猫種

シャム猫(サイアミーズ)の性格・特徴・寿命|価格から飼い方まで徹底解説

nademoコンテンツ内にはPRが含まれます。詳しくはコンテンツガイドラインをご確認ください。

※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
※ 記事内に含まれる情報は常に最新情報を提供できるよう更新しておりますが、都度詳細が変更されることはあるため、最新の情報は必ず各公式サイトを通じてご確認ください。
※ 本記事はnademoが独自に制作しており、メーカー等から商品提供を受けることもありますが、記事内容や紹介する商品の意思決定には一切関与していません。
※ 記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がnademoに還元されることがあります。
※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。

nademoの運営体制・コンテンツガイドライン

シャム(サイアミーズ)の特徴は?性格や寿命、飼い方のポイントを解説

綺麗な瞳と毛並み、すらっとした体が魅力的なシャム。サイアミーズとも呼ばれています。

人なつっこく、鳴いて甘えてくる姿に「話しかけられている」と感じる子煩悩な飼い主さんも少なくないようです。

タイ原産の猫種で、その姿や性質から世界中で人気を博しています。そんなシャムの性格や特徴、飼うときの注意点などについてわかりやすくまとめました。

この記事の結論

  • 透き通ったブルーの瞳とスレンダーなボディで知られるのが、タイ原産のシャム
  • 人との交流や絆を大事にし、家族の一員としての自覚も持つ猫種
  • 日本ではシャムと呼ばれることが一般的だが、海外ではサイアミーズ(Siamese)と呼ばれる
  • 好奇心旺盛なところもあるため、誤飲誤食やリスクのある場所への対策をしておく

nademo編集部

担当執筆者

nademo編集部

編集部

nademo編集部が調査した愛犬・愛猫に関する情報をお届け。
愛犬・愛猫との新しい生活を応援する、大切な情報や豆知識をご紹介しています。

シャム(サイアミーズ)の特徴

細身でありながらも筋肉質で、優雅な動きが印象的なシャム。美しいブルーの瞳を動かしながら、優雅で知的な表情をしばしば見せてくれます。

毛色は体の中心が淡い色で、耳、顔、足先、尾の先が濃い色になっている「ポイントパターン」です。

代表的な毛色はクリーム色の体にチョコレート色のポイントが特徴のシールポイント。ほか、チョコレートポイントやブルーポイントなどのバリエーションがあります。

性格面では、コミュニケーション能力の高さが特徴です。好奇心旺盛で、愛らしい声で鳴きながら飼い主や同居のペットなどともよく交流します。美しい外見と愛らしい性格を兼ね備えた、魅力的な猫種として人気です。

人と触れ合うことが好きな性格

心を開いた相手には懐きやすい

おしゃべり好きでよく鳴く

活発で運動量が多い

 その他情報

原産地 タイ
猫種公認団体 CFA,FIFe,GCCF,TICA
大きさ 中型
平均寿命 12歳~15歳
なりやすい病気 慢性腎臓病,進行性網膜萎縮症(PRA),幽門狭窄,乳び胸
参考価格 15万円~25万円前後
       

被毛

抜け毛 少ないor多い
毛質 シングルコート
毛色 ブルー,シール,ライラック,チョコレート,レッド,トーティ
毛の長さ 短毛

体高

男の子23cm~25cm
女の子23cm~25cm

体重

男の子3kg〜5kg
女の子3kg〜5kg

シャム(サイアミーズ)の歴史

シャムの歴史は古いものの、詳細は明らかになっていません。ただ、この「シャム」という名前は、タイ(旧シャム王国)生まれの猫であることに由来しています。

タイ王国は20世紀前半まで、シャム(Siam)というのが正式な国名でした。これが1939年6月24日、首相が国名を「タイ」に変更しています。

現タイには古くから3種類の猫が存在しており、シャムはその優美な姿から王室や貴族に人気の猫種でした。そして1884年、イギリスへと渡っていき、ロンドンを中心として特徴的な毛色が瞬く間に人気になりました。

