「ソコケってどんな猫なの?」聞きなれない猫種なので、どのような猫種か想像しにくいですよね。
アフリカ(ケニア)原産の猫種ソコケは、愛情深く犬のように飼い主さんに忠実な猫です。
別名「アフリカンショートヘア」や「ソコケフォレストキャット」と呼ばれ、英語でsokokeと表記されます。
この記事では、珍しい猫種であるソコケの特徴や性格についてまとめています。また、飼い方や値段も解説していますので、ぜひ最後までお読みいただき、ソコケの魅力に触れて癒されてくださいね。
この記事の結論
- ソコケはケニア原産の珍しい猫種で、被毛の模様が樹皮のような柄をしている
- 愛情深く飼い主さんに忠実なソコケは、好奇心旺盛で子どもがいる家庭でもペットとして飼いやすい
- 社交性が高く動物とも仲良くなれることから、犬や猫と多頭飼いがおすすめ
- ソコケはアンダーヘアがない短毛種で、抜け毛が少ないためブラッシング頻度は週1回程度を目安に行う
目次
ソコケの特徴

ソコケはケニア原産の猫種で、別名「ソコケフォレストキャット」や「アフリカンショートヘア」と呼ばれています。
海外では「バケツ一杯のエネルギーを持つ猫」といわれるほど、ソコケは疲れを知りません。1日の大半を走ったりよじ登ったり、ジャンプしたりと遊び好きな猫です。
一般的な父猫は子育てをしませんが、家族思いな愛情深い性格のソコケの父猫は積極的に子育てに協力します。
飼い主さんに対して犬のような忠誠心があり、おもちゃを投げると持ち帰ってくることもあるようです。
また、水を怖がらないため、ソコケが小川で泳ぐ姿を目撃した人もいます。このようにソコケはフレンドリーで愛情深く、好奇心旺盛でユニークな猫なのです。
知能が高く、友好的
とても人懐っこい
よく鳴くが、大騒ぎはしない
運動神経がよく、遊びを好む
その他情報
原産地 | ケニア |
猫種公認団体 | FIFe,GCCF |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 11歳~15歳 |
なりやすい病気 | 尿路結石症,毛球症 |
参考価格 | 20万円~30万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | シングルコート |
毛色 | ブラウンタビー |
毛の長さ | 短毛 |
ソコケの身体的特徴
ソコケはほかの猫よりも首が長く、全体的にすらっとしたモデル体型の猫です。スリムな体型ですが、華奢すぎず筋肉質でしっかりした身体つきをしています。
くさび型の小さな頭部は大きな耳を際立たせており、アーモンド型に似た目は、琥珀色からグリーンまでさまざまな種類があります。
俊敏で運動能力が高く元気に動き回るため、細長いしっぽは鞭のようだと称されることもあるようです。
前足よりも後ろ足が長いため、つま先立ちしているような歩き方するのもソコケの身体的な特徴のひとつといえます。
ソコケのサイズ(体高・体重)
体高 | 20cm~30cm |
体重 | 3kg~5kg |
ソコケのサイズ感は一般的な猫と変わらず、体重が3kgから5kg程度です。体高についても20cmから30cm程度なので、大きな体格とは言えません。一般的なサイズ感の猫なのでお迎えしやすく苦労することも少ないでしょう。
ソコケの毛色・被毛
ソコケは短毛種で、アンダーヘアがないシングルコートの猫です。短毛種のなかでもとりわけ毛が短く、暑さには適しているものの寒さには弱い猫といえます。
毛色はブラウン、クラシック・タビーが公認色であるものの、稀にスノーと呼ばれる白っぽいソコケも生まれます。スノーは美しい見た目ですが、遺伝子などの懸念から繫殖は推奨されていません。
被毛の模様は自然発生のもので、背中部分には木目のような縦縞、横腹には丸い渦のような模様が特徴的です。
ソコケの後ろ姿は樹木の幹部に似ており、カザンゾ(訳:樹皮に見える)と呼ばれて親しまれてきたことも納得できます。
ソコケの運動能力
