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テリア犬種の中でも歴史が古いとされているスコティッシュ・テリア。
真っ黒な毛並みが美しく、はつらつとした元気いっぱいの性格で愛されています。
日本での飼育頭数は少ないものの、映画やイメージキャラクターに起用されていることから、名前やその姿を知っているという人もいるのではないでしょうか。
しかし、性格や習性など、詳しい特徴については分からないケースが多いはずです。
本記事では、スコティッシュ・テリアを知りたい、お迎えしたいという人に向けて、その魅力をたっぷりとご紹介。
身体的な特徴や性格・習性など内面の特徴、飼い方のポイントについて触れています。
スコティッシュ・テリアの隠された魅力を知れば、きっとお迎えしたくなってしまうはずです。
この記事の結論
- テリア種の中でもっとも古い歴史を持つと言われている
- 活発で体を動かすことが好きなので、小動物を追いかける習性がある
- 小型犬の中では平均寿命が短い方で、11歳～13歳程度だと言われている
- 猟犬気質な面もあるため、攻撃性が出ても止められるようなトレーニングが必要
担当執筆者
編集部ライター
動物に携わる職を目指し、飼育について学ぶ専門学校へ入学。
牛の魅力にハマり、卒業後は酪農スタッフとして牧場で乳牛と過ごし、居住地が変わることをきっかけに、動物看護士に転職。
現在はこれまでのペットに関する経験を活かしながらライターとして活動中。
担当執筆者
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もくじ
スコティッシュ・テリアの特徴
太い眉毛に豊富なあごひげがチャームポイントのスコティッシュ・テリア。イギリスにあるスコットランドが原産の小型犬です。
原産地であるスコットランドから、その名が付けられており、「スコッティ」や「スコッチ」の愛称で親しまれています。
スコティッシュ・テリアはCMやブランドのイメージキャラクターに起用されており、海外では著名人の愛犬としても有名。
勇敢で賢いテリア種特有の気質をもっており、過去には狩猟犬として活躍していました。
人間に対して友好的ですが、その独特な気質ゆえ、家庭犬として迎えるにはしっかりとしたしつけが求められます。
とても賢く、勇敢な性格
懐きやすさと気難しさがある
しつけ次第では吠えづらくなる
身軽で俊敏に動ける
その他情報
| 原産国 | スコットランド |
| 大きさ | 小型 |
| 平均寿命 | 11歳～13歳 |
| なりやすい病気 | 悪性リンパ腫,フォン・ヴィレブランド病,肺動脈弁狭窄 |
| 参考価格 | 30万円前後 |
体毛
| 抜け毛 | 平均的 |
| 毛質 | ダブルコート |
| 毛色 | ブラック,ウィートン,ブリンドル |
スコティッシュ・テリアの身体的特徴
スコティッシュ・テリアの小柄な体型は、地中に潜るアナグマ猟を行うのに適していました。
短い足は素早く穴を掘るのに役立ち、小型犬でありながらも骨格は骨太でがっしりとしています。
長い被毛に覆われた体は筋肉質で、見た目以上にたくましいのです。
スコティッシュ・テリアのサイズ（体高・体重）
| 体高 | 25.4cm～28cm |
| 体重 | 8.6kg～10.4kg |
足が短めであることから、スコティッシュ・テリアの体高は平均25.4cm～28cmと低いです。
小柄に見えますが骨格が骨太なので、体重は平均して8.6kg～10.4kgとずっしり。
見た目と体格にギャップがあるスコティッシュ・テリアをだっこすれば、その重みに驚く人は多いはずです。
スコティッシュ・テリアの毛色・被毛
真っ黒な被毛が印象的なスコティッシュ・テリアですが、毛色は3種類存在します。
- ブラック
- ブリンドル
- ウィートン（小麦色）
スコティッシュ・テリアの毛色はブラックが王道ですが、ブラックにさまざまなカラーが混ざったブリンドル、優しい印象を受ける小麦色のウィートンも素敵です。
特にウィートンはスコティッシュ・テリアの中でも流通量が少ない希少な毛色として知られています。
スコティッシュ・テリアの被毛は硬さのあるオーバーコートと柔らかいアンダーコートに分かれるダブルコートです。
癖のある硬い毛は絡まりやすいので、こまめなお手入れで美しい被毛を保つ必要があります。
スコティッシュ・テリアの運動能力
スコティッシュ・テリアは活発で体を動かすことが大好きな犬種です。
