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ラブラドール・レトリーバーの特徴と性格は?飼い方や平均寿命

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ラブラドール・レトリーバーは、警察犬や盲導犬などで活躍していることでも知られています。

私たちのよきパートナーとなってくれる、賢くフレンドリーな性格が愛らしいラブラドール・レトリーバーについて知っていきましょう。

この記事では特徴などはもちろん、注意したい病気やその歴史・飼い方などを解説。

これからお迎えしたいと考えている方にはもちろん、すでに家族の一員という方にも参考にしてもらえる内容となっています。

魅力あふれるラブラドール・レトリーバーについてもっと詳しく知ってみませんか?

この記事の結論

  • 穏やかで優しく社交的な性格の持ち主で、他の動物とも仲良くできる犬種
  • 飼い主さんによく懐きとても賢いので、初心者も飼いやすい
  • 平均寿命は10歳~13歳で、大型犬の平均寿命と同じくらい
  • ブラッシングや散歩を毎日行う必要があるほか、定期的なシャンプーも必要

nademo編集部

担当執筆者

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目次

ラブラドール・レトリーバーの特徴

頼もしさと愛らしさが同居する容姿で、大型犬の中でもトップクラスの人気を誇るラブラドール・レトリーバー。

飼い主さんによく懐き、指示を理解する賢さもしっかり持ち合わせていて、初心者でも飼いやすい犬種として知られています。

遊ぶことも大好きですが、トレーニングなどもきちんとできる従順さも。盲導犬や警察犬・麻薬犬などとして働いている姿もおなじみですね。

とても友好的で優しい性格の持ち主で、他の動物に対してもとてもフレンドリーですよ。一緒にいるとたくさんの笑顔を引き出してくれるような明るさを持つ犬種です。

学習能力がとても高く、従順な性格

とても懐いてくれる

あまり多くはない

高くないが、十分なお散歩が必要

 その他情報

原産地 カナダ
犬種グループ 8G:7グループ以外の鳥猟犬
大きさ 大型
平均寿命 10歳~13歳
なりやすい病気 外耳炎,股関節形成不全,白内障,緑内障,胃拡張捻転症候群
参考価格 20万円前後
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 ブラック,イエロー,チョコレート

体高

男の子56cm~57cm
女の子54cm~56cm

体重

男の子29kg~36kg
女の子25kg~32kg

ラブラドール・レトリーバーの身体的特徴

大きな耳は垂れていて、ガッチリとした力強さを感じさせる体型をしています。

骨太で幅広く、しっかりとした体つきはいかにも大型犬といった頼もしさがありますね。

尻尾も太く「カワウソのよう」と評され、泳ぎが得意なのはこの尻尾を持つためとも言われます。

ラブラドール・レトリーバーのサイズ(体高・体重)

