獣猟犬として南アフリカなどで親しまれている、大型のローデシアン・リッジバック。
大型犬らしい厳つさと怖さを持ち合わせていますが、実は攻撃的な犬種ではありません。
日本ではなかなか活躍する機会もないですが、とても俊敏で警備犬としても活躍している犬種。
この記事ではそんなローデシアン・リッジバックについて、詳しくご紹介していきます。
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もくじ
ローデシアン・リッジバックの特徴

ローデシアン・リッジバックは「アフリカンライオンハウンド」「ファンローイェンドッグ」とも呼ばれている、南アフリカ原産の大型犬です。
ウィートンという小麦色の美しい被毛を持ち、獲物を追跡する目的で活躍する獣猟犬の一種。
ライオン・カバ・ゾウなどの猛獣を相手にしてきたこともあり、その体格はがっしりしており、大型犬らしい体格です。
臆病な面は当然ありませんが、特別攻撃的であるというわけでもなく、知的な面も持ち合わせています。
自立心が強く飼い主に忠実
一度懐くと従順
強く吠えることもある
運動能力は高い
その他情報
原産国 | 南アフリカ |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 10歳~12歳 |
なりやすい病気 | 股関節形成不全,類皮腫洞,甲状腺機能低下症,外耳炎 |
参考価格 | 10万円~30万円 |
体毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | スムースコート,ショートコート |
毛色 | ウィートン |
ローデシアン・リッジバックの体高・体重
体高 | 男の子:63cm~69cm 女の子:61cm~66cm |
体重 | 男の子:36.5kg 女の子:32kg |
大型犬らしい体格の大きさで、男の子の場合も女の子の場合も、60cmを超える大きさです。
体重も30kgを超えることが一般的で、上記の体格が理想的だとも言われています。
ローデシアン・リッジバックの性格・習性
見た目の割に攻撃性は高くなく、反対にとても賢いという特徴を持つローデシアン・リッジバック。
大型犬らしい落ち着きも持ち合わせており、良い意味でも悪い意味でも無関心であることが多いです。
飼い主さんや家族に対してはとても従順。普段は吠えることも少ないですが、状況によっては警戒心から強く吠えることもあります。
また、非常に独立心が高いため、最初のしつけでやや苦労することもあるでしょう。
ローデシアン・リッジバックの毛色・被毛
毛色は小麦色という意味を持つウィートン。明るめのライトウィートンから、赤みがかったレッドウィートンまで認められています。
胸元や指趾(しし)の白色は許容されている一方で、その周辺となった場合は望ましくないとされています。
被毛は短くストレートなスムースコートとなっており、特徴的なのは名前にもなっているリッジバックです。
首からしっぽの付け根にかけて背骨に沿って生えており、毛の生えている向きが逆になっているものです。
リッジバックを持っいる犬種は世界的に見ても非常に珍しいので、数種類程度しか存在しません。
ローデシアン・リッジバックの平均寿命
平均寿命は10歳~12歳程度。大型犬なので、平均的な寿命よりもやや短くなっています。
大型犬の場合、特に注意しておきたい病気などもある程度は分かっているため、注意して暮らすことをおすすめします。
ローデシアン・リッジバックの注意したい病気の一例
股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん) | 骨が変形したり関節が緩むことで、股関節が異常形成される病気。 |
甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう) | 甲状腺に異常が起き、甲状腺ホルモンの分泌が減少する病気。 |
外耳炎 | 耳の穴から鼓膜にかけて炎症が起こる病気。 |
大型犬によく見られる股関節形成不全は、ローデシアン・リッジバックと暮らしていく上で特に注意したい病気のひとつです。
骨格形成期において骨が変形すると、股関節が緩みやすくなり、歩行不全などに繋がります。
体が大きいので関節への負担も大きく、食事と合わせて運動量を調節する必要が出てきます。
その他にも甲状腺機能低下症や、耳が垂れていることで注意したい外耳炎などがあります。
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ローデシアン・リッジバックの誕生の歴史

ローデシアン・リッジバックの原種は16世紀頃から確認されています。
当時は、南アフリカ共和国からナミビアにかけて住んでいるホッテントット族(現コイコイ人)が飼育していたと考えられており、すでに絶滅してしまったホッテントットドッグとマスティフ系の犬とのミックスで誕生。
作出したのは入植してきたヨーロッパ人だと言われており、元々はホッテントット族を追い出すために生まれた犬種です。
主人を失ってしまったホッテントットドッグは邪魔者扱いされ、命を奪われることも多かったという過去を持っています。
ただ、その後は飼い慣らして猛獣の狩猟などで活躍することがわかり、徐々に評価が高まっていきました。
そして獣猟犬として高い個体は、マスティフ系の犬種と交配が行われ、現在のローデシアン・リッジバックの原型が誕生。
その後もイングリッシュマスティフやグレートデーン、ブラッドハウンドなどと掛け合わせられていき、現在のローデシアン・リッジバックとなりました。
国内では2019年に10匹のローデシアン・リッジバックが確認されているものの、それ以降はJKCの犬種別犬籍登録頭数で確認できていません。
ローデシアン・リッジバックの飼い方

