犬種

スタンダード・ダックスフンドの全て:特徴・性格・飼い方の秘訣まで

nademoコンテンツ内にはPRが含まれます。詳しくはコンテンツガイドラインをご確認ください。

※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
※ 記事内に含まれる情報は常に最新情報を提供できるよう更新しておりますが、都度詳細が変更されることはあるため、最新の情報は必ず各公式サイトを通じてご確認ください。
※ 本記事はnademoが独自に制作しており、メーカー等から商品提供を受けることもありますが、記事内容や紹介する商品の意思決定には一切関与していません。
※ 記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がnademoに還元されることがあります。
※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。

nademoの運営体制・コンテンツガイドライン

スタンダード・ダックスフンドはどんな犬種?特徴や性格、飼い方について

スタンダード・ダックスフンドは、小型犬の中でもトップクラスのスタミナと運動能力を持つ犬種です。

家族愛にあふれた性格で人懐こく、大変人気があります。短く、どっしりとした手足やコロコロとした胴体で愛嬌があり、可愛らしですよね。

まん丸で大きな目で上目遣いをされると、何をされても許してしまうという飼い主さんも多いようです。

今回はそんなスタンダード・ダックスの特徴や魅力、お迎えする時に気をつけたいことなどをご紹介します。

この記事の結論

  • ミニチュアより大きな体を持っているのが、スタンダード・ダックスフンド
  • 平均寿命は長いものの、椎間板ヘルニアなどの病気には要注意
  • とても活発であり好奇心旺盛、社交性も高く飼い主さんにも懐きやすい
  • 肥満対策と同時に、筋肉維持もしっかり行って病気対策をする

星野 さくら

担当執筆者

星野 さくら

ライター

小さな時から、色々な動物に囲まれて育ってきたので、どんな動物も大好きです!
学生時代には、ブリーダーさんのもとでアルバイトの経験し、3年前に17歳の愛犬を見送り、現在は5ヶ月のチワワと暮らしています。

nademo編集部

担当執筆者

nademo編集部

編集部

nademo編集部が調査した愛犬・愛猫に関する情報をお届け。
愛犬・愛猫との新しい生活を応援する、大切な情報や豆知識をご紹介しています。

目次

スタンダード・ダックスフンドの特徴

ヨーロッパでは狩猟犬として人気でもあるスタンダード・ダックスフンド。日本ではミニチュア・ダックスフンドの方が広く知られている犬種ではないでしょうか。

ドイツ語で「アナグマ犬」という名前の通り、狩猟犬として巣穴に潜って活躍してきただけあって、その愛らしい見た目からは想像がつかないほどの体力と運動能力を持っています。

犬種はあくまで“ダックスフンド”で統一されているため、見た目はいずれもダックスフンドです。体のサイズが異なる程度で、3種類あるダックスフンドに大きな違いはありません。

そんなスタンダード・ダックスフンドの特徴について詳しく見ていきましょう。

友好的で落ち着いた性格

家族には懐くが、警戒心もある

本能的に無駄吠えしやすい

運動量、能力は平均的

 その他情報

原産地 ドイツ
犬種グループ 4G:ダックスフンド
大きさ 中型
平均寿命 14歳~17歳
なりやすい病気 椎間板ヘルニア,進行性網膜萎縮症(PRA),てんかん,外耳炎,糖尿病
参考価格 20万円~40万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 レッド,イエロー,レディッシュ・イエロー,ブラック&タン,ブラウン&タン,ブラック&イエロー,ブラウン&イエロー,ダップル,ブリンドル,タイガーブリンドル,ワイルドボア

