換毛期などで犬の毛が抜けるのは自然の摂理ですが、あまりにも多すぎる抜け毛は手入れ方法が間違っていたり、裏に病気が隠れている場合もあります。
ただ、普段から抜け毛の多い子もいますし、反対にある日突然、抜け毛が多くなったということもあるでしょう。
動物病院へ行くにしても、いつ頃からどの程度多くなったのかを理解する必要があり、そのうえで治療を行います。
そのためにもまずは、この記事では犬の抜け毛の原因と適切な対策について詳しく解説していきます。
この記事の結論
- ダブルコートの犬は換毛期に大量の抜け毛が出るものの、この抜け毛は自然の摂理
- 手入れ不足、環境やストレス、老化などでも抜け毛が多くなる
- 抜け毛を放置すると、皮膚病を中心とした健康被害が発生する
- 抜け毛に対する適切な対策方法は、体に合わせた十分なブラッシング
第一種動物取扱業(訓練)/犬の栄養管理士アドバンス/JKC愛犬飼育管理士
現在は出張訓練をメインとし、自身の犬、生徒さんの犬と訓練競技やノーズワークなどに取り組む。
プレゼント企画やお友だち限定企画も用意してありますので、友だち追加お待ちしております!
目次
犬の抜け毛が多くなる理由
抜け毛が多くなる理由はさまざまで、もっとも多く考えられるのが換毛期であることと、ブラッシング不足です。
換毛期はダブルコートの犬種において見られる現象であり、ブラッシング不足は単純に飼い主さんのお手入れ不足です。
ですがこれらは抜け毛が多くなる理由として多く見られ、また改善方法や対策もはっきりとしています。
そのほかの理由なども合わせて、どんな理由があるのかを確認してみましょう。
換毛期
オーバーコートとアンダーコートを持つダブルコートの犬には1年に2回、春と秋に換毛期があります。
アンダーコートが抜けて生え変わることによって、多くの抜け毛が発生します。
犬種によって期間のズレはありますが、おおよそ約1か月程度で換毛が終了します。
春の換毛期には密集した冬用のアンダーコートが抜けて、暑い夏に向けて通気性の良い夏用のアンダーコートに生え変わります。
秋の換毛期には夏用のアンダーコートが抜けて、保温性の高くなる冬用のアンダーコートへと生え変わります。
犬はこの換毛サイクルを繰り返すことで、夏や冬などの極端な気温・湿度に対応しています。
ブラッシング不足
犬の抜け毛対策にブラッシングは欠かせません。結局のところ、ブラッシングである程度は防げるからです。
毛が抜けたからといって全ての抜け毛が犬の体から落ちて離れるわけではないので、ブラッシングによって抜け毛を取り去ってあげなければいけません。
適切にブラッシングがされていない犬は抜け毛が体に溜まってしまい、見た目も、通気性も悪くなってしまいます。
換毛期だからといって急にブラッシングしようとすると拒否する犬もいますので、常日頃からブラッシングされることに慣れさせてあげましょう。
ストレス
犬も不安や運動不足、欲求不満などのストレスによって、心因性の脱毛が起こることがあります。
心因性の脱毛によって皮膚があらわになると、気になったり違和感があったりしてその部分を舐める行動があらわれます。
痒みを感じている場合もありますので、状態をよく見極めて投薬などの内科的治療を検討しましょう。
ストレスへの対処は、抗不安薬を投薬するなどの治療のほか、生活環境や運動量の見直しなど、ストレスの原因を取り除いてあげることが重要です。
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栄養不足
人間の頭髪同様、犬の被毛も栄養不足になるとパサついて毛艶が悪くなったり抜けたりしてしまいます。
犬の被毛の主成分はケラチンというタンパク質です。ケラチンが不足すると抜け毛や被毛のパサつき、ツヤがなくなります。
ケラチンは18種類のアミノ酸から構成されるタンパク質で、特にシスチン、グルタミン酸、ロイシンの3種類のアミノ酸が多く含まれています。
被毛の健康のために、これらのアミノ酸をバランスよく摂取できるような食事やサプリメントを取り入れると良いでしょう。
老化
犬も高齢になると体内の酸化が起こり、免疫力が低下したりホルモンバランスが崩れたりといった変化が現れます。
被毛についても、白髪が増えたり伸びるスピードが遅くなったり、一定だった換毛期がずれたりするようになります。
換毛期の抜け毛も今までよりも抜けなくなったり、逆に大量に抜けてその後生え変わらないなどのケースも認められます。
老犬の場合、夏のサマーカットなどは秋になっても冬毛が生えてこなかったりすることがあるので、注意しましょう。
老化は止めることはできませんが、こまめなブラッシングをして抜け毛を取り除いてあげるなど、丁寧なお手入れをすることで皮膚や被毛の健康を維持してあげましょう。
病気
多すぎる抜け毛の裏には、思いもよらない病気が隠れていることもあります。
換毛期であれば時期ものなのでその時期を過ぎれば解決しますし、ブラッシング不足も頻度を上げることで対応できます。
しかし病気の場合には自宅でできるケアがなく、動物病院で適切な治療を受けなければいけません。
毛の抜け方が今までとは違うと感じたら、まずは動物病院を受診して獣医師の診断を仰ぐことをおすすめします。
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犬の多い抜け毛を放置するとどうなる?
