猫のお迎え

一人暮らしで猫を飼うときの完全ガイド!飼い方や注意点を解説

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一人暮らしで猫を飼うときの完全ガイド!飼い方や注意点を解説

「一人暮らしで猫を飼ってみたいけれど、仕事で帰りが遅いから飼えない」と諦めていませんか。

猫を飼いたくても、大切にしたい気持ちから「寂しくさせたらかわいそう」とためらってしまいますよね。

この記事では、「一人暮らしで猫を飼うときの完全ガイド」として、猫の飼い方から注意点まで解説しています。

猫を飼う際の注意点を学び準備することで、一人でも猫と暮らすことは可能です。

ぜひ最後までお読みいただき、一人暮らしでも安心して猫を飼うための参考にしてください。

この記事の結論

  • 猫は一人暮らしでも飼いやすいペットで、一緒に住むと癒され話し相手になってくれる
  • 猫を飼うと引っ越しづらくなるほか、人を家に呼びづらくなるデメリットもある
  • お迎えする前にペットにかかる費用を計算し、きちんと世話できるか検討する
  • 寂しい思いをさせないためにも、一人暮らしの人に向いている猫からお迎えする

及川 朱璃

担当執筆者

及川 朱璃

WEBライター

夫&愛猫と暮らすWEBライター。物心ついたときから動物が大好きです。
生きづらさを感じるときも、動物の愛情深く優しい姿から励みと力をもらっています。

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目次

一人暮らしでも猫は飼いやすい

結論から言えば、猫は一人暮らしでも飼いやすい動物です。

散歩に連れて行く必要はなく、狭い部屋でも飼育できることから、猫をペットとしてお迎えする人は多いです。

犬はペットサロンで定期的に被毛を整える「トリミング」の必要がある一方で、猫はトリミングする必要がありません。

動物特有のニオイも猫にはほとんどなく、環境さえ用意してあげればしつけもほとんど必要としません。

世話のしやすさだけでなく、飼育費用から見ても猫は一人暮らしで飼いやすいのです。

一人暮らしで猫を飼うメリット

もふもふでかわいい猫は、一緒に暮らすとどのように日々の生活を豊かにしてくれるのでしょうか。

一人暮らしで猫を飼うメリットについて5つご紹介し、それぞれ解説します。

癒やされる

一人暮らしで猫を飼うメリットは、猫に癒されることです。

海外では「キャットセラピー」として病院を巡回し活躍する猫もいるほど、猫は癒しパワーを持っています。

見た目がかわいいだけでなく、ゴロゴロという猫の鳴き声にもヒーリング効果があります。

また猫と触れ合うことで、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌され、ストレスを軽減しポジティブな気持ちにさせてくれるそう。

