全身の長い被毛と口ひげが印象的なビアデッド・コリー。日本での飼育数はかなり少なく、非常に珍しい犬種です。
顔が見えないほどに長い被毛が特徴的で、コリーとの名前は付いていますが、牧牛犬種の血も混ざっています。
本記事では、ビアデッド・コリーの特徴やお迎えの際のポイントなどを解説しています。ぜひ最後までご覧ください。
この記事の結論
- 賢くて友好的な子が多く、人とのコミュニケーションが大好きな犬種
- 全身の被毛が長く立派な口ひげを持ち、大型犬の中でもサイズがやや小さい
- 被毛のブラッシングは最低でも週に3~4回は行う必要がある
- 垂れ耳のため耳掃除、運動量が多いので1日2時間位上の散歩も必須
目次
ビアデッド・コリーの特徴

全身に長い被毛を持つビアデッド・コリー。カットの具合にもよりますが、一度見たら忘れられないような全身の被毛がとても特徴的です。
大型犬ですが、そこまで体が大きいわけではなく、やや小さめサイズと言えるでしょう。
ただ、被毛がとても長く体が隠れているほどなので、体のサイズは少しわかりにくい印象もあります。
大型犬ということもあって友好的で、甘えん坊な性格。家庭犬としてきっと頼もしいパートナーになってくれるはずです。
優しく穏やかな性
人懐っこく甘えん坊
吠えることは少ない
活発で多くの運動量が必要
その他情報
原産地 | スコットランド |
犬種グループ | 1G:牧羊犬・牧畜犬 |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 14歳~15歳 |
なりやすい病気 | 白内障,アトピー性皮膚炎,進行性網膜萎縮症(PRA),股関節形成不全 |
参考価格 | 20万円前後 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | スレートグレー,ブラック,ブルー,ブラウン,サンディ,フォーン |
ビアデッド・コリーの身体的特徴
犬種名の「ビアデッド」とは口ひげという意味があり、その名のとおり口の周りにも長い毛が生えています。
やや短めの足が長い被毛に隠れていますので、足は足先程度しか見えないところも特徴的です。
もともと牧羊犬として活躍していたため、頑丈で引き締まった体型です。
ビアデッド・コリーのサイズ(体高・体重)
ビアデッド・コリーは大型犬の中では比較的小さめな体格をしている、ほぼ中型犬サイズの犬種です。
成犬時の体高・体重の目安は以下のとおりで、体高は60cmを超えることがほとんどなく、体重も30kg未満という軽さ。
体高 | 男の子:53cm~56cm 女の子:51cm~53cm |
体重 | 18kg~27kg |
被毛が長すぎるのでわかりづらいと思いますが、実は引き締まった体をしています。
被毛で隠れているだけであって、実は体の下には十分なスペースがあるほど、引き締まった体なのです。
ビアデッド・コリーの毛色と被毛
ビアデッド・コリーは長毛のダブルコートの被毛を持っています。アンダーコートはふわふわと柔らかく、オーバーコートは真っ直ぐで粗めの毛質です。
主な毛色のバリエーションは以下のとおりです。
- スレートグレー
- ブラック
- ブルー
- ブラウン
- サンディ
- フォーン
子犬の頃は全身が単一色の被毛で覆われていますが、成犬になるにつれてホワイトをベースにほかの毛色が入るようになります。顔や体の一部にタンが入る子もいます。
ビアデッド・コリーの運動能力
ビアデッド・コリーは大型犬で牧羊犬だった経歴もあることから、とても運動量が豊富な犬種です。
運動不足やストレスを抱えないためにも、長時間の十分な散歩を毎日連れて行くことは必要不可欠です。
ドッグランやアジリティ、ボール遊びも好むので、時間を作って一緒に遊んであげると喜んでくれるでしょう。
ビアデッド・コリーの平均寿命
ビアデッド・コリーの平均寿命は14歳~15歳。犬全体でみても平均的な長さだといえるでしょう。
とはいえ大型犬は10歳~12歳ほどの寿命である犬種も多いため、大型犬の中では長命の部類に入ります。
なるべくストレスを溜めさせないようにし、少しでも長生きできるようにたくさん愛情を注いであげてくださいね。
ビアデッド・コリーのかかりやすい病気
白内障 | 目の中の水晶体の一部や全体が白く濁り視力が低下する病気 |
アトピー性皮膚炎 | 体内に侵入したアレルゲン物質に対して、免疫機能が過剰に働くことにより引き起こる皮膚炎 |
進行性網膜萎縮症 | 網膜が徐々に変性して視力が低下していき、失明に至る遺伝性疾患 |
股関節形成不全 | 股関節がゆるみやすくなり、歩行に異常が出る |
ビアデッド・コリーは遺伝的に皮膚が弱く、皮膚病にかかりやすいという注意点があります。
そのため、特にアトピー性皮膚炎などの病気には注意が必要。それぞれ詳しく見ていきましょう。
白内障
白内障(はくないしょう)は、目の中の水晶体の一部または全体が白く濁り、視力が低下する病気。最終的に失明に至る可能性もあります。
完全な治療法はなく、点眼薬やサプリメントを使用して進行を遅らせるのが主な方法です。早期発見のため、普段から目の濁りがないかよくチェックしておきましょう。
アトピー性皮膚炎
体内に侵入したアレルゲン物質に免疫機能が過剰反応し、皮膚炎を引き起こします。
ビアデッド・コリーは親犬からの遺伝で皮膚炎を発症しやすいといわれており、さらに日本の高温多湿な気候では皮膚のトラブルを起こしやすいとされています。
こまめに被毛や皮膚のお手入れを行い、アレルゲン物質を抑えたフード選びで皮膚炎予防に努めましょう。
進行性網膜萎縮症
進行性網膜萎縮症(しんこうせいもうまくいしゅくしょう)とは、網膜が徐々に変形することで視力が低下し、失明に至る遺伝性疾患です。
現時点で確定的な治療法はなく、ビタミンEを投与することで網膜変性を遅らせる一助になると考えられています。
よくものにぶつかったり、暗所での視力低下などがあれば早めに動物病院に相談しましょう。
股関節形成不全
股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)とは、股関節がゆるみやすくなり、歩行に異常が出る病気です。
お尻を左右に振るように歩いたり散歩を嫌がるような様子があれば、動物病院に相談してみましょう。
ビアデッド・コリーは活発な子が多いため、激しい運動が原因で股関節形成不全を発症することも多いです。
ビアデッド・コリーの登録頭数
JKC(ジャパンケネルクラブ)の犬種別犬籍登録頭数によると、ビアデッド・コリーの登録頭数(血統証明書が発行された犬の頭数)は数匹から数十匹。
ビアデッド・コリーは日本では登録数がとても少なく、ペットショップではほとんど見る機会のない、非常に珍しい犬種です。
ビアデッド・コリーの性格や習性