狩猟犬としての本能から、小動物を追いかける習性があります。
毎日の運動量をしっかりと確保し、運動欲求を満たしてあげるとストレスなく過ごせるでしょう。
スコティッシュ・テリアの平均寿命
スコティッシュ・テリアの平均寿命は11歳～13歳だといわれています。
小型犬の平均寿命が14歳前後であることを考えると、スコティッシュ・テリアは小型犬の平均よりやや短め。
しかし15歳を超えて長生きするケースも少なくないので、愛情のあるお世話で健康面に気を配れば長寿を目指せるはずです。
スコティッシュ・テリアの注意したい病気
| 悪性リンパ腫 | 白血球の中のリンパ球ががん化する病気 |
| フォン・ヴィレブランド病 | 血が止まりにくくなる遺伝性疾患 |
| 肺動脈弁狭窄（はいどうみゃくべんきょうさく） | 肺動脈弁の開口部が狭くなり、右心室から肺動脈に向かう血流が妨げられる病気 |
スコティッシュ・テリアがかかりやすい病気は、「悪性リンパ腫」「フォン・ヴィレブランド病」「肺動脈弁狭窄（はいどうみゃくべんきょうさく）」の3つです。
悪性リンパ腫
1つ目の悪性リンパ腫とはいわゆる血液のがんを意味します。
体にあるいずれかのリンパ系ががん化する病気で、体の腫れやしこり、食欲不振、活動低下などの症状があらわれます。
進行すると全身に拡がってしまうため、初期に発見して迅速に治療することが大切です。
抗がん剤治療で症状の改善が期待できますが、がんがすっかり消え去るわけではありません。
対症療法と抗がん剤を上手く使いながら、がんの進行を抑えるのが一般的な治療法です。
フォン・ヴィレブランド病
2つ目のフォン・ヴィレブランド病はスコティッシュ・テリアの遺伝性疾患。
出血が止まらない、小さな傷でも出血が多い、あざができやすい、といった症状がある非常にまれな病気です。
見た目では気が付きにくい病気のため、避妊去勢手術などの術前検査で発覚することも。
フォン・ヴィレブランド病は治療方法が確立されていないため、上手く付き合っていく必要があります。
肺動脈弁狭窄
3つ目の肺動脈弁狭窄（はいどうみゃくべんきょうさく）は、生まれつき肺動脈弁やその周りが狭くなっている先天性の疾患です。
肺動脈の血流が悪くなることで右心室に負担がかかり、呼吸困難、咳、すぐに疲れるといった症状が目立ちます。
日常生活に支障がない軽度な状態であれば、激しい運動を控える、体重管理に気を付けるといったことに注意しながら経過観察で済みます。
重度の場合は狭窄部分を拡げる手術が必要です。
こうした病気を早期発見するためにも、普段から体調に変化がないかコミュニケーションを通して確認し、異変に気が付いたら些細なことでも獣医師に相談しましょう。
後天的な病気の予防には、バランスのとれた食事、適度な運動、ストレスの少ない生活を心掛けることが大切です。
スコティッシュ・テリアの見分け方
スコティッシュ・テリアのほかにもヨークシャー・テリアやウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアなど、雰囲気が近いテリア種は多いです。
スコティッシュ・テリアを見分ける際は、太くて立派な眉毛と口周りのボリューミーなひげに注目してみてください。
眉毛とひげは最も特徴的な部分であり、スコティッシュ・テリアのチャームポイントです。
スコティッシュ・テリアの登録頭数
ジャパンケネルクラブ（JKC）が公表している、血統登録・血統証明書が発行されている2023年（1月～12月）犬種別犬籍登録頭数によると、スコティッシュ・テリアの登録頭数は120頭です。
スコティッシュ・テリアを国内で見かける機会は少なく、ブリーダーの数も限られています。
ご近所さんが連れているところや地域のペットショップで見かけたら非常にラッキーな犬種です。
特徴的な太眉とたっぷりのひげを蓄えたスコティッシュ・テリアをぜひ見つけてみてください。
スコティッシュ・テリアの性格・習性
スコティッシュ・テリアは一体どんな性格や習性をもつ犬種なのでしょうか。
個体による違いはありますが、本質的な傾向は以下の通りです。
- 元気で活発
- 賢く物覚えが良い
- 勇敢で気が強い
上記は猟犬として活躍していたテリア種に共通する性格の特徴です。
スコティッシュ・テリアの場合は、特に賢さと気の強さが際立っています。
魅力たっぷりのスコティッシュ・テリアの性格と習性を深掘りしていきましょう。
元気で活発な性格
スコティッシュ・テリアは元気いっぱいに動き回る活発な性格です。