もし、ローデシアン・リッジバックを迎え入れるとなったら、次の点に注意してみましょう。
ローデシアン・リッジバックの特徴的な独立心の高さは、迎え入れる上で特に理解しておきたいポイントです。
独立心がとても高いため、徹底したしつけが必要
興味のあることには意欲的に取り組んでくれるものの、興味がなければ全くの無関心であるローデシアン・リッジバック。
飼い主さんとの信頼関係を築けていれば早いですが、その前段階でのトレーニングはやや苦労するでしょう。
独立心が高いため、信頼関係がない状態では自己判断で物事を考えてしまうこともあります。
家庭犬としてしつけをする場合には、根気強く徹底したしつけの継続が必要になります。
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毎日1時間程度の散歩と運動が必要
大型犬ということもあって、1回の散歩時間は30分ほど必要になります。
激しい運動は必要ありませんが、長いと1時間ほど必要になる場合もあるでしょう。
朝晩の散歩が必要になるため、時間を確保できる飼い主さんが向いていると言えます。
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定期的にドッグランなどでストレス発散させてあげる
日常の散歩だけでは運動量に対して、ストレスが溜まりがちになってしまうでしょう。
週末などの少しでも時間があるときには、ドッグランを利用するというのがおすすめ。
ワクチン接種や必要なトレーニングを終えて、たまにはストレス発散に連れて行ってみましょう。
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抜け毛は少ないので、ブラッシングは週に1回程度でOK
被毛は短毛で換毛期がありませんので、定期的なブラッシングが行えていれば良いです。
皮膚や被毛を傷めなければ毎日、体調確認の一環としても行って良いでしょう。
難しい場合には、最低でも週に1回を目安として行うのがおすすめです。
食事は関節ケアを忘れずに
大型犬全般に言えることですが、体が大きいこともあり、関節ケアが特に重要です。
日常的なケアというよりも、食事や定期的な健診などでケアしてあげるようにしましょう。
関節ケアにはコンドロイチンやグルコサミンが含まれているものもあるので、ぜひチェックしてみてください。
ローデシアン・リッジバックにおすすめのドッグフード3選
ネルソンズドッグフード 中・大型犬向け
参考価格 9,284円
中型犬や大型犬は食べる量も多く、飼い主さんの負担も考えてコスパも重要視しなければいけません。
ネルソンズのドッグフードは、体に良くしっかりと食べてもらえる、というフードを実現。
胃腸がデリケートな子にも安心なグレインフリーで、体内から改善するオリゴ糖なども配合しています。
食べごたえのある大粒サイズになっており、コンドロイチン・グルコサミンも配合されていますよ。
対象年齢 | 全年齢 |
---|---|
内容量 | 5kg |
原産国 | イギリス |
主原料 | チキン、サツマイモ、バターナッツスカッシュ |
安全性の高い添加物 | 酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、パルミチン酸アスコルビル、クエン酸) |
注意したい添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 368kcal |
1日あたりの価格(5kgの場合) | 278円 |
定期販売 | 【5kg】7,293円、【10kg】14,586円、【15kg】20,592円 |
フード目的 | 一般食(FEDIAF基準) |
フードの種類 | ドライ |
ニュートロナチュラルチョイス 中型犬~大型犬用 成犬用 チキン&玄米
体の大きい子にとって、消化吸収の良さと皮膚被毛の健康維持などは重要なポイント。
これに加えて関節の健康維持をサポートしてもらえる、グルコサミン・コンドロイチンを含むチキンを採用しています。
消化吸収の良質なタンパク質と、皮膚被毛の健康維持にはオメガ3脂肪酸&オメガ6脂肪酸が使われています。
対象年齢 | 1歳以上 |
---|---|
内容量 | 3kg |
原産国 | アメリカ |
主原料 | チキン(肉)、玄米(食物繊維源)、モロコシ、粗挽き米 |
安全性の高い添加物 | 酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸) |
注意したい添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 360kcal |
1日あたりの価格(5kgの場合) | 213円 |
定期販売 | - |
フード目的 | 総合栄養食 |
フードの種類 | ドライ |
アカナ(ACANA)アダルトラージブリード
運動量が多く、日常的にエネルギー消費量が多い子におすすめのアダルトラージブリード。
AAFCOの基準に基づいた総合栄養食となっており、鶏肉をベースとした原材料の配合となっています。
穀物・とうもろこし・じゃがいもなどは不使用なので、低GIで血糖値や体重が気になる子にもおすすめできます。
対象年齢 | 1歳以上 |
---|---|
内容量 | 11.4kg |
原産国 | カナダ |
主原料 | 新鮮鶏肉、鶏肉ミール、七面鳥肉ミール |
安全性の高い添加物 | 亜鉛キレート、腸球菌フェシウム |
注意したい添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 337.5kcal |
1日あたりの価格(5kgの場合) | 326円 |
定期販売 | Amazon定期便あり |
フード目的 | 総合栄養食 |
フードの種類 | ドライ |
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ローデシアン・リッジバックの価格

現在の日本でローデシアン・リッジバックに出会える機会はあまり多くありません。
そのため、個体価格だけならば10万円~30万円程度であるものの、海外からの輸入が基本となると諸経費によって50万円近くなりやすいです。
ブリーダーさんを見つけるのも難易度が高いので、迎え入れがもっとも大変かもしれませんね。
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