「子猫ってどうやって育てるの?」「どんな準備をすればいいの?」
初めて子猫を迎え入れる人は、そんな悩みを抱えているのではないでしょうか。
子猫はとても可愛らしいですが、そこから10年以上をともに生きることとなるため、準備や知識が必要です。
お迎え前に揃えておきたいアイテムなどもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の結論
- 生活するのに必要なケージ、食器、キャットフード、トイレ、猫砂などを用意しておく
- 色々なモノに興味を持つため、誤飲しそうなものは片付けておく
- 迎え入れた当日は必要以上に構わず、環境に慣れてもらうことが重要
- 環境に慣れてきたら少しずつ刺激に慣れさせていき、体調の変化を日々チェックする
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目次
子猫はお迎えから数か月がとても大事
生まれて間もない子猫や、生後3か月前後程度でお迎えした子猫は、そこからの数か月がとても重要な期間です。
特に生後3か月以内はまだ体がしっかりとできておらず、ちょっとしたことでも急変してしまうことがあります。
また、さまざまな刺激に慣れるための期間としても重要で、この頃に覚えたことや慣れたことは、成猫になったときに苦労しづらいです。
「初めて子猫をお迎えする」という方は特に、飼う前の準備から成猫になるまでの1年間、何に気をつけるべきかチェックしておきましょう。
子猫を飼う前に準備しておくこと
子猫を迎え入れる前には、いくつかの準備が必要です。
迎え入れたタイミングですでに子猫が生活できる環境を整えておくことは、安心してその家に住んでもらうために必要なこと。
おうちに来てくれた子猫が少しでも快適に過ごせるよう、しっかりと準備してあげてくださいね。
誤飲誤食しそうなものは片付けておく
おうちに来たばかりの子猫は、部屋の中を散策して歩き回ります。
子猫の時期は好奇心が旺盛で色々なものに興味を示すため、誤って口にしないような工夫をしましょう。
- ヘアゴム
- ティッシュペーパー
- 画びょう
- ビニール袋
上記のほかにも、電気コード類・観葉植物なども噛んだり口に入れると危険です。
とても管理が大変ではありますが、私たちが気にならないようなものでも興味を持ってしまうので、しっかりとチェックしておきましょう。
気を付けておいた上で、歩き回っている最中には必ず目を離さない、ということも大切です。
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子猫が食べてはいけない食べ物を把握しておく
子猫が口にすると危険な食べ物を、事前によく把握しておきましょう。
- ネギ類(ねぎ、玉ねぎ、にんにく、ニラなど)
- チョコレート
- 生卵
- 生肉
- 生のイカ、タコ、エビ、カニ
- アワビやサザエの肝
- スパイス類
子猫だけでなく、成猫になってからも与えてはいけません。
命に関わるものもあるので、子猫の手が届くところには置かないようにしましょう。
万が一食べてしまった場合は何を食べてしまったのか把握し、すぐに動物病院を受診してください。
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壁や家具などが傷つかないように対策する
出典:Amazon
壁などに傷がつかないよう、事前に対策をしておくのがおすすめです。
猫は本能的に爪とぎをする生き物であり、止めさせることはできません。爪とぎをすることでリラックスし、ストレスを解消します。
好きな大きさにカットできる壁紙保護シートを貼ることで、壁紙が傷むのを防げますのでぜひ導入を検討してみてください。
特に、賃貸に住んでいる人には退去時に費用負担が減りやすいのでおすすめです。
危険なものは閉まっておく・保護しておく
子猫のうちは特に好奇心旺盛で、人間には気にならないものも、子猫は気になってしまいます。
どんな家庭にもあるような家電などの電気コードは、噛んでしまえば感電することがあります。
キッチンに侵入してしまうと、コンロや包丁などもあるので非常に危険です。
危険なものがあるところには入れないようにしておいたり、電気コードにはカバーを付けておく必要があるでしょう。
安心できる場所、ゆっくり眠れる場所を確保する
人間の赤ちゃんと同様に、子猫は寝るのが仕事です。1日の大半を寝て過ごすこともあり、1日20時間ほど寝ているケースも。安心して休める場所を確保しましょう。
実際には成猫になっても1日のほとんどを寝ているものなのですが、いずれにしても快適に寝られる環境はとても重要です。