人間に対して友好的なので、一緒に遊ぶととても喜んでくれます。
一緒に暮らせば活動的な毎日になること間違いなしで、飼い主さんが運動不足がちでも簡単に解消されるかもしれませんね。
賢く物覚えが良い
スコティッシュ・テリアは狩猟犬として活動していた過去から、非常に賢く物覚えが良いです。
優秀な判断能力を兼ね備えており、子犬の頃からしっかりとしつければ苦労することも少ないでしょう。
賢いからこそ適切なしつけはとても重要になり、正しい習慣を覚えてもらう必要があります。
勇敢で気の強い一面もある
スコティッシュ・テリアには猟犬の気質があるため、物事に動じない勇敢な性格をしています。
獲物を狩る執念のなごりで気が強い一面があり、場合によってはほかの犬に吠える攻撃的な姿勢がみられることもしばしば。
気の強さを助長しないためには、子犬期にさまざまな経験をさせて社会性を育むことが重要です。
スコティッシュ・テリアの誕生の歴史
スコティッシュ・テリアの起源は、イギリスのスコットランドに古くから住み着いていた犬が祖先だといわれています。
穴を掘る、潜るという行為が得意で、当時はアナグマやカワウソ、キツネなどを狩るための狩猟犬として重宝されていました。
元々スコットランドにはさまざまなテリア種が混在していたことから、本土であるイギリスよりも先にアメリカでスコティッシュ・テリアが犬種として確立されたようです。
アメリカでは1870年代に、イギリスでは1930年代に正式な犬種登録が行われたといわれています。
著名人の愛犬として有名になり、1940年代には人気に火が付いたようです。
スコティッシュ・テリアと繋がりのある犬種
スコティッシュ・テリアと関係が深い犬種は、「ケアーン・テリア」と「オーストラリアン・テリア」の2種類だといわれています。
テリア種はたくさん存在しますが、その中でもケアーン・テリアとオーストラリアン・テリアはスコティッシュ・テリアと特に密接な関わりをもっているようです。
一体どのようなつながりがある犬種なのか、それぞれの特徴やスコティッシュ・テリアとの関係性をみていきましょう。
ケアーン・テリア
スコティッシュ・テリアと同様に、スコットランドで誕生したケアーン・テリア。
小動物を狩る猟犬として活躍し、スコティッシュ・テリアよりもやや小柄な小型犬です。
ケアーン・テリアはその昔、スコティッシュ・テリアと呼ばれていました。
当時は犬種の区別がはっきりしておらず、小型のテリア種はスコティッシュ・テリアとして大まかに分類されていたのです。
時代と共にテリア種の分類が進み、ケアーン・テリアとスコティッシュ・テリアはそれぞれ同じ祖先をもとに生まれたとされています。
顔つきもスコティッシュ・テリアとよく似ており、深いつながりを感じられます。
とても陽気で、怖いもの知らず
家族のみ懐きやすい
しつけ次第では吠えづらくなる
スタミナが豊富で、十分な運動が必要
その他情報
| 原産国 | スコットランド |
| 大きさ | 小型 |
| 平均寿命 | 15歳前後 |
| なりやすい病気 | 甲状腺機能低下症,緑内障,白内障,進行性網膜萎縮症,慢性腎不全 |
| 参考価格 | 20万円～40万円 |
体毛
| 抜け毛 | 多い |
| 毛質 | ダブルコート |
| 毛色 | クリーム,ウィートン,レッド,グレー,ブラック |
オーストラリアン・テリア
オーストラリアン・テリアはさまざまなテリア種をもとに誕生したといわれており、その中にはスコティッシュ・テリアが含まれていたようです。
テリア種の中でも特に小柄なオーストラリアン・テリアの体重は、スコティッシュ・テリアの半分ほど。
俊敏さを活かし、農場などで小動物の駆除を行う作業犬として活躍していました。
テリア種でありながら攻撃性の少ない穏やかな性格の持ち主です。
体は小さいですが、その立ち姿はスコティッシュ・テリアに近い雰囲気が漂っています。
勇敢で自信家、飼い主に愛情深い
従順であり忠誠心が高く、賢さもある
見知らぬ人には吠えやすい
とても活発で運動能力が高い
その他情報
| 原産国 | オーストラリア |
| 大きさ | 小型 |
| 平均寿命 | 12歳～15歳 |
| なりやすい病気 | レッグ・カルベ・ペルテス病,膝蓋骨脱臼,糖尿病 |
| 参考価格 | 30万円～50万円 |
体毛
| 抜け毛 | 多い |
| 毛質 | ダブルコート |
| 毛色 | ブルー&タン,サンディー,レッド,ブルー,スチールブルー,ダークグレーブルー |
