トンキニーズ(英:Tonkinese)は、ペットショップであまり見掛けることがない希少な猫種です。
間違えやすいほどシャム猫によく似ていますが、トンキニーズには決定的な3つの違いがあります。
そこで本記事では、トンキニーズとシャム猫の違いや、トンキニーズの性格・習性、寿命などの特徴と基礎知識を詳しく解説します。
お迎えにあたって知っておくべき適切な飼い方や、病気や健康に関する情報もご紹介しますので、どうぞお役立てください。
この記事の結論
- シャムとバーミーズの交配によって誕生した、カナダ原産の猫種
- 甘えん坊で社交性が高くほかの動物とも仲良くなれる一方、独占欲が強い一面もある
- 平均寿命は12歳~15歳ほどで、一般的な猫の平均寿命と同じぐらい
- お留守番が苦手なので単独にすることは極力避け、毎日一緒に遊ぶ時間を設ける
ライター/人とペットの終活アドバイザー
ライフエンディング業界にて、葬儀・お墓・仏壇・供養・遺品整理・相続など、生前準備から亡くなった後まで、幅広いご相談に対応しています。
トンキニーズの特徴

トンキニーズは、シャムとたいへんよく似ていますが、外見としては「体格」「目」「原産地」の3つが異なります。
はっきりとした顔立ちをしており、薄いブルーの瞳が印象的。毛色のパターンも増えてきており、人気の猫種になりつつあります。
スラッとしている印象ですが、実はしっかりと筋肉質。運動量がとても多いため、室内飼いで嬉しい悲鳴をあげる飼い主さんも多いでしょう。
好奇心旺盛で物怖じしない
社交性がとても高い
警戒感がやや高く、鳴くこともある
活発で運動好き
その他情報
原産地 | アメリカ合衆国,カナダ |
猫種公認団体 | TICA,GCCF,CFA |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 膝蓋骨脱臼,尿路結石症,低カリウム血症,関節炎,腎不全 |
参考価格 | 20万円前後 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | シングルコート |
毛色 | ブルー,ナチュラル,シャンパン,プラチナ |
毛の長さ | 短毛 |
トンキニーズのサイズ(体高・体重)
体高 | 22cm~25cm |
体重 | 男の子:3.5kg~5.8kg 女の子:2.8kg~3.8kg |
トンキニーズは、コビータイプとオリエンタルタイプのちょうど中間のセミフォーリンで、サイズ感としては中型サイズです。
一見すると一般的な猫と同等の体格にも見えますが、実は筋肉質であるため、見た目よりも重量があります。
体高がそこまで大きくないのでサイズ感は一般的な猫と変わらず、可愛らしい猫種です。
トンキニーズの毛色・被毛
トンキニーズは艶やかでシルクのような肌触りの良い短毛種。抜け毛の少ないシングルコートのため、お手入れがしやすさがメリットです。
シャムと同じように、顔・耳・四肢・尾尻などに濃い色合いのポイントがあり、次のような被毛の特徴を持ち合わせています。
クロースライイング | 体に密着したスムーズな毛並み |
サイアミーズ遺伝子 | 温度によってポイント部分の毛色が変色する(暖かいと薄く、寒いと濃い色になる) |
毛色は、ポイント部分が4色(プラチナ、シャンパン、ナチュラル、ブルー)、パターンが3種(ポイント、ミンク、ソリッド)あり、合計12種類にも及びます。
トンキニーズの誕生の歴史
トンキニーズは、1960年代にシャムとバーミーズを掛け合わせて誕生したカナダ原産の猫種です。
1974年にカナダで初の新猫種登録をされると、1979年にアメリカでもCFAとTICAに登録されました。
発祥に関しては諸説あり、1950年代にアメリカとイギリスで、シャムとバーミーズを交配したチョコレートポイントの猫が原型とも言われています。
さらに、1930年代にカリフォルニアへ輸入されたウォンマウという猫を起源とする説もあります。長年かけて繁殖されてきた猫種であることは確かといえるでしょう。
トンキニーズと繋がりのある猫種
シャム(サイアミーズ)

