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アメリカン・フォックスハウンドの特徴・性格・適切な飼い方

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フォックスハウンドの1種類であるアメリカン・フォックスハウンドは、アメリカで誕生した犬種です。

多種多様な毛色が認められており、エネルギッシュな猟犬。大型犬なので日本ではなかなかお目にかかることもないですが、とても人懐こく多頭飼いにも向いています。

今回はそんなアメリカン・フォックスハウンドについて、特徴や性格・習性などをまとめました。

この記事の結論

  • 性格は優しく社交的、活発でスタミナ豊富なので十分な運動量が必要
  • 猟犬であったことから吠えやすいため、無駄吠えのしつけは徹底して行う
  • 国内での飼育はほぼなく、お迎えする場合は海外ブリーダーからの輸入となる
  • アメリカン・フォックスハウンドの平均的な値段は30万円~50万円

nademo編集部

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アメリカン・フォックスハウンドの特徴

大型犬ですが大きすぎず、筋肉質で引き締まった体つきのアメリカン・フォックスハウンド。

同じフォックスハウンドタイプのイングリッシュ・フォックスハウンドより、やや小さめの体つきでもあります。

足と首が非常に長く、耳はたれ耳という可愛さも見た目から伺えます。元々がキツネなどを狩る猟犬であったため、とても活発で運動が大好きな犬種です。

活発でとても賢い

飼い主に従順で懐く

吠えやすい

運動量がとても豊富

 その他情報

原産地 アメリカ合衆国
犬種グループ 6G:嗅覚ハウンド
大きさ 大型
平均寿命 10歳~13歳
なりやすい病気 股関節形成不全,血小板減少症
参考価格 50万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 スムースコート
毛色 ホワイト,レッド,ブルー,ブラック&タン,ホワイト&タン,トライカラー

体高

男の子56cm~63.5cm
女の子53cm~61cm

体重

男の子25kg~35kg
女の子25kg~35kg

アメリカン・フォックスハウンドの誕生の歴史

アメリカン・フォックスハウンドの誕生は、1650年にアメリカへとフォックスハウンドタイプの犬が輸入されたところから始まっています。このとき、イギリスからブラック&タンのフォックスハウンドタイプが輸入されており、ここから改良されていきます。

最初の頃に作出された犬は、ロバート・ブルックという人物が輸入したことにちなんで、ブルック・フォックスハウンドと呼ばれています。

しかし、ブルック・フォックスハウンドはあまり狩りに向いておらず、狩猟能力が低かったのです。そのため、1700年代に入ってからイングリッシュ・フォックスハウンドが輸入され、異種交配による改良が加えられました。

この他にもアイリッシュ・ウルフハウンドビーグル、バージニアン・フォックスハウンドなどと交配され、現在のアメリカン・フォックスハウンドとなりました。

多くはアメリカに住み、ペットやショードッグとして飼育されている子は多くなく、大半は実猟犬として飼育されています。

アメリカン・フォックスハウンドの身体的特徴

アメリカン・フォックスハウンドは大きく垂れた耳と、細くて垂れた垂れたしっぽが印象的な犬種です。

骨の量が少なく骨格は細めですが、長い手足は猟犬らしい筋肉質で引き締まっています。足と首は太く、大型犬ながらどちらかと言えば軽めな体重で知られています。

サイズ(体高・体重)

