子羊のようなふんわりとした被毛が愛らしい、ベドリントン・テリアという犬種をご存知でしょうか。テリアの中でもしっかりとした体格で、賢く活発な性格の持ち主です。
優雅なシルエットで多くの人を魅了するベドリントン・テリアについて、ぜひ詳しく知ってみましょう。
この記事では特徴などの基本的な情報に加えて、歴史やかかりやすい病気なども詳しく解説しています。まだあまり知られていないベドリントン・テリアの魅力に触れてみませんか?
この記事の結論
- ベドリントン・テリアは、長く垂れた耳と羊のような被毛を持つイギリス生まれの小型犬
- 国内での取り扱い頭数はとても少なく、ペットショップではなかなかお目にかかれない
- 家族とのスキンシップが大好きな活発な性格で、忠誠心も強くトレーニングしやすい
- フワフワの被毛をキープするためにも、しっかりとお手入れしてあげる必要がある
目次
ベドリントン・テリアの特徴

まだ日本ではあまり馴染みがなく、珍しい犬種のベドリントン・テリア。
印象的な被毛は子犬と成犬で色合いが全く違ってくるなど、ユニークな特徴も持っています。
賢く、かつ甘えん坊な性格もとてもかわいらしく、今後 注目の犬種と言えそうです。
かかりやすい病気や怪我をあらかじめ知っておくと、実際にお迎えしたときに役立ちますよ。
気立ての良さと愛情深さを持つ
飼い主に忠実で懐きやすい
吠えやすい犬種
瞬発力が高く、運動能力も高い
その他情報
原産地 | イギリス |
犬種グループ | 3G:テリア |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 12歳~14歳 |
なりやすい病気 | 銅蓄積肝障害,白内障,進行性網膜萎縮症(PRA),アトピー性皮膚炎 |
参考価格 | 10万円~30万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ブルー,サンディー,レバー,ブルー&タン,レバー&タン,サンディー&タン |
ベドリントン・テリアの誕生の歴史
ベドリントン・テリアはイギリスで生まれた犬種です。祖先となる犬種は古くから狩猟犬として活躍していたテリアなどに、いくつかの犬種が交配されてできたものと考えられています。しかしそのルーツについて詳しいことはあまりわかっていません。
現在のベドリントン・テリアは1825年頃、同じくイギリスで作り出された犬種が元になっています。
キツネやノウサギなどえを捕るの狩猟犬として活躍していたほか、闘犬として用いられたと言われています。その後1800年代後半に登録され、世界に広まっていきました。
愛らしい子羊のような容姿で大変な人気を博したといわれ、現在でも多くの愛好家が存在します。名前の由来はベドリントンという街の名前から。日本には1963年に初めて紹介されています。
ベドリントン・テリアの身体的特徴
長く垂れた耳を持ち、手足の長い腰高でどこか上品なシルエットが特徴的な犬種です。
きらびやかな瞳の持ち主で体は筋肉質、頭の形は洋梨型です。全体的にスリムな印象ですが、後ろ足がしっかりとしているのも特徴です。
ベドリントン・テリアのサイズ(体高・体重)
体高 | 41cm前後 |
体重 | 8.2kg~10.4kg |
小型犬としてはやや大きめのサイズです。個体差があるので一概には言えませんが、おおよそ表のようなサイズになることが多いでしょう。
足が長く体高が高めな犬種で、エレガントなフォルムなどと評されることもあるスマートな体型が印象的です。
ベドリントン・テリアの運動能力
ベドリントン・テリアは狩猟犬であったことから、優れた運動能力を持っておりアジリティも得意な犬種です。
体を動かすことが大好きで運動量も豊富なので、毎日の十分な散歩は欠かせません。
時間があるときはドッグランを活用するのもおすすめですが、ほかの犬を追いかけることがないように目を離さないようにしましょう。
ベドリントン・テリアの性格や習性
