猫の病気・健康

猫のおならが臭い原因は?考えられる病気や対処法・予防法を解説

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猫のおならが臭い原因は?考えられる病気や対処法・予防法を解説

愛猫と過ごしていると、時々どこからか臭いニオイがすることはないでしょうか?

それは愛猫のおならのニオイかもしれません。

おならは生理現象のひとつで、腸内に溜まったガスを肛門から排出する行為です。

猫は人間や犬ほど頻繁におならをするわけではありませんが、全くしないわけでもありません。

健康な状態であれば、おならはそんなに気にならないでしょう。

しかし、生理現象でもあるおならは健康のバロメーター。猫のおならからわかる健康やその理由についてお話しましょう。

この記事の結論

  • おならは大腸に溜まったガスを排出する生理現象なので猫にもある
  • 猫のおならが臭いのは動物性タンパク質が原因になっていることが多い
  • 病気の時はおならの頻度が増えてニオイも強くなるため、おならの変化には要注意
  • フードや環境を変えることでおならのニオイを改善できることもある

行灯

執筆・監修

行灯

ライター/愛玩動物飼養管理士/トリマー/グルーマー/ベテリナリーテクニシャンズ

原生生物から哺乳類まで全てが先生であり、その魅力に魅了されて幾星霜。
地元の動物園や水族館に観察しに行ったり、遠方の生物イベントまで足を運んだりしています。

nademo編集部

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猫がおならをするメカニズム

おならと言うと、臭いイメージが一般的にあるのではないでしょうか。

おならは食物を体が吸収しやすいように分解する時に、腸内で発生するガスです。

特に動物性タンパク質は腸内の悪玉菌により分解されるため、ガスが発生しやすくなります。

猫のフードは高カロリーな動物性タンパク質が豊富に含まれているので、おならが多いかと言うとそうではありません。

ガスのほとんどは腸管に吸収されるため、おならとして排出される頻度は少なめなのです。

また、おならのニオイは、タンパク質や腸内環境に左右されます。

フードを変更したり、腸内環境を改善することでおならの臭いが変わることもあるでしょう。

猫のおならの原因

猫のおならは人間と同じように、腸内で溜まったガスを体外に排出するために行われます。

このガスは食べたフードの成分から栄養を摂取するために、胃腸で分解される時に生じます。

それ以外にもフードを食べる時に空気を一緒に飲み込んでもおならをして排出するでしょう。

健康な状態であれば、生理現象なので問題ありません。

特に猫のおならは音がすることが少ない、いわゆる「すかしっぺ」が多いため、気がつかないことが大半です。

しかしニオイがきつかったり、頻繁におならをするようであれば、病気の疑いもあります。

おならが多いと感じたら、動物病院で診察してもらいましょう。

食物繊維が豊富な食べ物の摂取

食物繊維は快適な腸内環境を維持するために重要ですが、猫は食物繊維や一部の炭水化物をうまく消化吸収することができません。

そうすると食物繊維が腸内の発酵を促していき、腸内にはガスが発生しやすくなります。

特に穀類では玄米やとうもろこし、納豆やおからなどの豆類や、さつまいもなどの芋類にも多く含まれています。

ただ、これらの食物繊維によっておならが多くなることはあるものの、ニオイが強くなる原因としては考えられません。

早食い

フードを早食いする猫もおならが多くなりがちです。これはフードを勢いよく食べる時に、空気も一緒に飲み込んでしまうからです。

早食いは多頭飼育で他の猫と競争して食べる子や、野良猫のようにいつでもお腹いっぱいに食べられない時期がある子に多く見られるでしょう。

早食いを直すために知育玩具を利用したり、一匹でゆっくり食べさせるようにすると、早食いが直ることがあります。

空気を一緒に飲み込まないように環境を整えましょう。

猫のおならが臭くなる原因

健康な猫のおならのほとんどはニオイがきつくないガスですが、フードや生活環境などさまざまな要因で臭いが強くなります。

また胃や腸などの内臓の病気により腸内環境が悪化しても、おならが臭くなるでしょう。

おならは健康のバロメーター。病気を早期発見することにもなりますので、愛猫のおならが臭いと感じたら原因を探り、改善が可能かチェックしてみましょう。

