ジャパンケネルクラブ(JKC)「2023年(1月~12月)犬種別犬籍登録頭数」によると第1位はプードルで、中でもトイ・プードルは77,908頭とダントツトップ。
日本ではここ15年間ほど首位を独走する人気犬種のトイ・プードルですが、ヨーロッパではミニチュア・プードルのほうが人気者なのだとか。
体高もトイ・プードルが24cm~28cm、ミニチュア・プードル28cm~35cmと、意外にもボディサイズにそんなに大差はありません。
「都会で飼うにはほどよい大きさ」とも言われている、ミニチュア・プードルの魅力についてお伝えします。
この記事の結論
- ミニチュア・プードルは人気の高いプードル族の中でも国内では最も希少
- 正式に認定されているプードル族の中で2番目に小さい小型犬
- 体長と体高がほぼ同じ体型で、スラリと伸びた足、小さめの頭、シングルコートの巻き毛が特徴
- 非常に運動能力が高く、遊び好きだが、骨折や脱臼に注意が必要
- ボーダー・コリーに次いでIQが高く、とても賢くしつけやすい
目次
ミニチュア・プードルの特徴

純粋犬種の犬籍登録や血統書の発行、ドッグショーの開催などを行うJKCでは、プードルをボディサイズによって4種に分類しています。
JKCやAKC(アメリカンケネルクラブ)、FCI(国際畜犬連盟)は、タイニー・プードルやティーカップ・プードルを正式なプードルとは認めていません。
ですから、プードル族を小さい順に並べると、トイ・プードル < ミニチュア・プードル < ミディアム・プードル < スタンダード・プードルとなります。
気品ある美貌と均整の取れたボディ・スタイルに恵まれたミニチュア・プードルは、小顔でスラリと伸びる細い手足が犬界のスーパー・モデルのよう。
ウェーブのかかった被毛もチャーミングで優れた知性の持ち主でもあり、フレンドリーでキュートな愛されプードルです。
従順で友好的
懐きやすい
吠えづらい
運動能力は高い
その他情報
原産地 | フランス |
犬種グループ | 9G:愛玩犬 |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 13歳~15歳 |
なりやすい病気 | 副腎皮質機能低下症,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),膝蓋骨脱臼,進行性網膜萎縮症(PRA),骨折 |
参考価格 | 10万円~50万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | カーリーコート |
毛色 | ブラック,ホワイト,アプリコット,クリーム,シルバー,グレー,ブルー,レッド,ブラウン |
ミニチュア・プードルの身体的特徴
ミニチュア・プードルは体長と体高がほぼ同じスクエアな体型で、バランスの良いプロポーションと優雅な佇まい、可愛い容姿も持ち合わせた犬種です。
小型犬の部類に入り、フワフワのカーリーな被毛に覆われた体は意外にも筋肉質。
本来は垂れ耳と長いしっぽがチャームポイントの犬種ですが、猟犬として活躍していた時代はケガ防止のために断尾が行われていました。
ミニチュア・プードルのサイズ(体高・体重)
男の子も女の子も体高は28cm~35cm程度の大きさで、トイ・プードルよりは大きいものの小型犬サイズです。
体重は体の大きさにもよりますが成長につれて徐々に増え、生後6か月くらいまでに体重4kg~5kg程度になり、1歳で成犬になると5kg~8kgほどになります。
体高 | 28cm~35cm |
体重 | 5kg~8kg |
ちなみにプードル族で最も大きいスタンダード・プードルは体高45cm~60cm、体重16kg~25kgなのでミニチュア・プードルの倍ぐらいあります。
ミニチュア・プードルの毛色・被毛
被毛は、ぬいぐるみのようなモフモフのカーリーヘアが特徴。シングルコートなので寒いのは苦手です。毛が伸びてくるのを放っておくとからまってしまうので、トリミングする必要があります。
毛色は以下のように多彩ですが、単色であることが理想とされています。
- ブラック
- ホワイト
- ブルー
- グレー
- ブラウン
- アプリコット
- クリーム
- レッド
- ベージュ
- シルバー
- カフェオレ
- モカ など
トリミング・スタイルは、胸元と足の関節部分の毛を残して刈り込む「クリップ」が定番。
全体を丸くカットする「テディベア」や、頭部中央の毛を高く残す「モヒカン」、女の子に似合う両耳をふんわり仕上げる「ツインテール」も人気です。
ミニチュア・プードルの運動能力
エレガントな見た目の印象に反して、ミニチュア・プードルは非常に身体能力の高い犬種です。
プードル・ファミリーはもともと猟犬のルーツがあるため、動き回るのが得意で運動不足になるとストレスから問題行動を起こすこともあります。
ボールやフリスビー遊びも大好きなアスリート犬で、ドッグ・スポーツで活躍するミニチュア・プードルもいます。
そもそも、プードルという名前はドイツ語の「水が跳ねる」意味のPudel(プデル)が由来と言われ、先祖は水辺の猟を得意とする犬だったとされています。そのため、被毛は水をはじきやすい巻き毛で、水遊びも得意です。
ミニチュア・プードルの誕生の歴史
プードル族の発祥については長い間明らかにされておらず、原産国は愛玩犬として大切にされてきたフランスとされ、フランスの国犬にもなりました。
現在ではロシアまたは中央アジア北部の犬が他の地域犬と交雑しつつヨーロッパを横断し、ドイツやフランスでプードルの原型となった説が有力です。
16世紀まで現在のスタンダード・プードルと同じくらいの大きさのプードルが、荷車を引く使役犬やカモ狩り水猟犬として活躍していました。
17世紀に入るとフランス宮廷で小型化されたプードルの人気が急上昇。しかし、トイへと至るミニチュア化の過程は今もって不明なままとなっています。
見栄えのする愛らしい外貌で運動能力が高く、物覚えの良いミニチュア・プードルは、サーカスのスターとして人気を博したこともあるとのことです。
プードル サイズ別!性格や特徴の違いを比較