ベドリントン・テリアはとても活発な子が多く、元気いっぱいに走り回る様子を見られることも多くなるでしょう。飼い主さんに対しても愛情深い子が多いので、きっと楽しい生活になるはずです。
活発で遊び好き
子羊のようといわれる穏やかな外見とはちょっと違って、活発な性格が魅力でなベドリントン・テリア。テリア種ならではの活動力の持ち主で、遊ぶことが大好きです。
活発なだけでなくやんちゃな面もありますので、一緒におもちゃ遊びをするといった時間も好む傾向にあります。
運動不足やストレスを溜めないように、日頃の散歩や運動でしっかりと発散させてあげましょう。
温厚で飼い主さんに忠実
温厚な性格で愛情深い子が多く、飼い主さんや家族とのスキンシップが大好きで家庭犬としても優秀です。
賢いため飼い主さんの声にしっかりと耳を傾けてくれるので、トレーニングなどはしやすい犬種でしょう。
素直な性格かつ勇敢なところもあるので、他の動物や他所の人に警戒心が強く出てしまわないよう、子犬の頃からきちんとしつけをしていきましょう。
知らない犬には警戒心を抱くことも
普段は温厚なベドリントン・テリアですが、狩猟犬であったことから知らない人や犬に警戒心を抱くこともあります。
ドッグランなどでは追いかけてしまうこともあり、喧嘩に発展してしまう恐れがあります。
お迎えしてから基本的なしつけを行うというのは当然のこと、しっかりと制止できるように管理してあげてください。
外に出るときは周りに注意しながら、しっかりとリードを持って歩きましょう。
ベドリントン・テリアの登録頭数
ジャパンケネルクラブの犬種別犬籍登録頭数によると、ベドリントン・テリアの登録頭数(血統証明書が発行された犬の頭数)はわずか数十匹。
登録数がとても少ないので、ペットショップなどでお会いできる機会はほぼなく、日本では希少な犬種であると言えます。
ベドリントン・テリアの特徴的な被毛とお手入れ方法

ベドリントン・テリアの特徴といえば、やはりその被毛です。子羊のような被毛をした犬種、というのは非常に珍しく、特徴的です。
そんなベドリントン・テリアだからこそ注意したい被毛の特性と、正しいお手入れ方法をご紹介します。
ベドリントン・テリアの被毛と毛色
クルクルとカールした、ふわふわの被毛が目を惹くベドリントン・テリア。その毛並みの様子から、よく「羊のよう」と言われています。毛色には以下のようなものがあります。
- ブルー
- レバー
- サンディー
- ブルー&タン
- レバー&タン
- サンディー&タン
単色と2色が混ざったカラーがあります。ブルーはホワイトとシルバーが混ざったようなカラーリングが特徴的。ホワイト系かサンド系(ベージュのような砂色)に分かれることが多いです。
特徴的なのは子犬期と成犬になってからの毛色がかなり違うこと。成犬になるにつれて淡い色合いになっていきます。
子犬の頃の毛色から、成犬になったときの毛色を予測するのがとても難しい犬種と言われています。毛質はふんわりとして柔らかめなのも特徴です。硬さはほとんどありません。
羊のような外見の秘密:トリミングと毛質
ベドリントン・テリアの最大の特徴は、子羊のように柔らかく、縮れた被毛です。このユニークな被毛は、抜け毛が少ないダブルコートで構成されており、独特な質感を持っています。
しかし、その被毛を美しく保つためには、定期的な専門的なトリミングと日々の手入れが欠かせません。
ラムクリップ(Lamb Clip)
ベドリントン・テリアといえば、この「ラムクリップ」が最も一般的で、子羊のような愛らしい外見を際立たせるカットスタイルです。
- 特徴: 顔の毛をポンポンのように丸く整え、耳の飾り毛を残します。体は短く刈り、足元はふんわりとボリュームを持たせることで、メリハリのあるシルエットを作り出します。
- 手入れの頻度: このスタイルを維持するには、1〜2ヶ月に1回程度の頻度で専門のトリマーに依頼するのが理想的です。
毛質の特性と手入れのコツ