多忙な一人暮らしで、猫は飼い主さんにそっと寄り添い癒してくれるでしょう。

生活が楽しい

猫を飼うと生活に変化がうまれ、毎日が楽しくなります。

一人暮らしは自由な反面、「同じことの繰り返しでつまらない」と思いやすい環境です。

気ままで好きなように生きる猫と暮らすと、猫の行動に和む機会が増えます。

たとえばリモートワーク中に猫が会議に参加して和んだり、床で寝転がっている猫の姿にクスッときたりします。

猫を飼うと一人だけで暮らすよりも楽しく生活できるのです。

猫の繋がりが増える

一人暮らしで猫を飼うと、猫好き仲間が見つけやすくなります。

よく「大人になると友達ができない」といわれますよね。

友人ができにくい理由は多々あれど、そもそも話題作りに疲弊している人も多いのではないでしょうか。

猫を飼うと、猫好きな人と共通点がうまれ、初対面でも会話が弾みます。

また職場で苦手だった上司が実は猫好きとわかり、「苦手意識が薄らいだ」という人もいるようです。

人間関係が少しだけ楽になる点も、猫を飼うメリットですね。

外の散歩が必要ない

猫は散歩が必要ないため、飼い主さんの負担にならないメリットがあります。

犬は散歩が大好き。そのため、犬の健康のために「雨が降っていてもレインコートを着せて散歩に連れて行く」という飼い主さんもいます。

しかし悪天候でなくても、散歩に行くのは一人暮らしだとハードルが高いですよね。

完全室内飼いの猫は家の中が縄張りなので、散歩に出かける必要がなく、安心して飼育できます。

話し相手ができる

猫を飼い始めると、猫が話し相手になってくれて、一人暮らしの寂しさを軽減してくれるメリットがあります。

猫には人間の子どもでいうと2~3歳の知能があり、単語200語ほど記憶すると考える学者もいるほど賢い動物です。

猫の名前だったり、褒め言葉だったりを猫にたくさん話しかけることで、次第に猫も反応してくれるようになり、コミュニケーションが取りやすくなります。

話し相手ができるのも、一人暮らしで猫を飼うメリットなのです。

一人暮らしで猫を飼うデメリット

一人暮らしで猫を飼う際のデメリットを5つご紹介し、具体例を交えつつそれぞれ解説します。

実際に猫をお迎えしたつもりで、「自分にとって負担にならないだろうか」と当てはめながら、チェックしてみてくださいね。

猫中心の生活になりやすい

猫を飼うと、猫ファーストの生活になりやすいというデメリットがあります。

猫は飼い主さんとの生活で心地良いと思ったことを繰り返したがる傾向にあり、決まった時間におやつをねだったり、甘えたりと猫専用のルーティンがあります。

たとえば、飼い主さんが帰宅してから猫のブラッシングをする頻度が高いと、徐々に猫も「今日のブラッシングはまだ?」とねだるようになるでしょう。

猫がストレスを溜めないために、猫中心の生活を送る飼い主さんが多いのです。

家具や壁を傷つけられることがある

猫によっては、家具や壁を爪とぎの代わりにする子もいます。

猫が爪とぎするのは、ストレス発散や縄張りを主張するためだと考えられており、しつけがしにくいポイントです。

また、噛み癖がある子もいるため、ソファや使っていない電源ケーブルなどをボロボロにすることもあるでしょう。

家具や壁を守るためには定期的に爪を切るだけでなく、段ボール製の爪とぎを用意したり猫が引っ掻きにくい家具を選んだりする工夫も必要です。

旅行や外泊がしづらくなる

猫を飼うと旅行や外泊をしづらくなるもので、たくさんのお世話を必要とせずとも長期間の留守番が苦手。そして環境の変化に弱い動物です。

ペットホテルを利用する方法もありますが、ストレスになることを覚えておきましょう。

旅費に加えて、ペットシッター代やペットホテル代を用意する必要がありますので、費用面でも気軽に旅行や外泊ができなくなります。

旅行や外泊がしづらくなるなど、フットワークが重くなるのは猫を飼うデメリットのひとつです。

引っ越しがしづらくなる

環境の変化に弱い猫にとって引っ越しは非常にストレスになるので、猫を飼うと引っ越ししづらくなるデメリットがあります。

また、都道府県を跨いだ長距離の引っ越しになると、飛行機で移動することもあるでしょう。

しかし猫種によっては、気圧の関係で呼吸困難になる恐れがあるため、飛行機に乗せられないケースもあります。

このように猫を飼うと引っ越しがしづらくなるため、転勤などで引っ越しが多い人は、慎重に考慮する必要があります。

人を家に呼びづらくなる

猫は自分の縄張りを大事にする動物で、なおかつ人によっては猫アレルギーを持っているということもあるでしょう。

急な来客はもちろんのこと、見知らぬ人が急に自分の縄張りに入ってきたら、恐怖を感じて威嚇することもあります。

臆病な性格の猫だと飼い主さんにしか懐かず、客人を怖がるだけでなく、その時間がストレスになることも。

猫を飼うと人を家に呼びづらくなるため、人によっては大きなデメリットだと感じることもあるでしょう。

一人暮らしで猫を飼って後悔しないためのポイント

「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、一人暮らしで猫を飼うときに注意したいポイントを5つご紹介します。

飼い主さんと猫が快適に暮らすために、ひとつずつチェックして準備していきましょう。

後悔しないためには猫の基礎知識が重要

猫はどんな動物であるのか、そしてそれを飼い主さん自身が受け入れられるのか、ということは特に重要なこと。

猫は群れを作らず単独で狩りをするため、身を隠せる安全な巣穴や木の上を好みます。

本来肉食なので、タンパク質豊富なキャットフードを用意する必要があります。

猫がどんな生活を好み、飼い主さんの今の生活とどのように違うのか、これを理解しておかないとお迎えすることは難しいです。

猫を飼ううえで必要なものを理解しておく

愛猫に快適な環境で過ごしてもらうためには、さまざまなアイテムが必要になるものです。

基本的な食器や給水器などの小物から、ケージやトイレなどの大型の家具まで、事前にどのようなものが必要か確認します。

キャットタワーや二階建てのケージはサイズが大きくなるため、一人暮らしの家だと特に置き場所に困りやすいです。

部屋の間取りに応じて最適なサイズを選び、置き場所を考えておくと安心ですよ!

猫の飼育にかかる費用を理解しておく

猫の平均寿命は15歳程度といわれており、20歳近く生きるご長寿な子もいます。

お迎えのときにかかる初期費用だけでなく、長期間にわたっていくらぐらい必要になるのかを理解しておくと安心です。

食事代やおやつ代だけでなく、ペット保険や定期健診費用なども調べておくと良いです。

また、病気や日常的に起こり得る誤飲などで手術が必要になった場合は、10万円~30万円の費用がすぐに必要なケースもあります。

猫の飼育にかかる費用にくわえ、万が一のときに備えて猫貯金をするのがおすすめです。

猫関連のトラブルを理解しておく

猫は言えばそれを理解してくれるものではなく、猫自身で好きなように生活をします。

中には人間社会に適していない行動を取ることもあり、飼い主さんがその責任をとらなければいけないこともでてきます。

誤飲部屋を綺麗に片付ける。
猫が吐き続けるなど異変があった場合はすぐに動物病院に連れて行く。
脱走戸締りを徹底し、玄関の開け閉めにも注意する。
脱走した際は、自宅周りから探し始め、保健所や警察署にも連絡する。
猫に噛まれたズキズキ痛んだり発熱したりする場合は放置せず、即日でも病院を受診する。

トラブルを理解し対策して、必要な交通手段などを考慮することもおすすめします。

現代において放し飼いをする予定で猫をお迎えするという人は多くないと思いますが、放し飼いになるとより多くのトラブルが発生しやすいです。

猫アレルギーの事前チェック

飼い主さん自身の体調にも影響する部分なので、猫を飼う前には猫アレルギーがあるかチェックしておきましょう。

体質は日々変化するため、知らないうちにアレルギーになっていることもあります。

そのため昔は平気でも、実際に猫を飼うとアレルギー反応が起こったというケースもあるのです。

病院に行く時間がないという人は、猫アレルギーの検査キットでチェックする方法もありますよ。

もし検査キットを使ってから体調不良になった場合は、迷わず病院を受診して医師に相談してくださいね。

一人暮らしで猫を飼うための費用

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一人暮らしであろうと複数人であろうと、愛猫と一緒に暮らしていくためにはそれなりの費用がかかります。

初期費用とは別に、定期的にかかる費用についても詳しく表にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

最初に必要な費用

生体費用数万円~数十万円
ケージ1万円~2万円
トイレ2,000円~3,000円
食器1,000円~2,000円
給水器2,000円
ベッド2,000円~3,000円