ラブラドール・レトリーバーが成犬になったときののサイズは、以下の通り大型犬サイズです。

体高54cm~57cm
体重25kg~36kg

女の子の方が少々小柄になる場合が多いのですが、さほど変わりはありません。成犬の体重は平均的に30kgほどです。

ラブラドール・レトリーバーの毛色と被毛

ラブラドール・レトリーバーの毛色は以下の3種類です。

  • ブラック
  • イエロー
  • チョコレート

代表的かつ人気なのはイエロー。色の濃さにはバリエーションがありますが、ラブラドール・レトリーバーといえば多くの人が思い浮かべる優しいベージュの毛色です。

「黒ラブ」と呼ばれたりもするブラックや、深みのあるカラーのチョコレートも良く知られていますね。

短毛ですがダブルコートなので抜け毛があり、特に換毛期は抜け毛がとても増えます。毛玉やもつれができることはないので、お手入れは比較的楽な方です。

ラブラドール・レトリーバーの運動能力

レトリーバーという犬種は狩猟犬であると知られていますが、ラブラドール・レトリーバーの場合は、狩猟犬というよりも家庭犬という印象が強いでしょう。

家庭犬として適度な運動が必要で、一般的に知られている大型犬の激しい運動量よりも、頭を使った運動などが得意です。

大型犬なので小型犬と比べれば運動量が豊富なものの、飼いづらいような犬種ではありません。

ラブラドール・レトリーバーの平均寿命

ラブラドール・レトリーバーの平均寿命は10歳~13歳ほど。他の大型犬種とそこまで変わりはありません。

比較的丈夫で、長生きしやすい犬種とも言われています。ただ、全犬種で比べてみると、やはり大型犬特有の短さが目立つ部分もあります。

ただし、生活している環境やフードなど、生活状況で寿命は変わってくるので長生きできるようなケアを心がけましょう。

ラブラドール・レトリーバーの注意したい病気

外耳炎耳の中にダニや菌が発生することによって炎症が起こる。
股関節形成不全骨と筋肉のバランスが崩れ、股関節が変形してしまう遺伝性の病気。
白内障目の中の水晶体の一部や全体が白く濁り視力が低下する。
胃拡張捻転症候群胃の中にガスがたまることで胃がねじれてしまう病気。

大型犬によく見られる股関節形成不全などは、歩行困難に繋がる病気のひとつです。

何かしらの症状が出ている場合や「普段と違う」と感じることがあったら、なるべく早く動物病院を受診するようにしましょう。

場合によっては命の危険がある病気も。私たち飼い主の素早い対応が明暗を分けることがあります。

外耳炎

ラブラドール・レトリーバーは耳が垂れているので、中が蒸れやすく外耳炎(がいじえん)にかかりやすいといわれます。

耳の中にダニや菌が繁殖することによって、強い痒み・赤み・ただれなどが起こります

ひんぱんに耳を掻いたり、頭を擦り付けるような動作がみられるので、その際は病院を受診するようにしましょう。またまめな耳掃除のお手入れで予防することも大切です。

股関節形成不全

股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)は、成長期の大型犬に多いとされる病気。成長するにしたがって骨が変形してしまったり、関節にゆるみが出てしまいます。