ベドリントン・テリアの被毛は、ふわふわとした巻き毛ですが、毛玉ができやすい性質があります。
- 毛玉対策: 定期的なブラッシングが最も重要です。特に、耳の後ろや脇の下、足の付け根は毛玉ができやすいため、こまめにチェックしましょう。
- ブラッシング方法: スリッカーブラシとコーム(クシ)を使い、毛の根元から優しくとかします。毛が絡まっている場合は、無理に引っ張らず、指で丁寧にほぐしてからブラシをかけましょう。
ベドリントン・テリアの被毛の具体的なお手入れ方法
日々のケアと専門的なトリミングを組み合わせることで、愛犬の被毛を健康に保つことができます。
シャンプー
ベドリントン・テリアの被毛は汚れを弾く性質があるため、シャンプーの頻度は月に1〜2回程度で十分です。
- シャンプーの選び方: 皮膚への刺激が少ない、犬用の低刺激シャンプーを選びましょう。
- 洗い方: ぬるま湯で全身をしっかりと濡らした後、シャンプーを泡立てて優しくマッサージするように洗います。泡が残らないよう、念入りに洗い流すことが重要です。
ブラッシング
毛玉や皮膚病の予防のため、ブラッシングはこまめに行いましょう。
- 頻度: 週に2〜3回、特に散歩から帰った後は、絡まった毛をほぐしてあげましょう。
- 道具: スリッカーブラシとコームを使い、毛の根元から丁寧にブラッシングします。
トリミング
専門的なトリミングは、独特なシルエットを保つだけでなく、皮膚の通気性を良くし、健康を維持するためにも重要です。
- 頻度: 1〜2か月に1回が目安です。
- 注意点: 自宅でカットする場合は、バリカンやハサミで皮膚を傷つけないように注意しましょう。トリミングは専門の知識が必要なため、無理をせずプロに任せるのがおすすめです。
これらの手入れを丁寧に行うことで、ベドリントン・テリアのユニークな被毛を美しく保ち、愛犬とのスキンシップを楽しみましょう。
ベドリントン・テリアのかかりやすい病気と健康管理

ベドリントン・テリアと共に長生きしていくためには、どんな特徴があり、どんな病気にかかりやすいのかを理解しておくことは重要です。
特に、一緒に生活しているうちにかかることのある病気などよりも、ベドリントン・テリアだからこそ注意したい遺伝性疾患などには要注意。
これを踏まえ、健康管理としてどのようなことが求められるのか、詳しくご紹介していきます。
遺伝性疾患:銅蓄積性肝炎への注意
ベドリントン・テリアは、見た目の愛らしさとは裏腹に、「銅蓄積性肝炎(Copper Storage Disease)」という遺伝性の病気にかかりやすいことで知られています。
これは、体内の銅の代謝に異常をきたし、肝臓に銅が過剰に蓄積することで、肝機能障害を引き起こす病気です。
病気のメカニズムと症状
通常、食事から摂取した銅は肝臓で代謝・排出されますが、この病気を持つベドリントン・テリアは、銅をうまく排出できずに肝臓内に溜め込んでしまいます。
初期は無症状ですが、銅が一定量を超えると、肝臓の炎症や細胞の壊死を引き起こし、最終的には肝硬変や肝不全に至る可能性があります。
- 初期症状: 食欲不振、元気がない、体重減少など。
- 進行時の症状: 黄疸(歯茎や白目が黄色くなる)、腹水(お腹が膨らむ)、嘔吐、神経症状など。
早期発見のための血液検査と食事管理
この病気は遺伝性であるため、根本的な治療法は確立されていません。しかし、早期発見と適切な管理を行うことで、病気の進行を遅らせることができます。
- 血液検査: 銅蓄積性肝炎は、生後6ヶ月〜2歳頃の若いうちに発症することが多いため、定期的な血液検査で肝臓の数値(ALT、ASTなど)をチェックすることが重要です。
- 食事管理: 銅の含有量が少ない療法食に切り替えるなど、食事による銅の摂取量をコントロールします。獣医師と相談しながら、愛犬に合ったフードを選びましょう。
その他かかりやすい病気と健康管理
