

とにかく体を動かすのが大好き

 その他情報

原産国ドイツ,フランス
大きさ超小型
平均寿命12歳~15歳
なりやすい病気膝蓋骨脱臼,流涙症,白内障,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),外耳炎
参考価格30万円前後

体毛

抜け毛少ない
毛質シングルコート
毛色ブラック,ホワイト,シルバー,グレー,アプリコット,ブラウン,ブルー,カフェ・オ・レ,クリーム

体高

男の子24cm~28cm
女の子24cm~28cm

体重

男の子3kg~4kg
女の子3kg~4kg

しつけをしないと問題行動に発展することも

「賢いならばしつけをしなくてもいい?」「しつけは手を抜いてもいい?」と思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。

適切なしつけは必要不可欠で、適切に出来ていないと次のような行動が見られるようになる可能性もあります。

  • 無駄吠え
  • 甘噛みが本気噛みになる
  • 飛びつき
  • 他人やほかの犬を追いかける
  • マーキング など

トイ・プードルは賢く運動能力に優れているがゆえに、しつけを行なわないと問題行動を起こしてしまうことがあります。

力の加減や、やって良いことと悪いことをしっかりと教えてあげましょう。

しつけを疎かにすると、イタズラをしたり、興奮して飛びついたり、他人やほかの犬を追いかけることに繋がります。

愛情深い一方で興奮しやすい性格でもあるので、「待て」や「お座り」といったコマンド(合図)を教えて、衝動をコントロールできるようにトレーニングしてあげましょう。

どんな犬種でも飼い主さん次第で変わる

トイ・プードルだけではなく、どのような犬種であっても飼い主さんの飼い方次第

しつけが難しい子でも、丁寧に根気強く教えてあげればきちんと覚えてくれるようになります。

反対にしつけが簡単だからといって、必要なことをしなければワガママになることもあるのです。

飼い主さんの飼い方ひとつでどんな子にもなっていくので、小さい頃からのトレーニングは非常に重要です。

トイ・プードルのしつけは生後2~3ヶ月頃から開始

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トイ・プードルのしつけはなるべく早いうちから行うのがおすすめです。

社会化期の間の生後2ヶ月~3ヶ月頃にはスタートできると良いです。

この時期にしつけを行ったり、人や他の犬と触れ合い、犬の社会化トレーニングを行うことで、問題行動を起こす可能性がぐっと低くなります。

可愛らしい見た目をしているので、ついつい甘やかしたくなってしまいますが、きちんとルールを覚えさせておくと今後の生活を楽に過ごせるようになりますよ。

日常生活の刺激に慣れさせる

愛犬のしつけでは、人との生活で触れる様々な刺激に慣れさせてあげましょう。

主に慣れておきたいモノ・コトは以下のとおりです。

  • 物音(屋内外問わず)
  • ほかの犬
  • 環境(自宅以外の場所) など

子犬のときに色々な経験をさせてあげると、パニックを起こしにくくなったり、環境に対応できる柔軟性が身に付きます。

日常生活の刺激に慣れさせておくと、トリミングサロンや動物病院に行ったときのストレスを軽減できるでしょう。

成犬になってから慣れさせようとしても、怖がってなかなか近づいてくれないこともありますが、生後2ヶ月~3ヶ月頃は好奇心が強いのでスムーズにトレーニングを進められるでしょう。

今後の生活を快適なものにするためにも、家族以外の人やほかの犬、自宅以外の場所などに触れる機会を少しずつ増やしていきましょう。

触られることや抱っこに慣れさせる

トイ・プードルはカールした毛が生えていて、全身の毛をキレイに整えてあげる必要のある犬種です。

適切にケアできるように、下記の色々なところを触られることに慣らしておきましょう。

  • 口周り
  • 手足
  • お腹
  • 手足
  • しっぽ

ただし頭やマズル、耳、しっぽなどは触られることを嫌がることが多いので、時間をかけて少しずつトレーニングを進めることが大切です。

よく初めて会う犬の頭を撫でようとする人がいますが、頭は最も警戒される場所のひとつ。神経質な犬は噛んでくることもあるので注意が必要です。

愛犬の体に触れるトレーニングは、しつけと並行して早めに行っておくといいですよ。

病院やトリミングサロンなどスムーズに行えるようにするためにも、人に触られることや抱っこに少しずつ慣れさせていきましょう。

ほかの犬種に比べて成犬でもしつけがしやすい

しつけを早めに行う大切さを述べてきましたが、実はトイ・プードルはほかの犬種に比べると成犬になってからでもしつけがしやすい犬種と言われています。

成犬になるとしつけに費やす時間が多くなるのが普通ですが、新しい環境に馴染むための時間もほかの犬種に比べて短くて済むでしょう。

賢くてフレンドリーな性格なので、問題行動が直らない場合でも、飼い主が愛情を込めてしつけを行えば次第に改善されていきます。

しつけは愛犬と飼い主の信頼関係が大切です。愛犬の様子を良く観察して根気よく取り組んでいきましょう。

トイ・プードルのしつけ方(トレーニング方法)

