近年は空前の猫ブームともいわれており、飼い猫の数が飼い犬の数よりも多くなりつつあります。
猫といえば自由気ままに散歩に出たり遊んでいるイメージが強いでしょう。
ですが、最近ではほとんどの家庭が猫を屋内で飼育しています。
大切な愛猫が安心・安全に暮らしていくには、完全室内飼いがおすすめです。
本記事では、これから猫をお迎えする人に向けて、室内飼いのメリット・デメリットや必要なアイテムをご紹介しています。
こちらを参考にしながら、猫のお迎え準備を進めてみてくださいね。
この記事の結論
- ある調査では、猫が完全室内飼いだった方が、外出傾向のある子より長生きするというデータがある
- 室内飼いとすることで事故や寄生虫といった、命に関わるリスクを軽減できる
- 上下運動を好むため、高層マンションなどでは落下のリスクがある
- 室内飼いを徹底する際には、誤飲誤食や危険な場所への侵入対策をしておく
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目次
猫は家の外に出ないほうが平均寿命は長い
一般社団法人ペットフード協会の最新調査によると、完全室内飼いの猫は外に遊びに行く猫に比べて平均寿命が長いといわれています。
それぞれの平均寿命は以下のとおりです。
外に出ない猫 | 16.25歳 |
外に出る猫 | 14.18歳 |
この調査は2023年版の調査ですが、外に出るか出ないかによって、平均寿命に2歳以上の差があります。
これは、外に出る猫は交通事故に遭ったり、感染症が移ってしまうリスクがあるためだと考えられます。
猫にとって外の世界は人間が想像している以上に危険が多く、生涯を外で暮らす野良猫は10歳以内になくなってしまう子も非常に多いです。
愛猫を危険から守るため、安全な室内での暮らしを提供してあげましょう。
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猫を室内飼いするメリット
猫にとって、室内で暮らすことはデメリットよりもメリットの方がはるかに多いといわれています。
室内は外の世界と比べて危険が少なく、猫が安全に暮らせる環境です。
ここでは猫を室内飼いするメリットを具体的にご紹介します。
脱走や交通事故の危険性を減らせる
完全室内飼いを徹底することで、交通事故に遭うリスクが少なくなります。
外に出る猫の死因でもっとも多いとされているのが交通事故。
「猫は足が早いから避けられるのでは?」といったイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、誤って車の前に飛び出した際に驚いてその場で固まってしまい、事故に遭う猫は非常に多いです。
室内にいれば、車との接触リスクは0です。
飼い主さんが出かける際に誤って脱走することがないよう、高い柵を設置しましょう。
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寄生虫による感染リスクを減らせる
外に出かけることで感染症にかかっているほかの猫や動物と接触し、病気が移ってしまう可能性があります。ノミや回虫などの寄生虫に感染してしまうリスクも。
特に猫エイズはケンカや交尾によって感染するものであり、根本的な治療方法がないため、予防がなによりも重要となります。
また、こういった感染症の中には、猫だけでなく人間に移ってしまうものもあり、非常に危険です。
室内で暮らしているからといってすべての感染症を防げるわけではありませんが、感染リスクを大幅に下げることができます。
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ご近所トラブルを回避できる
完全室内飼いにすることで、ご近所トラブルを回避できます。
外を散歩する猫は、飼い主さんが知らないところでよそのお家の敷地内で排泄をしたり植物をかじったりと、迷惑をかけてしまっている可能性も。
縄張り争いによりほかの猫とケンカをしてしまうこともありますし、身の回りには猫が好きな人ばかりとは限りません。
仮に猫好きな人が多かったとしても、しょっちゅう迷惑をかけてしまっては大きなトラブルに発展する可能性もあります。
猫を外に出さなければご近所トラブルのリスクも軽減できるでしょう。
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安定した気温で快適に過ごせる
外では気温や湿度を調節することはできませんが、室内で暮らしていれば暑さや寒さから身を守れます。
台風などの災害に見舞われる心配も少なく、室内で温度管理を徹底していれば夏の暑さで熱中症にかかってしまうリスクも減らせます。
人間と同様に寒暖差は猫の体にとってストレスにもなるため、室内の安定した温度の中で過ごさせてあげましょう。
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虐待などの被害を避けられる
残念ながら動物に対して虐待をする人もおり、外を出歩く猫が標的になってしまう場合もあります。