遺伝で発症することが多いようですが、過度の運動や肥満でも起こります。腰を横にふるような歩き方をしたり、運動や階段を嫌がるなどの症状が見られます。

関節への負担を減らすために体重管理をしたり、薬などで治療をしていきます。あまり改善が見られない場合は、外科手術が必要になる場合もあります。

白内障

白内障(はくないしょう)はシニア期に起こる病気として知られていますが、全年齢で発症することがあります。

先天性・若年性などがあり、遺伝的な要因であったり外傷から起こることもあります。

黒目が白く濁るようになる、という症状が最も代表的。その他にも歩くのが遅くなったり、ものにぶつかるなどの様子が見られます。

症状の進行度合いに合わせて、目薬などを使用するのが一般的な治療法です。

胃拡張捻転症候群

胃拡張捻転症候群(いかくちょうねんてんしょうこうぐん)は胃の中へガスがたまることで、胃腸のねじれが起きてしまう病気です。

突然起こることがほとんどで、お腹が膨らんでいる・吐き気をみせる・呼吸を苦しそうにしている、などの症状が見られます。

発症したらなるべく早く動物病院へ。急激に全身の状態が悪くなり、最悪の場合命を落とすこともある、注意したい病気です。

ラブラドール・レトリーバーの見分け方

同じレトリーバーであるゴールデン・レトリーバーとラブラドール・レトリーバー。その大きな違いは、毛の長さです。

ゴールデン・レトリーバーは長毛種であり、ラブラドール・レトリーバーは短毛種です。

同じレトリーバーの名を持つ犬種ではありますが、原産国やルーツも異なる別の犬種です。

異なる点はあるものの、「フレンドリーで優しい性格・水で遊ぶことが好き・もともとは狩猟犬であった」など、共通点も多いです。

ラブラドール・レトリーバーの登録頭数

JKC(一般社団法人ジャパンケネルクラブ)の犬種別犬籍登録頭数によると、血統登録&血統証明書の発行されているラブラドール・レトリーバーは3,000匹程度です。

大型犬の中では、ゴールデン・レトリーバーについで人気の犬種となっています。

参考:一般社団法人ジャパンケネルクラブ 犬種別犬籍登録頭数

ラブラドール・レトリーバーの性格や習性

ラブラドール・レトリーバー

ラブラドール・レトリーバーは基本的に優しい性格の持ち主ですが、その他にどんな性格が見られるのか、確認してみましょう。

とても優しく賢い

大型犬とは言っても怖いイメージを持っている人は少ないはずで、優しく友好的な性格でとても親しみやすい犬種です。

古くから人のために働いてきたラブラドール・レトリーバーは賢く従順で、トレーニングなどにも素直に応じてくれます。

子犬期からしつけが大変な愛犬との生活ですが、賢いラブラドール・レトリーバーならば苦労することが少ないかもしれませんね。

家族に対して愛情を持って接することができる犬種なので、小さい子どもがいても飼いやすい大型犬の一種です。

社交的で他の動物とも仲良くなれる

他の動物とも仲良く遊ぶことができる、愛情豊かなところも魅力です。

飼い主さんには特によく懐いてくれるので、家庭犬としても本当に適していると言えるでしょう。

ブラックやチョコレートの毛色の子は、イエローに比べて多少活発な性格のことがある、とも言われています。

頭の良さがイタズラに繋がることも

賢いラブラドール・レトリーバーにとって、その賢さが裏目に出てしまうことも少なくありません。

飼い主さんに構ってもらえるイタズラは、ラブラドール・レトリーバーにとって家族への愛情の表現のひとつとして見られることもあります。

これらも小さい頃からそうしたイタズラには厳格な対応をしておき、イタズラを事前に防ぐ必要もあるでしょう。

ラブラドール・レトリーバーを飼うのに向いている人の特徴

「ラブラドール・レトリーバーは性格の優しい犬種」とは言っても、体の大きな大型犬です。

飼うのがお手軽というわけではありませんので、十分な準備と覚悟が必要になってきます。

遊びや運動する時間を確保できる人

ラブラドール・レトリーバーは、飼い主さんと一緒に遊んだり運動するのが大好きな犬種です。

遊びや散歩する時間を確保しないと、問題行動に繋がったり肥満などの病気になってしまうことも。

そのため、愛犬と一緒に十分な運動ができる人に向いていると言えるでしょう。

力や体力に自信がある人

ラブラドール・レトリーバーは穏やかで優しい性格で、初心者でも飼いやすい犬種です。

ただ体が大きく力も強いので、愛犬をうまく制御できないと転倒してケガをしてしまうことも。

子犬期からしつけをすることも大切ですが、成犬になったときに愛犬をしっかり制御できる人が向いています。

ラブラドール・レトリーバーの価格相場

ラブラドール・レトリーバーの価格相場は20万円前後。他の犬種と同様に、優れた血統であるなどの場合は価格が数万円~もしくはそれ以上プラスされます。毛色などで大きく価格差が出る、ということはあまりありません。

ただし、現在はわずかですがチョコレートカラーが人気なこともあり、その分少しだけ高くなる場合もあります。

また、小型犬の人気が高まっていることで、通常のペットショップで販売されることが少なくなってもいます。大型犬専門のショップやブリーダーからのお迎えが確実です。

フレンドリーで陽気、そして賢いラブラドール・レトリーバーは魅力たっぷり。家庭犬としてもとても優秀です。

しかし大型犬なのである程度のスペースを確保するなど、飼い主さんのライフスタイルを見直す必要も。家族の一員となる新しい命にきちんと責任を持つために、お迎えする際はよく考えてからにしましょう。

ラブラドール・レトリーバーのしつけ

ラブラドール・レトリーバー

ラブラドール・レトリーバーは非常に賢く、人懐っこい犬種ですが、その能力を最大限に引き出し、社会に順応した穏やかな成犬に育てるためには、子犬期の社会化としつけが不可欠です。

