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飼いやすいおすすめの小型犬15選!飼いやすい犬種の特徴や注意点

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ペット保険のアニコム損保による「人気犬種ランキング2024」で、トップ3にランクインしたのは1位トイ・プードル、2位MIX犬(体重10kg未満)、3位チワワ。

続く4位柴(豆柴含む)、5位ミニチュア・ダックスフンド、6位ポメラニアン、7位ミニチュア・シュナウザー、8位フレンチ・ブルドッグ、9位ヨークシャー・テリア、10位マルチーズ。

以上のように小型犬が人気ランキングの上位を占めています。この小型犬人気は20年近く続いているのだとか。

小型犬が人気なのは飼いやすいから?初心者にも飼いやすい小型犬の犬種は?…nademoがあなたに代わって調査しました。

この記事の結論

  • 一般的に成犬の体重が10kg未満の犬種が小型犬に分類されている
  • 広いスペースを必要とせず、人懐っこく、しつけしやすく、お手入れが楽
  • 比較的長寿な犬種が多いため、長く一緒にいられることが多い
  • nademoがおすすめする飼いやすい小型犬の犬種はトイ・プードルやチワワ…など

nademo編集部

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犬種サイズの中ではもっとも飼いやすい小型犬

小型犬、中型犬、大型犬の分類は、特に明確な基準が定められているわけではありません。

ただし、一般的に小型犬は成犬の体重が10kg未満、中型犬は10kg~25kg、大型犬は5kg以上が目安とされています。

世界最小の犬種とされるチワワの体重は1.5kg~3kgほどで、超大型犬のイングリッシュ・マスティフは男の子で最大110kg超と、4倍~10倍近く体格差があります。

つまり、大型犬と暮らすにはそれだけ広いスペースを必要とし、小型犬なら決して広さに恵まれてはいない日本の住居でも暮らしやすいということです。

また、小型犬は大型犬に比べてフード代や医療費、トリミング費用なども低く抑えられ、経済的負担を軽減できます。

ボディサイズが小さいので、散歩やしつけがしやすいというのも飼いやすさの理由のひとつです。

中・大型犬は公共交通機関での移動にはいろいろ制限がありますが、小型犬はクレートひとつで移動できるのも飼いやすさにつながっています。

飼いやすい小型犬の特徴

もちろん、すべての小型犬が飼いやすいかと言うと、そうとは限りません。どの犬種にも長所と短所はあり、個体によっても性格や習慣は異なります。

また、小型犬は大型犬に比べて寿命が長いとされていますが、体格が小さいためケガをしやすかったり、遺伝的に発症しやすい病気もあります。

要は犬種や個体の特徴を知り、飼い主さんとの相性を見極めることが大切です。

一般的には、以下のような特徴を持つ犬は飼いやすいとされています。飼いやすい特徴を持つ小型犬の犬種も併せてご紹介しましょう。

学習能力が高く、しつけがしやすい

中・大型犬の中にもIQの高さで知られるボーダー・コリーやジャーマン・シェパード・ドッグがいるので、一概に小型犬のほうが学習能力が優れているとは言えません。

ただし、小型犬は家庭犬や愛玩犬として改良された犬種も多いため、飼い主さんに対して愛情深く、しつけやすさにつながる従順性や社交性もあります。

また、小型犬は室内飼育に適していて、飼い主さんと密接に関わり合いながら暮らすため、生活習慣を学習しやすく、しつけやすいという面もあります。

特にここ数年人気トップのトイ・プードルは、犬種の中でもトップクラスの知能を持つプードル族なので、しつけやすく、コマンドもすぐ覚えます。

アジリティ競技が得意なパピヨン、忠誠心が強いミニチュア・シュナウザー、学びの好奇心旺盛なポメラニアンも比較的しつけやすいとされています。

人懐っこく誰に対しても友好的

中・大型犬にもラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバーのように、フレンドリーで社交的な性格を持つ犬種はいます。

とは言え、小型犬は家庭犬や愛玩犬として改良された背景があるため、飼い主さんやご家族に対しても人懐っこく友好的な犬種が多いと言えるでしょう。

ただし、中にはチワワやミニチュア・ピンシャーのように警戒心が強く、初対面の人や他の動物に対して慎重な態度を取ったり、神経質に吠えたりする犬種もいます。

温厚で穏やかなキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは子どもや他人とも交流でき、陽気なボストン・テリアは誰にでも明るく優しく接します。

愛情深いマルチーズは人が大好きで、人気者のトイ・プードル、寛容なビション・フリーゼ、優しいシー・ズーは子どもや他のペットにもフレンドリーです。

ニオイや抜け毛が少なく、お手入れが楽

ニオイや抜け毛が少なく、お手入れが楽かどうかは、小型・中型・大型といったボディサイズの違いではなく、犬種や体質、毛質の違いによります。

ニオイの強さは皮脂の分泌量や皮膚の状態、耳の形状などに影響されやすく、抜け毛の多さはシングルコートかダブルコートかが影響します。

トイ・プードルはニオイが少なく、シングルコートで抜け毛も少ないのですが、巻き毛タイプは毛が絡みやすいので日常的にブラッシングが必要です。

ビション・フリーゼもシングルコートですが、毛が絡みやすくてブラッシングとトリミングを必要とします。

マルチーズやヨークシャー・テリアはニオイが少なく清潔感があり、シングルコートで抜け毛は少ないですが、長い被毛はしっかりとしたお手入れが必要です。

イタリアン・グレーハウンドは皮脂分泌が少ないためニオイが気にならず、短毛種で抜け毛が少ないのですが、寒さに弱いので冬は防寒してあげましょう。

お留守番が得意

家庭犬や愛玩犬として改良されてきた小型犬は飼い主さんへの愛着や家族への親愛の情が深いので、むしろお留守番が苦手な犬種が多いかもしれません。

独立心や自立心のある犬種は比較的お留守番が得意とされますが、個体の性格にもよりますし、適切な時期にお留守番に慣れるトレーニングが必要です。

フレンチ・ブルドッグは小型犬と中型犬にまたがる犬種ですが、ひとりでも比較的落ち着いて過ごすことができ、無駄吠えもあまりしません。

独立心と自立心のあるボストン・テリアやキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、フリーを好むイタリアン・グレーハウンドもお留守番が得意。