第二次世界大戦時には多くの猫種が絶滅の危機に瀕しており、これはシャムも同様。この機を境に他の猫種とも交雑が行われ、より細身が強調される体格になったのです。

そのため、これ以前のやや丸い体格のシャムを「トラッドスタイル」「オールドスタイル」と呼び、これ以降の細身のシャムを「モダンスタイル」と呼んでいます。

海外ではサイアミーズ呼びが一般的

日本ではシャムと呼ばれていますが、海外ではサイアミーズ(Siamese)の呼称が一般的です。

シャムの愛好家や飼い主は呼び方の違いを認識しており、猫種についての情報などを共有する際には両方の呼び名を併記することが多いようです。

シャム猫とタイ猫の違いは体格

シャム猫とよく似たタイ猫というのは、アメリカを原産とする猫種で、この2種はよく似ています。それもそのはず。前述したように、シャム猫は交雑前の「トラッドスタイル」「オールドスタイル」と、交雑後の「モダンスタイル」の2種類が存在します。

キャットショーなどでは細身のモダンスタイルが非常に人気でしたが、繁殖家たちの努力により旧スタイルのシャムも徐々に認められていきます。その結果、2009年には「トラッドスタイル」「オールドスタイル」の猫種も、別の猫種としてTICAに正式登録されました。

この体が丸っこい「トラッドスタイル」「オールドスタイル」の猫種こそが、タイ猫です。つまり、現在のシャムは元々がタイと同じ猫種で、最近まではどちらもシャムとして呼ばれていた、ということになりますね。

シャムの身体的特徴

シャム(サイアミーズ)は、美しいブルーの瞳とスレンダーなボディが特徴的な猫種です。起源がタイ(旧シャム王国)にあり、そこから由来した猫種名で呼ばれています。

ショートコートで、毛色は体の中心部分が淡いクリーム色や白色なのに対して顔の中心部や足先、耳、尾の先が濃い色になっているのが特徴です。

社交的な人懐っこい性格で、飼い主に対して忠実で愛情深い猫です。好奇心旺盛で遊び好きな一面もあります。

鳴き声が独特で、鳴くことでコミュニケーションを取る姿から「話す猫」と呼ばれることもあります。

シャムのサイズ(体高・体重)

シャムの平均的なサイズは以下のとおり。体高だけ見てみると、サイズとしては中型に近い猫といえます。

体高23cm~25cm
体重3kg~5kg

中型に近いサイズ感ではあるものの、体重は特に重いわけではありません。成猫になっても5kg程度と、一般的な猫のサイズ感だと言えるでしょう。

全身がスラッとした体格で、顔はV字。手足は長く伸びており、薄くて大きい耳や小さな口が特徴的です。

シャムの被毛・毛色

シャムの基本的な被毛はシールと呼ばれるクリーム系の色に対して、黒系のポイントが入るパターンです。

  • シール
  • チョコレート
  • ライラック
  • ブルー
  • レッド
  • トーティ

シールのポイントパターンが圧倒的に多く、レッドやトーティ、ライラックなどは希少種です。体に斑点や縞模様のポイントカラーが入った個体もいます。

シャムの性格・習性

シャムは、その特徴的な性格と習性で愛される猫種。飼い主や家族との交流を楽しみ、友好的に接します。人間との絆を大事にし、家族の一員としての自覚も。その姿は犬のようだともいわれます。

新しい刺激に対して興味を持ち、探検することが好きです。家の中を駆け回る姿は活発さと知識欲を示しています。

鳴き声が独特なことも特徴のひとつ。ときには大きな声で鳴きまくることも。これは、感情表現や意思表示の一環です。

高い知性も持っており、知的な刺激を求めます。知育玩具などでよく遊んであげると満足します。才色兼備の素晴らしいパートナーになりうる猫種といえるでしょう。

「シャムはうるさい?」は本当?

「シャムはよく鳴く」「声がうるさい」と言われることがありますが、これは本当です。シャムはコミュニケーション能力が非常に高く、飼い主に対してさまざまな声で話しかけるのが大好きです。

  • 理由
    • コミュニケーション:シャム猫にとって、鳴き声は「お腹がすいた」「かまってほしい」「遊んでほしい」といった意思表示の手段です。
    • 寂しがり屋:甘えん坊で寂しがり屋な性格から、飼い主の注意を引くために大声で鳴くことがあります。
  • 正しい接し方
    • 無視しない:鳴き声に耳を傾け、要求を理解しようと努めましょう。
    • 遊びで応える:単に「うるさい」と無視するのではなく、おもちゃで遊んであげるなど、積極的にコミュニケーションを取る時間を確保しましょう。

神経質なのは本当?

