犬の病気・健康

犬の口臭の原因はコレ!考えられる病気や予防方法、病院受診の基準

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犬の口臭の原因はコレ!考えられる病気や予防方法、病院受診の基準

愛犬が飼い主さんの口の近くを舐めるのは、愛情と信頼の表れ。抱きしめたくなる可愛さですが、口臭が気になって思わず顔をそむけたことありませんか?

目をそらしたり避けたりしてはいけません。その口臭、もしかしたら愛犬の体に重大な病が隠れているせいかもしれないので、しっかり向き合いましょう。

今回は、気になる犬の口臭の原因、予防やその対策などについてご紹介します。

この記事の結論

  • 飼い主さんの約半数がシニア以降の愛犬の口臭が気になっている
  • 愛犬の口臭の原因は口腔ケア不足、口内トラブル、内臓の機能障害や疾病などさまざま
  • 中には愛犬の命に関わる病気が原因の場合もあるので、口臭が気になったらすぐ動物病院へ
  • 愛犬の口臭は毎日の歯磨き習慣で予防できる

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犬の口臭の原因

ある調査では、愛犬が6歳を超えたら「口臭が気になる」ようになったと、半数近くの飼い主さんが回答しています。

人間も年齢を重ねると口臭や歯周病、歯肉炎など、口腔内のトラブルに悩まされることが多くなりますが、シニア犬も同様です。

また、子犬や若い成犬でも気になるほどの口臭がするのは、何らかの疾病やその前兆が愛犬の体内に生じている可能性があります。

口臭の原因となるのは食べ物や歯磨きだけでなく、注意すべき病気なども含まれてくるため、気になったら注意が必要です。

デンタルケアが不十分

「未病」という言葉がありますが、これは「病気を発症する状態には至っていないものの、その一歩手前の健全とは言えない状態」を表します。

デンタルケアをしないということは、この未病の状態にあると言えます。未病の症状としては疲れやすい、頭痛、肩こりなどがあり、口臭もそのひとつ。

歯磨きなどのデンタルケアを行わないでいると、愛犬の歯や歯茎の隙間に歯垢(プラーク)が溜まり、口臭がします。

歯垢はやがて歯石となり、そこに潜む細菌によって歯周病や歯肉炎、ひいてはアレルギーや感染症、認知症などを引き起こす原因となります。

口内が乾燥している

基本的に犬は人より唾液が多く、特にマスティフ、セント・バーナードなどの超大型犬、パグ、フレンチ・ブルドックなどの短頭種はよだれが目立ちます。

唾液には口内をうるおし、洗浄する役目もあります。そのため、唾液の分泌量が減ると細菌が繁殖しやすくなり、口臭を発することがあります。

人間も緊張すると口の中が乾きますが、犬もストレスを感じると唾液の分泌量が減り、口内が乾燥して臭うことがあります。

水分をあまり摂取しない犬も口内が乾きやすく、また年齢とともに唾液が分泌されにくくなって、口臭がすることもあります。

病気にかかっている

近年、人間界では、万病を予防する手立てとして口腔ケアが脚光を浴びていますが、愛犬にとっても同様です。

口内を清潔に保つお手入れを怠ったために発症してしまう疾患も多く、歯周病や歯肉炎といった口の中への悪影響にとどまりません。

口臭は病気や体調不良を知らせる愛犬の体が発するサインであり、疾病の種類によって臭いの種類も異なります。

口腔内疾患生臭い・ドブ臭い
肝臓や腎臓の疾患アンモニア臭
胃の疾患酸っぱい臭い
腸の疾患便の臭い

愛犬が上記のような口臭を発していたら、すぐ動物病院へ連れて行きましょう。

臭いの強い食べ物を食べた

昔から「犬は鼻で考える」と言われるほど嗅覚に優れ、犬の嗅ぎ分け能力は人間の数万~数10万倍と言われています。

そのため、おいしそうな香りのする食べ物に敏感で、特に肉や魚が強く香るフードを好んでよく食べます。

ところが、肉・魚に多く含まれるたんぱく質や脂質は、細菌の増殖活動を促す作用もあり、口臭の原因となってしまうこともあります。