ビアデッド・コリーは人と一緒にいることを好み、陽気で甘えん坊な性格です。
非常に賢く人のいうことを理解できるため、ドッグスポーツを一緒に楽しめます。無駄吠えも少なく、小さい子どもとも仲良くできるでしょう。
もともと牧羊犬であったため、とてもエネルギッシュ。若いうちはパワーがあり余ってイタズラをしてしまうこともあるので、幼い頃からしっかりとしつけを行いましょう。
ビアデッド・コリーの価格相場

ビアデッド・コリーをお迎えする際の価格相場は25万円~40万円前後。珍しい犬種のため、ペットショップからのお迎えは難しいでしょう。
国内では頭数が少ないため、ブリーダーや里親制度を利用するのがおすすめですが、確実にお迎えするのはなかなか困難です。
少なくとも海外のブリーダーからのお迎えが現実的になるため、少しハードルの高い犬種と言えます。
ビアデッド・コリーを飼うのに向いている人の特徴

お迎えする前に、どんな人がビアデッド・コリーとの生活に向いているのか、その特徴をチェックしてみましょう。
飼ううえでは重要なポイントになってくるので、ぜひ抑えておいてください。
一緒に過ごす時間を確保できる人
ビアデッド・コリーはとても甘えん坊な犬種で、独立心の強い犬種というわけではありません。
人と一緒にいることが大好きなので、愛犬と過ごす時間をしっかりと確保できる環境が作れる人に向いてます。
飼い主さんのいない状況が続くと強い不安を感じてしまい、吠えたり粗相をしてしまうので、頻繁に外出してしまう人には飼うのが難しいでしょう。
運動欲求を満たせる人
ビアデッド・コリーはもともと牧羊犬であったため、とてもエネルギッシュで運動量が多く必要です。
運動不足になるとストレスが溜まり、問題行動を引き起こすこともあります。
そのため毎日の散歩だけでなく、思いっきり走り回れる場所に連れて行くなど、愛犬の運動欲求を満たしてあげられる人に向いています。
ビアデッド・コリーの飼い方