トイ・プードルのしつけ方、トレーニング方法について解説していきます。

愛犬に指示を出すときは短く、分かりやすくが基本です。上手にできたらたくさん褒めてあげましょう。

また、歯磨きやお留守番など慣れが必要なものは、愛犬の様子を見ながら少しずつ進めるのが大切です。

アイコンタクトの取り方

愛犬と信頼関係を築く上でアイコンタクトは重要。

トイ・プードルが何かに迷ったときに、飼い主さんの目を見て判断を仰ぐようにしつけていきましょう。

アイコンタクトの取り方

  1. まずは名前を呼んだり、おもちゃ・おやつなどで注意を引きます。
  2. そのままおもちゃ・おやつを飼い主さんの顔の近くまで上げます。
  3. 愛犬と目が合ったらいっぱい褒めてあげましょう。

アイコンタクトは視線を合わせ、褒めることでトレーニングできます。

先に犬が見てくるのを見つめ返すのではなく、こちらに注目させるのがポイントです。

トイレのしつけ方

トイレのトレーニングはお迎えした当日から始めましょう。

トイレのしつけ方

  1. くるくる回って落ち着きのない素振りを見せたり、地面のニオイをしきりに嗅ぐなど、通常とは違った動作を始めたらトイレのサイン。
  2. おやつを使ってトイレの場所まで誘導し、「ワンツーワンツー」、「シーシー」など声をかけます。
  3. 上手に排泄できたらたくさん褒めてあげましょう。

日頃から愛犬を観察し、排泄したそうな仕草をや癖を見つけることがポイントです。

もし失敗してしまっても怒ってはいけません。冷静に掃除して、ニオイを消してあげましょう。

何度か繰り返しているうちに少しずつトイレのやり方を覚えて行ってくれます。

吠え癖のしつけ方

吠え癖のしつけは、愛犬が何の意図で吠えているのか、観察することが大切です。

吠え癖や無駄吠えと言っても、犬にとっては何か理由があって吠えているのであって、無駄に吠えているわけではありません。

トイレが汚れている、室温が高いなどの意思表示で吠えている場合は、犬がストレスを感じないように対応してあげる必要があります。

一方で、おやつが欲しい、遊んで欲しいなど何か要求している場合は構ってあげるとわがままに育ってしまい、無駄吠えが定着してしまいます。

何かを要求して吠えているときは無視して付き合わないことが重要。吠えても良いことが無いと学習させてあげましょう。

甘噛みや噛み癖のしつけ方

噛み癖は噛んで良いものと悪いものを教えたり、噛んでも良いおもちゃを与えるなどしてしつけましょう。

力の加減ができなかったり、噛み癖が治らないまま成犬になってしまうと、思わぬ事故やケガに繋がりかねません。

噛む欲求は本能的なものであるため、カーテンやコードなど、噛み心地の良いものを覚えてしまうとなかなか止めてくれません。

噛んではいけないものを噛んだら、「ダメ」「イケナイ」などの短くて分かりやすい言葉でストップをかけましょう。

  • 甘嚙みでも手は噛ませないようにする
  • カーテンは高い位置で結んで届かないようにする
  • 配線などのコードは配線カバーを取り付ける
  • 家具周りにはペットガードなどのフェンスを取り付ける
  • 物を床に置きっぱなしにしない など