シャム猫は、賢く繊細な一面も持ち合わせており、環境の変化やストレスに敏感に反応することがあります。「神経質」と言われるのはこのためです。

  • 理由
    • 環境の変化に弱い:新しい家具の配置や、知らない人が家に来るなど、環境の変化でストレスを感じやすい傾向があります。
    • 運動不足:運動能力が高く、活発なため、十分な運動ができないとストレスが溜まり、攻撃的になったり、異常な鳴き声をあげたりすることがあります。
  • 正しい接し方
    • 生活環境を整える:静かで安心できる場所(隠れられる場所)を用意してあげましょう。
    • 十分な運動量:キャットタワーを設置したり、毎日おもちゃで遊んであげたりするなど、上下運動ができる環境と、十分な遊び時間を確保しましょう。

シャム猫の独特な性格を理解し、その個性に合わせた適切なコミュニケーションと飼育環境を整えることで、より深い信頼関係を築くことができます。

シャムの見分け方

シャムとよく似ていると言われる猫としてトンキニーズがいます。トンキニーズシャムとバーミーズを交配させて誕生した猫種なため、外見も非常に似ています。

そんな2匹を見分けるには瞳の色を確認してみましょう。トンキニーズは「アクア、イエローグリーン、ブルー」などバリエーション豊富ですが、シャムの瞳の色はサファイアブルーのみです。

シャム(サイアミーズ)の平均寿命やかかりやすい病気

シャムは、遺伝的にかかりやすいとされる病気がいくつかあります。日頃から愛猫の様子をよく観察し、少しでも異変に気づいたら、すぐに獣医師に相談することが早期発見の鍵となります。

シャムの平均寿命

猫全体の平均寿命は約15歳であるのに対して、シャムの平均寿命は12歳から15歳程度といわれています。 

養育環境や栄養、健康管理などによるところも大きいので、一般的な指標として参考にしてください。​​

シャムがかかりやすい病気

慢性腎臓病長期間かけて腎臓の機能が低下し、あらゆる症状を引き起こして死に至る病気
進行性網膜萎縮症(PRA)網膜が徐々に変性して視力が低下していき、失明に至る遺伝性疾患
幽門狭窄胃の出口が狭くなり、嘔吐や食欲不振を起こす病気
乳び胸胸部に乳び液と呼ばれる液体が貯留し、咳や呼吸困難などを起こす

多くの猫に見られる腎臓病はどんな猫でも注意が必要で、シャムであっても対象外ということはありません。加えて眼疾患である進行性網膜萎縮症や、幽門狭窄、乳び胸についても理解が必要です。

どれだけ注意していても、予防していても、なるときにはなるのが病気。体への負担を減らすためにも、早期発見ができるように定期的な健康診断を忘れないようにしましょう。

慢性腎臓病

慢性腎臓病(まんせいじんぞうびょう)別名CKDは猫によくみられ、シャムもかかりやすいといわれています。腎臓の機能が徐々に低下する疾患です。

初期段階では症状がほとんど現れません。進行すると徐々に腎機能が低下し、尿量の減少や食欲不振、体重減少、嘔吐、脱水症状、口臭、尿の異常等の症状が現れることがあります。

