日本ではあまり聞き馴染みがないバーミーズですが、海外では人気が高いメジャーな猫種です。
国内でのバーミーズの知名度はまだまだ低く、性格や習性について知らない人は多いのではないでしょうか。
本記事では、そんな知られざるバーミーズの魅力について迫っていきます。
一体どんな性格をしているのか、どのように飼育するのか、バーミーズの気になる特徴を知っていきましょう。
この記事の結論
- バーミーズは滑らかな触り心地の被毛と、光沢のある毛色が人気の猫種
- ゴージャスな見た目に対して、とても甘えん坊で可愛らしい性格
- 豊富なスタミナを持つ猫種であるため、しっかり運動ができる環境を整える
- 好奇心旺盛な性格でもあるので、誤飲に繋がるものを片付けておく
ライター
牛の魅力にハマり、卒業後は酪農スタッフとして牧場で乳牛と過ごし、居住地が変わることをきっかけに、動物看護士に転職。
現在はこれまでのペットに関する経験を活かしながらライターとして活動中。
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目次
バーミーズの特徴
バーミーズは思わずウットリしてしまうほどなめらかな触り心地の被毛が特徴的で、その美しさはまるでシルクのようです。
シングルコートの短毛は細かく密集しており、表面は光沢があるので品の良さが際立ちます。
見た目の華麗さとは裏腹に、小柄でありながら体つきはたくましく筋肉質。
頭が良くて人によくなつくので、飼いやすい猫種として海外で人気が高いです。
愛情深く、人懐っこい
社交性は平均的で懐く
鳴き声は小さいものの、話し好き
活発ではないものの、遊び好き
その他情報
原産国 | ミャンマー |
猫種公認団体 | CFA,FIFe,TICA |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 13歳~15歳 |
なりやすい病気 | 前頭鼻骨異形成,低カリウム血症,糖尿病 |
参考価格 | 30万円前後 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | シングルコート |
毛色 | セーブル,シャンパン,ブルー,プラチナ |
毛の長さ | 短毛 |
バーミーズのサイズ(体高・体重)
体高 | 20cm~25cm |
体重 | 男の子:4kg~6kg 女の子:3kg~4.5kg |
バーミーズは筋肉質な体型ではあるものの、体の大きさ自体は小さめ。
ただ体重は成猫になると、男の子で最大6kg程度にはなるため、思っている以上に大きく感じるかもしれません。
筋肉量が多くたくましい体型をしていることから、体の大きさに反して体重はずっしりとしているのが特徴的です。
バーミーズの毛色・被毛
バーミーズはシングルコートで抜け毛は多くなく、お手入れが難しくありません。
- セーブル
- シャンパン
- ブルー
- プラチナ
バーミーズの毛色には上記4種類が存在します。
スタンダードカラーであるセーブルは濃い茶色、シャンパンは明るいベージュと温かみのある色味です。
ブルーは淡い黄褐色みのあるグレー、プラチナはブルーがワントーン明るくなったようなイメージで、淡い黄褐色が混ざったシルバーグレーをしています。
どの毛色もツヤが際立ち高級感に溢れる印象です。
バーミーズの運動能力
運動能力に優れているバーミーズは、持ち前のたくましい筋肉を活かして高くジャンプをしたり、素早く走っておもちゃをキャッチしたりします。
遊ぶことが大好きで運動量が豊富なため、キャットタワーがあると楽しんでくれるでしょう。
飼い主さんが留守の際にもキャットウォークやキャットタワーがあれば、運動できる環境でストレスなく過ごせます。
バーミーズの平均寿命
バーミーズの平均寿命は13歳~15歳だといわれています。
猫の寿命は15歳前後であることが多いので、平均的だといえるでしょう。
長生きを目指すためには、バーミーズに適したお世話をしてあげることが大切です。
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バーミーズの注意したい病気
前頭鼻骨異形成(ぜんとうびこついけいせい) | 先天的に頭部の骨が正常に形成されず、顔面中央部の無形成、髄膜脳瘤といった顔面奇形が生じる。 |
低カリウム血症 | 血液中のカリウムの濃度が低下し、筋肉が正常に収縮しなくなる。 |
糖尿病 | インスリン不足により血中の糖が増える病気。 |
バーミーズをお迎えするにあたって特に気を付けたい病気は上記3種類です。
