アメリカの靴メーカー「ハッシュパピー」の、マスコットとして知られるバセット・ハウンドとはどのような犬なのでしょうか。
日本では見かけることが少ない犬種ですが、大きな耳と短い足の特徴的な外見と穏やかな性格で家庭犬として人気があります。
この記事ではバセット・ハウンドの特徴や魅力、飼い方などについて詳しく解説していますのでぜひチェックしてください。
この記事の結論
- フランス原産の猟犬で、大きな垂れ耳と大きな頭、短くて太い足と胴長の体型が特徴
- 穏やかな性格をしており、現在ではその多くが家庭犬として飼育されている
- 多くの運動は必要ないが、食欲旺盛で肥満になりやすく、椎間板ヘルニアのリスクが高い
- 温厚でしつけはしやすいが、マイペースで頑固な一面もある
第一種動物取扱業(訓練)/犬の栄養管理士アドバンス/JKC愛犬飼育管理士
現在は出張訓練をメインとし、自身の犬、生徒さんの犬と訓練競技やノーズワークなどに取り組む。
目次
バセット・ハウンドの特徴

フランス原産のバセット・ハウンドは、大きな垂れ耳と大きな頭、短くて太い足と胴長の体型が特徴の中型犬です。
人間と同じ程度の歩度でゆっくりと歩き、ウサギなどの小動物を狩る猟犬です。日本ではあまり見かけることがない犬種ですが、温和で温厚な性格をしています。
現在ではその多くが家庭犬として飼育されており、猟犬として活躍している子は少ないです。
忍耐強く、勇敢な性格
懐きやすいが相性の悪い子もいる
吠え声が大きいため、しつけが重要
平均的な運動量
その他情報
原産地 | イギリス,フランス |
犬種グループ | 6G:嗅覚ハウンド |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 10歳~12歳 |
なりやすい病気 | 椎間板ヘルニア,チェリーアイ,緑内障,外耳炎,気管虚脱,皮膚糸状菌症,バセットハウンド血小板障害 |
参考価格 | 20万円~50万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | スムースコート |
毛色 | ブラック&ホワイト&タン,レモン&ホワイト |
バセット・ハウンドの誕生の歴史
16世紀のフランスで鹿狩りに使われていた猟犬がバセット・ハウンドの祖先だと考えられています。
その猟犬たちの中で特に足の短い個体同士を掛け合わせて、現在のような胴長短足の体型に近づいていったようです。バセットとは英語で丈が低いことや足が短いことを意味します。
18世紀後半から19世紀頃になると、貴族の遊びであった狩猟が一般人にも浸透し始め、生活のために獲物を狩るようになりました。
貴族は馬に乗って狩りをしますが、一般人は徒歩で狩りをするので、歩度がそれほど速くなく扱いが楽な穏やかな性格の猟犬が必要とされるようになりました。穏やかな性格でゆっくりと歩くバセット・ハウンドはまさにぴったりで、その人気が高まっていったのです。
1866年にイギリス、その後アメリカにも輸出され、家庭犬として広く飼育されるようになりました。原産国であるフランスでは、現在も猟犬として活躍するバセット・ハウンドが存在します。
バセット・ハウンドの身体的特徴
足が短く胴長で骨量が多く、全体的にとてもがっしりとした体型をしています。大きな頭と地面に接触しそうなほど大きな垂れ耳もバセット・ハウンドの特徴です。
大きな耳が垂れていることによって、下瞼が引っ張られているのも特徴的な見た目でしょう。
バセット・ハウンドのサイズ(体高・体重)
体高 | 33cm~38cm |
体重 | 男の子:25kg~34kg 女の子:20kg~29kg |
バセット・ハウンドは足が短いので体高は中型犬サイズですが、骨量が多いがっしりした体型をしているので、体重は小柄な大型犬並みに重いのです。
ダックスフンドのように足が短いこともあって、体高は高くても40cm程度。足が短いからこそですが、体高に対して体重の重さがわかるほどです。
バセット・ハウンドの毛色・被毛
バセット・ハウンドの毛色で一般的なのは、ブラック&ホワイト&タンの3色からなるトライカラー、レモン&ホワイトのバイカラーです。
許容されているハウンドカラーであれば、何色でも良いとされています。体つきがはっきりと分かる短毛かつシングルコートで、滑らかな手触りが特徴です。
バセット・ハウンドの運動能力
人間の歩く速度と同じくらいの速度で移動する点が重宝された猟犬なので、積極的に走ったり跳んだりする運動は必要としていません。
しかし諦めることなく獲物を追い続ける持久力を有しているため、1日に30分程度の散歩を朝と夕方に行うなど、適度な運動は欠かせません。
とはいえ猟犬であったことから、非常に豊富なスタミナを持っている犬種でもあります。
バセット・ハウンドとビーグルの見分け方
バセット・ハウンドと良く似ている犬種は、ビーグルです。同じ垂れ耳で3色のトライカラーが双方とも一般的で、特に子犬期は見た目がよく似ていて区別がつきにくいほどです。
成犬となると明確に異なってくるのはその大きさと足の長さです。ビーグルは体重10kg前後と小柄な中型犬に成長し、足の長さは平均的。
バセット・ハウンドの体重は男の子も女の子も20kgを超える個体がほとんどで、ビーグルより大きく成長します。足の長さはビーグルよりもかなり短いのは一目瞭然です。
ビーグル