猫種によって生体費用は異なり、数万円~数十万円と幅があります。ペットショップやブリーダー経由なら数十万円、保護猫なら数万円が目安になります。

猫は犬以上に保護猫の数が多いため、もし猫種にこだわりがないようであれば保護猫のお迎えがもっともおすすめです。

生体費用にくわえて、3万円~4万円程度を最初に必要な費用として見積もっておくと安心です。

ケージやトイレ、ベッドなどは使っていくうちに消耗することもあります。

最初に必要な費用ではありますが、愛猫の一生涯において何度か必要になることもあるでしょう。

毎月かかる基本的な生活費用

キャットフード3,000円~5,000円
保険代2,000円~5,000円

キャットフードと保険代は毎月かかる生活費用で、1万円程度を見積もっておくと良いでしょう。

人間と違ってペットは公的な健康保険制度がありません。そのため治療の際には、全額が飼い主さん負担となってしまいます。

ペット保険は任意加入ですが、トラブルに備えて加入すると安心です。

補償割合や年齢が高くなるほど月々の金額も増えていきますので、慎重にプランを選びましょう。

とはいえ、高齢になると保険には入りづらくなりますし、病歴があるとこれもまた加入審査が通らないこともあります。

定期的にかかる費用

猫砂3,000円
ブラシ1,000円
爪とぎ2,000円~3,000円
歯ブラシ500円
歯磨き粉500円~1,000円
おやつ500円~1,000円
医療費数千円~数万円
ワクチン代5,000円~1万円

おやつ、爪とぎなどの消耗品は買い足す必要があり、定期的に1万円程度の費用が発生します。

消耗品だけでは大きな負担とはいえないものの、動物病院に連れて行った際の医療費やワクチン代も含めると、数万円以上の出費になる月も出てくるでしょう。

多くの費用がかからないものの、細かく計算していくとそれなりの金額になることもあります。

一人暮らしで猫を飼うための準備物

一人暮らしで猫を飼う際の必要不可欠なアイテムと、あったら便利なアイテムをご紹介し、それぞれ解説します。

いずれのアイテムも通販サイトやペットショップ、ショッピングセンターで購入できますので、参考にしてくださいね。

必要不可欠なアイテム

まずは猫を飼う際に欠かせない、必要不可欠なアイテムを11点ご紹介します。

最初に用意しておくべきアイテムばかりなので、お迎え前に準備しておくことも必要になりがちです。

ケージ

猫を飼う際はケージがあると、猫も飼い主さんも安心です。

ケージはサイズがさまざまあるので、愛猫の年齢や体の大きさに合わせて、ケージを選びましょう。

愛猫が成長しても使用できるような大きさや、頑丈な作りのケージを購入すると、買いなおす頻度が少なくできます。

可能なら愛猫が上下運動できる二階建て以上のケージがおすすめです。

キャットフード

キャットフードにはドライフード、ウェットフード、フレッシュフードなどの種類があり、愛猫の年齢に合ったキャットフードを選ぶと良いでしょう。

まずは量が少ないものを試して、食いつきを確かめてから定期購入する方が余計な負担を軽減できます。

急に食べたことのないキャットフードに切り替えると体調を崩す原因になるため、可能ならばお迎えする前に食べているキャットフードを聞いて揃えておきましょう。

新しい環境に慣れてから、徐々に他のキャットフードに切り替えると愛猫のストレスも軽減できますよ。

トイレ

猫のトイレは大きく分けると3種類あります。

スタンダードタイプお手入れが楽でコストを抑えられる
システムタイプ3段構造でニオイ対策が期待できる
自動式タイプ猫がトイレした後に自動で片付ける機能付き

ただ、自動式タイプは非常に高額でもあることから、一般的には以下の2タイプから選ぶことになるでしょう。

猫のトイレタイプ

トイレの種類によっても好みがわかれるので、最初は満足に使ってくれるようなものを探す必要が出てくることもあります。

猫の糞尿はニオイがあるため、フード付きのトイレなどであればニオイの広がりを軽減できるでしょう。

猫砂

トイレと合わせて必要になるのが猫砂です。猫砂の素材と特徴を確認して揃えましょう。

特徴特徴ゴミ出し
木製ヒノキなど自然の香りで、ニオイも防ぎやすい燃えるゴミ
紙製軽くて吸水力があるものの、ニオイは残りやすい燃えるゴミ
おからトイレに流せて、愛猫が食べても安心の素材燃えるゴミ
鉱物猫が好みやすく、砂をかけるとしっかり固まる燃えないゴミ
シリカルゲル脱臭剤などの素材でニオイを軽減できる燃えないゴミ