プードルは、そのエレガントな外見と賢い性格から世界中で愛されています。しかし、サイズによって性格や飼育上の注意点が異なります。
ここでは、代表的な4つのサイズ(トイ、ミニチュア、ミディアム、スタンダード)を比較してみましょう。
項目 | トイ | ミニチュア | ミディアム | スタンダード |
---|---|---|---|---|
体高 | 24cm〜28cm | 28cm〜35cm | 35cm〜45cm | 45cm〜60cm |
体重 | 3kg前後 | 5〜8kg | 8〜15kg | 15〜20kg |
性格 | 活発で甘えん坊。人懐っこく、好奇心旺盛。 | 落ち着きがあり、おだやか。訓練性能が高く賢い。 | 活発で賢く、バランスが良い。運動能力が高い。 | 落ち着きがあり、穏やか。知的で従順。 |
運動量 | 少なめ。室内での遊びや短時間の散歩で十分。 | 活発。1日2回、30分程度の散歩が必要。 | 多い。毎日の散歩や運動、ドッグランでの遊びが必要。 | 非常に多い。毎日1時間以上の散歩や運動が必要。 |
かかりやすい病気 | 膝蓋骨脱臼、進行性網膜萎縮症、てんかんなど。 | 進行性網膜萎縮症、てんかん、フォン・ヴィレブランド病など。 | 進行性網膜萎縮症、てんかん、フォン・ヴィレブランド病など。 | 股関節形成不全、胃拡張捻転症候群など。 |
飼育環境 | 集合住宅での飼育にも向いている。 | 室内飼育が基本。 ある程度の広さが必要。 | 十分な運動スペースを確保できる環境が理想。 | 広い飼育スペースや庭がある環境が理想。 |
サイズの選択ポイント
- トイ・プードル:集合住宅での飼育を考えている方や、あまり広いスペースを確保できない方におすすめです。
- ミニチュア・プードル:運動や遊びを一緒に楽しみたい方、より落ち着いた性格を求める方におすすめです。
- ミディアム・プードル:中型犬のサイズで、活発な運動を一緒に楽しみたい方におすすめです。
- スタンダード・プードル:広い飼育環境を確保でき、毎日の運動を十分に行える方におすすめです。
どのサイズのプードルも賢く従順なため、しつけは比較的容易です。しかし、それぞれのサイズに合った適切な運動量と飼育環境を整えることが、健康で幸せな暮らしを送るために不可欠です。
ミニチュア・プードルの見分け方
ミニチュア・プードルの体高は28cm~35cm、それよりもひと回り小さいトイ・プードルは体高24cm~28cm。また、ミニチュア・プードルよりひと回り大きい、ミディアム・プードルは体高35cm~45cm。
プードル族は見た目の印象がほとんど同じで、異なるのは体高・体長の違いぐらいです。特に子犬のうちは見分けが難しいかもしれません。
ただし、日本国内のペットショップやブリーダーで取り扱われているのは、98%がトイ・プードルだと言われています。
ミニチュア・プードルはプードル・ファミリーの中でも国内では最も希少で、お迎えしたくても出会える場所とチャンスは限られます。
なお、血統書付きの純粋犬種の場合は、ミニチュア・プードルであれば犬種記号として「PM」と血統証明書に記載されます。
ミニチュア・プードルと繋がりのあるプードルの詳細
プードルの元祖犬には諸説ありますが、プードルがその昔、水辺で活躍するウォーター・ドッグ(水猟犬)だったことは確かなようです。
現在その名を冠している犬と言えば、スパニッシュ・ウォーター・ドッグ、ポーチュギ-ズ・ウォーター・ドッグ、ロマーニャ・ウォーター・ドッグ。
また、プードルの先祖犬の1種とされるバルビー(Barbet)もフレンチ・ウォーター・ドッグの別名を持ち、いずれもプードル同様、撥水性のある巻き毛です。
なお、純血犬の品種認定などを行うJKCは、ミニチュア・プードル以外に以下の3種を正式なプードル族としています。
スタンダード・プードル