銅蓄積性肝炎以外にも、ベドリントン・テリアがかかりやすい病気があります。日頃から健康管理を徹底することで、これらの病気のリスクを減らすことができます。
進行性網膜萎縮症(PRA)
網膜の機能が徐々に失われ、最終的には失明に至る遺伝性疾患です。暗い場所で物が見えにくくなる「夜盲症」が初期症状として現れることが多いです。
遺伝子検査で発症リスクを調べることができます。早期発見が重要であるため、定期的な眼科検診を受けましょう。
腎臓病
症状としては、多飲多尿、食欲不振、嘔吐、元気がないなど。遺伝的に腎臓が弱い傾向があると言われています。
飲水量を常にチェックし、異常があればすぐに獣医師に相談しましょう。腎臓病の療法食に切り替えるなどの食事管理も重要です。
白内障
シニア期に入ると発症することが多い白内障(はくないしょう)ですが、目をぶつけてしまうなどの外的要因でも起こり得ます。
目の水晶体が白く濁ってしまうことで、視力の低下していきます。進行すると失明する場合もある危険な病気です。
外科手術で症状が軽くなる場合がありますが、点眼薬やサプリメントなどで進行を遅らせるという治療法が現在は一般的です。
アトピー性皮膚炎
私たち人間にもおなじみのアトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん)。食べ物など何かしらの原因・刺激によって体が過剰に反応する病気で、強い痒みなどが見られます。
症状が出た場合は動物病院で検査の上、治療を進めていく必要があります。投薬治療と並行して、スキンケアやドッグフードの見直しなどをしていきます。
健康のための管理方法
ベドリントン・テリアの健康を守るためには、以下の点を日頃から実践することが大切です。
- 定期的な健康診断: 年に一度は健康診断を受け、特に肝臓や腎臓の数値、眼の状態をチェックしてもらいましょう。
- 適切な食事: 獣医師と相談し、愛犬の健康状態に合わせたフードを選びます。
- 十分な運動: 毎日の散歩や遊びで、適度な運動を心がけ、肥満を予防しましょう。
これらの管理を徹底することで、ベドリントン・テリアと長く健康に暮らすことができます。
ベドリントン・テリアの平均寿命
ベドリントン・テリアの平均寿命は12歳~14歳。テリア系は他の犬種と比較して、やや長生きの傾向にあると言われています。
ベドリントン・テリアも長寿の可能性が大いにある犬種ということです。愛犬の寿命は生活する環境や食事、ストレスなどのさまざまな要因によって変化していきます。
長く健康でいてもらえるよう、しっかりと考えて環境を整えていく必要があります。
ベドリントン・テリアの飼い方

では実際に、ベドリントン・テリアをお迎えする際のポイントを確認していきましょう。
賢く活発で、見た目に反して勇敢なところもあるベドリントン・テリアはしつけに少々注意が必要です。
フワフワの被毛をキープするお手入れや、フードなどもしっかりチェックする必要があります。
子犬の頃から社会性を身に着けさせる

頭がよく飼い主さんや家族に対して、深い愛情をみせてくれるベドリントン・テリア。
家族を守ろうとする意識がしっかりとあり、かつて狩猟犬だった勇敢さも影響し、他所の人や動物に攻撃性を出してしまう場合があります。
人間社会で幸せに暮らしていくためにも、子犬のうちからトレーニングをし、社会性が身につくようなしつけをしていきましょう。
素直な性格のベドリントン・テリアはしつけが比較的しやすいと言われています。叩く・大声を出すような間違ったしつけではなく、「楽しい」と学習できるようなしつけをおこなっていきましょう。
フードはライフステージと目的に応じたもの

健康維持のために不可欠なドッグフード。安価なものや見栄えのよいものを与えるのではなく、愛犬のためをしっかり考える必要があります。
主食には総合栄養食か総合栄養食基準のドッグフードを基本としながら、おやつや副食等をコミュニケーション・食いつきアップに活用しましょう。