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スコティッシュ・テリアを飼うのに向いている人の特徴
スコティッシュ・テリアの性格・習性を参考にすると、お迎えするのに向いている人の特徴が明らかになります。
活発で賢いスコティッシュ・テリアには、以下の項目に当てはまる人が最適です。
- 運動や散歩を一緒に楽しめる
- お手入れの時間を確保できる
- 適切なしつけを根気よく行える
特に運動、お手入れ、しつけに時間をかけられる人が、スコティッシュ・テリアの飼い主さんに求められる条件だといえます。
スコティッシュ・テリアのお迎えを希望する場合は、各項目を要チェックです。
愛犬と一緒に運動や散歩を楽しめる人
スコティッシュ・テリアは体を動かすことが大好きな犬種です。
無邪気にはしゃぐスコティッシュ・テリアの姿にはとても癒されます。
おもちゃを使った遊びや運動、毎日の散歩は一緒に楽しめる人が望ましいです。
お手入れに時間を費やせる人
全身を覆う硬い被毛に、立派な眉毛とひげが特徴的なスコティッシュ・テリアには、日常的なお手入れが欠かせません。
健康で美しい被毛を保つためには、まめなお手入れをしてあげられる人が求められます。
普段からなかなか時間が取れない方にとっては、双方にとってストレスになることでしょう。
適切なしつけができる人
スコティッシュ・テリアには気が強い一面があるため、周囲に攻撃的にならないようにしつけでコントロールをしてあげる必要があります。
賢いスコティッシュ・テリアですが、最初はしつけに苦労することもあるはずです。
めげずに適切なしつけを行える人が、スコティッシュ・テリアとの相性が良い人です。
スコティッシュ・テリアの飼い方
スコティッシュ・テリアのお迎えを検討する場合は、特徴を考慮した正しい飼い方を把握しておくことが大切です。
特に、「しつけ」「お手入れ」「運動量」「栄養バランス」について注意しておきたいポイントがあります。
スコティッシュ・テリアが健康に過ごせるように、お世話のポイントをおさえておきましょう。
しつけは子犬期から根気強く行う
スコティッシュ・テリアは狩猟犬として活躍していたため、勇敢で強気な気質をもっています。
そのため、子犬期に十分な社会性が身についていないと、ほかの犬に対して攻撃的に振る舞ったり、必要以上に興奮しやすかったりすることも。
過度な警戒心を芽生えさせないために、子犬期には知らない人やほかの犬と積極的に触れ合い、外の世界をたくさん経験させてあげましょう。
しつけでは、スコティッシュ・テリアの気が強い一面を制御できるように、飼い主さんとの信頼関係をしっかり構築することが重要です。
しつけには手を焼く傾向がありますが、焦らず根気よくしつけてください。
子犬期にきちんとしつけをすることで、成犬になったときにほかの人や犬とトラブルになる危険性がグッと下がります。
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イタズラや事故を防ぐ室内環境にしておく
活発で賢いスコティッシュ・テリアが室内でイタズラをして事故が発生しないように、安全な飼育環境を用意してください。
コンセントの差し口にはカバーを取り付け、電気コードなどかじると危険なものは手の届かないところに避けましょう。
誤飲をする危険性が高いゴミ箱や小物類の置き場所にも配慮が必要です。
特に好奇心が強い子犬の頃はなんでもおもちゃにしてしまうので、安易に物を置かないように注意してください。
ブラッシングは毎日、最低週3回は行う
スコティッシュ・テリアの硬い被毛は柔らかいアンダーコートに絡まりやすいため、毎日ブラッシングをして毛玉やもつれの発生を防ぎましょう。
こまめにブラッシングをしてあげないと抜け毛が被毛の中に残り、蒸れによる皮膚トラブルが発生してしまいます。
毎日のブラッシングが望ましいですが、忙しくても週に3回以上は被毛のお手入れをしてあげてください。
シャンプーは月に1回程度が目安
こまめにブラッシングをしていても、少しずつ汚れや皮脂が付着してべたつきが気になってきます。
健康な皮膚状態であれば、月に1回のシャンプーで被毛と皮膚の清潔を保てます。
スコティッシュ・テリアは小柄なので、自宅でもシャンプーしやすい犬種だといえますが、暴れて大変なようであればトリミングサロンにお願いしましょう。
皮膚が弱い場合は、使用するシャンプー剤や頻度を獣医師に相談してからお手入れしてあげてください。
定期的なトリミングが必要