フレンチ・プードルとも呼ばれるプードル族の基礎犬でプードルと言えば、たいていこのスタンダード・プードルを指します。
半数以上の家庭が何かしらの動物と暮らすとされるペット先進国フランスで、プードル族は国犬として大切に扱われています。
そう言えば、1954年公開のオードリー・ヘップバーン主演映画「麗しのサブリナ」で、パリで洗練された主人公が連れていたのもプードルでした。
JKCは体高45cm~60cmをスタンダード・プードルと規定。体重は18kg~30kg程度で大型犬の部類に入ります。
明るく温厚で有効的
知能が高く、人に懐きやすい
神経質な面もあるため、たまに吠えることも
運動神経がよく、十分な運動を欲する
その他情報
原産地 | フランス |
犬種グループ | 9G:愛玩犬 |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 12歳〜15歳 |
なりやすい病気 | 副腎皮質機能低下症,胃拡張捻転症候群,皮膚疾患 |
参考価格 | 20万円~30万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | シングルコート |
毛色 | ブラック,ホワイト,レッド,ブルー,グレー,ブラウン,アプリコット,クリーム,シルバー |
ミディアム・プードル

JKCは2003年までプードル族を3種類としていましたが、2004年からミディアム・プードルを加えて4種類になりました。
JKCの規定による体高は35cm~45cm。体重は8kg~15kg程度で中型犬の部類に入ります。
ミニチュア・プードルよりひと回り大きく、プロポーションや性格はミニチュア・プードルとほとんど変わりありません。
飼い主に従順で愛情深い
社交性が高く懐きやすい
吠えやすい
運動能力は高い
その他情報
原産地 | フランス |
犬種グループ | 9G:愛玩犬 |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 12歳~14歳 |
なりやすい病気 | 副腎皮質機能低下症(アジソン病),膝蓋骨脱臼,骨折 |
参考価格 | 約30万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | カーリーコート,シングルコート |
毛色 | ブラック,ホワイト,グレー,ブルー,レッド,アプリコット,ブラウン,クリーム,シルバー |
トイ・プードル

1949年、アメリカから3頭のトイ・プードルが輸入され、初めて日本に上陸。JKCの犬種別犬籍登録頭数で首位に躍り出て以来トップを独走し、日本国内では断然人気No.1の犬種です。
JKCの規定による体高は24cm~28cmで理想体高は25cm。体重は3kg~4kg程度で、超小型犬の部類に入ります。
最大のトイ・プードルと最小のミニチュア・プードルは体高がほぼ同じ。外見的にも区別しにくく個体差はありますが、総じて性格も大差ありません。
好奇心が強く、非常に賢い
他人や犬に対しても懐く
臆病な面もあるため吠えやすい
とにかく体を動かすのが大好き
その他情報
原産地 | ドイツ,フランス |
犬種グループ | 9G:愛玩犬 |
大きさ | 超小型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 膝蓋骨脱臼,流涙症,白内障,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),外耳炎 |
参考価格 | 30万円前後 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | シングルコート |
毛色 | ブラック,ホワイト,シルバー,グレー,アプリコット,ブラウン,ブルー,カフェ・オ・レ,クリーム |
ミニチュア・プードルの性格や飼うのに向いている人の特徴