ソコケはエネルギッシュで高い運動能力を持っています。狩猟本能が強く筋肉質で俊敏な動きが得意。前足よりも後ろ足の方が長くジャンプ力に優れており、バネのように飛び上がります。
海外ではカーテンや木をよじ登るソコケの動画が投稿されており、長時間ぶら下がって落ちても再びよじ登るほど、体力が有り余っています。ソコケは1日中走り回れるほどバイタリティに溢れる猫なのです。
ソコケの平均寿命
ソコケの平均寿命は11歳~15歳と言われています。一般的な猫の平均寿命は12歳~18歳なので、平均よりはやや短命になることも。
ただ、なかには20歳になるご長寿なソコケもいるようです。健康に気を配り愛情深く育てていくことで、少しでも長く一緒に過ごせるかもしれませんね。
ソコケの注意したい病気
ソコケは自然発生の猫で、遺伝子的な病気は確認されておらず、病気に強い丈夫な猫だといわれています。
ただし、一般的な飼い猫がかかりやすい尿路結石症(にょうろけっせきしょう)や毛球症(もうきゅうしょう)には注意が必要です。
飲水量が少なくなりがちなので、きちんと水分補給できるような給水器の設置がとても大切。
また、毛球症は毎日のブラッシングで予防することができるので、定期的なお手入れが必須です。ソコケの健康を維持するためにも、定期的な検診を受けると良いでしょう。
ソコケの見分け方
ソコケに馴染みがなく、ぱっと見分けがつかないという人も多いのではないでしょうか。ソコケには、ほかの猫が持っていない以下のような性格と身体的特徴があります。
- 水を怖がらない勇敢な性格
- 犬のような忠誠心で飼い主さんに従順
- 前足よりも後ろ足が長く、つま先立ちしているように歩く
- 樹皮のような被毛の模様にくわえて、首の部分に顎ヒモのような模様がある
- 一般的な猫よりも首が長く、身体に比べて頭部が小さめ
ベンガルやトイガーなども野性的な見た目をしており、雰囲気がどことなくソコケと似ています。
猫種それぞれの特徴を見比べることで見分けられるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ソコケの性格・習性と飼うのに向いている人の特徴

世界的にも希少で珍しい猫種のソコケですが、実は非常に親しみやすい性格をしています。性格や習性について4つ解説し、ソコケの魅力をご紹介します。
ソコケの代表的な性格と習性
飼い主さんに愛情深い
ソコケは非常に愛情深く、飼い主さんのことが大好きです。飼い主さんのそばでくつろぐのが好きな子も多く、一度なつくと好きな飼い主さんの後ろをついて回ります。
また好奇心旺盛で人見知りをしないため、客人を出迎える姿もソコケの魅力のひとつでしょう。愛情深さは飼い主さんに対してはもちろん、母性や父性にも表れています。
一般的な父猫と違ってソコケの父猫は積極的に子育てに参加するため、ほかの猫種に比べて乳離れが遅いといわれています。
このように、ソコケは飼い主さん並びに家族全員に愛情深い相棒のような猫なのです。
構われすぎるのは好まない
ソコケは寂しがり屋なものの、構われすぎるのは好みません。基本的に好奇心旺盛ですが、繊細な一面も持っています。
ソコケの女の子は男の子よりも警戒心が強く繊細だといわれているため、程よい距離感を保つことが信頼関係を築くコツでしょう。
ただし、猫によっても性格は異なります。お迎えする場合は愛猫の性格に応じて、適度に構ってあげると良いですね。
とても活発で体を動かすことが大好き
ソコケはとてもエネルギッシュな猫です。一般的な猫は1日の大半を寝て過ごすことが多いものの、ソコケは1日遊んで過ごすタフさを持ち合わせています。
ジャンプしたり、かけまわったり、おもちゃを追いかけまわしたりと運動量の多い遊びが大好き。
お迎えした子猫のソコケが1日中遊び相手を探していることから、もう1匹子猫のお迎えを決意したという海外の飼い主さんもいます。
子猫は遊びながら狩猟を学びますが、ソコケはとりわけハンター精神が強い猫なのかもしれません。このように、ソコケは体を動かすことが大好きな非常に活発な猫なのです。
