猫の繁殖やペットショップへの引き渡しなど、さまざまな仕事を行っているブリーダー。
ペットショップほど身近な存在ではないことから、仕事内容についてあまり詳しくない方も多いでしょう。
ブリーダーに街中で出会う機会はありませんが、ネット上では猫の直販をしているところもあり、ペットショップよりも低価格でお迎えできることもあります。
こちらの記事ではブリーダーの仕事内容や、子猫を迎え入れるときの注意点について詳しく解説しています。
猫のお迎えを検討している方、ブリーダーに興味のある方はぜひ参考にしてくださいね。
この記事の結論
- ブリーダー(キャッテリー)とは、動物の交配を促し、繁殖して流通させる仕事の人のこと
- 日本においてブリーダーとなるための資格は必要なく、届け出をすれば名乗ることができる
- ただし開業して猫の販売を始める場合は、第一種動物取扱業登録が必要になる
- ブリーダーで子猫を探す際は、信頼できるブリーダーかを見極めることが大切
ライター
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目次
猫のブリーダー(キャッテリー)とは
猫のブリーダー(キャッテリー)とは猫を交配・繁殖させるお仕事です。
猫を産ませるだけでなく、育成してペットショップに卸したり、飼い主に直販することも仕事に含まれます。
また、キャットショーなどに出場させたり新たな猫種を生み出すために、見た目や健康状態の優れた個体の作出を研究しているところもあるなど、仕事内容は販売だけにとどまりません。
ブリーダーの規模は大小さまざまで、大きい猫舎を構えているところばかりではありません。
個人経営のような小規模な業態も多く、特定の猫種のみに絞って飼育している場合もあります。
国内でブリーダーになるのに必要な資格はない
現在のところ、国内でブリーダーになるために資格は必要ありません。
しかし、必要な知識や技術を身につけるために動物専門学校に入学したり、既に実績のあるブリーダーに弟子入りして経験を積む場合がほとんどです。
また、ブリーダーになるだけであれば資格はいらないものの、開業して猫の販売を始めるには第一種動物取扱業登録が必要になります。
第一種動物取扱業登録には実務経験や知識が必要となるため、将来的にブリーダーとして開業したい場合は登録に必要な事項を確認しておきましょう。
第一種動物取扱業を始めるためには登録申請が必要
ブリーダーになるためには必要な資格がないものの、第一種動物取扱業としてスタートするためには登録申請が必要です。
申請の前には業を営む予定である各自治体に事業内容を説明し、スタートすることができるかどうか確認して貰う必要があります。
第一種動物取扱業としては「販売、保管、貸出、訓練、展示、競り斡旋、譲受飼養」などが該当します。
参考:環境省 第一種動物取扱業者の規制 [動物の愛護と適切な管理]
猫のブリーダー(キャッテリー)の仕事内容
猫の交配や繁殖を主な仕事としているブリーダーですが、頭数を増やす以外にも色々な業務があります。
ブリーダーの仕事内容について見ていきましょう。
猫を交配・繁殖を手掛ける
詳しく知らない方でもなんとなくのイメージはあると思いますが、ブリーダーの主な仕事は交配と繁殖です。
扱っている猫種の知識を身につけ、遺伝的な疾患が生じないように計画的に繁殖を行います。
キャットショーへの出場を考えている場合は、血統のスタンダードに合った美しい猫が生まれるように計算して交配を進めます。
遺伝的な疾患の少ない交配相手を見つけ出し、健康管理や猫同士の相性にも気を配らなければならないため、豊富な経験と知識が必要です。
子猫をペットショップなどに流通させる
繁殖させた猫をペットショップなどに卸して、流通させるのもブリーダーの仕事です。
ブリーダーのもとで生まれた猫がペットショップに引き取られる方法は2つあり、ペットオークションで競りにかけられる方法と、直接契約で取引される方法があります。
ペットオークションでは、全国から持ち込まれた猫が競りにかけられペットショップへ。
直接契約ではブリーダーからペットショップへ卸すという形がとられます。
オークションの形式では、未熟な子猫を出品するなど問題も多かったことから、近年は信頼できるブリーダーと直接契約を結ぶペットショップも増えているようです。
親猫や子猫の飼育や健康管理など
猫が元気に成長・生活できるように管理するのも大切な仕事です。
日常的に食事の用意や排泄物の片付け、運動量の管理など、猫が健やかに生活できる環境を整えます。
子猫は体調を崩しやすく病気になりやすいため、ちょっとした変化に気づける繊細さが要求されるでしょう。
生まれたての子猫は数時間おきにご飯をあげたり、体をチェックしてあげなければならないため、飼育する側も体力が必要です。
また、産後の親猫のケアや、猫のしつけ、社会化のトレーニングなどもブリーダーの重要な仕事です。
自らお客さんに直接販売する
ブリーダーの中には販売サイトを設けて、直接お客さんに販売しているところもあります。
猫舎や飼育の様子などを載せていて、ブリーダーに連絡が取りやすいようになっています。
SNSで猫の様子をUPしている人もいるので、自分の好みの猫がいないか探してみるのも良いですね。
飼い主さんからの相談や指導対応
近年、飼い主さんからの相談に対応するなど、アフターフォローに力を入れているブリーダーが増えています。
電話やメールなど、色々な方法で飼い主さんの不安を解消してあげるのも仕事に含まれます。