診断は血液検査や尿検査、画像検査などで、腎機能低下や尿中の異常成分の検出等を行います。

慢性腎臓病は進行が避けられない場合もあります。 個体によって症状や進行速度は異なるため、コンスタントな受診と早期発見、適切な管理が重要です。

進行性網膜萎縮症

進行性網膜萎縮症(しんこうせいもうまくいしゅくしょう)は猫における遺伝性疾患であり、網膜の神経細胞が徐々に進行し視力が衰える病気です。

初期症状はほとんどなく、年齢とともに進行し視力低下や視覚障害が現れます。 

診断は眼科検査や網膜の画像検査で行われます。

現在、PRAの治療法は存在しません。病気の進行を遅らせるために、栄養補助食品や抗酸化剤を投与することもありますが、進行を完全に止めることはできません。

繁殖時に遺伝子検査を行い、進行性網膜萎縮症の遺伝子を持つ猫を増やさないことが重要です。

幽門狭窄

幽門狭窄(ゆうもんきょうさく)は消化器系の疾患です。幽門(胃と十二指腸の間の筋肉部分)が狭まり、食物や胃液が胃から十二指腸に流れなくなる病気です。

原因は多岐にわたりますが、主な問題としては腫瘍や腫れによる圧迫、炎症、先天的な異常、外傷などが挙げられます。

症状は嘔吐や食欲不振、体重減少、腹部の膨満感、便秘、腹痛などが一般的です。獣医師による身体検査や血液検査、X線、超音波検査、内視鏡検査などで診断されます。

治療方法は一般的には手術が多く、幽門の拡張や異常な組織の除去などを行います。早期の診断と治療が重要です。適切な処置が行われない場合、栄養不良や合併症のリスクが高まります。

乳び胸

乳び胸(にゅうびきょう)は、腸で吸収した脂肪を含むリンパ液(乳び)が何らかの理由で上半身に流れてしまう病気です。腸からきた乳びが胸の静脈で血液と混ざり、胸管から漏れると症状が出ます。

心臓病やリンパ腫などで静脈圧が上がることで発症するほか遺伝的な要因が考えられ、シャムには特に多い疾患のひとつといわれています。

現状、治療法は確立していません。手術での治癒率が上昇傾向にありますが、大きな手術は体に負担がかかります。早期発見と治療が大切です。

シャム(サイアミーズ)の価格相場と飼育費用

シャムは日本国内では、15万円から25万円前後で取引されることが多いです。

ブリーディングに遺伝的な健康問題を考慮する必要があり、専門性が問われます。ほか、適切な繁殖環境の確保や健康管理、子猫のケアなどに多くの時間と労力が必要です。

他種の猫と同様、健康診断、ワクチン接種、適切な社会化などにも費用がかかり、これらも価格に反映される要素となります。

初期費用(お迎え時にかかる費用)

生体価格以外に、猫を家族に迎えるために最初に必要となる費用があります。

項目費用の目安
生体代10万円〜25万円
ケージ・キャットタワー1万円〜3万円
食器・トイレ・ベッドなど5,000円〜1万円
キャットフード(初期分)3,000円〜5,000円
ワクチン接種費用5,000円〜1万円(1回あたり)
マイクロチップ装着費用3,000円〜5,000円
爪切り・ブラシなど2,000円〜5,000円
合計約12.8万円〜29.6万円

月々の維持費

日々の生活で継続的にかかる費用も把握しておくことが重要です。

項目費用の目安(月額)
食費(フード・おやつ)5,000円〜7,000円
トイレの砂代1,000円〜2,000円
水道光熱費(室温管理など)1,000円〜2,000円
医療費(保険料含む)3,000円〜5,000円
その他(おもちゃ、消耗品など)1,000円〜3,000円
合計約1.1万円〜1.9万円

これらの費用はあくまで目安であり、フードの種類や生活環境、病気の有無によって大きく変動します。特に、病気や怪我で高額な医療費が必要になる可能性も考慮しておきましょう。

