猫の病気・健康

【獣医師監修】猫のしゃっくりは危険?原因・病気・予防法を解説

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猫の病気・健康 猫のしゃっくりの原因は?考えられる病気や止め方、予防法を解説!

猫のしゃっくりは人間のものと違って音がせず、お腹がピクッピクッと波打つように動きます。

一見分かりにくく、咳や嘔吐と似ているので混同してしまうことがあるかもしれません。

こちらの記事では猫のしゃっくりが起こる原因や考えられる病気、予防法や止め方について解説しています。

しゃっくりは生理現象なので痛みはなく、通常は時間が経つと自然に治まるものです。

しかし、2、3日経っても治らないなど、異常がある場合は病気の症状としてしゃっくりが表れているのかもしれません。

愛猫が体調を崩しているときにすぐに気づいてあげられるように、原因や対処法について、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事の結論

  • 猫もしゃっくりをすることがあり、生理現象によるものと病気によるものに分けられる
  • 猫のしゃっくり音はほとんど音がなく、しばらくすると治まるため気付きづらい
  • 飲食や運動後、寒暖差などからでもしゃっくりをすることがある
  • 咳やくしゃみなど、他の症状を伴う際には病気を疑う必要がある

長谷川 諒

監修者

長谷川 諒

獣医師/潜水士/株式会社Ani-vet代表取締役/犬猫生活財団評議員

大学卒業後、動物病院での診療や保護猫活動の支援に携わる傍ら、現役獣医師によるメディアでの知識啓蒙にも取り組んでいる。

桐谷肇

担当執筆者

桐谷 肇

ライター

2021年の12月に保護猫シェルターからキジトラの男の子をお迎えしました。
猫を飼うのが初めてで戸惑うこともありましたが、今では日常に欠かせない大切な存在になっています。
現在はnademo編集部でペットと過ごす上で大切な知識や情報をご紹介しています。

nademo編集部

担当執筆者

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目次

猫も人間同様にしゃっくりをする

猫のしゃっくりを見たことがある人は少ないかもしれませんが、実は猫も人間と同じようにしゃっくりをします。

発生頻度が少なく、人間のように分かりやすく症状が出ないため、猫を飼っている方でも気づかないこともあります。

猫のしゃっくりは人間のしゃっくりと同様に生理現象のひとつであることが多く、ほとんどのケースでは心配することがありません。

ただ、中には注意すべきしゃっくりも存在し、その判断がとても重要になってきます。

猫のしゃっくりが出るメカニズム

猫のしゃっくりが出るメカニズムは人間とほぼ同じと考えられており、横隔膜の神経が刺激されることで横隔膜が痙攣し、発生すると言われています。

横隔膜は胃の近くにあるため胃の影響を受けやすく、早食いで勢いよくキャットフードを食べたりすると、しゃっくりが誘発されることがあるようです。

寒暖差の影響で横隔膜が刺激されることもあるので、冷たい水を飲むときなど、消化器に影響が出そうな場合には注意が必要です。

猫のしゃっくりは声(音)は出ない

猫のしゃっくりはあまり音が出ず、一定の間隔でお腹がピクッと波打つように動きます。

人間のようにヒックヒックと、声や音が出ないため気づきにくいかもしれません。

しゃっくりは生理現象なので、通常はしばらくすると治まります。

痛みもないため、頻繁にしゃっくりを繰り返しているのでなければ、過度に心配する必要はないでしょう。

猫がしゃっくりをする原因

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猫がしゃっくりをする原因は食べ物や水や空気など、何らかの刺激が消化管に加わって横隔膜に影響し、痙攣を起こす場合がほとんどです。

