犬のお迎え

【必読】マルチーズを飼う前の注意点|失敗しない正しい飼い方とお世話のコツ

nademoコンテンツ内にはPRが含まれます。詳しくはコンテンツガイドラインをご確認ください。

※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
※ 記事内に含まれる情報は常に最新情報を提供できるよう更新しておりますが、都度詳細が変更されることはあるため、最新の情報は必ず各公式サイトを通じてご確認ください。
※ 本記事はnademoが独自に制作しており、メーカー等から商品提供を受けることもありますが、記事内容や紹介する商品の意思決定には一切関与していません。
※ 記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がnademoに還元されることがあります。
※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。

nademoの運営体制・コンテンツガイドライン

日本でも古くから人気のあるマルチーズは、今なお人気の高い犬種のひとつです。

真っ白な被毛と愛らしい顔つきが魅力の小型犬で「ぬいぐるみのよう」と表現されることも。

小型犬の中でも真っ白な被毛はやはり人気で、家族の一員としてお迎えを検討している人も多いことでしょう。

本記事ではマルチーズと暮らす際の注意点・お世話のポイントなどを解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の結論

  • マルチーズは人懐っこく甘えん坊な性格で飼いやすい犬種
  • 被毛が長く目や耳の病気を引き起こしやすいほか、脱臼などの病気にも注意
  • 毎日のブラッシングと、定期的なシャンプーとトリミングは被毛ケアに必須
  • 室温管理や床材の工夫など、病気やケガ予防のための環境作りも大切

nademo編集部

担当執筆者

nademo編集部

編集部

nademo編集部が調査した愛犬・愛猫に関する情報をお届け。
愛犬・愛猫との新しい生活を応援する、大切な情報や豆知識をご紹介しています。

マルチーズを飼う前の注意点

マルチーズ

マルチーズは成犬になっても体重が3kgほどにしかならない超小型犬なので、基本的にはとても飼いやすい犬種です。

ですが、超小型犬は人間社会で生きていくのに辛い面もあり、飼い主さんが気をつけるべきポイントは多数あります。

ちょっとしたことでもケガをしてしまうことがあるほどなので、飼い主さん自身が注意しなければいけないのです。

愛犬に幸せに暮らしてもらうためにはいくつか注意点もあります。お迎え前によく確認しておきましょう。

自身が犬アレルギーじゃないか確認をする

まずなによりも、飼い主さん自身が犬アレルギーを持っていないかを確認しましょう。

やむを得えず愛犬を手放す理由として、「自分もしくは家族が犬アレルギーだった」ということは意外と多いです。

せっかく家族になったのに、健康上の理由からお別れするのは飼い主さんにとっても愛犬にとっても非常に悲しいことですよね。

そういったことにならないよう、お世話をする飼い主さんたちが事前にアレルギー検査をしておくことをおすすめします。

症状の度合いによっては、こまめに掃除をする、一緒には寝ないなどの対策をすればお迎えが可能な場合も。まずは検査をしたうえで、お医者さんと相談してみましょう。

多頭飼いなら先住犬との相性に配慮する

多頭飼いを検討している場合は、先住犬との相性も非常に重要です。一緒に遊ぶことを強要しないように気をつけましょう。

それぞれの愛犬の生活リズムが違えば、散歩やご飯の時間も別々にする必要があります。

また「愛犬が寂しくないように」と多頭飼いをする飼い主さんは多いですが、愛犬同士で遊んでも「飼い主さんに可愛がってほしい」という欲求は満たされません。

新入りの子ばかりにかまってしまうと先住犬がヤキモチを妬いてしまうこともあるので、別け隔てなく接してあげましょう。

ご飯や散歩は先住犬を先にするなど、犬同士の上下関係を崩さないような配慮も必要です。

室内にお世話をするスペースは確保できるか

室内に十分なスペースを確保できるかも確認する必要があります。

マルチーズは南国生まれの犬種。季節による毛の生え変わりがないことから、体温調節が得意ではありません。

エアコンで温度を管理された環境で過ごす必要があるので、ベランダや屋外での飼育は避けるべきでしょう。

また、もしもほかの犬や動物との生活を検討している際、賃貸物件に住んでいる場合はペットOKだとしても頭数制限がある場合も。

きちんと環境を整えられるか確認したうえで、お迎えを検討しましょう。

マルチーズによくある行動問題とその対策

maltese_001

マルチーズは愛らしく賢い犬種ですが、他の犬種と同様に、特定の問題行動を示すことがあります。これらの行動問題を理解し、適切に対処することで、マルチーズとのより良い共生が可能です。