結論から言えば、多い抜け毛をそのまま放置していて良いことはありません。
どのような理由であっても、抜け毛が多いことによって愛犬自身はもちろん、飼い主さんも悪影響を受ける可能性が高まります。
抜け毛が多いならばできる限り減らせるようなケアが必要になるので、まずは減らすべき理由について確認してみましょう。
ノミやダニが発生しやすくなる
犬の抜け毛を掃除せず放置すると、抜け毛のフケを栄養源とするノミやダニが繁殖するきっかけになってしまうことがあります。
ダニは犬の皮膚にもぐりこんで噛みつき、抜け毛と痒みを引き起こします。さらに掻きむしることで皮膚や被毛の状態が悪化します。
また、犬がノミに噛まれると皮膚に炎症が起こり脱毛したり、強い痒みによってダニ同様皮膚の掻きむしりが起きてしまいます。
犬の抜け毛はダニやノミの温床となる恐れがあるので、放置せずこまめに清掃するようにこころがけましょう。
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毛玉ができやすくなる
多くの抜け毛が発生する換毛期にはブラッシングなどの手入れが追いつかず、毛玉ができてしまうことがあります。
抜け毛が残った犬の皮膚は湿気がこもり、皮膚に皮脂汚れが溜まりやすくなります。
そこへホコリなどがからまって毛玉になってしまうのです。
被毛がからまった毛玉はほぐすのも大変で、結局は切るしかなくなってしまうことも多いので、毛玉にならないように抜け毛はしっかり除去するようにしてください。
病気や脱毛の原因になる
ブラッシングを怠り、抜け毛が犬の体に残ったままにしておくと、抜け毛が絡まって毛玉になります。
そしてその毛玉を中心として、皮膚のトラブルやノミ・ダニなどの寄生虫の温床となり、病気の原因となることがあります。
皮膚のトラブルは痒みや脱毛の症状を伴うことも多く、愛犬自身にも負担がかかります。
また、部屋の隅に溜まった抜け毛は見た目にも不衛生ですし、抜け毛のフケを餌にするノミやダニの繁殖が活発になってしまう可能性もあるのです。
そのため、抜け毛は放置せず、丁寧に手入れや掃除をすることが重要です。
犬アレルギーの原因になる
抜け落ちた毛は空中で舞いやすいため、ハウスダストの増加に結びつく可能性があります。
犬の抜け毛には多くのアレルゲンが含まれているため、犬アレルギーがない人でも抜け毛によるハウスダストでアレルギー症状が発症してしまうかもしれません。
普段は清潔にしていたから発症しなかった、という可能性もあるため、多い抜け毛はきちんと処理しなければいけません。
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犬の抜け毛が多い際に考えられる病気
抜け毛が多くなっているときには、病気であることも考えられるため、自己判断は危険です。
動物病院で適切な検査と治療を受けつつ、獣医師の指示に従ってケアしてあげましょう。
脱毛症
黒色被毛脱毛症
黒色被毛脱毛症とは、黒を含む2色以上の毛色の犬に発症する病気で、黒色の被毛部分のみに脱毛が起こります。
被毛の色を決定するメラニン色素の受け渡しがうまくいかず、メラニン色素が被毛の中に溜まってしまうことで被毛が弱くなり、途中で折れたり、脱毛したりしてしまう病気です。
好発犬種としては、ダックスフンド、ビーグル、ボーダー・コリー、パピヨン、ジャック・ラッセル・テリアなどがあげられ、比較的若い年齢で発症します。
遺伝性の疾患であることが強く疑われ完治は難しいため、適切な皮膚のお手入れや、脱毛部分の紫外線による悪影響を避けるために服を着せて外出するなどの生活上の工夫が必要となります。
淡色被毛脱毛症
黒色の被毛が脱毛する黒色被毛脱毛症に対して、ブルーやシルバー、フォーンなどの淡いの被毛が脱毛する病気が淡色被毛脱毛症です。
先天性の遺伝が原因となっていることが多く、顔面や四肢などの被毛から症状が進行します。
好発犬種はドーベルマン、ミニチュア・ピンシャー、パピヨン、チワワ、ダックスフンド、シェットランド・シープドッグなどです。
パターン脱毛症
犬種によって特徴的な部位に脱毛が起こる病気が、パターン脱毛症です。
左右対称の脱毛が鼻や耳の周り、脚、尻尾、腹部などに起こります。
好発犬種のヨークシャー・テリアでは、鼻、耳、脚、尻尾の脱毛が進み、皮膚が黒光り状態にまでなってしまうこともあります。
チワワ、ダックスフンド、トイ・プードル、ボストン・テリア、ミニチュア・ピンシャーなどは、耳の外側全体に脱毛が起こる場合と、耳の根本や首、腹部、内股などの複数か所に脱毛が起こる場合とがあります。
いずれも発症年齢は若く、6か月程度から脱毛症状が現れ、年齢とともに進行していきます。
黒色被毛脱毛症、淡色被毛脱毛症と同様、遺伝性の疾患であると言われています。
側腹部脱毛症
側腹部脱毛症とは、体の側面を中心に左右対称の脱毛が周期的に発生する病気です。
日照時間が短くなってくる12月頃から発症し、日照時間が長くなる春から初夏頃までには改善していきます。