社交性が高くほかの動物とも仲良くなれる
社交的で賢いソコケは、ほかの猫や動物とも仲良く過ごせます。
温厚でとても寛容な性格をした猫です。食いしん坊なところもありますが、ほかの猫がソコケのエサ皿からご飯を食べたとしても、喧嘩することなく一緒に食べます。
ただし、ハンター精神が強く小動物は捕食対象になるおそれがあるため、注意する必要があります。
お迎えする場合はトラブル回避のために、犬や猫など身体の大きさがソコケと似ている動物と一緒に飼うと良いでしょう。
ソコケを飼うのに向いている人の特徴
ソコケを飼うのに向いている人の特徴について、3つご紹介します。それぞれ詳しく解説していきますので、いくつ当てはまるかチェックしてみましょう。
犬や猫など多頭飼育をしている人
ソコケはほかの動物とでもすぐに仲良くなれるため、すでに犬や猫を多頭飼いしている人に向いています。
フレンドリーで誰とでも仲良くなりたいタイプ。知らない人や動物でも積極的にコミュニケーションを図り、信頼関係を築くのが上手な猫です。
また、相手から少々嫌われていてもどっしりと構えて、相手が心を許してくれるまで待つ粘り強さもあります。
ソコケは狩猟本能が強いため小動物は狩猟対象になりかねませんが、犬や猫なら仲良く過ごせます。また寂しがりな一面もあるため、距離が近い犬や猫がいると安心して過ごせるでしょう。
猫と遊ぶことが好きな人
エネルギッシュで遊び好きな猫なので、猫と遊ぶことが好きな人はソコケの飼い主さんにぴったりです。
臆病な猫は子どもが近寄るだけで逃げてしまうことも多いのですが、ソコケは人間の子どもを怖がりません。むしろ喜んで子どもと一緒に遊びたがるため、子どもがいる家庭でも飼いやすいでしょう。
ソコケはずっと構われると嫌になりますが、まったく構われないと寂しくなってしまうようです。そのため、ソコケが遊びたいタイミングで一緒に遊んであげると良いですね。
ただし、爪は鋭いため一緒に遊ぶ際には怪我をしないように注意が必要です。定期的に爪を整え、一緒に遊ぶ前にも爪が伸びていないか確認すると安心して遊べるでしょう。
広めの家に住んでいる人
自由に遊び回れるほど広めの家に住んでいる人は、ソコケの飼い主さんにぴったりです。ソコケはジャンプしたり、走ったり、よじ登ったりして遊ぶことが大好き。
ビッグサイズのキャットタワーや、キャットウォーク、運動量の多いキャットホイールを置くなどして、十分に運動できる環境が必要です。猫グッズは意外とサイズが大きく場所を取ります。
また、活発で元気に走り回るため、賃貸住宅などでは騒音になってしまうかもしれません。そのため、広めの家に住んでいる人はソコケを飼育するのに向いています。
ソコケの価格とお迎え方法・流通に関して

残念ながら、ソコケは日本国内にブリーダーがいません。そのためソコケをお迎えしたい場合は、海外から輸入する必要があります。
価格は500ドル~2,000ドルで、日本円にすると8万円~30万円前後くらいです。くわえて輸入費も必要になるため、予算を多めに見積もると安心できるでしょう。
ソコケの希少性と流通量が少ない理由
ソコケは、ケニア東部のソコケの森に由来する、自然発生した猫種です。その希少性には、主に以下のような理由が挙げられます。
原産地の特殊性(野生種としての歴史)
ソコケは、もともとケニアのギリアマ族の人々と共生していた土着の猫であり、人為的に交配を重ねて作り出された品種ではありません。
1970年代に、イギリス人によってヨーロッパに持ち込まれ、初めて猫種として認識されました。そのため、歴史が非常に浅く、純血種としてのブリーディングの歴史が短いです。
厳格な繁殖と遺伝子プールの維持
ソコケの繁殖は、遺伝子の多様性を保つため、非常に厳格に管理されています。近親交配を避けるため、ブリーダー同士で緊密な連携を取り、健全な遺伝子プールを維持することに重点が置かれています。
こうした厳格な管理体制は、猫種自体の健全性を保つためには不可欠ですが、結果として繁殖数が増えにくく、流通量が少ない一因となっています。