体高

男の子24cm~27cm
女の子24cm~27cm

体重

男の子9kg~12kg
女の子9kg~12kg

スタンダード・ダックスフンドの誕生の歴史

スタンダード・ダックスフンドは、狩猟犬として16世紀にドイツで誕生しました。日本ではミニチュア・ダックスフンドの方が有名でしょう。

主にアナグマやウサギやキツネ、ミーアキャットやイタチなど、地中に穴を掘って生活する小動物を狩るのに適するように品種改良された犬種です。

細長い穴を潜って獲物を穴の外に追い出すことができるように、現在の胴長で短足の容姿になったといわれています。

同じダックスフンド種のミニチュア・ダックスフンド、カニーンヘン・ダックスフンドと同じ種系統で、共通の祖先を持っています。

19世紀頃には飼育者たちにより愛好会が設立され、狩猟犬としてだけではなく、家庭で広く愛されるようになり現在に至ります。

品種改良の背景

スタンダード・ダックスフンドは、その名の通り、ドイツ語で「アナグマ(Dachs)の犬(Hund)」を意味し、アナグマ猟のためにドイツで作出された猟犬です。

起源と名前の由来は、16世紀頃にはその原型が見られ、アナグマなどの巣穴に潜り込むための短足胴長の体型に改良が重ねられました。

当初はスムースヘアーのみでしたが、15世紀頃にはスパニエル種との交配によりロングヘアーが、17世紀頃にはシュナウザーやテリア種との交配によりワイヤーヘアーが誕生しました。

1910年には、ドイツテッケルクラブによって厳格なブリードスタンダード(犬種標準)が設けられました。これにより、スムースはミニチュアピンシャー、ロングはパピヨン、ワイヤーはミニチュアシュナウザーとの交配が定められ、現在のダックスフンドの原型が確立されました。

スタンダードの他、ミニチュア・ダックスフンドやカニーンヘン・ダックスフンドといったサイズのバリエーションも、同様に厳格な基準のもとで固定化が進められました。

日本には19世紀後半の明治時代に愛玩犬として導入され、特に1995年頃から広く一般に知られるようになりました。

スタンダード・ダックスフンドの身体的特徴

ダックスフンドといえば胴長短足の体型で、スタンダード・ダックスフンドも同様。胴の長さは胴長犬種の中では最長です。

筋肉質な体で脚は太め、マズルが長く大きな耳が垂れていることもスタンダード・ダックスフンドの特徴です。

スタンダード・ダックスフンドのサイズ(体高・体重)

体高24cm~27cm
体重9kg~12kg

スタンダード・ダックスフンドは、体高が約24cm~27cm、体重が9kg~12kg程度の中型犬です。足が短く体が長いのが特徴的です。

男の子よりも女の子のほうが若干小さめですが、体格や体重に大きな差はありません。

ダックスフンドはサイズによって、「スタンダード、ミニチュア、カニーンヘン」の3種類に分類されています。体重が9kg~12kgで胸囲35cmを超えるのがスタンダード・ダックスになります。

男の子女の子
スタンダード・ダックスフンド37cm超~47cm以下35cm超~45cm以下
ミニチュア・ダックスフンド32cm超~37cm以下30cm超~35cm以下
カニーンヘン・ダックスフンド27cm~32cm以下25cm~30cm以下

成犬になったときの大きさなどは予測できないため、生後15か月時点で測定した胸囲をもとに決められています。

スタンダード・ダックスフンドの毛色・被毛

被毛はスムース、ロング、ワイヤーの3種類あり、被毛の種類によってカラーも異なり、カラーの種類も豊富です。

スムース・ロング単色レッド、レディッシュ・イエロー、イエロー
スムース・ロング2色ブラック&タン、ブラウン&タン、ブラック&イエロー、ブラウン&イエロー
スムース・ロングその他ダップル(マール)、タイガーブリンドル、ブリンドル
ワイヤースムースやロングと同色の他に、ワイルドボア(イノシシ色)、枯葉色(ドライ・リーフ、デッド・リーフ)

全色において黒毛が混ざっているもの(シェーデッド)とそうではない毛色があり、白い斑は望ましくないとされています。

それは、ただ毛色の問題ではなく、ダップル同士を交配させると心臓疾患や視覚障害や聴覚障害、内臓欠損など遺伝性疾患を持って生まれてくる確率が高いためです。

全体的に白の多い毛色の子をお迎えする場合は、両親の毛色もチェックしましょう。 

スタンダード・ダックスフンドの運動能力

スタンダード・ダックスフンドは、小型犬の中でも軍を抜いて運動能力が高く、スタミナ豊富です。

狩猟犬としてアナグマの巣穴に入り、獲物を巣穴から追い出すように品種改良された犬種なので、本能的に何かを追いかけることが大好きです。

ボール遊びなどが好きで、投げたボールを俊敏に追いかける様子は、愛くるしい姿から想像がつかないほど俊敏です。筋肉もとても発達しているので、運動量が多いほど健康状態も良好となります。 