トンキニーズとシャムはとても似ていますが、具体的な違いは次の3つです。
違い | トンキニーズ | シャム |
---|---|---|
原産地 | アメリカ、カナダ | タイ |
体格 | 全体的に丸みを帯びた体つき | オリエンタルな細長いボディ |
瞳の色 | アクア、イエローグリーン、ブルーなど | サファイアブルーのみ |
シャムとは、14世紀から1939年まで600年以上続いたシャム国から名付けられた日本特有の呼び方です。
海外ではサイアミーズ、原産地である現在のタイではウィチアンマートといい、かつては王族など高貴な人たちの愛猫として飼育されていました。
人と触れ合うことが好きな性格
心を開いた相手には懐きやすい
おしゃべり好きでよく鳴く
活発で運動量が多い
その他情報
原産地 | タイ |
猫種公認団体 | CFA,FIFe,GCCF,TICA |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 慢性腎臓病,進行性網膜萎縮症(PRA),幽門狭窄,乳び胸 |
参考価格 | 15万円~25万円前後 |
被毛
抜け毛 | 少ないor多い |
毛質 | シングルコート |
毛色 | ブルー,シール,ライラック,チョコレート,レッド,トーティ |
毛の長さ | 短毛 |
バーミーズ

バーミーズはミャンマー(旧ビルマ)原産で、2種類の品種があり、特徴的な違いは体つきです。
アメリカン・バーミーズ | 全体的に丸みをおびた体型 |
ヨーロピアン・バーミーズ | フォーリンタイプに近い細長い体型 |
毛色は「ブラウン、シャンパン、ブルー、レッド、ライラック」などのほか、毛色が混ざったトーティーもあり、目色はイエローやゴールドのアンバーカラーです。
バーミーズはトンキニーズよりも筋肉質で四肢が短く、尾尻も短め。トンキニーズはシャムとバーミーズの良い所を受け継いだハイブリッドと言えるでしょう。
愛情深く、人懐っこい
社交性は平均的で懐く
鳴き声は小さいものの、話し好き
活発ではないものの、遊び好き
その他情報
原産地 | ミャンマー,タイ |
猫種公認団体 | CFA,FIFe,TICA |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 13歳~15歳 |
なりやすい病気 | 前頭鼻骨異形成,低カリウム血症,糖尿病 |
参考価格 | 30万円前後 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | シングルコート |
毛色 | セーブル,シャンパン,ブルー,プラチナ |
毛の長さ | 短毛 |
トンキニーズの性格と飼うのに向いている人の特徴