初めて猫を飼う人も増えているので、信頼できる相談相手として意見を求められることも多いようです。
血統書発行の手続き
血統書の申請は基本的にブリーダーが行います。
証明書の発行には1か月~2か月かかるため、子猫が生まれたときに申請したのであれば、子猫の引き渡しと同じタイミングで血統書を受け取れます。
猫は生まれてから数ヶ月の間に目の色や耳の形が変化することもあるので、気になる場合は飼い主さんが該当箇所の変更手続きを後から行うことも可能です。
猫のブリーダー(キャッテリー)から迎え入れるメリット
猫の専門家であるブリーダーからお迎えすると、ペットショップや保護猫を引き取るのに比べてさまざまなメリットがあります。
ここではブリーダーから愛猫をお迎えするメリットについて解説していきます。
直接話せて必要なアドバイスを聞ける
ブリーダーは自分の猫舎の猫について、豊富な知識を持っている専門家です。
飼育のポイントやしつけのコツについて、具体的なアドバイスをもらえるでしょう。
どのような環境で育ってきたのか、どういった性格の持ち主なのか、親猫のことなどの話が聞けます。
猫は個体によって性格がかなり違う生き物なので、出産時から見守ってきたブリーダーの意見は非常に参考になります。
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血統が明確な子を迎えられる
ブリーダーとの取引では実際に親猫の姿を確認できるので、血統のはっきりした子をお迎えすることができます。
純血種の猫を希望する場合は、その猫が純血種である証明になります。
思い描いた姿の猫種をお迎えしたいときには、純血種である方が飼い主さんの想像通りに育ってくれるでしょう。
ペットショップでは血統書がついていないこともあるので、出自のはっきりした猫をお迎えしたい場合は大きなメリットと言えるでしょう。
気になる子の健康状態や親猫を確認できる
お気に入りの子が見つかったら、実際に猫の様子を見せてもらいながら健康状態を確認することができます。
猫舎には親猫や兄弟猫もいるため、成長後のイメージや性格などの予測がつけやすいでしょう。
毛玉ができていないか、肌ツヤが悪くないかなど、親猫の健康状態も併せて確認しておくと安心です。
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ペットショップより比較的安価で迎えられる
通常はペットショップよりもブリーダーの方が安価でお迎えできます。
ブリーダーは自分の猫舎で繁殖させた猫を売るため、業者などに払う仲介手数料がありません。
その分ペットショップからお迎えするよりも、ブリーダーから直接迎え入れたほうが安価で済むことがほとんどです。
ペットショップでお迎えする際にはペットショップの運営費用などが上乗せされるため、総合的に見れば高くなる傾向にあるのです。
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社会性が身についている子を迎えられる
猫は生後2週間~9週間頃が社会化期とされ、他の動物や人間との関わり方を覚える時期と言われています。
この時期に、優秀なブリーダーの元で仲間とのコミュニケーションの仕方や基本的なしつけを教えてもらった子は、お迎えした後もスムーズにお家に馴染みやすいでしょう。
生活している環境によって性格は変わっていくものですが、ある程度の習慣はそのまま残ります。
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猫のブリーダー(キャッテリー)から迎え入れるデメリット
ブリーダーと取引すると、実際に猫舎まで見学に行かなければならないこともあります。
また、実際に見学に行っても好みの猫種が見つからないなど、いくつかのデメリットがあります。
ひとつずつ確認していきましょう。
優良なブリーダーか見極めが必要
ブリーダーには長年猫を見守ってきたプロフェッショナルもいれば、趣味が高じてブリーダーになった人もいます。
正確な知識もなく、ブリーディングをしている悪質な業者もいる可能性があります。
優秀なブリーダーかどうか、自分の目で確かめる必要があるのです。
悪質なブリーダーだと、劣悪な環境で育てられてきた子も存在しており、病気がちな子も少なくないのです。
お迎え前にはちゃんと愛情を持って育てられているか、適切な環境で育てられているかなど確認しましょう。
希望の猫種が見つからないこともある
ブリーダーから猫をお迎えするのであれば、ある程度猫種をしぼっておく必要があります。
ペットショップと違い、ブリーダーで飼育している種類は多くありません。
何も決めずに見学に行くと、希望の猫種が見つからないことがあります。
自分の好みの猫種をあらかじめ調べておき、それからブリーダーを探しましょう。
猫舎へ直接見学に行く必要がある
動物愛護法により販売者は、購入者に直接動物を確認してもらい、対面で飼育方法などを説明しなければならないことが義務付けられています。
そのため、猫舎が遠方な場合でも、実際にお迎えする前に猫舎まで見学に行かなければなりません。
しかし、最近では専門の配送サービスを行っているところもあるため、安全面も確認も含め事前に問い合わせてみると良いでしょう。
参考:環境省 第一種動物取扱業者の規制 [動物の愛護と適切な管理]
猫のブリーダー(キャッテリー)とペットショップの違い
猫のブリーダーの仕事内容やメリット・デメリットについてご紹介してきましたが、具体的にブリーダーとペットショップではどのような違いがあるのでしょうか?
