犬のお迎え

トイプードルは飼いやすい犬種!特徴や性格、飼い方のポイントをご紹介

10年以上国内における犬の飼育登録ナンバーワンをキープしているトイプードル。

愛らしい見た目だけではなく、賢いことや抜け毛が少ないなどの飼いやすさでも注目され続けています。

初心者でも飼育が難しくなく、また人間と暮らすのに向いている犬種であることも人気の理由の1つです。

この記事ではそんな大人気のトイプードルの特徴や性格、飼い方などさまざまな点から解説していきます。

「これからお迎えしてみたい」と考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

愛犬と楽しく暮らすためには、事前に知る・考えることがとても大切です。

愛犬との楽しい生活のために知識を深めていきましょう。

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トイプードルが飼いやすいと言われる理由

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飼いやすい犬種として大人気のトイプードル。

もちろん可愛らしい見た目も人気の理由の1つですが、それだけではありません。

まず、トイプードルはとても賢いため、しつけがしやすい犬種であることが挙げられます。

嘱託警察犬やサーカスなどの興行犬は、高い知性を生かして活躍している子が多いのです。

無駄吠えが少なく、トレーニングがしやすいので小さな頃からしつけをきちんと行えば、成犬になってからの問題行動の可能性はとても低いでしょう。

また、小柄で抜け毛がほとんどなく体臭が少ないことも理由です。

現在では室内飼いが一般的になったため、この点はかなり注目されていますね。

さらに家族以外の人や犬にもフレンドリーな性格も魅力的。

ビギナーの方はもちろん、多頭飼いをしたいという方など、さまざまな飼い主さんに愛される犬種がトイプードルなのです。

トイプードルの基礎知識

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ではトイプードルについて詳しくみていきましょう。

基礎的な情報としてまず知っておきたいことをまとめています。

トイプードルの歴史や性格、またかかりやすい病気もあらかじめ把握しておきたい点ですね。

これからお迎えしたいと思っている方はもちろん、すでに家族として一緒に暮らしている方もぜひチェックしてみてくださいね。

好奇心が強く、非常に賢い

他人や犬に対しても懐く

臆病な面もあるため吠えやすい

とにかく体を動かすのが大好き

 その他情報

原産国 ドイツ,フランス
平均寿命 12歳~15歳
なりやすい病気 膝蓋骨脱臼,流涙症,白内障,副腎皮質機能亢進症,外耳炎
参考価格 30万円前後

体毛

抜け毛 少ない
毛質 シングルコート
毛色 ブラック,ホワイト,シルバー,グレー,アプリコット,ブラウン,ブルー,カフェ・オ・レ,クリーム

体高

オス24cm~28cm
メス24cm~28cm

体重

オス3kg~4kg
メス3kg~4kg

トイプードルの歴史

実はトイプードルの起源については不明な部分が多いとされています。

原種は大型犬のスタンダードプードル。

15世紀の絵画にはすでにトイプードルのような犬が描かれていたことから、その頃には小型犬として愛されていたようです。

フランスの貴族・上流階級の女性の間でブームとなったことからフランス原産と言われるのですが、そのルーツはロシアや中央アジア北部ではないかとも考えられています。

しかし「フレンチプードル」とも呼ばれるように、フランスで特に人気の犬種であることは間違いありません。

日本では1949年にアメリカから輸入されたことがはじまりです。一気に人気が高まったのは2000年代に入ってから。

テディベアカットが広まりそのぬいぐるみのような愛らしい魅力で一気にメジャーな犬種となりました。

トイプードルのサイズ

トイプードルのサイズを以下の表にまとめています。

個体差があるため必ずこのくらいの大きさである、とは言えない場合もあります。

目安として考えてくださいね。

体高24cm~28cm
体重3kg~4kg

小型犬あるいは超小型犬と定義されることもある小柄なトイプードル。

さらに小さな体をもつティーカッププードルやタイニープードルなど呼ばれる子もいます。

しかし、どんなに小柄でも大型犬であるスタンダードプードルと区別された犬種ではありません。

プードルは体格・体重によって、「スタンダード・ミディアム ・ミニチュア ・トイ」 に分けられ、ティーカッププードルやタイニープードル正式には「トイプードル」に分類されます。