スタンダード・ダックスフンドの平均寿命

スタンダード・ダックスフンドの寿命は一般的に14歳〜17歳程度と、長生きの犬種です。だからこそ、運動量や食事、健康管理によっても、寿命に大きな影響があるとされています。

7歳を過ぎたらシニア期です。フードをシニア用にしたり、健康診断の頻度や項目などを見直したり、日頃から愛犬の様子をチェックして健康管理には気を配りましょう。

スタンダード・ダックスフンドの注意したい病気

椎間板ヘルニア椎間板が本来の場所から飛び出して脊髄神経を圧迫する
進行性網膜萎縮症(PRA)網膜が徐々に変性していくことで視力が低下していき、失明に至る
てんかん脳の信号伝達機能に異常が生じ、痙攣を引き起こす
外耳炎耳の穴から鼓膜にかけての外耳道に炎症が起こる
糖尿病血糖値を下げるホルモンの作用不足により、糖をうまく取り込めず糖尿や高血糖になる

スタンダード・ダックスフンドは胴が長く短足なので、椎間板ヘルニアにかかりやすい犬種です。

椎間板ヘルニアや糖尿病など肥満であるとさらにリスクが上がる病気が多いので、食事管理はしっかりしてあげましょう。

また、たれ耳は蒸れやすく、外耳炎になりやすいので定期的にチェックして耳掃除をすることが大事です。

スタンダード・ダックスフンドの見分け方

ダックスフンドは見た目がとても似ており、ぱっと見では見分けることが難しいと思います。

もし、ダックスフンドを見分ける必要があるとしたら、それは胸囲を測るしかないでしょう。

前述の通り、スタンダード・ダックスフンドの胸囲は男の子で37cm超~47cm以下、女の子で35cm超~45cm以下です。

スタンダード・ダックスフンドの登録頭数

ジャパンケネルクラブの犬種別犬籍登録頭数によると、ダックスフンドの登録頭数(血統証明書が発行された犬の頭数)は数万匹。

そのうち、スタンダード・ダックスフンドの登録頭数については、数十匹程度となっています。

やはりミニチュア・ダックスフンドがダックスフンドの中ではもっとも人気の2万匹程度となっており、全体で見ても上位の登録頭数となっているのがわかります。

参考:一般社団法人ジャパンケネルクラブ 犬種別犬籍登録頭数

スタンダード・ダックスフンドの性格・習性

スタンダード・ダックスフンド

スタンダード・ダックスフンドは、活発で好奇心旺盛な性格が特徴です。とても社交的で、家族に対しては忠実で愛情深く接します。

しかし、見知らぬ人や犬に対する警戒心が強いため、社会化と適切なしつけが必要です。以下、スタンダード・ダックスフンドの性格について詳しく見ていきましょう。

明朗快活で好奇心旺盛

スタンダード・ダックスフンドは、愛らしい見た目とともに活発で好奇心旺盛な性格が魅力ですよね。

もともと狩猟犬だったので、狩猟本能に繋がるような好奇心が旺盛なため、動くものや新しい物を見ると興奮して飛びついていくことがあります。

スムースヘアのほうが運動が好きな傾向があり、ワイヤーヘアは物怖じせずに突き進み、負けず嫌いな子が多いのも特徴です。

家族には愛情深く、子どもにも優しく接する

スタンダード・ダックスフンドは、家族を大事にします。もともと狩猟犬で忠誠心も強いため、家族に対して友好的で時間をかけずとも仲良くなることができるでしょう。

特に小さな子供には優しく接し、一緒に遊ぶことが大好きなので子供がいる家庭では良い遊び相手になります。

見知らぬ人や犬には警戒心が強い

スタンダード・ダックスフンドは、家族愛が強い一方で、見知らぬ人や犬に対しては、積極的に接近することはありません。

家族以外には簡単に懐かないため、飼い主としては嬉しいですよね。しかし、狩猟本能が旺盛なため、小型犬に対しては攻撃的な態度をとることもあります。

そのため、散歩やドッグランなどでトラブルになることのないよう、早い段階で社会性を身に付けさせることが大事です。

スタンダード・ダックスフンドのお迎え方法と価格相場

スタンダード・ダックスフンド

スタンダード・ダックスフンドは、ミニチュアやカニーンヘンに比べて日本では飼育数が少ないため、ペットショップで出会うことは稀です。お迎えの主な方法は、専門のブリーダーからとなります。