プードル族は外見だけでなく性格もほぼ同じ。もちろん、個体で個性の違いはありますが、ミニチュア・プードルもほかのプードル同様、非常に頭が良くて社交的です。
しつけやすく、ほどよくコンパクトなボディ・サイズなので、マンションやアパートなどの集合住宅でも飼いやすい犬種とされています。
ミニチュア・プードルの性格・習性
人懐っこく友好的な性格
介助犬として活躍するミニチュア・プードルもいるほど、人に親しみやすく、温厚でやさしい性格。
明るく陽気で好奇心も旺盛なので、飼い主さんやご家族、ほかの犬やペットと遊ぶのも大好きです。
飼い主さんへの愛情表現も豊かで甘え上手。ぬいぐるみのように可愛いビジュアルも相まって、飼い主さんの心をとろかしてしまう子も多いようです。
やや神経質な一面もある
スタンダード・プードルに比べてボディが小さい分、臆病なところもあり、警戒心があってやや神経質な面も持ち合わせています。
甘えん坊が高じて飼い主さんと少しでも離れると、そのストレスから分離不安症に陥る子もいますので、甘やかし過ぎないよう気をつけましょう。
また、インターホンなどの大きな音に反応しやすいので、できれば子犬の頃から吠え癖がつかないようにしつけを行うことが大切です。
非常に賢く学習能力が高い
プードル族で特筆すべきは非常に聡明で頭脳明晰な点。中でもミニチュア・プードルは容姿の可愛さも兼ね備えた、まさに才色兼備の犬と言えるでしょう。
知能指数(IQ)はボーダー・コリーに次ぐ高さと言われ、なんと人間の言語を250以上も理解できる子がいるとか。
しかも訓練好きで飼い主さんに対して忠実なので、しつけや社会化トレーニングがしやすい犬種です。
ミニチュア・プードルを飼うのに向いている人の特徴
とってもお利口さんで記憶力がよく、飼い主さんに従順なミニチュア・プードル。しつけやすく、初心者にも飼いやすい犬種とされています。
しかも、ほどよくコンパクトなボディ・サイズなので、日本の住宅事情にぴったり。ペット可であれば集合住宅でも快適に一緒に暮らすことができます。
ただし、ミニチュア・プードルとの同居生活をスタートする前に、飼い主さんが心得ておかねばならない注意点もあります。
愛犬と一緒にいる時間を優先して作ってあげられる人
ミニチュア・プードルは人が大好きで、特に飼い主さんへの忠誠心が強く、愛着心が高じて寂しがり屋な一面もあります。
ひとりぽっちのお留守番は苦手で、飼い主さんが長時間外出した日は夜、一緒のおふとんで寝たがる子もいるほどです。
そのため、愛犬と一緒の時間を優先できる飼い主さん向き。できれば日中は誰かしらご家族がいる家庭のほうが、愛犬にとっては理想的でしょう。
運動や遊ぶ時間をしっかり取ることができる人
ミニチュア・プードルは頭を使うことも得意ですが、いつも元気はつらつな体育会系的側面もある文武両道タイプです。
エネルギッシュなため運動不足はストレスで、無駄吠えやイタズラ、自分の体を執拗に舐めたり噛んだり、人が近づくと唸ったり…という問題行動を起こしがち。
小柄な犬ですが毎日のお散歩は必須。悪天候などで外に出られないときは、かくれんぼや宝探しなどの室内遊びを工夫できる飼い主さん向きです。
こまめな体のケアを面倒に思わない人
モコモコの縮れ毛が特徴のミニチュア・プードルですが、シングルコートのため意外にも抜け毛は少なめ。その点も、飼いやすいと言われる所以です。
ただし被毛がどんどん伸びて絡まりやすいので、月1回はトリミングが必要。トリミングサロンでのシャンプーを含めたトリミング代は5,000円~10,000円が相場です。
また、ブラッシングをサボると毛がもつれて毛玉ができやすいので、毎日のブラッシングを厭わない飼い主さんに向いています。
ミニチュア・プードルの価格とお迎え方法