トイ・プードルはお留守番のしつけもしやすく、おっとりマイペースなパグ、ひとり遊びが得意なシー・ズーもしつけ次第でお留守番は可能です。

運動量が多すぎない

中・大型犬は作業犬や牧羊犬として改良された犬種が多く、日常的に長時間の散歩や十分な運動量を必要とします。

これに対して、小型犬は体力が限られているため、運動量が多いとされる犬種でも必要な運動時間は大型犬に比べて短いことが一般的です。

しかし、ジャック・ラッセル・テリア、パピヨン、ミニチュア・シュナウザー、ミニチュア・ピンシャーは、頻繁な散歩や遊びを必要とします。

多忙な飼い主さんやビギナーの方におすすめなのは、シー・ズー、フレンチ・ブルドッグ、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、マルチーズです。

これらの犬種は穏やかな性格で、それほど多くの運動量を必要としないため、愛犬との散歩や遊びの時間を長くは確保できない人に向いています。

とは言え、愛犬の肥満や欲求不満を防ぐためにも、短くても1日に1回~2回は散歩の時間を作り、室内でもできる遊びを工夫しましょう。

病気になりにくい

大型犬は体が大きく体重も重いため、心臓や関節に負担がかかりやすく、疾病発症のリスクが小型犬より高いと言われます。

ある調査によると、犬の平均寿命は超小型犬15.07歳、小型犬14.29歳、 中型・大型犬13.86歳。

小型犬や超小型犬のほうが中型・大型犬より長命の傾向ですが、体が小さいため低血糖や寒さに弱いという弱点もあり、遺伝的なリスクがある犬種もいます。

世界で最も長寿な犬種として知られるのがチワワ。しかし、骨が細いので脱臼や骨折をしやすく、寒さ対策や歯のケアを要します。

トイ・プードルは遺伝性疾患が少なく、比較的健康で長寿な犬種ですが、歯の問題や低血糖に注意が必要です。

ビション・フリーゼも遺伝性疾患は少なく丈夫ですが、毛が絡みやすくて皮膚トラブルを起こしやすい面があります。

シー・ズーはフラットな顔立ちながら呼吸器の問題が少ない個体も多く、長寿の傾向がありますが、目のトラブルや皮膚病には要注意です。

いずれの犬種も、バランスの取れた食事と適度な運動、そして定期健康診断で早期発見・早期治療を心がけることが長生きの秘訣となります。

参考:一般社団法人ペットフード協会 全国犬猫飼育実態調査

飼いやすいおすすめの小型犬15選

No123456789101112131415
画像
犬種プードルチワワシー・ズーポメラニアンビション・フリーゼマルチーズミニチュア・ダックスフンドヨークシャー・テリアパピヨンキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルパグフレンチ・ブルドッグボストン・テリアミニチュア・シュナウザー
原産地ドイツ,フランスメキシコ中国ドイツフランス,ベルギーマルタドイツイギリス,イングランドフランスイギリス中国フランスアメリカ合衆国ドイツ日本
抜け毛少ない多い少ない多い少ない少ない多い少ない少ない多い多い多い多い少ない少ない
毛質シングルコートダブルコートダブルコートダブルコートダブルコートシングルコートダブルコートシングルコートシングルコートダブルコートダブルコートダブルコートスムースコートダブルコートシングルコートorダブルコート
毛色ブラック,ホワイト,シルバー,グレー,アプリコット,ブラウン,ブルー,カフェ・オ・レ,クリームホワイト,ブラック,レッド,ブルー,チョコレート,クリーム,ブラック&タンゴールド,ブラック,ホワイト,ブルー,シャンパン,ホワイト&ゴールド,ホワイト&ブラックホワイト,ブラック,ブラウン,レッド,オレンジ,クリーム,セーブル,ブラック&タン,ブラウン&タン,スポット,ブリンドルホワイトホワイト,レモンレッド,イエロー,シルバー,ゴールド,ブラック&タン,チョコレート&タン,ブラック&イエロー,チョコレート&イエローブラック&タン,スチールブルー,ゴールド,シルバー,ブラック&ゴールド,ブルー&タン,ブルー&ゴールド,ダークスチールブルー&タンホワイト&ブラック,ホワイト&ブラウン,ホワイト&セーブル,セーブル,トライカラーブレンハイム,ブラック&タン,ルビー,トライカラーシルバー,アプリコット,フォーン,ブラックフォーン,パイド,ブリンドル,クリーム,フォーン&ホワイト,ホワイト&ブリンドルブリンドル,シールブラック,ブラックブラック,ホワイト,ソルト&ペッパー,ブラック&シルバー,ウィートンブラック&ホワイト,レッド&ホワイト
サイズ体高:男の子24cm~28cm15cm~25cm20cm~27cm18cm~24cm23cm~30cm21cm~25cm32cm超~37cm以下15cm~23cm28cm以下30cm~34cm25cm~28cm27cm~35cm23cm~38cm30~35cm25cm前後
体高:女の子24cm~28cm15cm~25cm20cm~27cm18cm~24cm23cm~30cm20cm~23cm30cm超~35cm以下15cm~23cm28cm以下30cm~34cm25cm~28cm24cm~32cm23cm~38cm30~35cm男の子よりやや小さい
体重:男の子3kg~4kg1.5kg~3kg4.5kg~8kg1.5kg~3kg5kg~10kg2kg~3kg3.5kg~4.8kg2kg~3kg1.5kg~4.5kg5.4kg~8kg6.3kg~8.1kg9kg~14kg6.8kg未満~11.35kg4kg~8kg3kg~4kg