一時的に口臭が強く感じられるときは、臭いの強い物を食べた後というケースもあるでしょう。

食糞をした

食糞とは、愛犬が自らのウンチを食べてしまうことですが、これは野性時代の自分の身を守る行動の名残です。

排泄物の痕跡をなくして外敵から襲われないようにし、巣穴を清潔に保つためでもありました。

そのため、子育て中の母犬の行動に見られることもあり、また不安や退屈、欲求不満などの強いストレスのはけ口として行うこともあります。

愛犬の口から便臭がするのは、食糞の可能性があります。だからと言って、愛犬を叱ってはいけません。

愛犬がトイレをしたらすぐ片付け、しつけ用スプレーなどを使っておいしくないと悟らせ、一緒に遊ぶ時間を増やすなどストレス解消を図りましょう。

劣化したドッグフードを食べている

酸化したり腐敗しかけたりしているフードを食べると、愛犬の口の臭いがいつもとは違うように感じられることがあります。

愛犬の口に残った食べカスが異臭を発するからで、劣化したドッグフードは口臭だけでなく嘔吐や下痢を発症し、感染症や胃腸の疾病の原因になります。

ドッグフードは賞味期限内で使い切ることはもちろん、劣化が早まらないよう保存方法にも気をつけることが大切です。

開封したら、ドライフードは空気を抜いて袋を閉じるか密閉容器に移して風通しの良い冷暗所へ、ウェットフードは小分けして冷蔵or冷凍保存しましょう。

犬の口臭から考えられる病気

口臭は愛犬の体が発する病気や体調不良のサインと書きましたが、では、具体的にはどんな疾病があるのでしょう?

すぐに思いつくのは口腔内の異常ですが、実はそれだけではありません。

アレルギーや感染症、内臓の不全など、ときには愛犬の命に関わる病の危険信号を口臭は知らせてくれているのです。

歯周病(ししゅうびょう)

歯周病のリスク

犬はほとんど虫歯にはならないのですが、その代わり、歯周病は最もなりやすい疾病のひとつです。

歯周病が進行すると、口臭だけではなく、歯周ポケットが広がって歯肉が痩せ、歯槽骨が溶けてしまい、歯根まで歯垢や歯石が付着してしまいます。

この歯垢や歯石を取り除くには全身麻酔が必要です。老犬の場合は麻酔に耐えられないため、治療をあきらめなければならないこともあります。

重度の歯周病になると歯が抜け落ち、食事ができなくなるため、衰弱して命を落とすケースもあります。

口内炎(こうないえん)

口内炎は、痛みを伴い、愛犬の歯茎、舌、唇の内側、喉の奥などに発症します。

口内炎とよく似た症状に歯肉炎がありますが、歯肉炎は歯周病菌を原因とし、歯磨きによって予防することが可能です。

ところが、口内炎は正確な原因の特定が難しく、口腔内の細菌が原因の場合もあれば、全身性疾患が原因の場合もあります。

口内炎の正しい病名は「慢性潰瘍性口内炎」で、完治が難しく繰り返しやすいとされていて、悪性の場合には命取りとなることもあります。

愛犬の口臭に加え、歯茎からの出血や血混じりのよだれがあったり、口まわりを触られるのを嫌がるようになったら、早急に獣医師に診てもらいましょう。

腫瘍(しゅよう)

口腔内に腫瘍ができると、血や膿(うみ)を感じさせる強い腐敗臭を伴う口臭がします。

悪性の場合は生死に関わる可能性が高いので、早期発見・早期治療が肝要です。

口腔内腫瘍には主に以下のようなものがあり、外科的な切除治療が必要となり、放射線治療や化学療法を組み合わせることもあります。

扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)口腔内粘膜のほか、耳や鼻の先端部などの皮膚に発症しやすく、潰瘍やただれが生じる
黒色腫(こくしょくしゅ/メラノーマ)メラニン産生細胞が腫瘍化したもので、歯肉、唇、舌、口腔内の粘膜などに黒っぽいしこりが生じる
線維肉腫(せんいがにくしゅ)皮下でコラーゲンを産生する線維芽細胞が腫瘍化したもので、口腔内のほか、表皮、皮下組織にしこりや腫れが生じる

腎不全(じんふぜん)