シャム(サイアミーズ)の飼い方

シャムの活発で明るい性格と知性を伸ばし、健康的に暮らしてもらうためのポイントがいくつかあります。

シャムの子をお迎えしたい!という方は、こちらで紹介するポイントをふまえて、ライフスタイルを整えてみてはいかがでしょうか。

シャムを飼うのに向いている人の特徴

シャムは思っている以上に寂しがりやな性格なので、クールな印象とは全く異なります。

そのため、もしシャムをお迎えしたならば、常に一緒にいられるぐらい時間を共にできる人が向いているのです。

たくさんコミュニケーションをとりたい人

シャムは「犬っぽい猫」といわれるほど人懐っこい猫種で、一般的な猫のようにマイペースで付かず離れずといった猫ではありません。

人と関わることが大好きなので、愛猫とたくさんコミュニケーションをとりたい人に向いているでしょう。

飼い主とおしゃべりするのが大好きなので、自宅で静かに過ごしたい人にはあまり向いていない猫種ともいえます。

一緒に過ごす時間を積極的にとれる人

シャムは甘えん坊で寂しがり屋な猫種と言われており、前述の通り飼い主さんとの時間を大切にする猫種です。

ひとりで過ごす時間が長くなってしまうと、寂しさからストレスが溜まってしまい、問題行動を起こしたり体調に異変をきたしてしまうことも。

そのため、愛猫と一緒に過ごす時間を積極的にとれる人に向いていると言えるでしょう。

習性を理解した運動やしつけ

しつけは根気強く行う

猫のしつけ方

シャムのしつけには、根気と継続性が重要です。知識欲旺盛で前向きな性格の子が多いため、自己主張が強くなることがあるからです。

しつけはポジティブに褒め言葉やおやつなどの報酬で、行動を促すことが効果的です。丁寧に一貫した指導を行います。

エネルギッシュで遊ぶことが好きな一面もあります。安全に配慮しながら、十分な運動が行える環境を整備します。食事やトイレの場所、遊びの時間などを定めることで安心感を得て、しつけの効果も向上するでしょう。

イタズラは触れられないように対策をし、トイレはタイミングを見計らって誘導してあげると覚えやすくなります。

しっかり運動ができる環境を整え

家の中で十分な運動ができる環境を整えるためにできることとして、主に以下の4点が挙げられます。

興味を引くおもちゃや遊び道具を提供ボール、ネズミ型のおもちゃ、羽根付きのおもちゃなどが効果的です。
キャットタワーの設置高さがあると視界が確保でき、運動を楽しめます。
隠れ家やトンネルを用意あると安心します。自由に出入りできる箱や袋を用意したり、猫トンネルを設置したりすると良いでしょう。
プレイタイムを定期的に毎日、時間を設けて一緒に遊ぶことも重要です。