抜け毛の絡まりを防止するために、スコティッシュ・テリアは定期的にトリミングをしてあげる必要があります。
1～2ヶ月に1回の頻度を目安に、トリミングサロンでカットしてもらいましょう。
カットの仕上がりはいくつかあるので、トリミングによる雰囲気の違いをぜひ楽しんでみてください。
定期的なシャンプーと一緒にお願いしてしまうのが、飼い主さんにとっても楽ですよ。
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口周りの汚れはしっかりケアする
スコティッシュ・テリアは口周りの毛が長くてボリューミーなため、汚れが付着しやすいです。
特に食後や散歩後は汚れやすいので、口周りをしっかりと拭き取って清潔にしてあげてください。
被毛の色がブラックやブリンドルの場合は汚れを見逃しやすいです。
毎日こまめに口周りを拭き取る習慣をつけましょう。
散歩は1日30分～1時間程度が目安
小柄なスコティッシュ・テリアですが、運動量はたくさん必要です。
散歩は1日30分～1時間程度を目安にたっぷりと歩かせてあげます。
激しい運動は必要ありませんが、たまにボール遊びやドッグランで運動させてあげると喜ぶでしょう。
他の犬がいる場所では、愛犬から目を離さない
飼い主さんに忠実なスコティッシュ・テリアですが、気が強い気質があるため、ほかの犬に対して攻撃的な姿勢をみせることがあります。
十分にしつけをしていたとしてもほかの犬がいる場所では目を離さず、何かあったときにすぐに対応できるよう注意しておきましょう。
特に初めての社会経験となるときには十分に注意し、慣れてきても目を離さないことが飼い主としての義務です。
ライフステージと目的に合わせたフードを選ぶ
健康維持には、スコティッシュ・テリアの年齢や体調に適したフードを与えることが必要不可欠です。
大きく体が成長する1歳頃までは子犬用、1歳以降は成犬用、5歳～7歳以降はシニア用のフードというように、年齢に合わせて適切なフードを選びます。
小型犬・大型犬といった体格の違いや、病気の有無もしっかりと考慮してください。
フードはさまざまなメーカーから多数販売されているので、どれにするべきか迷ったときはかかりつけの獣医師に相談してみることをおすすめします。
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肥満にならないように体重管理も大切
肥満や痩せすぎの状態を招かないように、体重管理に気を配りましょう。
体重の増減が原因で病気やケガを招いてしまうことがあります。
肥満や痩せぎみが疑われる場合は、正しい量でフードを与えているか、おやつを与えすぎていないか、体調に異変がないかなどを見直す必要があります。
理想的な体型の指標であるBCS（ボディコンディションスコア）を参考に、愛犬の体型をチェックしてみてください。
スコティッシュ・テリアにおすすめのドッグフード3選
スコティッシュ・テリアの体格と相性がいいおすすめのドッグフードを3つ厳選しました。
種類が豊富で悩みがちなフード選びにぜひ役立ててみてください。
レティシアンカナガンドッグフード チキン
出典 :https://www.amazon.co.jp/
着色料・香料の不使用、消化に負担がかかる穀物を配合していないグレインフリーの全年齢に対応しているドッグフードです。
放し飼いで育った質の良いチキンを50％以上配合しているため、愛犬の体に欠かせないタンパク質を豊富に摂取できます。
さらに、ビタミンやミネラルがたっぷりの野菜とフルーツに、オメガ3脂肪酸を含むサーモンオイル、リラックス効果が期待できるハーブを配合。
新鮮な食材でお腹への負担も少ないので、活動的なスコティッシュ・テリアの健康を支えるのにぴったりのドッグフードです。
| 対象年齢 | 全年齢 |
|---|---|
| 内容量 | 2kg |
| 原産国 | イギリス |
| 主原料 | チキン生肉26%、乾燥チキン25% |
| その他原材料 | サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、アルファルファ、チキンオイル、乾燥卵、チキングレイビー、サーモンオイル、メチルスルフォニルメタン、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニス、コロハ |
| 注意したい原材料 | なし |