体高男の子:56cm~63.5cm
女の子:53cm~61cm
体重25kg~35kg

体重は大まかに30kg前後となっており、大型犬ではありますが重すぎることはありません。

かなり引き締まっていることもあり、体高の大きさほどの体重はないのです。反対に言えば、この範囲を超えてくると肥満の疑いが出てくるため注意しましょう。

毛色・被毛

被毛は短めのスムースコートなので日頃からのお手入れは楽ですが、抜け毛も平均的にはあります。

毛色についてはどんな種類でも認められているため、色々な毛色のアメリカン・フォックスハウンドが見られます。

その中でもブラック&タンやホワイト&タン、トライカラーなどが多いです。

運動能力

元々がキツネを追う猟犬であったことから、運動能力は非常に高く持久力も豊富というのが特徴的です。

猟犬の本能は依然として残っており、小動物はもちろんのこと、長毛の小型犬などに対しては狩猟本能から見境なく襲ってしまうこともあり得ます。

その運動能力とスタミナは、10マイル(約16.09km)を超える距離をいとも簡単に走り、獲物を追い続けることができるというスタミナ量です。

代表的な猟犬としては非常に優秀ですが、犬を迎えるのが初めての方にとってはかなり飼育難易度の高い犬種と言えるでしょう。

アメリカン・フォックスハウンドの平均寿命

大型犬ということもあって、平均的な寿命よりは少し短いアメリカン・フォックスハウンド。

犬の平均寿命は約15歳ほどですが、アメリカン・フォックスハウンドの平均寿命は10歳~13歳ほどと言われています。

一般的な犬種よりも一緒にいられる時間は短いので、より深い愛情を持って接してあげましょう。

アメリカン・フォックスハウンドの注意したい病気

股関節形成不全大型犬によく見られる、股関節に形成異常が見られる病気のこと。
免疫介在性血小板減少症免疫機能の異常によって、止血作用のある血小板が攻撃される病気のこと。

アメリカン・フォックスハウンドを迎え入れる上で、注意しておきたい病気は多くありません。

大型犬によく見られる股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)は、特に注意しておきたいところ。若齢期に発現することもあれば、中齢から高齢期にかけて発現することもあります。

免疫介在性血小板減少症(めんえきかいざいせいけっしょうばんげんしょうしょう)は見た目からもわかりやすいことが多く、体中に斑点や点状の出血が見られたら疑う必要が出てきます。

予防方法は存在しませんので、定期的な健康診断と気になったことがあればすぐに動物病院を受診するようにしましょう。

アメリカン・フォックスハウンドの性格・習性

アメリカン・フォックスハウンド

アメリカン・フォックスハウンドの特徴を知る上で、必要不可欠なのが性格や習性などのポイント。代表的とも言える2つの性格・習性について、ここではご紹介します。

温和で優し

アメリカン・フォックスハウンドはとても温和な性格で、誰に対しても優しい心の持ち主です。愛情深く、家族と共に過ごす時間に喜びを感じてくれるでしょう。

猟犬として過ごしてきた経緯もあり、飼い主さんの指示に従って行動することが得意です。

家でじっとしているばかりというよりは、飼い主さんと一緒にアクティビティを楽しみたいタイプです。

猟犬という経歴から吠えやすい一面もある

基本的には優しい心の持ち主で社交的ですが、猟犬という経歴を持つこともあって吠えやすい面もあります。

しっかりトレーニングをしないと、物音や動くものに対して吠えてしまうでしょう。そのため、子犬の頃からしっかりしつけをする必要があります。

吠え癖が1度ついてしまうと大変なので、早い段階でコントロールできるようにしつけておくと安心です。

アメリカン・フォックスハウンドの「吠え」に対するしつけ方法

アメリカン・フォックスハウンドは、その名の通りキツネ狩りのために改良された犬種で、優れた嗅覚と大きな声が特徴です。

そのため、吠えることは彼らにとって自然な行動ですが、家庭犬としては過剰な吠えは問題になることがあります。

ここでは、猟犬の特性である「吠え」に焦点を当て、具体的なしつけ方法とその手順、成功事例をご紹介します。

「無視する」トレーニング

吠えが要求吠え(何かを要求するために吠える)である場合、最も効果的な方法のひとつが「無視する」ことです。

犬が吠えることで飼い主の注意を引ける、または何か良いことが起こると学習している場合に有効です。

具体的な手順

  1. 吠え始めたら完全に無視する: 犬が吠え始めたら、アイコンタクトを避け、話しかけず、触れず、何もアクションを起こさないでください。たとえ要求しているもの(おやつ、散歩、遊びなど)が分かっていても、一切応じません。
  2. 吠えが止まった瞬間に褒める: 犬がほんの少しでも吠えるのをやめたら、すぐに「いい子!」などと優しく声をかけ、ご褒美をあげたり、穏やかに撫でたりして褒めます。最初は吠えが止まるまでの時間が短くても構いません。
  3. 徐々に吠えが止まる時間を長くする: 吠えが止まってから褒めるまでの時間を少しずつ長くしていきます。例えば、1秒止まったら褒める、次に3秒止まったら褒める、といった具合です。
  4. 家族全員で徹底する: このしつけは、家族全員が同じルールで一貫して行うことが重要です。誰か一人でも無視せずに反応してしまうと、犬は「この人には吠えればいい」と学習してしまい、しつけが効果を発揮しにくくなります。