一般的なのは木製や鉱物ですが、鉱物やシリカゲルは燃えないゴミになるうえ、自治体によっては回収ができないケースもあります。

排泄物の処理になるので、処理方法としてお手軽なものだと余計な手間はかからないでしょう。

それぞれの猫砂素材の特徴は以下のとおりです。

猫砂の素材

もっとも使いやすいのはごみ処理も簡単でニオイ吸収もしてくれる木製や、おから製のものがおすすめですよ。

食器

キャットフードを入れる食器は、体のサイズや体高にあわせて選ぶと良いです。

素材は陶器、プラスチック、ステンレスなどがありますので、愛猫の年齢に合わせて食べやすい高さのものを用意してください。

低すぎると頭を下げて食べるような格好となってしまい、吐き戻しの原因になります。

また、キャットフードを食べるとき、食器がヒゲに当たるのを嫌がる子もいます。

ヒゲに当たらないような広めの食器を用意すると、喜んでくれるでしょう。

給水器

給水器はひとつだけにせず、ケージ用と部屋用の2つを用意しておくのが良いです。

ケージ用はペットボトルを挿すタイプもありますので、お世話しやすいものを選ぶと良いでしょう。

部屋用は通常の水飲み器と自動運転給水器の2種類が使いやすく、お手入れ重視でもOK。

猫はもともと水を飲まない子が多く、動きがある新鮮な水を好みます。

自動給水器タイプは猫が興味を示し飲んでくれやすいのでおすすめですよ。

ベッド

猫はどこでも寝られるような動物ですが、愛猫がリラックスできるようにベッドを用意してあげると良いです。

ベッドの形状はクッションタイプ、バスケットタイプ、ハンモックタイプなどもあります。

素材は夏用~冬用、オールシーズン使えるものまでさまざまです。

猫は日当たりの良い場所を好みますので、場所も考えていくつか用意してあげると満足してくれるはずです。

ベッド選びで迷ったときは、窓際に置けそうなベッドを購入するのもおすすめです。

ブラシ

ブラッシングのためには必要不可欠な猫用ブラシ。愛猫の被毛タイプと毛の長さに合わせて、適切なブラシを選びましょう。

猫は被毛タイプによって抜け毛の量が変わり、効果的に抜け毛除去ができるブラシの種類も変わります。

ダブルコートの猫は春秋に換毛期があるため、特にこの時期には抜け毛が多い傾向にあります。

シングルコートの猫はダブルコートにくらべて抜け毛が少ないです。

ブラシの種類は以下の通りです。

ブラシの選び方

取った毛をワンタッチでまとめられるものや、手袋タイプのブラシもあるため、徐々に揃えていくと良いでしょう。

爪とぎ

家具や壁で爪とぎされないよう、猫の爪とぎも忘れずに購入しましょう。

爪とぎの種類は多いものの、まずはスタンダードな段ボール製のものから始めるのがおすすめです。

  • 段ボール
  • カーペット素材
  • 木製

猫が乗って使うタイプや、壁に張り付けたり立てかけたりして使用するタイプ、猫がくつろげるベッドタイプまで爪とぎの形もさまざまあります。

人気の段ボール素材は早々にダメになるのですが、それも愛猫が気に入って使ってくれているものだと思い、定期的に買い替えてあげてください。

歯ブラシ

猫にも歯磨きは必要不可欠で、やらないと歯周病の原因になります。

結局のところ愛猫の歯周病を防ぐためには歯ブラシで物理的に汚れを落とす必要があるため、猫用の歯ブラシも準備しましょう。

猫用の歯ブラシには以下の特徴があります。

指サックタイプ先端にブラシがついたタイプで指にはめて磨くブラシ
シートタイプ指先にシートを巻き付けて歯を磨いていく
歯ブラシタイプ小型のブラシで一番汚れが取れやすい
使用には猫も飼い主も慣れが必要

初めて猫を飼う人は、シートタイプで練習して慣れていくのをおすすめします。

歯ブラシは嫌がる子が多いですが、きちんと磨いていくためにはやはり歯ブラシタイプがおすすめです。

キャリーバッグ

愛猫と一緒に外出することは基本的にありませんが、動物病院へ行くときや災害時には外出が必要になります。

なにかあった際の移動に備えて、キャリーバッグを用意しましょう。

プラスチックタイプやや重いものの安定感があり、汚れても掃除が簡単
かごタイプ安定感があり、見た目がおしゃれ
リュックタイプ背負えるため、電車や徒歩で移動するのに便利
キャリーケースタイプ長距離で移動する際に便利