バセット・ハウンドと同じ嗅覚ハウンドであるビーグルは、日本国内における飼育数も比較的多く、「スヌーピー」のモデル犬でもあることから馴染みのある犬種です。
トライカラーやバイカラーの毛色や垂れ耳であることなど、共通点も多いですが、ビーグルが小柄な中型犬サイズです。
これに対してバセット・ハウンドの体重は重く、どちからといえば大型犬寄りの中型犬サイズである点が大きく異なります。
やんちゃで遊ぶことが大好き
人見知りをせず、懐きやすい
寂しさから吠えることもある
太りやすく、運動量が十分に必要
その他情報
原産地 | イングランド |
犬種グループ | 6G:嗅覚ハウンド |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 椎間板ヘルニア,外耳炎,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),白内障,緑内障 |
参考価格 | 20万円~30万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | トライカラー,ホワイト&タン,ブラウン&ホワイト,レッド&ホワイト,レモン&ホワイト,オレンジ&ホワイト |
ブラッドハウンド

ベルギー原産のセントハウンドであるブラッドハウンドは、垂れ耳である点はバセット・ハウンドと共通していますが、体重は女の子でも35kgを超え、大型犬に属します。
嗅覚の鋭さは全犬種の中でも特に優れているとされていて、日本でも実猟犬として現在も活躍しています。
現在ではほとんど存在しておらず、絶滅を危惧されているほどの犬種でもあるのです。
穏やかで大人しい
家族には懐くが、警戒心は強い
頻繁に吠えることはない
運動はあまり好まない
その他情報
原産地 | ベルギー |
犬種グループ | 6G:嗅覚ハウンド |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 10歳~12歳 |
なりやすい病気 | 股関節形成不全,胃拡張捻転症候群,眼瞼内反症,眼瞼外反症,外耳炎 |
参考価格 | 50万円〜100万円以上 |
被毛
抜け毛 | 平均的 |
毛質 | スムースコート |
毛色 | ブラック&タン,レバー&タン,レッド |
バセット・ハウンドの性格・習性

バセット・ハウンドの魅力を知っていくうえで、性格を知ることはとても大事なことです。
基本的には温厚でのんびりとした性格であるだけでなく、非常に賢い点も魅力的ですよ。
温厚でのんびりとした性格
猟犬であるバセット・ハウンドですが、その性格は温厚でのんびりとしています。
争いを好まず、友好的で辛抱強いので子供や、犬をはじめとした他の動物とも友好的に接することができます。
体が大きくなるにつれて大人しく優しくなる傾向にありますが、攻撃性がないので小さい子どもでも安心して過ごせます。
賢く物覚えが良い
猟犬として仕事をする犬種なので、賢く、教えたことはきちんと覚えてくれます。
犬をお迎えするうえでしつけはとても大事で、愛犬自身をトラブルから守るためにも必要なこと。
賢ければスムーズに覚えてくれるので、共に生活する時間を楽しく過ごすことができるでしょう。
マイペースでやや頑固な面もある
バセット・ハウンドは自立心の強い猟犬なので、自分のペースを崩しません。飼い主さんの都合や命令への対応を自己判断するマイペースな面を持っています。
ときには、自己判断で飼い主さんの指示に従わず自身で判断した行動を取ってしまうこともあるでしょう。
バセット・ハウンドを飼うのに向いている人の特徴