動物虐待は犯罪であり、悪いのはもちろん虐待を行う人。ですが、飼い主さんもそういった被害を未然に防ぐ工夫をしなければなりません。
少なからずこうしたニュースは定期的に流れており、愛猫の身を守ることができるのは飼い主さん自身。
不運な事故だけでなく、悪意のある被害にあわないためにも、放し飼いはおすすめできないのです。
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猫を室内飼いするデメリット
室内は猫・飼い主さんの双方にとってメリットが多いですが、もちろんデメリットもあります。
とはいっても、事前に準備したり工夫をすればカバーできることも多いです。
ここでは室内飼いのデメリットを解説します。
高所からの落下事故
猫は上下運動を好み、高い場所に登りたがる動物です。家の中でも高い場所を見つけては登っていってしまいます。
うまく降りられなくなってしまったり、勢い余って落下してしてしまうと思わぬケガにつながります。
また、2階建て以上の家の場合は、ベランダ・窓からの落下にも注意が必要です。
飼い主さんがベランダへ出る際や窓を開ける際は、誤って脱走するなど事故にならないよう気をつけてくださいね。
誤飲誤食の危険性
少し目を離した隙に、食べてはいけないものを口にしてしまう可能性があります。
人間の生活にとっては当たり前でも、猫にとっては毒となり得るものも、中にはあります。
また、食べ物ではないものを口にすると、喉に詰まったり体内に残ってしまうなど大変危険です。
命の危険も考えられるので、誤飲誤食を防ぐための工夫をしましょう。
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運動不足による肥満の可能性
外に出かける猫に比べて、室内飼いの猫は運動不足になりやすい傾向があります。
室内でもなるべく猫が自由に動き回れるようなスペースを用意したり、上下運動ができる環境を整えてあげましょう。
運動不足の状態が続くと肥満体型になってしまい、病気を引き起こす原因にもなってしまいます。
日々の食事量などにも気をつけ、ボディコンディションスコア(BCS)を基準にして理想の体型を維持できるよう努めましょう。
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壁や家具に傷をつけられる
猫は爪をとぐ習性があり、壁や家具が傷だらけになってしまう可能性もあります。
爪とぎは猫の本能のため、行為そのものをやめさせることはできません。
爪とぎの場所を早めに教えて、なるべくほかの場所で爪をとがないように工夫しましょう。
必要次第では壁や家具を保護するアイテムを使う、というのもひとつの手です。
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愛猫を室内で飼うための事前準備
大切な愛猫に少しでも快適に暮らしてもらうためには、事前に室内の環境を整えておくことが重要です。
家の中で安心してのびのびと暮らせるよう、お迎えする前にしっかり準備をしてあげてくださいね。
愛猫が快適に過ごせる室内環境を作る
室内でも猫が快適に心地よく暮らせる環境づくりを意識しましょう。
室内飼いの方が安全性が高いとはいえ、猫は本来は外で暮らしていた動物です。
限られた空間の中だと運動不足になったり退屈に感じたりして、ストレスが溜まってしまうこともあります。
キャットタワーやキャットウォークを設置して運動場所を作りましょう。
また、猫は臆病な子が多いため、身を隠せる箱などの狭い空間を用意してあげるのもおすすめです。
壁や家具などは保護シートで対策
出典:Amazon
事前に保護シートを貼っておけば、壁や家具が傷だらけになることを防げます。
猫は本能的に爪をとぐ動物であり、爪とぎをやめさせることはできません。
爪とぎの場所を教えたとしても、そこ以外で一切爪をとがせないということは、なかなか難しいでしょう。
貼って剥がせるタイプのシートなら、壁も傷みづらいので安心。
賃貸で暮らしている人には、特におすすめです。
電気コード等はかじらないようカバーをする
電気コードをかじってしまうと感電のおそれがあり、命に関わることもあります。
猫は紐状のものが好きな子も多いので、おもちゃではなくとも噛んでしまい、感電するケースがあるのです。
現代において電気コードを全く使用しない生活というのは難しいでしょうから、かじらないようにカバーをつけるなど、事故を未然に防止しましょう。
イタズラ防止のスプレーをかけておくのもおすすめです。
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愛猫を室内で飼う際の重要アイテム
猫との暮らしをはじめるには、あらかじめ猫用品の準備が必要です。
猫を初めてお迎えする人にとって、不安はつきものです。
「なにを買えばいいの?」「これって必要なの?」といった疑問を抱えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ケージ
猫が安心して休める場所として、ケージは必要不可欠です。必ず設置してあげましょう。