街中でよく見かけるペットショップには可愛い子猫がたくさん展示されています。
アメリカンショートヘアやスコティッシュフォールド、マンチカンなど色々な種類の猫を扱っているため、見ているだけでも楽しいのが魅力でしょう。
それに対して、ブリーダーでは専門の猫種に限定して飼育しているところが多いのが特徴です。
アメリカンショートヘア専門のブリーダーやスコティッシュフォールドのみを扱っているブリーダーなど、見学に行っても一度に見られる猫種のバリエーションは少ないと言えるでしょう。
ブリーダーの猫舎では一度に見られる種類は少なめですが、その分、健康や性格の安定した子に出会える確率は高く、専門的な説明も受けられるのがポイントです。
信頼できる猫のブリーダー(キャッテリー)の見分け方
信頼できる猫のブリーダーの見分け方について解説していきます。
猫のお迎えを検討する際には、以下の点に注意してブリーダーを探しましょう。
第一種動物取扱業に登録しているか
ブリーダーとして猫を販売するためには、第一種動物取扱業に登録している必要があります。
もしも、登録せずに販売を行っていた場合、違法となるので利用するのはやめましょう。
そのためには登録していることをきちんと確認する必要がありますので、各市区町村の「第一種動物取扱業者一覧」などを確認してみてください。
ペットに関する資格はペット繁殖指導員や家庭動物管理士などさまざまあるので、経験の豊富なスタッフが常駐しているところを選ぶと良いです。
参考:環境省 第一種動物取扱業の登録について - 東京都保健医療局
質問や相談にしっかり応じてくれるか
愛猫との生活は生涯の長い期間に渡るものです。そのため良心的なブリーダーは、質問や相談にしっかり応じてくれます。
見学に行ったときなどに、きちんと説明してくれるか、アフターフォローに力を入れているかを確認しておきましょう。
また、親切なブリーダーでも小規模過ぎる場合は注意が必要。
あまりにも規模が小さいと、後々ブリーダー業を辞めて連絡が取れなくなってしまうこともあります。
お迎えを考えているときは、総合的に考えて判断することが大切です。
猫舎は清潔な環境であるか
悪質な環境で生まれ育った子も現実には存在するため、どんなところで生活をしていたのかを確認することは重要。
トイレが汚いまま放置されていないか、食器がキレイに洗われているかなど、衛生面を確認しましょう。
病気の子がそのままにされていたり、毛玉のついたままの猫がいる場合も注意が必要です。
たくさんの猫を飼育するのは大変なことですが、一匹一匹の猫に愛情を込めて飼育しているブリーダーを選びましょう。
頭数に応じた猫舎で飼育されているか
猫がストレスを感じずに体を動かせるスペースがあることは、生活する環境においてとても大事なこと。
ケージや運動スペースが十分に確保されているか確認しましょう。
キャットタワーが設置されていたり、おもちゃが置いてあるなど、猫が過ごしやすいように配慮されていると良いです。
悪質なブリーダーは小さいケージにギュウギュウ詰めにしていることもあり、劣悪な環境であると言わざるを得ません。
猫舎見学を拒むようなことはないか
猫舎の見学を拒む場合は要注意。悪質な業者は飼育現場をみせたがらないため、極力猫舎に立ち入らせないようにすることもあります。
ほとんどのブリーダーは愛情を込めて猫の飼育を行っていますが、一部にこういった悪質なブリーダーがいるのも事実です。
病気の予防やストレスを理由に猫舎の見学を断るブリーダーもいるため、見学を断られたからといって悪質なブリーダーとは限りません。
ただ、見学ができない場合は写真や動画などを見せてもらい、健全な環境で飼育されているか確かめておきましょう。
生後56日未満の子猫を販売していないか
動物愛護法では「生後56日を経過しない犬及び猫の販売又は販売のための引渡し・展示は禁止」とされています。
生後56日未満の子猫を販売している場合は違法となるので取引を控えましょう。
また、ごく稀に悪質なブリーダーが誕生日を偽って、生後56日を経過していない猫を販売していることがあります。
誕生日はブリーダーによる申告制なため、明確な証拠がない限り取引を止めるのは難しいのが現状。