タンパク質が多すぎるフードを食べる

猫は完全に肉食動物ですので、フードには動物性タンパク質が豊富に含まれています。

タンパク質は分解される際に、インドールやスカトール、硫黄成分やメタンチオールなどの臭い成分が発生します。

消化しにくい素材を多く利用していると、猫のおならも臭くなるでしょう。

しかし、猫の健康を維持するためには、高カロリーの動物性タンパク質を多く摂取することが必要。

獣医師の指示などがない限り、むやみにタンパク質を減らした食事に変更することは避けましょう。

加齢

人間が加齢とともに消化器官が衰えるように、猫もまたシニアの年齢になると内臓器官が弱くなります。

消化吸収能力が低下し、腸内細菌のバランスが崩れると、悪玉菌が増えてガスの量が多くなり、ニオイも強くなるでしょう。

また腸内環境の乱れは、便秘や下痢も引き起こします。

病気への免疫力も落ちてしまうため、フードを見直したりして腸内環境のバランスが崩れないように注意しましょう。

ストレス

  • 引越し
  • 新しい家族が増える
  • 室外の騒音(工事音や花火など)
  • 長時間の留守番
  • ペットホテルへお預け など

猫はストレスに敏感な生き物です。

人間と同じように、ストレスを感じると、胃や腸の動きが鈍くなったり、腸内環境が崩れたりするでしょう。

引っ越しで生活環境が変化したり、新しい子をお迎えしたりする時は特に注意が必要です。

また、人間よりも耳が良いので騒音もかなりのストレスになり、お腹を壊します。

おならの回数が増えたり、ニオイがきつくなったと感じたら、ストレスの原因を探して取り除いてあげましょう。

消化不良

便秘になったり消化不良を起こしても、おならのニオイの原因になります。

本来ならば、スムーズに行われる消化や吸収が滞り、フードの残りカスが腸内に長く滞留すると腸内環境が悪化します。

その結果、ガスの量が多くなり、ニオイも強くなってしまうでしょう。

また、消化不良が長く続くとお腹が張ったりして、他の病気の原因になってしまうこともあります。

おならの臭い状態が長く続くようであれば、動物病院で獣医師の診察を受けるようにしましょう。

異物の誤飲

猫のおもちゃの誤飲は、食欲不振や嘔吐、便秘や下痢などさまざまな原因になります。

異物が腸の動きを阻害すると元気がなくなり、うずくまることが多くなるでしょう。

また食物が上手く流れなくなることで、消化や吸収の阻害にもなってしまいます。

この時に排出されるおならは、異臭を放ちます。

完全に腸を塞いでしまうとガスの排出もできなくなり、命に関わる可能性があります。

早めに動物病院を受診して、異物を取り除くようにしましょう。

病気

猫のおならのニオイが強い時は、腸内環境が崩れたことによる病気のシグナルの時があります。

しかし、おならがいつもより少し臭くなっただけでは、病気を発症していると断定できません。

フードの成分によって臭くなったかもしれませんし、ストレスなど外的要因が理由のこともあるでしょう。

食欲が減っていないか、下痢や嘔吐はないかなど、他にいつもと違う様子がないか確認することが重要です。

もしも、他におかしな症状が見られる場合は、病気の可能性が高くなります。

猫のおならで考えられる病気

おならが臭くなる病気は大腸や腸内細菌が関わってきますが、それだけではありません。

腸以外の内臓の機能不全や腫瘍などが原因になり、結果的におならが異臭を放つようになることもあります。

これらの病気はいずれも動物病院での検査や便を調べる必要があります。

便の色が違う、血が混じってるなどの症状がありましたら、直ぐに対処しましょう。

イレウス

イレウスは消化管の中で消化物が流れなくなってしまったことを言います。

日本語では腸閉塞と訳されますが塞がれた状態でなくても、消化管の障害で消化物がスムーズに移動できないと、イレウスになります。

小腸の蠕動運動を司るさまざまな神経ホルモンのバランスが崩れて起こるイレウスは、麻痺性イレウスとも呼ばれるでしょう。

猫の機能性イレウスは食欲低下、ヨダレを垂らす、嘔吐、腹部の膨満、脱水などの症状が見られます。

多くの場合は腸の動きが悪くなったことによるガスが貯留していますので、おならも臭くなります。

水分摂取もままならなくなるため、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。

腸閉塞(ちょうへいそく)