猫は環境の変化を苦手とするため、おうちに迎え入れて数日は新しい環境を警戒している場合もあります。
自分専用のスペースであることを認識してもらうとともに、安心できる猫専用の空間を作ってあげましょう。
ケージに慣れておくと、お留守番やペットホテルに預ける際のストレスを軽減できます。
高さがありステップがついているケージなら、キャットタワーのように多少の上下運動もできるのでおすすめです。
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トイレ
生活していく上で必要不可欠なトイレは、猫にとっても必要不可欠です。そのため、体のサイズに合ったトイレを設置しましょう。
トイレにはさまざまな形状があり、圧迫感のないオープン型・砂が飛び散りにくいドーム型・自動で排泄物を取り除いてくれる全自動型などがあります。
システムトイレと呼ばれる、すのこがついた2段構造のトイレは、掃除もしやすくとても便利です。
トイレの形状によって使える猫砂が異なるので、購入時には併せて確認しておきましょう。
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猫砂
犬と違って猫は一般的に、トイレ用の砂が必要になります。
これは本能的に排泄後、排泄物を砂で隠すという行為が見られるため、トイレトレーに入れて使う猫砂が必要です。
猫砂の素材は紙・木・鉱物・シリカゲルなどさまざまな種類があります。
猫はトイレに強いこだわりを持っており、砂が好きでない場合はトイレで排泄をしたがらないことも。
何種類か試して、愛猫に合った猫砂を探してあげましょう。
鉱物・シリカゲルタイプの猫砂は、自治体によっては一般ゴミとして回収されないこともあるため注意が必要です。
寝床(ベッド)
こちらも生活必需品。猫がくつろぐため、安心して休むためのベッドを用意してあげるのもおすすめです。
飼い主さんと一緒に寝る子もいますが、一人で落ち着いて眠れる場所も作ってあげるとよいでしょう。
フワフワのドーム型やキャットタワーなどに取り付けられるハンモック型・窓に取り付けて外を眺められるものなど、色々なタイプがあります。
愛猫が好きそうなものを選ぶのも、飼い主さんにとって楽しい時間です。
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爪とぎ
爪とぎは猫の習性上欠かせないアイテムです。
以前は長い段ボール状の爪とぎが一般的でしたが、最近はベッドとしても使えるボウル型やキャットタワー柱の一部が爪とぎになっているタイプもあります。
爪とぎだけで爪切りが必要なくなるというわけではありませんが、ストレス発散のためにも設置しておいてあげると良いでしょう。
愛猫の好みに合う形状の爪とぎを探し、家の中に複数設置してあげるのがおすすめです。
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爪切り
室内飼いの猫にとって、爪切りは必須のアイテムです。
外で遊ぶ猫はアスファルトで爪が削られますが、室内で暮らす猫は地面の上を歩く機会がないため、爪が伸びてしまいます。
爪を伸ばしたままにしてしまうとカーペットなどに引っかかり、根元から折れてしまう可能性も。
数週間に一度程度で問題ありませんので、定期的に爪を切って長さを整えてあげましょう。
爪切りを嫌がる猫は多いので、軽い力で切れる爪切りがおすすめです。
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食器、水入れ
こちらも必需品のひとつ。フードを食べたり水を飲んだりするための食器も必要です。
ある程度高さ・傾斜のあるスタンドつきのものを選ぶと、無理のない体勢で食べられます。
簡易的ならお皿型のものでも最初は問題ありませんが、吐き戻しなどの原因にもなりやすいです。
愛猫の体や口の大きさに合わせて、高さ・器の大きさを選んであげてくださいね。
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キャットフード
毎日の食事であるキャットフードも欠かせません。
年齢別のフードや猫種ごとの専用フードなど、さまざまなタイプが販売されています。
愛猫の成長段階や猫種に合うフードを選んであげましょう。
魚を使っていたりお肉を使っていたり、主原料もさまざまです。
安心できるフードの中から、愛猫が好む味のフードを探してみてくださいね。
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グルーミング用品
グルーミング用品とはブラシやペット用ボディシートなど、体のお手入れをするためのアイテムです。
猫は自分で毛づくろいをできますが、大量に毛を飲み込んでしまうと体内に毛玉が残る毛球症になってしまうおそれも。
ブラッシングは余分な毛を取り除いたりマッサージの効果もあるので、コミュニケーションの一環として取り入れるのがおすすめです。
ブラシにもさまざまな種類があるので、愛猫の毛質や好みに合わせて選んでみてください。
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迷子札