原因は不明ですが、ボクサー、ミニチュア・シュナウザー、エアデール・テリア、ブルドッグなどが好発犬種とされています。
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
副腎皮質機能亢進症(ふくじんひしつきのうこうしんしょう)は、別名クッシング症候群ともいい、中~高齢の犬に好発する内分泌疾患です。
副腎から分泌される副腎皮質ホルモンが過剰供給となり、体に左右対称の脱毛や皮膚が薄くなるなどの皮膚トラブルや、多飲多尿や食欲の亢進など、複数の症状が現れます。
症状としては、ほかにも神経症状を引き起こすことがあり、死に至る可能性もあります。
皮膚炎
アレルギー性皮膚炎
犬のアレルギー性皮膚炎は食物中の、主にタンパク質に反応して起こる皮膚炎です。
主な症状は強い痒みで、患部を掻き壊してしまうことによって症状が悪化します。
アレルギー性皮膚炎の場合、痒みに加えて便が軟化するなどの症状を併発することもあります。
主な治療方法としては、食事中のタンパク質を制限または除去し、症状が改善されるかどうかを観察していきます。
アトピー性皮膚炎
犬のアトピー性皮膚炎は人間のアトピー性皮膚炎と共通点が多く、花粉やダニなどに反応してしまうことで発症します。
1歳~3歳程度の若い年齢で発症し、はじめは特定の季節などに発症する程度ですが年齢を重ねるうちに1年中症状が出てしまうケースも珍しくありません。
主な症状は強い痒みで、患部を掻いてしまうことによって症状が悪化します。
完治は難しいとされ、生涯に渡りアトピーの症状と向き合っていかなければなりません。
マラセチア皮膚炎
マラセチアは犬の皮膚に住む常在菌で、皮膚から発生する皮脂を栄養源としています。
湿度の高い環境が続くなど、何かのきっかけによりマラセチアが増殖することによってマラセチア皮膚炎を発症し、強い痒み、脱毛、赤味などの皮膚トラブルが起こります。
シャンプーや食事の工夫によって皮脂分泌をコントロールし、マラセチア菌を適正な状態に維持することが求められます。
膿皮症
犬の膿皮症の原因は、常在菌でもあるブドウ球菌の増殖です。
何らかの要因によって犬の免疫力や皮膚のバリア機能が低下すると、皮膚の表面や毛穴の中でブドウ球菌が増殖し、炎症を起こします。
皮膚に赤いブツブツやニキビのような嚢胞ができ、激しい痒みに襲われ、掻いたり舐めたりしているうちに脱毛してしまうこともあります。
治療方法としては消毒やシャンプー、抗生物質の内服などが検討されます。
適切なシャンプーやブラッシングなどのお手入れや、居住空間の温度や湿度を適正に保つなどの対策で愛犬の皮膚を清潔に維持することで膿皮症を予防しましょう。
寄生虫
犬に寄生する虫といえば、ノミ、マダニ、フィラリアを媒介する犬糸状虫などをよく耳にしますが、脱毛を引き起こす寄生虫は、ニキビダニ(毛包虫)です。
ニキビダニはさまざまな哺乳類の毛穴の中に寄生する虫で、健康な状態であれば害を及ぼすことはありません。
ただ、免疫力が低下するなどしてニキビダニが増殖してしまうと、皮膚に炎症が起こってしまいます。
目の周りなどの局所的な脱毛や皮膚の赤味、フケなどが症状としてあらわれ、まれに痒みを伴います。
シャンプーや駆虫薬の内服などで治療しますが、ニキビダニはマダニと異なりスポットタイプの駆虫薬は効き目がないので注意が必要です。
甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンは体の機能を活性化する役割がありますが、甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)に罹ると甲状腺ホルモンの分泌量が低下します。
その後、元気がなくなりぼんやりとした状態となって、抜け毛や肥満などさまざまな症状があらわれます。
甲状腺ホルモン薬を投与して、不足しがちな甲状腺ホルモンを補うことで治療していきます。
同じ犬でも必要な甲状腺ホルモンの量は体調や加齢によって変化していくので、定期的な血液検査を行い適切に投薬していきます。
基本的に投薬は生涯必要になるでしょう。
犬の抜け毛で病院を受診する判断基準
もっとも悩むのは、どんな状況であれば動物病院を受診すべきか、という目安でしょう。
一般的に抜け毛が多くなっているというだけであれば、病気以外であるとも考えられます。
反対に痒みや赤み、そして脱毛などの明らかな異変がある場合には、すぐ受診する方が良いです。
痒み、赤み、脱毛などがなければ様子見
大量に毛が抜けていても、すぐに焦る必要はありません。
- 皮膚を舐めたり掻いたりしていない
- 皮膚に赤みがない
- 地肌は見えない
- フケなどの分泌物や異臭がない
上記に該当するならば、病院を受診せずに様子を見て良いと思われます。
一般的に上記のようなものが皮膚異常の症状として見られるようになるため、これらが見られないなら換毛期などが原因と考えられるでしょう。