腸閉塞は消化管に異物が詰まったり、腸壁の肥厚や狭窄、外部からの圧迫などにより起こります。

完全閉塞と不完全閉塞がありますが、どちらも何らかの原因で通過障害を起こしているでしょう。

主に見られる初期症状は嘔吐ですが、おならも強烈なニオイを発します。

その他にも腹痛、食欲不振、腹部膨満などの症状が見られることもあるでしょう。

完全閉塞していると血液循環を阻害されたり、腸に穴が開き、腹膜炎や敗血症ショックが生じることもあります。

早く対処しないと命に関わる危険が大きいので要注意です。

慢性下痢症(まんせいげりしょう)

慢性下痢症は3週間以上、下痢の症状が続いている状態を言います。

原因はさまざまで、寄生虫やウイルスなどによる感染症、腸や膵臓の疾患、アレルギー、誤飲などがあります。

フードが体に合わない時やストレスが原因のこともあるでしょう。

下痢が続くと脱水症状を引き起こしやすくなり、体力も低下してしまうので、他の病気を併発しやすくなります。

特に子猫は下痢をしやすく、成猫のような体力もありません。2日以上、下痢が続くようであれば動物病院に連れて行きましょう。

膵外分泌不全(すいがいぶんぴふぜん)

膵臓はホルモンを分泌する内分泌機能と、消化酵素を分泌する外分泌機能があります。

膵外分泌不全は、外分泌機能が90%以上、失われる疾患になります。

膵外分泌不全を発症すると、体内で消化した食物を上手く吸収できなくなり、十分な栄養素を摂取できなくなるでしょう。

そのため、ご飯を食べているのに痩せて衰弱していきます。

その他にも毛ヅヤが悪くなる、おならの回数が増える、下痢や白くて柔らかい脂肪便がでるなどの症状が見られます。

食欲はあるのに痩せていったり、下痢の症状がある時は早めに動物病院を受診しましょう。

腫瘍(しゅよう)

猫の腫瘍は一般的に老化による疾患が多いですが、ウイルスが原因の腫瘍も多くあります。

腸内に腫瘍ができると腸閉塞やイレウスを引き起こす原因にもなり、おならのニオイも強くなるでしょう。

また、猫の腫瘍の80%は悪性腫瘍であることも特徴です。

腹部の膨満、お腹を触ると痛がる、皮膚のいぼなどに気がついたら、獣医師に腫瘍を検査してもらいましょう。

猫のおならの対処法

基本的に人間と同じように猫のおならは生理現象です。

それに完全に肉食動物の猫のおならは、人間よりも臭く感じることもあるでしょう。

猫が健康な状態であれば、正常なことなので心配することではありません。

しかし、おならをする頻度が多い、ニオイが強くなったと感じた時は要注意。病気の合図の可能性があるでしょう。

おならだから大丈夫だと思わずに、気にかけるようにしましょう。

健康的な便状態で元気なら様子見でOK

おならに変化がある病気は、腸内環境の悪化や消化不良など腸が良くないことが多くあります。

そのために下痢や便秘を引き起こしやすく、便にも変化が生じやすいです。

猫トイレを掃除する時に、便の色、硬さ、量など異常がないことを確認するようにしましょう。

特に便に変化が見られないのであれば、様子見をしても大丈夫です。

ただし、異変が確認できたら直ぐに対処できるように準備はしておきましょう。

おならが普段と違うと感じたら動物病院へ

  • おならの量や回数が急に増えた
  • おならが異常なほど臭い など

猫でもおならは臭いものですが、その回数は人間のように多くありません。

音もほとんどしないので、普通は時々なにか臭いと思うぐらいで終わるでしょう。

しかし、頻繁に臭いニオイを感じたり、ニオイが強くなったと感じたら病気のサインの可能性があります。

愛猫のお腹が張っていないか触って確認したり、便に変化がないかチェック。

もしも普段と違うと感じたら、獣医師に診察してもらいましょう。

猫のおならに加えてこんな症状があればすぐ病院へ

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おならの頻度やニオイが強くなったと感じた時は、他に症状がないか確認しましょう。