参考価格 1,080円(税込)
室内飼いであっても、万が一のときに備えて迷子札を用意しておくと安心です。
ふと目を離した際に脱走してしまい、迷子になってしまう可能性もゼロではありません。
猫には犬ほどの帰巣本能はなく、自分の縄張りから外れてしまうと自力では帰ってこられなくなってしまいます。
愛猫の名前や飼い主さんの連絡先を書いて、首輪につけておきましょう。
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愛猫を室内で飼い始めてからのケア
実際に猫を迎え入れたら、愛情をかけてしっかりとお世話をしてあげましょう。
ここでは猫と暮らすうえで日々行うケアや、気をつけたいポイントを解説します。
被毛の長さに応じて適切にブラッシングする
愛猫の被毛の長さや毛質に合わせて、定期的にブラッシングを行いましょう。
長毛種の場合は毛が絡まって毛玉になってしまうため、こまめにコーミングブラシなどで毛を梳かしてあげる必要があります。
また、長毛種・短毛種に関わらずダブルコートの猫は換毛期になると大量に毛が抜けます。
猫は自分でも毛づくろいができますが、あまり大量の毛を呑み込んでしまうのはよくないので、ブラッシングをして余分な毛を取り除いてあげましょう。
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汚れやニオイが気になる場合はシャンプー
シャンプーは汚れやニオイが気になるときのみでOK。
基本的に猫にシャンプーは必要ないといわれていますが、毛量が多い猫種の場合はシャンプーをして一気に毛を落とす飼い主さんもいます。
猫は水を嫌う動物であり、過度なシャンプーはストレスになります。
軽い汚れは濡れたガーゼやペット用のボディシートで拭き取り、汚れやニオイがどうしても気になる場合のみお風呂に入れましょう。
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歯磨き・爪切りの習慣をつける
歯磨き・爪切りはなるべく早い段階から慣れさせていきましょう。
これらのケアは猫の健康を維持していくうえで欠かせないことですが、嫌がってしまう子が非常に多いです。
特に猫は歯周病になりやすく、口腔内の環境が体全身に影響する場合も。
おうちにお迎えしたら早めに歯磨き・爪切りの練習をし、時間をかけて慣れさせていきましょう。
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室温・湿度を管理する
暑すぎたり寒すぎたりすることがないように、室温・湿度はエアコンでコントロールしましょう。
室温・湿度は以下を目安に調整してあげてください。
室温 | 23℃~25℃ |
湿度 | 40%~60% |
特に夏場は熱中症の危険性があります。猫は汗をかかず犬のようにパンティングもほとんど行わないため、体に熱が滞留しやすい体質です。
温度・湿度の管理に加え、いつでも水が飲める環境も整えてあげましょう。
直射日光を回避できる場所もきちんと確保しておき、室内で逃げられるようにしておくと良いです。
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定期的に健康診断を受ける
人間にとっても必要な健康診断は、ぜひ愛猫のためにも定期的に健康診断を受け、体の状態をチェックしましょう。
どのような病気も、早期発見・早期治療が重要。早ければ改善されるものも、遅すぎると手遅れになるものです。
中には初期症状がほとんどなく症状が出始める頃にはもう重症化していた、という病気もあるため、定期的な健康診断は非常に重要です。
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愛猫を室内で飼う際に必要なしつけ
猫は犬のような細かいしつけは難しいですが、必要最低限のしつけは欠かせません。
具体的には正解を理解してもらうというよりも、ダメなことをすると良くないことが起こる、と覚えてもらう必要があります。
愛猫・飼い主さんの双方がストレスなく快適に過ごせるよう、おうちに迎え入れた日からしつけを行いましょう。
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トイレトレーニング
猫のトイレトレーニングは犬よりもラクだといわれており、想像以上に簡単です。
猫は自分の排泄物のニオイがするところに排泄を繰り返す習性があるので、数回トイレで用を足せばすぐに覚えてくれます。
ソワソワと落ち着かない様子があればトイレの合図の可能性があるので、覚えるまではトイレに連れて行ってあげましょう。
猫は非常にキレイ好きでこだわりが強いため、トイレの形状や猫砂が好みでないとトイレで排泄をしないことがあります。
粗相を繰り返すようであれば、トイレや猫砂を変えてみましょう。
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爪とぎ
爪とぎを数カ所に設置し、早いうちに爪とぎの場所を教えてあげましょう。