体重:女の子3kg~4kg1.5kg~3kg4.5kg~8kg1.5kg~3kg5kg~10kg2kg~3kg3.5kg~4.8kg2kg~3kg1.5kg~5kg5.4kg~8kg6.3kg~8.1kg8kg~13kg6.8kg未満~11.35kg4kg~8kg男の子よりやや小さい
平均寿命12歳~15歳12歳~20歳12歳~15歳12歳~15歳13歳~16歳12歳~15歳12歳~16歳13歳~16歳13歳~16歳9歳~14歳12歳~15歳10歳~14歳13歳~15歳12歳~14歳12歳~14歳
なりやすい病気膝蓋骨脱臼,流涙症,白内障,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),外耳炎膝蓋骨脱臼,水頭症,尿路結石症,気管虚脱,僧帽弁閉鎖不全症椎間板ヘルニア,尿路結石症,幽門狭窄,乾性角結膜炎,結膜炎,緑内障難聴,高眼圧症,皮膚病,外耳炎,骨折,脱臼膝蓋骨脱臼,外耳炎,尿路結石症膝蓋骨脱臼,心臓病,流涙症,外耳炎皮膚病,外耳炎,椎間板ヘルニア,腫瘍,眼疾患,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),進行性網膜萎縮症(PRA)門脈体循環シャント,膝蓋骨脱臼,レッグ・カルベ・ペルテス病,気管虚脱,尿路結石症皮膚病,胃腸炎,外耳炎,眼疾患,腫瘍僧帽弁閉鎖不全症,脊髄空洞症,乾性角結膜炎,外耳炎水頭症,壊死性髄膜脳炎,短頭種気道症候群,洞不全症候群,間擦疹,レッグ・カルベ・ペルテス病,乾性角結膜炎軟口蓋過長症,眼疾患,膝蓋骨脱臼,流涙症,外耳炎チェリーアイ,角膜炎,膝蓋骨脱臼,気管虚脱,アトピー性皮膚炎レッグ・カルベ・ペルテス病,進行性網膜萎縮症(PRA),若年性白内障,尿路結石症気管虚脱,膝蓋骨脱臼,眼瞼内反症,レッグ・カルベ・ペルテス病
参考価格30万円前後30万円前後15万円〜30万円30万円~100万円20万円~40万円20万円~40万円30万円前後30万円~40万円10万円~30万円30万円~50万円30万円~40万円30万円~50万円20万円~40万円30万円~40万円10万円~30万円
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No.1 トイ・プードル

ここ数年、日本における犬の人気ランキング1位を独走しているトイ・プードル。

「動くぬいぐるみ」と呼ばれることもあるほど見た目が愛らしく、人懐っこくフレンドリーで、頭が良くてしつけやすく、評判通りの飼いやすい犬種です。

ただし、可愛いあまり甘やかしすぎると、頭がよいぶんワガママになる傾向があるので、幼少期から基本的なしつけを行うことが必須です。

骨や関節が弱いため、骨折や膝のお皿の骨が外れる「膝蓋骨脱臼(パテラ)」になりやすいリスクがあります。

テディベアカットなど多様な被毛のカットスタイルを楽しむことができますが、シングルコートのため寒暖差に弱く、飼育環境の温度管理は欠かせません。

好奇心が強く、非常に賢い

他人や犬に対しても懐く

臆病な面もあるため吠えやすい

とにかく体を動かすのが大好き

 その他情報

原産地 ドイツ,フランス
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 超小型
平均寿命 12歳~15歳
なりやすい病気 膝蓋骨脱臼,流涙症,白内障,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),外耳炎
参考価格 30万円前後
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 シングルコート
毛色 ブラック,ホワイト,シルバー,グレー,アプリコット,ブラウン,ブルー,カフェ・オ・レ,クリーム

体高

男の子24cm~28cm
女の子24cm~28cm

体重

男の子3kg~4kg
女の子3kg~4kg

No.2 チワワ

世界最小の犬種として知られるチワワは、小さくて愛らしい見た目に反して勇敢な面もあり、賢さと飼い主さんへの忠誠心が人気の理由です。

学習能力が高いのでしつけやすい犬種ですが、大声で叱ったり体罰を与えたりは禁物。臆病な性格なので、飼い主さんに不信感を抱くだけです。

留守番も訓練次第でできるようになります。生後3か月頃からトレーニングを始めると良いでしょう。

メキシコ原産の犬なので、夏の多湿や冬の低温にとても弱く、日頃から温度・湿度の管理が重要となります。

また、華奢な体型のため、骨や関節の病気には注意が必要です。

知性と独立心の両方を持つ

飼い主に対しては懐きやすい

見知らぬ人に吠えることもある

一般的な運動量と能力

 その他情報

原産地 メキシコ
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 超小型
平均寿命 12歳~20歳
なりやすい病気 膝蓋骨脱臼,水頭症,尿路結石症,気管虚脱,僧帽弁閉鎖不全症
参考価格 30万円前後
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 ホワイト,ブラック,レッド,ブルー,チョコレート,クリーム,ブラック&タン