成功事例

「我が家のアメリカン・フォックスハウンドは、散歩に行きたい時に玄関で激しく吠える癖がありました。最初の数日は、吠えても完全に無視。吠え止んだ瞬間にリードを持って外に出ることを繰り返しました。すると、1週間ほどで玄関での吠えが格段に減り、静かに座って待つようになりました。」

「気をそらす」トレーニング

刺激に対して吠える場合(来客、窓の外を通る人や犬、物音など)は、犬の注意を別のものにそらすことが有効です。

具体的な手順

  1. 吠える原因を特定する: 犬が何に対して吠えているのかを把握します。
  2. 刺激が現れる直前に行動を促す: 例えば、来客の気配がしたら、犬が吠え始める前に「お座り」「伏せ」などの指示を出し、それができたらご褒美を与えます。
  3. お気に入りのおもちゃや知育玩具を利用する: 刺激が現れた時に、夢中になれるおもちゃや、フードを詰めた知育玩具を与え、吠える代わりにそちらに集中させます。
  4. 徐々に刺激に慣れさせる: 最初は刺激から遠い場所で練習したり、刺激の度合いを弱めたりして(例:窓を少しだけ開ける、物音を小さくする)、徐々に慣らしていきます。

成功事例

「郵便配達員に毎回吠えまくっていたアメリカン・フォックスハウンドに、郵便配達員の足音が聞こえるたびにお気に入りのおもちゃを投げ与えるようにしました。最初は吠えながらおもちゃを追いかけていましたが、数日後には足音に反応して自分からおもちゃを持ってくるように。吠える代わりに遊ぶことを覚えました。」

「環境を調整する」トレーニング

吠えの原因が環境にある場合、その環境自体を調整することで吠えを軽減することができます。特に警戒吠えや要求吠えに有効です。

具体的な手順

  1. 刺激を遮断する: 窓の外の人や犬に吠えるのであれば、遮光カーテンや目隠しシートを利用して、犬が外を見られないようにします。来客に吠えるのであれば、インターホンが鳴る時にクレートに入れる、別の部屋に移動させるなどの対策を取ります。
  2. 安全で落ち着ける場所を提供する: 犬が安心できるクレートやケージ、またはプライベートな空間を提供し、そこで過ごす時間を増やすことで、無駄な警戒心を減らします。
  3. 運動量と精神的刺激を増やす: 猟犬であるアメリカン・フォックスハウンドは、豊富な運動量と知的な刺激が必要です。これが不足するとストレスが溜まり、吠えにつながることがあります。長時間の散歩、ドッグランでの自由運動、ノーズワークやアジリティなどのドッグスポーツを取り入れることで、心身の満足度を高めます。
  4. 興奮しやすい状況を避ける: 遊びの最中や散歩中など、興奮しやすい状況で吠えが出やすい場合は、その状況をコントロールしたり、冷静さを保つためのトレーニングを取り入れたりします。

成功事例

「庭を通る人や犬に吠え続けていた愛犬のために、庭に目隠しフェンスを設置しました。最初は戸惑っていましたが、外が見えなくなったことで明らかに吠える回数が激減。また、毎日1時間半の散歩に加えて、週に3回はドッグランで思いっきり走らせるようにしたら、家での無駄吠えがほとんどなくなりました。」

これらのしつけは、一貫性と忍耐力が非常に重要です。アメリカン・フォックスハウンドは賢く、飼い主の意図を理解する能力が高い犬種ですが、猟犬としての本能的な吠えを完全に無くすことは難しい場合もあります。