先天性の病気だけでなく、生活習慣によってかかってしまう病気もあります。
どんな病気なのか、治療できるのか、それぞれ詳しくみていきましょう。
前頭鼻骨異形成(ぜんとうびこついけいせい)
先天的に頭部の骨の形成に以上が起こる病気です。
バーミーズを短頭種に改良しようとした過去による疾患遺伝子が原因ではないかといわれています。
生まれてすぐに亡くなってしまうか、母猫のお腹の中ですでに亡くなってしまう疾患です。
低カリウム血症
血中のカリウム濃度が低下することで筋肉の収縮が正常に行われなくなる病気です。
遺伝性の疾患で詳しくは解明されていませんが、腎臓から過剰にカリウムが出て行ってしまうことが原因ではないかといわれています。
カリウムを補充する治療を行うことで、血中カリウム濃度を正常値に保つことが可能です。
糖尿病(とうにょうびょう)
膵臓で生成されるインスリンの量が少ない、インスリンの効果が弱いことが原因で高血糖になってしまう糖尿病に、バーミーズはなりやすいといわれています。
飲水量が増えておしっこを頻繁にするようになったり、急に食欲が増加した場合は注意が必要です。
進行すると体はエネルギーが不足した状態となり、体重が急激に落ちて命を落としてしまうことも。
治療方法は食事療法と定期的なインスリンの投与が一般的です。
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バーミーズの見分け方
シャムとよく似た見た目をしているバーミーズを見分けるには瞳の色を確認してみましょう。
丸みがありやや吊り目なゴールドの瞳がバーミーズで、シャムの瞳の色はサファイアブルーです。
シュッとした顔立ちのシャムに比べると、バーミーズの顔つきはふっくらとした丸顔をしています。
シルクのように美しくなめらかな被毛であることも、バーミーズを見分けるポイントのひとつです。
バーミーズの性格・習性
品のあるゴージャスな見た目が特徴的なバーミーズですが、その性格を知ると見た目とのギャップに驚くはずです。
気になるバーミーズの性格と習性に迫ります。
甘えん坊で、人懐っこい
バーミーズはとても人懐っこく、お年寄りから小さな子供までどんな人にも愛嬌たっぷり。
大好きな飼い主にはすり寄って甘えながらアピールします。
声をかけると優しく返事をしてくれることがあるので、話し上手な猫といわれることも。
誰にでも友好的な性格をしているので、お迎え後の環境への適応も早いです。
鳴き声が小さくあまり鳴かない
バーミーズが飼いやすいといわれている理由のひとつに、鳴き声の少なさがあります。
鳴いてもボリュームが小さめなので、アパートやマンションなどの集合住宅でもお迎えしやすいでしょう。
ペット可のマンションだったとしても、鳴き声が響く子は騒音トラブルにもなりやすいため、注意が必要です。
好奇心旺盛で遊び好き
バーミーズは何にでも興味を持つ好奇心旺盛な性格。
体を動かすことが大好きなので、おもちゃを使って一緒に遊んであげるととても喜びます。
しっかり運動できるように、できるだけ毎日遊んであげましょう。
バーミーズを飼うのに向いている人の特徴
バーミーズはとにかく元気で運動が大好き。活発な性格の子です。
逆に満足に運動ができないようだとストレスを溜めがちになってしまうので、運動不足にならないような環境構築ができる人は向いていると言えます。
一緒に過ごす時間を積極的に作ってあげられる人
バーミーズはとても人懐っこく、甘えん坊な性格なので、飼い主さんと遊ぶことも大好きです。
愛猫と一緒に過ごす時間を多くとれる人や、積極的に遊びに付き合える人に向いている猫種と言えます。
留守にしがちであったり、ましてや旅行に行くことが好きな人だと、相性が良いとは言えません。
走り回れる広いスペースを確保できる人
バーミーズは好奇心旺盛な性格で、体を動かすことが大好きな猫種です。
そのため、のびのびと走り回れる十分なスペースを用意してあげる必要があります。
また運動スペースにキャットタワーなどを設置してあげれば、より運動不足を解消することができますよ。
バーミーズの価格
バーミーズの価格相場は、ブリーダーからお迎えする場合は30万円前後。
優秀な血統や毛色によって価格が上がる傾向にあり、ペットショップからお迎えする場合は相場よりも高くなることが予想されます。
国内ではアメリカン・バーミーズが主流で、流通量が少ないヨーロピアン・バーミーズをお迎えするケースでも価格は上がるでしょう。
もし海外からお迎えするとなると、手数料が多くかかるため、50万円近くなることも覚えておくと良いです。