体高

男の子15cm~25cm
女の子15cm~25cm

体重

男の子1.5kg~3kg
女の子1.5kg~3kg

No.3 シー・ズー

シー・ズーは愛情深く穏やかで、人やほかの犬にも友好的なため、ファミリー向けの犬種とされています。

初めてペットを飼う方にも飼いやすく、愛犬を飼い慣れた方なら多頭飼いも可能でしょう。

吠え癖が少ないので、ペット可のアパートやマンションなど、集合住宅での飼育にも向いています。

チベット生まれのシー・ズーは、昔から中国の貴族に抱き犬として寵愛されてきたという歴史があります。

そのためか、プライドが高くマイペースで頑固な面もあり、甘やかしてしつけを怠ると、成犬になってから歯磨きやグルーミングをさせてくれないことも。

毎日のブラッシングと1か月~2か月に1回程度の定期的なトリミングが必要で、顔周りの毛が目に入ると眼球が傷つきやすいので注意が必要です。

活発なときと、大人しいときの両面がある

人懐っこいが、マイペースでもある

比較的、吠えることは少ない

一般的な運動量と能力

 その他情報

原産地 中国
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 小型
平均寿命 12歳~15歳
なりやすい病気 椎間板ヘルニア,尿路結石症,幽門狭窄,乾性角結膜炎,結膜炎,緑内障
参考価格 15万円〜30万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 ダブルコート
毛色 ゴールド,ブラック,ホワイト,ブルー,シャンパン,ホワイト&ゴールド,ホワイト&ブラック

体高

男の子20cm~27cm
女の子20cm~27cm

体重

男の子4.5kg~8kg
女の子4.5kg~8kg

No.4 ポメラニアン

ポメラニアンはふわふわの被毛に覆われたキュートな外見と明るい性格で、多くの家庭で愛されています。

ダブルコートのため毎日のブラッシングが必要で、定期的なトリミングやシャンプーも欠かせません。

利発な甘えん坊で飼い主さんに忠実ですが、注意深く警戒心が強い面もあるので番犬としての役目も果たせます。

幼少期からしつけをすることで無駄吠えを防ぎ、社会化トレーニングによって強くなりがちな自己主張を抑えて社交性を身につけさせることが大切です。

長毛で被毛の量が多いため皮膚病に注意が必要で、骨折や脱臼をしやすいので段差をなくし、床は滑りにくくするなど、住環境を整える必要があります。

人間好きで活発な性格

甘えん坊でとても懐きやすい

警戒心から吠えやすい

遊ぶのが好きなので運動量も多い

 その他情報

原産地 ドイツ
犬種グループ 5G:原始的な犬・スピッツ
大きさ 超小型
平均寿命 12歳~15歳
なりやすい病気 難聴,高眼圧症,皮膚病,外耳炎,骨折,脱臼
参考価格 30万円~100万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 ホワイト,ブラック,ブラウン,レッド,オレンジ,クリーム,セーブル,ブラック&タン,ブラウン&タン,スポット,ブリンドル

体高

男の子18cm~24cm
女の子18cm~24cm

体重

男の子1.5kg~3kg
女の子1.5kg~3kg

No.5 ビション・フリーゼ

陽気で社交的なビション・フリーゼは飼い主さんと遊ぶことが大好きなので、愛犬と一緒に過ごす時間を大切にしたい人に向いています。

頭が良くて人の言うことをよく聞くため、しつけもしやすくペット初心者でも飼いやすい犬種です。

ただし、甘えん坊で寂しがり屋な面があり、長時間ひとりで過ごすお留守番は苦手なので、毎日外出する飼い主さんには向いていません。

他の犬や小さな子どもとも仲良くできるので、ひとり暮らしの飼い主さんよりもファミリーに適した犬種と言えるでしょう。多頭飼いも可能です。

綿あめのような巻き毛と純白のボリューミーな被毛は、密度が高く絡まりやすいため、定期的なシャンプーやトリミングを必要とします。

関節が弱い子が多く、膝の骨がずれる病気に注意が必要で、白内障になりやすいリスクもあります。

陽気な性格でとても人懐っこい

人間や動物が大好きで懐きやすい

無駄吠えは少なく、しつけもしやすい

運動能力はとても高い

 その他情報

原産地 フランス,ベルギー
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 小型
平均寿命 13歳~16歳
なりやすい病気 膝蓋骨脱臼,外耳炎,尿路結石症
参考価格 20万円~40万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 ダブルコート
毛色 ホワイト

体高

男の子23cm~30cm
女の子23cm~30cm

体重

男の子5kg~10kg
女の子5kg~10kg

No.6 マルチーズ

マルチーズは甘えん坊で穏やか、飼い主さんに従順で愛情深い性格です。また、好奇心旺盛で活発な一面も持ち合わせています。

賢く、飼い主さんに対して忠実でほめられることを喜ぶため、しつけはしやすく甘やかしすぎは攻撃性や無駄吠えを誘引するので要注意です。

シングルコートで体臭や抜け毛が少ないのですが、毛質が細く毛玉ができやすいため、日々のブラッシングと月1回のシャンプーを必要とします。

活発で遊び好きですが、多くの運動量は必要としません。

飼い主さんと離れることで、分離不安症になりやすい傾向があるので、お留守番は苦手。なるべくおうちで長時間一緒に過ごせる飼い主さん向きです。

涙やけや流涙症、弁膜症などの心臓病、長毛・垂れ耳なので外耳炎にも要注意で、小型犬に発症しやすいパテラはマルチーズも例外ではありません。

明るい性格だが、大人しい

とても人に懐きやすい

警戒心から吠えることもある

室内だけでも十分な運動量

 その他情報

原産地 マルタ
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 超小型
平均寿命 12歳~15歳
なりやすい病気 膝蓋骨脱臼,心臓病,流涙症,外耳炎
参考価格 20万円~40万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 シングルコート
毛色 ホワイト,レモン