車移動がメインの場合は、安定感のあるプラスチックタイプが使いやすいでしょう。

バス・電車で移動する場合は、両手が自由に使えるリュックタイプが便利ですよ。

あったら便利なアイテム

お迎え後すぐに必要とはしないものの、持っておくとなにかと便利なアイテムがあります。

一人暮らしで猫を飼う際に、「あったら便利なアイテム」を5つ紹介していきます。

おやつ

愛猫ともっと仲良くなるために、おやつを準備しておくと便利です。

おやつにはウェットタイプやふりかけタイプ、猫用の減塩かつおぶしなどもあります。

また子猫の場合は歯の生え変わりで歯がむずがゆくなるため、噛めるおやつを与えると食いつきが良いでしょう。

愛猫の年齢に適したおやつで与えすぎに注意して、猫の好みを見つけてくださいね。

首輪、迷子札

愛猫が脱走したときに備えて、首輪と迷子札を準備すると安心です。

首輪は大きすぎても小さすぎても事故の原因になるので、必ずサイズが合ったものを使用しましょう。

特に子猫の場合は首が細く、ぶかぶかになりやすいので注意が必要です。

迷子札には愛猫の名前にくわえて、保護した人が連絡しやすいように、飼い主さんの氏名・連絡先を書きましょう。

キャットタワー

猫は高所で安全確認をするのが大好きなので、キャットタワーを用意すると良い上下運動になります。

群れを作らない猫は単独で狩りをするため、常に身の危険を守らなければいけません。

イエネコもその名残で、部屋全体を見渡せる場所が好みです。

できる限り、外の景色を見られる窓際に置くと通行人を観察できるので、愛猫も退屈せずに過ごせます。

ペットカメラ

ペットカメラがあると、飼い主さんが外出しているときに愛猫がどのように過ごしているかわかって便利です。

猫は動き回るため、撮影範囲が広いカメラを選ぶと良いです。

また、高画質なカメラを選ぶと猫の様子が鮮明に映るため、ストレスなく眺められます。

ただ映すだけではなく、室温チェック機能がついているものもありますし、自動給餌器にペットカメラがついていることもあります。

おもちゃ

おもちゃがあると一緒に遊べるだけでなく、愛猫のストレスも軽減できて便利です。

猫じゃらしタイプや、釣り竿タイプ、マタタビ入りのおもちゃなど、豊富な種類があります。

ただ、猫によっておもちゃの好みが違いますので、口コミでの評価が高くても、「うちの子は遊んでくれなかった」となることも多いです。

いずれも消耗品なので、買い替えることを前提に検討すると良いでしょう。

愛猫の好きなおもちゃ探しも、猫を飼う楽しみのひとつです。

一人暮らしで猫を飼う際の部屋作り

一人暮らしでも愛猫が快適に暮らせるような「部屋作りのポイント」を7つご紹介します。

基本的に家にしかいない猫にとって快適な環境は重要なので、愛猫がリラックスできる環境を整えていきましょう。

愛猫の専用スペースを作る

猫は暗くて狭い場所や、日当たりの良い場所でくつろぐのを好みます。

新しい段ボールなどで愛猫が隠れられる場所を作ったり、リビングに猫用ベッドを配置してみたりして、愛猫専用のスペースを作ってあげると良いでしょう。

室内で放し飼いにする場合でも、ケージを用意しておくことで自分専用のスペースとして認識してくれるようになります。

できるだけ騒がしくない場所を作る

猫は聴力が高く、騒がしい場所はストレスが溜まります。

特に臆病な性格の猫は、テレビの音を怖がる子も多いため、猫が安心してくつろげる静かな場所を作る必要があります。

部屋を行き来できるようにしたり、テレビの音量を下げたりすると良いでしょう。

日当たりの良い場所を作る

極端に寒い環境も暑い環境も猫には適していませんが、日当たりの良い場所で眠るのが大好きです。

日中はカーテンを開けてあげることで、部屋の日当たりを良くし、日向ぼっこができる場所を確保してあげてください。

暑すぎたり寒すぎたりしないよう、猫が過ごしやすい室温を保ちつつ、日当たりの良い場所を作ってあげてくださいね。

外を眺められる環境を作る

単独の時間もたくさんある以上、退屈しないように部屋の中には「外を眺められるスポット」を作りましょう。

窓際にキャットタワーを置いたり、部屋の壁にキャットウォークを設置するのもおすすめです。

また、猫が登りやすい家具や棚を見晴らしの良い場所に置いて、外が眺められるスポットを作るのも良いですね。

上下運動ができるとなお良い

完全室内飼いが基本になってしまう猫にとって、運動スペースは結局のところ家の中だけ。その結果として、運動不足になりやすいです。

横移動だけでは飽きてしまうので、日頃から上下運動ができるキャットタワーで運動量を確保してあげましょう。

キャットタワーやキャットウォークを設置するのが難しい場合は、家具を並べて猫がジャンプしたり、歩いたりできるようにすると良いでしょう。

隠れられる場所を作る

大事なことは愛猫が安心できる場所を提供するということ。なにかあれば隠れられるスペースがあることは、猫にとって安心できる環境です。

野生のときに巣穴で身を潜めて狩りをしていた習性があり、隠れられる場所があると安心します。

猫が好きそうな段ボール箱や収納ボックスを用意したり、高さのあるベッドを使うなどして、複数個所を用意すると良いでしょう。

留守中に困らない環境を作る

飼い主さんの留守中にはできることがないため、愛猫が困らない環境を整えましょう。

外出する前に以下のポイントを確認できます。

  • 必要なタイミングで食事ができる
  • 新鮮な水がいつでも飲める
  • 清潔なトイレになっている
  • 誤飲するものが落ちていない
  • エアコンのリモコンやコンロなど、触れられないようにしておく
  • 玄関、窓、お風呂場の戸締りをきちんとしている

猫が快適に過ごせるだけでなく、事故を防ぐために、普段から気をつけると良いでしょう。

飼い主さんの留守中にコンロをいじってしまい、火事になったという実例もあります。

一人暮らしで猫を飼う際の注意点

一人暮らしで猫を飼う際の注意点について、7つご紹介します。

お迎え前の心構えとして理解しておくべきこと、知っておきたいことをまとめました。

経済的な負担を理解しておく

一人暮らしで猫を飼う場合、定期的な飼育費用に加えて、医療費を負担する必要もあります。

とある調査によると、ペットにかかる費用は1年間あたり、犬が36万円で猫は16万円と言われています。

怪我や病気などで手術する場合は、1回に30万円以上の医療費がかかることもあります。

「猫を飼いたい」という気持ちだけでなく、経済的な負担を理解し、備えておく必要があるのです。

参考:アニコム 2022最新版 ペットにかける年間支出調査

留守にする時間を管理する

「猫は1日程度なら留守番できる」と考えている人が多いのではないでしょうか。

留守番が得意な猫もいますが、長い間留守にするのは問題が起きた際に対応できず危険です。

そのため、愛猫のことを無視したスケジュール組みはできず、留守にする時間を管理する必要があります。

また、気温差が激しい夏や冬などは、エアコンで室温を管理しつつ外出することをおすすめします。

誤飲の危険性があるものを片付ける

思っている以上に猫は色々なものに興味を持ち、どんなものでもまずは自分で確認しようとしてきます。

気にかけていないようなものでも誤飲してしまうため、飲み込みやすい小物やおもちゃは片付けましょう。

特にひも状のおもちゃは遊んでいるうちに誤飲しやすいため、そのまま放置すると危険です。

また戸棚を開ける猫もいるため、鍵をかけるなどして、猫の手が届かないように工夫すると安心ですよ。

火傷、ケガ、水難事故に注意する

猫は好奇心旺盛なので遊んでいるうちに火傷やケガ、水難事故になってしまうことがあり、注意が必要です。

料理中にコンロに飛び乗る恐れもあるため、常に警戒しましょう。

また外出中に猫がお風呂場に入り、水を溜めていた浴槽に落ちて水難事故になる危険もあります。

お風呂場に立ち入らせないように徹底して、事故が起こらないように気をつけましょう。

脱走対策は万全に行う

猫はいつの間にか足元にいる場合もあり、玄関での出入りは猫が脱走しやすいといわれています。

そのため、玄関前には大きめのキャットゲートを設置すると安心です。人間の腰程度の高さでは飛び越えられてしまうので、200cm近くのものだと安心。

また、ベランダにネットを張ったり、猫が窓を開けないようにストッパーを設置するのも脱走対策として有効です。

愛猫が嫌がらないのであれば、首輪に鈴をつけるなどすると、位置がわかりやすいのでおすすめですよ!