犬にとって噛むことは普通当たり前の行動です。むやみに叱るのではなく、噛んだら危険なものは届かない場所に片づけるなど飼い主さんが愛犬に合わせてあげることが重要。

デンタルコットンやデンタルガムなど、噛んでも良いものを与え、噛みたい欲求を満たしてあげることでストレス発散になります。

子犬のときは甘噛みでじゃれついてきたりすることもありますが、犬は噛みながらお互いの順位付けをします。

噛むことを許していると主従関係が崩れる原因にもなるので、子犬のときからしっかり噛み癖を治していきましょう。

お座りのしつけ方

「お座り」というコマンドを利用してしつけを行いましょう。

コマンドとは飼い主さんが犬にして欲しい行動を起こさせるための合図のこと。

「お座り」という言葉で座った姿勢をとれるようにおやつを使ってしつけていきましょう。

お座りのしつけ方

  1. まず愛犬の正面に立ち、おやつを見せます。
  2. おやつを握った手を犬の鼻先に持っていき、そのままゆっくりと犬の頭上まで引き上げます。
  3. おやつを握った手を見上げた愛犬の鼻先に手を近づけると自然と座る姿勢になるので、このタイミングで「お座り」と声で指示を出しましょう。
  4. 上手にお座りの姿勢がとれたらすぐにおやつをあげて、たくさん褒めてあげてください。

なかなか座らない場合はお座り、と言いながら軽くお尻を誘導してあげても良いでしょう。

待てのしつけ方

「待て」のコマンドを覚えさせると、飛びつきや、ほかの犬や人を追いかけるのを制止させることができます。

待てのしつけ方

  1. 向かい合った状態で「お座り」をさせます。
  2. 「待て」と声をかけながら、飼い主さんは後ろに下がります。
  3. 動かずにいられたら、「よし」と言って自由にさせ、すぐに褒めてあげましょう

もし途中で動いてしまったら、おやつを利用し、再チャレンジさせます。

最初は数秒から始めて、少しずつ距離と時間を伸ばしていきましょう。

おいでのしつけ方

「おいで」のしつけができると、ドッグランなどでの呼び戻しや、飛び出し事故や迷子になったときなどに役に立ちます。

おいでのしつけ方

  1. 愛犬と少し距離をとって正面で立ち、「お座り」→「待て」をさせます。
  2. 「おいで」と声をかけ、おやつやおもちゃなどで注意を引きます。
  3. 飼い主さんの呼びかけに気がついて愛犬が近寄ってきたら、褒めておやつやおもちゃを与えてあげましょう。

トレーニングをする際は、周りの静かな犬への刺激が少ない場所で行いましょう。

呼びかけに応えない場合は犬が集中できていないのかもしれません。場所や時間を変えて再チャレンジしてみましょう。

それでも難しいようであれば、先ほど説明したアイコンタクトの取り方から練習を始めると良いでしょう。

名前を呼んだら飼い主さんの目を見るところからトレーニングを進めましょう。

飼い主さんの呼びかけで戻ってこれたら良いことがあると覚えさせるのがポイントです。

そのため、叱る時に「おいで」というコマンドは使わないようにしましょう。

ハウスのしつけ方

ハウスのしつけ方

  1. サークルの中にお気に入りのおもちゃやおやつを置き、興味を持たせて中へ誘導します。
    最初は入り口の近くから始め、少しずつ奥の方へと置くようにしましょう。
  2. おもちゃやおやつに引かれて中に入ることができたら、「ハウス」と声をかけます。
  3. 扉をあけたままの状態でおやつをあげ褒めてあげましょう。
  4. 1~3を繰り返し、愛犬が自分から進んで中に入ることができたら扉を閉めます。
  5. 少ししたら扉をあけ、おやつをあげて褒め、サークルの中に入ると良いことがあると覚えてもらいましょう。
  6. 少しずつ扉を閉めている時間を長くし、サークルの中にいることに慣れてきたら、飼い主さんはサークルから離れましょう。

扉を閉めた状態で時間を増やしていき、サークルの中でリラックスできるようになるまで繰り返し行いましょう。

サークルやケージ、クレートでハウスのしつけが出来ていると、来客で愛犬が興奮してしまったときや、旅行の宿泊先などで役立ちます。

また、災害時の避難所でも愛犬や飼い主さんのストレスを軽減できるでしょう。

普段からサークルやケージ、クレートを部屋の中に置き、毛布を敷くなど快適な空間をつくっておくのがポイントです。

散歩中のしつけ方

散歩中に飼い主さんがリーダーとなるようにしつけを行います。

愛犬に自由に散歩をさせていると、追いかけや飛びつきのコントロールが難しくなってしまい、飼い主さんが散歩で引っ張られることになってしまいかねません。

進む方向やスピードを飼い主さんがリードし、愛犬が飼い主さんを見ながら着いてくるようにしつけましょう。

散歩中のしつけ方

  1. 飼い主さんのかかとの近くで「お座り」をさせ、できたら褒めてあげてお散歩をスタートします。
  2. リードの長さを調節しながら、愛犬が前へ出過ぎないよう注意しましょう。
  3. 愛犬が右に進もうとすれば左へ進み、前に進めば後退します。
    無理に引っ張らずに、一度止まってから歩き出すのがポイントです。
  4. 飼い主さんの誘導で上手に歩けていたら時々声をかけ、アイコンタクトをとりながら褒めてあげましょう。