腎不全の犬は全身が水分不足気味になるため、口臭を発することがあります。

ただし、口臭の症状が出るほどとなると腎不全がすでに末期である可能性が高いので、できればその前に気づいて早めに治療を受けさせたいものです。

愛犬の多飲多尿、嘔吐、食欲不振、元気の低下に気づいたら腎不全を疑い、すぐに動物病院へ。

急性腎不全はその名の通り急激に腎機能が低下し、突然死もあり得ますが、適切な応急処置により回復も可能です。

一方、慢性腎不全は長い期間をかけて腎機能が徐々に低下するもので、残念ながら完治はできず、点滴や食事療法などで進行を遅らせるのみとなります。

肝硬変(かんこうへん)

「沈黙の臓器」と呼ばれるように肝臓の機能障害も、腎不全同様、気づきにくい病気です。

本来、肝臓で代謝されるはずの毒素が体内に蓄積されてしまい、アンモニア臭のような口臭が生じます。

愛犬が肝硬変になると、歯茎や皮膚、白目に黄疸(おうたん)と呼ばれる黄色く見える部分が表れます。

それに伴い、疲れやすい、食欲不振、下痢、嘔吐、体重減少、多飲多尿の症状があったら、すぐ動物病院へ。

肝硬変も残念ながら根本的な治療法はありませんが、 B型・C型肝炎ウイルスによる慢性肝炎や肝硬変には薬物療法が最も重要とされています。

また、肝硬変の食事療法として浮腫や腹水を抑えるため塩分を制限し、アンモニアの産生を抑える低タンパク食で肝性脳症を避けることも重視されます。

腸閉塞(ちょうへいそく)

愛犬が腸閉塞になると、便が正常に排出されないため、便臭のような口臭を発することがあります。

腸閉塞は、腸捻転、腸管の一部が後ろの腸管に引き込まれて重なってしまう腸重積、腫瘍やポリープ、異物誤飲などで腸が塞がれた状態のことです。

腸捻転、腸重積、腸ヘルニアといった場合は、開腹手術により腸を本来の状態に戻す治療法が取られます。

腫瘍やポリープ、異物誤飲などの場合は、それらを取り除くための内視鏡手術または開腹手術を行います。

軽症の単純性腸閉塞の場合は内服薬治療で寛解する場合もありますが、自然治癒する可能性はほぼありません。

腸閉塞は即治療を行わないと絶命する恐れもありますので、気になる症状があったらすぐ動物病院へ連れて行きましょう。

胃腸炎(いちょうえん)

愛犬から酸っぱい臭いのする口臭がしたら、胃腸障害を起こして胃酸過多になっている可能性があります。

犬の急性胃腸炎で最も多い原因は誤飲・誤食で、細菌・寄生虫・ウイルスなどによる感染症、食べ過ぎ、食物アレルギー、ストレスによる場合もあります。

急性胃腸炎は適切な治療を施せば1週間~2週間で快癒しますが、放っておくと慢性化し、嘔吐や下痢を繰り返して食欲も低下します。

胃潰瘍や胃の腫瘍が悪化することもありますので、愛犬が嘔吐や下痢など胃腸炎の症状を示したら迷わず動物病院へ。

糖尿病(とうにょうびょう)

愛犬が糖尿病になると、体内のインスリンによる血糖値調整がうまく働かず、エネルギー源として糖の代わりに脂肪が活用されます。

その際、甘酸っぱい臭いのケトン体(アセトン)という物質が生成されて全身をめぐるため、口臭も甘酸っぱくなります。

糖尿病とは、インスリンの分泌量が少ない、もしくはインスリンが正常に働かないために、血液中の糖が増える病気のことです。

典型的な症状として多飲多尿があり、食欲が増します。食べているのに体重が徐々に減り、進行すると元気や食欲も低下し、下痢・嘔吐などを伴います。

食欲が落ちるのはかなりの危険信号なので、進行する前に獣医師の診察と治療を受けさせたいものです。

軽度の場合は食事療法や運動療法で血糖値をコントロールできますが、多くの場合はインスリンの投与も必要となります。

便秘症(べんぴしょう)