家電による騒音が少なく、人の行き来の少ない場所がおすすめです。
成猫になっても、老猫になっても、猫は寝ることがとても多い動物なので、安眠できるようにしましょう。
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野良猫や捨て猫はまず動物病院へ連れて行く
野良猫や捨て猫を保護した際には、おおよその月齢はいくつくらいなのか、健康状態はどうかなどの確認が必要です。
外で暮らしていた猫はノミやダニが付いていたり、体内に寄生虫がいる可能性があるので、しっかりと検査してもらってください。
特に多頭飼いをしている人は、先住猫にこれらの寄生虫がつくことのないよう、しっかり除去してもらってから一緒に暮らす必要があります。
また、自分の住んでいる地域や近隣の管轄保健所で、迷い猫ではないかの確認も行いましょう。
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子猫を迎えるときに必要なグッズ
子猫をお迎えする際、事前にいくつか準備しておきたいものがあります。
子猫が生活していくうえで欠かせないもの、あると便利なものを紹介します。
こちらを参考にしながら、お迎えの準備を進めてみてくださいね。
トイレ
まず用意すべきなのがトイレ。成長して体が大きくなることを考慮し、余裕のあるサイズのトイレを選ぶのがおすすめです。
愛猫が余裕をもって体の向きを変えられるサイズが理想です。体のサイズの1.5倍程度が良いでしょう。
おしっこを吸収するシートと猫砂が別々でセットできるシステムトイレは、お手入れの回数が少なく済むため、飼い主さんの負担が軽減されます。
子猫の頃には子猫用のものを選びがちですが、すぐに大きくなるので成猫用のトイレを使っても問題ありません。
ただし、子猫はまだ体ができきっていません。入口に高さのあるものなどはトイレ失敗の原因になるため避けましょう。
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猫砂
トイレに入れる猫砂は、トイレとセットで用意しましょう。使っていない人もいますが、まずは用意してあげてください。
砂の素材は紙・木・シリカゲル・鉱物タイプなどさまざま。素材によって消臭力・吸収力が異なり、片付けのしやすさに違いがあります。
そのままトイレに流せる紙や木は管理上とても便利ですが、猫が本能的に好む猫砂は自然に近い鉱物タイプだと言われています。
対して処理しやすいのは木や紙、おからなどです。どれが好みなのかは、色々と試しながら確認していくしかありません。
猫にとって心地よいと感じる素材も異なるので、愛猫の様子を見ながら素材を選んであげてくださいね。
寝床(ベッド)
1日の多くを寝て過ごす猫ですから、体に負担がないよう快適に眠れる寝床も用意してあげましょう。
ハウス型・ドーム型・ベット型など、さまざまなタイプがあり、猫はそのときの気分によって使うベッドを変えます。
子猫は自分の体にフィットするようなサイズを好む子が多いので、愛猫の体にあったものを選んであげてください。
子猫は体温調節がうまくできないため、暑くなりすぎたり冷えすぎてしまうことがないよう、季節に応じて素材にもこだわって選びましょう。
ただし、せっかくベッドを買っても使ってくれないこともあります。ソファやダイニングチェア、カーペットの上にそのまま寝ることもありますが、気にしなくて大丈夫です。
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ケージ
おうちに来て間もないうちは、自分のスペースであることを認識できるように、ケージを設置してあげるとよいでしょう。
新しい環境に来たばかりの子猫は緊張したり怯えてしまったりして、狭い場所や暗いところに隠れたがる子が多いです。
いきなり家の中で放し飼い、というのはストレスを抱えやすくなるので、まずはケージ内で好きに生活してもらいましょう。
ケージは子猫にとって安心できる隠れ家のような場所にもなるので、家の中の静かな場所に設置してあげてください。
高さのあるタイプだと、キャットタワーのように上下運動もできるのでおすすめです。
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おもちゃ
子猫のうちはやんちゃな子が多く、狩猟本能を刺激するような遊びが大好きです。
走って運動させるためにも、おもちゃを生き物のように動かしながら遊んであげると喜びますよ。
子猫用の小さいサイズや猫の好きなキャットニップが入ったおもちゃなど色々なタイプがあるので、愛猫の好むおもちゃを見つけてみてくださいね。