その他の症状では、食欲不振、下痢や便秘や血便、嘔吐、腹部の膨満、過度なグルーミングなどがあります。

おならに加えてこれらの症状がある場合は、体内で病気を発症している可能性があります。

腸閉塞やイレウスのように命に関わる病気もありますので、気をつけて症状を確認しましょう。

元気や食欲がない

元気がなかったり食欲が落ちている時は、体調を崩していることが多いです。

うずくまっている時間も長くなり、呼吸が早くなることもあるでしょう。

猫は弱っていると本能的に隠そうとしますので、おかしいと感じたら早めに動物病院を受診するようにしましょう。

またお腹に異常がある時は、おならを頻繁にしたり便や尿の状態が良くない時が多いです。

猫の肛門周りが汚れていないか、便や尿の硬さや色がおかしくないかチェックするようにしましょう。

便や尿の量も要注意です。

お腹が張っていて触れるのを嫌がる

胃や腸に病気が生じるとお腹が張ることがあります。

特に腫瘍ができたときは触られることを嫌がるようになります。しこりのような感触も感じるかもしれません。

寄生虫に感染してもお腹が張ることもあります。

これらの病気はいずれも体内で起きていますので、一見は普通にも見えてしまいます。

手遅れにならないように、動物病院で獣医師に診察してもらいましょう。

また、早期発見できるように日頃から慣らしておくのも大切です。

スキンシップを兼ねて触っても嫌がらないように、日頃からトレーニングしましょう。

便秘になっている

便を排出するのには多くの水分が必要ですが猫は比較的水を飲む回数が少ないので、便秘になりやすい動物です。

毛づくろいをした時に飲み込んだ毛が、胃腸で毛玉になって詰まることもあるでしょう。

便秘は放置すると大腸の中で便が固くなってしまい、最悪外科手術が必要になるような怖い病気です。

便が溜まると内部から圧迫されてお腹も膨れたり、食欲も落ちるでしょう。

一般的に2日以上排便がないと便秘と診断されます。

また便の量が少なくても、大腸に残った便が蓋になって出なくなってしまいます。

猫トイレを掃除する時に、便の量や状態を確認するようにしましょう。

下痢・軟便・血便をしている

猫の下痢はフードの食べ過ぎ、感染症、異物の誤飲、ストレスとさまざまな原因が考えられます。

また腫瘍やリンパ腫のような消化管の疾患でも下痢の症状が発症し、血便になることもあります。

下痢は軽度から重篤まで多岐に渡りますが、病気のサインであることがとても多いでしょう。

また水分不足から脱水にもなりやすくなります。

便が柔らかかったり、下痢の症状が見られたら早めに動物病院に連れて行きましょう。

嘔吐が見られる

猫は胃に溜まった毛玉を吐いたり、フードを食べた直後に吐いたりと、比較的吐きやすい動物です。

そのため嘔吐しても「いつものこと」と考えがちになりますが病気のサインのこともあるでしょう。

吐いたものの中に、フードや猫草などが混ざっている時は正常です。

しかし、一日に何度も吐いたり、吐いたものの中に血や寄生虫が混ざっている時は病気の合図です。

嘔吐が続くと脱水症状を起こし、体力も消耗します。動物病院を受診しましょう。

脱毛するほどグルーミングする

猫はグルーミング(毛づくろい)して体を衛生的に保つ動物です。

他の動物でもグルーミングは行いますが、猫ほどグルーミングする動物はなかなかいません。

グルーミングは猫の健康のために必要な行動ですが、過度なグルーミングはストレスがたまっていたり、皮膚病になっている可能性が高いでしょう。

またノミやダニなどの寄生虫、カビや細菌などの感染症も考えられます。

お腹やお尻など特定の場所ばかり舐めていると、その部分が脱毛して、逆に皮膚を傷つけてしまうこともあります。

大きな病気や皮膚炎を併発する前に原因を取り除いてあげましょう。

猫のおならの予防法

猫もおならは人間と同様に生理現象ですので、健康であればそのままでも大丈夫です。