根気強くトレーニングを続けることで、吠えの頻度や強度を適切にコントロールし、愛犬と快適な共生関係を築くことができるでしょう。

アメリカン・フォックスハウンドの飼い方

アメリカンフォックスハウンド

アメリカン・フォックスハウンドをお迎えするときは、大型犬がゆったりと過ごせるだけのスペースを確保してからにしましょう。

アメリカを中心に暮らしているアメリカン・フォックスハウンドは、日本の狭いスペースだとストレスになります。散歩時間が少ないと運動不足にもなってしまうため、この点に注意しましょう。

運動の必要性と特性を踏まえたケア

運動量が豊富なので、散歩や運動は多めが良い

犬の散歩目安

とても活発に動けるアメリカン・フォックスハウンドは、一般的な散歩時間では足りません。

大型犬ということもあって、1日2回の散歩はもちろん、1回あたり1時間弱の散歩が必要になります。

体が大きいだけではなく、体力もたっぷりとあるので1時間弱では足りないと感じる子もいるでしょう。

そうした傾向が見られる場合には、週末にはドッグランへ連れて行くなど、定期的なストレス発散が大切です。

毎日の散歩:量と質の追求

アメリカン・フォックスハウンドにとって、単なる「お散歩」ではなく、「運動」としての散歩が必要です。

  • 具体的な目安:1日あたり合計2〜4時間の散歩を目標とし、午前と午後にそれぞれ1時間〜2時間ずつ行うのが理想的です。
    • 単に歩くだけでなく、速足、軽いジョギング、坂道の上り下りなどを取り入れ、運動強度を高めましょう。
    • 嗅覚を使う遊び(地面の匂いを探索させる時間など)も適度に取り入れると、精神的な満足感も得られます。
  • 散歩ルートの工夫:
    • 毎回同じルートだけでなく、公園、河川敷、森の小道など、様々な地形や環境を経験させることで、飽きを防ぎ、五感を刺激します。
    • 安全な場所であれば、ロングリード(5〜10m程度の長いリード)を使用して、自由に走り回ったり匂いを探索したりする時間を設けるのも良いでしょう。

ドッグランでの自由運動:本能を解放する場

ドッグランは、アメリカン・フォックスハウンドがリードなしで思い切り走れる貴重な場所です。

  • 目的: 広大なスペースで全力疾走させることで、彼らの持つ圧倒的な脚力とスタミナを存分に発揮させます。他の犬との交流も社会化に役立ちます。
  • 活動例:
    • 全力疾走: フェンス沿いを飼い主が軽く走ったり、おもちゃを遠くに投げたりして、犬が全速力で駆け抜ける機会を与えます。
    • 追いかけっこ: 他の犬と安全に遊べる環境であれば、追いかけっこをさせて社会性を育みつつ運動させます。
    • レトリーブ(取ってこい): おもちゃを投げて持ってこさせる遊びは、運動能力だけでなく、集中力と指示に従う訓練にもなります。様々な素材や形のおもちゃ(フリスビー、ボール、ダミーなど)を試してみましょう。

ドッグスポーツ:心身を鍛える知的活動

アジリティやレトリーブなどのドッグスポーツは、アメリカン・フォックスハウンドの身体能力と知的好奇心を同時に満たす、非常に効果的な運動方法です。

  • アジリティ:
    • ハードルを飛び越えたり、トンネルをくぐったり、スラロームを駆け抜けたりする障害物競走です。
    • 身体能力の向上だけでなく、飼い主との連携が不可欠なため、信頼関係の構築集中力の向上にも繋がります。
    • 専門のスクールやクラブで基礎から学ぶことをお勧めします。
  • レトリーブ(専門的):
    • ダミー(鳥の形をした訓練用おもちゃ)などを隠したり投げたりして、犬に探させ、持ってこさせる訓練です。
    • 猟犬の本能である嗅覚と探索能力を存分に活用でき、集中力を高める精神的な運動にもなります。水辺でのレトリーブも非常に喜びます。
  • ノーズワーク(臭気追及):
    • 特定の匂いを嗅ぎ分け、その匂いの元となるものを探し出すゲームです。
    • アメリカン・フォックスハウンドの優れた嗅覚を最大限に活用できるため、肉体的な運動が難しい日でも、精神的な満足感を得させることができます。特別な道具がなくても自宅で手軽に始められます。