無駄吠え

マルチーズは警戒心が強く、要求吠えをしやすい傾向があります。

予防策

  • 社会化: 子犬の頃から様々な音、人、犬に慣れさせ、不必要な刺激に過剰に反応しないようにします。
  • 要求に応えすぎない: 吠えることで要求が通る、と犬に学習させないように、吠え止んだ瞬間に要求に応える、または吠える前に正しい行動を促します。
  • 十分な運動と刺激: 運動不足や精神的な刺激の不足が原因で吠えることがあるため、適切な散歩や知育おもちゃで心身を満たしてあげましょう。

対処法

  • 無視する: 吠えている間は徹底的に無視し、吠え止んだら褒めてご褒美を与えます。
  • 「静かに」のコマンド: 吠え始めたら「静かに」などのコマンドを教え、成功したら褒める練習を繰り返します。
  • 環境の調整: 外の音に反応する場合は、カーテンを閉める、騒音を遮るなどの工夫をします。

噛みつき

特に子犬の甘噛みは一般的ですが、成犬になっても続く場合や、攻撃的な噛みつきは対処が必要です。

予防策

  • 早い段階でのしつけ: 子犬の時に甘噛みがエスカレートしないよう、噛むと遊びが中断されることを教えます。
  • 適切な噛むおもちゃ: ストレス解消や歯の生え変わりに対応するため、安全で適切な噛むおもちゃを用意します。
  • 社会化: さまざまな状況や刺激に慣れさせ、恐怖や不安による噛みつきを予防します。

対処法

  • 遊びの中断: 甘噛みが強すぎると感じたら、すぐに「痛い!」と声を出して遊びを中断します。
  • 別のものに誘導: 噛もうとしたら、「おもちゃ」など別のものを与えてそちらに誘導します。
  • 専門家への相談: 攻撃的な噛みつきが見られる場合は、早めにドッグトレーナーや獣医師に相談しましょう。

トイレの失敗

トイレトレーニングは根気が必要ですが、成功すれば快適な共同生活を送れます。

予防策

  • ルーティン: 食後、寝起き、遊びの後など、トイレに行かせたいタイミングを決め、毎日同じ場所へ連れて行きます。
  • 成功体験: トイレで排泄ができたら、すぐに「グッド!」などの言葉で褒め、ご褒美を与えましょう。
  • 適切なトイレ環境: 静かで落ち着ける場所にトイレを設置し、清潔に保ちます。

対処法

  • 失敗しても叱らない: 失敗した現場を見つけても、決して叱らないでください。叱ると隠れて排泄するようになる可能性があります。
  • ニオイの除去: 失敗した場所は、ニオイが残らないように専用のクリーナーで徹底的に掃除します。
  • トイレの場所の見直し: トイレの場所が落ち着かない、またはトイレシートの感触が嫌いなど、原因を探り改善します。

分離不安

マルチーズは甘えん坊で人懐っこい性格のため、飼い主と離れることで過度な不安を感じ、問題行動を起こすことがあります。

予防策

  • 「お留守番」の練習: 短時間から徐々に留守番の時間を延ばし、飼い主がいなくても大丈夫だと学習させます。
  • 出かける前のルーティン: 出かける前の合図(鍵を持つ、上着を着るなど)を淡々と行い、犬に過度な期待をさせないようにします。
  • 独立心の育成: 犬が一人で遊べるおもちゃを与えたり、ハウスで過ごす時間を設けたりして、自立心を促します。

対処法

  • 環境エンリッチメント: 留守番中に退屈しないよう、知育玩具や長時間楽しめるおやつを与えます。
  • 帰宅時の対応: 帰宅時は、興奮している犬にすぐに反応せず、落ち着いてから声をかけたり触ったりします。
  • 専門家への相談: 行動がエスカレートし、破壊行動や自傷行為が見られる場合は、獣医行動学専門医や認定ドッグトレーナーに相談することを強くおすすめします。