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バーミーズの飼い方
バーミーズの性格や習性に合わせたお世話をして、ストレスの少ない毎日を過ごさせてあげましょう。
適切なお世話は心身ともに健康な状態を維持し、長生きを目指せるはずです。
バーミーズのお世話で抑えておきたいポイントをご紹介していきます。
自由に動けて遊べるスペースを確保する
たくさんの運動量を必要とするバーミーズのために、思い切り体を動かせるようなスペースを確保してあげましょう。
自由に走り回れるスペースだけでなく、ジャンプして遊べるようにキャットタワーもあると理想的です。
上下運動はキャットタワーで、並行運動はキャットウォークを設置するなど、環境を整えてあげる必要があります。
最低でも毎日5分~10分は一緒に遊ぶ
毎日最低でも5分~10分は一緒に遊んであげることで、遊びたい欲求を満たしてあげることができます。
バーミーズは遊ぶことが大好きなので、短い時間でも毎日遊んであげましょう。
長時間遊び続けることが好きなわけではなく、短時間でも細かく刻んで遊んであげることで、ストレスを溜めづらくなります。
遊びはバーミーズとコミュニケーションをとることができる大切な時間です。
子猫の頃からしつけを行う
頭が良いバーミーズは比較的しつけがしやすい猫種です。
好奇心旺盛な性格をしているので、イタズラを防ぐためには子猫のうちからしつけをしておきましょう。
くわえた物を離す、噛み癖をつけないといったしつけができていると、トラブルが起こりにくいです。
基本的に猫に対してはしつけというよりも、「この行動をすると良くないことが起こる」と思わせなければいけません。
ただ、トイレトレーニングは犬のように必要としないので、特別大変だということもありません。
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誤飲に繋がるものは片付けておく
好奇心旺盛な性格をしているバーミーズは、気になったものを口にしてしまうことがあります。
誤飲をしても吐き出すことができるようなものならいいですが、腸に詰まってしまう危険性もあり、その場合は手術で取り出すことになります。
ゴミ箱や小物など、バーミーズが誤飲する可能性があるものは目の届かないところへ片付けておくようにしましょう。
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フードは年齢や体型に合わせて選ぶ
年齢に合わせてフードを切り替えていくことは、体の成長を促したり健康を維持したりするために大切です。
特に子猫のうちは体を作るために高タンパク高カロリーが必要になりがちで、食事がとても大事です。
反対にシニア期に入ると活動量に応じて調整が必要になるため、ライフステージを加味して選ぶようにしましょう。
離乳期や子猫期はふやかしたものが中心
離乳期は消化がしやすいように、子猫用のドライフードをお湯でふやかしたものか、子猫用のウェットフードを与えます。
トロトロのペースト状から始めて、生後3か月頃には硬いドライフードが食べられるように、様子をみながら少しずつ水分量を減らしていきましょう。
体が大きくなる幼猫期は、骨や筋肉を成長させるためにたくさんのエネルギーが必要なので、成長期用や子猫用と表記のある高タンパク質・高カロリーなフードへ切り替えます。
1歳を超えたら成猫用フードへ切り替え
骨格がしっかりする1歳を超えたあたりで成猫用のフードへ変更しましょう。
大型猫になると2歳から3歳頃まで成長することはありますが、バーミーズの場合は1歳を基準に考えてよいです。
成猫期はキャットフードの種類も豊富になるので、飽きないように適度にローテーションするのも良いでしょう。
7歳頃からは中高齢期として様子を見ながら切り替える
7歳頃からは中高齢期に入り、10歳を超えると高齢期になります。この頃から、1回の食事量も低下し消化機能の衰えが目立ち始めます。
消化を助ける酵素や筋肉維持を助ける良質なタンパク質が配合された高齢用やシニア用のフードを与えて体のケアをしてあげてください。
また、年齢に合わせたフードの選択だけでなく、体の状態に合わせた選び方も大切です。
肥満傾向であればダイエット用、病気をしている場合は療法食など目的に合わせてフードを選んであげましょう。
美しい被毛を保つため、定期的なブラッシングが必要
バーミーズの美しい被毛を保つためには、こまめなブラッシングが欠かせません。