ビアデッド・コリーはあくまでも大型犬であり、運動量のとても多い犬種であることを忘れてはいけません。
賢くて人懐っこい犬種のためしつけはしやすいですが、いくつか気をつけておきたいポイントもあります。
子犬のうちから根気強くしつけを行う

非常に賢い犬種なので人の言うことをよく理解できますが、若いうちはエネルギーがあり余って、家の中で暴れてしまうこともあります。
やや頑固な一面もありますが、一度飼い主さんとの主従関係を築ければ指示に従えるので、子犬の頃にきちんとしつけをすることが重要です。
甘えん坊なため、コミュニケーションが不足するとストレスの原因となる場合もありえます。愛犬としっかりと向き合いながら時間を丁寧に作り、良好な信頼関係を築いていってください。
最低でも週3~4回のブラッシングが必要

毛が長いので、少なくとも週3~4回、可能であれば毎日ブラッシングをしてあげましょう。
毛が絡まりやすいため、ブラッシングやコーミングには時間がかかります。針の細いスリッカーブラシを使用すると、余分な毛をスムーズに取り除けます。
定期的にトリミングをして毛を整え、顔まわりにかかる毛はリボンなどで束ねてあげるのもおすすめですよ。
ブラッシングの頻度と方法
毎日、または少なくとも週に3~4回は念入りにブラッシングを行いましょう。特に散歩の後や、脇の下、股の付け根、耳の後ろなど毛玉ができやすい部分は重点的に行います。換毛期(春と秋)は抜け毛が増えるため、毎日行い、必要に応じて1日に複数回実施します。
- まず、全体をスリッカーブラシで優しくブラッシングし、絡まった毛や抜け毛を根元から取り除きます。皮膚を傷つけないよう、毛の根元から毛先に向かって丁寧にブラシをかけます。
- 次に、コーム(粗めのものから細かいものへ)を使って、スリッカーブラシで取りきれなかった毛や毛玉がないかを確認します。特に長い飾り毛や、体全体の毛をセクションに分けながら、毛玉がないか指で触って確認し、小さな毛玉は手でほぐすか、コームで丁寧にとかします。
- ブラッシングスプレーを併用すると、毛の絡まりを防ぎ、静電気の発生を抑えることができます。
必要な道具
- スリッカーブラシ: 抜け毛や絡まった毛を取り除くのに使います。ピンの先端が丸くなっているものを選びましょう。
- コーム(金串コーム): 毛玉の確認や、細かい部分をとかすのに使います。ピンの間隔が異なるタイプがあると便利です。
- ピンブラシ: 長い毛を優しくとかすのに適しています。
- 毛玉切り(セニングシザー): どうしても取れない大きな毛玉は、無理に引っ張らずに毛玉切りで慎重にカットします。
- ブラッシングスプレー: 静電気防止や毛の絡まり防止に役立ちます。
定期的に耳のケアを行う

ビアデッド・コリーは垂れ耳かつ長い被毛に覆われているため通気性が悪く、炎症が起こりやすい傾向があります。
専用の耳掃除シートやガーゼなどを使って、こまめに耳を拭いてあげましょう。
耳掃除は奥まで掃除をしなければいけないわけではなく、基本的には自浄作用があるので掃除すべきは耳介部分のみです。
耳垢が極端に増えたり悪臭がする場合は、動物病院に相談してみてくださいね。
歯磨きは毎日、最低でも3日に1回は行う