トンキニーズは無邪気で懐きやすく、飼育しやすい一方で、通好みとも言える性格と習性があります。
猫が初飼いの人であったとしても楽しめますが、おしゃべりの多さには注意が必要と言えるでしょう。
トンキニーズの代表的な性格や習性
好奇心旺盛で活発
好奇心旺盛で活発なトンキニーズは、大人になっても天真爛漫な性格から、遊ぶのが大好きです。
ストレス発散や適度な運動による健康維持のためにも、キャットタワーは必需品。猫なので飽き性なところもありますが、ぜひお気に入りのおもちゃを見つけて、たくさん遊んであげてください。
100円均一などでも定期的におもちゃは一新されて販売されていますので、コスパよく遊ぶことができるでしょう。
社交性が高く、他の動物とも仲良くなれる
社交性が高いトンキニーズは人に懐きやすく、愛情深い猫種です。他の猫や犬などの動物たちとも仲良くなりやすい傾向にあります。
甘えん坊で、思い通りにならないとイタズラをして注目を浴びようとする賢さも備えた「構ってちゃん」のため、面倒見の良さが必要です。
社交性の高さから仲良くできるものの、独占欲も強いため、嫉妬心が生まれないようにコミュニケーションを取ってあげてください。
おしゃべりすることも多い
高貴でクールに見えるトンキニーズですが、飼い主さんへの欲求やコミュニケーションを求めて、よく鳴く習性があります。
猫の鳴き声は激しく気になることが少ないものの、ヒートアップすると大声を出すことも少なくありません。
ワガママな一面は魅力のひとつですが、大人しい静かな愛猫を求める方にとっては、お互いがストレスを感じてしまう可能性があるため、ご注意ください。
トンキニーズを飼うのに向いている人の特徴
トンキニーズはとにかく飼い主さんのことが大好きで、どれだけ一緒にいられるかがポイントになります。
特に家をあけがちな人だと相性が良いとは言えませんので、どんな人だと相性が良いのか確認してみましょう。
一緒にいる時間を確保できる人
トンキニーズは人懐っこく、飼い主さんや家族とのコミュニケーションを好む子が多いです。
そのため、愛猫と一緒にいる時間を積極的に作ってあげられる人が向いているといえるでしょう。
逆によく外出する人や、忙しくて愛猫とスキンシップがしっかりとれない人は飼うのが難しいでしょう。
積極的に遊んであげられる人
トンキニーズは活発で遊ぶことが大好きな猫種なので、寝ている時間以外は要求してくることも多々。
愛猫が満足するまで遊びに付き合ってあげられないと、ストレスを溜め込んで問題行動を起こしてしまうことも。
そのため、愛猫のお気に入りのおもちゃなどを使って毎日遊んであげられる人に向いています。
トンキニーズは初心者でも飼いやすい?
トンキニーズは、猫を初めて飼う人でも比較的飼いやすい猫種と言えます。その理由は、主に以下の3つが挙げられます。
人懐っこい性格
トンキニーズは、シャムとバーミーズの優れた性格を受け継いでおり、非常に人懐っこく、甘えん坊な一面を持っています。飼い主や家族に愛情深く接し、コミュニケーションを好むため、猫との触れ合いを大切にしたい人にぴったりです。
賢く、しつけやすい
知的好奇心が旺盛で賢い猫種として知られています。人の言葉をよく理解し、遊びやトレーニングを通じてさまざまなことを覚えてくれます。トイレのしつけも比較的スムーズにできるため、初心者でも安心です。
お手入れが簡単
短毛で抜け毛が少ないため、普段のお手入れは週に1〜2回のブラッシングで十分です。こまめなグルーミングを必要としないため、忙しい人でも飼いやすいでしょう。
他の猫種との比較
トンキニーズは、そのルーツであるシャムとバーミーズの「良いとこ取り」をした猫種と言われています。ここでは、3つの猫種の特徴を比較表で見てみましょう。
項目 | トンキニーズ | シャム | バーミーズ |
---|---|---|---|
性格 | 人懐っこく甘えん坊、賢い。 社交的で活発。 | 非常に賢く活発、好奇心旺盛。 やや神経質な一面もある。 | 人懐っこく、穏やかで優しい性格。 おとなしい。 |
外見 | シャムとバーミーズの中間。 筋肉質でなめらかな体。 | 細身でエレガントな体つき。 スリムな顔。 | 丸みがあり、がっしりした体つき。 丸い顔。 |
毛色 | セーブル、プラチナ、ブルー、フォーンなど。 シャムより薄く、バーミーズより濃い。 | ポイントカラーがはっきりしている。 | 全体的に均一な色合い。 セーブル、シャンパンなど。 |
鳴き声 | 比較的おとなしく、要求するときに鳴く程度。 | 特徴的な大きな声で鳴く。 おしゃべり好き。 | 穏やかで、小さく鳴く。 |
このように、トンキニーズはそれぞれの猫種の良さをバランス良く兼ね備えています。飼育を検討する際は、これらの違いを参考に、ご自身のライフスタイルに合った猫種を選んでください。
トンキニーズの価格とお迎え方法