医師の指示がある際は、指定のあった療法食を与える必要がありますが、自己判断では与えないようにしてください。
年齢によって必要なカロリーが変化するので、給与量はパッケージに記載のある量を参考に与えます。
散歩は毎日1時間程度が目安

ベドリントン・テリアは散歩時間がやや長めとなっており、1回あたり30分程度がおすすめです。
目安回数 | 1日2回 |
目安時間 | 1回あたり30分程度 |
目安距離 | 2km程度 |
活発で運動が好きな一面を持つベドリントン・テリアは、しっかりと散歩時間を確保してあげる必要があります。上記を参考にして体を毎日きちんと動かせるように心がけましょう。
ただし散歩は体調や年齢など、愛犬の様子をしっかり観察した上で行う必要があります。散歩は単なる運動量確保ではなく、大切なコミュニケーションタイムと捉えましょう。
ドッグランなどで思いきり走らせる時間を設ける
散歩時間・散歩量の確保はもちろんですが、愛犬ベドリントン・テリアが思いきり運動できる時間も作ってあげたいもの。あらかじめ近くのドッグランなど施設をチェックしておくと良いでしょう。
ベドリントン・テリアはとても活発な犬種です。たっぷりと走り回って遊べる時間は重要なので、お迎えをする際は事前にドッグラン等をいくつかリストアップしておくことをおすすめします。
毎日、歯磨きを行う

毎日のお手入れのひとつとして歯磨きもしっかり行いましょう。子犬の頃から慣れさせるとスムーズにさせてくれるようになりますよ。
専用のブラシの他にもジェルや、お手軽で磨きやすいシートタイプなど、さまざまなグッズが販売されています。
歯周病は口内環境を悪化させるばかりか、他の病気の原因となることもあるため注意しなければなりません。
初期症状としては歯石の付着から歯茎の赤み、そして出血などが見られるようになるため、早めに気づいて治療してあげなければいけないのです。
目の周りや耳の汚れはしっかりケア

垂れ耳であるベドリントン・テリアは、外耳炎などの耳トラブルにも注意が必要です。1~2週間に1回程度は耳掃除をしてあげてください。
被毛で見えづらいかもしれませんが赤みや強い痒み、ただれなどの症状がある際はすぐに動物病院を受診しましょう。
普段のお手入れは、耳に注入する液体タイプのものや手軽なシートが便利です。目の周りもこまめにチェックしてあげるようにしましょう。
涙やけや目やにがひどい場合も、同じく獣医師の診察を受けるようにしなければなりません。目の周りの汚れもシートなどでケアしてあげる必要があります。
腰や関節に負担がかからない室内環境を作る

フローリング等のツルツルとした滑りやすい床材は、愛犬ベドリントン・テリアの関節や骨・腰などを痛めてしまう恐れがあります。
活発な犬種なので室内で走り回ってしまうと、滑って転倒して怪我の原因となることもあるのです。
フロア用シートやマットなどを使って、滑りにくい環境づくりをしてあげましょう。汚れた部分のみを取り外して洗えるものなど、ペット飼育に適したものが販売されています。
インテリアを邪魔しないシックな商品も多いので、楽しみながら選んでみると良いですよ。
ベドリントン・テリアの価格相場とお迎え方法

ベドリントン・テリアの価格相場は10万円~30万円ほどです。ただし日本では取り扱われる頭数が少ないこともあって、他の犬種と比較してやや高めの傾向にあります。
さらにドッグショーのチャンピオンを親に持つ場合などは数万円、もしくはそれ以上がプラスされることも。反対に先天性の病気があるなど、価格が下がることも他の犬種と同様に起こります。
しかし、家族になる責任・命を預かる責任から目を背けてはいけません。ライフスタイルや飼育環境をしっかりと考えてからお迎えするようにしていきましょう。
ブリーダーから迎える
ベドリントン・テリアをお迎えする最も一般的な方法です。
メリット
- 犬種の専門性: ベドリントン・テリア専門のブリーダーから迎えるため、犬種に関する豊富な知識と経験を持っています。