それぞれの状況は、飼い主さんが気をつけることで予防できる場合も多くあります。

猫がしゃっくりをする原因について、ひとつずつ確認していきましょう。

ごはんの食べ過ぎ

お腹が空いているとごはんを一気に食べてしまいます。そして、ごはんの食べ過ぎが原因でしゃっくりが出てしまうことがあります。

食べ過ぎにより胃が膨らむことで横隔膜に刺激が加わり、しゃっくりを誘発してしまいます。

ごはんの食べ過ぎで起こるしゃっくり自体には危険性はないものの、適切な量を超えた食事は肥満に繋がります。

そしてこの肥満によって、糖尿病や関節炎など病気のリスクを増加させるため注意が必要です。

愛猫の体格や年齢を考慮して、食事量を見直してみましょう。

早食いをしている

早食いで勢いよく食べ物を飲み込むと、急激な胃の拡張が横隔膜を刺激してしゃっくりを引き起こす場合があります。

食欲が旺盛な子の場合は、食事の様子を観察して早食いをしにくい食器にかえたり、ごはんの間隔を見直してあげましょう。

猫は食べ物を歯ですり潰して食べることができないため、フードを丸飲みにするのは普通のこと。

ですが、早食いすると食べ物と一緒に空気も飲み込むので胃が膨張してしまいます。

胃が膨らむと膨張刺激で嘔吐してしまったり、膨らんだ胃が回転してよじれる、胃拡張捻転症候群を起こすこともあるので注意が必要です。

毛玉によって喉が刺激された

毛づくろいによって胃にたまった毛玉に喉が刺激されることが原因になることもあります。

猫は毎日のグルーミングで自分の体をキレイに保つ生き物ですが、春や秋などの換毛期は抜け毛が多いため、毛づくろいでできた毛玉が胃にたまりがち。

過剰に胃にたまった毛玉は吐き戻しで体の外に出される場合が多いですが、しゃっくりに繋がるケースもあるようです。

換毛期には定期的にブラッシングをして、愛猫の体にかかる負担を取り除いてあげましょう。

冷たい食べ物や水を飲んだ

冷たい食べ物や水を飲んだ刺激が横隔膜に伝わり、しゃっくりを起こすことがあります。

温度差があると内臓を刺激してしまうので、冬場はぬるま湯の飲水を用意してあげましょう。

また、飲み水だけでなく、室温の寒暖差に影響を受ける場合もあります。

吸い込む空気の温度差により横隔膜が刺激され、しゃっくりが起こると考えられているので生活空間で激しい温度差を与えないように工夫するとよいでしょう。

水を飲むとき、空気を多く吸い込んだ

水を飲んだり急いで食べ物を食べると空気を飲み込んでしまい、しゃっくりが出ることがあります。

しゃっくりは飲み込んで胃の中にたまった空気を排出するために起こるという説があり、しゃっくりとともにゲップが誘発されるケースがあります。

猫のゲップは人間のようにゲッという音はせず、軽く息を吐き出す程度のもの。

子猫のときに起こりやすいですが、成猫になってからも空気を飲み込んで、しゃっくりやゲップを起こしてしまうことがあります。

子猫がミルクを飲んだ

子猫が哺乳瓶でミルクを飲むときは空気を同時に飲んでしまうため、しゃっくりやゲップが出やすくなります。

猫は鼻呼吸しているため通常は消化管に空気が入らず、めったにしゃっくりを起こすことはありません。

しかし、子猫のときはまだ上手にものを飲み込めないため、ミルクを飲むときに空気を吸い込んでしまうことがあります。

子猫にミルクを与えるときに、背中を軽くトントンと叩いてゲップを出してあげると、しゃっくりの予防に効果的です。

激しい運動をした

猫が激しく走り回ったり、遊んだりした後にしゃっくりが起こる場合があります。

特に食後すぐの運動は胃拡張捻転症候群の原因にもなるのでやめましょう。

ごはんのあとは遊びに誘わず、ゆっくり休ませてあげることが大切です。