日常生活への運動の取り入れ方:工夫次第で活動量をアップ

特別なアクティビティだけでなく、日々の生活の中でも運動機会を増やす工夫ができます。

  • 階段の利用: 安全な環境であれば、階段の上り下りを取り入れることで、足腰の筋肉を鍛えることができます。
  • 早朝・深夜の散歩: 暑い季節は、日中の散歩は避け、涼しい時間帯(早朝や夜間)に時間をしっかり取って運動させましょう。
  • 遊びのバリエーション: 室内での遊びでも、ボール遊びだけでなく、隠したおやつを探させる「宝探しゲーム」や、知育玩具を使ってフードを与えるなど、頭を使う活動を取り入れます。
  • ジョギングやサイクリングのお供: 飼い主がジョギングやサイクリングをする際に、リードをつけて一緒に走る(安全に配慮し、徐々に距離を延ばす)のも良い運動になります。

運動量確保の注意点

  • 成長期の子犬の場合: 骨の成長に影響が出る可能性があるため、過度なジャンプや長時間の激しい運動は避けて、獣医師と相談しながら運動量を調整してください。
  • 季節や気候: 夏場の暑い時期や冬場の非常に寒い時期は、熱中症や低体温症のリスクがあるため、運動時間や強度を調整し、水分補給を徹底しましょう。
  • 健康状態: 常に愛犬の体調を観察し、跛行や息切れ、異常な疲れが見られる場合はすぐに運動を中断し、獣医師に相談してください。大型犬に多い股関節形成不全などの病気にも注意が必要です。
  • 一貫性: 毎日決まった時間に運動させることで、犬も安心して生活リズムを確立できます。

アメリカン・フォックスハウンドは、適切な運動と刺激を与えることで、非常に穏やかで愛情深い家庭犬になります。これらのアイデアを参考に、愛犬に合った最適な運動プランを見つけてあげてください。