マルチーズはこんな犬種

マルチーズは真っ白な被毛が魅力的な超小型犬。ぬいぐるみのように可愛らしい容姿から、日本でも非常に人気があり昔から馴染みのある犬種です。

温厚で人懐っこく甘えん坊の子が多いので、初めて犬をお迎えする人にもおすすめ。

どのような家庭でも飼いやすく、運動量も適度なので高齢の人にも向いているといわれています。

明るい性格だが、大人しい

とても人に懐きやすい

警戒心から吠えることもある

室内だけでも十分な運動量

 その他情報

原産地 マルタ
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 超小型
平均寿命 12歳~15歳
なりやすい病気 膝蓋骨脱臼,心臓病,流涙症,外耳炎
参考価格 20万円~40万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 シングルコート
毛色 ホワイト,レモン

体高

男の子21cm~25cm
女の子20cm~23cm

体重

男の子2kg~3kg
女の子2kg~3kg

マルチーズ誕生の歴史

マルチーズは世界最古の愛玩犬といわれています。紀元前1500年頃に、貿易の中継地であったマルタ島に移住した民族の船員達が持ち込んだ犬が基礎になっています。

マルチーズはイソップ物語にも描かれており、船員たちに愛玩犬として可愛がられていました。

やがて、貿易相手国に持ち込まれるようになり、15世紀頃からはフランス貴族のあいだで注目を集めました。

1813年以降マルタ島がイギリスの属領になった際、イギリスのビクトリア女王もマルチーズを取り寄せたことがきっかけで、一気に人気に火が付き大流行。

1968年~1984年のあいだは、日本でも登録犬種のトップを獲得しました。

マルチーズの大きさと体型

体高男の子:21cm~25cm
女の子:20cm~23cm
体重2kg~3kg

どれだけ大きくなっても体高が25cmほどにしかならず、体重も2kg~3kg程度と超小型犬らしい体のサイズ。コンパクトな体型の超小型犬で、抱っこしやすいのが特徴です。

ただ、そのぶんちょっとしたことでも怪我をするリスクがあり、体が小さいことは良いことばかりではありません。

マルチーズの被毛や毛色

マルチーズはシングルコートの長毛種。絹糸のようなサラサラとした被毛で、カットしなければ引きずるほどに長くなっていきます。

換毛期がないので抜け毛が少ないのが特徴です。主な毛色は以下のとおりです。

  • ホワイト
  • レモン

真っ白な毛を持つ子が多いですが、レモンと呼ばれるやや黄味がかった毛色を持つ子もいます。

そのほか、ごく薄いベージュのようなタンと呼ばれる、ホワイトによく似た色も存在します。

マルチーズの性格

マルチーズは明るく活発で愛情深く、飼い主さんによく懐きます。抱き犬として可愛がられてきた歴史もあり、人と一緒にいるのが好きな子が多いです。

好奇心旺盛で、おもちゃを追いかけたりしてよく遊びます。それと同時に小型犬らしく警戒心が強く怖がりな一面も持ち合わせています。

恐怖心から自分よりも体の大きな犬に向かっていくこともあるほど。幼いうちから社交性を身に着けさせるようなしつけを行いましょう。

マルチーズの平均寿命

マルチーズの平均寿命は12歳~15歳。犬全体の中でも平均的な長さといえるでしょう。他の犬種に比べて大きな病気にはかかりづらいといわれています。

しかし長毛・垂れ耳といった点から皮膚や耳のトラブルは起きやすいので、こまめにお手入れをしてあげてくださいね。

マルチーズがかかりやすい病気

膝蓋骨脱臼膝のお皿がずれて足に力が入らなかったり痛みを感じるなど歩行に影響を与える
僧帽弁閉鎖不全症心臓の僧帽弁が閉じなくなって血液が逆流する心臓病で、呼吸困難等を引き起こし死に至ることも
流涙症瞳から常に涙が溢れる状態になり、被毛が変色したり目やにが増える
外耳炎耳の中で炎症が起こり、耳に痒みや痛みを伴う

長い被毛が目に入ることで流涙症(りゅうるいしょう)を起こしたり、耳が蒸れることで外耳炎(がいじえん)を引き起こしやすいです。

こういった被毛や皮膚のトラブルは普段のお手入れで予防・緩和できることもあります。

僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)などは、症状が現れていなくてもゆっくり症状が進行していることがあり、これは検査をしないと気付けません。