抜け毛を含めた掃除は万全に行う

猫の抜け毛にはアレルギー反応を引き起こす成分が付着しています。

また、猫は自分のニオイがついた抜け毛を食べてしまうこともあり、うまく消化できずに吐き戻す原因になることも。

収納ボックスの裏や、棚の下などは抜け毛やホコリが溜まりやすいポイントなので、狭い場所にも気を配り掃除するようにしましょう。

ロボット掃除機を活用すると掃除が楽になるため、一人暮らしで猫を飼う人におすすめです。

近くの動物病院を調べておく

愛猫の体調に異変があったとき、すぐに受診できる動物病院を調べておきましょう。

動物病院は以下の3つを調べておくと安心です。

  • かかりつけの病院
  • 土日祝も診察可能な病院
  • 夜間に駆け込める病院

愛猫の体調が悪いと、飼い主さんも動揺しやすいです。

焦らないように動物病院までどのような手段で行くかなども、考えておくと良いでしょう。

一人暮らしで飼いやすい猫の特徴

猫にもそれぞれ個体差があるものの、猫種によってある程度の特徴はわかっています。

好奇心旺盛だったり、大人しかったり、猫によっても性格はさまざま。

見た目の可愛さだけで決めるのではなく、一人暮らしでも飼いやすい猫の特徴を理解して、あなたにぴったりな子を探しましょう。

大人しくマイペース

元気に走り回るような子よりも、大人しくてマイペースな猫は一人暮らしでも飼いやすいです。

猫によってもさまざまではありますが、一般的に男の子よりも女の子の方が大人しくてマイペースな傾向が高いといわれています。

マイペースな猫は自立心が高く、飼い主さんの留守中にも気ままに過ごしてくれるため、必要以上に寂しい思いをさせなくて良くなります。

そのため一人暮らしでは、大人しくてマイペースな猫をお迎えすると良いでしょう。

抜け毛が少ない

抜け毛が少ない猫はブラッシング頻度も少なくなるため、一人暮らしでも飼いやすくておすすめです。

猫の被毛には、シングルコートとダブルコートという2種類のタイプがあります。

シングルコートは暖かい地域が原産の猫種に多く、被毛の構造が1層で、抜け毛が少ないです。

ダブルコートは、寒冷地が原産の猫に多く、被毛の構造が2層になっていて防寒効果が高い一方で、抜け毛が多いです。

抜け毛が少ない猫は週1回のブラッシングで十分な場合も多く、お世話が楽になるメリットがあります。

鳴き声が小さい

一人暮らしの方は集合住宅に住んでいる、という人も多いのではないでしょうか。

そんなときに猫をお迎えすると、ご近所トラブルになることも。これを加味すると、鳴き声が小さい猫は一人暮らしでも飼いやすいと言えます。

おっとりした性格や長毛種、鼻ペチャ(短頭種)は鳴き声が小さい傾向にあります。

一人暮らしで猫をお迎えする場合は、鳴き声が小さい猫にすると安心です。

体が丈夫

治療費の負担だけでなくお世話の時間が長くなることもある一方で、体が丈夫な子だと割くべき時間は少なくなります。

混血種(雑種)はさまざまな血が入っている猫のことですが、純血種特有の遺伝疾病が受け継がれないため、丈夫な体だといわれています。

しかし純血種だからといって体が弱いわけではなく、混血種の猫より長生きする子も多いです。

どのような猫種であっても愛猫と少しでも長く一緒に暮らせるよう、定期検診を受け猫の健康を維持しましょう。

一人暮らしの人に向いているおすすめ猫種

前述の特徴を踏まえて、一人暮らしの人が飼いやすいおすすめの猫種をご紹介します。

純血種の猫は猫種の特徴や性格を受け継ぐので、どのような猫を飼ったら良いか迷っている一人暮らしの人にぴったりです。

それぞれ解説していきますので、気になる子を見つけてくださいね。

エキゾチックショートヘア

エキゾチックショートヘアは、鼻ペチャで「ぶさかわ」な外見をした猫です。

1966年に猫種として認められて以来、ユニークで愛嬌溢れる顔から人気が高まっています。

のんびり、おっとりとした甘えん坊の性格で、愛情深いため飼いやすい猫です。

運動量も多くないため、集合住宅などの賃貸で飼いやすく、一人暮らしの人におすすめな猫種ですよ。

人懐っこく温厚な性格

適応能力が高く懐きやすい

鳴くことは少ない

おとなしく運動量が少ない

 その他情報

原産地 アメリカ合衆国
猫種公認団体 CFA,FIFe,GCCF,TICA
大きさ 超小型
平均寿命 10歳~13歳
なりやすい病気 流涙症,短頭種気道症候群,多発性嚢胞腎,慢性腎臓病
参考価格 15万円~30万円前後
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 ダブルコート
毛色 ブルー,ブラウン,クリーム,レッド,ブラック,シルバー,トーティー,シール
毛の長さ 短毛

体高

男の子24cm~27cm
女の子24cm~27cm

体重

男の子3kg~7kg
女の子3kg~5kg

サイベリアン

サイベリアンはシベリア育ちの猫種で、飼い主さんに対して従順で犬のような性格だといわれています。

また落ち着いており、暴れるなどの問題行動が少なく飼育しやすい猫種のひとつです。

抱っこを嫌う子が多いものの、知性が高く「おすわり」などを覚えられるため、コミュニケーションが取りやすいでしょう。

サイベリアンは鳴き声が小さいため、一人暮らしで猫を飼う人に向いています。

愛情深く、飼い主に従順

好奇心旺盛で人によく懐く

あまり鳴かない

優れた運動能力を持つ

 その他情報

原産地 ロシア
猫種公認団体 CFA,FIFe,GCCF,TICA
大きさ 大型
平均寿命 14歳~15歳
なりやすい病気 ピルビン酸キナーゼ欠乏症,尿路結石症,猫風邪,肥大型心筋症,慢性腎臓病
参考価格 10万円~90万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 トリプルコート
毛色 ブラック,ブラウン,ホワイト,シルバー,ゴールド,クリーム,ブルー,レッド
毛の長さ 長毛