体高

男の子21cm~25cm
女の子20cm~23cm

体重

男の子2kg~3kg
女の子2kg~3kg

No.7 ミニチュア・ダックスフンド

陽気で好奇心旺盛、甘えん坊で人懐っこく、落ち着きもあるミニチュア・ダックスフンド。賢くて順応性が高く、自立心と粘り強さも持ち合わせています。

友好的で初心者でも飼いやすく、小さなお子さんがいる家庭でもすぐに馴染める、ファミリー向けの犬種です。

毛質はスムース、ロング、ワイヤーの3種類があり、毛質によって性格が異なると言われています。

狩猟犬として改良された犬種のため、穴を掘ったり獲物を追いかけるなど、ハンターとしての気質が色濃く残っています。

そのため、物音に敏感でドアホンなどに反応して吠えることがあるので、興奮して無駄吠えしないようトレーニングする必要があります。

筋肉質で引き締まった体型をしていますが、胴長短足のため、椎間板ヘルニアなどの腰の病気に注意しなければいけません。

好奇心旺盛でいたずら好き

人懐っこく甘えたがり

頑固で警戒心が強く、吠えることも多い

頭と体の両方を動かすことが好き

 その他情報

原産地 ドイツ
犬種グループ 4G:ダックスフンド
大きさ 小型
平均寿命 12歳~16歳
なりやすい病気 皮膚病,外耳炎,椎間板ヘルニア,腫瘍,眼疾患,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),進行性網膜萎縮症(PRA)
参考価格 30万円前後
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 レッド,イエロー,シルバー,ゴールド,ブラック&タン,チョコレート&タン,ブラック&イエロー,チョコレート&イエロー

体高

男の子32cm超~37cm以下
女の子30cm超~35cm以下

体重

男の子3.5kg~4.8kg
女の子3.5kg~4.8kg

No.8 ヨークシャー・テリア

活発で独立心があり、好奇心旺盛で気が強い一面もありますが、飼い主さんには懐きやすく甘えん坊で一緒にいることを好みます。

小柄で可愛いのでついつい甘やかしていると、テリトリー意識が強いため吠え癖がつくので、しつけはしっかり行う必要があります。

飼い主さんに依存しがちな性格ですが、訓練次第で4時間~8時間程度のお留守番は可能になります。

安全のためお留守番用のケージを用意しましょう。

シルキーな被毛は細くて長さがあるため毛玉ができやすいので、毎日のブラッシングと定期的なトリミングが欠かせません。

シングルコートなので体温調節が苦手で寒さに弱く、夏の強い日差しや地面からの照り返しにも注意が必要です。お散歩は10分程度を1日2回で十分。

膝の関節が弱いので、ジャンプしたり、ソファから飛び降りたりした際に脱臼しないよう注意が必要です。

用心深さと勇敢さを持つ

少しずつ懐いていくタイプ

警戒心から吠えやすい

活発だが運動量は多くない

 その他情報

原産地 イギリス,イングランド
犬種グループ 3G:テリア
大きさ 超小型
平均寿命 13歳~16歳
なりやすい病気 門脈体循環シャント,膝蓋骨脱臼,レッグ・カルベ・ペルテス病,気管虚脱,尿路結石症
参考価格 30万円~40万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 シングルコート
毛色 ブラック&タン,スチールブルー,ゴールド,シルバー,ブラック&ゴールド,ブルー&タン,ブルー&ゴールド,ダークスチールブルー&タン

体高

男の子15cm~23cm
女の子15cm~23cm

体重

男の子2kg~3kg
女の子2kg~3kg

No.9 パピヨン

パピヨンの名はフランス語で「蝶々」を意味します。耳の形がまるで蝶が羽を広げたように見えることからつけられました。

性格は明るく友好的、好奇心旺盛な甘え上手で頭が良く、愛玩犬の中では抜群の運動神経でドッグスポーツが得意な子もいます。

活発でエネルギッシュな犬種なので、30分程度のお散歩を1日2回、距離にして1日1km~2km程度を習慣にすると良いでしょう。

学習能力が高くしつけやすいですが、甘やかすとワガママで攻撃的になり吠え癖がつくこともあるため、子犬の頃から社会化訓練をする必要があります。

順応性が高く寒さや暑さなどの環境適応能力に優れていて、体調を崩しにくい犬種ですが、小型犬特有の脱臼や骨折等のケガには要注意です。

明るく活発、遊ぶことが大好き

主人や家族に対して愛情深い

多いが知能指数は高く、しつけで軽減可能

お散歩や運動をすることが好き

 その他情報

原産地 フランス
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 小型
平均寿命 13歳~16歳
なりやすい病気 皮膚病,胃腸炎,外耳炎,眼疾患,腫瘍
参考価格 10万円~30万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 シングルコート
毛色 ホワイト&ブラック,ホワイト&ブラウン,ホワイト&セーブル,セーブル,トライカラー