一緒に遊ぶときはおもちゃを使って遊ぶことで、ひっかかれるリスクも下げられます。
ただし、子猫のうちは好奇心からおもちゃを噛んでしまったり、食べてしまうこともあります。
おもちゃで遊んでいる内は決して目を離すことなく、飼い主さんの手の届く範囲内で遊んであげるようにすると、誤飲のリスクを下げられるでしょう。
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爪とぎ
爪とぎは本能的にすることなので、子猫であってもお迎えする際には欠かせないアイテムです。
猫の爪とぎを止めさせることはできないので、家具や壁で爪をとがないように専用の爪とぎを用意しておきましょう。
ダンボール製や麻製など素材もさまざまなので、愛猫が好むものを用意してあげてください。
床に敷くタイプのものが好きな子もいれば、壁に立てかけるタイプのものが好きな子もいます。最近では、ポール状のものなども人気ですよ。
形の好みよりも、ダンボールか麻か、という素材が気になる子は多いです。まずはスタンダードなダンボールから用意してみると良いでしょう。
食器、給水器
ご飯を食べたり水を飲んだりするための食器も必要。ひっくり返しにくい、安定したものを選びましょう。
食べることが好きな子は特にがっついて食べることもあるので、その勢いで食器ごとひっくり返してしまうこともあります。
カリカリなどのドライフードであれば掃除も簡単ですが、ウェットフードやふやかしたフードなどは掃除が大変です。
活発な子だとウォーターボウルは簡単にひっくりかえしてしまい、ケージ内で水分補給できない状況になることもあります。ケージ取り付け型の給水ボトルがおすすめです。
また、低すぎると食べづらかったり吐き戻しの原因になることもあるため、ある程度高さの出るスタンド付きのものがおすすめ。
器がスタンドにはまるタイプなら、器を倒したりひっくり返してこぼしてしまう心配もありません。
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子猫用のミルクやフード
子猫用のミルクやフードも欠かせませんが、多すぎて最初は何を選んだらいいか悩んでしまうでしょう。
まだミルクを飲んでいる子の場合は子猫用のミルクを、歯が生えてきた子には子猫用のフードを与えましょう。
フードを購入する際には、パッケージに「子猫用」「総合栄養食」と記載があるものがおすすめで、特に主食として使えるものは総合栄養食や総合栄養食基準のフードのみ。
子猫用もしくは全年齢対応のものでも問題ありませんが、食べられる量を考えるとまずは子猫用から試すのがおすすめです。
イメージとして人間の牛乳を与えても問題ないように思われますが、実際にはNG。下痢の原因になるので、ミルクを与えるなら必ず子猫用にしましょう。
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おやつ
絶対に必要なものではありませんが、フードと合わせておやつも用意しておくとよいでしょう。
おやつは嗜好性が高く、食いつきをよくすることもできますし、しつけの際のご褒美としても役立ちます。
ペースト状のおやつなので、歯が生え揃っていない子猫でも食べられます。
おやつは主食にはなり得ないので、おやつばかり与えることなく、きちんと主食を基本として与えるようにしてあげてください。
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キャリーバッグ
猫を連れ出すことは少ないですが、緊急時に備えてキャリーバッグも早めに用意しておきましょう。病院に行く際や万が一の災害の際などに活躍します。
キャリーバッグにもさまざまなものがあり、カゴタイプやリュックタイプなどバリエーション豊富です。
愛猫が入りやすいというのもひとつのポイントですが、飼い主さんにとっても使いやすいものを選んでみるとよいでしょう。
マットやシートベルトが付いていたり、ポケットがたくさんあったりと多機能なものもありますよ。
迷子札
参考価格 1,080円(税込)
猫は体が柔らかく好奇心旺盛な子も多いため、逃げ出しやすい動物でもあります。万が一に備えて迷子札があると安心です。
外に連れ出した際や万が一脱走して迷子になってしまった際、猫は自分の力で帰ってくることができなくなってしまいます。
愛猫の名前と連絡先を書いた迷子札をつけていれば、万が一のときにも無事に帰ってこられる可能性が高まります。
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グルーミンググッズ