この時期の経験が、その後の犬生を大きく左右すると言っても過言ではありません。

ラブラドール・レトリーバーの子犬期に重要な社会化

社会化とは、子犬がさまざまな人、場所、音、他の犬や動物に良い経験を通して慣れ、社会の一員として適切に振る舞えるようにすることです。

特にラブラドールは大型犬になるため、子犬のうちからしっかり社会化を行うことが、将来のトラブル予防に繋がります。

子犬教室(パピークラス)の活用

  • 目的: 他の子犬や人とのポジティブな交流を通じて、社会性を育む最適な場所です。プロのトレーナーの指導のもと、安全な環境で様々な経験を積めます。
  • 内容:
    • 子犬同士の交流: 遊びを通して、犬同士の適切なコミュニケーション方法を学びます。噛む力加減(甘噛みの抑制)なども自然と身につきます。
    • 様々な刺激への慣れ: 普段の生活では触れる機会の少ない音(ドライヤー、掃除機など)や物(傘、ベビーカーなど)、人の動き(帽子をかぶった人、杖をついた人など)に段階的に慣れさせます。
    • 基本的なしつけの導入: 「おすわり」「まて」など、子犬に特化した実践的なしつけ方を飼い主も一緒に学びます。
  • 選び方のポイント:
    • 獣医師や信頼できるトレーナーが推奨しているか。
    • 清潔で安全な環境が保たれているか。
    • 子犬の個性に合わせた指導をしてくれるか。

他の犬との交流

  • 目的: さまざまな犬種や性格の犬と接することで、犬同士の適切な距離感や振る舞いを学び、社会性を高めます。
  • 方法:
    • ワクチン接種後の安全な交流: ワクチン接種が完了し、獣医師から許可が出てから、他の犬との直接的な交流を始めましょう。
    • 相性の良い犬から: まずは、性格が穏やかで、子犬との接し方が上手な成犬と交流させるのが理想的です。攻撃的な犬や、子犬に厳しすぎる犬との交流は避けましょう。
    • ドッグランの利用: 管理されたドッグランであれば、広い場所でノーリードで自由に遊ばせることができます。ただし、他の犬とのトラブルに注意し、常に愛犬から目を離さないようにしましょう。
    • フレンドリーな犬との散歩: 知り合いの犬や、散歩中に会うフレンドリーな犬と挨拶させるのも良い経験です。

さまざまな場所や人への慣れ

  • 目的: 新しい環境や見慣れない人への過度な警戒心や興奮を抑え、落ち着いて行動できるようになります。
  • 方法:
    • 短時間の外出から: 最初は家の周辺を少し散歩したり、抱っこして人通りの少ない場所へ行ったりするなど、短時間から慣れさせます。
    • さまざまな場所へ: 公園、ペット同伴可能なカフェ、友人宅など、安全な範囲でさまざまな場所に連れて行きます。
    • 色々な人との交流: 家族以外のさまざまな年代、性別、服装の人(例:子供、高齢者、帽子をかぶった人など)に優しく接してもらい、良い印象を与えましょう。おやつを使っても良いでしょう。

ラブラドール・レトリーバーの基本的なしつけ方

基本的なしつけは、犬との信頼関係を築き、安全な生活を送る上で不可欠です。ラブラドールは学習能力が高いため、一貫性を持って教えることが重要です。

しつけの基本原則:褒めて伸ばす、一貫性、繰り返す

  • 褒めて伸ばす: 犬が正しく行動できた時に、即座に、明確に、オーバーなくらい褒めることが最も重要です。ご褒美(おやつ、お気に入りのおもちゃ、撫でるなど)とセットで行うと効果的です。
  • 一貫性: 家族全員が同じコマンド、同じ方法でしつけを行うことが重要です。曖昧な指示やルールは犬を混乱させます。
  • 繰り返す: 犬は一度で覚えるわけではありません。根気強く、短時間で集中して毎日繰り返し練習しましょう。

「おすわり」

犬の基本的なコントロールコマンドであり、興奮を鎮めたり、落ち着かせたりするのに役立ちます。

  • 教え方:
    1. おやつを犬の鼻先に近づけます。
    2. そのままおやつを犬の頭上、少し後ろの方へゆっくりと動かします。犬がおやつを見ようとして自然にお尻を床につけたら、「おすわり」とコマンドを言います。
    3. お尻がついた瞬間に「よし!」「Good!」などと褒め、すぐにおやつを与えます。
    4. これを繰り返し練習します。
  • 褒め方:
    • 成功したらすぐに「おすわり、良い子!」と明るい声で褒め、頭を撫でてあげましょう。
    • 大好きなおやつを1粒与えるのも効果的です。