体高

男の子28cm以下
女の子28cm以下

体重

男の子1.5kg~4.5kg
女の子1.5kg~5kg

No.10 キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

英国王室で愛玩犬として飼われていたキング・チャールズ・スパニエルを改良した犬種で、物覚えの良さやしつけのしやすさ、穏やかで優しい性格の持ち主です。

初心者や子どもがいる家庭でも飼いやすく、初対面の人にもすぐ打ち解けられます。攻撃性や警戒心が低く、ほかの犬にも友好的なので多頭飼いにも向いています。

長い耳と飾り毛が特徴的で、ダブルコートのため抜け毛が多いので、こまめなブラッシングが必要です。

キャバリアは社交的で明るく争い事を好まない落ち着いた性格ですが、運動は好きなので、お散歩は1日2回、1回あたり30分程度歩かせましょう。

ただし、心臓疾患を発症する可能性が高いとされ、常にそのリスクと隣り合わせであることは理解しておかなければいけません。

とても賢くて穏やかな性格

協調性が高いため、他人にも懐く

基本的には吠えない子が多い

お散歩やおもちゃ遊びなど、適度な運動能力

 その他情報

原産地 イギリス
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 小型
平均寿命 9歳~14歳
なりやすい病気 僧帽弁閉鎖不全症,脊髄空洞症,乾性角結膜炎,外耳炎
参考価格 30万円~50万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 ブレンハイム,ブラック&タン,ルビー,トライカラー

体高

男の子30cm~34cm
女の子30cm~34cm

体重

男の子5.4kg~8kg
女の子5.4kg~8kg

No.11 パグ

愛嬌のある見た目と人懐っこい性格で人気のパグ。明るく穏やかで、飼い主さんに深い愛情を示します。

活発で遊び好きなので、毎日お散歩や遊ぶ時間を一緒に楽しめる飼い主さん向きです。

攻撃性が低く無駄吠えも少ないため、小さい子どもがいる家庭や集合住宅での飼育にも向いています。

ただし、短頭種は暑さに弱いため、夏のお散歩中の熱中症には厳重注意。また、短毛のため寒さにも弱いので、温湿度管理が重要です。

食いしん坊で肥満になりやすい体質なので、おやつを与えすぎてはいけません。また、遺伝性疾患が多い犬種なので、定期的に健康診断を受けましょう。

寂しがり屋なのでお留守番は苦手ですが、トレーニングを重ねることで8時間以内なら可能になります。外出時もエアコンを点けて温度管理を忘れずに。

明るく陽気だが、とても落ち着いた性格

人との時間は大切だが、マイペースな面も

警戒心が少なく、ほとんど吠えない

太りやすいため、適度な運動が必要

 その他情報

原産地 中国
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 小型
平均寿命 12歳~15歳
なりやすい病気 水頭症,壊死性髄膜脳炎,短頭種気道症候群,洞不全症候群,間擦疹,レッグ・カルベ・ペルテス病,乾性角結膜炎
参考価格 30万円~40万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 シルバー,アプリコット,フォーン,ブラック

体高

男の子25cm~28cm
女の子25cm~28cm

体重

男の子6.3kg~8.1kg
女の子6.3kg~8.1kg

No.12 フレンチ・ブルドッグ

近頃では日本の人気犬種ランキング10位以内に必ず入るフレンチ・ブルドッグですが、海外でも人気が高く、特にアメリカで大人気の犬種です。

人気の秘密は、飼い主さんがほかの家族に注意を向けるとライバル意識をあらわにするくらい、飼い主さんに愛情深く、人懐っこくて天真爛漫な性格。

抱っこ好きな子も多く、まぁるいお尻やぽっちゃりした体つきが人間の赤ちゃんや猫を抱いているようだと、フレブル好きの間では例えられています。

明るく陽気、感情豊かな性格で、物覚えがよくしつけもしやすいのですが、興奮しやすい面もあるのが玉に瑕(きず)。

犬は暑くなると「パンティング」という口呼吸で熱を逃がすのですが、フレブルはこれが苦手なので、特に夏は温度管理が重要です。

皮膚トラブルも多く短吻種特有の呼吸器系の疾患を発症しやすいうえ、眼のトラブルや肥満などにも気をつける必要があります。

穏やかで思慮深い、安定した性格

主人との時間を大切にするほど懐く

気にしない性格なので無駄吠えは少ない

多すぎない、適度な運動量が適している

 その他情報

原産地 フランス
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 小型
平均寿命 10歳~14歳
なりやすい病気 軟口蓋過長症,眼疾患,膝蓋骨脱臼,流涙症,外耳炎
参考価格 30万円~50万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 フォーン,パイド,ブリンドル,クリーム,フォーン&ホワイト,ホワイト&ブリンドル

体高

男の子27cm~35cm
女の子24cm~32cm

体重

男の子9kg~14kg
女の子8kg~13kg

No.13 ボストン・テリア

ボストン・テリアはその名の通り、アメリカ合衆国のボストンで生まれました。

テリアという名前がついてはいますが、 気が強いとされるテリア気質を持ってはいません。性格は温厚で優しく人懐っこいうえ、愛嬌があって穏やかです。

子どもやお年寄りにもフレンドリーかつジェントルに接することができます。

非常に頭が良くて学習能力が高く飼い主さんに忠実なので、しつけやすく初心者の方でも飼いやすい犬種です。

活発で遊びや運動が大好きなので、お散歩や一緒に遊ぶ時間を確保できる人に向いています。

ただし、短頭種は体温調節が苦手で、激しい運動は呼吸器への負担となるので注意が必要です。

筋力はあるので興奮すると激しく動き過ぎてしまい、コントロールが効かなくなる面もあるので飼い主さんのコマンドに応えるトレーニングが必要です。

とても賢く、快活な性格

非常に懐きやすい

ほとんど吠えることはない

運動はあまり好まない

 その他情報

原産地 アメリカ合衆国
犬種グループ 3G:テリア
大きさ 小型
平均寿命 13歳~15歳
なりやすい病気 チェリーアイ,角膜炎,膝蓋骨脱臼,気管虚脱,アトピー性皮膚炎
参考価格 20万円~40万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 スムースコート
毛色 ブリンドル,シールブラック,ブラック