バーミーズ自身も毛づくろいをするので毎日行う必要はなく、週に2~3回ほどの頻度で軽くブラッシングをしてあげるのが理想的です。
体調の変化が被毛にあらわれやすいので、ブラッシングの際は毛並みの乱れやツヤが悪くないかなど確認してあげましょう。
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寒さに弱いので室温管理を徹底する
被毛がシングルコートのバーミーズは寒さが苦手です。
体温の低下は病気になりやすくなってしまうので、冬の寒い時期は特に室温管理に注意しましょう。
猫にとって適温となる気温は約23℃前後ですが、バーミーズにとっては24℃~27℃が目安と言えるでしょう。
もし震えていたり、丸くなって動かないようであれば寒すぎると言えるので、しっかり温度管理を徹底してください。
甘えん坊なので長時間の留守番は避ける
甘えん坊なバーミーズにとって、長時間の留守番は不安やストレスを抱えてしまいます。
留守が多い環境は向いておらず、できれば家族の誰かと同じ空間で過ごせる環境が好ましいです。
留守にすることが多い場合は、多頭飼いを検討する必要があるでしょう。
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バーミーズにおすすめのキャットフード3選
小柄で筋肉質なバーミーズに与えるフードには、豊富なタンパク質が含まれていることが望ましいです。
そこで、バーミーズに最適なキャットフードを3種類ピックアップしました。
それぞれのおすすめポイントを比較しながらバーミーズに合うフードを選んであげましょう。
レティシアン カナガンキャットフード チキン
原材料に60%以上もチキンが含まれている高タンパクなキャットフードです。
ビタミン・ミネラル・食物繊維・オメガ3脂肪酸などの栄養を含む野菜や果物、動物性オイルなどの厳選された高品質な食材を配合。
たっぷりのチキンで食いつきが良いと評判で、SNSなどでもさまざまな高評価の口コミが確認できます。
対象年齢 | 全年齢 |
---|---|
内容量 | 1.5kg |
原産国 | イギリス |
主原料 | 乾燥チキン35.5%、チキン生肉25% |
その他原材料 | サツマイモ、ジャガイモ、チキンオイル、乾燥卵、チキングレイビー、 サーモンオイル、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、 カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニス、コロハ |
注意したい原材料 | なし |
安全性の高い添加物 | ビタミン類(A、D3、E)、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、セレン) |
注意したい添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 405kcal |
1日あたりの価格(体重5kgの場合) | 202円/60g |
定期販売 | 1個:1個あたり4,534円(税込)/2~4個:1個あたり4,282円(税込)/5個以上:1個あたり4,030円(税込) |
フード目的 | 一般食(FEDIAF基準) |
フードの種類 | ドライ |
レティシアン モグニャンキャットフード
低脂肪で高タンパクな白身魚が65%も配合されている、子猫からシニア期まで全ての年齢に対応したオールステージのキャットフードです。
消化の負担がかかりやすい穀物を配合していないのでお腹に優しく、着色料・香料が不使用なのも嬉しいポイント。
健康を維持できると評価が高く、年齢を問わないオールステージフードなので多頭飼いにもおすすめです。
対象年齢 | 全年齢 |
---|---|
内容量 | 1.5kg |
原産国 | イギリス |
主原料 | 白身魚 |
その他原材料 | タピオカ、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、ビール酵母、サツマイモ、ココナッツオイル、サーモンオイル、フィッシュスープ、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖、乳酸菌 |
注意したい原材料 | なし |
安全性の高い添加物 | セルロース、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)、ビタミン類(ビタミンA、D3、E) |