お迎え方法

ブリーダーから直接

国内でスタンダード・ダックスフンドを専門に繁殖しているブリーダーを探し、直接問い合わせるのが最も一般的な方法です。

ブリーダーは犬種の専門知識が豊富で、子犬の親犬や育った環境を直接確認できるメリットがあります。

海外から輸入

国内で子犬が見つからない場合、海外のブリーダーから輸入を検討することもあります。ただし、輸入には手続きや輸送費が別途かかるため、費用が相場より高くなる可能性があります。

価格相場

スタンダード・ダックスフンドの価格は、血統や容姿、ブリーダーの評判などによって大きく変動します。

  • 一般的な価格帯: 20万円~40万円

これらの価格には、ワクチン接種や血統書などの付随費用が別途必要となる場合があるため、購入前に必ず総額を確認するようにしましょう。

スタンダード・ダックスフンドの飼い方

スタンダード・ダックスフンド

スタンダード・ダックスフンドを飼う上で、健康面への配慮や適切なしつけ、社会性を身につけることが必要不可欠です。

基本的な飼い方は他の犬種と変わりませんが、ダックスフンドという体の特徴を理解してお迎えしなければいけません。

前述の病気や怪我についてもそうですが、長生きしてもらえるようにポイントを押さえて、お迎えするようにしましょう。

子犬期から一貫してしつけを行う

犬のしつけのやり方

スタンダード・ダックスフンドは、家族以外には警戒心が強く、やや社交性に欠ける部分があるので、子犬の時からのしつけがとても大事になります。

狩猟犬だったため、主従関係はしっかりしています。飼い主さんがしっかりとリーダーシップを取り、信頼関係を構築しながら一貫してしつけをしましょう。

狩猟犬の本能なのか、吠える声も大きく、吠えグセがついてしまうとやっかいです。子犬の頃から、いけないことはしっかり教えていくことが大切です。

また、社会性を身につけることもスタンダード・ダックスフンドには必要不可欠なしつけです。

狩猟本能が強いため、小型犬や猫、スズメやカラスなどに飛びかかることもありますので気をつけましょう。

スタミナ豊富なので1日1時間以上は遊ぶ・散歩する

犬の散歩目安

スタンダード・ダックスフンドは、スタミナがあり、運動が大好きなため、日々の運動量は1日1時間以上を目安に設定しましょう。

運動によるストレス発散のほか、スタンダード・ダックスフンドは肥満になりやすく、肥満が原因の疾患にもかかりやすいので肥満防止のためにも運動は大切です。

1回にたくさん運動するよりは、お散歩は1日2回に分けて30分ずつ行なうなど、筋肉量を落とさないように工夫してみましょう。

また、お散歩だけではなく室内でも遊べる工夫があると、愛犬も楽しくストレス対策にもなります。

穴に潜って遊ぶのも好きなのでお留守番のときはトンネル型の遊具を、一緒に遊ぶときはボールや短いロープなどを投げて遊んであげると、とても喜びます。

換毛期もあるので週3~4回はブラッシング

犬と猫のブラッシングの正しいやり方

スタンダード・ダックスフンドは、毛量も多くダブルコートなので毛が抜けやすい犬種です。

特に冬期には被毛が厚くなるため、週3~4回程度ブラッシングなどで手入れしてあげる必要があります。

換毛期は春と秋頃に訪れますので、この時期にはできるだけ多くのブラッシングが必要。できれば毎日のブラッシングをおすすめします。

ブラッシングすることで、抜け毛ケアだけではなく、皮膚の健康維持にも繋がりますし、愛犬とのコミュニケーションにもなります。2日に1回はブラッシングで愛犬との親睦を深めましょう。