体高

男の子23cm~38cm
女の子23cm~38cm

体重

男の子6.8kg未満~11.35kg
女の子6.8kg未満~11.35kg

No.14 ミニチュア・シュナウザー

ミニチュア・シュナウザーは明るく好奇心旺盛で、遊ぶことが大好きな活発な性格。飼い主さんには忠実で愛情深く、賢く従順でしつけやすい犬種です。

家族と一緒に過ごすことを好み、元気いっぱいで冬の寒さにも強いアクティブな犬種なので、一緒にハイキングやトレッキングを楽しむこともできます。

小型犬の中では多めの運動量を必要とするので、お散歩は1日2回、1回20分~30分を目安にして、時々はドッグランを思いきり走らせてあげましょう。

ただし、ほかの犬に警戒心をあらわすこともあるので、トラブルを避けるため飼い主さんがコントロールできるよう、きちんとしつけを行う必要があります。

先天性疾患が少なく比較的丈夫な犬種ですが、ワイヤーのように硬い被毛を持つため皮膚トラブルが多く、外耳炎や結膜炎、尿路結石症にも注意が必要です。

勇敢であり警戒心も強い

愛情深く従順

無駄吠えをしてもしつけはしやすい

多くはないが、適度なお散歩が必要

 その他情報

原産地 ドイツ
犬種グループ 2G:使役犬
大きさ 小型
平均寿命 12歳~14歳
なりやすい病気 レッグ・カルベ・ペルテス病,進行性網膜萎縮症(PRA),若年性白内障,尿路結石症
参考価格 30万円~40万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 ダブルコート
毛色 ブラック,ホワイト,ソルト&ペッパー,ブラック&シルバー,ウィートン

体高

男の子30~35cm
女の子30~35cm

体重

男の子4kg~8kg
女の子4kg~8kg

No.15

(ちん)は日本原産の愛玩犬で、「犬公方(いぬくぼう)」と呼ばれた徳川綱吉の時代(1680年~1709年)には、お座敷犬として江戸城で暮らしていました。

ふわふわで毛量豊かな被毛ですが、抜け毛や体臭もほとんどありません。被毛が絡むのを防ぐ、こまめなブラッシングがお手入れの基本となります。

運動量は多くないので、1回10分程度のお散歩を1日1~2回行えば十分です。体力がなく足に負担がかかりやすいので、激しい運動は必要ありません。

人懐っこくておとなしく飼いやすい犬種ですが、繊細で見慣れないものに恐怖を感じやすく、飼い主さんがいない時間が長いと分離不安になる傾向があります。

温度変化に弱いので夏場は熱中症などに十分注意が必要で、鼻ペチャなので目を傷つけやすく、脱臼などのケガにも気をつけてあげましょう。

知能が高く、大人しい

非常に懐きやすい

無駄に吠えることはない

適度な運動を必要とする

 その他情報

原産地 日本
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 超小型
平均寿命 12歳~14歳
なりやすい病気 気管虚脱,膝蓋骨脱臼,眼瞼内反症,レッグ・カルベ・ペルテス病
参考価格 10万円~30万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 シングルコートorダブルコート
毛色 ブラック&ホワイト,レッド&ホワイト

体高

男の子25cm前後
女の子男の子よりやや小さい

体重

男の子3kg~4kg
女の子男の子よりやや小さい

飼いやすい犬種であっても注意すべきポイント

いくら小型犬が飼いやすいからと言っても、放ったらかしにしておいて良いわけではありません。

愛犬は大切な家族やパートナーであり、一度お迎えしたら終生にわたって飼い主さんが責任を持ってお世話すべきです。

私たち人間と同じ食事や排泄活動を行う生き物ですが、人間のように言葉をしゃべれないので、飼い主さんが日々注意を払って観察する必要があります。

特に小型犬の場合、一緒に末長く幸せに暮らしていくため、心がけておくべきポイントがありますので以下にご紹介しましょう。

小さい頃から適切にしつけは済ませておく

誕生した子犬が成犬に成長するには、小型犬で8か月~10か月が目安。大型犬の場合は、15か月程度かかると言われています。

小型犬のほうがスピーディに成長するわけですが、小型犬はボディサイズも小さく、大人になっても子どものように可愛らしいまま。

そのため、ついついしつけや訓練を後延ばしにしてしまいがちですが、小型犬の社会化トレーニングの適齢期は生後3週齢~12週齢頃です。

愛犬が社会の刺激に慣れて生活環境に適応する能力を身につける大切な時期で、この機を逃すと無駄吠えや噛み癖など、問題行動を起こす子もいます。

この子犬の時期にすべき社会化トレーニングは以下のとおりです。

  • 人間との触れ合いに慣れさせる
  • さまざまな環境や状況に慣れさせる
  • いろいろな音を聞かせる
  • さまざまな感触の地面を歩かせる
  • 天候や季節の変化を経験させる