猫は寝起きに爪をとぐ習性があるので、ベッドの近くやケージの中など、普段よく休んでいる場所に置いてあげるのがおすすめです。
自分のニオイがついていると安心するので、新品の爪とぎを与える場合は猫の足を軽く擦り付けてあげると使ってくれるかもしれません。
噛み癖
噛み癖がついてしまうと、その後のお世話にも支障が出ます。
猫は犬ほどはしつけを覚えさせることはできないので、噛まれる前に対処するのが一番の方法です。
遊ぶときに手でじゃれつかせたりすると「噛んでもいい」と認識してしまうため、猫じゃらしなどのおもちゃを使うようにしましょう。
過度にスキンシップをとり続けると、嫌になって噛みつくこともあります。
愛猫の様子をよく観察し、嫌なことはしないようにしましょう。
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イタズラ防止
イタズラをされそうなものは、あらかじめ猫の手の届かないところにしまっておきましょう。
「イタズラをしてはいけない」と猫に理解させるのは難しいので、あらかじめ防止することが重要です。
なにかイタズラをしようとしていたら手を叩くなど大きめの音を出して気を逸らしたり、イタズラ防止スプレーを使う方法もあります。
キャリーバッグに入る練習
動物病院に行く際や災害などで避難をする際は、キャリーバッグでの移動は避けられません。
急に慣れないキャリーバッグに入れようとしても、怖がったり嫌がったりして暴れてしまうことも。
普段から目の届くところにキャリーバッグを出しておき、蓋を開けた状態にして自由に入れるようにしておきましょう。
キャリーバッグが怖くないと覚えてくれれば、いざというときにも安心して移動できます。
愛猫を室内で飼う際の注意点
室内飼いは安全性が高く猫にとってメリットが大きいですが、いくつか注意が必要な点もあります。
「家の中にいるから大丈夫」と油断せず、いつでも愛猫が安全に暮らせるよう気を配りましょう。
誤飲誤食につながるものは片付ける
誤飲や誤食につながりそうなものは、あらかじめ片付けておくのが一番安心。
猫に「食べてはダメ」といっても理解は難しく、好奇心から色々なものを口にしてしまいます。
誤食につながりやすいものは、以下のようなものがあります。
- ヘアゴム
- ティッシュペーパー
- 画びょう
- ビニール袋
- 観葉植物 など
食べものではない固形物は消化されずに体内に残ってしまったり、観葉植物の場合は猫にとっては毒となるものも。
誤食の可能性があるものは猫が出入りする部屋には置かない、もしくは引き出しや押入れなど蓋のできるところに片付けるようにしましょう。
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猫が食べてはいけないものは放置しない
猫が食べてはいけないものを口にすると、体調不良の原因となります。
ゴミや食べ残しはすぐに片付け、ゴミ箱は蓋つきのものにするのがおすすめです。
以下のようなものは、猫が口にすると命の危険を伴います。
- ネギ類(ねぎ、玉ねぎ、にんにく、ニラなど)
- 生のイカ、タコ、エビ、カニ
- チョコレート
- 生卵
- 生肉
- スパイス類
- アワビやサザエの肝 など
その他にも、意図せぬものが猫にとって毒となる可能性があります。
人間の食べ物を食べさせる必要はありませんが、どうしてもというときには都度確認するようにしましょう。
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危険な場所へ侵入しないよう対策する
猫にとって危険な場所には、進入できないようにドアを閉める・柵を設置するなどの工夫が必要です。
特にトイレやお風呂場などの水場には注意しましょう。
飼い主さんが目を離したタイミングやお留守番の際に、お風呂場で溺れてしまうという事故も実際に起こっています。
大きなトラブルにならないよう、対策をすることが重要です。
扉や窓はしっかり施錠する
脱走防止のため、扉や窓はしっかりと施錠することを習慣としましょう。
筋力の強い猫であれば、扉や窓などを自力で開けられる子もいます。
脱走してしまい自分の縄張りの外へ出てしまうと、迷子になりそのまま帰ってこられなくなる可能性も。
扉や窓はただ閉めるだけでなく、しっかりと鍵をかけるのを忘れないようにしてくださいね。
愛猫と一緒に外へ出る際は細心の注意を払う
動物病院へ行く際など、外に出るときは脱走しないように必ずキャリーバッグに入れましょう。
基本的に猫に散歩は必要ありませんが、もしも散歩に連れて行くときは必ず体をしっかりホールドできるハーネスタイプを使いましょう。
猫は体が柔らかく頭が小さいため、首輪だとスルリと抜けてしまう場合があります。
外に出るときは細心の注意を払い、愛猫から目を離さないようにしてくださいね。
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この記事の執筆者
nademo編集部
編集部
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