体高

男の子23cm~25cm
女の子23cm~25cm

体重

男の子7.5kg~12kg
女の子6.5kg~10kg

シャルトリュー

「微笑み猫」の愛称があるシャルトリューは、フランス生まれの猫種です。

甘えん坊で大人しい性格をしており知能が高いため、しつけやすいといわれています。

短毛ですが抜け毛の多いダブルコートなので、お手入れの頻度は高めです。

飼い主に懐きやすいため、一人暮らしで猫を飼う人におすすめですよ。

飼い主さんに忠実で従順

社交性は平均的で懐く

あまり鳴くことはない

活発で運動好き

 その他情報

原産地 フランス
猫種公認団体 CFA,FIFe,GCCF
大きさ 中型
平均寿命 12歳~15歳
なりやすい病気 多発性嚢胞腎,尿路結石症
参考価格 20万円前後
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 ブルー・グレー
毛の長さ 短毛

体高

男の子約45cm
女の子約35cm

体重

男の子4.3kg~6.5kg
女の子2.8kg~4kg

スコティッシュフォールド

イギリス育ちのスコティッシュフォールドは、日本でも人気の高い猫種です。

まるでおじさんが座っているかのような座り方(スコ座り)をすることで、猫好きさんの間で有名。

スコティッシュフォールドは耳の形が特徴的で、立耳・折れ耳の2種類があり、立耳は「スコティッシュストレート」と呼ばれています。

おっとりした性格で、鳴き声も小さいため、一人暮らしで猫のお迎えを考えている人におすすめな猫です。

温厚で気ままな性格

人には懐きやすい

あまり鳴かない

運動量は少ない

 その他情報

原産地 スコットランド
猫種公認団体 CFA,TICA
大きさ 中型
平均寿命 10歳~13歳
なりやすい病気 骨軟骨形成異常,外耳炎,肥大型心筋症,尿路結石症,多発性嚢胞腎
参考価格 6万円~45万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 ホワイト,レッド,ブルー,ブラック,ブラウンタビー
毛の長さ 短毛or長毛

体高

男の子20cm~27cm
女の子20cm~27cm

体重

男の子3kg~6kg
女の子3kg~6kg

ヒマラヤン

長毛でゴージャスな雰囲気を持つヒマラヤンは、「ヒマラヤウサギ」から名付けられた猫種です。

ヒマラヤンはおっとりした優しい性格で、自立心が高く留守番も得意。

社交的で人懐っこい一面もあり、飼い主さんが大好きで甘えることもあります。

またヒマラヤンはあまり鳴きません。鳴いたとしても、鳴き声が小さいため一人暮らしで猫のお迎えをしやすい猫です。

とても静かで大人しい

社交性は平均的で懐く

ほとんど鳴くことはない

とても大人しく、あまり動かない

 その他情報

原産地 アメリカ合衆国,イギリス
猫種公認団体 CFA,FIFe,GCCF,TICA
大きさ 中型
平均寿命 12歳~15歳
なりやすい病気 膀胱炎,尿路結石症,毛球症,多発性嚢胞腎,尿毒症,流涙症
参考価格 10万円~20万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 ブルー,ライラック,シール,チョコレート,フレーム,クリーム
毛の長さ 長毛

体高

男の子25cm~30cm
女の子25cm~30cm

体重

男の子4kg~6kg
女の子3kg~5kg

ブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘアはイギリス生まれの猫種で、「ブリショー」という愛称があり、丸顔でむちっとした体型をしています。

口元がふっくらして笑っているように見えることから、ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」に登場するチェシャ猫のモデルになった猫だと考えられています。

ブリティッシュショートヘアは大人しく温厚、気ままでマイペースな性格です。

構われすぎるのを嫌う猫らしい性格ですが、自立心が高いため一人暮らしで飼いやすい猫ですよ。

愛情深くて寛容な性格

飼い主には懐くことが多い

ほとんど鳴かない

運動能力はとても高い

 その他情報

原産地 イギリス
猫種公認団体 CFA,FIFe,GCCF,TICA
大きさ 中型
平均寿命 15歳~20歳
なりやすい病気 肥満,尿路結石症,肥大型心筋症,新生子溶血,糖尿病,皮膚病
参考価格 6万円~40万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 ダブルコート
毛色 ブルー,ブルータビー,ブルーソリッド,ブルーゴールデンシェーデッド,クリーム&ホワイト
毛の長さ 短毛

体高

男の子23cm~25cm
女の子23cm~25cm

体重

男の子4kg~7kg
女の子3kg~5kg

ペルシャ

「猫の王様」の愛称があるペルシャは、ゴールドの瞳にもふもふとした毛並みで気品があります。

性格はおっとりとして大人しく、人懐っこいもののわがままではありません。

クールに見えますが飼い主さんに懐きやすく、しつけやすい猫です。

運動量が少ないペルシャは、あまり部屋を走り回りません。

そのため、アパートやマンションに一人暮らししている人には非常に飼いやすい猫です。

とても大人しい性格

適度な距離感で懐く

鳴くことが少ない

運動神経がよくない

 その他情報

原産地 イラン
猫種公認団体 CFA,FIFe,GCCF,TICA
大きさ 中型
平均寿命 16歳~18歳
なりやすい病気 眼瞼内反症,流涙症,多発性嚢胞腎,潰瘍性口内炎,肥大型心筋症,過敏性皮膚炎,尿路結石症
参考価格 10万円~40万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 ソリッド,ヒマラヤン,タビー,パーティーカラー,シルバー&ゴールデン,スモーク&シェーデット,キャリコ&バイカラー
毛の長さ 長毛