またトイプードルと同様にどのプードルも正方形に近いバランスの取れた体つきをしていることが特徴です。

細く長い手足を持ち、あまり筋肉質ではないタイプ。

カールした被毛でわかりにくいのですが、実は顔も体もスリムな犬種です。

トイプードルの被毛・毛色

トイプードルの毛色として最も人気かつメジャーなのが、「レッド」。濃いめのブラウンカラーです。

また薄いオレンジのようなカラーの「アプリコット」や原種カラーである「ブラック」「ホワイト」などがあります。

珍しいとされる「シルバー」「ブラウン」や、ソフトな色合いが人気の「クリーム」なども。

毛質はくるくるとしたカーリータイプと緩やかなウェーブのコーテッドの2種類です。

日本で飼育されている多くのトイプードルがカーリータイプなので、コーテッドは珍しいと言えるでしょう。

柔らかな毛質であるため絡んでしまうこともあるので、日々のブラッシングを忘れずに。

シングルコートで抜け毛は少ないと言われていますが、毛玉になりやすいため、皮膚の健康のためにもブラッシングや定期的なトリミングが必要です。

トイプードルの性格

明るく社交的な性格のトイプードル。家族以外の人にもなつきやすく、他の犬にもフレンドリーです。

さらに抜群の賢さも魅力のひとつ。犬の中で最も頭が良いとされるボーダーコリーに次ぐのがトイプードルと言われています。

水猟犬や嘱託警察犬、セラピードッグ・介助犬などその高い知能を生かして活躍している子もたくさん。

一説では人間の2~3歳ほどの知能を有するとも言われ、私たち飼い主の言葉をよく理解してくれます。

知能の高さからいたずらをしてしまう場合があるので、しつけはしっかりと行う必要がありますよ。

また、愛情深くコミュニケーション上手なことから、多頭飼いに向いている犬種としても人気を集めています。

人間にも他の犬にもしっかりと寄り添ってくれる性格をしているのですね。

トイプードルの寿命・かかりやすい病気

トイプードルがかかりやすい病気を以下にまとめています。

病気については特にしっかりと知っておきたい部分ですよね。

普段から様子をしっかりと観察して「あれ?」と思うようなことがあったら、早めに動物病院を受診しましょう。

外耳炎耳の中が赤く腫れて痛みや激しい痒みを伴う
膝蓋骨脱臼(パテラ)膝のお皿(膝蓋骨)が正常な位置から外れてしまう
流涙症目から涙があふれて涙やけや皮膚炎をおこしてしまう
若年性白内障目の中の水晶体の一部や全体が白く濁り視力が低下する
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)副腎から出てくる副腎皮質ホルモンが過剰分泌されさまさまな症状を引き起こす

トイプードルの平均寿命は12~15歳と言われます。

小型犬であるため比較的長生きではありますが、生活環境やフードなどによっても個体差が大きく出ます。

外耳炎

細菌や真菌の繁殖、耳ヒゼンダニの寄生、アレルギーなど原因はさまざまですが、たれ耳で耳の穴に毛が多いトイプードルによく見られる病気です。

激しい痒みや痛みを伴うため、頻繁に首を振ったり、後ろ肢で耳を掻くようになり、耳垢が増えたり、悪臭、耳の腫れといった症状が見られます。

点耳薬や投薬で治療をしますが、再発したり慢性化しやすいため、長期的な治療が必要です。

定期的な耳そうじで予防ができます。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝にある皿状の骨が、正しい位置から内側や外側にずれて歩行障害原因もなる病気です。