- 血統・健康状態の把握: 親犬や兄弟犬の情報、遺伝性疾患のリスクなど、詳細な血統や健康に関する情報を得やすいです。
- 社会化の配慮: 子犬が生まれてから引き渡されるまでの間に、適切な社会化が行われている場合が多く、性格形成に良い影響を与えます。
- アフターサポート: 引き渡し後も、飼育に関する相談やアドバイスなど、手厚いサポートを受けられることがあります。
デメリット
- 費用が高め: ペットショップに比べて、子犬の価格が高めに設定されていることがあります。
- 入手まで時間がかかる場合がある: 繁殖数が限られているため、希望する性別や毛色の子犬がすぐにいない場合、出産を待つ必要があります。
- 情報収集の必要性: 信頼できる優良なブリーダーを見つけるために、ご自身で情報収集や見学などの手間がかかります。
探し方
- 犬種団体への問い合わせ: 日本ケンネルクラブ(JKC)などの犬種団体を通じて、登録されているブリーダーの情報を得ることができます。
- ブリーダー情報サイト: 専門のブリーダー情報サイトで、ベドリントン・テリアを扱っているブリーダーを検索できます。
- ドッグショーやイベント: 実際にブリーダーやベドリントン・テリアに会える機会があり、直接話を聞くことができます。
ペットショップから迎える
大型のペットショップや特定の犬種を扱う店舗で出会える可能性もありますが、ベドリントン・テリアは珍しいため、数は少ないです。
メリット
- 手軽さ: 店頭で直接子犬を見て選ぶことができ、気に入ればすぐに連れて帰ることができます。
- 関連商品の購入: フードやグッズなど、飼育に必要なものを同時に購入できる場合が多いです。
- アクセスしやすい: 駅ビルや商業施設内にあることが多く、気軽に立ち寄れます。
デメリット
- 情報不足の可能性: 子犬の親犬の情報や、幼少期の飼育環境に関する情報が不足している場合があります。
- 社会化の機会の限定: 他の犬や人との接触が限定的で、社会化が不足している子犬もいる可能性があります。
- 健康面のリスク: ずさんな管理をしている店舗では、感染症や健康問題を抱えている子犬に遭遇するリスクがゼロではありません。
探し方
- 大規模なペットショップチェーンや、珍しい犬種を専門に取り扱うペットショップに問い合わせてみましょう。ただし、ベドリントン・テリアが常時いるとは限りません。
譲渡会・保護団体から迎える
稀にですが、保護犬としてベドリントン・テリアが譲渡会や保護団体を通じて新しい家族を待っていることがあります。成犬の場合がほとんどです。
メリット
- 命を救う貢献: 保護犬に新しい家を与えることで、命を救う社会貢献ができます。
- 費用が抑えられる: 通常、医療費や避妊・去勢手術費用などの実費のみで迎えられることが多いです。
- 既にしつけが入っている場合も: 成犬の場合、基本的なしつけが済んでいる子や、性格が落ち着いている子もいます。
デメリット
- 出会いが稀: ベドリントン・テリア自体が珍しいため、保護される数も非常に少なく、出会う機会は非常に稀です。
- 過去の経緯: 過去に虐待やネグレクトなどを受けていた場合、心に傷を負っていたり、特別なケアが必要な場合があります。
- 情報が限定的: 子犬の頃の情報や血統などが不明な場合が多いです。
探し方
- 各地の動物保護センターや、民間の保護団体、または里親募集サイトなどを定期的にチェックする必要があります。
ベドリントン・テリアにおすすめのドッグフード3選
レティシアン カナガンドッグフード チキン
チキンの配合は50%以上という、しっかりと動物性タンパク質が摂れるドッグフードです。
品質にこだわったチキンは、ヒューマングレードの食品工場から仕入れた肉を使用。乾燥原材料等はペットフード用に生産されたものを使用しています。
消化吸収に影響すると考えられる穀物は使用していません。さらに香料・着色料も無添加な、安全面にも配慮したドッグフードです。