犬も人間と同じく歯磨きは必要で、定期的な歯磨きを行うことで、歯周病や歯肉炎を防ぐことができます。
犬の歯周病は体全身に影響を及ぼす可能性のある病気で、一度できてしまった歯石を除去するには全身麻酔が必要となり、愛犬の体に大きな負担がかかります。
歯周病は口腔内の病気に留まらず、細菌は体の内側にまで入り込み、内臓にまで悪影響を与えることのある病気です。
愛犬の健康維持のためにも歯磨きはできるだけ毎日、最低でも3日に1回は行いましょう。
毎日2時間以上は散歩に連れて行く
もともと牧羊犬だったビアデッド・コリーは、活発で多くの運動量が必要です。
運動不足を解消するため、コミュニケーションのためにも、毎日2時間以上は散歩に連れていきましょう。以下の時間・回数を目安に、散歩をさせてあげてください。
時間の目安 | 1回につき1時間程度 |
回数の目安 | 1日2回~3回 |
かなりの散歩時間、散歩量を必要とする犬種なので、飼い主さんの時間的な余裕も必要になります。
運動不足解消のためのアクティビティ例
ビアデッド・コリーは牧羊犬として活躍していたルーツを持つため、非常に活発で豊富な運動量が必要です。十分な運動は、心身の健康維持だけでなく、ストレス解消や問題行動の予防にも繋がります。
- 毎日の長時間散歩:
- 最低でも1日2時間以上(朝夕に分けて各1時間以上)の散歩が必要です。ただ歩くだけでなく、ジョギングを取り入れたり、途中で立ち止まって匂いを嗅がせたりするなど、変化をつけて好奇心を刺激しましょう。
- ドッグランでの自由運動:
- 週に数回、安全なドッグランでリードなしで自由に走り回る機会を与えましょう。他の犬との交流もでき、社会性の向上にも役立ちます。
- ボール遊び/フリスビー:
- 広い場所でのボール投げやフリスビーは、ビアデッド・コリーの運動能力を存分に発揮できるアクティビティです。特にフリスビーは牧羊犬の本能的な動きを引き出し、心身の満足度を高めます。
- アジリティ/ドッグスポーツ:
- ビアデッド・コリーの賢さと運動能力を活かせるアジリティなどのドッグスポーツは、非常に良い運動不足解消になります。飼い主との共同作業を通じて、絆を深めることもできます。専門のスクールに通うことも検討してみましょう。
- 知育玩具/ノーズワーク:
- 雨の日など屋外での運動が難しい場合は、室内で知育玩具を使用したり、おやつを隠して探させるノーズワークを取り入れたりすることで、頭を使いながら運動不足を解消できます。
フードはライフステージと目的に応じたもの

フードにはさまざまな種類がありますが、主食として毎日与えるものは総合栄養食か、総合栄養食基準のフードを選びましょう。
総合栄養食との記載があるものであれば、水とフードのみで必要とされる栄養素やエネルギーを摂取できます。
大型犬は関節系疾患も多く見られるため、グルコサミンやコンドロイチン、そして皮膚疾患を予防するためにはオメガ3脂肪酸などを含むドッグフードがおすすめです。
愛犬のライフステージに合わせてフードを切り替え、その時々に適した栄養を摂取できるようにしましょう。
フードの切り替えは10日間を目安に行う
新しいフードに切り替えるときは、いきなり全てを切り替えてはいけません。少なくとも、10日間を目安にゆっくり行うことが大切です。

急に新しいフードに切り替えてしまうと消化吸収がうまくできず、下痢や嘔吐をしてしまったり、新しいフードを全く食べなくなってしまうこともあります。
フードを切り替えるときは愛犬の体調や便の状態を確認しながら、愛犬のペースに合わせて切り替えていきましょう。
肥満予防のためにもフードは適正な量を与える

ビアデッド・コリーをはじめとする大型犬は、体が大きいため関節に負担がかかりやすくなります。肥満になるとより負担が大きくなってしまうため、太り過ぎには注意してください。
毛量が多く見た目だけでは体型が分かりづらいので、日々のコミュニケーションで体に触れて体型をよく確認してあげてくださいね。
肥満であるかどうか、痩せ過ぎであるかどうかは、上記のボディコンディションスコア(BCS)を基にして判断するのがおすすめです。
暑さに弱いので、熱中症予防・対策は必須