こうしたアイデアを活用することで、家のなかでのびのびと過ごせることでしょう。

毎日5~10分は一緒に遊ぶ時間を作る

出典:Amazon

遊びは猫の自然な運動の一部です。 適度な運動が健康を促進し、肥満や関節疾患などのリスクを軽減します。

慎重に動いたり、ジャンプしたりすることでエネルギーも消費できます。好奇心を刺激し、知的能力の向上にも役立つでしょう。

新しいおもちゃや遊び方を工夫することで、精神的な充実度も高まります。獲物を狩猟させる、猫の本能を刺激する遊びであることが大切です。

また、一緒に遊ぶことでコミュニケーションも生まれます。毎日遊んであげることで絆を強く感じ、幸福度も増すでしょう。

基本的なお手入れ方法

ブラッシングは週2~3回が目安

犬と猫のブラッシングの正しいやり方

シャムの被毛は短く密集しており、定期的なブラッシングが必要です。週2~3回を目安にブラッシングすることで抜け毛や毛玉を予防し、健康的な毛並みを保ちます。

自分でグルーミングをする習慣がある子は、舌で被毛を舐めることも多いです。ブラッシングで抜け毛を減らすことで、毛球症のリスクを軽減します。

また、ブラシが皮膚に触れることで血行が刺激され、皮膚の健康維持に役立つほか、皮膚や被毛の異常、腫れや傷の早期発見にも繋がりますよ。

個体差や季節によって、ブラッシングの頻度を変える必要も。皮膚の状態を観察して、調整するといいでしょう。

歯磨きは毎日、最低でも3日に1回行う

歯周病のリスク

猫も人間と同様に定期的なデンタルケアが必要で、歯磨きを適切に行なっていないとすぐ歯周病になってしまいます。

歯周病は口腔内の病気というだけではなく、症状が進行すれば歯が抜け落ちたり、細菌が内臓にまで達してしまうこともあります。

猫は虫歯にはなりにくいのですが歯周病になりやすいので、歯磨きはできるだけ毎日、最低でも2~3日に1回は行いましょう。

また、猫は口を触られるのを嫌がる子が多いので、子猫のうちから少しずつ練習して早めに慣れさせるのがおすすめです。

安全のための環境構築

快適に過ごせる室温を心がける

犬や猫が快適に過ごせる室温と湿度

猫は温度変化に敏感です。長時間の暑さや寒さは、心身に悪影響を及ぼすおそれがあります。

一般的に猫は人間と同じかやや高めの気温が適していると言われており、寒すぎたり暑すぎることがなければ問題ありません。

快適な室温20℃~25℃
快適な湿度50%~60%

夏場は24℃程度を保ち、冬場は22℃程度を保っておけば安心です。冷暖房装置やサーキュレーターファンを使用して、室温を調整しましょう。

誤食する危険のあるものは片付けておく

犬や猫が誤飲しやすいもの

シャムはその旺盛な好奇心から、小さな物を誤って飲み込んでしまうことがあります。

細かい部品やビーズ、ゴム製品、ボタンなど、誤食の可能性があるものは片付けておきましょう。小さいものはもちろん、大きいものでも破損しやすいと誤飲するリスクがあります。

ひもや電源コードなども噛みがちです。感電のリスクから守るために、きちんと養生しましょう。害虫駆除剤なども、触れられない場所に保管・設置する必要があります。

健康維持の食生活

フードは総合栄養食の高タンパク質のものを選ぶ

キャットフードの種類と目的

シャムを含め、猫は完全肉食動物です。野生の祖先から受け継いだ食を基本としています。

肉や魚に含まれるタンパク質は、健康維持や成長に重点を置いた栄養素。動物性タンパク質が中心だと良いでしょう。

総合栄養食や総合栄養食基準の高タンパク質フードは、必要とするタンパク質を正しい量で摂取できるように設計されています。

筋肉の発達や維持、必要なエネルギーの確保、免疫力強化などの観点からも重要です。好みもありますので、いくつかのフードを試して美味しそうに食べてくれるものを常備するといいでしょう。

おすすめのキャットフード3選

おすすめ!

レティシアン

カナガンキャットフード チキン

子猫からシニアまで、あらゆる年齢の愛猫に安心して与えられるカナガンのキャットフード チキン。

ペット先進国として知られるイギリス産。現地の厳しい基準をクリアし、人間が食べておいしい品質の原材料を使って専門工場で作られているフードです。

香料・着色料は不使用。シャムに必要なビタミンやミネラル、タウリンなどもバランスよく配合しています。

おすすめ!

グランツ

キャットフード 無添加 グレインフリー 全年齢用 チキン&サーモン味

新鮮なチキンとサーモンをたっぷり使ったグランツのキャットフード チキン&サーモン味。

グレインフリーで、人工添加物を使用していません。10日前後で食べきれる量だから、劣化の不安もナシ。

良質な野菜と芋類を使って、ナチュラルにビタミンやベータカロテンを補える工夫がされています。小粒で食べやすく、子猫やシニアも無理なく食べられます。

おすすめ!

クプレラ

ホリスティックグレインフリーキャット

クプレラのホリスティックグレインフリーキャットは高級魚の銀ヒラス​​をはじめ、シロギスやマダイをベースに作られた総合栄養食。

全年齢対応で、サツマイモやコンブ、アルファルファ、チコリなどの芋・野菜類も豊富です。

消化酵素やマルチビタミン、プロバイオティクス、必須アミノ酸​​を含んでいるのも特徴のひとつ。オーガニック素材を積極的に使用しています。

シャム(サイアミーズ)の理解度チェック

シャム(サイアミーズ)の理解度チェックで、深く理解しよう!

この記事の執筆者

nademo編集部

執筆者情報

nademo編集部

編集部

新しい家族を迎えるペットファミリーにとって、欲しい情報をnademo編集部がお届けします。
「いつまでも どこまでも」必要な情報を理解するだけではなく、心もお腹も満たされるような日々のために。
&nademo(アンドナデモ)のコンセプトをもとに、飼い主さんとペットが安堵できる時間を演出します。


※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
※ 本記事はnademoが独自に制作しており、メーカー等から商品提供を受けることもありますが、記事内容や紹介する商品の意思決定には一切関与していません。
※ 記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がnademoに還元されることがあります。
※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。

-猫種
-