対象年齢 | 全年齢 |
---|---|
内容量 | 2kg |
原産国 | イギリス |
主原料 | チキン生肉26%、乾燥チキン25% |
その他原材料 | サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、アルファルファ、チキンオイル、乾燥卵、チキングレイビー、サーモンオイル、メチルスルフォニルメタン、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニス、コロハ |
注意したい原材料 | なし |
安全性の高い添加物 | グルコサミン、コンドロイチン硫酸、ミネラル類(鉄、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D3、E) |
注意したい添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 376kcal |
1日あたりの価格(体重5kgの場合) | 202円/80g |
定期販売 | 1個:1個あたり4,534円(税込)/2~4個:1個あたり4,282円(税込)/5個以上:1個あたり4,030円(税込) |
フード目的 | 一般食(FEDIAF基準) |
フードの種類 | ドライ |
アーテミス アガリクス I/S 小粒
免疫力アップを期待されるアガリクスをプラスしたドッグフードです。サーモンの風味で食いつきもよく、小粒な設計で食べやすいのもうれしいポイント。
グルコサミン・コンドロイチンを加えて関節にも配慮しています。上質な材料と考え抜かれたレシピで作られたおすすめドッグフードです。
対象年齢 | 全年齢 |
---|---|
内容量 | 3kg |
原産国 | アメリカ |
主原料 | フレッシュチキン、ドライチキン、フレッシュターキー |
その他原材料 | 大麦、玄米、オーツ麦、黍、えんどう豆、えんどう豆粉、ドライターキー、鶏脂肪、トマト絞り粕(リコピン)、チキンスープ(天然風味料)、フレッシュダック、フレッシュサーモン、卵、フラックスシード、サーモンオイル(DHA 源)、ドライ魚肉、乾燥チコリ根、ケルプ、人参、リンゴ、トマト、ブルーベリー、ほうれん草、クランベリー、ローズマリーエキス、パセリフレーク、ラクトバチルスアシドフィルス菌、ビフィドバクテリウム ラクティス、ラクトバチルスロイテリ、エンテロコッカスフェカリス EF2001、アガリクス |
注意したい原材料 | なし |
安全性の高い添加物 | 塩化コリン、グルコサミン塩酸塩、Lカルニチン、ビタミン E、キレート鉄、キレート亜鉛、キレート銅、硫酸第一鉄、硫酸亜鉛、硫酸銅、コンドロイチン硫酸、ヨウ化カリウム、チアミン硝酸塩、キレートマンガン、酸化マンガン、アスコルビン酸、ビタミンA、ビオチン、パントテン酸カルシウム、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)、ビタミンB12、リボフラビン、ビタミンD、葉酸 |
注意したい添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 359kcal |
1日あたりの価格(体重5kgの場合) | 186円/113g |
定期販売 | - |
フード目的 | 総合栄養食 |
フードの種類 | ドライ |
コノコトトモニ このこのごはん
天然成分がたっぷりな安心・安全の国産ごはん、このこのごはん。原材料はもちろん、製造環境もしっかりこだわった国産のドッグフードです。
愛犬の食事に欠かせない動物性のタンパク質には、良質な鶏肉(ささみ、胸、レバー)などを使用しています。
関節ケアや涙やけにも配慮したレシピが良し。噛み心地がよく食べやすい小粒タイプのドッグフードです。
対象年齢 | 全年齢 |
---|---|
内容量 | 1kg |
原産国 | 日本 |