ビアデッド・コリーは毛量が多い犬種のため、寒さには強いですが暑さに弱いです。
そのため、快適に過ごせるように室内の温度や湿度を設定し、熱中症にならないようにすることが大切。
夏場など暑い日のお散歩は早朝や夕方など、比較的涼しい時間帯に連れて行くようにしましょう。
夏場の過ごし方
散歩の時間帯の調整: 早朝や日没後など、気温が比較的低い時間帯を選んで散歩に行きましょう。日中のアスファルトは非常に高温になるため、犬の肉球に火傷を負わせる可能性があります。散歩前に地面に手を置き、熱くないか確認する習慣をつけましょう。
室内環境の管理: エアコンを適切に使用し、室温を25~26℃程度に保ちましょう。湿度も50~60%に保つことが理想です。扇風機やサーキュレーターを併用して室内の空気を循環させると、さらに快適になります。
水分補給の徹底: いつでも新鮮な水が飲めるように複数箇所に水を用意し、散歩中も携帯用の水筒と皿を持参してこまめに水分補給をさせましょう。水分補給を促すために、犬用のゼリーやウェットフードなどを活用するのも良い方法です。
直射日光を避ける: 室内でも窓からの直射日光が当たらないよう、遮光カーテンや断熱シートを利用しましょう。屋外で飼育する場合は、必ず日陰になる場所と風通しの良い環境を確保してください。
無理な外出を避ける: 猛暑日は散歩や屋外での遊びを避け、室内で過ごさせましょう。
具体的な対策グッズ
冷却ジェルマット/クールマット: 床に敷くことで、犬が自分で涼しい場所を選んで休むことができます。水を含ませて冷やすタイプや、接触冷感素材のものなどがあります。
クールネック/クールベスト: 首元や体を冷やすことができるグッズです。水で濡らして使うタイプや、保冷剤を入れるタイプがあります。
ペット用扇風機/サーキュレーター: 犬のいる場所に直接風を送ることで、体感温度を下げることができます。
凍らせたペットボトル/保冷剤: 布でくるんで犬の近くに置いたり、ケージの中に入れたりすることで、簡易的な冷却グッズとして活用できます。
犬用アイス/フローズンおやつ: 水分補給にもなる、夏に嬉しいおやつです。
サマーカット: 極端な短さにする必要はありませんが、被毛の量を調整するサマーカットも熱中症対策のひとつとなります。ただし、バリカンで短くしすぎると皮膚が直射日光にさらされ、紫外線によるダメージを受ける可能性もあるため、獣医やトリマーと相談して適切な長さにしましょう。
快適に過ごすために十分な飼育スペースを用意する

体が大きく活発な犬種のため、狭い部屋に長時間いることはストレスになります。
日々の散歩や定期的なドッグランでの運動はもちろん、室内飼いでもストレスのないよう、環境作りが必須。
走り回れる広い庭がある家が理想的ですが、少しでも快適に過ごせるよう、大型犬でも自由に動き回れるような広いスペースを確保してあげてください。
転倒や怪我防止のために床にマットを敷く