「まて」

犬の自制心を養い、安全を確保するために非常に重要なコマンドです。

  • 教え方:
    1. まず「おすわり」をさせます。
    2. 犬の目の前におやつを置く、または手におやつを持って見せながら、「まて」とコマンドを言います。
    3. 犬がおやつに飛びつこうとせず、指示通りに待っていられたら、すぐに「よし!」と解除の合図を出し、おやつを与えて褒めます。
    4. 最初は1秒から始め、徐々に待つ時間を長くしたり、飼い主が少し離れたりするなど、段階的に難易度を上げていきます。
  • 褒め方:
    • 我慢して待っていられたら、解除の合図とともに「まて、えらい!」としっかり褒め、特別なおやつを与えましょう。

「アイコンタクト」(「見て」など)

飼い主と犬の信頼関係を深め、犬が飼い主の指示に集中するために非常に重要です。

  • 教え方:
    1. おやつを犬の鼻先に持っていき、ゆっくりと自分の目の位置まで上げていきます。
    2. 犬がおやつを見つめる延長で、飼い主の目と一瞬でも目が合ったら、「良い子!」と褒め、すぐにおやつを与えます。
    3. これを繰り返し、アイコンタクトの時間を徐々に長くしていきます。
    4. 慣れてきたら、おやつを目の位置に持っていく代わりに、「見て」や「Look」などのコマンドを言って、目が合ったら褒めるようにします。
  • 褒め方:
    • 目が合った瞬間に「そう!見て!」「良いアイコンタクト!」と具体的に褒め、優しく頭を撫でてあげましょう。
    • 毎回おやつを与え、アイコンタクトが嬉しいことと結びつけます。

ラブラドール・レトリーバーの飼い方

では実際に、ラブラドール・レトリーバーをお迎えするときの注意点を確認していきましょう。

体格が良く賢いラブラドール・レトリーバーが快適に過ごすには、いくつかのポイントが存在します。

飼育環境・生活スタイル別ガイド

都市部での飼育:マンション・アパートでの工夫

広い庭がない都市部のマンションやアパートでラブラドールを飼育する場合、運動量確保と近隣への配慮が特に重要になります。

  • 運動量確保の工夫:
    • 散歩の質と量: 1日2回、各1時間以上の散歩を基本とし、ただ歩くだけでなく、早足でのウォーキング、ジョギング、短いダッシュなどを取り入れ、運動の質を高めましょう。可能であれば、朝晩の涼しい時間帯を選び、夏場の熱中症に注意してください。
    • ドッグランの積極的利用: 週に数回、広々としたドッグランを利用し、ノーリードで思い切り走らせる機会を設けましょう。他の犬との交流は社会化にも繋がります。
    • 室内での遊び方: 室内でも、知育玩具(中にフードを隠せるおもちゃなど)を使った遊びや、引っ張りっこ、かくれんぼなどで、頭と体を使う遊びを取り入れましょう。ただし、フローリングでの激しい運動は関節に負担をかけるため、滑り止めマットなどを敷く配慮が必要です。
    • 水遊び: 夏場は、安全な場所での水遊び(プール、湖など)も良い運動になります。ラブラドールは水遊びが大好きです。
  • 騒音対策と近隣住民への配慮:
    • 無駄吠え対策: ラブラドールは賢いので、子犬の頃から「吠えても要求が通らない」ことを教え、無駄吠えをしないようしつけましょう。来客時や物音への反応など、吠えやすい状況を把握し、事前に対応策を講じることが重要です。
    • 足音対策: 大型犬の足音は響きやすいため、防音・防振効果のある厚手のカーペットやマットを敷き詰めましょう。特に夜間や早朝の足音には注意が必要です。
    • 共用部分でのマナー: エレベーターや廊下などの共用部分では、必ずリードを短く持ち、他の住民や犬との接触に配慮しましょう。排泄は必ず外で済ませ、万が一の粗相に備え、ウェットティッシュや消臭スプレーを携帯しましょう。
    • 挨拶とコミュニケーション: 日頃から近隣住民に挨拶し、愛犬の存在を理解してもらうことで、トラブルを未然に防ぎやすくなります。