ミニチュア・プードルは日本では数少ない犬種なので、ペットショップで出会えることは稀です。
とは言え日本でも専門ブリーダーが少しずつ増えてきていますから、10万円~50万円ぐらいの範囲でお迎えすることができます。
個体数が多くないため幅広く価格が設定されることもありますが、30万円前後は見ておくと良いでしょう。
また時折、何らかの事情で飼い主さんを失ったり飼育放棄されたりした子の里親募集がありますので、ネットでチェックしてみると良いです。
ペットショップでお迎えする
ペットショップでは、直接子犬を見て選ぶことができ、飼育用品もまとめて購入できる手軽さが魅力です。
メリット
- お迎えしたいと思ったその日に見学・購入できることが多い。
- 専門のスタッフに、飼育方法や必要なグッズについて相談できる。
- 店舗によっては、購入後のサポートが充実している場合がある。
デメリット
- 親犬や兄弟犬の様子、育った環境を確認できないことが多い。
- 価格がブリーダーから直接購入するよりも高くなることがある。
- 遺伝性疾患などの健康情報が不透明な場合がある。
ブリーダーからお迎えする
ミニチュア・プードル専門のブリーダーから直接子犬を迎える方法です。犬種のプロであるブリーダーから、健康管理や飼育に関する詳細なアドバイスをもらえるのが最大のメリットです。
メリット
- 親犬や兄弟犬の様子、育った環境を直接確認できるため、子犬の性格や健康状態を把握しやすい。
- 遺伝性疾患に関する情報や、血統に関する詳細な説明を受けられる。
- お迎え後も、飼育に関する相談にのってもらえるなど、長期的なサポートを受けられる場合がある。
デメリット
- ペットショップに比べて見つけにくい。
- 見学からお迎えまでにある程度の期間が必要になる。
- 子犬の数が限られているため、希望の毛色や性別の犬にすぐに会えないことがある。
信頼できるブリーダーの選び方
- 飼育環境が清潔に保たれているか。
- 親犬や子犬の健康状態をしっかり管理しているか。
- 犬種の特徴や遺伝性疾患について、誠実に説明してくれるか。
- 無理に購入を勧めず、飼育に関する質問に丁寧に答えてくれるか。
里親としてお迎えする
動物保護施設や里親募集サイトを通して、保護された犬を家族として迎え入れる方法です。
メリット
- 保護犬を救うという社会貢献につながる。
- 生体費用がかからない(医療費や譲渡費用は必要)ため、費用を抑えられる。
- 成犬であれば、性格や人との相性がある程度わかった状態でお迎えできる。
デメリット
- 子犬に限定されないため、年齢や健康状態がさまざま。
- ミニチュア・プードルのような特定の犬種は、里親として募集されている数が少ない。
里親としてお迎えする場合の注意点
- 譲渡条件(単身者不可、完全室内飼育など)を事前に確認し、ご自身の環境と照らし合わせましょう。
- 譲渡前にトライアル期間を設けているところもあるので、積極的に利用して相性を確認しましょう。
お迎えする前に、それぞれの方法のメリットとデメリットをよく理解し、ご自身と愛犬にとって最適な選択をしてくださいね。
ミニチュア・プードルの飼い方

おしゃれな人が常に身奇麗な印象をキープするよう心がけて実践しているように、ミニチュア・プードルの美しさも放ったらかしでは成立しません。
思わず触れたくなる巻き毛や抜群のプロポーション、愛想良くごきげんな人懐こさも、飼い主さんが愛犬の健康に気を配りケアしてるからこそ。
初心者もパートナーにしやすいと言われるミニチュア・プードルですが、持ち前の魅力を活かすためにも、最低限、以下のことは実行し続けましょう。
散歩は1日1時間程度が理想