トンキニーズの生体価格の相場は15万円~20万円前後と、特別高いというわけではありません。
ただ、CFAやTICAのチャンピオン直子など血統が良いと、40万円前後と高額になるケースもあります。
決して高額というわけではありませんので、ペットショップやブリーダーからお迎えするのも難しくないでしょう。
保護猫としてお迎えできればもっとも安価にお迎えできますが、雑種が多くなりがちなので出会える機会は多くないかもしれませんね。
ペットショップでお迎えする
ペットショップでは、直接子猫を見て選ぶことができ、飼育用品もまとめて購入できる手軽さがあります。
メリット
- お迎えしたいと思ったその日に見学・お迎えできることが多い。
- 専門のスタッフに、飼育方法や必要なグッズについて相談できる。
- 店舗によっては、購入後のサポートが充実している場合がある。
デメリット
- 親猫や兄弟猫の様子、育った環境を確認できないことが多い。
- 価格がブリーダーから直接購入するよりも高くなることがある。
- 遺伝性疾患などの健康情報が不透明な場合がある。
ブリーダーからお迎えする
トンキニーズ専門のブリーダーから直接子猫を迎える方法です。猫種のプロであるブリーダーから、健康管理や飼育に関する詳細なアドバイスをもらえるのが最大のメリットです。
メリット
- 親猫や兄弟猫の様子、育った環境を直接確認できるため、子猫の性格や健康状態を把握しやすい。
- 遺伝性疾患に関する情報や、血統に関する詳細な説明を受けられる。
- お迎え後も、飼育に関する相談にのってもらえるなど、長期的なサポートを受けられる場合がある。
デメリット
- ペットショップに比べて見つけにくい。
- 見学からお迎えまでにある程度の期間が必要になる。
- 子猫の数が限られているため、希望の毛色や性別の猫にすぐに会えないことがある。
信頼できるブリーダーの選び方
- 飼育環境が清潔に保たれているか。
- 親猫や子猫の健康状態をしっかり管理しているか。
- 猫種の特徴や遺伝性疾患について、誠実に説明してくれるか。
- 無理に購入を勧めず、飼育に関する質問に丁寧に答えてくれるか。
里親としてお迎えする
動物保護施設や里親募集サイトを通して、保護された猫を家族として迎え入れる方法です。
メリット
- 保護猫を救うという社会貢献につながる。
- 生体費用がかからない(医療費や譲渡費用は必要)ため、費用を抑えられる。
- 成猫であれば、性格や人との相性がある程度わかった状態でお迎えできる。
デメリット
- 子猫に限定されないため、年齢や健康状態がさまざま。
- 保護猫は過去の経緯から、人になつくまでに時間がかかる場合がある。
- トンキニーズのような特定の猫種は、里親として募集されている数が少ない。
里親としてお迎えする場合の注意点
- 譲渡条件(単身者不可、完全室内飼育など)を事前に確認し、ご自身の環境と照らし合わせましょう。
- 譲渡前にトライアル期間を設けているところもあるので、積極的に利用して相性を確認しましょう。
トンキニーズの子猫の価格は、一般的に20万円から40万円程度が相場とされています。毛色や血統によって変動するため、ブリーダーやペットショップで直接確認することをおすすめします。
トンキニーズの飼い方

愛猫のトンキニーズに健康的で長生きしてもらうため、7つのポイントをご紹介します。
- 1日数分でも必ずコミュニケーションをとる
- 運動量が多いため、事故や怪我対策をしておく
- 単独でのお留守番はNG
- 犬のような賢さでしつけは簡単
- 好奇心旺盛なので脱走には要注意
- 水場の興味も持つため事故対策をしておく
- 短毛なのでブラッシングは週に2~3回でOK
いずれも特に注意したいポイントをまとめましたので、お迎えする際には参考にしてみてください。
1日数分でも必ずコミュニケーションをとる