垂れ耳なのでこまめに耳のケアをする

犬・猫の耳掃除のやり方

スタンダード・ダックスフンドは垂れ耳なので、耳の中が蒸れやすく外耳炎を引き起こすおそれがあります。

外耳炎を予防するためにも定期的に耳の様子をチェックし、汚れていたら濡れたガーゼやペット用のウェットシートなどで拭き取ってあげましょう。

耳掃除は奥までやる必要がなく、外から見える範囲だけをお手入れできれば問題ないので、やりすぎないように注意する必要もあります。

耳からイヤなニオイがしたり、赤く炎症しているような様子があれば動物病院を受診してください。

歯磨きは子犬の頃から習慣化させる

歯周病の症状

犬も人間と同じく歯磨きが必要です。歯磨きを怠ると歯垢や歯石がたまり歯周病になるリスクが高まるため、歯磨きはできるだけ毎日、最低でも3日に1回は行いましょう。

歯周病になると、歯石の付着による色の変化や、歯茎の赤み、歯茎や口腔内の出血など、見てわかるような変化が見られるようになります。

また、成犬時に歯磨きをスタートすると慣れるまでに時間がかかるため、歯磨きトレーニングは乳歯が生え始めた頃からスタートして習慣化させるのがベストです。

肥満対策&筋肉が付けられるドッグフードを選定

低カロリー・高カロリー

スタンダード・ダックスフンドは、肥満になりやすく、糖尿病膝蓋骨脱臼のリスクもあります。栄養管理とカロリー管理は徹底し、肥満対策を心がける必要があります。

さらに、筋肉維持に良い、良質なタンパク質が配合されたご飯を選んであげましょう。

主原料として使用している動物性タンパク質によって、大体のカロリーも決まります。肥満防止も考えると、鶏肉や魚などが適していると言えるのです。

肥満や筋力不足はさまざまな病気に繋がりますし、特に注意したい椎間板ヘルニアの対策も重要です。

足が短いため、散歩中の熱中症に注意

熱中症

スタンダード・ダックスフンドは短足種であるため、夏の熱い地面からの距離も近くなり、散歩中の熱中症には注意が必要です。

例えば、気温が30℃だったときのアスファルトの表面温度は約60℃。アスファルトほどとは言わないものの、人間よりもアスファルトに近い犬にとっては、少なくとも30℃を超える温度になっています。

気温30℃のときには犬の頭の位置では大体40℃。仮に気温が40℃ほどの猛暑日になると、犬にとっては50℃ほどの気温になるということです。

夏季の過度な運動や外出を控え、散歩中は適切な休憩と水分補給を心がけましょう。

誤飲誤食に繋がるものは片付けておく

犬や猫が誤飲しやすいもの

スタンダード・ダックスフンドは好奇心が強く、色々なものを口に入れて確認しようとするため、誤飲事故を起こす可能性があります。

愛犬が誤飲した異物によっては中毒や腸閉塞を起こし、胃洗浄や開腹手術が必要な場合もあるので注意が必要です。

誤飲は飼い主さんの行動によって予防できるので、誤飲に繋がるものは愛犬の手の届かない場所にしっかり保管し、室内は常にキレイな状態を維持しましょう。

スタンダード・ダックスフンドにおすすめのドッグフード・アイテム

おすすめドッグフード!

オリジン

オリジナル

放し飼いで育った鶏や七面鳥、天然魚、平飼い卵など高品質な原材料を使用。新鮮な材料を自社のキッチンで丁寧に調理して作られています。

粒が少し大きめなのでひと粒ずつを食べるのに時間がかかりやすく、早食い防止にもおすすめです。軟骨や骨も丸ごと使用しているので、栄養バランスにも優れています。

おすすめハーネス!

ユリウスケーナイン

IDCパワーハーネス

現代では首輪よりも一般的になりつつあるハーネスは、愛犬とのお散歩に持っておきたいアイテムのひとつでしょう。

リードフックはもちろんのこと、上部にはハンドルも付いており、適切なコントロールがしやすくなっています。

首よりも胸部に負担を分散しやすい作りになっているので、愛犬の体への負担を考えられたハーネスだと言えるでしょう。

スタンダード・ダックスフンドと繋がりのある犬種

スタンダード・ダックスフンドと同じ種類に、ミニチュア・ダックスフンドとカニーンヘン・ダックスフンドがあります。

それぞれ獲物の種類や大きさ、巣穴の大きさなどに対応できるように品種改良されたのが、ミニチュア・ダックスフンドとカニーンヘン・ダックスフンドです。

狩猟犬として品種改良されたため、身体能力に優れているという共通点があります。胴長短足の外観もとてもよく似ていていますよね。

違うところは体が小さい分、足がもっと短くなっていること、被毛の種類等があります。

ミニチュア・ダックスフンド

スタンダード・ダックスフンドより一回り小さく、小型犬の中でも人気がある犬種です。フレンドリーで好奇心旺盛なところがスタンダードと共通しています。

好奇心旺盛でいたずら好き

人懐っこく甘えたがり

頑固で警戒心が強く、吠えることも多い

頭と体の両方を動かすことが好き

 その他情報

原産地 ドイツ
犬種グループ 4G:ダックスフンド
大きさ 小型
平均寿命 12歳~16歳
なりやすい病気 皮膚病,外耳炎,椎間板ヘルニア,腫瘍,眼疾患,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),進行性網膜萎縮症(PRA)
参考価格 30万円前後
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 レッド,イエロー,シルバー,ゴールド,ブラック&タン,チョコレート&タン,ブラック&イエロー,チョコレート&イエロー