ブラシなどの被毛のお手入れグッズは、お家に来た日から積極的に使っていきたいアイテムなので必要です。
ブラシにはいくつか種類があり、毛の長さや毛質によって相性のよいブラシは異なります。愛猫の毛の長さや質に合わせて選びましょう。
ブラシの先端が柔らかいものだと、子猫のデリケートな肌を傷めにくいです。
長毛種であればスリッカーブラシなどがおすすめ、短毛種であれば獣毛ブラシなどがおすすめです。
目的に応じて少しずつ買い揃えていく形で問題ないので、まずは基本となる1本のブラシを用意しておいてあげましょう。
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デンタルケアグッズ
人間が毎食後に歯磨きをするように、猫にとっても歯磨きは重要。毎日のデンタルケアは、健康的な口腔内を保つことに繋がります。
物理的に汚れを落とすことができる歯ブラシは必須アイテムで、人間用のものではなく必ずペット用のものを使うようにしてください。
最初は嫌がることも多いと思いますが、子猫期から少しずつ慣れてもらえれば成猫期以降に苦労することがなくなります。
猫は生後2週間頃から乳歯が生え始めるので、その頃から徐々に始めていき、問題なく歯磨きができるようになってもらいましょう。
子猫を迎え入れた当日の過ごし方
初めて子猫をお迎えする人は、なにをすればいいのか不安になる人も多いでしょう。
ここでは、お迎え当日の過ごし方を解説します。
家に着いたらキャリーバッグを開けてそっとしておく
家に着いたら、キャリーバッグを開けっ放しにして、遠くから見守りましょう。
無理にキャリーバッグから子猫を出す必要はありません。
猫は環境の変化が苦手な動物であり、自分の住む環境に納得しないと安心できない性質です。
自分の意思で出てくるまで、自由に動けるようにして様子を見ましょう。
必要以上に構わず見守る
お迎え当日の子猫は、環境の変化により緊張していたり疲れたりしています。
可愛い子猫とつい遊びたくなってしまいますが、まずは環境に慣れてもらうことを最優先しそっとしてあげてくださいね。
しかし、子猫は好奇心が旺盛で色々なものに興味を示すため、思わぬ事故やトラブルがないように目を離さないよう注意してください。
極力飼い主さん以外の人には会わせない
お迎え初日は、なるべく飼い主さん以外の人には会わせないのがベター。
知らない場所に来ただけでも緊張して疲れるので、色々な人に会うことは負担が大きくなりストレスになってしまいます。
まずは飼い主さんや家族に慣れてもらうことが先決なので、飼い主さんに慣れてくれた頃からほかの人に会う機会を作るぐらいのペースがぴったりです。
なるべく来客は避けておき、できる限り静かな環境を整えてストレスを溜めないようにしてあげてください。
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子猫と暮らすための飼い方ポイント
少しずつお家の環境に慣れてきたら、一般的な生活ができるようになります。
犬のように徹底したしつけは難しいものの、必要なしつけと色々な刺激に慣れてもらいましょう。
必要なことができているか確認し、必要なしつけや防止策をスタート
猫はほとんどしつけを必要としない一方で、しつけをしていれば犬のようにルールを守ってくれるというものでもありません。
言い換えれば、しつけをしなくても大半のことはできてしまうのが猫の特徴。以下のポイントが成功しているか、確認してあげてください。
犬に比べ、猫はトイレを覚えるのが比較的早いです。トイレと猫砂を設置してあげれば、そこがトイレだと簡単に認識してくれます。
ですが、特に注意したいのが爪とぎ・噛み癖です。爪とぎは猫の本能的な行動であり、爪とぎそのものを止めさせるようなしつけはできません。爪を研ぐための爪とぎを購入し、そこで爪を研ぐように覚えさせましょう。
噛み癖についても、噛むこと自体を止めさせるのは困難です。根本的な原因を考えたり、人の手ではなくおもちゃで遊ばせる習慣をつけて覚えてもらいましょう。
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子猫期からいろんな部位に触られることに慣らす
子猫のうちから、体の色々な部分に触れられることに慣れてもらわないと、さまざまなケアに支障が出ます。
- 目の周り
- 口周り
- 口の中(歯や歯茎)
- 耳
- 胴全体
- 足や足先
- しっぽ
歯磨きやブラッシング・爪切りなど、猫のお世話をするうえで体に触れる機会が多いです。
触られることに慣れていると、日頃のケアがグッと楽になりますよ。