そのため愛犬が健康に過ごしていても、年に1回は定期検診に行くことをおすすめします。

マルチーズを飼うのに向いている人

マルチーズ

マルチーズと一緒に暮らすのに向いている人の特徴をご紹介します。

「当てはまらない人はマルチーズを飼ってはいけない」ということではありませんが、愛犬に安全で幸せな生活環境を与えるために必要なことを解説しています。

お迎えを検討している人はぜひ参考にしてみてくださいね。

経済的に余裕がある人

経済的余裕があるかどうかは、愛犬の暮らしに大きく関わります。

これはマルチーズに限ったことではありませんが、犬のお世話をするにはフード代・予防接種代などさまざまな費用がかかります。

病気にかかったりケガをしてしまったりすると、治療費ももちろんかかります。

ある最新調査によると、超小型犬の飼育にかかる費用は年間で約18万円とされており、1か月あたり1.5万円程度の費用がかかることは想定しておかなければいけません。

愛犬に安心・安全な暮らしを提供するには、ある程度経済面に余裕がないと難しいでしょう。

参考:一般社団法人ペットフード協会 全国犬猫飼育実態調査

愛情を持ってお世話できる人

愛犬への愛情は犬種問わず必要ですが、甘えん坊のマルチーズは特に一緒に遊ぶ時間・かまってあげる時間が必要となります。

寂しさからストレスが溜まると分離不安症になってしまう可能性もあり、「毎日仕事でほとんど家に居られない…」という人には難しいでしょう。

おもちゃを与えてひとりで遊ばせるのではなく、おもちゃを使って一緒に遊んだり抱っこしたりとスキンシップが必要です。

愛犬とのコミュニケーションをとる時間的余裕がある人、またそれを苦に思わない人が向いているといえるでしょう。

継続的なお手入れができる人

マルチーズは絹のような長毛を持ち、トリミングしないと床に毛を引きずるほどに伸びてしまいます。

また、毛が非常に絡まりやすいので日々のブラッシングも欠かせません。

毎日のお手入れを面倒と感じずに行える人が、マルチーズの飼い主さんに向いているといえます。

マルチーズを飼うときのコツ

マルチーズ

マルチーズは特別、飼うことが難しい犬種ではないので、注意しなければいけないことは多くありません。

一般的に犬をお迎えしたら注意したいこと、飼うときのコツについてまとめました。

子犬期から社会化トレーニングとしつけを

犬の社会化トレーニング

基本的には友好的で人懐っこい犬種ですが、小型犬ゆえの警戒心を持ち合わせています。

そのため、ほかの犬に向かっていったり吠えたりしてしまうことも。物音に怯えて吠える場合もあります。

社会化期と呼ばれる生後3か月頃までに色々なことに触れさせ、社会性を身に着けさせましょう。

また、無駄吠えなどの問題行動を起こさないよう、子犬期から基本的なしつけを行うことが重要です。

お留守番はトレーニングをしてから

犬や猫の分離不安症の症状

マルチーズは甘えん坊で人なつこく、スキンシップが大好き。抱っこをせがんで常に飼い主さんと一緒にいたがる子もいます。

人に依存しやすい犬種だからこそ、いきなりお留守番をさせてしまうと寂しさから分離不安症になり、無駄吠えや粗相などをすることがあります。

留守番をさせるときは必ずトレーニングを行い、少しずつ単独で過ごせる時間を伸ばして行く必要があります。

同じ空間にいる時間を少しずつ短くしてみたり、別の部屋で少し過ごしてみたりと、常にべったりという時間を減らしていく必要があるのです。

運動不足やストレス解消のために散歩は必須

犬の散歩目安

運動量の多い犬種ではありませんが、毎日の適度な運動は必要です。

長距離の散歩でなくても大丈夫なので、あまりお散歩に時間が割けない人や高齢の飼い主さんとも相性がよいといえるでしょう。

飼い主さんとのコミュニケーションを好む犬なので、お散歩のほかに室内でもおもちゃなどで遊んであげてください。

季節や気温に応じて散歩時間は調整する

マルチーズは暑さや寒さに弱い犬種と言われているので、季節や気温に応じて散歩時間を調整する必要があります。

夏場など気温が高い日は朝方や夜など涼しくなる時間帯、冬場など気温の低い日は日中など暖かい時間帯を選びましょう。

また暑い日はこまめな水分補給を心がけ、寒い日は洋服を着せて愛犬の体温調節のサポートをしてあげましょう。

毎日ブラッシングが必須

ブラッシング手順

マルチーズはシングルコートなので、毛量自体はそれほど多くはありませんが、絡まりやすい毛質をしています。

毛玉や絡まりを防止するため、毎日優しくブラッシングをしてあげましょう。

もしも絡まりがひどく毛玉ができてしまった際には、目の細かいスリッカーブラシがおすすめ。

無理に引っ張ると皮膚トラブルになったり嫌がるようになるので、少しずつ丁寧にほぐしてあげてください。

定期的にシャンプーとトリミングが必要

犬や猫のお風呂・シャンプーの手順

通常は月に1回を目安に、梅雨の時期から夏場にかけては2~3週間に1回を目安にシャンプーをし、定期的にトリミングも行いましょう。マルチーズは真っ白な被毛をしているため、汚れがよく目立ちます。