上記と同様に、愛犬が立ち止まったり座り込んでしまった場合も、無理に引っ張らずに、愛犬が動き出すのを待ちましょう。

どうしても動こうとしない場合は、おやつで誘導してあげるほか、ケガや体調不良を疑いましょう。

また、お散歩コースが毎日同じだど、自分のテリトリーだと勘違いし他の犬に吠えてしまうことがあります。

日によってコースを変え、道順は飼い主さんが決めて散歩をすると、次第に飼い主さんの行動を見ながら歩くようになっていきます。

歯磨きのトレーニング法

トイ・プードルは口が小さいため、歯石がつきやすく、歯周病になりやすい犬種。

できれば毎日3日に1回、少なくとも週に1回の歯磨きが必要です。

歯磨きのトレーニング法

  1. まずは口元に指で触れるところから始めましょう。
  2. 口元に触られるのに慣れたら、歯や歯ぐきにタッチしたり、指を口の中へ入れることに慣れさせます。
  3. 口の中を触らせてくれるようになったら、愛犬の様子を見ながら、指に巻き付ける歯みがきシートや歯ブラシを使って歯を磨いていきましょう。
  4. 慣れてきたら顔を撫でながら、口の横から歯みがきシートや歯ブラシを入れ奥歯を磨き、歯茎もマッサージしましょう。