ただ、被毛によって皮膚の状態が見えづらいと思いますので、安易な判断はしないようにしましょう。
明らかな異変がある場合には病院を受診する
脱毛している部分に以下のような症状が発生している場合は病院を受診し、獣医師の診断を仰ぎましょう。
注意したい症状
- 皮膚が見えるほどの脱毛
- 肌の赤み
- 常に同じ箇所を掻いている
- 常に同じ箇所を舐めている
- 皮膚が黒ずんでいる
- 異臭がする
- 分泌物が出ている
少なくとも上記のような症状が見られているのであれば、すぐに動物病院を受診してください。
治療が遅れると徐々に悪化してしまい、治療に時間がかかってしまいます。
犬の抜け毛の対策方法
抜け毛の対策は難しいものばかりというわけではなく、日常的なケアばかりです。
ただ、そのひとつずつを怠ってしまうと、徐々に抜け毛が増える原因になってしまいます。
ブラッシングやシャンプーなど、日頃からできることばかりなので、ぜひ覚えておきましょう。
ブラッシング
ブラッシングは抜け毛対策の基本中の基本であり、必要不可欠な対策方法です。
犬の皮膚被毛に関するトラブルは、丁寧なブラッシングである程度の対策が可能になっており、逆に言えばブラッシングをしていないと多くの皮膚被毛トラブルに陥ります。
丁寧にブラッシングすることで抜け毛を取り除けますし、ブラッシングタイムは愛犬の体に直接触れ、観察する機会となります。
コミュニケーション時間にもなる上、異常があった場合にはすぐに気付いて対処することができます。
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シャンプー
シャンプーして水で洗い流すことによって、愛犬の体からより多くの抜け毛を除去することができます。
毛穴の汚れによって脱毛してしまうこともあるので、シャンプーで毛穴汚れを解消してあげましょう。
必要な皮脂まで落としてしまうので、シャンプーの場合はブラッシングのように毎日できません。
適切な頻度を守りつつ、特に換毛期にはシャンプーでごっそりと抜け毛除去をしてあげると良いです。
トリミング
ゴールデン・レトリーバーやポメラニアンなど、抜け毛の多い長毛犬にはトリミングで被毛を短めに整えてあげることも良いでしょう。
被毛が短くなることでブラッシングやシャンプーもしやすくなり、皮膚の状態を確かめやすくなります。
ただし、短すぎるトリミングは皮膚を紫外線にさらすことにもなるので注意が必要です。
ノミやダニにも噛まれやすくなりますので、こちらについても注意してあげてください。
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服を着させる
根本的な解決にはなりませんが、愛犬に服を着せることも抜け毛対策として有効です。
服を着ていれば、服に覆われている部分の被毛が抜けても周囲に飛び散ることはありません。
抜け毛が部屋中に落ちないというだけであって、大量の抜け毛の原因を解決できるものではありません。
服の中に抜け落ちた毛は洗濯するなどして綺麗に取り去り、再度着用させるようにしてください。
フードの変更
抜け毛をはじめとした皮膚や被毛の健康が気になる愛犬の場合、フードを変更してみるのもひとつの対策としておすすめです。
皮膚や被毛の健康状態を良好に保つためには、皮膚や被毛を形成するタンパク質、必須脂肪酸、ビタミンB群、亜鉛などの栄養素を重視しているフードを選んでみてください。
また、食物アレルギーによる抜け毛対策であれば、原因となっているアレルギー食材が含まれているフードは避けるようにします。
牛、鶏、ラム、卵、乳製品、大豆や小麦などの穀類、食品添加物などもアレルゲンとなりやすいので気をつけるようにします。
犬の抜け毛に使いたいおすすめグッズ
抜け毛対策の基本中の基本となるブラッシングには、専用のブラシが必要になります。
ですが、犬用のブラシにはさまざまな種類があり、種類に応じた使い方というものがあります。
抜け毛対策に適したブラシもあれば、そうでないブラシもあるので、それぞれ使い方やおすすめブラシをみていきましょう。
ブラシ
犬用のブラシと言っても、除毛を目的としたものもあれば、ツヤ出しを目的としたものもあります。
毛玉をほぐすためであったり、最終的に毛並みを整える目的であったり、使い勝手はさまざま。
抜け毛対策としてはオーバーコートとアンダーコート、その両方の除毛を目的としたものが適切です。
スリッカーブラシ
ピンが「く」の字に曲がったスリッカーブラシは、軽い力で不要な抜け毛を除去してくれる、お手入れの最初に使うブラシです。
絡まった長毛や出来てしまった毛玉などのときほぐしにも有効です。
背中から尻尾に向かって優しくブラッシングしてあげましょう。
ラバーブラシ
短毛種やスムースコートの犬種におすすめなのがシリコンやゴム製のラバーブラシです。
被毛が短くても皮膚を傷つける心配がないので安心してお手入れができます。