繁殖家(ブリーダー)の圧倒的な少なさ
ソコケは、世界的に見ても繁殖しているブリーダーが非常に少ない猫種です。
主なブリーダーは、ケニアからソコケを最初に持ち帰ったデンマークを中心に、スウェーデンやイタリア、アメリカなど、ごく限られた国に存在します。
新しい血統を導入するためにケニアからソコケを輸入することも稀にありますが、このプロセスも厳格な規制と高いコストを伴います。
国内におけるソコケの入手は極めて困難
これらの背景から、現状、日本国内でソコケを入手することは、極めて困難であると判断できます。
国内ブリーダーの不在
- 2025年8月現在、日本のペット市場やブリーダー情報を検索しても、ソコケを専門に扱うブリーダーや、取り扱いのある店舗は見つかりません。
- この猫種は、そもそも海外でも非常に希少であり、日本国内で繁殖・販売している業者が存在しないのが現状です。
輸入のハードル
- 海外のブリーダーから個人で輸入することは、非常に難しいプロセスです。
- 猫の生体価格に加え、輸入にかかる輸送費、検疫費用、輸入代行業者への仲介料などが加算されるため、費用は非常に高額になります。
- また、ブリーダーが個人への売却を拒否するケースも多く、信頼できるルートを見つけることも困難です。
国内の飼育頭数(目安)
- 日本国内でソコケが飼育されているという公式な統計や報告は、現在のところ見つけることができません。
- 存在するとしても、極めて少数の愛好家によって個人的に飼育されている可能性はありますが、一般の人がその情報にアクセスすることはほぼ不可能です。
結論:日本でソコケをお迎えすることはほぼ不可能
ソコケは、その歴史的背景と繁殖体制から、世界的に見ても非常に珍しく希少な猫種です。そのため、日本国内で「ソコケを飼う」という選択肢は、現実的にはほぼ存在しないと考えて良いでしょう。
ソコケの飼い方

ソコケに長生きしてもらうためには、ソコケの特徴を理解したうえで、適切な飼育方法を知っておくことも重要と言えます。
猫種にはそれぞれ違いがあり特性があるため、これを知っておくだけではなく、猫種全体に通ずる注意点などもまとめました。
具体的な飼い方からおすすめの習慣まで、それぞれ解説していきますので、ソコケをお迎えしたいと考えている人は参考にしてみてくださいね。
十分な運動ができる環境や設備を用意する
ケニア育ちのソコケは、十分に運動できる環境を用意する必要があります。海外の人から「バケツ一杯のエネルギーを持つ猫」とたとえられるほど元気に遊び回ります。
運動量の多いおもちゃや猫グッズを用意してあげれば、喜んで遊んでくれるでしょう。ソコケにおすすめの猫グッズは以下の通りです。
- キャットウォーク
- キャットタワー
- キャットホイール
- トンネル型おもちゃ
- 自動回転式猫じゃらし
1匹で遊べるおもちゃも用意することで、飼い主さんがちょっとした外出をしても安心です。ソコケの健康維持のために、存分に運動できる環境を整えてあげましょう。
寒さに弱いので室温管理は大切
ソコケはシングルコートの短毛種で、寒さに弱い猫種です。寒い季節には室温管理を徹底する必要があり、寒冷地域では猫用の服を着せて防寒対策をすることもあります。
エアコンなどで室温を管理しつつ、段ボールハウスなどの電気を使用しない防寒対策グッズも揃えておくと安心です。
ふわふわした素材のベッドや、猫ちぐらを日当たりの良い場所に設置すると、暖かいので気に入ってくれるかもしれません。ソコケが快適に過ごせるように、室温や環境に気をつけてあげましょう。
ブラッシングは週に1回程度を目安に行う

抜け毛が少ないソコケのブラッシングは週1回程度を最低限とし、毛球症を防ぐためにも定期的なブラッシングは必須です。
ブラッシングをする際は、ソコケの毛並みに沿ってゆっくりとやさしく、撫でるようにブラッシングしましょう。
またリラックスしているようなら、ブラッシングと一緒にマッサージをすることで信頼関係を築きやすくなります。