注意したい添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 379kcal |
1日あたりの価格(体重5kgの場合) | 218円/65g |
定期販売 | 1個:1個あたり4,534円(税込)/2個以上:1個あたり4,282円(税込)/5個以上:1個あたり4,030円(税込) |
フード目的 | 一般食(FEDIAF基準) |
フードの種類 | ドライ |
アカナ(ACANA) ワイルドプレイリーキャット
お肉・魚・卵などのタンパク質が、原材料の半分以上も配合されたキャットフード。
肉食動物である猫の食性を考えて作られているので喜んで食べてくれるでしょう。
1cmほどの小粒で食べやすく、美味しそうな香りが食欲を誘います。
対象年齢 | 全年齢 |
---|---|
内容量 | 1.8kg |
原産国 | カナダ |
主原料 | 新鮮鶏肉(9%)、新鮮七面鳥肉(9%)、新鮮鶏レバー(9%)、ディハイドレート鶏肉(8.5%)、ディハイドレート七面鳥肉(8%) |
その他原材料 | ディハイドレートニシン、丸ごとピント豆、丸ごとエンドウ豆、鶏脂肪、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとヒヨコ豆、丸ごと緑レンズ豆、巣に産み落とされた新鮮卵、生の天然白身魚、生の天然ニジマス、新鮮七面鳥内臓(レバー、心臓)、レンズ豆繊維、ポロック油、新鮮鶏心臓、鶏軟骨、フリーズドライレバー(鶏、七面鳥)、乾燥ケルプ、新鮮丸ごとカボチャ、新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ、新鮮ケール、新鮮ホウレン草、新鮮カブラ菜、新鮮ニンジン、新鮮リンゴ、新鮮洋梨、新鮮丸ごとクランベリー、新鮮丸ごとブルーベリー、チコリ―ルート、ターメリックルート、オオアザミ、ゴボウ、ラベンダー、マシュマロルート、ローズヒップ |
注意したい原材料 | なし |
安全性の高い添加物 | 天然成分から抽出したトコフェロール、塩化コリン、タウリン、亜鉛、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB5、ビタミンB6、葉酸、ビオチン、ビタミンB12、ビタミンE、銅、DL-メチオニン |
注意したい添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 410kcal |
1日あたりの価格(体重5kgの場合) | 358円/75g |
定期販売 | Amazon定期便あり |
フード目的 | 総合栄養食 |
フードの種類 | ドライ |
バーミーズの誕生の歴史
バーミーズは、アメリカ人がミャンマーから連れてきたブラウンの被毛を持つ「ウォンマウ」という名の猫とシャムを交配したことで誕生したといわれています。
ウォンマウの美しい毛色に魅了され、毛色の再現をしようと試みたことが始まりです。
後述の通り、バーミーズにはアメリカンとヨーロピアンの2種類が存在するものの、いずれも原産国は「ミャンマー」とされています。
バーミーズにはヨーロピアンとアメリカンの2種類が存在
アメリカン・バーミーズ | 全体的に丸みをおびた体型 |
ヨーロピアン・バーミーズ | フォーリンタイプに近い細長い体型 |
バーミーズはヨーロピアン・バーミーズとアメリカン・バーミーズの2種類に分かれています。
最初に誕生したアメリカン・バーミーズは、丸みのある体型が特徴的で毛色は4色。
アメリカン・バーミーズがイギリスに渡ったことで誕生したヨーロピアン・バーミーズは、毛色が11種類と豊富でスラリとした体型がシャープな印象を与えます。
登録の停止という過去も持つ
アメリカに本部を置くCFA(Cat Fanciers' Association)は、1936年にバーミーズを新しい猫種だと認めました。
しかし、当時はまだ個体数が少なく、人気があったバーミーズはブリーダー(キャッテリー)によって個体数を増やす施策が行われました。
ただ、需要過多になっていたこともあり、急激な需要増に対応するため、シャムとの異種交配を繰り返したのです。その結果、バーミーズの元となったウォンマウの特徴が減少。あまりに見た目がシャムに寄ってしまったのです。
「あまりに特徴がなければそれはバーミーズではない」とも言えるため、1947年にはCFAが登録を停止。再登録の条件として、「3代にわたって他の猫種との混血がないこと」としました。