| 安全性の高い添加物 | グルコサミン、コンドロイチン硫酸、ミネラル類（鉄、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、セレン）、ビタミン類（A、D3、E） |
| 注意したい添加物 | なし |
| 100gあたりのカロリー | 376kcal |
| 1日あたりの価格（体重5kgの場合） | 202円/80g |
| 定期販売 | 1個:1個あたり4,534円（税込）/2～4個:1個あたり4,282円（税込）/5個以上:1個あたり4,030円（税込） |
| フード目的 | 一般食（FEDIAF基準） |
| フードの種類 | ドライ |
華ちゃん犬猫すこやか本舗うまか ドッグフード
出典 :https://www.amazon.co.jp/
製造場所と原材料共に完全国産のドッグフードです。
自社が管理する養鶏場で丁寧に育てたブランド鶏の生肉を100％使用。
高タンパクで低脂質な栄養バランスで、愛犬の内蔵に負担がかかりにくい配合にしています。
さらに、関節をサポートするグルコサミンとコンドロイチンを含んでいるため、足腰の強さを維持するのにぴったりです。
安心の国産素材で愛犬の健康を総合的にサポートしてくれます。
| 対象年齢 | 全年齢 |
|---|---|
| 内容量 | 1.5kg |
| 原産国 | 日本 |
| 主原料 | 鶏肉、玄米、大麦 |
| その他原材料 | かつお節、大豆、ビール酵母、チキンエキス、米油、卵黄粉末、発行調味液、フラクトオリゴ糖、りんご、にんじん、かぼちゃ、昆布、しいたけ、セレン酵母、しょうが、ビフィズス菌 |
| 注意したい原材料 | なし |
| 安全性の高い添加物 | コンドロイチン、グルコサミン、L-トレオニン、ミネラル類（牛骨カルシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅）、ビタミン類（ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム） |
| 注意したい添加物 | なし |
| 100gあたりのカロリー | 350kcal |
| 1日あたりの価格（体重5kgの場合） | 400円/110g |
| 定期販売 | Amazon定期便あり |
| フード目的 | 総合栄養食 |
| フードの種類 | ドライ |
レティシアンモグワンドッグフード
出典 :https://www.amazon.co.jp/
モグワンドッグフードは、愛犬の食いつきの良さにこだわったドッグフードです。
タンパク源は放し飼いでストレスなく育てられたチキンと、オメガ3脂肪酸をたっぷり含んだ鮮度の高いサーモンを使用。
厳選された野菜とフルーツを配合し、お腹に優しいグレインフリー（穀物不使用）に仕上げています。
手作りごはんに近い鮮度を目指したモグワンドッグフードは、食事の時間が楽しみになるドッグフードです。
| 対象年齢 | 全年齢 |
|---|---|
| 内容量 | 1.8kg |
| 原産国 | イギリス |
| 主原料 | 放し飼いチキン生肉、生サーモン、乾燥チキン、乾燥サーモン |
| その他原材料 | チキングレイビー 、サーモンオイル 、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ココナッツオイル、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ショウガ、アスパラガス、パパイヤ、メチルスルフォニルメタン（ MSM）、乳酸菌 |
| 注意したい原材料 | なし |
| 安全性の高い添加物 | コンドロイチン、ミネラル類（亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素）、ビタミン類 （A、 D3、E） |
| 注意したい添加物 | なし |
| 100gあたりのカロリー | 361.5kcal |
| 1日あたりの価格（体重5kgの場合） | 240円/86g |
| 定期販売 | 1個:1個あたり4,534円（税込）/2～4個:1個あたり4,282円（税込）/5個以上:1個あたり4,030円（税込） |
| フード目的 | 一般食（FEDIAF基準） |
| フードの種類 | ドライ |
スコティッシュ・テリアにおすすめのアイテム・グッズ
スコティッシュ・テリアをお迎えする人に使ってほしい、おすすめアイテムを3つピックアップしました。