猟犬としての本能を制御できるようにしておく

未だに猟犬としての本能が残っているアメリカン・フォックスハウンドは、小動物や小型犬との相性が良いとは言えません。

特に室内飼いによる小動物との共存や、同じ犬であっても長毛種の小型犬などは注意が必要。

子犬期から徹底して獲物ではないことを教えるのはもちろんのこと、厳しいトレーニングを経た上でもしっかりと監視下においておく必要があります。

他の遊びに集中することはできるので、日頃から一緒に遊んであげることや、頭を使った遊びなどで気をそらしてあげましょう。

長時間の留守番はなるべく避ける

犬や猫の分離不安症の症状

アメリカン・フォックスハウンドは飼い主さんや家族と一緒に過ごすことに喜びを感じる犬種です。

ひとりで過ごすことはあまり得意ではないので、長時間の留守番はなるべく避けるのが良いでしょう。

どうしても長時間留守番させなければならない時はペットホテルなどを検討し、留守番後はアフターケアをしっかり行いましょう。

体の基本的なお手入れ

抜け毛は多くないが、ブラッシングは定期的に行う

犬と猫のブラッシングの正しいやり方

短毛なのでそこまで抜け毛は多くありませんが、毛並みを保つためにも週に数回程度のブラッシングは必須になります。

活発に運動することも好きなので、汚れが見られたらホットタオルで拭いてあげたり毎日でもブラッシングしてあげましょう。

必要があれば毎日体を拭いてあげるなど、皮膚・被毛の健康を維持するケアも行うことが大切です。

お風呂は月1回程度が目安

犬や猫のシャンプーの正しいやり方

お風呂の回数は月1回程度で問題ありません。被毛は短いため洗いやすく、毎月のお風呂でも苦労することは少ないでしょう。

サッと洗えてキレイになりがちですが、お風呂の入れすぎには注意しましょう。

シャンプーのしすぎは皮膚病の原因にもなるため、普段はブラッシングと蒸しタオルなどで体を拭いて汚れを落とし、臭いが気になったにお風呂にいれてあげましょう。

日頃からきちんとブラッシングができていれば、汚れが目立たない限りはウェットタオルなどで拭いてあげるだけでも問題ありません。

垂れ耳なので耳掃除は定期的に行う

犬の耳

アメリカン・フォックスハウンドは耳が垂れているため、通気性が悪く耳の中が蒸れやすく、外耳炎を起こしやすいと言われています。

外耳炎を発症すると痒みや痛みが出てしまうため、外耳炎を予防するためにも定期的な耳掃除が大切です。

耳掃除とは言っても基本的には自浄作用によって清潔さが保たれます。掃除をする際には、耳介部分のみに留めておいてください。

耳掃除には濡れたガーゼやペット用のウェットシートなどを使い、外から見える範囲の汚れを拭き取ってあげましょう。

歯磨きは毎日、最低でも3日に1回行う

歯周病のリスク

犬も人間と同じく歯磨きが必要。歯についた食べかすや歯垢を取り除くことで、歯石を防ぐことができ、歯周病予防に繋がります。

歯周病は日頃の食事による食べかすが歯垢となって留まり、歯石となって固まり、歯周病の原因になっていきます。

犬の歯垢が歯石になるスピードは約3日~5日と言われているので、歯磨きはできるだけ毎日、最低でも3日に1回は行いましょう。

また、歯磨きは新しい体験を受け入れやすい子犬期からスタートすると、習慣化しやすくなりますよ。

最適な食事と必要なアイテム

運動量に適した良質なタンパク質を使ったフードがおすすめ

ドッグフードの種類と目的

フードにはさまざまな種類がありますが、主食として毎日与えるものは総合栄養食や総合栄養食基準の食事が良いです。

運動量の多い犬種でもあることから、主原料に使われているものは良質なタンパク質の使われたドッグフードがおすすめ。

療法食については獣医師の指示の下で与えるものなので、自己判断で与えないようにしましょう。

また、犬はライフステージによって必要なエネルギー量が異なるため、愛犬のライフステージに合わせて最適なフードに切り替えることも大切です。

犬のライフステージ

体のサイズに応じてライフステージは異なっているので、それぞれ個別に判断しましょう。全年齢対応ドッグフード、もしくは子犬期なら子犬用のもの、シニア期ならシニア用のものを選びます。

おすすめのドッグフード・アイテム

おすすめドッグフード!

アカナ(ACANA)

アダルトラージブリードレシピ

運動量が多い子にこそ食べてほしい、成犬用のドッグフードがこちら。地元農場産の平飼い鶏肉や高品質天然カレイなど、豪華な肉原材料を使用しています。

日々の運動量が多い犬種にこそ、高い肉含有量のドッグフードが理想的。穀物やじゃがいもなどは使っていませんので、血糖値や体重が気になる子にもおすすめです。

おすすめブラシ!

ペティオ(Petio)

プレシャンテ ラバーブラシ

短毛種に向いているブラシはいくつかありますが、中でも手軽に使えて清潔に保つラバーブラシはおすすめのひとつ。

弾力性のラバー部分でしっかりと抜け毛を除去し、皮膚への刺激も軽減してくれます。

シャンプーブラシとしても使えて丸洗いもできますので、清潔に保つことができるブラシです。

おすすめハーネス!

ユリウスケーナイン

IDCパワーハーネス

プロ仕様のハーネスとして知られている、ユリウスケーナインのIDCパワーハーネス。

毎日の散歩に使えるハーネスとしても使えて、手間なく脱着もできる使いやすいハーネスです。

ハーネスの上部にはハンドルが付いており、必要に応じてハンドルによる操作も可能となっています。

アメリカン・フォックスハウンドの値段

アメリカン・フォックスハウンドは基本的に海外で飼育されており、日本国内での飼育はほぼされていません。

そのためアメリカン・フォックスハウンドを迎え入れる際には、海外から輸入することになり、価格は高額になりがち。

輸入にかかる手数料なども加味すると、最低でも30万円~50万円かかってくるでしょう。

ペットショップや国内ブリーダーではなかなか見つかりませんので、海外のブリーダーから輸入する必要がでてきます。しかし、海外からの輸入によるお迎えはリスクもあるため注意が必要です。

アメリカン・フォックスハウンドの理解度チェック

アメリカン・フォックスハウンドの理解度チェックで、深く理解しよう!

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