また、トイレトレーニングはおうちにお迎えした日から早速行い、自分の名前を覚える、クレートでおとなしく待つといったしつけも子犬の頃から行いましょう。

犬種によって特徴のあるケアを行う

小型犬と一口に言っても、犬種によって体質や性格の傾向、ウィークポイントは異なります。

例えば、以下のように犬種によって特徴的なケアを必要とすることもあります。

チワワ最小の小型犬にも関わらず、大型犬と同じ本数の歯が生えるため、「乳歯遺残」の問題が起こりやすい
コッカー・スパニエル
シー・ズー
フレンチ・ブルドッグ
ミニチュア・シュナウザー など
体臭の強い小型犬のシャンプーを怠ると、皮膚炎や感染症の原因になる
トイ・プードル
シー・ズー
マルチーズ
ヨークシャー・テリア
ビション・フリーゼ など
トリミングを怠ると、皮膚トラブルや目・耳に問題を起こしやすい
トイ・プードル
ポメラニアン
チワワ
パピヨン
ミニチュア・ピンシャー
イタリアン・グレーハウンド など
転倒や落下に注意しないと骨折しやすい
ミニチュア・シュナウザー
ボストン・テリア
ミニチュア・ピンシャー 
ジャック・ラッセル・テリア など
運動不足になると、問題行動を起こしやすい
ミニチュア・ダックスフンド
ポメラニアン
パグ
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
フレンチ・ブルドッグ など
食欲旺盛で肥満になりやすい
トイ・プードル
ミニチュア・ダックスフンド
マルチーズ
ポメラニアン
狆 など
飼い主さんへの依存度が高いので、分離不安症になりやすい

各犬種に異なる特徴があるため、その特徴を理解したうえでどのように生活していくかが大事です。

あくまでも一例ではありますが、そういった傾向があることを理解しておけば、適切な対処もできるようになるでしょう。

運動量が少なくても、肥満にならないよう管理する

小型犬の多くは、中・大型犬ほどたくさんの運動量を必要とせず、中には1回10分程度のお散歩でもOKという犬種もいます。

しかし、運動せずに食べたいだけ食べさせていれば、摂取カロリーが消費カロリーを上回り、当然ながら愛犬は肥満してしまいます。

長時間のお散歩や多くの運動量を必要としない犬種でも、ボール転がしや紐の引っぱりっこなど、室内でも適度に動きのある遊びを工夫しましょう。

ただし、小型犬は全般的に膝蓋骨脱臼(パテラ)を起こしやすいので、床にカーペットを敷くなどの愛犬の足を守る対策が必要です。

また、ドッグフードのパッケージに記載された給餌量を守り、おやつのあげすぎに気をつけましょう。

定期的な健康診断で早めに病気を見つけることが大事

愛玩犬や家庭犬として人間社会に馴染んでいる小型犬ですが、自然の本能は残っています。

自然界では弱みを見せると捕食者である他の動物に攻撃されるリスクが高まるため、犬は本能的に病気やケガを隠して健康なふりをします。

愛犬は飼い主さんに言葉で「痛い」と伝えることができないため、日頃から愛犬をよく観察し、少しでも気になる点があれば獣医師に診てもらいましょう。

愛犬にできるだけ長生きしてもらうには、早期発見・早期治療が決め手です。そのためには定期的に動物病院で健康診断を受けましょう。

生後6か月頃に最初の健康診断を受け、その後6歳までは年に1回、それ以降は半年に1回というペースで受けることをおすすめします。

お留守番が得意でも、長期間のお留守番はNG

お留守番が得意とされる犬種でも、長時間になると愛犬を不安にさせます。

特に小型犬は飼い主さんへの忠誠心が強いので、強いストレスを感じます。

学校や仕事でどうしても外出しなければいけない場合、5分程度の不在から徐々に時間を長くして慣れさせ、飼い主さんは必ず戻ると覚えさせましょう。

トレーニングを受けた健康な成犬でも、お留守番時間は一般的には6時間~8時間、長くても12時間が限度と言われています。

それ以上留守にしなければいけない場合は、信頼できるペットホテルやペットシッター利用のご検討を。

かかりつけの動物病院が預かってくれるかどうか、相談してみるのも良いでしょう。

小型犬のよくある質問

小型犬はどれくらいのサイズ感?

小型犬、中型犬、大型犬の分類に特に規定はありませんが、一般的には10kg未満が小型犬とされ、3kg未満は超小型犬と呼ばれることもあります。

家猫として一般的なミックスの成猫の平均体重が3kg前後ですから、小型犬はそれより大きく、超小型犬は同程度ということになります。

また、人間の子どもの体重10kgは生後1歳5か月頃の目安となっています。

小型犬は室内飼いすべき?

広いスペースを必要としない小型犬は室内飼い向きで、脱走や事故の可能性が低く、マダニやノミなどの寄生虫のリスクも回避できるメリットがあります。

また、小型犬は全般的に膝蓋骨脱臼(パテラ)を起こしやすいという弱点を抱えているので、外飼いよりもその危険が少ないと言えるでしょう。

体の小さい小型犬は暑さ・寒さに弱い犬種も多いので、温度管理ができる室内飼いのほうが健康的に暮らせます。

性格的にも飼い主さんと常に接していたい犬種が多いので、常に飼い主さんや家族と同じスペースで過ごすことは愛犬にとっても幸せなはずです。

小型犬が快適に過ごせるスペースはどれくらい必要?

一般的には、小型犬なら6畳以上のスペースがあれば飼育が可能です。ワンルームでも一緒に暮らせるということですね。

そして、重要なのが、愛犬が落ち着いて過ごすことができる食事場所、トイレ、ケージやサークルを配置できることです。

日当たりや風通しも大切ですが、愛犬のお昼寝場所に直射日光が当たらない工夫や脱走防止の対策も行いましょう。

適温・適湿は犬種、年齢や体格、毛量などによって異なりますが、室温20℃~25℃、湿度40%~60%程度を目安に温湿度管理もお忘れなく。

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