体高

男の子25cm~30cm
女の子25cm~30cm

体重

男の子3kg~5.5kg
女の子3kg~5kg

マンチカン

マンチカンは小柄でかわいい子という意味を持つ英語「munchkin」から名付けられた猫種です。

短足でコロコロとした体型のマンチカンは、可愛らしく日本でも人気の高い猫。

意外にもジャンプ力は、ほかの猫にも引けを取りません。

人懐っこくて大人しい性格をしており、一人暮らしで初めて猫を飼う人におすすめの猫です。

穏やかで甘えん坊

好奇心旺盛で人懐こい

鳴き声は基本的に小さい

活発で運動能力が高い

 その他情報

原産地 アメリカ合衆国
猫種公認団体 TICA
大きさ 小型
平均寿命 11歳~12歳
なりやすい病気 椎間板ヘルニア,関節炎,毛球症,猫伝染性腹膜炎
参考価格 6万円~50万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 レッド,クリーム,ブラウン,ホワイト,ブルー,シルバー,ブラック,キャリコ
毛の長さ 短毛or長毛

体高

男の子16cm~20cm
女の子16cm~20cm

体重

男の子3kg~4.5kg
女の子2.5kg~3.5kg

メインクーン

メインクーンは、ジェントルジャイアント(優しい巨人)という愛称の大型猫です。

長毛でワイルドな見た目をしていますが、喉を鳴らしながら「ウルル」と可愛らしく鳴くため、メインクーンの鳴き声にメロメロになる飼い主さんも多いです。

メインクーンは愛情深い性格で、賢くて忠実。

「お手」などの簡単な芸を覚えられて、コミュニケーションが取りやすい猫なので、一人暮らしで猫をお迎えしたい人に向いている猫です。

温厚で従順な性格

適応力が高く人懐こい

あまり鳴かない

優れた運動能力を持つ

 その他情報

原産地 アメリカ合衆国
猫種公認団体 CFA,FIFe,GCCF,TICA
大きさ 大型
平均寿命 11歳~14歳
なりやすい病気 股関節形成不全,ピルビン酸キナーゼ欠乏症,尿路結石症,肥大型心筋症,慢性腎臓病
参考価格 10万円~30万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 シングルコート
毛色 ブラック,ホワイト,レッド,ブルー,シルバー,クリーム
毛の長さ 長毛

体高

男の子27cm~30cm
女の子27cm~30cm

体重

男の子6kg~8kg
女の子4kg~6kg

ラグドール

英語でぬいぐるみを意味するラグドールは、ふわふわとした毛並みとブルーの瞳が特徴的な猫種です。

落ち着いた性格でめったに怒らないラグドール。子猫のときは活発ですが、成猫になると徐々に落ち着いた性格になってきます。

マイペースでおっとりとしているため、激しい遊びには関心がありません。

ラグドールは飼い主さんに従順でしつけやすく、一人暮らしで初めて猫を飼う人におすすめです。

穏やかで従順な性格の持ち主

優しく人慣れしてくれる

無駄に鳴くことはない

運動神経はあまりよくない

 その他情報

原産地 アメリカ合衆国
猫種公認団体 CFA,FIFe,GCCF,TICA
大きさ 大型
平均寿命 14歳~16歳
なりやすい病気 肥大型心筋症,尿路結石症,熱中症,皮膚炎
参考価格 10万円~70万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 ダブルコート
毛色 クリーム,ブルー,レッド,チョコレート,シナモン,シール,フォーン,ライラック
毛の長さ 長毛

体高

男の子27cm~29cm
女の子27cm~29cm

体重

男の子4.5kg~9kg
女の子4kg~6kg

ロシアンブルー

ロシア生まれのロシアンブルーは優雅で気品があり、ロシアの貴族たちに愛された猫だといわれています。

「ボイスレスキャット」とも呼ばれ、鳴かないことで有名な猫種です。

犬のように飼い主に忠実で、心を開いた人のみ甘える可愛らしい性格をしています。

しかし、人見知りで飼い主さんを独占したい思いが強く、来客を好みません。

そのためロシアンブルーは、一人暮らしで家に友人を呼ばない人におすすめの猫です。

活発で甘えたがりな性格

飼い主に忠実で懐きやすい

ほとんど鳴かない

運動量は平均以上に多い

 その他情報

原産地 ロシア
猫種公認団体 CFA,FIFe,GCCF,TICA
大きさ 中型
平均寿命 10歳~13歳
なりやすい病気 尿路結石症,尿毒症,関節疾患,糖尿病
参考価格 10万円~35万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 ダブルコート
毛色 ブルー,ブルーポイント,ホワイト,ブラック
毛の長さ 短毛

体高

男の子25cm~27cm
女の子25cm~27cm

体重

男の子3kg~5kg
女の子3kg~5kg

この記事の執筆者

及川 朱璃

執筆者情報

及川 朱璃

WEBライター

夫&愛猫と暮らすWEBライター。
物心ついたときから動物が大好きです。
生きづらさを感じるときも、動物の愛情深く優しい姿から励みと力をもらっています。
数年前の引越しを機にペットを飼えることになり、愛猫(めいたん)と出会いました。
甘えん坊でツンデレキャットなめいたんに癒され、日々執筆活動に勤しんでいます。
皆さまの心に寄り添えるような、わかりやすいペット関連の記事をお届けします!

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&nademo(アンドナデモ)のコンセプトをもとに、飼い主さんとペットが安堵できる時間を演出します。

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