また毛が非常に長く、特に顔まわりの毛が目に入ると流涙症・涙やけの原因となるため定期的なカットが必要です。

サロンでは、シャンプーとトリミングをまとめて丁寧に行ってくれます。自宅ですべて行うのは飼い主さんに負担もかかるので、プロにお任せするのがおすすめですよ。

目の周りや耳の中は常に清潔にしておく

犬の耳

マルチーズは涙やけが起こりやすく毛が白いため、ほかの犬種よりも汚れが非常に目立ちます。

また、長毛の垂れ耳なので耳の中が蒸れやすく、外耳炎を引き起こしやすい特性があります。

濡れたガーゼやペット用のウェットシートなどを使って、目の周りや耳の中の清潔を保ちましょう。

長い毛が目に刺さらないようにカットしたり、リボンで束ねてあげるのもおすすめです。

床は滑りにくい材質のものにする

日常的にできる関節ケアの方法

マルチーズは関節の病気にかかりやすく、ツルツルと滑るフローリングを走り回っていると関節に負担がかかってしまいます。

愛犬が遊ぶスペースはジョイントマットなどを使って、走っても滑りにくいよう対策をしてあげましょう。

また、足の裏の毛が伸びていると滑りやすくなってしまうので、定期的にサロンで毛をカットしてもらってください。

室内の温度はしっかり管理する

出典:Amazon

マルチーズはもともと南国出身の犬種ですが、室内で暮らしている歴史が長いこともあり、体温調節は苦手。毛量が少なく、暑さにも寒さにも弱いとされています。

犬にとって快適な室温は25℃前後と言われており、湿度は50~60%が適切だと言われています。

基本的にはエアコンを使って室温をコントロールし、特に冬場には加湿器もしっかりと使って湿度の維持も心がけましょう。

ただし、この温度湿度はあくまで目安なので、愛犬の様子をみながら調整してあげてください。寒い時期には洋服を着させてあげている飼い主さんも多いです。

フードは成長に合わせて調整する

犬のライフステージ

体を作っていく子犬の時期には多くの栄養素・エネルギー量が必要ですが、シニア期には運動量が減るためカロリーは抑えた方がよいと考えられます。

フードのパッケージには「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」といった記載があるため、愛犬の年齢にあったフードに切り替えるようにしましょう。

子犬期は体の成長に必要なカロリーが多めである一方、成犬期になると体の成長は止まるため、同じフードでは肥満気味になってしまいます。

子犬期は子犬用がおすすめですが、全年齢用と記載のあるものは、年齢に関わらず与えることができます。

マルチーズに合ったフードを与える

  • 主原料が良質な動物性タンパク質
  • 腸内環境や関節をサポートする成分を含有
  • オメガ6脂肪酸、オメガ3脂肪酸を含有
  • 食べやすい粒の大きさ

健康的な体づくりには、良質なタンパク質が必要。新鮮な肉や魚を使っているドッグフードが原則として良いでしょう。

マルチーズは関節に異常が出やすいため、グルコサミンやコンドロイチンといった関節に良いとされる成分が重要です。

また、心臓に良いと言われているタウリンや、L-カルニチンを含んだものもおすすめです。小型犬は口も小さいため、小粒のフードを選んであげるとよいでしょう。

この記事の執筆者

nademo編集部

執筆者情報

nademo編集部

編集部

新しい家族を迎えるペットファミリーにとって、欲しい情報をnademo編集部がお届けします。
「いつまでも どこまでも」必要な情報を理解するだけではなく、心もお腹も満たされるような日々のために。
&nademo(アンドナデモ)のコンセプトをもとに、飼い主さんとペットが安堵できる時間を演出します。


※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
※ 本記事はnademoが独自に制作しており、メーカー等から商品提供を受けることもありますが、記事内容や紹介する商品の意思決定には一切関与していません。
※ 記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がnademoに還元されることがあります。
※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。

-犬のお迎え
-