犬をお迎えしてから後悔するという人も実際に存在しています。それは相性の悪さもひとつの原因となってしまうため、どんな子なのかを理解することはとても大事。
お迎えしてから後悔することがないように、バセット・ハウンドを飼うのに向いている人がどんな人なのか、確認してみましょう。
一緒にいる時間を作ってあげられる人
人間とも他の動物とも有効的な関係を築くことができるバセット・ハウンドですので、時間が許す限り一緒に過ごしてあげることをおすすめします。
得意の嗅覚を使った遊びなどを通して、良好な信頼関係を構築することができるでしょう。
日中はどうしても仕事などで家をあけることが多くなると思いますが、できる限りの時間を共有することが大切です。
しつけをしっかりできる人
温厚でのんびりとした性格のバセット・ハウンドですが、元来の仕事は猟犬ですので自立心が強くマイペースです。
何かに夢中になったりすると人間側の指示も耳に入らなくなったりすることもあります。
飼い主には忠実ですので、信頼関係をしっかりと築きながら根気よくしつけに取組むことが重要です。
体のケアをこまめにしてあげられる人
たるんだ皮膚と皮膚の間にあるしわに汚れがたまりやすく、放置すると皮膚病の要因になることもありますので、こまめに拭いて清潔に維持してあげましょう。
長い垂れ耳も同様に汚れやすいですし、目やにや涙も多いので、こまめな体のケアがかかせません。
食事に散歩にブラッシングに、こうした細やかなお手入れも必要になるということは覚えておかなければいけないでしょう。
バセット・ハウンドの健康リスクとお手入れ方法

バセット・ハウンドのユニークな体型に起因する病気の初期症状と予防ケアを理解しておくことは、長く健康的に生活してもらうために必要なことです。
それぞれどんな部分に注意しなければいけないのか、詳細とチェックリスト形式で分かりやすくまとめます。
バセット・ハウンドの注意したい病気
椎間板ヘルニア | 椎間板が変形して脊髄を圧迫し、痛みを伴う。 |
チェリーアイ | 目頭の瞬膜が飛び出した状態になる。 |
緑内障 | 眼圧が上がって目の痛みや視力低下を引き起こす。 |
外耳炎 | 耳の中にダニや菌が発生することで炎症が起こる。 |
短足で胴が長く、体重が重いバセット・ハウンドが最も注意したい病気は、椎間板ヘルニアです。
体型はいかんともしがたいので、肥満にならないように体重を管理する、足が滑らないように床材を整えるなど、背骨や頸椎に負担がかからないよう予防に気を配りましょう。
その他にもチェリーアイ、緑内障といった眼疾患にもなりやすいと言われているので、日頃から変化のチェックとケアをしましょう。
耳が大きく垂れ下がっているため外耳炎にもなりやすく、頻繁にチェックすることが重要です。
バセット・ハウンドの平均寿命
バセット・ハウンドの平均寿命は10歳~12歳で、中型犬としてはやや短命です。
遺伝性疾患やヘルニアなどの病気に注意を払い、健康管理をしっかりと行うことで長く一緒に暮らしたいものです。
バセット・ハウンドのお手入れ方法
ブラッシングは週2~3回、換毛期は毎日

ビロードのような短毛のバセット・ハウンドですので、ブラッシングは週に2~3回程度で良いでしょう。
ただし、換毛期には毎日のブラッシングが必要です。しっかり抜け毛を除去してあげてください。
たるんだ皮膚と皮膚の間のシワに汚れが溜まると皮膚病の要因にもなりますので、ブラッシングのついでに汚れをチェックしましょう。
汚れているようであれば、ぬるま湯に浸してしぼった濡れタオルや犬用のウェットティッシュで優しく拭き取ってあげてください。
シャンプーは月1回を目安に行う