ただし、嫌がるようであれば無理に触れないことも大事。少しずつ慣れてもらいましょう。
歯磨きやブラッシングなどのケア
一般的に毎日行うことになる歯磨きはもちろん、ブラッシングや爪切りも子猫のケアとして必要です。
- 爪切り
- 歯磨き
- ブラッシング
爪切り・歯磨き・ブラッシングは猫の健康維持に欠かせないことですが、嫌がって逃げ出すこともあります。
成猫になってからだと慣れるまで時間がかかりやすいので、子猫のうちから習慣化させておくとよいでしょう。
体に触れられることに慣れてくれていれば、病院を受診するようなときにも苦労せず、きちんと治療を受けられますよ。
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キャリーバッグに入ることに慣れさせる
普段自宅で生活する際には必要ありませんが、病院に行く際や災害時の避難の際にはキャリーバッグが必要となります。
いきなりキャリーバッグに入れられると不安に感じ、ストレスになってしまうので、普段から練習しておきましょう。
キャリーバッグの中に愛猫の好きなおもちゃやおやつを入れて、蓋を開けたまま部屋に置いておきます。
必要なときだけ取り出しておくのではなく、自由に出入りできるようにして慣れさせるのがおすすめです。
子猫が過ごしやすい室温に設定する
室温や湿度の管理は、子猫が快適に過ごす空間作りとして必要不可欠となっており、以下のような設定が目安となります。
快適な室温 | 25℃前後 |
快適な湿度 | 40%~60% |
子猫は体温調節がうまくできず、寒暖差が激しいと体調を崩す原因になります。
室温に関しては人間が心地よいと感じる室温よりもやや高め、湿度に関してはもっとも過ごしやすい50%前後です。
上記の室温・湿度はあくまでも目安なので、愛猫の様子を見ながら調整してあげてくださいね。
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長時間の留守番はさせない
子猫のうちはまだ体力・精神ともに未成熟なので、長時間の留守番は避けましょう。何があるかわかりませんので、危険です。
子猫は生後3か月~4か月を過ぎれば、半日程度の留守番ができるといわれています。
ただいきなり半日程度の留守番をさせるのはNG。お留守番のトレーニングを行い、少しずつお留守番できる時間を伸ばして行く必要があります。
また、お留守番してもらう際には、誤飲しそうなものを片付けて危険な場所には入れないよう対策を施しておきましょう。
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新鮮なお水が飲める場所を複数設置する
猫はもともとあまり水を飲まない動物ですが、水分が不足すると泌尿器系・腎臓系の病気にかかりやすいリスクがあります。
たくさん水分をとった方がよいので、水は数か所に設置しいつでも新鮮な水を飲めるようにしてあげましょう。
汚くなった水をあげることはできませんので、常に新鮮な水を用意するようにしてください。
体重1kgあたりの飲水量は50ml程度なので、体重に合わせてこの量は最低限確保しておきましょう。
ウォーターボウルを使っている人は誤ってひっくり返してしまうことがあるため、特に注意が必要です。
食事は成長に合わせて適切に与える
正確に言えば、子猫というくくりの期間は長くなく、1年ほど経てば一般的に成猫であると言えます。
成長のためのエネルギーがたくさん必要となる子猫期と、成猫期では必要な食事が異なるため、フードの変更が必要。
また、小型猫は成猫になるまでが早く、大型猫は幼猫期が長いといったように、体のサイズによって成長期には違いがあります。
愛猫の猫種・大きさや成長段階に合ったフードを選んであげましょう。
離乳期
乳歯が生えはじめたら、ミルクから少しずつ子猫用フードに切り替えます。
いきなりフードにするのではなく、子猫用のドライフードをミルクでふやかしたり、子猫用離乳食に多めのミルクを混ぜて与えましょう。
きちんと食べられるか、お腹を壊さないかなど様子を見ながら、1~2週間ほどかけてゆっくりとフードに移行します。
まだ体が小さく消化機能が発達していないので、一度にたくさん与えるのではなく、何度かに分けて少しずつ食べさせてあげてくださいね。
幼猫期
乳歯が生え揃ったら子猫用のフードとお水に切り替えましょう。子猫用の総合栄養食を選んであげてください。
この頃になると硬いものも食べられるようになってきますが、最初は離乳食と子猫用フードを混ぜて与え、徐々にフードの割合を増やしていくのがおすすめです。
成長期
成猫になるまでの成長期は、骨や筋肉など体を作っていく時期です。