ご褒美をあげながら取り組むのが大切です。

嫌がるようであればすぐにやめ、また翌日に試してみましょう。愛犬のご機嫌をとりながらゆっくり進めてあげてくださいね。

社会性を身に付けるトレーニング法

外の景色や音、家族以外の人間や、他の犬などと触れ合う機会をつくり、社会性を身に付けさせてあげましょう。

犬における社会性とは、犬が人間社会で生きていく上で暮らしやすくするために、様々な刺激に慣れさせることを指します。

日常生活の中で体験する刺激に早いうちに慣れさせておくと、来客や散歩のとき、病院へ通うときなどのストレスを軽減できます。

できれば犬の社会化期である、生後3週間~14週間頃に色々な経験をさせてあげられると良いでしょう。

犬の社会性を身に付けるトレーニングは子犬のときだけで完了するわけではありません。

成犬になった後も色々な経験を積ませて、継続的に取り組んでいきましょう。

お留守番のトレーニング法

お留守番のトレーニングは、愛犬と一緒に暮らしていく上で非常に大切なものです。

まずは短い時間、別々の部屋で過ごすことから始めましょう。

愛犬に飼い主さんがいなくなっても、しばらく経てば戻ってくることを学習させましょう。

数分から始め、数十分、数時間とお留守番の時間を伸ばしていきます。

ペットカメラがあれば長い時間のトレーニングでも様子を確認できるので、購入を検討してみても良いかもしれません。

いきなり長い時間お留守番をさせてしまうと、飼い主さんがいないストレスから分離不安症になってしまう子もいます。

愛犬の様子をみながら十分に注意しながらトレーニングを進めることが大切です。

分離不安症とは

飼い主さんがいないことによって不安や恐怖を感じてしまい、吠え続ける、粗相をする、自分の手足を噛んだり舐め続けるなどの異常行動や、嘔吐や下痢などの症状が現れる。

分離不安症になると、上記の様に飼い主さんがいないストレスから体調不良になってしまうことがあります。

愛犬の具合が悪いようであれば、無理はせずに少しずつトレーニングを進めましょう。

飼い主さんへの依存度が強くなりすぎると、少し側を離れるだけで過度のストレスを感じてしまいます。

一緒に過ごす時間を大事にしながらも、一人で過ごす時間をお互いに楽しめるようにできると良いですね。

トイ・プードルのしつけのポイントと注意点

しつけをするときは犬が理解しやすいように簡潔に指示を出したり、上手に出来たらたくさん褒めてモチベーションを高く保ってあげることが大切です。

愛犬のしつけを行うための、ポイントと注意点について見ていきましょう。

信頼関係を築いて飼い主さんがリーダーシップを

愛犬のしつけを上手に行うには、愛犬と飼い主さんとの信頼関係の構築が前提となります。

トイ・プードルは体を触られることによって信頼関係・主従関係を意識します。

子犬の頃からスキンシップをたくさんとって、飼い主さんが信頼できる存在であることを理解させましょう。

最初は嫌がらない体を中心に、慣れてきたら頭やマズル、尻尾など、繊細なところも徐々に触れるようにしてください。

しつけのコマンド(合図)は短く

しつけのコマンド(合図)は、理解しやすいように短く分かりやすいものにしましょう。

犬の集中力は長く続かないので、短くてハッキリとした合図にするのがおすすめです。

人によって出すサインがバラバラだと犬も混乱します。家族内でコマンドを統一しておきましょう。

短いコマンドで繰り返し練習することが上達の近道です。

しつけの時間は短く、毎日コツコツ繰り返す

犬の集中力は成犬で5分、子犬で3分程度と言われています。

長時間しつけを行っても途中で集中力が切れてしまうため、あまり意味がないのです。

そのため愛犬のしつけは、1回の時間を短く、毎日コツコツ行うようにしましょう。

上手にできたときは褒めておやつを与える

褒めるときと、やってはいけない事を教えるとき、どちらもメリハリを付けることが重要。

トイ・プードルは忠誠心が強い犬種ですが、甘やかすだけの人や怖いだけの人には心を開きません。良いこともダメなこともキチンと教えてあげましょう。

しつけのときは基準を決めて、飼い主の気分によって言っていることが変わらないように気をつけましょう。

良かったときやダメなときの基準が不明確だと、愛犬も混乱したり怖がったりしてしまいます。

上手にできたときはたくさん褒めておやつを与えてください。褒めるときにはスキンシップも多めにとりましょう。

トイ・プードルは人と触れ合うのが好きな犬種なので、撫でたり褒めたりするのも十分にご褒美になります。

叱る、怒鳴る、叩くなど恐怖を与える行為はNG

愛犬にやってはいけないことを教えるときは、「イケナイ」や「ダメ」など、短い言葉で行動を止めてください。

言うことを聞かなかったからといって怒鳴ったり、叩いたりしては逆効果。恐怖を感じて余計に言うことを聞かなくなってしまいますので、絶対にNGです。

問題行動を起こしたら、その場ですぐに何がダメなのか、教えることが大切です。

また、「〇〇ちゃん!ダメ!」のように、注意する前に名前を呼ぶのもやめた方がよいでしょう。

名前を呼ばれると怒られる、と間違って覚えてしまいます。

愛犬をしつけるときは恐怖心を与えず、理解しやすいよう簡潔に注意してあげることが大切です。

トイ・プードルが喜ぶ触り方や撫で方

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トイ・プードルが触られると喜ぶポイントは下記の通り。

犬も人間と同じ様に撫でられたりマッサージされると心地よく感じる場所があります。

  • 首周り
  • 顎下
  • 耳の付け根
  • 背中や体の側面

トイ・プードルの様な小型犬は見上げる姿勢が多いため、首周りがコリやすく、首の付け根や顎下を撫でると目を細めてリラックスしてくれます。