猫同士でじゃれ合ってしまう場合は、食後はケージに戻ってもらうなどして休ませる時間にするのも良い方法です。

不安やストレスを感じている

上記で説明してきたような直接的な刺激がなくても、不安やストレスがしゃっくりの原因になることもあります。

しゃっくりが起こる状況を観察し、特定の状況で出る場合には不安やストレスが原因と言えるでしょう。

状況によりますが、おもちゃで気を紛らわせてあげたり、ストレスを感じないように十分に可愛がってあげることが対策になります。

愛猫に合わせた不安・ストレス解消法を考えてあげましょう。

寒暖差による影響

寒暖差が激しいとしゃっくりが出る場合があります。

急に暖かい場所から寒い場所に移動することで、急な温度変化で横隔膜が痙攣し、しゃっくりにつながります。

冬場など、暖房をつけている部屋から寒い部屋に移動すると、室温の変化に影響を受けやすいようです。

なるべく家の中の室温を一定にして、猫の体にかかる負担を軽くしてあげましょう。

病気

しゃっくりは生理現象なので、通常であれば過度に心配する必要はありません。

しかし、頻繁に繰り返すようであれば、病気の可能性も考えられます。

心臓や呼吸器系の病気が横隔膜に影響を与えていたり、脳に疾患がある場合もあります。

早めに動物病院へ相談に行き、健康状態を確認してもらいましょう。

猫のしゃっくりから考えられる病気

猫がしゃっくりをしている場合、病気の症状が腹部の痙攣として表れている可能性があります。

病気の場合はしゃっくり以外にも、体の不調を訴える症状が見られるケースが多いので、体調に注意してあげましょう。

ここでは猫のしゃっくりから考えられる病気について説明していきます。

呼吸器系の病気

猫のしゃっくりと共に、くしゃみがあるときは呼吸器系の疾患を抱えているのかもしれません。

しゃっくりと、くしゃみや咳は見分けがつきにくいため、よく観察することが重要。

仮にくしゃみや咳の場合は、鼻炎や喘息、肺炎などの可能性が考えられます。

また、もしも鼻呼吸ではなく、口を開けて開口呼吸している場合は呼吸困難を起こしているかもしれません。

しゃっくり以外の症状が見られたときは、早急に動物病院で診察してもらいましょう。

心臓の病気

心臓の病気で心臓自体のサイズが大きくなることで気管や横隔膜を圧迫し、咳やしゃっくりが起こることがあります。

猫に多い肥大型心筋症が悪化した場合や拡張型心筋症では、心機能の低下にともなって心臓のサイズが大きくなります。

また、さらに進行すると胸水の貯留や肺水腫などにより呼吸困難に陥ることが多いです。

しゃっくりとともに咳も見られるようであれば、早めに動物病院で心臓の検査を受けましょう。

消化器官の病気

消化管の腫瘍や胃腸炎など、消化器官のトラブルが横隔膜を刺激する場合もあります。

ただのしゃっくりではなく病気にかかっていた場合、元気がなくぐったりしていたり、嘔吐を繰り返すなどさまざまな症状が見られます。

愛猫の腹部が痙攣していたら、どこかに不調がないか、体重が減少していないかなど、全体的な体調を確認してあげましょう。

腫瘍はどの猫でも発症する可能性はありますが、比較的高齢の猫に多く見られます。

それに対して胃腸炎は人間と同じように、ストレスなど、ちょっとしたきっかけで発症することもあるため注意が必要。

日頃から愛猫の体調を注意して見てあげましょう。

脳の病気

横隔膜に直接的な刺激がなくても、脳の病気によって体の一部が痙攣し、しゃっくりのように見えることがあります。

脳の病気はてんかんや脳腫瘍、脳炎、水頭症などさまざまな病気があります。

猫は健康でも寝ているときにビクッとしたり、バタバタとした仕草をすることがあるので、すぐに痙攣が治まった場合や痙攣以外の症状が見られない場合は必ずしも病気とは限りません。