シャンプーしながら使うこともできるので効果的に抜け毛が除去できますし、マッサージ効果もあるのでブラッシングが苦手な愛犬の入門ブラシとしてもおすすめです。
スクラッチャーブラシ
スクラッチャーブラシは特殊な形状の刃で抜け落ちかかった被毛をかきとって集めてくれます。
かなりよく抜け毛が取れるため、同じ場所に繰り返し使うと毛が抜けすぎてしまったり、刃で皮膚を傷つけてしまうこともあるので、週1~2回程度の使用にとどめましょう。
スクラッチャーブラシを使う前にスリッカーブラシで被毛のもつれや毛玉を取り除いておくとスムーズです。
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シャンプー
抜け毛の多い犬や換毛期にはシャンプーの回数を増やして、しっかりと抜け毛を洗い流したいものです。
しかし、シャンプーの頻度を増やしすぎると皮膚の乾燥やすすぎ残しが心配です。
シャンプーの頻度が増える時期は、愛犬の皮膚や被毛の状態に合わせて選ぶとよいです。
普段より保湿効果が高く、短時間で洗い流せる泡切れのよいシャンプーを選ぶなどの工夫をしましょう。
犬の落ちた抜け毛の掃除方法
どれだけ抜け毛対策を徹底していたとしても、抜け毛が全く落ちないというわけではありません。
そこで必要なのが抜け毛のお掃除。どんな方法が適しているのか、いくつか代表的なものをご紹介します。
①掃除機よりもコロコロで吸着する
軽く、室内を舞い飛ぶ抜け毛は、掃除機ではなかなか綺麗に掃除することができません。
目についた抜け毛は手軽で確実に抜け毛をキャッチしてくれるコロコロで吸着してしまいましょう。
コロコロは着用している衣類にも使えるので、外出時に衣類に付いた気になる抜け毛をさっと処理することもできます。
②上から下へと掃除をしていく
舞い上がった抜け毛は、部屋の上から下へ落ちていきます。
掃除の順番としては窓のサッシや棚の上部、机の上などの高い場所はハンディモップを使ったり拭き取ったりして毛を下へ落とします。
次に椅子の上やソファ、最後に床と効率よく掃除していきましょう。
③下に落ちた抜け毛は掃除機で
下に落ちた毛は最終的に掃除機で吸い取ります。
抜け毛は軽く、掃除機の排気で再び舞い上がってしまうこともあるので、ゆっくりと掃除機をかけていきましょう。
部屋の隅や角には抜け毛が溜まりやすいので丁寧に掃除機をかけます。
抜け毛の多い犬種
柴犬
厳しい冬の山岳地帯で猟犬として働いていた柴犬は、温かいダブルコートの被毛で厳しい寒さから身を守っていました。
春の換毛期になると寒さをしのぐためのアンダーコートがごっそりと抜けるので、抜け毛が大変多くなります。
日本犬の代表的な犬種ではありますが、お手入れの面ではやや大変なところもあります。
主人に忠実で警戒心が強い
飼い主には忠実だが、独立心もある
警戒心から多くなることもある
元々猟犬であったため、運動能力は高い
その他情報
原産地 | 日本 |
犬種グループ | 5G:原始的な犬・スピッツ |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 食物アレルギー性皮膚炎,アトピー性皮膚炎,膿皮症 |
参考価格 | 10万円~40万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | 胡麻,赤,赤胡麻,黒褐色,黒胡麻,白 |
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ゴールデン・レトリーバー
ダブルコートのゴールデン・レトリーバーも抜け毛が多い犬種として有名です。
金色の長い被毛を持つ長毛種なので1本1本の抜け毛が目立つため、実際より多く抜けているように感じます。
また、大型犬は体の表面積が広いので、小型犬に比べ多くの毛が抜けます。
温厚で知的、気配りもできる
主人に気に入られるよう努力するほど
大人しいためあまり吠えない
能力は高くなく、運動不足になりがち
その他情報
原産地 | スコットランド |
犬種グループ | 8G:7グループ以外の鳥猟犬 |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 10歳〜12歳 |
なりやすい病気 | 股関節形成不全,耳血腫,甲状腺機能低下症,悪性リンパ腫 |
参考価格 | 10万円~30万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ゴールド,クリーム |
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ラブラドール・レトリーバー
ラブラドール・レトリーバーは短毛ですが、ダブルコートですので換毛期には多くの抜け毛が発生します。
短毛の抜け毛がやっかいなのは、短い毛がソファなどの繊維に刺さって奥まで入りこんでしまい、掃除がしにくい点にあります。
