トイガーとはどんな猫種？特徴・性格や歴史、平均寿命、飼い方について

 その他情報

体毛

トイガーの平均サイズ（体重・体高）

トイガーのサイズは、猫全体の平均よりやや大きめといえます。

胴や手足が長いセミフォーリンと呼ばれる体型で骨格がしっかりとしているのが特徴で、力も強いです。

トイガーの毛色と被毛

トイガーの被毛は短い毛が密集しており、虎のようなしっとりとした手触りです。

毛色はブラウンタビー（マッカレルタビー）のみ認められています。

タビーとは縞模様のこと。ブラウンタビーとは茶系の毛に縞模様が入った毛色を指します。

ベースとなる色は「ブラウン、ゴールド、タン、マホガニーレッド」などさまざま。

縞模様は、はっきりと黒いラインが入っているのがよいとされています。

そのほか、トイガーの理想とされているポイントは以下のようなものがあります。

本物の虎に似たトイガーが、より理想に近いとされます。

トイガーの性格や習性

トイガーの性格は、明るく活発で遊び好き。

虎のようなワイルドな容姿のため「気性が荒そう……」とのイメージを持つ人も多いですが、実はそんなことはありません。

トイガーは人間やほかの動物に友好的に接し、飼い主さんにも適度に甘えます。

依存心は強くないので、抱っこを要求したり飼い主さんにべったりということはありませんが、しっかりと信頼関係を築けるタイプです。

知能が高いのでしつけもしやすく、犬のように持って来い遊びができる子もいますよ。

トイガーの平均寿命

トイガーの平均寿命は12歳～15歳と言われています。猫全体と比べても、平均的な長さだといえますね。

トイガーは成猫になるまでに3～4年ほどかかると言われています。

子猫の時期を長く楽しみ、ゆっくりと成長する姿を見守りたい人におすすめです。

トイガーのかかりやすい病気やケガの一例

トイガーは、血縁関係であるベンガル猫の体質を引き継いでいる面もあり、かかりやすい病気も共通する部分があります。

一般的な猫に多く見られがちな腎臓病についても、幅広く理解しておくと良いですよ。

猫伝染性腹膜炎（ねこでんせんせいふくまくえん）

ウイルス感染により、元気消失や食欲不振等の症状が現れます。

遺伝子疾患ではないものの、ヤマネコから受け継いだ性質でありベンガル猫に多く見られ、ベンガル猫の血縁であるトイガーもまた猫伝染性腹膜炎にかかりやすいとされています。