特に汚れていなければ、シャンプーは月1回程度で良いでしょう。多すぎる必要はありません。
シャンプー後は皮膚と皮膚の間のシワに水分が残らないよう、丁寧にドライヤーをかけてしっかりと乾かすようにします。
シワには汚れが溜まりやすいのですが、シャンプーのしすぎは必要な皮脂も落として皮膚病の原因に。
お風呂の回数を制限しつつ、濡らしたタオルなどを使って拭き取る程度に留めておきましょう。
汚れやすい顔周りや耳はしっかり拭く
顔まわりの皮膚にもたるみがあるので、目やにや涙が溜まりやすくなります。口元もよだれが溜まりやすいので、顔周りは特に注意してこまめに拭いてあげましょう。
大きな垂れ耳も通気性が良いとは言えないので、耳介部分だけでも頻繁に汚れをチェックしてあげてください。
綿棒を使って耳の手入れをする際には、綿棒を耳の奥に押し込んでしまうと、汚れも一緒に押し込んでしまう可能性があります。
綿棒では、人間の目で見える範囲をお手入れしてあげるようにしましょう。
体臭の原因と対策
バセット・ハウンドは、その特徴的な体型や皮膚の構造から、他の犬種に比べて体臭が強くなりがちです。主な原因とそれぞれの対策を見ていきましょう。
- 皮膚のたるみとシワ: 顔や首周りにたるんだ皮膚や深いシワが多く、そこに汚れや皮脂がたまりやすいことが原因です。通気性が悪いため、雑菌が繁殖しやすくなります。
- 長い垂れ耳: 耳が長く垂れているため、耳の中が蒸れやすく、外耳炎を起こしやすいです。耳の奥で雑菌が繁殖すると、不快なニオイを放つようになります。
- 皮脂の分泌量: 皮膚から分泌される皮脂の量が多いため、ベタつきやすく、ニオイの原因となることがあります。
バセット・ハウンドの健康チェックリスト
垂れ耳に起因する病気:外耳炎
長い垂れ耳は通気性が悪く、菌が繁殖しやすいため、外耳炎になりやすい傾向があります。
初期症状チェックリスト
- ニオイの変化: 耳から酸っぱい、または腐ったようなニオイがする。
- 行動の変化: 頭を頻繁に振ったり、耳を足で掻いたりする。
- 見た目の変化: 耳の穴が赤く腫れている。耳垢が増え、黒っぽい、黄色っぽい、ベタベタしたものが付着している。
予防ケアのポイント
- 耳掃除の頻度: 週に1回程度、定期的に耳のチェックと掃除を行いましょう。
- 掃除の方法: 専用のクリーナーを使い、耳の奥に入れすぎないように注意しながら、優しく拭き取ります。無理に綿棒を使うのは避けましょう。
短足・胴長の体型に起因する病気:椎間板ヘルニア
短足・胴長の体型は背骨に負担がかかりやすく、椎間板ヘルニアのリスクが高いです。
初期症状チェックリスト
- 歩行の変化: 足を引きずって歩く、ふらふらする、足に力が入らない。
- 行動の変化: 階段の昇り降りや段差を嫌がるようになった。
- 痛みのサイン: 背中を丸める、触られるのを嫌がる、抱き上げると痛がる。
予防ケアのポイント
- 体重管理: 肥満は椎間板への負担を増やす最大の原因です。愛犬の体重を適正に保つことが最も重要です。
- 食事のコツ: 低カロリーで栄養バランスの取れたフードを選び、おやつの与えすぎに注意しましょう。
- 生活環境: 滑りやすい床にはマットやカーペットを敷き、階段やソファーの昇り降りはなるべく避けさせましょう。
肥満に起因する病気:関節炎、糖尿病など
バセット・ハウンドは食欲旺盛なため、肥満になりやすいです。
- 食事量の管理: パッケージに記載された量を目安に、体重や運動量に合わせて適切に調整しましょう。
- 適度な運動: 毎日30分程度の散歩を心がけ、無理のない範囲で体を動かす機会を作りましょう。
- 健康チェック: 体重は定期的に測定し、背骨や肋骨が触れるかどうかをチェックして、肥満になっていないか確認しましょう。
バセット・ハウンドの飼い方

バセット・ハウンドをお迎えすると決めたなら、どのように飼うとよいのかを理解しておきましょう。
特にしつけの面では重要なことも多く、お迎え初日から大切なこともいくつかまとめました。
しつけは子犬の頃から根気強く行う

飼い主には友好的で従順ですが、独立心が強く頑固な一面も持っていますのでしつけは子犬の頃から根気強く行う必要があります。
自己判断で命令を聞かなかったりすることもあるので、繰り返しコツコツと教えてあげる忍耐力が求められます。
基本的には賢い犬種なのでスムーズにしつけはできると思いますが、イタズラを覚えてしまうと繰り返すこともあるでしょう。
散歩は1日2回、各30分程度が目安

バセット・ハウンドは猟犬ですが、胴が長く足が非常に短い体型をしています。
体重も重いので成犬の活動量はそれほど多くはありません。1日2回、各30分程度の散歩ができれば良いでしょう。
足や腰、首などに負担がかかりにくく、かつ歩くことでしっかりとした筋肉が付くような散歩コースを考えてあげてください。
ゆるやかな坂道やしっかりと踏みしめて歩くことができる土の地面などがおすすめです。
フードは肥満に注意した低カロリーフードがおすすめ