トイプードルに限らず多くの小型犬がなりやすい病気としても知られています。

軽度であれば元の位置に戻りやすいのですが、重度になると常に脱臼したような状態で通常の歩行ができなくなります。

また手術が必要な場合があります。

流涙症

流涙症も小型犬によくみられる病気です。

鼻涙管と呼ばれる器官がきちんと機能しなくなったりすることが原因です。

涙の量が多い・目の周りの毛が変色する涙やけを起こしているのであれば動物病院を受診するようにしましょう。

流涙症が原因で湿疹や皮膚炎を起こしてしまうこともあるので、注意が必要です。

若年性白内障

白内障は、外傷や老齢によるものなど原因はさまざまですが、若年性白内障は遺伝的なものが原因と言われており、6歳ぐらいまでに発症します。

目が白く濁る他にも、おもちゃで遊ばなくなったり夜間の散歩で物にぶつかるようになるなどの行動がみられる場合があります。

症状が進行すると失明の恐れがあるためなるべく早く獣医師に相談しましょう。

副腎皮質機能亢進症

別名クッシング症候群とも言われる病気で、副腎から出てくる副腎皮質ホルモンが過剰分泌され、さまさまな症状を引き起こします。

下垂体(かすいたい)にできる腫瘍が原因とされています。

  • 水をよく飲む
  • 大量の尿をする
  • お腹の膨れ
  • 毛が抜ける
  • 呼吸がしにくくなる

などの症状がみられるようになります。

糖尿病や免疫力低下突然死などのリスクが高まるため、異変に気づいたら早めに動物病院で診てもらいましょう。

トイプードルの価格相場

大人気の犬種であるトイプードルは多くのペットショップやブリーダーで取り扱っています。

値段は人気があることもあり、30~50万円ほど。

小柄であればあるほど人気という近年の状況から、小さな子が高額となる場合も多いようです。

またコンテストのチャンピオン犬を親に持つ・顔が整っているなども高価格になる要素。

数万円~それ以上をプラスした金額で販売されることもあるようですよ。

需要があるために、残念ながらあまり良い環境とは言えない場所などで育ち健康に問題がある子も販売されていることがあるようです。

お迎えする際に値段は重要なポイントになりますが、健康状態をしっかりとチェックすることもとても大切です。

迎えるときの心構え

トイプードルに限らず、愛犬をお迎えするということは大切な家族が増えるということです。

当然ですが飼い主さんのライフスタイルも変化します。

まずはお世話やしつけなどやらなければいけないことが増える、ということを事前にしっかりと考えておきましょう。

また病気やケガの場合はもちろん、フードやケア用のグッズなどさまざまな出費も増えますね。

かわいいから、と言って安易にお迎えすることは双方にとってよくありません。

今の自分の生活に愛犬が加わったら、ということをきちんとシュミレーションした上で一緒に暮らしたいですね。

また家族・先住ペットがいる場合は相性についてもしっかり考えておきましょう。

愛犬と暮らすことは命を預かるということです。

飼い主としてしっかりと責任を持って飼育するようにしたいですね。

トイプードルの飼い方

では実際にトイプードルをお迎えした場合について考えていきましょう。

トイプードルの特徴をしっかりと踏まえた上で行いたいことを解説しています。

飼い方のポイントをしっかりとチェックして、愛犬トイプードルが快適な生活が送れるようにしてあげたいですね。

しつけはなるべく早く行う

トイプードルはとても頭の良い犬種です。

子犬のうちからしっかりとしつけやトレーニングをすればとても訓練がしやすく、問題行動を起こす可能性が低くなります。

一方できちんとしつけがされていない場合は、その賢さからイタズラをしてしまうことも。

陽気で愛情深い性格ですが、頑固な一面もあるので子犬の頃からのトレーニングはとても重要です。

子犬期は特に愛らしいのでついつい甘くみてしまいがちですが、人間の社会で暮らすためのルールをきちんと理解してもらいましょう。

愛犬トイプードルはもちろん、飼い主さんの快適で楽しい生活にもつながります。

ブラッシングやトリミングは欠かさず行う

抜け毛が少ないトイプードルですが、毛玉になりやすいためブラッシングはまめに行いましょう。

フワフワとしてソフトな被毛を持っていますが、抜け毛が絡まったり毛玉になってしまうと、そこが雑菌の温床となり皮膚病になってしまう場合があります。

さらに時期によって体の熱が発散できずに熱中症になってしまうことも。

全身チェックも兼ねてブラッシングは欠かさず行うようにしたいですね。

また定期的なトリミングも行いましょう。

長毛種であるトイプードルの毛は放置すればどんどん伸びてしまいます。