共働き家庭での工夫

共働きで日中留守にする時間が長い家庭でも、ラブラドールを飼育することは可能です。ただし、犬が寂しがったりストレスを感じたりしないよう、特別な工夫が必要です。

  • 留守番中の過ごし方:
    • 安全な環境の確保: 留守番中は、誤飲やいたずらを防ぐため、犬が入ってはいけない場所にはゲートを設置し、危険なものは片付けましょう。広すぎず狭すぎない、安心できるスペース(ケージやサークル内)を用意することも検討します。
    • 自動給餌器の活用: 決まった時間に食事を与えるため、自動給餌器の導入を検討しましょう。タイマー設定や、中には飼い主の声が録音できるタイプもあり、犬の安心感に繋がります。
    • 見守りカメラの導入: スマホから犬の様子を確認できる見守りカメラがあれば、留守中の犬の行動を把握し、異変があればすぐに気づくことができます。声かけ機能付きのものであれば、遠隔で犬に話しかけることも可能です。
    • 知育玩具の活用: 留守番中に退屈しないよう、中にフードを詰めて長時間遊べる知育玩具を与えましょう。
  • プロのサポートの活用:
    • ペットシッターの利用: 日中、定期的にペットシッターに来てもらい、散歩や食事、遊びの時間を設けてもらうことで、運動不足や寂しさの解消に繋がります。信頼できるシッターを選ぶことが重要です。
    • ドッグトレーナーの利用: 問題行動の予防や改善のため、プロのドッグトレーナーに相談し、適切なトレーニングを受けることも有効です。特に子犬期からのしつけは非常に重要です。
    • デイケア・保育園の検討: 犬のデイケアや保育園に預けることで、日中の運動と社会化の機会を確保できます。他の犬との交流は、ストレス解消にも繋がります。
  • 短時間で集中できる遊びの提案:
    • 朝晩の質の高い散歩: 留守番の前後には、短時間でも質の高い散歩(早足、ジョギング、におい嗅ぎなど)を行い、エネルギーを発散させましょう。
    • 帰宅後のコミュニケーション: 帰宅後は、愛犬とのコミュニケーションの時間を最優先にしましょう。撫でる、話しかける、短い時間でも集中して遊ぶなど、愛情を伝える時間を大切にしてください。
    • ノーズワーク: 室内でできるノーズワーク(おやつを隠して探させる遊び)は、短時間でも犬の集中力と嗅覚を使い、満足感を与えられます。

関節や足腰に負担がかからないよう、床にマットを敷く

日常的にできる関節ケアの方法

ラブラドール・レトリーバーはもちろん、愛犬をお迎えするときに考えたいのが床についてです。

滑りやすい素材で生活をしていると関節や骨に負担をかけてしまったり、怪我の原因になることも多くなります。専用の床シートやマットなどで対策を行いましょう。

クッション性に優れた商品や汚れたらその箇所だけ外して洗えるものなど、便利なものがたくさん販売されていますよ。

ブラッシングは毎日行う

ブラシの選び方

短毛のラブラドール・レトリーバーですが、ダブルコートで抜け毛もそれなりに出ます。

換毛期になるとかなりの量になるので、ブラッシングはこまめに行いましょう。特に換毛期は毎日しっかりと行う必要があります。

全身チェックの時間としてもブラッシングはとても大切です。皮膚や被毛の状態はもちろんですが、いつもと違ったところはないかなど、細かく注意することを心がけましょう。

1か月に1回はシャンプーをする

犬や猫のシャンプーの正しいやり方

健康な皮膚の状態であり、しっかりとブラッシングを行っていて、トリミングサロンなどに通っている場合は、1か月に1回程度でOK。

高温多湿になる夏場など、べたつき臭いが気になる場合には月1~2回を目安にシャンプーをしてあげましょう。皮膚に問題がある場合は獣医師に相談のうえで行なってください。