猫の首回りは毛づくろいなどで疲労がたまりやすい場所なので、やさしく指圧してほぐしてあげるのがおすすめです。
猫によって触られたくないポイントが違うため、徐々に好きなポイントを見つけて、ソコケと仲良くなってくださいね。
毎日一緒に遊ぶ時間を設ける
ソコケは遊び好きなので、毎日一緒に遊ぶ時間を作りましょう。猫はルーティンが大好きな動物。また寂しがりのソコケにとって、飼い主さんと遊ぶ時間は貴重です。
毎日一緒に遊ぶ時間を設けることで、ストレスを軽減し健康維持する効果も期待できます。
ソコケは犬っぽい性格をしているため、おもちゃを投げて取ってくることも得意。猫じゃらしタイプのおもちゃや投げられるネズミ型のおもちゃ、釣り竿タイプのおもちゃも一緒に遊ぶうえで相性が良いでしょう。
飼い主さんにも負担がない時間帯で、たくさん遊んで絆を深めてくださいね。
体臭や汚れが気になるときにはシャンプーする
水を怖がらないソコケはお風呂が得意な猫なので、ニオイや汚れが気になる場合はシャンプーをしましょう。シャンプーの方法は以下の通りです。
- 汚れ部分を軽くブラッシングする
- ぬるま湯が出るシャワーで足元から濡らしてお湯に慣らしつつ、全身を濡らす
- 猫用シャンプーを適量手に取って、背中と腹部・足につけマッサージするように洗う
- 温かいシャワーでシャンプー残りがないようにすすぐ
- タオルで水気をふき取り、やけどに注意してドライヤーで乾かす
いずれも耳や目にお湯やシャンプーが入らないように注意して洗ってください。ただしソコケは寒さに弱い猫なので、寒い季節にシャンプーするのは控えた方が良いでしょう。
とても活動的なので脱走に注意
ソコケは活動的で賢い猫なので、脱走にはとりわけ注意が必要です。ドアや窓の開け閉めを理解できるほど賢く好奇心旺盛なため、窓の閉め忘れなどからでも簡単に脱走してしまいます。
普段からドアや窓の閉め忘れに注意しつつ、可能であれば脱走防止の柵などを取り付けた方が良いでしょう。来客の際にもドアのすき間から脱走しやすいため、注意が必要です。
ソコケが嫌がらないようなら、やさしい音色の鈴や迷子札をつけることも検討してみてはいかがでしょうか。
鈴の音で居場所を確認できるだけでなく、万が一の脱走した際にも備えられるのでおすすめです。
ソコケにおすすめのキャットフード・アイテム
ソコケの誕生の歴史

ソコケは、ケニア海岸部のアラブコ・ソコケ・フォレストという熱帯雨林が原産の猫です。ギリアマ族と共に暮らしてきたソコケは、被毛の柄が樹皮に似ていることから、Kadzonzo(読み:カザンゾ訳:樹皮に見える)と呼ばれて生活していました。
アラブコ・ソコケ森林が減少し、あらゆる動物が保護されていたものの、当時のソコケは保護対象外でした。1978年にジェニー・スレイターさんがソコケの珍しい柄に惹かれ、絶滅を防ぐために、デンマークやヨーロッパなどでソコケを保護し繁殖させていきます。
その後、1993年にはFIFeに猫種として登録され、2008年にはアメリカのTICAでも猫種として登録されました。現在、野生のソコケは絶滅しており、アラブコ・ソコケ森林保護区で保護されて生息しています。
また、デンマークやチェコなどの海外ブリーダーにより保護繁殖されています。ソコケは世界的に見ても数が少ない貴重な猫種なのです。
ソコケに似ている猫種
ソコケに似ているワイルドな猫たちをご紹介します。猫種それぞれの特徴や背景なども解説しますので、さっそく見ていきましょう。
トイガー

トイガーは新しい猫種で、名前の通り虎のような猫です。名前の由来は、「TOY」と「TIGER」を組み合わせた造語で、被毛は虎の柄そっくり。
ベンガルの変種で、より虎に似せて作られた結果、誕生した猫種だといわれています。キリッとした目で野生的な印象ですが、性格は外交的で人懐っこく遊び好きで活発な猫です。
どことなく雰囲気がソコケに似ていますが、トイガーは全身が虎模様なので、被毛で見分けられます。
活発で愛情深い性格
信頼関係を築きやすい
あまり鳴かない
多くの運動量が必要
その他情報