デリケートな部分なので、手の平や手の甲で毛の流れに沿って優しく撫でてあげましょう。

また、トイ・プードルは聴覚に優れた犬種でもあるため、耳周辺の筋肉は緊張しています。

ブラッシングなどで体のケアをするときに、耳周辺をマッサージしてストレスを緩和してあげましょう。

トイ・プードルは人と触れ合うのが大好きなので、撫でられるととても喜びます。

しつけが上手くいったときには、ご褒美として心ゆくまで撫でてあげると良いでしょう。

撫でられているときに横向きで体を投げ出していたり、お腹を見せてリラックスしていたら気持ちが良い証拠です。

基本的には上記の様な自分ではケアできないところを撫でてあげると喜びます。

個体差があるのでスキンシップをとりながら、愛犬が触られて喜ぶポイントを見つけてあげましょう。

トイ・プードルのしつけが上手くいかないと悩んだら

しつけが上手にできない、色々な方法を試してみたけれど言うことを聞いてくれない、そんなときにはしつけ教室やドッグトレーナーを活用するのもおすすめです。

すでに噛み癖や吠え癖がついてしまっている場合、個人でしつけようとしてもなかなか上手くいかないことも多いです。

そのまま無理に進めても危険やトラブルに発展してしまうことがあるため、プロにお願いするのが愛犬にとっても飼い主さんにとっても良い選択かもしれません。

しつけ教室では、プロの指導の元で適切なしつけ方法を学んだり見学できるほか、知らない人間や他の犬と触れ合う機会があり、社会化の訓練にもなります。

家族以外の人や犬とコミュニケーションをとっている姿など、普段の生活とはまた違った愛犬の様子を見られることもあるでしょう。

一通りのしつけが終わった後も、継続でトレーニングを受け付けているなど、アフターフォローが充実している教室もあります。

しつけに行き詰まってしまったら検討してみるといいでしょう。

トイ・プードルのしつけやトレーニングにおすすめのグッズ

しつけのときに便利なおやつや、トレーニングを上手に進められるアイテムをご紹介します。

便利なグッズを利用して楽しくしつけを行いましょう。

アドメイトスムージートリーツ りんごとさつまいも

出典 :https://www.amazon.co.jp/

りんごとさつまいもの美味しさをギュッと詰め込んだお腹に優しいおやつです。

リンゴ由来の食物繊維と乳酸菌が配合されています。

しっとりとしていて柔らかいので、お口の小さめなトイ・プードルも美味しく食べられるでしょう。

しつけのご褒美やコミュニケーションのツールにピッタリの犬用お菓子です。

犬は一度にたくさんのおやつを食べられるよりも、何回も貰える方が喜びます。

上手に利用して愛犬とのしつけを楽しく進めましょう。

対象年齢全年齢
内容量50g
原産国日本
主原料小麦粉、でんぷん類、りんご、さつまいも、鶏ささみ
その他原材料食塩、乳酸菌(ラクリス)
注意したい原材料なし
安全性の高い添加物グリセリン、β-カロテン
注意したい添加物膨張剤、プロピレングリコール、エリソルビン酸Na、香料、ソルビン酸K、酸化チタン
100gあたりのカロリー263kcal
1日あたりの価格(体重5kgの場合)54円
定期販売-
フード目的間食
フードの種類おやつ

Coolloodaペットトレーニングクリッカーセット

出典 :https://www.amazon.co.jp/

ボタンを押すとカチッっと音が鳴る、しつけのときに便利なアイテムです。

しつけが上手に出来たときに、クリッカーの音を鳴らしておやつをあげたり、褒めてあげましょう。

繰り返して使うことで、愛犬の中でクリッカーの音とご褒美の音が結びつくので、しつけをスムーズに進められます。

声によるしつけを難しいと感じている人にはおすすめの商品です。

特に声が高めの人は、愛犬が常に褒めてくれていると勘違いしてしまうため、クリッカーのようなアイテムは有用です。

本体サイズ6 cm×3 cm×1.75 cm
本体重量16g
原産国-
対象年齢-
素材プラスチック
適合種全犬種

ハーツ(Hartz)デンタル ボーン ミニ ベーコンフレーバー

出典 :https://www.amazon.co.jp/

噛むタイプの歯磨きおもちゃです。長い間飽きずに噛み続けられるベーコンのフレーバー入り。

中央部は弾力のあるウレタン素材なので、程よい噛み心地が歯ぐきのマッサージにもなります。

たくさん噛むことで唾液の促進が促され、歯垢が削ぎ落とされるだけでなく、口内環境を清潔に保つ手助けをしてくれます。

外側の白い部分は丈夫なナイロン製なので、しっかり噛んでも長持ちしてくれますよ。

本体サイズミニ:幅10×奥行2.3×高さ17.5cm
本体重量20g
原産国中国
対象年齢全年齢
素材ナイロン、ポリウレタン、香料
適合種小型犬
種類1種類

本気で向き合ってしつければトイ・プードルは想いに応えてくれる

トイ・プードルは見た目の可愛らしさだけでなく、初心者でも飼いやすい犬として人気です。

全ての犬の中でもトップクラスの頭の良さを誇るため、言葉もよく理解してくれます。

根気よくしつけを行えば必ず想いに応えてくれるでしょう。

愛犬の性格を良く観察しながら、褒めるときはたくさん褒めて、直すべきところはしっかり注意してあげましょう。

しつけが上手にできると、愛犬との生活がより楽しいものになっていきますよ。

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執筆者情報

桐谷肇

桐谷 肇

編集部

2021年の12月に保護猫シェルターからキジトラの男の子をお迎えしました。
猫を飼うのが初めてで戸惑うこともありましたが、今では日常に欠かせない大切な存在になっています。

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