1日2回・合計1時間を目安に、1回20分~30分、距離にして1km~2km程度は歩かせましょう。
体高が低く、運転席から見づらいので、なるべく車通りの少ない道を選び、夏は焼けたアスファルトで火傷や熱射病にならないよう涼しい時間帯にお出かけを。
賢くトレーニング好きなので、「待て」「お座り」などのコマンドを覚えさせながらお散歩するのもいいですね。
悪天候で外出できない日は、タオルやロープの引っ張りっこ、おやつやおもちゃを隠す宝探しなどでストレス発散させます。
週末はドッグランで思いっきり走らせてあげる
可愛い容姿を持つ小型の愛玩犬でありながら、あり余るエネルギーと冒険心を内に秘めたミニチュア・プードル。
時々ドッグランで思いっきり走り回らせてあげましょう。ただし、骨折・脱臼しやすいので、転倒やほかの子とぶつかってケガしないよう注意。
ドッグランデビューは生後6か月以降が目安です。愛犬をコントロールできるよう、それまでに最低限のコマンド・トレーニングはしておきましょう。
また、たいていワクチン接種済み証明書の提示を求められるのでご用意を。ワクチンの効果が出るのに1週間~2週間はかかるのでそれ以降にしましょう。
賢いからこそ、しつけはなるべく早く行う

知能が高いミニチュア・プードルは聡明なだけに自己判断しやすいので、人間社会で安全かつ快適に暮らすためのルールは早めに習得してもらいましょう。
特にお散歩中、交通事故やほかのペットとのトラブルを回避し、愛犬の身を守るための「待て」「ストップ」などのコマンド・トレーニングは重要です。
生後2か月~3か月以降であれば、トイレや寝床の場所を覚えるしつけは、おうちにお迎えしたその日からしつけを早速始めましょう。
フードは粒が小さく食べやすいものを選ぶ
子犬は生後3週間ぐらいから乳歯が生えてくると、乳離れして離乳食を食べ始めます。
生後3か月~4か月頃に永久歯が生え始めたら少しずつドライフードにして、永久歯が生え揃う生後7か月~1歳頃までに移行を完了します。
小型犬のミニチュア・プードルはあごも小さいので、ドライフードは小粒のほうが咀嚼しやすく食べやすいでしょう。
室内温度や湿度の調整をする
モコモコの毛が生えてはいますが、ミニチュア・プードルはシングルコートなので寒さに弱く、寒暖差の激しい場所が苦手です。
ミニチュア・プードルにとって快適な温湿度は以下が目安ですので、外出中や就寝中もエアコンを点けて一定に保ちましょう。
快適な室温 | 夏:23℃~26℃ 冬:21℃~24℃ |
快適な湿度 | 40%~50% |
室内と室外の気温差があるときも対策が必要です。外が寒い日は外出の際、防寒ウエアを着せてあげるのも良いでしょう。
ドッグカフェに愛犬を同伴する際、毛が飛び散らないようドッグウエアの着用を求めるお店も多いので、日頃からお散歩の際に慣れておくのもいいですね。
ミニチュア・プードルにおすすめのドッグフード・アイテム

コノコトトモニ
このこのごはん
ミニチュア・プードルの注意したい病気と日頃からのお手入れ方法

ミニチュア・プードルはプードルの代表的なサイズというわけではないものの、プードルらしい犬種であることに変わりはありません。
飼ううえではプードルの特徴を理解したうえで、平均寿命やかかりやすい病気、怪我などを理解し、適切なお手入れを行うようにしましょう。
ミニチュア・プードルの平均寿命
愛犬はパートナーであり、家族の一員。健康管理に気をつけて、できる限り長く一緒に暮らしたいですよね。
一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」によると、小型犬の平均寿命は14.05歳。
一般的に小型犬のほうが長寿の傾向があると言われていますが、ミニチュア・プードルも平均寿命は13歳~15歳と比較的長めです。
なお、犬の15歳は人間の76歳に相当すると言われています。
ミニチュア・プードルの注意したい病気
ミニチュア・プードルに限らず、プードル族はクッシング症候群といった副腎系の疾患にかかりやすいとされています。
また、被毛が伸びやすいので目元の毛の刺激による、「流涙症(過剰に涙が出て涙やけすること)」にも気をつけなければいけません。
特にミニチュア・プードルは手足がスレンダーな割に運動量が多いので、高所からの飛び降りやジャンプの際の脱臼、骨折にも注意が必要です。
副腎皮質機能低下症 | 免疫系やストレスに作用するホルモンを分泌する副腎の機能が低下し、食欲低下や嘔吐などの症状を引き起こす |
副腎皮質機能亢進症 | 副腎から分泌されるホルモンの過剰な分泌により、多飲や多尿、脱毛などの症状を引き起こす |
膝蓋骨脱臼 | 膝のお皿がずれて脱臼する症状 |
進行性網膜萎縮症 | 網膜に異常が起こり、進行により視力が低下する |
骨折 | 外部からの力によって、骨にヒビが入ったり折れて損傷してしまう |
愛犬に長生きしてもらうには、早期発見・早期治療が肝心です。
通院しやすい場所に信頼できるかかりつけの動物病院を見つけて、子犬や成犬なら年に1回、シニア犬なら半年に1回の定期健診を受けましょう。
事故や怪我のリスクを減らす生活環境を心がける