効果的な薬や治療法が確立されておらず、免疫力やストレスが病気に関係しているとの見解も。

なるべくストレスをかけないよう、日頃から気をつけてあげましょう。

肥大型心筋症（ひだいがたしんきんしょう）

心臓の筋肉が分厚くなり、肥大しています心臓病。心機能が低下し、呼吸に異常が発生します。

そのほかにも、食欲不振や体重減少、運動を嫌がるような様子が見られます。

治療法が確立されていないため完治は難しく、症状に合わせた対症療法が中心。

命にも関わる病気なので、息苦しそうにするなどなにか異変を感じたら動物病院へ相談しましょう。

早期発見・早期治療が重要となるため、毎年定期検診を受けるのがおすすめです。

腎臓病（じんぞうびょう）

腎臓の働きが悪くなり、体内の毒素を尿で排出できなくなる病気。

高齢の猫に非常に多く見られ、最終的には尿毒症になり、死に至ります。

多飲多尿・尿が薄くなる・食欲不振などの症状があれば早めに動物病院に相談してください。

トイガーの歴史

トイガーは1980年代のアメリカで誕生した、まだ歴史の浅い新しい猫種です。

ベンガル猫の繁殖をしていたブリーダーさんが「リビングで飼える虎を作りたい」との思いから作出。

生まれたベンガル猫の子猫に、野生の虎によく似た模様の2匹がいたことがきっかけでした。

その後もより虎らしい容姿を求めて、世界各地から集められた猫と交配が進められます。

アメリカの登録団体TICAには、予備登録期間を経て2006年に正式に登録。もうひとつ大きな登録団体にCFAがあります。

ですがCFAは野生の猫を繁殖に用いることを禁じているため、祖先にヤマネコを持つベンガルもトイガーと共に登録を認めていません。

トイガーとベンガル猫の違いは被毛の柄

トイガーとよく似た猫種にベンガル猫がいます。この2種の違いは、被毛の柄にあります。

ベンガル猫はトイガーの作出のもとになった猫種のため、血縁関係にあたります。

被毛の柄の他に、毛色にも違いがあります。

トイガーはブラウンタビー（マッカレルタビー）のみ。ベンガル猫はブラウン・スノー・シルバーの3色です。

また、見た目だけでなく性格にも若干の違いがあると言われています。

トイガーは家族以外の人を警戒する子も多く、べったりと甘えるタイプではありません。

対してベンガル猫は誰にでもよく懐き、家族のそばに居たがる子が多い傾向があります。

トイガーを飼うのに向いている人の特徴

一緒に遊ぶ時間を確保できる人

トイガーは活発で飼い主さんと遊ぶことが大好きな猫種です。

遊ぶ時間をしっかり用意できないとストレスに繋がってしまうだけでなく、愛猫との信頼関係も築けません。

そのため、愛猫と一緒に遊ぶ時間をしっかり確保できる人に向いています。

しつけがしっかり行える人

トイガーはとても賢くしつけがしやすい猫種です。

ただ好奇心旺盛で活発な面があるため、しつけを行わないとイタズラをしてしまう可能性もあります。

そのため、子猫期からしっかりしつけが行える人に向いているでしょう。

トイガーの飼い方

トイガーはまだ新しい猫種のため身近に飼っている人も少なく、「どうやって飼えばいいの？」「お世話の仕方は？」と疑問に思う人も多いでしょう。

ここでは、トイガーと一緒に暮らす際のポイントを解説します。

トイガーにとって快適な生活を与えてあげてくださいね。

子猫期からしつけを行っておく

トイガーは知能が高いため、しつけにはそれほど苦労しません。

ですが好奇心が強く活発な面があるので、イタズラをしてしまう可能性も。

トイレや爪とぎの場所は、家にお迎えしたら早めに教えるようにしましょう。

病院に行く際は万が一の災害時に備えて、キャリーバッグに入れるように練習しておくことも重要です。

上下運動できる環境を用意する

出典：Amazon

トイガーが非常に活発なため、家の中でも上下運動ができる環境が必要です。

キャットタワーを設置したり、家具をうまく組み合わせてステップを作るのもおすすめ。

トイガーは体が大きく力も強いので、キャットタワーやステップを設置する際は安定感を重視しましょう。

キャットタワーや家具が倒れてケガをしてしまわないよう、頑丈なキャットタワーや家具を選ぶようにしてください。

1日1回は一緒に遊んであげる

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ひとりで遊ばせるだけでなく、飼い主さんと一緒に遊ぶ時間も作ってあげましょう。

トイガーは飼い主さんにべったり甘えるわけではないものの、コミュニケーションをとるのは好きな子も多いです。

猫じゃらしを使って遊んだり、ボールを使って「持って来い遊び」ができる子も。

中にはリードをつけて散歩したりと、犬のような遊び方ができる子もいます。

猫に散歩は必須ではありませんが、毎日なにかしらの方法でしっかりとコミュニケーションをとってあげてくださいね。

日々のブラッシングは必須

出典：Amazon

トイガーは短毛種ですが、定期的なブラッシングは欠かせません。

毛玉ができる心配はありませんが、毛が密集しているため換毛期には大量の毛が抜けます。

自分でも毛づくろいはできますが、たくさんの毛を飲み込んでしまうと毛球症になるリスクもあるため、ブラッシングをして余分な毛を取り除いてあげましょう。

週に1～2回を目安にブラッシングをすることで、虎柄の美しい被毛もキープできます。

柔らかいラバーブラシはマッサージ効果もあり、トイガーのような短毛種には特におすすめです。

フードは年齢と目的に応じたものを選ぶ

毎日与えるメインの食事には総合栄養食を。お水とフードのみで必要な栄養素を摂取できます。

コミュニケーションの一環としておやつや与えるのもおすすめ。

与えすぎて肥満になったりフードを食べなくなってしまうといけないので、1日に適正量を守って与えましょう。

また、成長段階によって必要な栄養素やエネルギー量は異なります。

フードのパッケージには「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」と記載があるので、愛猫に合ったものを選んでくださいね。

肥満防止のために食事量はコントロールする

食事量のコントロールは、健康維持に繋がります。

トイガーに限ったことではありませんが、肥満はあらゆる病気の原因となるため、注意が必要です。

手で触れたときに肋骨に触れるか、上から見たときにわずかなくびれがあるかなど、体型をよく確認してあげましょう。

特に高齢になってくると運動量が減るため、食事量やカロリーには注意が必要です。

トイガーの価格相場

トイガーの相場価格は10万円～70万円と幅があります。

まだまだ歴史の浅い猫種であり、模様が安定していないこともあってか、理想に近いトイガーはかなりの高値で取引されることも。中には100万円を超える子もいます。

まだ新しく珍しい猫種のため、ペットショップで見かける機会はほぼありません。

確実にお迎えするにはブリーダーさんを訪ねることになるでしょう。

しかし、トイガーに詳しい人が少ないのを逆手に取り、偽物を販売する悪徳業者もいるので注意が必要です。

トイガーを作出したジュディ・サジェンさん公認のブリーダーさんを探すのがおすすめです。

トイガーにおすすめのキャットフード3選

トイガーにおすすめしたいキャットフードをご紹介します。

運動量が多いトイガーには、良質なタンパク質が豊富に摂れるフードがおすすめです。

グランツキャットフード 無添加 グレインフリー 全年齢用 チキン&サーモン味

出典 :https://www.amazon.co.jp/

参考価格　2,000円（税込）

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主原料にチキンとサーモンを使用しており、豊富なタンパク質を摂取できます。

肉・魚の両方を使用しているためバランスがよいのがポイントです。

1袋あたり500ｇと少量のため、10日ほどで食べきれ、いつでも開封したてのような味わいを楽しめるのが魅力です。

尿路の健康をサポートする2種のベリーも配合されています。

レティシアンカナガンキャットフード チキン

出典 :https://www.amazon.co.jp/

参考価格　5,038円（税込）

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英国王室エリザベス女王に表彰されたキャットフード（The Queen’s Award for Enterprise :International Trade 2017 受賞）。日本でも広く知られているレティシアンのカナガンです。

上質な肉・魚を60％使用した高タンパク質のフードであり、子猫からシニア猫まで対応可能です。

オメガ3脂肪酸&6脂肪酸・海藻などを含み、若々しく健康的な体を保つサポートをします。

フィーラインナチュラルキャットフード フリーズドライ チキン&ラム

出典 :https://www.amazon.co.jp/

参考価格　6,444円（税込）

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チキンとラムを主原料に使用したキャットフード。

チキンは消化吸収が優しく、肝臓ケアに効果的。ラム肉は体を温め脂肪燃焼を助けるので、肥満防止に繋がります。

新鮮な食材のみを使用しており、食いつきも抜群です。

トイガーの理解度チェック

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