しかし、繰り返し激しく震えたり、激しい痙攣が5分以上続くなどの症状が見られる場合には、緊急性が高い可能性があります。

すぐに動物病院に相談に行きましょう。

猫にとって危険なしゃっくりの見分け方

しゃっくりには生理現象として起こるものと、何らかの病気によって引き起こされるものがあります。

病気が原因の場合は、早期に治療を始めないと重症化してしまうこともあるので注意しましょう。

疾患のサインとして起こる、猫にとって危険なしゃっくりの見分け方について解説していきます。

咳やくしゃみ、吐き気がある

猫のしゃっくりは音がしませんが、ケホッケホッと言うような音がある場合にはしゃっくりではなく咳かもしれません。

しゃっくりはさまざまな原因で起こりますが、咳やくしゃみは基本的に呼吸器に異常があると起こる症状です。

また、吐き気が咳に見えることもあるので、判断がつかない場合には動画を撮って獣医さんに相談しましょう。

いずれの場合も放置すると重症化する可能性があるので、症状が悪化する前の相談が大切です。

呼吸器系の疾患にかかっている場合、重症化すると呼吸困難になってしまうこともあるので、早めに獣医師に診てもらいましょう。

ぐったりしてきた

しゃっくりをしているだけでなく、元気がなくなったり、ぐったりしている場合には病気が隠れているかしれません。

猫は野生の名残が多くあり、天敵に不調を悟られないよう、体の不調を隠すのが上手な生き物です。

分かりやすい症状として表れてきたときには、症状がかなり進行していることもあるのです。

猫のしゃっくりの様子は口頭では伝えにくいため、動画で状態を撮影して獣医師に相談すると良いでしょう。

食欲が落ちた

しゃっくりをしていて食欲が落ちてきたときには注意が必要です。

猫のしゃっくりは生理現象なので、通常はしゃっくりが原因で食欲が落ちることはありません。

体に不調がある、もしくは食道や胃などの消化管でトラブルが起きているのかもしれません。

消化管で腫瘍や胃腸炎などのトラブルが起きている場合は、吐き戻しや吐血といった症状が見られることがあります。

お腹の痙攣以外で、体調不良のサインが見られないか確認してみましょう。

苦しそうに呼吸をしている

しゃっくりだけでなく、呼吸が早かったり、苦しそうに肩で呼吸をしているときも病気が原因の可能性があります。

さらに咳やくしゃみを伴っている場合には呼吸器疾患や心臓疾患が隠れていることも。

猫の意識がはっきりしていて、運動後や興奮が原因で息遣いが荒い場合はそのまま様子を見てもよいかもしれません。

しかし、しばらく経っても苦しそうな状態が変わらなかったり、悪化するようであれば早めに動物病院で診てもらうことをおすすめします。

頻繁にしゃっくりを起こしている

頻繁にしゃっくりを繰り返しているのであれば気をつけたほうがよいかもしれません。

通常のしゃっくりはしばらくすると止まり、一度止まるとすぐにしゃっくりが始まることはありません。

しゃっくりを毎日繰り返すような場合には注意が必要です。

しゃっくりを起こす原因には問題のないものから、病気によるものまでさまざまです。

しかし、ずっと続いていたり他の症状が併発している場合では、一度動物病院に相談しましょう。

1日以上しゃっくりが続く

しゃっくりは通常のものであれば長くても半日から1日程度で落ち着いてきます。

1日以上続くようであれば、何らかの体の不調を疑ったほうがよいでしょう。

生理現象としてのしゃっくりは、痛みはないので苦しい様子はありません。

しゃっくり以外で元気がなかったり、呼吸が荒くないかなど、他の症状が出ていないか観察して見守ってあげましょう。

数日しゃっくりが続いたり、繰り返したりするようであれば動物病院で診察を受けましょう。

猫がしゃっくりをしたときの止め方

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猫のしゃっくりは生理現象なので、病気でなければ自然に治まります。