愛犬が便秘症になると、消化された食べ物が排泄物として正常に体外に出されないため、糞便のような口臭がします。

犬の便秘には大きく分けて、「器質性便秘」「機能性便秘」の2タイプがあります。

器質性便秘は腸の構造的異常が原因で、出したいのに出せず、いきみや震え、腹痛、嘔吐、残便感などがあり、血便やゼリー状の便が出ることもあります。

機能性便秘は腸の働きに問題があるため、初期症状としては排便回数や量が減り、いきんでも出なくなると渋りや激しい腹痛、残便感などがあります。

まずは下剤の服用や浣腸による治療となりますが、それでも出ない場合は摘便を行います。

便秘症を放置すると溜まった便で大腸が伸び切ってしまう「巨大結腸症」を発症し、外科手術が必要となります。

また、大腸内の便に存在する細菌が繁殖して毒素を発生し、それが体内へ過剰吸収され、衰弱して命を危うくしかねません。

愛犬の口臭を予防する方法

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口臭の根本的な原因は、ごはんの食べカスが歯に密着したり、歯茎のすき間に入り込んだりして歯垢となることです。

歯垢はいわば「細菌の塊(かたまり)」で、これを24時間以上放置すると、唾液に含まれるミネラル成分と結合し、石灰化して歯石となります。

愛犬にごはんを食べさせない訳にはいきませんから、口臭の根本原因である歯垢を元から断つという手立ては残念ながらありません。

要は、歯垢と歯石をこまめに取り除くことが口臭を予防し、さまざまな疾病から愛犬を守る対策になるということです。

歯磨きを習慣化する

愛犬の歯磨きは、乳歯が生え始める生後3週間ぐらいの子犬のうちからスタートするのが理想的。

最初は飼い主さんとのスキンシップを兼ねて、口を触ることから始めましょう。慣れてきたら口の中に指を入れ、歯に触れられるようにします。

はじめは指に巻き付けるティッシュタイプや指サック型を使っても良いでしょう。徐々に慣れさせ、永久歯が生える頃には歯ブラシへと移行します。

動物病院でスケーリングしてもらう

歯石除去、マウスクリーニングなどとも呼ばれます。歯垢が歯石になってしまうと歯ブラシでは除去できないので、スケーラーという器具で取り除きます。

愛犬が長時間口を開いているのは難しく、暴れると愛犬自身も危険ですので、全身麻酔を用います。

最近では無麻酔で行うトリミングサロンやペットサロンもあるようですが、愛犬の安全性を考えると、信頼できる動物病院でやってもらうべきでしょう。

歯周病を発症する前に、歯石や歯肉炎を発見した段階で早めにスケーリングすることをおすすめします。

デンタルケア用フードやサプリメント

出典:Amazon

愛犬の口臭を予防するには、歯垢を長時間放置しないこと。つまり、毎食後、歯磨きする習慣をつけることです。

でも、中には歯磨きを嫌がってさせてくれない子もいますね。特に成犬になってからお迎えした子だと、なかなか歯磨きのしつけは難しいものです。

最近では歯垢・歯石の付着を防ぐドッグフードやペット用サプリメントもありますので、どうしても歯磨きできないなら活用してみてはいかがでしょう。

噛み砕くことで歯垢を落とすカリカリタイプや歯に付きにくいもの、サプリメントには歯磨き粉にも使えるペースト状やパウダー状のものもあるようです。

ただし、本来はあくまで歯磨きの補助役です。また、治療中の子や療法食の子はかかりつけ医に相談してから使用しましょう。

デンタルガムやおやつを活用する

出典:Amazon

愛犬が噛むことで歯垢を取り除く効果が期待できるデンタルガム、ジャーキーやボーンなどのおやつもあります。

ただし、愛犬が噛まずにすぐ飲み込んでしまうと効果が薄れますので、飼い主さんの手から与え、しばらく引っ張りっこなどして噛ませる工夫が必要です。

同じように、愛犬がくわえたり噛んだりすることで歯垢除去が期待できるおもちゃもあります。こちらも飼い主さんとの引っ張りっこ遊びに活用できますね。

ただし、おもちゃの場合は愛犬が噛みちぎって誤飲誤食しないよう、大きさや素材を注意して選び、飼い主さんの目が届かないときは隠しておきましょう。

定期的に健康診断を受ける

愛犬の口臭は、体の不調や病気が原因となっている場合がほとんどです。

たかが口臭と軽視せずに、気になったらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