原産地 | アメリカ合衆国 |
猫種公認団体 | TICA,GCCF |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 12歳〜15歳 |
なりやすい病気 | 猫伝染性腹膜炎,肥大型心筋症,腎臓病,卵巣嚢腫,特発性膀胱炎 |
参考価格 | 10万円~70万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ショートコート |
毛色 | ブラウンマッカレルタビー |
毛の長さ | 短毛 |
アメリカンショートヘア

アメリカンショートヘアは、通称「アメショ」と親しまれ日本でも人気の高い猫種です。
ルーツは1600年代にヨーロッパから北アメリカに移住してきた開拓者が、ネズミ退治のために船に乗せて連れてきたことが源流だとされています。その後も害獣駆除のハンターとして人々と暮らしていました。
猫種として登録された当初は、ドメスティックショートヘアと呼ばれていましたが、1960年代にアメリカンショートヘアに改称されています。
アメリカンショートヘアは丸顔でがっしりした体型です。おおらかな性格のためペットとして飼いやすく、今もなお猫好きさんたちの心を掴み続けています。
活発でフレンドリーな性格
適応力が高く人懐こい
鳴き声は基本的に小さい
すぐれた運動能力を持つ
その他情報
原産地 | アメリカ合衆国 |
猫種公認団体 | TICA,CFA |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 12歳~13歳 |
なりやすい病気 | 肥大型心筋症,尿路結石症,糖尿病 |
参考価格 | 6万円~40万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | シルバータビー,ブラウンタビー,レッドタビー,ブルータビー,クリームタビー,カメオタビー,パッチドタビー,バイカラー,トッティー |
毛の長さ | 短毛 |
ベンガル

ベンガルはレオパード模様が美しい猫です。ベンガルのルーツは、ヤマネコと短毛種のイエネコをかけ合わせて誕生した猫だといわれています。
ヤマネコが先天的に持つ猫白血病に対する免疫力を、ペットの猫もに取り入れようとする試みで生まれた猫ですが、残念ながら免疫力を手に入れることは叶いませんでした。
しかし、ベンガルを見た猫愛好家がレオパード模様を気に入り、猫種を改良して1984年にTICAに登録されました。
レオパード模様から小さなヒョウにも見えるベンガルは、シルクのような毛ざわりをしています。ベンガルは温厚で人懐っこい性格をしており、ペットとして人気が高い猫種のひとつです。
温厚で甘えん坊な性格
人懐こく遊ぶことも大好き
大きな声で鳴くことがある
運動神経は抜群で能力がとても高い
その他情報
原産地 | アメリカ合衆国 |
猫種公認団体 | CFA,FIFe,GCCF,TICA |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 13歳~15歳 |
なりやすい病気 | 特発性多発神経根障害,進行性網膜萎縮症(PRA),ピルビン酸キナーゼ欠乏症 |
参考価格 | 10万円~70万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | シングルコート |
毛色 | ブラウン,スノー,シルバー |
毛の長さ | 短毛 |
ソコケの理解度チェック
この記事の執筆者
WEBライター
物心ついたときから動物が大好きです。
生きづらさを感じるときも、動物の愛情深く優しい姿から励みと力をもらっています。
数年前の引越しを機にペットを飼えることになり、愛猫(めいたん)と出会いました。
甘えん坊でツンデレキャットなめいたんに癒され、日々執筆活動に勤しんでいます。
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