とはいえ、愛猫のお腹がピクピクと痙攣していると気になるものですよね。

ここでは、猫のしゃっくりを止める方法について解説します。

自然に治まるまで様子をみる

猫のしゃっくりはほとんどの場合、自然に治まります。

痛みや苦しさもないため、猫もそれほどストレスは感じていないと考えて良いでしょう。

初めてのしゃっくりは心配になってしまうものですが、次第に落ち着いていくのを見守るのが一般的な方法です。

まずは、自然にしゃっくりが治まるまで様子を見ましょう。

愛猫の背中や胸を優しくゆっくり撫でる

不安やストレスを感じてしゃっくりをしているケースもありますので、不安やストレスの原因を取り除いてあげることになります。

そんなときはまず、背中や胸部をやさしくゆっくり撫でであげると効果的。信頼されている飼い主さんが優しくケアしてあげましょう。

力を入れると痛がってしまうので、あくまでやさしく撫でるのがポイントです。

そして不安やストレスの原因となることを探し、解決することが改善に繋がります。

毛布などで愛猫の体を温める

先ほど説明したように、寒暖差が原因でしゃっくりを起こすこともあります。

猫が寒い場所にいるときは毛布などで愛猫の体を温めてあげましょう。

冷たい空気を吸い込むことで横隔膜が刺激されている場合もあるので、エアコンで室温を温めるのもよいでしょう。

猫が快適に感じる室温は21℃~28℃。人間が少し暑く感じるくらいの温度が目安です。

猫のしゃっくりを止める際の注意点

上記で説明したように、猫のしゃっくりの解消法は、自然に治まるのを待つか、ストレスを取り除いて症状を緩和させてあげること。

間違った方法で止めようとすると逆効果になりかねません。

ここでは猫のしゃっくりを止める際の注意点について説明します。

無理やり水を飲ませない

ヒトではしゃっくりを止める方法として水を飲むというものがありますが、猫では危険なのでやめましょう。

しゃっくりをしている時に無理に飲ませてしまうと、誤嚥をしてしまい最悪の場合肺炎を起こす可能性もあります。

猫は近くに水を置いておけば、飲みたいときに自分から飲むので、飼い主が飲水を促す必要はありません。

新鮮なお水を用意したり、刺激の少ないぬるま湯を用意してあげるなどして、水が飲みやすい環境を整えておくとよいでしょう。

大きな音を出して驚かせない

猫のしゃっくりは驚かせても止まりません。人間のしゃっくりは驚かすと止まる、という民間療法のようなものがありますが、猫のしゃっくりには効果はありません。

むしろ大きな音で恐怖を感じて、家の中で安心して過ごせなくなってしまう可能性があります。

ストレスを感じ、飼い主に不信感を抱いてしまうことにも繋がるので、絶対にやめましょう。

猫のしゃっくりの予防法

猫のしゃっくりの予防は、原因を考えて対処してあげることが効果的です。

しゃっくりが起こる原因と、その予防法をご紹介します。

落ち着いて食事ができる場所を用意する

しゃっくりのほとんどは猫がごはんを早食いすることが原因です。

落ち着いて食事ができる場所を用意して、ゆっくりとごはんを楽しめる環境を整えてあげましょう。

食器の置かれている場所がテレビのすぐ近くや、人がよく通る場所だと、周囲を警戒して勢いよくごはんを丸飲みしてしまうことがあります。

静かな環境で食べられるように配慮して、食事中はあまり話しかけたり触ったりしないように気をつけましょう。

早食い防止の食器に切り替える

出典:Amazon

猫はもともとフードを丸飲みしやすい動物です。

そのため飼い主さんができることはゆっくり食べられるように、食器を早食い防止のものに変えるのも良い方法です。

こちらのフードボウルは底に凹凸があるため、少しずつ時間をかけないと食べられないデザインになっています。

早食いは嘔吐の原因にもなるので、なかなかがっつき癖が直らない子におすすめです。

キャットフードを変える

キャットフードを大きめの粒のものに変更するのも、しゃっくりの予防に効果的な方法です。

フードが小さ過ぎると、咀嚼せずに飲み込んでしまうことが多く満腹感が得られません。

そのため過食になってしまい、膨らんだ胃が横隔膜を刺激してしまうことも。

しゃっくりの予防のためには、猫が噛み砕きやすい大きさのものを選んであげることが大切です。

食事量や回数を調整する

食事量や回数を調整して早食いしないように工夫する方法も、食後のしゃっくりの予防に繋がります。

猫は空腹の時間が長いとお腹が空き過ぎて早食いをしやすくなります。

なるべく空腹を感じさせないように、食事の間隔を短くすると良いでしょう。

ただし、カロリーオーバーにもなりやすいので、肥満にならないように食事量も併せて調整することが大切です。

1日の食事量は変えずに食事を3~4回に分けて与えると良いでしょう。自動給餌器を利用すると簡単に調整できますよ。

   