かけっこや飛んだり跳ねたりが得意なミニチュア・プードルですが、足の骨が細いため脱臼や骨折などの怪我には注意が必要です。
お散歩や外出先での事故はもちろん、室内でも勢い余って転んだりイスから飛び降りたりして怪我しないよう対策を打っておきましょう。
滑りやすいフローリングなどの床には滑り止め付きのマットやカーペットを。ソファやベッドにはペット用ステップを設置するのも良いでしょう。
また、誤飲・誤食にも要注意で、犬が中毒を起こしやすいタマネギやチョコレートのかけら、異物などが床に落ちていないか常にチェックを。
基本的なお手入れ方法
1日1回はブラッシングが必要

シングルコートで抜け毛が少ないミニチュア・プードルですが、被毛がすぐ伸びて毛玉ができやすく皮膚病予防のためにも毎日ブラッシングが必要です。
スリッカーブラシを使って片手で毛をかき分けながら、毛の流れに逆らうようにブラッシングすると、フワフワの仕上がりになります。
愛犬の肌を傷つけないよう皮膚面と平行にブラシを動かし、「背中・腰→ボディ側面→首・胸→お腹→頭→耳・足」の順にすると嫌がりにくいようです。
定期的なシャンプーとトリミングは必須

自宅でシャンプーする場合は、10日~14日間おきぐらいが目安。シャンプー前に必ずブラッシングしておくことがポイントです。
ミニチュア・プードルは転んで骨折・脱臼しやすいので、床が滑りやすい浴室やウッドデッキなどで洗う場合は、マットなどを敷いて愛犬の転倒防止策を。
また、ミニチュア・プードルは毛の伸びるスピードが速いため、月1回のトリミングは必須。その際、サロンでシャンプーしてもらうのも良いでしょう。
こまめに耳や目の周りをケアをする

ミニチュア・プードルのように垂れ耳の犬は耳垢や汚れが溜まりやすく、耳掃除しないと外耳炎や中耳炎になる恐れがあります。
とは言っても、慣れない飼い主さんが愛犬の耳奥まで指や綿棒を突っ込むのは、かえって耳内部を傷つけ、炎症を起こしてしまう危険があるので禁止。
飼い主さんご自身で耳掃除するのは、垂れ耳をめくった内側の耳介部分をペット用ウェットティッシュか固く絞ったコットンで拭く程度にしましょう。
週1回は愛犬の耳の状態をチェックするのを兼ねて拭いてあげ、黒い耳垢が出てきたり、赤く炎症を起こしたりしていたら、すぐ動物病院へ。
プードル族は耳内部にも毛が生えていて汚れやすいので、気になる場合は動物病院で抜いてもらいましょう。飼い主さん自ら抜くのはおすすめできません。
歯磨きは毎日行う

犬も人間と同じく歯磨きが必要です。歯磨きを行うことで、歯肉炎や歯周炎といった歯周病を防ぐことができます。
歯磨きを行わないままでは歯垢が溜まっていき、細菌の含まれる歯石へと変わっていくのです。
愛犬の健康維持のためにも歯磨きはできるだけ毎日、最低でも3日に1回は行いましょう。
また口周りを触られることを嫌がる犬は多いので、新しい体験を受け入れやすい子犬のうちから少しずつ歯磨きの練習するのがおすすめです。
ミニチュア・プードルの理解度チェック
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