ツルツルとしたフローリングを駆け回っていると転んでしまったり、関節へもより負担がかかってしまいます。
人間にとっては気にならないフローリングですが、愛犬にとっては足腰の負担になるもの。
愛犬が遊ぶスペースにマットを敷くことで衝撃吸収になり、足音による騒音防止にも繋がります。
ビアデッド・コリーにおすすめのドッグフード3選
ビアデッド・コリーにおすすめのドッグフードをご紹介します。体作りのサポートとなるタンパク質を多く含むフードを中心に選ぶのがおすすめです。
レティシアン ネルソンズドッグフード 中・大型犬向け
穀物不使用のグレインフリーのフードで、大型犬のデリケートな胃腸に配慮されています。
原材料の50%にお肉を使用し、タンパク質も豊富。大粒なので口の大きい大型犬にも食べごたえ抜群です。
全年齢対応なので、もし気に入ってくれれば一生涯食べ続けられる、というのも嬉しいポイントですね。
対象年齢 | 全年齢 |
---|---|
内容量 | 5kg |
原産国 | イギリス |
主原料 | チキン生肉、乾燥チキン |
その他原材料 | サツマイモ、バターナッツスカッシュ、チキンオイル、エンドウ豆、チキングレイビー、エンドウ豆繊維、サーモンオイル、海藻、チコリ(フラクトオリゴ糖)、加水分解酵母(マンナンオリゴ糖)、ニンジン、パースニップ、リンゴ、カボチャ、スペアミント、インゲン豆、ブロッコリー、ローズマリー、パセリ、マリーゴールド、フェンネル、ショウガ、ユッカ、クランベリー、ナシ |
注意したい原材料 | なし |
安全性の高い添加物 | グルコサミン、コンドロイチン、タウリン、ビタミン類(E、A、D3、B12、ナイアシン、パントテン酸、B2、B1、B6)、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素、セレン) |
注意したい添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 365.7kcal |
1日あたりの価格(体重5kgの場合) | 193円/105g |
定期販売 | 1~2個:1個あたり7,816円(税込)/3個以上:1個あたり7,356円(税込) |
フード目的 | 一般食(FEDIAF基準) |
フードの種類 | ドライ |
オリジン オリジナル
良質な動物性材料を85%使用したドッグフードのオリジンは、良質な原材料が使われているドッグフードとしても知られています。
そのうちの3分の2は生ものをはじめとする新鮮な食材です。動物原材料を丸ごと使い、自然本来の栄養素を再現しています。
野生で生きてきた頃の食事を再現しており、低炭水化物なので肥満防止にも繋がります。
対象年齢 | 全年齢 |
---|---|
内容量 | 2kg |
原産国 | アメリカ |
主原料 | 新鮮鶏肉、新鮮七面鳥肉、新鮮鶏内臓 (レバー、心臓) |
その他原材料 | 生の丸ごとニシン、生の丸ごとヘイク、新鮮卵、生七面鳥レバー、ディハイドレート鶏肉、ディハイドレート七面鳥肉、ディハイドレートサバ、ディハイドレートイワシ、ディハイドレートニシン、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとヒヨコ豆、丸ごとエンドウ豆、鶏脂肪、丸ごと緑レンズ豆、丸ごとピント豆、丸ごと白インゲン豆、レンズ豆繊維、ポロック油、エンドウ豆スターチ、乾燥ケルプ、新鮮丸ごとカボチャ、新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ、新鮮丸ごとズッキーニ、新鮮丸ごとニンジン、新鮮丸ごとリンゴ、新鮮丸ごと洋梨、乾燥チコリールート、新鮮ケール、新鮮ホウレン草、新鮮ビートの葉、新鮮カブラ菜、丸ごとクランベリー、丸ごとブルーベリー、丸ごとサスカトゥーンベリー、ターメリック、オオアザミ、ゴボウ、ラベンダー、マシュマロルート、ローズヒップ |
注意したい原材料 | なし |
安全性の高い添加物 | 酸化防止剤(トコフェロール)、亜鉛キレート、亜鉛、銅、ビタミンB1、ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE |
注意したい添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 386kcal |
1日あたりの価格(体重5kgの場合) | 330円/75g |
定期販売 | Amazon定期便あり |
フード目的 | 総合栄養食 |
フードの種類 | ドライ |
レティシアン カナガンドッグフード チキン
原材料の50%に良質なチキンを使用している、SNSや口コミでも非常に人気の高いカナガンのドッグフード。
グレインフリー(穀物不使用)で犬に不要なものは一切入っておらず、消化器官にも配慮されています。
粒がドーナツ状になっており、噛み砕きやすいのが特徴です。
対象年齢 | 全年齢 |
---|---|
内容量 | 2kg |
原産国 | イギリス |
主原料 | チキン生肉26%、乾燥チキン25% |
その他原材料 | サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、アルファルファ、チキンオイル、乾燥卵、チキングレイビー、サーモンオイル、メチルスルフォニルメタン、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニス、コロハ |
注意したい原材料 | なし |
安全性の高い添加物 | グルコサミン、コンドロイチン硫酸、ミネラル類(鉄、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D3、E) |
注意したい添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 376kcal |
1日あたりの価格(体重5kgの場合) | 202円/80g |
定期販売 | 1個:1個あたり4,534円(税込)/2~4個:1個あたり4,282円(税込)/5個以上:1個あたり4,030円(税込) |
フード目的 | 一般食(FEDIAF基準) |
フードの種類 | ドライ |
ビアデッド・コリーの誕生の歴史

ビアデッド・コリーは、1514年にスコットランドにて誕生したといわれており、牧羊犬として飼われていました。
第一次世界大戦・第二次世界大戦を経て絶滅の危機に陥りましたが、スコットランドのウィルソン夫人により絶滅を回避。
1940年代、作業犬に興味があったウィルソン夫人は、仲売人にシェルティを依頼しました。
しかしシェルティが手に入らず、代わりにやってきたのがビアデッド・コリーの女の子「ジーニー」でした。
その後、ウィルソン夫人が海辺を散歩していた際に、偶然男の子のビアデッド・コリー「バリー」に遭遇します。
この2匹によって繁殖が再開され、現在のビアデッド・コリーのすべてが2匹の子孫であるといわれています。
ビアデッド・コリーの理解度チェック
この記事の執筆者
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編集部
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