活動係数

   
計算

愛犬の1日あたりのフードの量

g

       

2回に分けて与える場合 g/1回

3回に分けて与える場合 g/1回

4回に分けて与える場合 g/1回

   

愛犬の1日あたりに必要なカロリー

kcal

常温のごはんや飲み水を与える

冷たいごはんや飲み水は横隔膜を刺激して、しゃっくりを起こしやすくしてしまいます。

私たち人間は冷たい飲み物を飲みたくなるときもありますし、猫によっては冷たい飲み物を好む子もいます。

ですが冷水は下痢や軟便の原因にもなりますので、常温のごはんや飲み水を与えましょう。

猫は寒さに弱い動物です。寒冷による刺激はしゃっくりだけでなく、体調不良の原因にもなるので注意が必要。

ごはんや飲水は常温から人の体温くらいまでの温かさのものが適切です。

子猫がミルクを飲んだ後はゲップをさせる

子猫がミルクを飲んだときは一緒に空気を吸い込んでしまうので、軽く背中を叩いてゲップさせてあげましょう。

空気を一緒に吸い込むと、胃が膨らんで横隔膜を刺激し、しゃっくりが起こりやすくなります。

子猫のときは内臓が未発達なため、しゃっくりをよく起こします。

ミルクを飲ませるときは、ゲップをさせて胃の中の空気を出しながら与えましょう。

食後の激しい運動は避ける

食後のまだ食べ物が十分に消化されていないときに激しく運動すると、しゃっくりが起こりやすくなるだけでなく、胃拡張捻転症候群を起こすリスクもあります。

食事の後すぐに遊びに誘ったりしないように気をつけましょう。

猫は遊びの時間が足りていないと、ごはんを食べたばかりでも飼い主さんにかまって欲しがることがあります。

愛猫にストレスを与えないためにも、食後ではない時間帯に毎日10分~15分ほど遊ぶ時間を確保してあげましょう。

ブラッシングは欠かさず行う

毛玉が原因で起こるしゃっくりを防ぐため、ブラッシングは欠かさず行いましょう。

長毛種では毎日ブラッシングしてあげるのが理想です。短毛種でも週に1回程度は必ず行いましょう。

夏前や冬前などの換毛期は抜け毛が非常に増えるため、特に注意が必要です。

毛玉の吐き戻しの予防にもなるため、できるだけ欠かさずに行いましょう。

不安やストレスを取り除く

しゃっくりが特定の状況で起こる場合、不安やストレスが原因と考えられます。

愛猫が何にストレスを抱いているのか観察して、原因を取り除きましょう。

不安やストレスを取り除くのが難しい場合、おやつで気を紛らわせたり、スキンシップをたくさんとってリラックスできる時間をつくることが対策になります。

ストレスの原因を簡単に特定するのは難しいですが、ちょっとした環境の変化でもストレスを抱えるものです。

直近で環境の変化がなかったか、愛猫周りの変化に関して確認してみましょう。

猫にとっての快適な室温を保つ

猫は寒さに弱い動物なので、快適な室温を保つことが大切です。

寒冷による刺激はしゃっくりを引き起こしやすいので、猫が快適に過ごせる21℃~28℃程度に室温を保ちましょう。

人間が少し暑いと感じるくらいの温度が猫にとっての適温です。

厳密には長毛種と短毛種など、猫種によって快適な温度は違うので、猫用のブランケットやホットカーペットを用意してあげてください。

猫自身が過ごしやすい場所に移動できる室内環境を整えてあげましょう。

この記事の執筆者・監修者

長谷川 諒

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長谷川 諒

獣医師/潜水士/株式会社Ani-vet代表取締役/犬猫生活財団評議員

大学卒業後、動物病院での診療や保護猫活動の支援に携わる傍ら、現役獣医師によるメディアでの知識啓蒙にも取り組んでいる。

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