主原料 | 鶏ささみ、鶏むね肉、鶏レバー |
その他原材料 | 玄米、大麦、ビール酵母、鰹節、米油、乾燥卵黄、鹿肉、まぐろ、青パパイヤ末、モリンガ、さつまいも、わかめ、昆布、乳酸菌、セレン酵母 |
注意したい原材料 | なし |
安全性の高い添加物 | L-トレオニン、ミネラル類(牛骨未焼成カルシウム、卵殻未焼成カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸鉄)、ビタミン(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム) |
注意したい添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 341.8kcal |
1日あたりの価格(体重5kgの場合) | 413円/126g |
定期販売 | 初回:1袋3,278円(税込)/2回目:2袋6,556円(税込)/3回目以降:2袋6,556円(税込) |
フード目的 | 総合栄養食 |
フードの種類 | ドライ |
ベドリントン・テリアに関するQ&A
ベドリントン・テリアは飼いやすい犬種?
ベドリントン・テリアは賢く、飼い主に忠実で、適切にトレーニングすればしつけやすい犬種です。しかし、元々狩猟犬であるため運動欲求が高く、十分な運動と刺激が必要です。
また、見知らぬ人や犬には警戒心を持つことがあるため、子犬の頃からの社会化が非常に重要になります。初心者の方でも飼うことは可能ですが、犬種特性を理解し、時間と手間をかけられる方が向いています。
ベドリントン・テリアの被毛の手入れは大変?
ベドリントン・テリアの特徴である子羊のような被毛は、定期的な手入れが欠かせません。抜け毛は少ないですが、クルクルとした毛質のため毛玉になりやすく、週に2~3回のブラッシングが必要です。
また、2~3ヶ月に一度は専門のトリマーによるトリミング(プラッキングやクリッピング)が推奨されます。この手入れを怠ると、皮膚病の原因になったり、独特の美しいシルエットが損なわれたりします。
どんな運動が必要?散歩はどれくらいすれば良い?
非常に活発で運動好きな犬種です。毎日最低でも1時間程度の散歩を、朝晩に分けて行うのが理想的です。
ただ歩くだけでなく、ドッグランで自由に走らせたり、ボール遊びやフリスビーなどの遊びを取り入れたりして、瞬発力やスタミナを満たしてあげると良いでしょう。
頭を使うノーズワークやアジリティなどのドッグスポーツもおすすめです。運動不足はストレスにつながり、問題行動の原因となることもあります。
かかりやすい病気はありますか?注意すべき症状は何?
特に注意すべき病気として、「銅蓄積肝障害(銅過剰症)」が挙げられます。これは銅が肝臓に過剰に蓄積される遺伝性の疾患で、食欲不振、嘔吐、下痢、黄疸などの症状が現れます。
早期発見・早期治療が重要ですので、定期的な健康チェックと、異変を感じたらすぐに動物病院を受診することが大切です。その他、白内障、進行性網膜萎縮症などの眼病や、アトピー性皮膚炎にも注意が必要です。
国内でベドリントン・テリアの子犬を迎えるにはどうすれば良い?
ベドリントン・テリアは国内では比較的珍しい犬種です。そのため、ペットショップで見かけることは少なく、専門のブリーダーから迎え入れるのが一般的です。
信頼できるブリーダーを探すには、犬種団体やブリーダー情報サイトを利用したり、ドッグショーに足を運んで情報収集したりする方法があります。
子犬を迎える際は、ブリーダーの飼育環境や親犬の健康状態をしっかり確認し、遺伝性疾患に関する情報なども尋ねるようにしましょう。
ベドリントン・テリアの理解度チェック
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nademo編集部
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