ゴールデン・レトリーバーよりは抜け毛の量が少なくなりがちなものの、体も大きくお手入れが少し大変です。
学習能力がとても高く、従順な性格
とても懐いてくれる
あまり多くはない
高くないが、十分なお散歩が必要
その他情報
原産地 | カナダ |
犬種グループ | 8G:7グループ以外の鳥猟犬 |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 10歳~13歳 |
なりやすい病気 | 外耳炎,股関節形成不全,白内障,緑内障,胃拡張捻転症候群 |
参考価格 | 20万円前後 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ブラック,イエロー,チョコレート |
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ボーダー・コリー
長毛と短毛、被毛の長さが異なる種類が存在するボーダー・コリーですが、いずれもダブルコートなので換毛期には多くの毛が抜けます。
長毛のボーダー・コリーはスリッカーブラシ、短毛はラバーブラシなどでブラッシングを行い、抜け毛を除去し、皮膚の健康を維持する必要があります。
明るくて活発な性格
飼い主に忠実で懐きやすい
よく吠える
運動能力が高く、多くの運動量が必要
その他情報
原産地 | イギリス |
犬種グループ | 1G:牧羊犬・牧畜犬 |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 10歳~17歳 |
なりやすい病気 | 股関節形成不全,コリーアイ症候群(コリー眼異常),水晶体脱臼,白内障,皮膚炎 |
参考価格 | 20万円〜50万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | スムースコート,ロングコート |
毛色 | ブラック&ホワイト,レッド&ホワイト,ブルー&ホワイト,セーブル&ホワイト,クリーム&ホワイト,レッドマール,ブルーマール,チョコレート,トライカラー |
パグ
短毛のパグですが、ダブルコートの被毛を持っていますので、実は意外と抜け毛の多い犬種です。
パグはもともと皮脂の分泌が多く、マメなシャンプーやブラッシングが欠かせません。
顔や体のシワの部分に汚れがたまり、菌が繁殖しやすくなりますので濡れタオルなどで拭いて清潔に保ちましょう
明るく陽気だが、とても落ち着いた性格
人との時間は大切だが、マイペースな面も
警戒心が少なく、ほとんど吠えない
太りやすいため、適度な運動が必要
その他情報
原産地 | 中国 |
犬種グループ | 9G:愛玩犬 |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 水頭症,壊死性髄膜脳炎,短頭種気道症候群,洞不全症候群,間擦疹,レッグ・カルベ・ペルテス病,乾性角結膜炎 |
参考価格 | 30万円~40万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | シルバー,アプリコット,フォーン,ブラック |
ポメラニアン
ふわふわでボリューミーな被毛が特徴のポメラニアンは、被毛料も多くダブルコートの犬種です。
オーバーコートもアンダーコートもふわふわなので、ブラッシングしても被毛の奥で絡まった抜け毛にブラシが到達せず、お手入れが難しい犬種でもあります。
どうしても抜け毛の除去ができない場合は、毛玉になる前にプロのトリマーに任せるのも良い方法です。
人間好きで活発な性格
甘えん坊でとても懐きやすい
警戒心から吠えやすい
遊ぶのが好きなので運動量も多い
その他情報
原産地 | ドイツ |
犬種グループ | 5G:原始的な犬・スピッツ |
大きさ | 超小型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 難聴,高眼圧症,皮膚病,外耳炎,骨折,脱臼 |
参考価格 | 30万円~100万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ホワイト,ブラック,ブラウン,レッド,オレンジ,クリーム,セーブル,ブラック&タン,ブラウン&タン,スポット,ブリンドル |
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シベリアン・ハスキー
極寒のシベリア原産のシベリアン・ハスキーはその寒さに耐えるために、非常に分厚く密なダブルコートを持っています。
そのため、短毛とはいえ換毛期の抜け毛は非常に多くなりますので、こまめなブラッシングが必要です。
日本ではあまり飼育されていませんが、もしお迎えすることになったらきちんとブラッシングを忘れないようにしましょう。
陽気で穏やか
友好的で人懐っこい
吠えやすいのでしつけが大事
運動好きでスタミナがある
その他情報
原産地 | アメリカ合衆国 |