飼育環境を整えるために欠かせないケージと、お手入れに役立つケアグッズをご紹介します。
どれもスコティッシュ・テリアのお世話に役立つ要チェックアイテムです。
アイリスオーヤマシステムサークルトレー付き STS-600TN
出典 :https://www.amazon.co.jp/
スコティッシュ・テリアのサイズ感にぴったりのケージです。
工具要らずで誰でも簡単に組み立てることができ、キャスターが付いているのでラクに動かせます。
ケージの床部分は汚れをサッと拭き取りやすいプラスチック製。
愛犬がリラックスして過ごす空間としてはもちろん、しつけやお留守番にも大活躍すること間違いなしです。
| 本体サイズ | 幅93cm×奥行63cm×高さ64.5cm |
|---|---|
| 本体重量 | 3.35kg～8.78kg |
| 素材 | プラスチック |
| 適合種 | 超小型犬～中型犬 |
| 折りたたみ | × |
| ドアロック | ◯ |
| キャスター | ◯ |
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JOYPET（ジョイペット）ウェットティッシュ お口・耳・目のまわり用
出典 :https://www.amazon.co.jp/
顔の被毛に汚れが付着しやすいスコティッシュ・テリアのために使ってほしいウェットティッシュです。
無香料・ノンアルコールで肌に優しい弱酸性のため、安心して使えます。
天然の消臭成分配合で、気になるニオイをおさえて清潔に。
さらに被毛をケアするヒアルロン酸が含まれており、使うほどに美しい被毛に近づきます。
| 本体サイズ | 13cm×10.5cm×21cm |
|---|---|
| 本体重量 | - |
| 原産国 | 日本 |
| 対象年齢 | 全年齢 |
| 素材 | レーヨン系不織布 |
| 成分 | 精製水、保湿剤、ヒアルロン酸ナトリウム、除菌剤、緑茶乾留エキス |
| 適合種 | 全犬種 |
| 内容量 | 90枚（1パック） |
SanMoriペット用ブラシ
出典 :https://www.amazon.co.jp/
硬いオーバーコートと柔らかいアンダーコートが生えているスコティッシュ・テリアに適したブラシです。
60度の傾斜がついた丈夫なステンレス製の針が、抜け毛を逃さずしっかりキャッチ。
針の先端は丸いビーズが付いているため、皮膚を傷つける心配がありません。
毛流れを整えてもつれや絡まりをスッキリと解消します。
毎日のブラッシングが欠かせない、スコティッシュ・テリアのお手入れ用品としておすすめです。
| 本体サイズ | 20cm×10.5cm |
|---|---|
| 本体重量 | 170g |
| 種類 | スリッカーブラシ |
| 毛・ピンの長さ | - |
| 対象年齢 | - |
| 素材 | ステンレススチール |
| 適合種 | 短毛～長毛種 |
スコティッシュ・テリアの価格
スコティッシュ・テリアの平均価格は30万円前後です。
一般的に流通量が少ない毛色であるウィートンは、ブラックやブリンドルに比べると価格が上がる傾向にあります。
スコティッシュ・テリアはペットショップで見かける機会が少なく、国内ブリーダーの数も限られています。
お迎えを検討する場合は、スコティッシュ・テリアのブリーダーを探して相談するのがおすすめです。
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編集部ライター
動物が大好きな子育て中の主婦です。
動物に携わる職を目指し、飼育について学ぶ専門学校へ入学。
牛の魅力にハマり、卒業後は酪農スタッフとして牧場で乳牛と過ごし、居住地が変わることをきっかけに、人とペットを繋ぐ仕事がしてみたいと思い動物看護士に転職。
現在はこれまでのペットに関する経験を活かしながらライターとして活動中。
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新しい家族を迎えるペットファミリーにとって、欲しい情報をnademo編集部がお届けします。
「いつまでも どこまでも」必要な情報を理解するだけではなく、心もお腹も満たされるような日々のために。
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※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。