愛犬にできるだけ長生きしてもらいたいなら、早期発見・早期治療が肝心です。そのためには、かかりつけの動物病院で定期的に健康診断を受けましょう。

子犬や成犬なら1年に1回、シニア犬なら半年に1回が目安です。

水分補給しやすい環境を作る

水分補給が不足している犬は、口内が乾きやすいため口臭がします。

水を飲まないだけでなく、食欲が落ちたり元気がなくなったりしていたら、病気の可能性がありますので、すぐ動物病院へ。

病気でない場合、お迎えしたばかりや転居したてで慣れない環境にストレスを感じたり、高齢になって水を飲むのが億劫になっているのかもしれません。

ごはんをウェットフードに切り替える、飲みやすい給水器に変える、給水器の位置を変えるなど、水飲み場の環境を見直しましょう。

愛犬にとって水を飲みやすい高さは、4本足で立ったときに胸のあたりに給水器の飲み口があるのが目安です。

日頃から口内をチェックする

愛犬の歯磨きを習慣にすると、歯が黄色くなっていないか、歯石が溜まっていないか、歯茎が腫れていないかなど、口内をチェックできます。

歯ブラシで磨かれるのを嫌がる愛犬でも、少なくとも1日1回は愛犬の口腔内に異常がないか確認しましょう。

そのためには、飼い主さんが愛犬の口元に触れられるくらいにはトレーニングしておきたいものです。

適度に運動する

口臭と運動なんて、関係ないことのように思えるかもしれません。けれど、運動不足は代謝を滞らせます。

新陳代謝がスムーズにできていないと、老廃物を体内に溜め込むことになり、口臭を発することもあるのです。

また、運動や遊びが足りなくて愛犬がストレスを抱えると、口臭が強くなる場合もあります。

犬種や体格、年齢に合った距離のお散歩を毎日続けて、1日30分以内で良いので愛犬とコミュニケーションを深める遊びの時間を作りましょう。

誤飲誤食しないようにする

愛犬が誤飲誤食して腸閉塞を起こすと、口臭の原因になるばかりか、愛犬の命に関わることにもなりかねません。

ペット保険のペットメディカルサポート株式会社「PS保険調べ」(2022年度調査)によると、犬の誤飲誤食で最も多かったのはチョコレートだったとか。

次に薬、玉ねぎ、おもちゃ、マスク…と続いたそうです。チョコレートも玉ねぎも犬が誤って食べると生死に関わる食品ですし、人間の薬も犬には危険です。

愛犬が食べるとNGなものはテーブルに出しっぱなしにしない、床に落としたらすぐ回収することを心がけ、お散歩中の拾い食いにも注意しましょう。

愛犬の口臭に加えてこんな症状があれば即病院へ

愛犬の歯磨きが不十分だったり、水分不足や運動不足、臭いの強いフードのせいで口臭がするなら、飼い主さんご自身で何とか対処できるかもしれません。

しかし、病気や体調不良が原因の可能性がある場合、見て見ぬふりをして放っておく訳にはいきません。

口臭に加えて以下のような症状がみられたら、迷わず即行で動物病院へ連れて行きましょう。

嘔吐を繰り返す

まず、胃炎を発症している可能性が考えられます。胃酸の分泌が活発になり、口臭は酸っぱい臭いがして、胃液や胃の内容物を嘔吐します。

犬の胃の疾病として多いのは、胃に大量のガスが溜まって膨れる胃拡張、胃拡張に伴って過度な運動などで胃にねじれが生じる胃捻転などです。

また、食べたフードが劣化していた可能性もあり、急性の中毒や感染症、慢性的な免疫不全、胆汁の逆流なども原因として考えられます。

下痢をしている

愛犬が急に下痢をして2日以上続くようなら、腸炎を起こしている可能性があるので、獣医師に診てもらいましょう。

慢性腸炎の場合は次第に口臭が強くなり、お腹がグーグー鳴ったりします。急性腸炎ほど激しくはありませんが、常に下痢を繰り返して元気を失います。

愛犬の下痢の原因は、食事、ストレス、異物誤飲、感染症による消化器官の炎症、腸閉塞、腫瘍などさまざまですから、素人では判断できません。

異物誤飲、潰瘍や腫瘍ができていて血便などを伴う場合は命に関わりますので、様子見しないですぐ動物病院へ。

歯石がついている

アルカリ性に近い唾液のほうがミネラル分を多く含むとされ、歯垢はこの唾液中のミネラル分と結びついて石灰化し、歯石になります。

通常、歯垢のpHは中性ですが、犬の口内はアルカリ性のため、歯垢が歯石になりやすい環境だと言われています。

歯や歯茎の隙間に付着した歯石は、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物(VSC)を発生させます。