犬種グループ | 5G:原始的な犬・スピッツ |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 白内障,緑内障,進行性網膜萎縮症(PRA),膝蓋骨脱臼,股関節形成不全 |
参考価格 | 20万円~50万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ブラック,ホワイト,カッパーレッド,シルバー,ブラック&ホワイト,チョコレート&ホワイト,シルバー&ホワイト,レッド&ホワイト |
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秋田犬
秋田犬の出身地である東北地方の秋田県は言わずと知れた寒冷地です。
秋田犬の被毛は寒さから身を守るため密集したダブルコートで、少し長めかつふわっとした見た目が特徴となっています。
大型犬ですので体の表面積が大きく、換毛期の抜け毛の量は非常に多くなります。
手間はかかりますが、こまめなブラッシングで抜け毛の除去をしてあげましょう。
穏やかで賢く忠誠心が強い
飼い主に懐きやすい
警戒心が強く吠えやすい
多くの運動量を必要とする
その他情報
原産地 | 日本 |
犬種グループ | 5G:原始的な犬・スピッツ |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 10歳~12歳 |
なりやすい病気 | 股関節形成不全,鼓腸症,ブドウ膜皮膚症候群,眼瞼内反症 |
参考価格 | 10万円~40万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | 赤,白,虎,胡麻 |
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抜け毛の少ない犬種
トイ・プードル
今や押しも押されもせぬ人気犬種のトイ・プードルですが、人気の理由はその愛らしさはもちろんのこと、抜け毛の少なさにあるのではないでしょうか。
トイ・プードルはシングルコートなので、アンダーコートの換毛がないことと、抜けた毛が独特のしっかりとした巻き毛に引っかかるので舞い散りにくいのです。
ただ、抜け落ちた毛が体に残ったままですと皮膚の健康に悪影響を及ぼすので、丁寧なブラッシングはやはり欠かせません。
好奇心が強く、非常に賢い
他人や犬に対しても懐く
臆病な面もあるため吠えやすい
とにかく体を動かすのが大好き
その他情報
原産地 | ドイツ,フランス |
犬種グループ | 9G:愛玩犬 |
大きさ | 超小型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 膝蓋骨脱臼,流涙症,白内障,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),外耳炎 |
参考価格 | 30万円前後 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | シングルコート |
毛色 | ブラック,ホワイト,シルバー,グレー,アプリコット,ブラウン,ブルー,カフェ・オ・レ,クリーム |
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シー・ズー
長く美しい被毛を持つ小型犬のシー・ズーの祖先は、乾燥した高地に住む大型犬ラサ・アプソです。
ラサ・アプソの被毛はその厳しい自然環境から身を守り保温するためのものでしたので、シー・ズーの被毛もその機能を受け継いでおり、そう簡単には抜けません。
とはいえ全く抜けないわけではありませんし、細くてしなやかな長毛はとても絡みやすいのでブラッシングなどのお手入れは必ずするようにしてください。
活発なときと、大人しいときの両面がある
人懐っこいが、マイペースでもある
比較的、吠えることは少ない
一般的な運動量と能力
その他情報
原産地 | 中国 |
犬種グループ | 9G:愛玩犬 |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 椎間板ヘルニア,尿路結石症,幽門狭窄,乾性角結膜炎,結膜炎,緑内障 |
参考価格 | 15万円〜30万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ゴールド,ブラック,ホワイト,ブルー,シャンパン,ホワイト&ゴールド,ホワイト&ブラック |
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パピヨン
パピヨンは一般的にはシングルコートに分類されますので、ダブルコートの犬種に比べれば抜け毛は少ないです。
ただ、血統によってはダブルコートのパピヨンも存在するため、その子にあったケアが必要。
長く伸びる被毛は細く、柔らかで繊細ですので、コームやピンブラシ、ときにはスリッカーブラシなどで丁寧にお手入れしなければなりません。