寂しがり屋なトンキニーズには、飼い主さんの愛情が不可欠です。忙しいときこそ、撫でたり話し掛けることを意識して、コミュニケーションの時間を作りましょう。
1日数分程度でも良いですし、ブラッシングの時間をコミュニケーションの時間とすることもできます。
いずれにしてもしっかりと愛猫との時間を作る、ということが一緒に暮らしていく上でとても大事なポイントです。
ただ、基本的には遊び大好きで運動量が多い子なので、遊ぶ時間を確保することが重要と言えるでしょう。
運動量が多いため、事故や怪我対策をしておく

トンキニーズは運動量が多く、高い場所を好むため、キャットタワーを設置することになるでしょう。
キャットタワーなどの下にはマットを敷き、床は滑り止めを施して、怪我をしないよう安全対策を行ってください。
フローリングでは関節を痛めてしまうことになるため、必ずカーペットを敷いてあげることも忘れずに。
できる限り足腰への負担を減らしてあげることで、いつまでも元気に運動してくれますよ。
単独でのお留守番はNG

子猫のうちからお留守番に慣れていて、他の犬猫などのペットがいれば安心ですが、基本的にトンキニーズは単独でのお留守番が苦手です。
不安や寂しさから鳴き続けると、ストレスから病気になる可能性があるほか、近所迷惑にもなりかねないためご注意ください。
短時間であれば一般的には大丈夫ですが、その分、しっかりとコミュニケーション時間を作ってあげてください。
犬のような賢さでしつけはしやすい

トンキニーズは賢い猫として知られているシャムの血を受け継いでいます。個体差もありますが、お手やお座りなどの芸を覚える子もいるようです。
飼い主さんの喜怒哀楽に対する感受性も豊かで、まるで犬と接するように飼育することもできるでしょう。
猫なのでしっかりとしたしつけは必要ありませんが、こうしたトレーニングはコミュニケーション手段としても活躍してくれますよ。
好奇心旺盛なので脱走には要注意
トンキニーズは好奇心が旺盛で身体能力も高いため、玄関やベランダなどからの脱走には注意し、次のような脱走対策を施しましょう。
気付きやすいところは対策しやすいですが、気付きづらいところから脱走することも多々あります。
小さな窓であってもしっかりと施錠しておき、脱走対策を心がけることで安心してお迎えできます。
水場に興味を持つため事故対策をしておく

トンキニーズは好奇心から水場で遊ぶケースがありますが、思わぬ事故になりかねないため、次のような安全対策を行ってください。
- 水飲み用の容器は倒れにくいタイプを使用する。
- 飲み物の入ったコップを置いたままにしない。
- 水槽や花瓶を置かない。
- キッチンへ出入りできないようゲートを設置する。
- お風呂場の戸締りはしっかりとして、お湯をためた浴槽には必ず蓋をする。
特に水をよく使うことになるお風呂場や、キッチンなどの侵入には注意が必要です。
興味を持つということは悪いことではありませんが、飼い主さんの目が届く範囲内で行動させましょう。
フードはライフステージと目的が大切

猫はライフステージに応じて必要なカロリーの量が異なりますので、ライフステージに適したカロリー量のキャットフード選びが必要です。
毎日の食事は猫の成長や健康維持に大きく関わってくるため、適切なフードを与えることが大切。
毎日の主食には総合栄養食や総合栄養食基準のキャットフードを基本として、子猫用や成猫用などライフステージに合わせて切り替えましょう。
特に成長期とシニア期は活動量によっても求めるフードが変わってくるので、より選び方が重要になります。
トンキニーズにおすすめのキャットフード3選
トンキニーズの健康管理とお手入れ方法