体高

男の子21cm~24cm
女の子21cm~24cm

体重

男の子3.5kg~4.8kg
女の子3.5kg~4.8kg

カニーンヘン・ダックスフンド

スタンダード・ダックスフンドと同様に、狩猟用途で品種改良されて生まれた犬種です。

ミニチュア・ダックスフンドよりも、さらに小柄です。短足なのは共通していますが、足が細めなのが特徴です。

明るく陽気

飼い主に従順で人懐っこい

警戒心が強く吠えることも

活発で遊び好き

 その他情報

原産地 ドイツ
犬種グループ 4G:ダックスフンド
大きさ 超小型
平均寿命 15歳前後
なりやすい病気 椎間板ヘルニア,熱中症,外耳炎,糖尿病
参考価格 16万円~40万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 レッド,ブラック,ブラウン,ダップル,ブリンドル,ブラック&タン,ブラウン&タン,イエロー

体高

男の子18cm~21cm
女の子18cm~21cm

体重

男の子3.2kg~3.5kg
女の子3.2kg~3.5kg

ミニチュアやカニーンヘンとの違いは?

ダックスフンドは、胸囲ではなく体重によって3つのサイズに分類されます。それぞれのサイズで、体格だけでなく、性格や飼育上の注意点にも違いがあります。

比較項目スタンダード・ダックスフンドミニチュア・ダックスフンド
カニーンヘン・ダックスフンド
体重9kg〜12kg5kg未満3.5kg未満
体高約20cm17〜20cm15〜17cm
役割穴掘りやイノシシ狩りといった狩猟犬として活躍狩猟犬としての役割を担い、より小さな穴をターゲットに狩猟犬としての役割を担い、ウサギ狩りなどにも適応
体格ダックスフンドの中で最も大きく、がっしりとした体型。3つのサイズの中で最も飼育数が多く、人気が高い。最も小さく、日本の住宅環境でも飼いやすい。
性格勇敢で自立心が強い。
時に頑固な一面も。
活発で好奇心旺盛。
人懐っこく、甘えん坊な子が多い。
甘えん坊で穏やか。
家族と遊ぶのが大好き。

3つのサイズの中で、日本ではミニチュア・ダックスフンドの飼育数が最も多いです。

スタンダード・ダックスフンドは、元々の狩猟犬としての特徴が色濃く残っており、豊富な運動量やしつけが必要です。カニーンヘンは最も小さく、日本の住宅環境でも飼いやすいため人気があります。

お迎えを検討する際は、それぞれのサイズの特徴を理解し、ご自身のライフスタイルに合った犬種を選ぶことが大切です。

スタンダード・ダックスフンドの理解度チェック

スタンダード・ダックスフンドの理解度チェックで、深く理解しよう!

この記事の執筆者

星野 さくら

執筆者情報

星野 さくら

ライター

小さな時から、色々な動物に囲まれて育ってきたので、どんな動物も大好きです!
学生時代には、ブリーダーさんのもとでアルバイトをし、3年前に17歳の愛犬を見送り、現在は5ヶ月のチワワと暮らしています。
色々な経験から学んだことや感じたことを、同じ悩みを持つ飼い主さんと共有できたら嬉しいです。

nademo編集部

執筆者情報

nademo編集部

編集部

新しい家族を迎えるペットファミリーにとって、欲しい情報をnademo編集部がお届けします。
「いつまでも どこまでも」必要な情報を理解するだけではなく、心もお腹も満たされるような日々のために。
&nademo(アンドナデモ)のコンセプトをもとに、飼い主さんとペットが安堵できる時間を演出します。


※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
※ 本記事はnademoが独自に制作しており、メーカー等から商品提供を受けることもありますが、記事内容や紹介する商品の意思決定には一切関与していません。
※ 記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がnademoに還元されることがあります。
※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。

-犬種
-,