歯や骨の形成に関わるミネラル、筋肉を作るタンパク質を豊富に含むフードを選んであげましょう。
また、この時期になるとドライフードがメインの食事となりますが、ミルクや離乳食よりも水分量が少ないのが特徴です。
水分不足にならないよう、いつでも水が飲めるように用意してあげてください。
おやつの量は1日に必要なカロリーの10~20%程度
1日に与えるおやつの量は、1日に必要なカロリー量の10%~20%までを目安にして与えましょう。
例えば、生後半年の愛猫の体重が2.5kgだとしたら、1日のカロリー摂取量は337.5kcal。その20%に当たる67.5kcalが1日に与えるおやつの限度です。
愛猫が喜ぶ姿を見ると何度もおやつをあげたくなってしまいますが、おやつの量が多いと肥満になってしまったり、栄養が偏って健康が損なわれる危険も。
1日の適正な食事量やカロリーは猫種やサイズによって異なるので、愛猫に合った適正量を計算しましょう。
ワクチン接種を検討する
ワクチン接種はあらゆる病気の予防を行うことができるため、獣医師と相談しながら接種を検討しましょう。
一般的に、子猫のワクチンは以下の間隔で行います。
1回目 | 生後約2か月後 |
2回目 | 生後約3か月後 |
2年目以降は、年に1回のペースでワクチン接種を行います。最近では3回目もワクチンを打つ、という判断をされる獣医師さんもいます。
混合ワクチンは3~5種の種類があり、主に以下のような病気を予防します。
- 猫ウイルス性鼻気管炎
- 猫カリシウイルス感染症
- 猫汎白血球減少症
- 猫白血球ウイルス感染症
- 猫クラミジア感染症
ワクチン接種によって事前に防げる病気も多いので、かかりつけの獣医師と相談して決めるようにしましょう。
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ペット保険の加入を検討する
人間とは異なり、猫には国民健康保険のような公的な健康保険制度がありません。つまり猫の診察代や手術費用は全て実費となります。
経済的な困窮にならないように、ペット保険への加入も検討しましょう。
一度でも病気にかかってしまうとペット保険への加入は難しくなるため、加入をするならば早い段階で検討する方が良いです。
また、猫が高齢になると保険への加入もハードルが高くなるので、加入する際はできるだけ早めに手続きをするようにしましょう。
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野良猫はマイクロチップ装着を検討する
野良猫を保護した際には、マイクロチップの装着を検討しましょう。
直径2mm程度のチップに情報を記録し、注射器を使って猫の体内に埋め込むことで猫の身元が照会できるようになっています。
ペットショップやブリーダーさんで扱っている猫にはマイクロチップの装着が義務化されていますが、外で生まれた野良猫にはマイクロチップが装着されていません。
装着は生後1か月~2か月頃から可能ですが、月齢が分からなければ獣医師に相談してみてください。
万が一のときに備え、迷子札と合わせて活用するのがおすすめです。
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子猫の健康状態は常に確認する
子猫はちょっとした変化でも、急変することがあるため、注視して生活する必要があります。
毎日欠かさずに健康状態を確認するのはもちろんのこと、変化に気付けるよう、日頃からよく観察してあげましょう。
子猫のうちは抵抗力が低く体調を崩しやすいため、少しの変化でも気にかけてあげましょう。
子猫と成猫では危険度が異なる
気になることがあれば手軽にネット検索で情報を探せる時代にはなりましたが、そこで全てが解決するわけではありません。
特に成猫の情報を子猫の情報と勘違いして思い込んでしまい、緊急処置が必要な事態でも誤った自己判断をしてしまう可能性があります。
子猫と成猫とではちょっとした変化における危険度が全く異なるため、安易に自己判断しないことがとても重要です。
少しでも様子がおかしいと思ったら動物病院へ
日頃から観察していれば、少しの変化でも気付けるはず。そのときには、すぐに動物病院に相談しましょう。
以下のような様子があれば、注意が必要です。
万が一なにか病気の病気にかかっていた場合には、早期発見・早期治療が重要です。
毎日の触れ合いの中で、しっかりと体調をチェックしてあげてくださいね。
この記事の執筆者
nademo編集部
編集部
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