歯垢が石灰化して歯石になってしまうと、歯ブラシでは取り除けないので、動物病院で歯石除去してもらうしかありません。

歯茎に腫れや赤み、出血がある

軽度の歯肉炎なら歯石を除去することで症状が治まりますが、重度の歯肉炎や口内炎は治療を施さないと口臭が残ります。

口内炎の正式名称は慢性潰瘍性口内炎で、歯茎だけでなく、舌に潰瘍ができる舌炎、唇の内側などにできる口唇炎、口角にできる口角炎などがあります。

口内炎は口腔内がただれ、強烈な痛みを伴います。

そのため、軽症の場合は内服薬や口内への塗布薬を用いますが、重症の場合は全身麻酔を伴う全顎抜歯を行うこともあります。

歯がぐらついている

犬の歯周病は以下の4ステージに分類されます。

ステージ1歯肉炎
ステージ2軽度歯周炎
ステージ3中等度歯周炎
ステージ4重度歯周炎

ステージ3になるとほぼ全歯が歯垢で覆われてしまい、歯のぐらつきがあり、ステージ4は顔の腫れ、くしゃみ・鼻水などの症状が出る場合もあります。

ステージ3以降の場合、抜歯し、炎症がひどい歯茎を切除して歯周病を起こしている歯と歯の周りの腐った組織を削り取る手術が必要となります。

元気がない

愛犬が震えていたり、座り込んだり、寝てばかりいて元気がなかったら、これはもう口臭予防どころではありません。すぐ動物病院へ!