しかし、回数が多かったりニオイが強い時は、腸内環境の改善に努めたり生活環境を見直す必要があるでしょう。

気になることがある場合は、動物病院で獣医師に相談するのもひとつの手段です。

愛猫が一緒に長く健康的に過ごせるようにさまざまな工夫をこらしてあげましょう。

フードを見直す

肉食動物である猫のフードは高カロリーな動物性タンパク質が多く含まれており、健康を保つために欠かせません。

しかし、利用されている素材や配合によりタンパク質の品質が異なります。

そのためにフードを変えることで腸内環境が改善し、おならのニオイが変化したり回数が減るでしょう。

猫の体質に合わせてフードを選ぶことは、健康の促進にもなります。

おならのニオイや回数が気になる時は、フードを変えて様子を観察しましょう。

早食いしないよう器や与え方を工夫する

フードを早食いすると飲み込む空気も増えてしまい、結果的におならの回数が増えてしまいます。

一気に食物を胃に入れてしまうことにより、消化不良を起こすこともあるでしょう。

早食いしないように早食い防止の食器に変えたり、一日の食事の回数を増やすことで、飲み込む空気の量を減らすことができます。

腸内環境の改善も期待できますので、ゆっくり食事ができるように工夫を凝らしましょう。

食器の高さを見直す

猫が食事しやすい高さは、一般的に5cm~8cm程度と言われていますが、猫種や個体差で一概には言えません。

猫が首を少し傾けるだけでフードが口元に届く高さを目安にすると良いでしょう。

適切な高さを保つことで食道が曲がることなく自然な状態で食事をとれるようになり、胃も体に圧迫されることがなくなりますので、吐き戻し防止になります。

シニア猫でしたら、関節への負担も減ります。

高さのある食器に変えたり食器の下に台を置くようにして、体の負担を減らしてあげましょう。

十分な水分を摂れるように工夫する

猫はもともと水分をあまり摂らない動物ですが、十分な水分を摂取することは快便に繋がります。

水分が不足すると便が固くなってしまい、大腸に便が留まります。

おならの回数が増えるだけでなく排便そのものが困難になってしまい、健康が阻害されかねません。

いつでも綺麗な水を好きなだけ飲めるように工夫してあげましょう。

この時も食器を適切な高さに保つことで水分摂取が楽になります。

脱水防止にもなりますので、複数の場所に水を設置してあげると良いでしょう。

ストレスのない環境を作る

ストレスがたまると消化管の動きが鈍くなったり、腸内環境が悪化するおそれがあります。

下痢や軟便になったり、逆に便秘になって、おならのニオイが強くなることがあるでしょう。

また過剰なグルーミングを行うようになり、脱毛や皮膚炎、毛が胃や腸に詰まるイレウスや腸閉塞になりかねません。

精神的にも落ち着かなくなってしまいます。

肉体的にも精神的にもストレスは健康の阻害になりますので、愛猫がのびのびと過ごせるように環境を整えてあげましょう。

誤飲誤食しそうなものは片付ける

異物の誤飲は消化不良を起こすだけでなく、胃や腸に詰まりかねません。

イレウスや腸閉塞の原因にもなってしまい、排便やおならの排出に支障をきたすでしょう。

また食欲不振や嘔吐、消化不良にも繋がり、猫の体への負担がとても大きいです。

誤飲は外科手術で取り除くしかなくなる可能性も高いです。

遊んだ後のおもちゃや紐などは必ず片付けて注意してあげましょう。

この記事の執筆者

行灯

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行灯

ライター/愛玩動物飼養管理士/トリマー/グルーマー/ベテリナリーテクニシャンズ

原生生物から哺乳類まで全てが先生であり、その魅力に魅了されて幾星霜。
地元の動物園や水族館に観察しに行ったり、遠方の生物イベントまで足を運んだりしています。
現在は、保護猫と拾い猫の下僕。毎日布団の奪い合いをしています。

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