トンキニーズの習性を理解し、長生きしてもらうためにできることはたくさんあります。
飼い主としてできる健康管理はもちろんのこと、どのようなところにストレスを抱えやすいのか、またどんな病気に注意すべきなのかを理解しておきましょう。
トンキニーズの平均寿命
トンキニーズの平均寿命はおおよそ12歳~15歳と言われており、一般的な猫の平均寿命と大きく変わりません。
次にご紹介するような病気に注意し、少しでも長生きしてもらえるようにケアしてあげましょう。
トンキニーズの注意したい病気
膝蓋骨脱臼 | 膝部分にあるお皿状態の骨が脱臼する状態 |
尿路結石症 | 結石ができることで、膀胱や尿道に詰まる・損傷する |
低カリウム血症 | 何らかの原因により、血中のカリウムが濃度が低下する |
関節炎 | 関節に炎症が起きることで痛みが生じる |
腎不全 | 腎臓の機能が低下し、多飲多尿や食欲不振を引き起こす |
トンキニーズ特有の病気はありませんが、高い所から飛び降りて負傷する場合や、一般的に猫がかかりやすい病気には注意が必要です。
猫は上下運動をすることは多々あり、高いところから飛び降りることになんとも思わないので、膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)などのリスクがあります。
特に尿路結石症(にょうろけっせきしょう)を始めとする下部尿路疾患は注意しなければいけないポイントで、適切な水分補給が大切。
その他にも低カリウム血症や関節炎、腎不全などにも注意してあげましょう。定期的に健康診断を行い、早期発見・早期治療ができれば愛猫の負担も軽減させてあげられます。
飼う上での注意点とお手入れ方法
寒さに弱いので室温管理を徹底する

トンキニーズは被毛がシングルコートなので、寒さに弱い猫種です。
特に冬場は病気にならないためにも室温管理や湿度に注意しましょう。猫が快適に過ごせる室温は25℃前後、湿度は50%~60%と言われています。
人間が快適に過ごせる室温よりも、夏も冬もやや高めですが、湿度も同時に管理が必要と覚えておいてください。
夏場は体が冷えすぎないよう、室温は25℃前後をキープして湿度が高くなりすぎないように注意しましょう。
短毛なのでブラッシングは週に2~3回でOK
トンキニーズの毛並みはお手入れのしやすい短毛なため、ブラッシングは週2~3回で構いません。
室内の環境にもよりますが、一般的に春・秋は換毛期として抜け毛が増えるため、通常より多めにブラッシングしてください。
最低でも週に2~3回が必要ですが、基本的には毎日ブラッシングをしてあげるとツヤツヤな被毛を維持することができます。
ブラッシングが必要ない日には、代わりにマッサージをしてあげるときっと喜んでくれます。
定期的にすべき爪切り・耳掃除・歯磨き
代表的なブラッシングに加えて、実はやっておきたいお手入れもいくつかあります。それが、爪切り・耳掃除・歯磨きの3つです。
特に歯磨きは毎日使う歯を清潔に保つためであるため、毎日しっかりしてあげなければいけません。これは人間同様と言えるでしょう。
対して、爪切りや耳掃除などは頻繁に行う必要はありません。これも人間同様で、やり過ぎは逆効果と言えるでしょう。
- 歯磨き:毎日
- 爪切り:1~2週間に1回
- 耳掃除:1~2週間に1回
あくまでこれは目安ですが、愛猫の状況に合わせてお手入れしてあげるようにしてください。
トンキニーズの理解度チェック
この記事の執筆者
ライター/人とペットの終活アドバイザー
ライフエンディング業界にて、葬儀・お墓・仏壇・供養・遺品整理・相続など、生前準備から亡くなった後まで、幅広いご相談に対応しています。
多くの経験を生かして、皆さまのお困りごとを即解決できるよう、便利で役立つ情報を沢山お届けできたら嬉しいです。
nademo編集部
編集部
「いつまでも どこまでも」必要な情報を理解するだけではなく、心もお腹も満たされるような日々のために。
&nademo(アンドナデモ)のコンセプトをもとに、飼い主さんとペットが安堵できる時間を演出します。
※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
※ 本記事はnademoが独自に制作しており、メーカー等から商品提供を受けることもありますが、記事内容や紹介する商品の意思決定には一切関与していません。
※ 記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がnademoに還元されることがあります。
※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。