胃拡張・胃捻転、急性膵炎のほか、骨折や関節炎などの骨関節疾患、椎間板ヘルニアをはじめとする神経疾患も考えられます。

低血糖症、中毒症状、てんかんなどの危険度の高い病気もあり得ますので、早急に獣医師に診てもらいましょう。

食欲不振

もともと食の細い子もいますが、フードを温めたり、トッピングを工夫したり、大好きなおやつをあげても食べないときは病気が原因と考えられます。

口臭が伴う場合は、歯周病が進行して歯肉炎や口内炎のため、口腔内が痛くて食べられないのかもしれません。

持病のない健康な成犬なら2日以上、持病のある犬や子犬、高齢犬は丸1日以上食べなかったらすぐ動物病院へ連れて行きましょう。

体重の減少

口内炎や歯周病など口腔内の病気があると、食べたいのに痛くて食べられないため、食事量が減って体重も減少します。

この場合は飼い主さんもすぐに気がつきやすいのですが、気をつけなければいけないのは元気があり、食欲もあるのに体重が減少している場合です。

いつも通りであるにも関わらず愛犬の体重が減るのは、糖尿病、尿毒症、クッシング症候群、肝臓がんなどの重大な病気が隠れている可能性があります。

愛犬の体重は少なくとも1ヶ月に1回は計測して、記録しておきましょう。動物病院で獣医師に説明する際にも役立ちます。

多飲多尿

犬の平均飲水量や排尿量は犬種や体格にもよりますが、飲水量は1日で体重1kg当たり50ml~60ml、排尿量は1日で20ml~40mlが目安です。

一般的に愛犬の体重×100mlを超える水を飲むと多飲、愛犬の体重×50mlを超えるオシッコをする場合は多尿と考えられます。

体重10kgの愛犬なら10kg×100ml=1Lですから、1日に1Lもの水を飲むようなら多飲の可能性があると考え、動物病院へ連れて行きましょう。

多飲多尿の原因として最も多いのが腎臓病で、糖尿病、上皮小体(副甲状腺)機能亢進症、クッシング症候群、肝臓病などが考えられます。

よだれが増える

人間は体が熱くなると汗をかいて体温を下げますが、犬は肉球以外に汗を出すエクリン腺がないため、ハアハア口呼吸することで体温を下げます。

これをパンティングと言い、口を開けて息をするため、唾液が分泌されてよだれが出ます。

リラックスしているときやストレスを感じたとき、車酔いしたときなどもよだれが増えますが、泡立つよだれや苦しそうな様子が伴うなら病気の可能性があります。

歯肉炎、歯周病、口内炎、口腔内腫瘍のほか、胃炎、胃拡張、熱中症、てんかん、誤飲などの原因が考えられるので、すぐ動物病院へ。

犬の口臭ケアにおすすめのデンタルケアアイテム

愛犬の口臭予防のために毎日の習慣として役立つ口腔ケアグッズを、nademo編集部が厳選いたしました。

ミガケンデ(MIGAKENDE)ヤギ植毛歯ブラシ 天然毛 MIGAKENDE

出典 :https://www.amazon.co.jp/

獣医師と共同開発!高級なヤギ毛使用

国産歯ブラシメーカーの社長自らが愛犬の全身麻酔による抜歯を経験したことから、長年の製造ノウハウを活かし、獣医師のアドバイスを受けて開発。

ヤギ毛の歯ブラシは毛質がなめらかで柔らかいため歯茎を傷つけにくく、しかも、歯垢をしっかり取れるよう従来品の5~10倍多く植毛しています。

創業70余年の職人技で1品1品丁寧に天然毛を植毛。初めてのオーラルケアにも使いやすく、愛犬にも飼い主さんにもやさしい歯ブラシです。

本体サイズ縦149mm×横14mm×奥行12mm(ヘッド部分:幅8mm×縦16mm 毛の長さ:6.5mm)
本体重量-
原産国-
対象年齢子犬~
素材柄:ポリプロピレン/毛:天然毛
内容量1本
硬さやわらかい
形状スティック
傾斜-

ライオンPETKISS 歯みがきジェル リーフの香り

出典 :https://www.amazon.co.jp/

食材だけで作った国産ペット用歯みがき

食品素材だけを使用しているので、すすぎ不要で、愛犬が飲み込んでも安心。最初は舐めさせて歯みがきに慣れさせることもできます。

歯ブラシやガーゼなどにつけやすいジェルタイプで、毎日歯磨きすることで歯垢を落とし、歯石化を防ぎます。

リーフの香りの口臭ハーモナイズド香料が気になる愛犬のお口の臭いを調整して、口臭スッキリ、息さわやかに。犬・猫のどちらにもOK。

内容量40g
フレーバーリーフ
原産国日本
対象年齢全年齢
原材料・成分ソルビトール、グリセリン、グリセリン脂肪酸エステル、ポリアクリル酸Na、保存料、リン酸水素二Na、キサンタンガム、アルギン酸Na、ポリリジン、ポリリン酸Na、スクラロース、香料、リン酸二水素Na、ピロリン酸Na
形状ジェル

ライオンPETKISS 食後の歯みがきガム 子犬用

出典 :https://www.amazon.co.jp/

噛むことで歯垢をからめ取る歯磨きガム

やわらかく細いブラッシング繊維ガムをねじって束ね、愛犬がこれを噛むと歯に食い込んで、歯垢をかき出し落とす独自の形状を工夫。

あごの小さな超小型犬や小型犬、子犬も噛みやすいロープ状で、ほぐれやすく喉詰まりしないよう配慮してあります。

歯面にイオン結合するステインの除去に効果的とされるピロリン酸ナトリウム、微⽣物に対して⽣育抑⽌効果があるポリリジン配合。

対象年齢生後3ヶ月~12ヶ月未満
内容量30g×約10本
原産国日本
原材料牛皮、でん粉類、食物繊維、チキンエキス、チキンレバーパウダー、魚骨粉末、増粘安定剤(加工デンプン、CMC、増粘多糖類、アルギン酸Na)、グリセリン、pH調整剤、亜硫酸水素Na、乳化剤、香料、酸化防止剤(ミックストコフェロール)、微粒二酸化ケイ素、ピロリン酸Na、炭酸Ca、ローズマリー抽出物、ポリリジン
適合種超小型~小型犬
フレーバーミルク

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