また、人間とは皮膚表面の状態が異なっているため、犬用のもの以外は肌荒れの原因となることがあります。

シャンプーのしすぎは皮膚や被毛が荒れてしまい、皮膚病の原因にもなるため、普段から蒸しタオルなどで全身を拭いてあげ、臭いや汚れのケアをしてあげましょう。

こまめに耳掃除をする

犬・猫の耳掃除のやり方

垂れ耳のラブラドール・レトリーバーは、外耳炎などの耳の病気になりやすい犬種です。普段からこまめに耳掃除をして、外耳炎を防ぐように心がけましょう。

耳掃除はブラッシングなどと比べて気付きづらい部分でもあるので、意識してお手入れしてあげる必要があります。

液体タイプやシートなど、耳掃除グッズも多彩に販売されています。すでに荒れてしまっている場合は動物病院を受診の上、獣医師の指示に従って治療を進めましょう。

毎日1時間以上は散歩に連れて行く

犬の散歩のしかた

ラブラドール・レトリーバーの散歩の回数や時間は、以下を参考にしてみてください。

時間の目安1回につき30分~1時間
回数の目安1日2回
距離の目安約2km~4km

遊ぶこと・運動をすることが大好きなラブラドール・レトリーバーにとって散歩は欠かせません。時間をきちんと確保して、毎日1時間以上は行えるようにしましょう。

散歩は愛犬のストレスを緩和することに大変効果的である、というデータもあるようです。

必要な運動量を満たすことははもちろんですが、愛犬と私たち飼い主とのコミュニケーション手段としても散歩は大切な役割も担っています。

運動が足りない場合はドッグランもおすすめ

運動量が足りないとストレスが溜まってしまい、その結果、問題行動や体調不良につながってしまうことがあります。

そのようなことを避けるためにも、運動量が少し不足しているかな?と感じたらドッグランを利用するのがおすすめです。自宅近くの場所をあらかじめリサーチしておくと良いですよ。

明るく友好的な子が多いラブラドール・レトリーバーは、他の犬とも仲良くできるでしょう。

ただし呼び戻しなどのトレーニングがきちんとできている状態で利用する、などマナーを心がけなければなりません。

健康に過ごすためにも適切な体型・体重を保つ

犬のボディコンディションスコア

寿命を左右する要因のひとつが、健康的な体型維持。肥満でも痩せすぎでも、体に負担がかかることで寿命に影響します。

愛犬にとって良い体型をキープしていくことはとても大切なので、理想的な体型に近づけられるよう、ボディコンディションスコア(BCS)を参考にして体型を確認しましょう。