食欲旺盛なバセット・ハウンドですので、肥満にならないように食事の内容や量を管理する必要があります。
糖質が多いものやカロリーが高いものよりも、低糖質で低カロリーのものが理想的と言えるでしょう。
パピー期からシニア期までの生涯、ライフステージによって必要なエネルギー量も異なります。
主食となる総合栄養食や総合栄養食基準のフードを柱として、さまざまな食べ物を必要に応じて与えるようにしましょう。
肥満にならないよう食事管理に気をつかう

バセット・ハウンドは大変食欲旺盛な犬種です。食べることが大好きなので要求されるがままに食べ物を与えるとあっという間に肥満となってしまいます。
胴長短足の体型をしており体重も重いため、活発に動き回ることが苦手なので、運動によるカロリーの消費もそれほど多くありません。
人間側が与える食事量を適切にして、バセット・ハウンドが肥満にならないように健康管理してあげましょう。
活動係数
愛犬の1日あたりのフードの量
g
2回に分けて与える場合 g/1回
3回に分けて与える場合 g/1回
4回に分けて与える場合 g/1回
愛犬の1日あたりに必要なカロリー
kcal
暑さに弱いので熱中症対策は必須

フランス原産のバセットハウンドは、高温多湿な日本の気候には適応しづらいと考えるのが適当でしょう。
足が短いので地表と犬の体との距離が非常に近くなるため、地表温度の影響をダイレクトに受けてしまいます。
たぶついた皮膚の隙間などにも熱気がこもりやすく、蒸れの原因となります。暑い時期には対策をしっかりとして、熱中症にかからないよう厳重な注意が必要です。
足腰に負担のかからない室内環境を作る

バセット・ハウンドは胴長で短足、骨量が多い重たい体をしているので、足やさまざまな関節に負担がかかります。
多くの時間を過ごす室内では、床の材質をよく検討して、歩くときに足が滑らないようにしてあげましょう。
足が滑ってしまって床を踏みしめることができないと、足や体全体にかかる負担はより大きくなり、日々負担が積み重なって深刻な病となって現れてしまうことにもなりかねません。
かといって適度に運動はさせないと肥満気味になってしまい、これはこれで腰に負担がかかります。
おすすめのドッグフード・アイテム
モグワンドッグフードは動物性タンパク源50%以上、主なタンパク源は放し飼いのチキン生肉と生サーモンです。
グレインフリー(穀物不使用)で香料や着色料も不使用なので、安心して与えることができます。
食いつきの良さで知られるフードですので、バセット・ハウンドが食べすぎないように注意してあげましょう。
手軽に使えるラバーブラシはピンが柔らかくしなるのでブラッシングが苦手な愛犬でも受け入れやすいでしょう。
体を優しくなでるようにして余分な抜け毛を除去し、同時にマッサージもしてあげることができます。
シャンプーブラシとしても使えるので便利です。使用後は丸洗いして乾燥させ、清潔に保ちましょう。
動物看護士とトリミングサロンが共同開発した高機能オーガニックシャンプーです。シャンプーの基本機能である消臭・洗浄のみならず保湿浸透を追求し開発されました。
主なシャンプーに含まれている10種の化学成分を無添加とし、厳選した5種のオーガニック成分を配合。愛犬も飼い主さんも満足できる心地よさに仕上がります。
バセット・ハウンドの価格

バセット・ハウンドをお迎えする場合、ペットショップで探してもなかなか出会うことは難しいかもしれません。
バセット・ハウンドを繁殖しているブリーダーに問い合わせて、希望を伝える方法が適当でしょう。
価格相場は20万円~50万円が目安となりますので、やや高めであることも理解が必要です。
バセット・ハウンドの理解度チェック
この記事の執筆者
ライター/第一種動物取扱業(訓練)/犬の栄養管理士アドバンス/JKC愛犬飼育管理士
犬好きが高じたことと、自身の飼育するビーグル犬が噛み犬でしつけに大変苦労した経験から長年の憧れだったドッグトレーナーの許可を2022年に取得、ドッグトレーナーとして起業。
現在は出張訓練をメインとし、自身の犬、生徒さんの犬と訓練競技やノーズワークなどに取り組む。
自身のビーグル犬は訓練に向いた犬種ではないが、訓練競技会において理事長賞などの賞歴多数。
nademo編集部
編集部
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