カットの様子などでも変わりますが、1~2ヶ月ごとのトリミングが必要です。

こまめな目の周りや歯のお手入れが必要

目の周りの汚れは気づいたらすぐにお手入れしてあげましょう。

涙やけなどの原因になり、汚れがひどくなるとそこから炎症などを起こす場合もあります。

拭き取り用のシートなどが多数販売されていますのでそれらを活用していつも清潔にしてあげたいですね。

涙が多かったり汚れがひどい場合は動物病院を受診して獣医師の指導を受けましょう。

また、大切な歯のお手入れも欠かせません。愛犬の健康な体のための食事には丈夫な歯が必要です。

子犬の頃から口を触られる・歯磨きをすることに慣れさせて、スムーズにお手入れができるようにしましょう。

歯磨きグッズもジェルタイプやシートタイプなど種類豊富に揃っています。

愛犬トイプードルに合った商品を選んであげましょう。

健康に過ごすために体型・体重管理を

フワフワとカールした毛並みを持つトイプードルは実はスリムな体型の持ち主です。

元気かつ軽やかに動き回る様子を見ているとそれもうなずけるのではないでしょうか。

あまり筋肉質ではないため、太り過ぎはもちろん痩せすぎにも注意が必要です。

ダイエットが必要な場合はフードの見直しを行なって、低カロリー・低脂肪な設計のものを与えてあげましょう。

また様子を見ながら適切な散歩や運動もきちんとさせてあげることが大切です。

体型や体重に不安がある場合は、かかりつけの獣医師などに相談することも◎。フードについてなどさまざまな面からアドバイスをしてもらえるでしょう。

愛犬トイプードルの健康のためには、こまめに体型・体重に気を配ることがとても重要です。

散歩は1日30分~1時間が目安

トイプードルは活発な犬種でもあります。そのため適切な運動や散歩が欠かせません。

以下の表を目安にして散歩を行なってみてくださいね。ただし個体差があるため、参考程度にしましょう。

愛犬の様子や状態をよく観察しながら行うことがとても大切です。

時間1回につき15分~30分
距離1~2kmほど
回数1日1~2回

人間に寄り添ってくれるトイプードルは愛情深く、また飼い主さんと行動することが大好きです。

他所の人や犬にもフレンドリーな性格なので、散歩は愛犬トイプードルにとってもとても楽しい時間になります。

散歩は運動としてはもちろんですが、ストレスケアの観点からも必要ですよ。

大切な愛犬と飼い主さんが一緒に過ごす時間としても散歩はしっかりと行なってあげたいですね。

トイプードルに合った生活環境を整える

トイプードルは小型犬、あるいは超小型犬とされています。

そのため骨が細く関節が弱いという特徴も。骨折や膝蓋骨脱臼のリスクが高いため、自宅での生活環境はしっかりと整えましょう。

転倒したり滑ってしまうことで足や関節に負担かけるリスクを減らすためには、フローリングなどの滑りやすい床を避ける必要があります。

愛犬トイプードルが生活する場所はカーペットなどを敷いたり、滑りにくい床シート等を設置するなどしてあげましょう。

段差にはスロープをつけてあげるのも良いですよ。

また賢いためにいたずらをしてしまう場合も考えられます。

誤飲・誤食の恐れがあるようなものは隠したりきちんとしまうなどの必要があります。

お迎えすることが決まったら、他のポイントと合わせて自宅のチェックも忘れずに行いましょう。

トイプードルは初心者でも飼いやすい犬種!

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友好的な性格で飼い主さんによくなつくトイプードル。

明るく陽気な性格と犬の中でもトップクラスの頭の良さを持つため、しつけやトレーニングもしやすい犬種です。

また上記にプラスして抜け毛や体臭が少ないこと・小柄であることで「とても飼いやすい犬種」であるとも言われます。

「愛犬をお迎えするのが初めて!」というビギナーの方にも、とてもおすすめの犬種ですよ。

10年以上にわたって大人気であることも納得ですね。

活発でフレンドリーなトイプードルが家族の一員になってくれることは、とても楽しくうれしいことでしょう。

愛犬との新しい生活はワクワクすることでいっぱいですね。

しかし、同時に飼い主として愛犬トイプードルの命に責任を持つことにもなります。

かわいいから、と安易に考えずに生活環境や自身のライフスタイルなど多方面から考える必要がありますね。

愛犬トイプードルとの素敵な毎日のために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

ライター情報

nademo編集部

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