がっしりとした体格のラブラドール・レトリーバーは運動量も多いですが、食欲も旺盛なため、肥満にも注意が必要です。

しかし食べ過ぎなどで肥満を招いてしまうと、さまざまな病気の原因となったり関節や骨を痛めてしまうことにもなりかねません。

フードは関節サポート系のものがおすすめ

グルコサミン・コンドロイチン

ラブラドール・レトリーバーのフード選びのポイントは以下を参考にしてみてください。

  • 主原料に新鮮な動物性タンパク質を使用
  • 原材料に油脂が多く使われていない
  • 骨や関節のサポート成分が配合されている

など

タンパク質が多く、最適な栄養素がしっかりと摂れる良質なフードを選んであげましょう。

骨や関節をサポートする成分配合など、ラブラドール・レトリーバーにとって大切なレシピで作られているかチェックしましょう。

人間と同じく、グルコサミンやコンドロイチンなどを配合していれば、関節の健康維持をサポートしてくれます。

犬種専用のものや、大型犬用のフードもたくさん販売されています。愛犬が美味しく食べて健康的に過ごせるようなフードをぜひ探してみましょう。

早食いやどか食い、食後すぐの運動は避ける

ラブラドール・レトリーバーを始めとする大型犬は、胃拡張捻転症候群になりやすい犬種です。

早食いをするとドッグフードだけではなく空気も飲み込んでしまうため、これによって胃拡張に繋がることがあります。

どか食いに関しても同様で、食事後すぐに遊び始めることによってこれらの症状が進行することもあるのです。

そのため1日の食事を2~3回に分け、食事の際は早食い防止用のフードボウルを使用し、食べ終えたら1~3時間ぐらいは食休みの時間を設けましょう。

暑さに弱いので、室温管理に注意

熱中症

ラブラドール・レトリーバーは短毛ではあるものの、暑さに弱い犬種です。

大型犬のため屋外での飼育を検討する人もいるかもしれませんが、熱中症などのトラブルを防止するためにも室内での飼育が推奨されます。

また、室内ではエアコンなどを使用して室温を適温に調整し、暑さ対策を徹底しましょう。

誤飲につながるものは片付けておく

犬や猫が誤飲しやすいもの

ラブラドール・レトリーバーはとても温厚なイメージがありますが、好奇心旺盛でやんちゃな子も多い犬種です。

特に子犬期は色々な物に興味をもって口に入れやすいため、誤飲事故に注意する必要があります。

犬は画びょうやボタン、ビニールなどの小物類を飲み込みやすいので、愛犬の手の届かない場所にしっかり保管しましょう。

ネギ類やチョコレートなど犬に与えてはいけない危険な食べ物も多くあるので、購入した食品もすぐにしまうことも大事です。

ラブラドール・レトリーバーにおすすめのドッグフード・アイテム

レティシアン ネルソンズドッグフード 中・大型犬向け

出典 :https://www.amazon.co.jp/

愛犬の体への負担を考えて穀物を使用しない、グレインフリー(穀物不使用)レシピで作られています。

着色料・香料も不使用なので安心して食べてもらえるドッグフード。中・大型犬向けという点も魅力的なポイントです。

動物性タンパク質であるチキンもしっかりと配合しています。大型犬のことを考えて作られた優秀なドッグフードです。

対象年齢 全年齢
内容量 5kg
原産国 イギリス
主原料 チキン生肉、乾燥チキン
その他原材料 サツマイモ、バターナッツスカッシュ、チキンオイル、エンドウ豆、チキングレイビー、エンドウ豆繊維、サーモンオイル、海藻、チコリ(フラクトオリゴ糖)、加水分解酵母(マンナンオリゴ糖)、ニンジン、パースニップ、リンゴ、カボチャ、スペアミント、インゲン豆、ブロッコリー、ローズマリー、パセリ、マリーゴールド、フェンネル、ショウガ、ユッカ、クランベリー、ナシ
注意したい原材料 なし
安全性の高い添加物 グルコサミン、コンドロイチン、タウリン、ビタミン類(E、A、D3、B12、ナイアシン、パントテン酸、B2、B1、B6)、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)
注意したい添加物 なし
100gあたりのカロリー 365.7kcal
1日あたりの価格(体重5kgの場合) 220円/105g
定期販売 1個:1個あたり税込8,938円/2個:1個あたり税込8,938円/3個以上:1個あたり税込8,412円
フード目的 一般食(FEDIAF基準)
フードの種類 ドライ

ペティオ(Petio)プレシャンテ ラバーブラシ

出典 :https://www.amazon.co.jp/

ラブラドール・レトリーバーは短毛ですが、定期的なブラッシングは必須。

プレシャンテのラバーブラシは、弾力性のある素材でできているので、皮膚を傷つけることなく愛犬の抜け毛やフケを取り除けます。

さらにマッサージ効果もあり、スキンシップを兼ねてお手入れができるなど一石二鳥のブラシです。

本体サイズ 3.8×10×20cm
本体重量 490g
種類 ラバーブラシ
毛・ピンの長さ -
毛先のやわらかさ やわらかめ
対象年齢 -
素材 エラストマー樹脂
適合種 全犬種、各猫種

ラブラドール・レトリーバーの誕生の歴史

カナダで漁師とともに働いていた犬種が、ラブラドール・レトリーバーのルーツだと言われています。そのため、今でも水が好き・泳ぎが得意などの特徴が残っています。

1820年頃、その素晴らしい働きぶりに驚いたイギリスの貴族が持ち帰り、改良を重ねたことで現在の姿へ近づいていきました。

そのためラブラドール・レトリーバーの原産国はイギリスとされています。ラブラドールという名前の由来は、ニューファンドランド島ラブラドール州を原産とするため。

日本のみならず世界中で愛され、人間と共に働く犬種として最も活躍していると言っても過言ではありません。

賢く温和・従順な性格で、「盲導犬・警察犬・麻薬犬・介助犬」などその活躍は多岐にわたります。人間に優しく寄り添ってくれる最高のパートナーとして、多くの人の支持を得ている犬種です。

ラブラドール・レトリーバーの理解度チェック

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