明るく活発、遊ぶことが大好き
主人や家族に対して愛情深い
多いが知能指数は高く、しつけで軽減可能
お散歩や運動をすることが好き
その他情報
原産地 | フランス |
犬種グループ | 9G:愛玩犬 |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 13歳~16歳 |
なりやすい病気 | 皮膚病,胃腸炎,外耳炎,眼疾患,腫瘍 |
参考価格 | 10万円~30万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | シングルコート |
毛色 | ホワイト&ブラック,ホワイト&ブラウン,ホワイト&セーブル,セーブル,トライカラー |
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マルチーズ
マルチーズの被毛はシングルコートですので、抜け毛は少な目です。
しかし、その被毛は長く伸び続け、細くて絡まりやすいので定期的なトリミングと毎日のブラッシングも必要です。
真っ白な毛色を美しくキープするためには、シャンプーも欠かせません。
明るい性格だが、大人しい
とても人に懐きやすい
警戒心から吠えることもある
室内だけでも十分な運動量
その他情報
原産地 | マルタ |
犬種グループ | 9G:愛玩犬 |
大きさ | 超小型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 膝蓋骨脱臼,心臓病,流涙症,外耳炎 |
参考価格 | 20万円~40万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | シングルコート |
毛色 | ホワイト,レモン |
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ヨークシャー・テリア
ダークスチールブルーと称される美しい被毛のヨークシャー・テリアもシングルコートです。
抜け毛は少ないですが、伸び続けるのでトリミングは欠かせませんし、目の中に被毛が覆いかぶさらぬようリボンなどで留めないとなりません。
用心深さと勇敢さを持つ
少しずつ懐いていくタイプ
警戒心から吠えやすい
活発だが運動量は多くない
その他情報
原産地 | イギリス,イングランド |
犬種グループ | 3G:テリア |
大きさ | 超小型 |
平均寿命 | 13歳~16歳 |
なりやすい病気 | 門脈体循環シャント,膝蓋骨脱臼,レッグ・カルベ・ペルテス病,気管虚脱,尿路結石症 |
参考価格 | 30万円~40万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | シングルコート |
毛色 | ブラック&タン,スチールブルー,ゴールド,シルバー,ブラック&ゴールド,ブルー&タン,ブルー&ゴールド,ダークスチールブルー&タン |
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ビション・フリーゼ
真っ白でふわふわのダブルコートが特徴のビション・フリーゼは穏やかで温暖な気候の地中海の国原産の犬種です。
そのため、ダブルコートではありますが換毛サイクルが長いことと、ふわふわの被毛に抜け毛が絡まって落下しにくいことから、抜け毛が少ない犬種と言われています。
抜けにくい毛質ではありますがどんどん伸びるので、定期的なトリミングは必要です。
陽気な性格でとても人懐っこい
人間や動物が大好きで懐きやすい
無駄吠えは少なく、しつけもしやすい
運動能力はとても高い
その他情報
原産地 | フランス,ベルギー |
犬種グループ | 9G:愛玩犬 |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 13歳~16歳 |
なりやすい病気 | 膝蓋骨脱臼,外耳炎,尿路結石症 |
参考価格 | 20万円~40万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ホワイト |
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この記事の執筆者
ライター/第一種動物取扱業(訓練)/犬の栄養管理士アドバンス/JKC愛犬飼育管理士
犬好きが高じたことと、自身の飼育するビーグル犬が噛み犬でしつけに大変苦労した経験から長年の憧れだったドッグトレーナーの許可を2022年に取得、ドッグトレーナーとして起業。
現在は出張訓練をメインとし、自身の犬、生徒さんの犬と訓練競技やノーズワークなどに取り組む。
自身のビーグル犬は訓練に向いた犬種ではないが、訓練競技会において理事長賞などの賞歴多数。
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