生後56日未満の子猫は、まだ体が弱く病気にもかかりやすい状態です。子猫をお迎えするときは月齢に注意して探しましょう。
ブリーダーで子猫を探す方法
ネット上ではブリーダーが飼育している子猫の様子が日々UPされています。
ここではブリーダーで子猫を探す方法について解説していきます。
知人やSNSなどでブリーダー情報を集める
猫好きな知人に紹介してもらったり、SNSでブリーダーの情報を集めましょう。
SNSでは自分の猫舎の様子をアップしているブリーダーもいます。
SNSの動画や画像はホームページで見るよりも身近に感じられるため、実際に家庭で飼っている様子もイメージしやすいでしょう。
中小規模のブリーダーはネット上では見つけにくいため、SNSを上手に活用するのが有効です。
ブリーダー直販の紹介サイトを確認する
ブリーダー直販の紹介サイトを確認してみましょう。紹介サイトにはそれぞれルールがあります。
一度に数件までしか同時に予約できなかったり、最初はメールでやり取りを行ってから電話や見学の予約を受け付ける、など。
トラブルにならないように、それぞれの紹介サイトの規則に従って利用しましょう。
紹介サイトで迎えたいエリアや猫種をチェックする
紹介サイトではそれぞれの地域や、迎えたい猫種を扱っているブリーダーを検索できます。
猫の写真だけでなく、動画を載せているものもあるので、好みに合ったものをピックアップして閲覧しましょう。
さまざまな種類の猫が日々UPされているので、こまめにチェックしながらお気に入りの子を探してみましょう。
猫のブリーダーから子猫をお迎えするまでの流れ
愛猫をブリーダーからお迎えする流れについて解説します。
お迎えするときには、ブリーダーと受け渡し方法やフォロー内容についてしっかり確認して契約を進めましょう。
①ブリーダーに連絡して見学の申し込みをする
紹介サイトでお気に入りの猫を見つけたらブリーダーに連絡してみましょう。
動物愛護法によりお迎え前に一度、猫の様子を確認する必要があります。
都合の良い日程を決めて見学の申込みをしましょう。
ブリーダーは猫の繁殖や飼育で多忙な場合が多いため、猫を飼う気持ちが固まっていないで見学に行くと迷惑になってしまう可能性があります。
見学を申し込むときには、真剣に猫をお迎えすることを検討した上で連絡しましょう。
②猫舎を訪問して気になる子を見せてもらう
猫舎を訪問したら気になっている子を見せてもらいましょう。発育状態が良好か、病気などをしていないか確認してください。
もしも猫風邪などにかかっている場合は、完治してからお迎えした方が良いです。
子猫はまだ体力的に不安定です。見学のときにもストレスにならないように優しく接してあげてくださいね。
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③迎え入れにあたって契約をする
猫の迎え入れを決めたら契約内容をしっかり確認し、お迎え後のフォロー内容や対応も説明してもらいましょう。
ワクチン接種の内容や去勢の有無、料金の支払い方法なども確認しておきましょう。
万が一、お家の環境に猫が合わなかったときの対応についても確かめておくと安心です。
優良なブリーダーはアフターフォローにも力を入れている場合が多いので、愛猫になにかあったときに相談できる窓口としておくと、非常に頼りになる存在になります。
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④愛猫をお迎えに行く
愛猫を迎え入れる準備が整ったらお迎えに行きましょう。
ブリーダーによっては見学当日に購入できることもあるので、状況に合わせて相談してみてください。
子猫にとって環境が変わるのは大きな出来事です。
飼育に必要なアイテムに買い忘れがないか前もって確認し、万全の体制でお迎えしましょう。
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この記事の執筆者
桐谷 肇
ライター
猫を飼うのが初めてで戸惑うこともありましたが、今では日常に欠かせない大切な存在になっています。
nademo編集部
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