純粋にバーミーズの育種を目的としたブリーダーだけが残り、数年後には再登録されました。
バーミーズと繋がりのある猫種
バーミーズが関係している猫種は以下の3種類です。
- ボンベイ
- トンキニーズ
- コーニッシュレックス
それぞれバーミーズとどのような繋がりがあるのかみていきましょう。
ボンベイ
ボンベイは真っ黒な毛色と野性味を感じさせる鋭い顔つきがかっこいい猫種です。
祖先はバーミーズとアメリカン・ショートヘアであり、体つきはバーミーズと同様に筋肉質な体格をしています。
ボンベイは人懐っこく優しい性格をしていることから、バーミーズの血筋であることが感じ取れます。
温厚で明るく陽気な性格
人懐っこい
よく鳴くが声は小さい
運動することが大好き
その他情報
原産国 | アメリカ合衆国,タイ |
猫種公認団体 | CFA,FIFe,TICA,ACFA |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 13歳~15歳 |
なりやすい病気 | 猫カリシウイルス感染症,尿路結石症,肥大型心筋症,慢性腎臓病 |
参考価格 | 30万円前後 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ブラック |
毛の長さ | 短毛 |
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トンキニーズ
バーミーズとシャムの掛け合わせにより誕生した歴史をもつトンキニーズ。
見た目はシャムによく似ていて、毛質はバーミーズのように美しくなめらかです。
筋肉質な体格ですが、バーミーズよりも四肢と尻尾が長いことからバランスの良い体をしています。
好奇心旺盛で物怖じしない
社交性がとても高い
警戒感がやや高く、鳴くこともある
活発で運動好き
その他情報
原産国 | アメリカ合衆国,カナダ |
猫種公認団体 | TICA,GCCF,CFA |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 膝蓋骨脱臼,尿路結石症,低カリウム血症,関節炎,腎不全 |
参考価格 | 20万円前後 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | シングルコート |
毛色 | ブルー,ナチュラル,シャンパン,プラチナ |
毛の長さ | 短毛 |
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コーニッシュレックス
モデルのようにスラリとした細い体型に彫りの深い顔立ち、ピンと立った大きな耳と縮れ毛が特徴的なコーニッシュレックス。
個性的な見た目がとてもチャーミングな猫種で、見た目はかけ離れていますがバーミーズの血が入っています。
アメリカタイプは細身で、イギリスタイプはバーミーズのようにがっしりとした体格です。
人懐っこく温和な性格で、知らない人やほかの動物とも上手に接することができる部分はバーミーズによく似ています。
社交性が高く賢い
飼い主に甘える
鳴き声は静かで少ない
よく活動し、俊敏
その他情報
原産国 | イギリス |
猫種公認団体 | CFA,FIFe,GCCF,TICA |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 進行性網膜萎縮症(PRA),肥大型心筋症,慢性腎臓病 |
参考価格 | 20万円~30万円 |
被毛
抜け毛 | 平均的 |
毛質 | シングルコート |
毛色 | ホワイト,ブラック,クリーム,チョコレート,シナモン,ライラック,フォーン,ブルー,レッド |
毛の長さ | 短毛 |
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この記事の執筆者
ライター
動物に携わる職を目指し、飼育について学ぶ専門学校へ入学。
牛の魅力にハマり、卒業後は酪農スタッフとして牧場で乳牛と過ごし、居住地が変わることをきっかけに、人とペットを繋ぐ仕事がしてみたいと思い動物看護士に転職。
現在はこれまでのペットに関する経験を活かしながらライターとして活動中。
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編集部
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